JPS5824187B2 - 静電粉体塗装方法 - Google Patents

静電粉体塗装方法

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JPS5824187B2
JPS5824187B2 JP6908478A JP6908478A JPS5824187B2 JP S5824187 B2 JPS5824187 B2 JP S5824187B2 JP 6908478 A JP6908478 A JP 6908478A JP 6908478 A JP6908478 A JP 6908478A JP S5824187 B2 JPS5824187 B2 JP S5824187B2
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JP
Japan
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paint
powder coating
coating
panel
powder
Prior art date
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JP6908478A
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English (en)
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JPS54160448A (en
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磯谷日出男
鈴木忠
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車4体の静電粉体塗装方法に関する。
中塗工程、内板塗装工程に粉体塗料を用い1こ自動車4
体の従来の塗装工程は、第1図に示すように、鋼板素地
に下塗として電着塗装を施し、これを焼付硬化させた後
、静電粉体塗装ブース内にてまず車体の外板塗装部位(
以下単に外板と称す:全体に通常グレー色の中塗粉体塗
料を、次いでエンジンルーム内、トランクルーム内等の
内板塗装部位(以下単に内板と称す)に外板用上塗塗料
と近似色に着色し1こ内板粉体塗料を、未硬化ドライ/
ドライの状態で、塗装し、そしてこれら中塗及び内板粉
体塗料を同時に焼付硬化させ、しかる後。
得られた中塗粉体塗膜を水研後、外板に通常の溶液型の
上塗々料を塗装し、焼付硬化させて塗装を完了する。
従来より、粉体塗料を用いない自動車車体塗装に於いて
上塗々料には耐候性、耐光性、美観等の面で高品質、高
性能が要求されるので塗料が極めて高価となり、このよ
うな塗料を内板へ使用することはコスト面でも不利とな
る。
内板部位は耐候性、耐光性等がさほど要求されないため
、外板と同じ塗料を塗装せず、一般には外板塗料より安
価な塗料が使用されている。
即ちこの内板塗料の塗料ベースとしては前記中塗々料の
それと同一ま1こは近似し1こものが使用されている。
一方、内板塗料の色は趣味的にも外板塗装と同じ色が好
ましいという理由で、従来より外板塗料と同色ないしは
近似し1こ色が使用されている。
本発明は以上の様な自動車4体塗装方法において、中塗
及び内板塗料に粉体塗料を用いた時に生ずる問題を解決
し1こ塗装方法を開示、提供するものである。
即ち、中塗及び内板塗料に粉体塗料を用いた場合、以下
に説明するような外観上の問題が内板と外板の境界部付
近で従来生じている。
この問題を説明する1こめに前記工程で得られる塗膜の
内板と外板の境界付近の綜合塗膜断面図を第2図ないし
第4図に示す。
第2図において1は鋼板素地、2は下塗々膜を示す。
塗装は下塗々膜2を全面焼付け1こ後、外板Bに中塗粉
体塗膜3を形成させるが、図にみられるように外板と内
板の境界部において中塗粉体塗料が内板A側に喰込んで
塗膜が形成される。
次に内板に内板粉体塗膜4を形成させるが、同様に境界
部において外板B側に喰込んで塗膜が形成される1こめ
、境界部において中塗々料と内板塗料が塗重ねられる。
そして中塗及び内板塗膜を同時に焼付硬化させるのであ
るが、この場合中塗及び内板塗膜が第2図に示す状態の
ま5で焼付硬化されれば問題は生じない。
その意味で第2図は理想的な塗膜状態を示す。
し力)し実際に(」、焼付前には第3図に示すように中
塗粉体塗料3′の上に内板粉体塗料4′がドライ/ドラ
イの状態で重なって二層に分れている塗膜を焼付けると
、第4図に示すように塗重ねられた部位において両塗料
の相溶ないし、下層の中塗々膜3が一部上層へ浮上り、
上層の内板塗膜4と大乱れる「ブリード現象」が起り、
外観的には霜降り状態、あるいは極端な場合には中塗粉
体塗料が殆んど全面的に浮上ってグレー色−色となる。
このブリード現象は対策が極めて困難で由々しい問題と
なっている。
更に前記焼付硬化させ1こ中塗粉体塗膜上に通常の溶液
型上塗々料を塗装し1こ場合、第2図に示すように内板
と外板の境界部において上塗々膜5が内板A側に一部連
続塗膜として、そして大部分オーバースプレーミストと
して喰込んで形成される。
前記の如く内板粉体塗料としては外板上塗塗料と同色な
いし近似した色のものが使用されるが、し力1し外板塗
料がメタリック色の場合でも内板塗料はソリッド色が普
通であり、従って上記上塗々料の喰込みにより、境界部
付近の内板塗装面に境界線及び斑が目立ち、これまだ外
観品質上問題となっている。
本発明によれば上記従来法における問題が解消され、更
に後記のような種々の利点をも生ずる。
本発明は外板色と同一色または近似色からなる粉体塗料
と中塗粉体塗料を混合してなる混合粉体塗料を内板に塗
装することを特徴とする自動車4体の静電粉体塗装方法
である。
本発明によれば内板塗装面は極めて均一な霜降り模様を
呈し、中塗粉体塗膜と内板粉体塗膜を同時に焼付硬化さ
せた場合、たとえブリード現象が発生しても内板と外板
の境界部が外観的に目立つことは防止される。
更に本発明によれば、内板と外板の境界部において上塗
々膜が内板側に連続塗膜及びオーバースプレーミストと
して喰込んでも、内板塗装面に境界線及び斑が目立つこ
とも防止される。
次に本発明を実施例により説明する。
塗装を施すべき素地として、2.00X300X0.8
mmの冷間圧延鋼板(JIS G−3141。
5PCC)を脱脂、リン酸亜鉛皮膜処理し、80℃で1
0分間水切り乾燥し1こものを使用し、これにポリブタ
ジェン樹脂系電層塗料を焼付硬化後の膜厚として15μ
の厚さに電層塗装し、160℃で30分間焼付硬化させ
1こ。
このように調製され1こパネルの全面に、下記中塗粉体
塗料(1)を、後記塗装条件(イ)で焼付硬化後の膜厚
として(以後同様)50±10μの厚さに塗装し、次に
下記比較用内板粉体塗料(2)、または本発明による内
板粉体塗料(3)を、パネルの長手方向の一端から約2
/3の面積に、前記と同じ塗装条件イ)で40±5μの
厚さに塗重ね1こ後、後記粉体塗料焼付条件(ロ)で焼
付硬化を行った。
塗装面全体を白ガソリンを浸ませた清浄なガーゼで佛拭
し、次に下記上塗々料(4)を、パネルの長手方向の前
記と反対側の端から約1/2の面積に通常のエアスプレ
ー塗装条件で30μの厚さに塗装し、後記上塗々料焼付
条件(/→で焼付硬化を行つ1こ。
(1)中塗粉体塗料 エポキシ樹脂A(1番タイプ) 15.0部エポ
キシ樹脂B(4番タイプ) 46.0部顔料A(
チタン白) 30.0部顔料B(カー
ボンブラック) 03部フロー剤
5.2部硬化剤(アミン系)
35部(2)比較用内板粉体塗料(ブルー系
着色粉体塗料)樹脂、硬化剤及びフロー剤は上記粉体塗
料(1)と同じものを同じ量比で使用し、下記の顔料と
全体が100部となるように混合し、粉体塗料化した。
顔料A(チタン白) 6.05部顔料
B(カーボンブラック) 0.06部顔料C(
シアニンブルーA系) 1.42部顔料D(無機
イエローA系) 004部顔料E(無機レッドA
系) 0.20部顔料F(バイオレットA系
) 0.02部(3)本発明による内板粉体塗
料 粉体塗料(1) 0.5 kg及び粉体塗料(2) 2
kgを流動床装置中で約5分間流動床状態にて混合調
製しfこ0 (4)上塗々料 通常の自動車々体外板用アクリル系溶剤型塗料で、ブル
ーメタリック色に調色され1こ一液型塗料。
(イ)粉体塗料塗装条件 静電粉体塗装々置: GEMA社710型静電粉体塗装
機 塗料吐出量:151’/分 塗装電圧:、970kV スプレーガンと被塗物間の距離:約25crfLスプレ
ーガン運行速度:約50crn/秒パターン幅:約25
crrL 塗重ね幅:1/3ランプ 塗装回数:往復3回 ブース内温度及び湿度二21°C173%RH(ロ)粉
体塗料焼付条件 熱風対流式電気乾燥炉中170℃にて30分間。
(/→ 上塗々料焼付条件 熱風対流式電気乾燥炉中1゛40℃にて30分間。
内板粉体塗料(3)を塗装し1こ本発明によるパネル(
パネル■と称す)の綜合塗膜断面を第5図に示す。
第5図において1ないし5.A及びBは第1図のそれら
と同じ意味を表わす。
内板塗膜4中において4aは中塗々料(1)の粒子、4
bは内板塗料(2)の粒子を表わし、それらが各々溶融
隣接して内板塗膜4を形成している。
ま7x5aは上塗々料看色顔料粒子、5bはメタリック
顔料(アルミニウム粉末)粒子を示す。
パネル■において、パネルの約1/2の面積を占める内
板粉体塗料(3)の塗装面の外観は、ブルー色4bとグ
レー色4aの極めて均一な霜降り模様となり、少し離れ
た位置から見るとそれ自体あた71)もブルーメタリッ
ク塗膜面の如く見える。
一部内板塗膜上に塗型なっている上塗ブルーメタリック
塗膜5との境界線及びオーバースプレーミストによる斑
は一見無いように見え、よく注意しないと判別し難い良
好な状態であつ1こ。
塗膜断面をみると従来法と同様ブリード現象が生じてい
るが、塗膜面の外観的に(1全く目立たず、品質的に全
く問題ない。
一方内板粉体塗料(2)を塗装した比較用パネル■(図
示せず)においては、内板粉体塗料2)を塗装し1こ而
の外観は、全体的にははシブルー色を呈しているもの5
、ところどころ中塗々料がブリードしており、グレー色
が点々と散在する不均一な霜降り塗膜面となつfコ。
更に上塗々膜面との境界線及び斑は極めて明瞭に判別し
得る状態となっ1こ。
以上の如く本発明によれば、従来その対策が極めて困難
で由々しい問題であつ1こブリード現象が発生しても、
外観的に全く問題とならなくなり、ま1こ内板塗膜と外
板塗膜特にメタリック色塗膜の境界線や斑が目立ち難く
なり、外観品質的に好結果をもたらし、製品価値を向上
できる他、更に次のような利益が得られる。
即ちグレー色の中塗粉体塗料に比べ、高価な有色顔料を
使用する内板粉体塗料は当然高価となり、また内板塗料
は色数が多く、多種少量生産となるので、その魚の)ら
も高価となるが、本発明によれば安価な中塗々料を混合
することにより、内板用粉体塗料を相対的に安価にする
ことができる。
更に従来のソリッド色の内板塗料ではその隠蔽膜厚即ち
下地を隠蔽し得る塗膜厚さの点から、「スケ」即ち下地
塗装の色がスケで見える現象が目立ち易かったが、本発
明による塗料及び方法によれば、この点も目立ち難くな
る。
更にこの効果から、内板塗料の塗装膜厚を従来より薄く
でき、塗料使用量の削減によるコストダウンも可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車4体の一般的塗装工程を示すフローシー
ト、第2図は第1図の工程により得られる塗膜の内板と
外板の境界部付近の理想的綜合塗膜断面図、第3図及び
第4図は中塗粉体塗膜と内板粉体塗膜を同時に焼付硬化
させる際に起るブリード現象を示す、焼付前(第3図)
及び焼付後(第4図)の前記境界部付近の塗膜断面図で
ある。 第5図は本発明の実施例により得られる塗膜の、内板と
外板の境界部付近の綜合塗膜断面図である。 1・・・・・・鋼板素地、2・・・・・・下塗々膜、3
・・・・・・中塗塗膜、4・・・・・・内板塗膜、5・
・・・・・上塗々膜。 (4)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外板色と同一色または近似色力)らなる粉体塗料と
    中塗粉体塗料を混合してなる混合粉体塗料を内板塗装部
    位に塗装することを特徴とする自動車車体の静電粉体塗
    装方法。
JP6908478A 1978-06-08 1978-06-08 静電粉体塗装方法 Expired JPS5824187B2 (ja)

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