JPH09290213A - 金属材表面被膜構造とその形成方法 - Google Patents

金属材表面被膜構造とその形成方法

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JPH09290213A
JPH09290213A JP10655696A JP10655696A JPH09290213A JP H09290213 A JPH09290213 A JP H09290213A JP 10655696 A JP10655696 A JP 10655696A JP 10655696 A JP10655696 A JP 10655696A JP H09290213 A JPH09290213 A JP H09290213A
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coating
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JP10655696A
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Takuaki Saitou
卓章 斎藤
Toru Fujie
徹 藤江
Kishiro Abe
喜四郎 阿部
Kenji Tsuchida
健次 土田
Shinichiro Azuma
新一郎 我妻
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NITSUTOUSHIYA KK
Topy Industries Ltd
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NITSUTOUSHIYA KK
Topy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光輝面を形成する金属材表面被膜構造とその
形成方法の提供。 【解決手段】 金属材1の素地の上に、所定の色をもつ
下地層、金属または金属化合物の層4、トップコート層
5の順で被膜を積層形成した金属材表面被膜構造とその
形成方法。ただし、下地層は、黒系のベースコートを塗
布した後クリアー粉体塗装を施すか、黒系の粉体塗装を
施すか、粉体塗装を施した後黒系のベースコートを塗装
するか、の何れかの方法で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属材表面の被膜
構造と、被膜形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミホイールなどの金属材表面の被膜
構造の形成方法としては、従来、特開平4−13123
2号公報が知られている。そこでは、金属材表面をショ
ットブラスト加工した後、その面にクリアー樹脂を粉体
塗装して下地処理を施し、中間層としてクリアーのアン
ダーコートを施した後に、クロムのスパッタリングを
し、さらにクリアーのトップコートを施して、光輝面に
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来方法に
は、つぎの問題がある。 スパッタリング層が0.1μm弱と薄いため、下地
のアルミの色がスパッタリング層を透過し、一般的に好
まれる黒っぽいクロム色が消え、黄色味のある白っぽい
色となってしまう。 クロムをスパッタリング(または蒸着)すると、ク
ロムは延性が低く、アルミ素地やスパッタリング下地の
塗膜との延性との比較で差がありすぎ、主に熱サイクル
(高温、低温の繰返し)によりクロム層にクラックなど
の欠陥が発生する。 アルミと異なる金属(クロム)を用いるので、アル
ミのリサイクルをすることが困難である。 光輝性を出すのにクロムを用いているので、コスト
が高くなる。 本発明の目的は、光輝性、高級感を従来クロムめっきタ
イプと同等かそれ以上に維持しつつ、熱的耐久性、リサ
イクル性、コスト低減を向上させることができる、金属
材表面被膜構造とその形成方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) 金属材の素地に、所定の色をもつかまたはクリ
アーの樹脂塗装層と所定の色をもつベースコートとの何
れか少なくとも一つを含む下地層、金属または金属化合
物の層、樹脂のトップコート層を、順に形成した金属材
表面被膜構造。 (2) 前記金属材がアルミニウム合金ホイールである
(1)記載の金属材表面被膜構造。 (3) 前記金属または金属化合物の層が、アルミニウ
ムの乾式めっき層から構成されている(1)または
(2)記載の金属材表面被膜構造。 (4) 前記下地層が、前記金属材の素地に塗布した前
記所定の色をもつベースコートと、該ベースコートの上
に施されたクリアー樹脂の粉体塗装層と、からなる
(1)記載の金属材表面被膜構造。 (5) 前記下地層が、前記金属材の素地に施された前
記所定の色をもつ樹脂の粉体塗装層からなる(1)記載
の金属材表面被膜構造。 (6) 前記下地層が、前記金属材の素地の上に施され
た樹脂の粉体塗装層と、該粉体塗装層の上に塗布した前
記所定の色をもつベースコートと、からなる(1)記載
の金属材表面被膜構造。 (7) 前記所定の色が黒系統の色である(1)記載の
金属材表面被膜構造。 (8) 金属材の素地の上に、所定の色をもつかまたは
クリアーの樹脂塗装層と所定の色をもつベースコートと
の何れか少なくとも一つを含む下地層を形成する工程
と、前記下地層の上に金属または金属化合物の層を乾式
めっきにより形成する工程と、前記金属または金属化合
物の層の上に樹脂塗料を塗装して樹脂のトップコート層
を形成する工程と、からなる金属材表面被膜構造の形成
方法。
【0005】上記(1)〜(7)の金属材表面被膜構造
および(8)の被膜構造の形成方法では、下地層の所定
の色が金属または金属化合物の層(薄い層)を透過して
くるので、金属材の素地の色(たとえば、アルミの白っ
ぽい色)が消え、一般的に好まれる所定の色(たとえ
ば、黒系統の色)を前面に映えさせることができ、光
沢、深みのある高級感を出すことができる。また、金属
または金属化合物の層に延性に優れた材料(たとえば、
アルミまたはアルミ合金)を用いることにより、金属材
の素地や下地層との相性を良くすることができ、従来の
純クロムのスパッタリング層に生じていたような、金属
または金属化合物の層のクラックの発生がなくなり、熱
的耐久性が著しく向上される。また、金属または金属化
合物の層の材料に金属材の素地の材料と同じか同種の材
料を用いることにより、金属材素地のリサイクル性を向
上させることができる。また、金属または金属化合物の
層の材料に、従来のような純クロムを用いないで、より
低価格の材料を用いることにより、コスト低減をはかる
ことが可能となる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の金属材表面被膜構造は、
たとえば図1に示すように、金属材1の素地に、所定の
色をもつかまたはクリアー(透明)の樹脂の粉体塗装層
3と所定の色をもつベースコート2との何れか少なくと
も一つを含む下地層、金属または金属化合物の層4(た
とえば、金属の乾式めっき層)、樹脂のトップコート層
5を、順に形成した構造からなる。金属材素地は、純金
属または金属化合物の素地であればよく、たとえばアル
ミニウム合金、マグネシウム合金、鉄などからなる。金
属材1は金属(純金属または金属化合物)からなる任意
の部材であり、たとえばアルミニウム合金ホイールから
なる。
【0007】下地層の形成は、つぎの3つの方法(第1
の方法、第2の方法、第3の方法)の何れかによる。第
1の方法は、図1に示すように、金属材(たとえば、ア
ルミ合金ホイール)1の素地に、所定の色(たとえば、
黒系統の色)のベースコート2を施した後、素材をより
平滑にするためのクリアー塗装3を施す方法からなる。
この場合、ベースコート2の塗布は、(電着塗装以外
の)任意の方法でよく(電着塗装による場合は特願平8
−76337号にて出願済)、たとえば、溶剤吹きつ
け、浸漬、水系塗料塗布などによることができる。第2
の方法は、図2に示すように、金属材(たとえば、アル
ミ合金ホイール)1の素地に、所定の色(たとえば、黒
系統の色)の塗料を粉体塗装(粉体塗装層を3で示す)
する方法からなる。第3の方法は、図3に示すように、
金属材(たとえば、アルミ合金ホイール)1の素地に、
素地表面を平滑にするための粉体塗装(塗料の色は任
意、クリアーでもよい、粉体塗装層を3で示す)を施
し、その上に所定の色(たとえば、黒系統の色)のベー
スコート2を施す方法からなる。この場合、ベースコー
トの塗布は、任意の方法でよく、たとえば、溶剤吹きつ
け、浸漬、水系塗料塗布などによることができる。第1
〜第3の方法において、下地層は所定の色に着色されて
おり、被膜構造の外観をクロムに似た色とするには黒系
統の色に着色される。着色は黒系統に限るものではな
く、被膜構造の外観を下地の色が映えた色とすることが
でき、たとえば被膜構造の外観を青みがかった色とする
には、下地層の着色を青色とする。
【0008】粉体塗装層3は、粉体塗装により形成され
た樹脂層であればよく、たとえばエポキシ系、アクリル
系、ポリエステル系の粉体塗料の塗装層からなる。塗料
粒の大きさは3〜6μmであり、層3の厚さは60〜1
50μmが望ましい。この値の範囲は、素地の耐蝕性を
保証するための値である。粉体塗装層3は塗料粒が大き
く大きな凹凸を速く埋めることができる。粉体塗装層3
を用いるのは、必要厚さの耐蝕層を速く安く形成するた
めである。
【0009】金属または金属化合物の層4は、たとえ
ば、アルミニウムの乾式めっき層から構成されている。
金属のめっき層4は、これら以外の金属から構成されて
いてもよいが、従来の純クロムはコストが高いので含ま
ないものとする。金属または金属化合物の層4がアルミ
ニウムの場合は、下地層2、3からの黒色が若干透過し
てクロムめっきの色に近づきかつ深みのある色を呈す
る。アルミを用いることによりクロムの場合よりもコス
トダウンをはかることができる。ただし、下地の色を適
量透過させるために、金属または金属化合物の層4の厚
さは0・04〜1.1μmにする。1.1μmを越える
と、下地の色が透過しにくくなり、下地の色の映えが悪
くなり、また0・04μmより小だと層4の形成が難し
くなる。乾式めっきは、スパッタリング、イオンプレー
ティング、蒸着のいずれによってもよい。金属または金
属化合物の層4と下地層との固着性、密着性を良くする
ために、金属めっき層4の形成前に、下地層の上にプラ
イマー6(下塗りのことで、たとえばエポキシ系のメタ
リックプライマーを用いる)を5〜10μm程度塗布し
ておいてもよい。
【0010】樹脂のトップコート層5は、クリアー塗装
層(下地と金属層による高級感のある色を阻害しないた
めにクリアーとする)であり、アクリル系、ウレタン
系、またはエポキシ系の樹脂塗料をエアー吹きつけ塗装
(静電塗装でもよい)することにより、形成する。樹脂
のトップコート層5は、金属または金属化合物の層4を
保護できる厚さであればよく、たとえば10〜40μm
程度の厚さに形成される。この領域にする理由は、40
μm程度より厚くしても保護機能は増さないし形成に時
間がかかるだけであり、10程度より薄いと保護機能が
十分でなくなるからである。トップコート層5と金属ま
たは金属化合物の層4との固着性、密着性を良くするた
めに、トップコート層5の形成前に、金属または金属化
合物の層4の上にプライマー7(たとえば、エポキシ系
のメタリックプライマー)を5〜10μm程度塗布して
おいてもよい。
【0011】本発明の金属材表面被膜構造の形成方法
は、金属材1の素地の上に、所定の色(たとえば、黒系
統の色)をもつかまたはクリアーの樹脂の粉体塗装層3
と所定の色(たとえば、黒系統の色)をもつベースコー
ト2との何れか少なくとも一つを含む下地層を形成する
工程と、下地層の上に金属または金属化合物の層4を乾
式めっきにより形成する工程と、金属または金属化合物
の層4の上に樹脂塗料を塗装して(クリアー)樹脂のト
ップコート層5を形成する工程と、からなる。
【0012】下地層の形成工程では、前述の第1の方
法、第2の方法、第3の方法の何れかの方法により、下
地を形成する。以下では、たとえば第1の方法による場
合を例にとって説明する。金属材1の素地を脱脂、水洗
し、ついで金属材1の素地を黒系統の色の塗料液中に浸
漬しベースコート2を塗布する。塗膜厚さは10〜30
μmとする。塗装後、炉内にて200〜210°Cで、
約10〜25分、焼付け、乾燥する。
【0013】ついで、層3を粉体塗装により形成する。
この工程では、接地した被塗物(層2が形成された金属
材1)とガンの電極との間に直流高電圧(30〜90k
V)を印加し、一方、アクリル、ポリエステル、エポキ
シ系のクリアー粉体塗料(粒径が約3〜6μmで、20
0°C程度に予熱しておく)を空気力によってガンから
噴射する。空気中に分散した粉体粒子はガンの電極で起
こるコロナ放電によって発生するイオン化空気と衝突し
て荷電し、ガンと被塗物間の静電場の作用と空気流によ
って被塗物に向かい、静電気力で被塗物表面に吸着す
る。粉体塗装は厚塗りに適し、比較的大きな凹凸を埋
め、表面を金属膜形成に適した表面にする。層3の厚さ
を60〜150μmに形成する。塗装後、炉内にて、約
170°Cで、約20〜30分、焼付け、乾燥する。
【0014】金属または金属化合物の層4の、たとえば
乾式めっきによる、形成工程では、アルミニウムを、ス
パッタリング(金属、プラスチックなどの表面に、真空
中で、金属の薄い層を付着させる操作で公知の操作)、
イオンプレーティング、蒸着のうちの何れかの方法によ
り、金属材1の上に形成した下地層(たとえば、層3)
の上に、厚さ0.04〜1.1μm、形成する。たとえ
ば、アルミニウムを厚さ0.1μm形成する。その場
合、下地が黒系統の色に着色されている場合には、下地
の黒系統の色を若干透過して深みのある(アルミだけの
軽い色合と異なる)、高級感のある、クロムに似た色
を、安価に、出すことができる。
【0015】トップコート層5の形成工程では、ブース
内にて、アクリル系、ウレタン系、またはエポキシ系の
クリアー粉体塗料を、予熱した被塗物に、粉体吹きつけ
ガンを用いて吹きつけ、溶融、付着させる(いわゆる、
吹きつけ法)。吹きつけ法は、粉体静電塗装に代えても
よい。トップコート層5は厚さ20〜40μmに形成す
る。かくして形成されたトップコート層5は金属または
金属化合物の層4の保護層として機能する。
【0016】
【実施例】金属材1として自動車用アルミホイールを選
択してその表面に被膜構造をつぎのように形成した。ま
ず、アルミホイールの表面を脱脂、水洗した。ついで、
アルミホイールを黒系統の色の塗料液に浸漬し引き上げ
て、アルミホイールの表面に厚さ約20μmの黒系統の
色のベースコート2を形成した。ついで、この層2を温
度200〜210°C×18分、焼付け、乾燥した。つ
ぎに、アクリル粉体塗料(4〜5μm、クリアー)を、
40〜60kVの電圧条件で、層2の上に、厚さ約10
0μm、静電粉体塗装し、温度170°C×25分、焼
付け、乾燥し、粉体塗装層3を形成した。ついで、アル
ミを、スパッタリングして、層3の上に金属膜4を、厚
さ0.1μm、形成した。つぎに、下地に5〜10μm
のメタルプライマーを塗布したのち、クリアー粉体塗料
(商品名:ニッペスパーラック5000BF)をエアー
吹きつけ、厚さ約25μmのトップコート層5を形成し
た。ついで、140°C×25分、焼付け、乾燥した。
【0017】なお、被膜構造は図4に示すように、ホイ
ール前面6のみならず、リムのドロップ部の内面7全長
まで、形成した(従来は、ホイール前面のみ)。かくし
て製造されたアルミホイールは、下地の黒色を映えた、
深みのある色合いを有していた。また、下地の色に黒色
系統を選定することにより、めっき自体の黄色味のある
色が黒系統の色によって目立たなくなり、まさに鏡面色
となる。また、塗装範囲をホイール前面だけでなくリム
のドロップ部の内面全長まで拡大したので、ホイール前
面部は透過する色調効果を引出し、リムのドロップ部の
内面7はその色がホイール前面部6の鏡面に反映して大
きな効果を出す。また、温度39°C24時間、−18
°C20時間、室温4時間の熱耐久試験を10サイクル
行ったが、被膜構造に剥がれやひび割れが認められず、
良好な耐久性があることが判明した。また、pH2の酸
性液に1分浸漬し、その後pH7の蒸留水に1分浸漬す
ることを、2000回繰り返す耐蝕性試験を行ったが、
被膜構造下のアルミ素地に化学浸食は認められず、被膜
構造によりホイールは良好な化学的耐蝕性を有すること
とも判明した。
【0018】
【発明の効果】請求項1の構造によれば、下地層の所定
の色が金属または金属化合物の層(薄い層)を透過して
くるので、金属材の素地の色(たとえば、アルミの白っ
ぽい色)が消え、一般的に好まれる所定の色(たとえ
ば、黒系統の色)を前面に映えさせることができ、光
沢、深みのある高級感を出すことができる。請求項2の
構造によれば、金属材をアルミニウム合金ホイールとし
たので、アルミホイールの光輝性を向上させることがで
きる。請求項3の構造によれば、金属または金属化合物
の層に延性に優れた材料(たとえば、アルミまたはアル
ミ合金)を用いることができ、金属材の素地や下地層と
の相性を良くすることができ、従来の純クロムのスパッ
タリング層に生じていたような、金属または金属化合物
の層のクラックの発生がなくなり、熱的耐久性が著しく
向上される。また、金属または金属化合物のめっき層の
金属を金属材(たとえば、アルミホイール)の材料と合
わせることにより、従来の純クロムに比べてめっきのコ
ストダウンと、金属材のリサイクル(回収、再利用)の
容易化がはかられる。請求項4〜6の構造によれば、請
求項1と同じ効果が得られる。請求項7の構造によれ
ば、下地の色を黒系統としたので、クロムめっきに似た
高級感のある光輝面を安価に形成することができる。請
求項8の方法によれば、できた製品が請求項1の効果と
同等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の、下地形成を第1の方法で形成
した場合の、金属材表面被膜構造の拡大断面図である。
【図2】本発明実施例の、下地形成を第2の方法で形成
した場合の、金属材表面被膜構造の拡大断面図である。
【図3】本発明実施例の、下地形成を第3の方法で形成
した場合の、金属材表面被膜構造の拡大断面図である。
【図4】本発明の一実施例の金属材表面被膜構造を適用
したアルミホイールの断面図である。
【符号の説明】
1 金属材 2 ベースコート 3 粉体塗装層 4 金属または金属化合物の層 5 トップコート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 喜四郎 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内 (72)発明者 土田 健次 神奈川県藤沢市用田478番地の1 株式会 社日東社内 (72)発明者 我妻 新一郎 神奈川県藤沢市用田478番地の1 株式会 社日東社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材の素地に、所定の色をもつかまた
    はクリアーの樹脂塗装層と所定の色をもつベースコート
    との何れか少なくとも一つを含む下地層、金属または金
    属化合物の層、樹脂のトップコート層を、順に形成した
    金属材表面被膜構造。
  2. 【請求項2】 前記金属材がアルミニウム合金ホイール
    である請求項1記載の金属材表面被膜構造。
  3. 【請求項3】 前記金属または金属化合物の層が、アル
    ミニウムの乾式めっき層から構成されている請求項1ま
    たは2記載の金属材表面被膜構造。
  4. 【請求項4】 前記下地層が、前記金属材の素地に塗布
    した前記所定の色をもつベースコートと、該ベースコー
    トの上に施されたクリアー樹脂の粉体塗装層と、からな
    る請求項1記載の金属材表面被膜構造。
  5. 【請求項5】 前記下地層が、前記金属材の素地に施さ
    れた前記所定の色をもつ樹脂の粉体塗装層からなる請求
    項1記載の金属材表面被膜構造。
  6. 【請求項6】 前記下地層が、前記金属材の素地の上に
    施された樹脂の粉体塗装層と、該粉体塗装層の上に塗布
    した前記所定の色をもつベースコートと、からなる請求
    項1記載の金属材表面被膜構造。
  7. 【請求項7】 前記所定の色が黒系統の色である請求項
    1記載の金属材表面被膜構造。
  8. 【請求項8】 金属材の素地の上に、所定の色をもつか
    またはクリアーの樹脂塗装層と所定の色をもつベースコ
    ートとの何れか少なくとも一つを含む下地層を形成する
    工程と、 前記下地層の上に金属または金属化合物の層を乾式めっ
    きにより形成する工程と、 前記金属または金属化合物の層の上に樹脂塗料を塗装し
    て樹脂のトップコート層を形成する工程と、からなる金
    属材表面被膜構造の形成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000282251A (ja) * 1999-01-25 2000-10-10 Topy Ind Ltd アルミニウム基材及びアルミニウム合金基材の塗装方法並びに塗装物
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