JPH0482111B2 - - Google Patents

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JPH0482111B2
JPH0482111B2 JP32649287A JP32649287A JPH0482111B2 JP H0482111 B2 JPH0482111 B2 JP H0482111B2 JP 32649287 A JP32649287 A JP 32649287A JP 32649287 A JP32649287 A JP 32649287A JP H0482111 B2 JPH0482111 B2 JP H0482111B2
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JP
Japan
Prior art keywords
paint
molded product
painting
thick film
coating
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP32649287A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01165425A (ja
Inventor
Yasuro Yamanaka
Akira Yamazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Publication date
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Granted legal-status Critical Current

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は塗料成形品による厚膜塗装方法にかか
り、さらに詳しくは特に鉄鋼構造物におけるジヨ
イント部(ボルト部、ナツト部)などの複雑な形
状部位に適用した場合、簡単な操作で適用できる
厚膜塗装方法に関するものである。
技術分野 従来、鉄鋼構造物の現地塗装工事の場合、吹付
工法または刷毛塗り工法により塗装回数を6回程
度にする必要があり、塗り重ねて厚膜を形成して
いた。この場合、ジヨイント部はボルトの形状が
複雑なことも原因となり均一な膜厚が得にくく、
また塗りこぼし、カスレなどが多発し、長期防食
効果が損なわれる傾向が見られ、また塗装回数が
多いこともあつて、塗料の飛散が公害問題として
取り上げられるに至つた。現状では極力塗料の飛
散度の少ない刷毛塗り工法が許可されているが、
これも塗料の飛散防止としては完全なものではな
く、例えば塗装中に刷毛に含ませた塗料が強風に
飛ばされたり、刷毛から流れ落ちて被塗面を汚染
するなどのトラブルが少なくない。
上記のような塗装によるトラブルを回避する試
みとしてプラスチツクキヤツプやアルミニウムキ
ヤツプなどをジヨイント部に装着することも行わ
れているが、装着物のためにボルト、ナツトの緩
みの判別も困難である。またプラスチツクキヤツ
プ装着の場合、キヤツプ内に充填されている防錆
油が何らかの理由で流出してしまい、その部位の
内部より発錆が起こり問題であるし、アルミニウ
ムキヤツプ装着の場合にはキヤツプ内の充填剤が
アルミと全く異質であるため付着不良を起こし易
く、またアルミニウムは腐食し易く発錆の原因と
なる他、プラスチツク材、アルミニウム材共に鉄
鋼材と違和感が大であるのでキヤツプを塗装する
必要があるが、何れの材質も一般に塗料との付着
性が悪いため、わざわざ専用塗料を使用し煩雑で
あつたり、配色を基材と同一にするための上塗塗
装が困難であつて、一般化するに至つていない。
発明が解決しようとする問題点 そこで従来避け得なかつた塗料の飛散を完全に
防止し、簡単な方法で均一な塗膜厚を確保し、且
つ塗装回数を削減し施工時間を短縮化することが
強く要望されており、かかる課題に応えることが
本発明の目的である。
問題点を解決するための手段 本発明に従えば上記目的が、塗料成形品内面に
塗料を適用し、該塗料を介して塗料成形品を被塗
物表面に圧着させることを特徴とする厚膜塗装方
法により達成せられる。また本発明において「塗
料成形品」とは「型枠に塗料を注入し、乾燥せし
めて得られる成形品」を意味する。
本発明による塗装方法は任意の被塗物表面に対
して適用可能であるが、特に形状複雑な部位、例
えばボルト・ナツトなどのジヨイント部やエツジ
部などに対し有用である。
以下、本発明の方法の効果が特段に期待される
ジヨイント部の厚膜塗装方法について本発明方法
を説明する。本発明方法においては先ず、ジヨイ
ント部に対しそれを十分な間隙をもつて包み込み
得る形状、寸法を有したキヤツプ状の塗料成形品
を作製しておき、これを対象とするジヨイント部
に被覆した場合に生じるジヨイント部と塗料成形
品の間隙を充填するに十分な量の塗料を塗料成形
品に注入する。この塗料は塗料成形品をジヨイン
ト部に接着する目的に使われる塗料(以下「塗料
B」と称する)であり、次いでジヨイント部に塗
料Bの注入された塗料成形品をかぶせ、圧着して
該ジヨイント部に接着せしめる。この場合、接着
部位周辺にはみ出した塗料Bは拭き取り、この状
態で放置して塗料Bを乾燥せしめることにより塗
装は完結する。すなわちこのようにして塗装した
場合、対象としたジヨイント部には結果としては
通常の塗装と同様、塗料Bを下塗りとし、塗料成
形品を上塗りとした2層一体化塗面が形成せられ
る。
塗料成形品を作るための型枠は、上記のとおり
ボルト部を十分な間隙をもつて包み込み得る形
状、寸法を有したキヤツプ状に作製すればよく、
材質は例えば成形品を作る塗料と密着性を有しな
いプラスチツクであつてよい。かかる型枠は通常
は外枠と内枠とからなり、両者を組み合わせてセ
ツトし、その間隙に塗料成形品を作るための塗料
を注入して成形する。
このような型枠を用いて作製する塗料成形品の
肉厚(塗膜厚)は自由に選択されるが、あまりに
薄いと強度的に問題を生じるし、また必要以上に
厚くすると構造物への荷重、経済性、作業性など
の面で問題を生じる。例えば超厚膜型重防食塗料
の場合、平均2〜3mm程度に設定すれば好適であ
る。また、これをボルト部にかぶせた場合のボル
ト部と塗料成形品との間隙巾も自由に選択される
が、超厚膜型重防食塗料の場合、平均2〜3mm程
度に設定すれば好適である。また塗料成形品の形
状は必ずしもボルト部の形状に類似させる必要は
なく、成形し易さ、汎用性などを考え、例えば中
空円筒状などであつてもよい。
塗料成形品を作るための塗料(以下「塗料A」
と称する)は特にその塗料種に制限はないが、長
期防食用塗料、特に超厚膜型で、無溶剤もしくは
少量の溶剤で適用できるもの、例えばエポキシ樹
脂系のものが好適である。典型的一例を挙げれば
塗料Aとしてハイポン90モイスタツク(超厚膜型
エポキシ塗料、日本ペイント社製)を使用し、エ
ポキシシンナー(芳香族系を主とした溶剤)3〜
5重量%を添加して粘度調整(180〜270ポイズ)
したものをシリコンゴム製のボルト部用型枠(成
形品の肉厚が3mmとなるよう調整)に注入し20時
間乾燥した場合、塗料は乾燥固化した状態で成形
されており、このようにして成形されたものを型
枠より取り出し、塗料成形品が得られた。なお、
このような塗料成形品は工場生産が可能であり、
従来現場塗装工法では困難であつた品質管理が可
能となる。
このようにして得られた塗料成形品に注入する
塗料Bは、塗料Aと密着し、且つ素地またはプラ
イマー塗膜などに十分密着するものであればよ
く、塗料Aの種類に応じて種々のものが選択可能
であるが、好ましくは通常の塗装工法で用いられ
る塗装系での上塗り塗料、中塗り塗料などを塗料
Aとし、下塗り塗料を塗料Bとしたり、または塗
料A,B共に同一塗料乃至は同一系列の塗料とす
る。注入時、塗料Bがあまり高粘度で間隙の充填
が困難であれば、5重量%程度までの溶剤の使用
により適切な粘度に調整すればよい。逆にあまり
低粘度であると、対象ボルト部と塗料成形品との
間隙を充填できず周辺に流出してしまうので使用
できない。従つて間隙を十分充填し、余分の量が
若千周辺にはみ出る程度の使用量で、且つその状
態を実現できる適切な粘度に調整することが望ま
しく、実用上粘度は300〜400ポイズの範囲が好適
である。
なお、塗料Aおよび塗料Bには通常塗料に用い
られている充填剤、顔料、補強剤、添加剤などを
必要に応じ添加することができる。
また本発明による方法で塗装後の塗料成形品の
上に必要に応じさらに上塗り塗料を塗装したり、
またはプラスチツク製の枠を嵌め込んで多層化す
ることもできるし、また事前に塗料成形品を多層
化しておくこともできる。
本発明による方法を適用した場合、膜厚が従来
に比し格段に大であるため被塗面の下地処理は2
種ケレン(電動工具、手工具などの使用)程度で
十分であり、下地処理面、または必要によりプラ
イマーを塗布した面に適用する。このように簡単
な素地調整のみで十分な長期防食効果が得られる
のも利点の一つである。
本発明によれば、塗料成形品に塗料Bを注入
し、ボルト部にかぶせるだけの工法であるため、
従来の塗装機具(刷毛、スプレー塗装機など)を
全く使用せず、このため塗料の飛散などのトラブ
ルが全く発生しないし、作業者の衣服、皮膚など
を汚すこともなく、塗料溶剤の使用量も極めて少
ないので作業者の衛生管理面からも好適である。
さらに塗料成形品は工場生産により同一品質、同
一膜厚のものが使用され、従来発生していた塗り
こぼし、カスレ、塗りむらなどは全く起こらず均
一な超厚膜塗装が可能であると共に、従来6回前
後繰り返していた塗装工程が、本発明による方法
では1回のかぶせ、押し込み塗装(ハンド・プツ
シユ塗装)で完了するので、塗装回数の削減と施
工工数の短縮効果が極めて大である。
上記の通り、本発明方法によれば通常2〜3mm
程度の厚さの塗料成形品と乾燥膜厚2〜3mm程度
の塗料Bとの2層により4mm以上の塗膜が簡単に
形成されるので、超厚膜型重防食塗料使用の場
合、従来5年程度のメンテナンス・フリー・レベ
ルを飛躍的に向上させることが可能である。
このように本発明方法は被塗面の複雑形状部に
ついての従来の塗装工法の問題点を解消し、且つ
従来簡単に得られなかつた超厚膜が容易に得られ
るために鉄鋼構造物の超厚膜型防食塗装の面で極
めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は本発明の方法により鉄鋼構造物の
ボルト部位を塗装する場合のボルト部位、塗料成
形品および塗料成形品に注入した塗料Bの断面図
を例示し、第1図は塗装開始前の状態、第2図は
塗装直後の状態の断面図を示す。尚、図中1は鉄
鋼構造物基体、2はボルト部位、aは塗料成形
品、bは塗料B、cは塗装部位周辺にはみ出した
塗料Bを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塗料成形品内面に塗料を適用し、該塗料を介
    して塗料成形品を被塗物表面に圧着させることを
    特徴とする厚膜塗装方法。 2 塗料および塗料成形品を作るための塗料が共
    に超厚膜型エポキシ系塗料である特許請求の範囲
    第1項記載の塗装方法。 3 被塗物表面が鉄鋼構造物のジヨイント部であ
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載の塗装
    方法。
JP32649287A 1987-12-22 1987-12-22 塗料成形品による厚膜塗装方法 Granted JPH01165425A (ja)

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JP32649287A JPH01165425A (ja) 1987-12-22 1987-12-22 塗料成形品による厚膜塗装方法

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JPH01165425A JPH01165425A (ja) 1989-06-29
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JP5085800B1 (ja) * 2012-04-03 2012-11-28 株式会社Ihi ボルトナットキャップ
CN113323955A (zh) * 2021-04-30 2021-08-31 扬州华强不锈钢有限公司 一种新型防锈螺栓及其加工工艺

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