JP2000282251A - アルミニウム基材及びアルミニウム合金基材の塗装方法並びに塗装物 - Google Patents

アルミニウム基材及びアルミニウム合金基材の塗装方法並びに塗装物

Info

Publication number
JP2000282251A
JP2000282251A JP11034448A JP3444899A JP2000282251A JP 2000282251 A JP2000282251 A JP 2000282251A JP 11034448 A JP11034448 A JP 11034448A JP 3444899 A JP3444899 A JP 3444899A JP 2000282251 A JP2000282251 A JP 2000282251A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum
coating
aluminum alloy
substrate
base material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11034448A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4408474B2 (ja
Inventor
Toru Shimizu
徹 清水
Takayuki Sato
隆行 佐藤
Tatsuya Oguri
立也 小栗
Keiji Maetsuji
啓志 前辻
Kazuo Nobe
一夫 野部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topy Industries Ltd
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
Nippon Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Topy Industries Ltd, Nippon Paint Co Ltd filed Critical Topy Industries Ltd
Priority to JP03444899A priority Critical patent/JP4408474B2/ja
Publication of JP2000282251A publication Critical patent/JP2000282251A/ja
Priority to US09/974,458 priority patent/US6679952B2/en
Priority claimed from US09/974,458 external-priority patent/US6679952B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4408474B2 publication Critical patent/JP4408474B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロムを含まない処理液を用いてクロメート
処理と同等以上の耐食性を付与することができ、塗膜と
の密着性を向上させ、かつ、アルミニウムの光輝性を充
分に発揮させることができるアルミニウム基材及びアル
ミニウム合金基材の塗装方法、並びに、該塗装方法によ
り塗装された表面に金属光沢のある塗装物を提供する。 【解決手段】 アルミニウム基材又はアルミニウム合金
基材を、第2鉄イオン0.2〜0.4g/L及び硫酸を
含んでなるpH0.6〜2.0の酸性溶液で処理した
後、ジルコニウムイオン又はチタニウムイオン0.01
〜0.125g/L、りん酸イオン0.01〜1.0g
/L、及び、フッ素イオン0.01〜0.5g/Lを含
んでなるpH1.5〜4.0の酸性被膜化成処理剤で化
成処理し、その後、塗装するアルミニウム基材及びアル
ミニウム合金基材の塗装方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム基材
及びアルミニウム合金基材の塗装方法並びに塗装物に関
する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム基材やアルミニウム合金基
材は、素材自体に光輝性があり、軽量であるため、これ
らの特性を活かして、さまざまな分野で利用が拡大して
いる。例えば、自動車のホイールは、鉄製のものが主流
であったが、自動車の高級化、軽量化が要求されるよう
になってから、アルミニウム合金基材からなるアルミホ
イールの需要が高まっている。
【0003】一般に、アルミニウム基材は、上述した特
性を有する一方、耐食性が不充分であるため、表面に傷
等が存在すると糸錆が発生したり、表面に酸化膜ができ
やすい欠点がある。また、アルミニウム合金基材は、強
度を高めるために添加した他の成分が不純物として表面
に浮き上がってくる問題もあり、そのまま塗装すると塗
膜との密着性が不充分となる場合がある。このため、こ
れらの基材には、耐食性や密着性等の性能を向上させる
ために表面処理が施されている。
【0004】アルミホイールの表面処理法としては、脱
脂を行った後、アルマイト法等の陽極酸化、着色処理、
クロメート処理、MBV法、ベーマイト法等の化学被膜
処理等が行われている。なかでも、塗膜の密着性や耐食
性をより向上させることができるので、クロメート処理
が好適に用いられている。
【0005】しかしながら、クロメート処理では、優れ
た耐食性を付与することができるものの、クロメート被
膜がカーキ色に着色しているので、アルミニウム基材や
アルミニウム合金基材の表面の光沢が被膜で隠されてし
まう。このため、アルミホイールのように素材の光輝性
が要求される用途では、クロムの付着量が制限され、充
分な耐食性を付与することができない場合がある。
【0006】特開平5−179486号公報には、アル
ミホイールの表面をクロムイオンを含む酸性溶液を用
い、陰極電解処理することにより、透明なクロメート被
膜を形成する光輝性アルミホイールの無色クロメート被
膜形成方法が開示されている。この方法では、クロメー
ト被膜が透明であるので、基材の表面まで光線が透過
し、素材の光輝性を阻害することがない。しかしなが
ら、近年、クロムの有害性が指摘されるようになってお
り、クロムを含まない処理液を用いて処理することが望
まれている。
【0007】現在のところ、クロムを含まない処理液を
用いたノンクロメート処理も行われているが、この処理
方法では、環境への安全性には問題はないが、クロメー
ト処理と比較して耐食性が不充分であるため、充分な耐
食性を付与するためには膜厚を大きくする必要があり、
結果として、素材の光輝性が損なわれる。
【0008】特に、アルミホイールの塗装の場合には、
高級感が重要視されているため、耐食性や密着性だけで
はなく、素材の光輝性を活かす必要があり、上述した処
理方法では充分に対応することができなかった。
【0009】ところで、アルミニウム基材やアルミニウ
ム合金基材は、飲料用アルミ缶や食用アルミ缶としても
用いられているが、これらの表面処理方法としては、酸
洗、脱脂を行った後、化成処理、必要に応じて、後処理
が行われている。
【0010】特公平3−50838号公報には、第2鉄
イオン、硫酸及び/又は硝酸からなる表面洗浄剤が開示
されている。このものは、ドローイング・アンド・アイ
アニング(DI)加工されて製造される飲料用アルミ缶
に適用するものであり、加工時にアルミニウム表面に付
着する潤滑油とアルミニウム粉末とからなるスマットの
除去のために用いられるものである。
【0011】特公昭56−33468号公報には、ジル
コニウムイオン又はチタニウムイオン、りん酸イオン、
フッ素イオンを含んでなるコーティング剤が開示されて
いる。このものは、アルミ缶の腐食抵抗性、塗膜の密着
性を向上させるために用いられるものである。
【0012】特開昭59−219478号公報には、反
応性官能基を有するオルガノアルコキシシラン化合物を
含んでなる水性後処理剤が開示されている。このもの
は、りん酸亜鉛による化成処理が施されたアルミニウム
基材の表面に、耐食性や塗膜の密着性を向上させるため
に用いられるものである。
【0013】これらの技術は、クロムを含有しない処理
剤を提供しており、環境衛生上好ましいものであるが、
適用するアルミニウム基材やアルミニウム合金基材が、
飲料用アルミ缶、食用アルミ缶等の光輝性を要求される
用途に用いられるものではなく、耐食性や塗膜の密着
性、更に、素材の光輝性が要求されるアルミホイールの
塗装前処理方法としては充分な方法であるか否か不明で
あった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、クロムを含まない処理液を用いてクロメート処理と
同等以上の耐食性を付与することができ、塗膜との密着
性を向上させ、かつ、アルミニウムの光輝性を充分に発
揮させることができるアルミニウム基材及びアルミニウ
ム合金基材の塗装方法、並びに、該塗装方法により塗装
された表面に金属光沢のある塗装物を提供することを目
的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルミニウム
基材又はアルミニウム合金基材を、第2鉄イオン0.2
〜0.4g/L及び硫酸を含んでなるpH0.6〜2.
0の酸性溶液で処理した後、ジルコニウムイオン又はチ
タニウムイオン0.01〜0.125g/L、りん酸イ
オン0.01〜1.0g/L、及び、フッ素イオン0.
01〜0.5g/Lを含んでなるpH1.5〜4.0の
酸性被膜化成処理剤で化成処理し、その後、塗装するア
ルミニウム基材及びアルミニウム合金基材の塗装方法で
ある。
【0016】また、本発明は、アルミニウム基材又はア
ルミニウム合金基材を、第2鉄イオン0.2〜0.4g
/L及び硫酸を含んでなるpH0.6〜2.0の酸性溶
液で処理した後、ジルコニウムイオン又はチタニウムイ
オン0.01〜0.125g/L、りん酸イオン0.0
1〜1.0g/L、及び、フッ素イオン0.01〜0.
5g/Lを含んでなるpH1.5〜4.0の酸性被膜化
成処理剤で化成処理し、次いで、オルガノアルコキシシ
ラン0.1〜10g/Lを含んでなるpH10〜12の
水溶液で処理し、その後、塗装するアルミニウム基材及
びアルミニウム合金基材の塗装方法である。
【0017】更に、本発明は、上記本発明のアルミニウ
ム基材及びアルミニウム合金基材の塗装方法により塗装
された塗装物である。以下に本発明を詳述する。
【0018】本発明は、アルミニウム基材又はアルミニ
ウム合金基材を、酸性溶液で処理した後、酸性被膜化成
処理剤で化成処理し、その後、塗装をすることにより、
アルミニウム基材及びアルミニウム合金基材を塗装する
方法である。
【0019】上記アルミニウム基材又はアルミニウム合
金基材(例えば、AC4C若しくはAC4CH)として
は、アルミホイールが好適である。本発明の塗装方法
は、良好な耐食性、密着性を有する塗膜が得られるのみ
ならず、表面の光輝性を保持することができるので、外
観に光沢が要求されるアルミホイールに好適に適用する
ことができる。
【0020】本発明において、上記アルミニウム基材又
はアルミニウム合金基材には、必要に応じて、脱脂処理
が施される。上記脱脂処理としては特に限定されず、ア
ルカリ脱脂洗浄等の通常のアルミニウム基材の処理に用
いられている方法で行うことができる。上記脱脂処理の
方法としては特に限定されないが、脱脂を効果的に行う
ために、浸漬法で行うことが好ましい。
【0021】上記アルミニウム基材又はアルミニウム合
金基材は、まず、第2鉄イオン0.2〜0.4g/L及
び硫酸を含んでなるpH0.6〜2.0の酸性溶液で処
理される。この工程は、酸洗の工程であり、アルミニウ
ム基材及びアルミニウム合金基材の表面の汚れや酸化膜
を除去するためのものである。
【0022】上記第2鉄イオンは、上記酸性溶液中にお
いて、硫酸によるアルミニウムのエッチングを促進する
役割を果たすものである。
【0023】上記第2鉄イオンの含有量は、上記酸性溶
液中、0.2〜0.4g/Lである。0.20g/L未
満であると、エッチング速度の促進効果が小さく、エッ
チング不足を生じるおそれがあり、0.4g/Lを超え
ると、アルミニウムの表面を不当にエッチングすること
になるので、上記範囲に限定される。
【0024】上記第2鉄イオンの供給源としては特に限
定されず、例えば、Fe2 (SO4 3 、Fe(NO
33 、Fe(ClO43 等の水溶性第2鉄塩;Fe
SO4 、Fe(NO32 等の水溶性第1鉄塩等を挙げ
ることができる。なかでも、硫酸イオンを提供すること
ができるFe2 (SO43 、FeSO4 を用いること
が好ましい。
【0025】上記第2鉄イオンの供給源として、上記水
溶性第1鉄塩を使用する場合には、上記水溶性第1鉄塩
を配合した酸性水溶液に当量の酸化剤を添加し、必要量
の第1鉄イオンを第2鉄イオンに酸化してから用いるこ
とが好ましい。
【0026】上記硫酸の含有量は、上記酸性溶液中、硫
酸イオンとして10.6〜12.4g/Lが好まし
い。、10.6g/L未満であると、アルミニウムの表
面のエッチングが不充分となり、12.4g/Lを超え
ると、アルミニウムの表面を不当にエッチングすること
となる。
【0027】上記硫酸イオンの供給源としては特に限定
されず、例えば、H2 SO4 、Fe2(SO43 、F
eSO4 等を挙げることができる。
【0028】上記酸性溶液は、pH0.6〜2.0であ
る。pH0.6未満であると、アルミニウムの表面を不
当にエッチングすることとなり、2.0を超えると、ア
ルミニウムのエッチング速度が極端に低下するので、上
記範囲に限定される。上記pHの調整は、上記硫酸イオ
ンの供給源であるH2 SO4 で行うことが好ましい。
【0029】上記酸性溶液には、必要に応じて、フッ素
イオン、界面活性剤等を添加してもよい。
【0030】上記酸洗は、一般に、処理温度30〜75
℃、好ましくは、35〜45℃、処理時間1〜5分、好
ましくは、3分程度で行うことが好ましい。上記酸洗の
方法としては特に限定されず、例えば、浸漬法、スプレ
ー法等を挙げることができる。
【0031】上記酸洗により、アルミニウム基材及びア
ルミニウム合金基材の表面の酸化被膜を効果的に除去す
るとともに、表面に浮き上がっているアルミニウム合金
に含まれるアルミニウム以外の成分である不純物、例え
ば、Mg、Si、Cu等が偏析したもの等を除去するこ
とができる。このため、以下に詳述する化成処理を良好
に行うことができる。
【0032】上記酸洗の処理が施されたアルミニウム基
材又はアルミニウム合金基材は、通常、上記酸性溶液を
後の工程へ持ち込まないために水洗される。上記水洗の
方法としては特に限定されず、一般に金属の表面処理に
用いられている方法で行うことができる。
【0033】本発明の塗装方法において、上記アルミニ
ウム基材又はアルミニウム合金基材は、上記酸洗の工程
の後、ジルコニウムイオン又はチタニウムイオン0.0
1〜0.125g/L、りん酸イオン0.01〜1.0
g/L、及び、フッ素イオン0.01〜0.5g/Lを
含んでなるpH1.5〜4.0の酸性被膜化成処理剤で
化成処理される。
【0034】上記ジルコニウムイオン又はチタニウムイ
オンは、上記酸性被膜化成処理剤において、被膜形成成
分である。上記ジルコニウムイオン又はチタニウムイオ
ンの含有量は、上記酸性被膜化成処理剤中、0.01〜
0.125g/Lである。0.01g/L未満である
と、形成される被膜の重量が不足し、耐食性等の性能が
不充分となり、0.125g/Lを超えると、形成され
る被膜の重量が多くなるために、被膜が厚膜となり、ア
ルミニウム基材やアルミニウム合金基材の光輝性が損な
われるので、上記範囲に限定される。
【0035】上記ジルコニウムイオンの供給源としては
特に限定されず、例えば、フルオロジルコネート、フル
オロジルコネート酸等の可溶性フルオロジルコネート;
(NH 42 ZrF6 ;アルカリ金属フルオロジルコネ
ート;フッ化ジルコニウム等を挙げることができる。
【0036】上記チタニウムイオンの供給源としては特
に限定されず、例えば、フルオロチタネート、フルオロ
チタネート酸等の可溶性フルオロチタネート;(NH
42 TiF6 ;アルカリ金属フルオロチタネート;フ
ッ化チタン等を挙げることができる。
【0037】上記酸性被膜化成処理剤において、上記り
ん酸イオンは、被膜形成成分のひとつであり、形成され
る被膜の耐食性及び粘着性に寄与するものである。
【0038】上記りん酸イオンの含有量は、上記酸性被
膜化成処理剤中、0.01〜1.0g/Lである。0.
01g/L未満であると、形成される被膜の重量が不足
し、耐食性等の性能が不充分となり、1.0g/Lを超
えると、被膜が厚膜となりすぎるので、上記範囲に限定
される。
【0039】上記りん酸イオンの供給源としては特に限
定されず、例えば、りん酸、りん酸アンモニウム、りん
酸アルカリ金属塩等の酸溶液に可溶なりん酸化合物等を
挙げることができる。なお、上記りん酸イオンの供給源
としては、オルトりん酸を用いるのが望ましいが、メタ
りん酸、ピロりん酸、トリポリりん酸、次りん酸、これ
らの塩を使用してもよい。
【0040】上記フッ素イオンは、上記酸性被膜化成処
理剤において、アルミニウムのエッチング剤としての役
割をはたするものである。
【0041】上記フッ素イオンの含有量は、上記酸性被
膜化成処理剤中、0.01〜0.5g/Lである。0.
01g/L未満であると、アルミニウム基材やアルミニ
ウム合金基材の表面のエッチングが不充分となって、形
成される被膜の重量が不足し、0.5g/Lを超える
と、アルミニウム基材やアルミニウム合金基材の表面を
不当にエッチングすることになり、該基材の表面が霜に
覆われたようなにぶい状態のものとなるので、上記範囲
に限定される。
【0042】上記フッ素イオンの供給源としては、上記
酸性被膜化成処理剤に可溶であり、アルミニウムと錯体
を形成することができ、かつ、上記化成処理に対して反
作用の効果を呈しないものであれば特に限定されず、例
えば、フッ化水素酸、フッ化水素酸塩、フッ化硼素酸等
を挙げることができる。なお、上記フッ素イオンの供給
源として、上述したジルコニウム又はチタンの錯体を用
いる場合には、生成するフッ素イオンの量が不充分であ
るので、上記フッ素化合物を併用することが望ましい。
【0043】上記酸性被膜化成処理剤のpHは、1.5
〜4.0である。pHが1.5未満であると、アルミニ
ウム基材やアルミニウム合金基材の表面を不当にエッチ
ングすることになり、4.0を超えると、アルミニウム
基材やアルミニウム合金基材の表面のエッチングが不充
分となるので、上記範囲に限定される。好ましくは、p
H2.6〜3.1である。
【0044】上記酸性被膜化成処理剤のpHの調整は、
硝酸、水酸化アンモニウム;過塩素酸、硫酸等の上記化
成処理に対して悪影響を与えない酸又は塩基を用いて行
うのが好ましい。なお、硫酸を用いた場合、上記酸性被
膜化成処理剤のpHは、2以上が好ましい。
【0045】上記化成処理において形成される被膜の重
量は、5〜50mg/m2 が好ましい。5mg/m2
満であると、耐食性等の性能が不充分であり、50mg
/m2を超えると、厚膜になりすぎてアルミニウムの光
輝性が損なわれるおそれがあるだけでなく、かえって耐
食性に劣る場合がある。
【0046】上記化成処理は、形成される被膜の重量が
上記範囲となるように行えばよい。一般的には、処理温
度35〜45℃、処理時間40〜50秒で行うのが好ま
しい。より好ましくは、40℃、45秒程度で処理す
る。上記化成処理の方法としては特に限定されず、例え
ば、浸漬法、スプレー法等を挙げることができる。
【0047】本発明において、上記アルミニウム基材又
はアルミニウム合金基材は、上記化成処理の後、水洗、
乾燥され、塗装される。
【0048】上記塗装としては、塗膜との密着性を向上
させるために、粉体塗装が好ましい。更に、本発明にお
いては、塗装の前処理として酸洗を行っているので、粉
体塗装を施しても塗膜の密着性に問題が生じない。
【0049】上記塗装に用いられる塗料としては特に限
定されないが、アルミニウム基材表面及びアルミニウム
合金基材表面の光輝性を保持するために、アクリル系の
クリヤー塗料を使用することが好ましい。
【0050】第2の本発明は、アルミニウム基材又はア
ルミニウム合金基材を、第2鉄イオン0.2〜0.4g
/L及び硫酸を含んでなるpH0.6〜2.0の酸性溶
液で処理した後、ジルコニウムイオン又はチタニウムイ
オン0.01〜0.125g/L、りん酸イオン0.0
1〜1.0g/L、及び、フッ素イオン0.01〜0.
5g/Lを含んでなるpH1.5〜4.0の酸性被膜化
成処理剤で化成処理し、次いで、オルガノアルコキシシ
ラン0.1〜10g/Lを含んでなるpH10〜12の
水溶液で処理し、その後、塗装するアルミニウム基材及
びアルミニウム合金基材の塗装方法である。
【0051】第2の本発明の塗装方法は、必要に応じ
て、脱脂を行った後、第1の本発明の塗装方法と同様に
して、酸洗及び化成処理を行い、次いで、オルガノアル
コキシシラン0.1〜10g/Lを含んでなるpH10
〜12の水溶液で後処理を行う。上記後処理を行うこと
により、化成被膜の表面に塗膜との密着性により優れた
薄膜を形成することができ、より良好な塗装を行うこと
ができる。
【0052】上記オルガノアルコキシシラン化合物は、
上記水溶液中において、塗膜との密着性を高める作用を
有する。上記オルガノアルコキシシラン化合物の含有量
は、上記水溶液中、0.1〜50g/Lである。0.1
g/L未満であると、塗膜の密着性が不充分となり、5
0g/Lを超えると、塗膜の密着性が不充分となり、塗
膜が偏って付着し、かさぶた状になって剥がれるおそれ
があるので、上記範囲に限定される。
【0053】上記オルガノアルコキシシラン化合物とし
ては、炭素−炭素二重結合、エポキシ基、メルカプト基
及びアミノ基からなる群より選択される少なくとも1種
の反応性官能基を有するオルガノアルコキシシラン化合
物が好ましい。例えば、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシ
ラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン等を
挙げることができる。
【0054】上記水溶液のpHは、10〜12である。
pHが10未満であっても、12を超えても、浴液の安
定性が悪く、効率的な後処理を行うことができないの
で、上記範囲に限定される。
【0055】上記後処理は、処理温度15〜40℃、処
理時間30〜60秒で行うのが好ましい。
【0056】第2の本発明において、上記アルミニウム
基材又はアルミニウム合金基材は、上記後処理後、水
洗、乾燥され、塗装される。上記塗装としては、塗膜の
密着性を高めるための後処理を行っているので、溶剤型
塗装であっても、粉体塗装であっても、密着性の良好な
塗膜を得ることができる。本発明においては、環境への
安全性の点から粉体塗装が好ましい。
【0057】本発明のアルミニウム基材及びアルミニウ
ム合金基材の塗装方法は、塗装の前処理として、酸洗−
化成処理、又は、酸洗−化成処理−後処理を行った後、
塗装を行うものである。これらの各工程は、本発明の塗
装方法において、アルミニウムの光輝性を保持しつつ、
耐食性及び塗膜の密着性に優れた塗装物を得るために重
要な役割を果たすものである。
【0058】すなわち、酸洗は、基材表面の不純物を除
去するための工程であり、化成処理は、耐食性及び塗膜
の密着性に優れた透明度の高い被膜を形成するための工
程である。また、後処理を行う場合、後処理は、更に塗
膜との密着性を高める薄膜を形成させるための工程であ
る。
【0059】従って、この一連の工程を経ることによ
り、アルミニウム基材やアルミニウム合金基材の表面洗
浄と、耐食性等の性能の付与とが順次行われ、最終的に
アルミニウムの光輝性を保持し、かつ、耐食性等の性能
も優れた塗装物が得られる。このようにして得られる塗
装物もまた、本発明のひとつである。
【0060】また、本発明のアルミニウム基材及びアル
ミニウム合金基材の塗装方法は、化成処理において有害
物質であるクロムを含んでいない処理液を用いている
が、従来のノンクロメート処理とは異なり、クロメート
処理と同等以上の性能を有する被膜を形成させることが
できる。従って、化成処理液を含む排水の処理負荷を軽
減することができ、環境衛生上好ましい塗装方法であ
る。
【0061】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。
【0062】実施例1〜5、比較例1〜4アルミニウム
合金(AC4C)を用いてアルミホイールを成型し、型
枠から取り出した後、ショットブラスト法及び切削によ
って表面処理した。このものを基材として用い、脱脂を
行った後、水洗を行い、以下に示した条件で酸洗処理、
水洗、化成処理、水洗、後処理を行い、乾燥した後、塗
装を行った。水洗は、水道水シャワーで行い、各工程
は、すべてディップ方式で処理を行った。乾燥は、電気
乾燥機で120℃、10分以上行った。各処理液の成分
については、表1に示した。
【0063】(A)脱脂 処理液:サーフクリーナー53(ノンエッチングタイ
プ)(日本ペイント社製)2%(w/v) 処理温度:50℃ 処理時間:3分 (B)酸洗処理 処理温度:40℃ 処理時間:3分 (C)化成処理 比較処理液:アルサーフ1000(日本ペイント社製)
(市販のクロミウムクロメート処理剤) 処理温度:40℃ 処理時間:表1に示したとおり
【0064】(D)後処理 処理温度:常温 処理時間:30秒 (E)塗装 粉体系:パウダックスA400(アクリル系粉体塗料、
日本ペイント社製)で下塗り後、スーパーラックAS7
0 11SV−14(アクリル系溶剤型塗料、日本ペイ
ント社製)及びスーパーラック5000 AW−10
(アクリル系溶剤型塗料、日本ペイント社製)で上塗り
塗装 溶剤系:スーパーラックAS70 11SV−14(ア
クリル系溶剤型塗料、日本ペイント社製)及びスーパー
ラック5000 AW−10(アクリル系溶剤型塗料、
日本ペイント社製)で塗装
【0065】得られた各塗装物について、被膜の重量を
測定し、切削面及びショット面の耐水性試験、ソルトス
プレー性試験、複合腐食試験、耐糸錆性試験を行った。
結果を表1に示した。被膜量の測定 ジルコニウム又はクロムの付着量として、蛍光X線にて
分析した。耐水性試験 塗膜に2mm角で碁盤目状にカットを入れ、60℃で7
2時間水に浸漬した後、カット部にニチバンテープを貼
り、剥がした後のテープへの付着数を測定した。 ○:0/100 ×:1/100以上
【0066】ソルトスプレー性試験 塗膜にクロスカットを入れ、塩水を1200時間噴霧し
た後、クロスカット部の片側の錆幅を測定した。複合腐食試験 塗膜にクロスカットを入れ、塩水噴霧17時間→強制乾
燥3時間→塩水浸漬2時間→自然乾燥(室温)2時間の
サイクル〔CCT(cycle corrosion
test)サイクル〕を60サイクル行い、クロスカッ
ト部の片側の錆幅を測定した。耐糸錆性試験 塗膜にクロスカットを入れ、塩水噴霧24時間→湿潤
(湿度85%、40℃)120時間→自然乾燥(室温)
24時間のサイクルを12サイクル行い、クロスカット
部の片側の錆幅を測定した。
【0067】
【表1】
【0068】表中、オルガノアルコキシシラン化合物
は、(C25 O)3 SiC36 NH 2 (γ−アミノ
プロピルトリエトキシシラン)である。
【0069】以上の結果より、酸洗処理及び化成処理を
行ったものは、耐食性及び塗膜の密着性が良好であり、
従来のクロメート処理と同等以上の性能を有することが
判った。また、ノンクロメートの場合には、酸洗処理が
必要であることが判った。
【0070】
【発明の効果】本発明のアルミニウム基材及びアルミニ
ウム合金基材の塗装方法は、上述のとおりであるので、
有害なクロムを含んだ処理剤を用いることなく、耐食
性、塗膜の密着性等の性能に優れ、アルミニウムの光輝
性を保持することができる塗膜を形成することができ
る。
【0071】また、本発明の塗装物は、本発明のアルミ
ニウム基材及びアルミニウム合金基材の塗装方法により
塗装されているので、耐食性、塗膜の密着性に優れ、か
つ、アルミニウムの光輝性が保持されており、高級感が
要求される用途に好適に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C23C 22/82 C23C 22/82 (72)発明者 佐藤 隆行 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内 (72)発明者 小栗 立也 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内 (72)発明者 前辻 啓志 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内 (72)発明者 野部 一夫 大阪府寝屋川市池田中町19番17号 日本ペ イント株式会社内 Fターム(参考) 4D075 BB73X BB76X CA13 CB04 DB07 DC13 EA02 EB01 4K026 AA09 AA21 BA01 BA03 BA12 BB06 BB08 CA13 CA18 CA23 CA28 DA16 EA10 EA12 EB07 EB08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム基材又はアルミニウム合金
    基材を、第2鉄イオン0.2〜0.4g/L及び硫酸を
    含んでなるpH0.6〜2.0の酸性溶液で処理した
    後、ジルコニウムイオン又はチタニウムイオン0.01
    〜0.125g/L、りん酸イオン0.01〜1.0g
    /L、及び、フッ素イオン0.01〜0.5g/Lを含
    んでなるpH1.5〜4.0の酸性被膜化成処理剤で化
    成処理し、その後、塗装することを特徴とするアルミニ
    ウム基材及びアルミニウム合金基材の塗装方法。
  2. 【請求項2】 アルミニウム基材又はアルミニウム合金
    基材は、ホイールである請求項1記載のアルミニウム基
    材及びアルミニウム合金基材の塗装方法。
  3. 【請求項3】 化成処理により形成される被膜の重量
    は、5〜50mg/m2 である請求項1又は2記載のア
    ルミニウム基材及びアルミニウム合金基材の塗装方法。
  4. 【請求項4】 塗装は、粉体塗装である請求項1、2又
    は3記載のアルミニウム基材及びアルミニウム合金基材
    の塗装方法。
  5. 【請求項5】 アルミニウム基材又はアルミニウム合金
    基材を、第2鉄イオン0.2〜0.4g/L及び硫酸を
    含んでなるpH0.6〜2.0の酸性溶液で処理した
    後、ジルコニウムイオン又はチタニウムイオン0.01
    〜0.125g/L、りん酸イオン0.01〜1.0g
    /L、及び、フッ素イオン0.01〜0.5g/Lを含
    んでなるpH1.5〜4.0の酸性被膜化成処理剤で化
    成処理し、次いで、オルガノアルコキシシラン0.1〜
    10g/Lを含んでなるpH10〜12の水溶液で処理
    し、その後、塗装することを特徴とするアルミニウム基
    材及びアルミニウム合金基材の塗装方法。
  6. 【請求項6】 アルミニウム基材又はアルミニウム合金
    基材は、ホイールである請求項5記載のアルミニウム基
    材及びアルミニウム合金基材の塗装方法。
  7. 【請求項7】 化成処理により形成される被膜の重量
    は、5〜50mg/m2 である請求項5又は6記載のア
    ルミニウム又はアルミニウム合金の塗装方法。
  8. 【請求項8】 塗装は、溶剤塗装である請求項5、6又
    は7記載のアルミニウム基材及びアルミニウム合金基材
    の塗装方法。
  9. 【請求項9】 塗装は、粉体塗装である請求項5、6又
    は7記載のアルミニウム基材及びアルミニウム合金基材
    の塗装方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載のアル
    ミニウム基材及びアルミニウム合金基材の塗装方法によ
    り塗装されたことを特徴とする塗装物。
JP03444899A 1999-01-25 1999-02-12 アルミニウム合金基材の塗装方法及びホイール Expired - Lifetime JP4408474B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03444899A JP4408474B2 (ja) 1999-01-25 1999-02-12 アルミニウム合金基材の塗装方法及びホイール
US09/974,458 US6679952B2 (en) 1999-02-12 2001-10-10 Method of coating aluminum and aluminum alloy substrates and coated articles

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1516799 1999-01-25
JP11-15167 1999-01-25
JP03444899A JP4408474B2 (ja) 1999-01-25 1999-02-12 アルミニウム合金基材の塗装方法及びホイール
US09/974,458 US6679952B2 (en) 1999-02-12 2001-10-10 Method of coating aluminum and aluminum alloy substrates and coated articles

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007030638A Division JP2007196227A (ja) 1999-01-25 2007-02-09 アルミニウム基材及びアルミニウム合金基材の塗装方法並びに塗装物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000282251A true JP2000282251A (ja) 2000-10-10
JP4408474B2 JP4408474B2 (ja) 2010-02-03

Family

ID=27280903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03444899A Expired - Lifetime JP4408474B2 (ja) 1999-01-25 1999-02-12 アルミニウム合金基材の塗装方法及びホイール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4408474B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001293427A (ja) * 2000-04-11 2001-10-23 Topy Ind Ltd 自動車用金属ホイール塗装の前処理方法
JP2004314050A (ja) * 2003-04-03 2004-11-11 Honda Motor Co Ltd アルミ自動車車体の塗膜形成方法
JP2005344186A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Nippon Paint Co Ltd 金属の化成処理方法
JP2009167474A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Nippon Paint Co Ltd アルミホイールの製造方法、およびアルミホイール
US8075708B2 (en) 2002-12-24 2011-12-13 Nippon Paint Co., Ltd. Pretreatment method for coating
JP2017537229A (ja) * 2014-12-12 2017-12-14 ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェンHenkel AG & Co. KGaA フッ化物含有浴に基づく腐食防止金属前処理におけるプロセス制御の最適化
KR20190135346A (ko) * 2018-05-28 2019-12-06 (주)에스엘씨 배터리 전극 리드탭 코팅 조성물
CN115142055A (zh) * 2022-07-09 2022-10-04 重庆理工大学 一种疏水化学转化成膜液及铝合金表面处理方法
CN115999863A (zh) * 2022-12-08 2023-04-25 安徽同曦高科新材料股份有限公司 一种抗菌静电粉末喷涂铝合金的制备方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007196227A (ja) * 1999-01-25 2007-08-09 Topy Ind Ltd アルミニウム基材及びアルミニウム合金基材の塗装方法並びに塗装物

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5280239A (en) * 1975-12-27 1977-07-05 Nippon Steel Corp Finishing process for phosphate coating
JPS5633468B2 (ja) * 1976-04-05 1981-08-04
JPS59219478A (ja) * 1983-05-26 1984-12-10 Nippon Paint Co Ltd 金属表面後処理剤
JPS61231188A (ja) * 1985-04-04 1986-10-15 Nippon Paint Co Ltd アルミニウム表面洗浄剤の管理方法
JPH01246370A (ja) * 1988-03-25 1989-10-02 Nippon Paint Co Ltd アルミニウムの化成処理方法
JPH0350838B2 (ja) * 1984-10-30 1991-08-02 Nippon Paint Co Ltd
JPH0551552A (ja) * 1991-08-28 1993-03-02 Aisin Chem Co Ltd 下塗り用厚膜型プライマ組成物
JPH07310189A (ja) * 1994-03-24 1995-11-28 Nippon Parkerizing Co Ltd アルミニウム含有金属材料用表面処理組成物および表面処理方法
JPH0873775A (ja) * 1994-09-02 1996-03-19 Nippon Parkerizing Co Ltd 耐指紋性、耐食性、塗装密着性にすぐれた皮膜形成用金属表面処理剤および処理方法
JPH08325763A (ja) * 1995-05-30 1996-12-10 Nippon Parkerizing Co Ltd アルミニウム系金属材料用酸性洗浄組成物および洗浄方法
JPH0920984A (ja) * 1995-06-30 1997-01-21 Nippon Parkerizing Co Ltd アルミニウム含有金属材料用表面処理液および表面処理方法
JPH0971880A (ja) * 1995-06-20 1997-03-18 Hitachi Metals Ltd 高耐食性被膜の処理方法及びその装置並びに被膜処理され たAl合金部材
JPH09290213A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Topy Ind Ltd 金属材表面被膜構造とその形成方法
JPH116078A (ja) * 1997-06-12 1999-01-12 Nippon Paint Co Ltd アルミニウム用化成処理剤および化成処理方法

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5280239A (en) * 1975-12-27 1977-07-05 Nippon Steel Corp Finishing process for phosphate coating
JPS5633468B2 (ja) * 1976-04-05 1981-08-04
JPS59219478A (ja) * 1983-05-26 1984-12-10 Nippon Paint Co Ltd 金属表面後処理剤
JPH0350838B2 (ja) * 1984-10-30 1991-08-02 Nippon Paint Co Ltd
JPS61231188A (ja) * 1985-04-04 1986-10-15 Nippon Paint Co Ltd アルミニウム表面洗浄剤の管理方法
JPH01246370A (ja) * 1988-03-25 1989-10-02 Nippon Paint Co Ltd アルミニウムの化成処理方法
JPH0551552A (ja) * 1991-08-28 1993-03-02 Aisin Chem Co Ltd 下塗り用厚膜型プライマ組成物
JPH07310189A (ja) * 1994-03-24 1995-11-28 Nippon Parkerizing Co Ltd アルミニウム含有金属材料用表面処理組成物および表面処理方法
JPH0873775A (ja) * 1994-09-02 1996-03-19 Nippon Parkerizing Co Ltd 耐指紋性、耐食性、塗装密着性にすぐれた皮膜形成用金属表面処理剤および処理方法
JPH08325763A (ja) * 1995-05-30 1996-12-10 Nippon Parkerizing Co Ltd アルミニウム系金属材料用酸性洗浄組成物および洗浄方法
JPH0971880A (ja) * 1995-06-20 1997-03-18 Hitachi Metals Ltd 高耐食性被膜の処理方法及びその装置並びに被膜処理され たAl合金部材
JPH0920984A (ja) * 1995-06-30 1997-01-21 Nippon Parkerizing Co Ltd アルミニウム含有金属材料用表面処理液および表面処理方法
JPH09290213A (ja) * 1996-04-26 1997-11-11 Topy Ind Ltd 金属材表面被膜構造とその形成方法
JPH116078A (ja) * 1997-06-12 1999-01-12 Nippon Paint Co Ltd アルミニウム用化成処理剤および化成処理方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001293427A (ja) * 2000-04-11 2001-10-23 Topy Ind Ltd 自動車用金属ホイール塗装の前処理方法
US8075708B2 (en) 2002-12-24 2011-12-13 Nippon Paint Co., Ltd. Pretreatment method for coating
JP2004314050A (ja) * 2003-04-03 2004-11-11 Honda Motor Co Ltd アルミ自動車車体の塗膜形成方法
JP4527992B2 (ja) * 2003-04-03 2010-08-18 本田技研工業株式会社 アルミ自動車車体の塗膜形成方法
JP2005344186A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Nippon Paint Co Ltd 金属の化成処理方法
JP2009167474A (ja) * 2008-01-16 2009-07-30 Nippon Paint Co Ltd アルミホイールの製造方法、およびアルミホイール
JP2017537229A (ja) * 2014-12-12 2017-12-14 ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェンHenkel AG & Co. KGaA フッ化物含有浴に基づく腐食防止金属前処理におけるプロセス制御の最適化
KR20190135346A (ko) * 2018-05-28 2019-12-06 (주)에스엘씨 배터리 전극 리드탭 코팅 조성물
KR102078918B1 (ko) * 2018-05-28 2020-02-18 (주)에스엘씨 배터리 전극 리드탭 코팅 조성물
CN115142055A (zh) * 2022-07-09 2022-10-04 重庆理工大学 一种疏水化学转化成膜液及铝合金表面处理方法
CN115142055B (zh) * 2022-07-09 2024-02-23 重庆理工大学 一种疏水化学转化成膜液及铝合金表面处理方法
CN115999863A (zh) * 2022-12-08 2023-04-25 安徽同曦高科新材料股份有限公司 一种抗菌静电粉末喷涂铝合金的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4408474B2 (ja) 2010-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2454199C (en) Chemical conversion coating agent and surface-treated metal
JP5693002B2 (ja) 防食加工され、特に極めて光沢のある支持体を、このように防食加工された支持体とともに製造する方法
US5397390A (en) Composition and method for treatment of phosphated metal surfaces
US5294266A (en) Process for a passivating postrinsing of conversion layers
JPS6352114B2 (ja)
RU2358035C2 (ru) Способ получения тонкого ингибирующего коррозию покрытия на металлической поверхности
US3977839A (en) Coated metal article and method of coating
JP4408474B2 (ja) アルミニウム合金基材の塗装方法及びホイール
CA2147101A1 (en) Process for applying a coating to a magnesium alloy product
GB2155960A (en) Processes and compositions for coating metal surfaces
US5395655A (en) Composition and process for chromating metal surfaces
WO2004046420A1 (en) Chrome free conversion coating for aluminium
US6679952B2 (en) Method of coating aluminum and aluminum alloy substrates and coated articles
JP2007196227A (ja) アルミニウム基材及びアルミニウム合金基材の塗装方法並びに塗装物
EP2673394B1 (en) Processes and compositions for improving corrosion performance of zirconium oxide pretreated zinc surfaces
US5888315A (en) Composition and process for forming an underpaint coating on metals
US3961993A (en) Coated metal article and method of coating
JP2003027253A (ja) アルミニウム基材及びアルミニウム合金基材の塗装方法並びに塗装物
US20190316270A1 (en) Dark colored electroceramic coatings for magnesium
JPH116078A (ja) アルミニウム用化成処理剤および化成処理方法
USRE35688E (en) Composition and method for treatment of phosphated metal surfaces
WO2000044557A1 (en) Surface treatment for magnesium alloys
US20070071998A1 (en) Preferred copper plated finish and method of making same
JP2002226980A (ja) クロメート処理方法及び処理されたアルミニウム又はその合金基材
US20230321688A1 (en) Method of producing magnesium-containing components having visual metallic surfaces

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040506

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060613

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060807

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070209

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20070209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070209

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070426

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070615

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080422

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20081204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20081204

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131120

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term