JPH048205B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH048205B2
JPH048205B2 JP57031493A JP3149382A JPH048205B2 JP H048205 B2 JPH048205 B2 JP H048205B2 JP 57031493 A JP57031493 A JP 57031493A JP 3149382 A JP3149382 A JP 3149382A JP H048205 B2 JPH048205 B2 JP H048205B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing member
resin
base material
protrusion
molded product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57031493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58147360A (ja
Inventor
Keita Sasaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP57031493A priority Critical patent/JPS58147360A/ja
Publication of JPS58147360A publication Critical patent/JPS58147360A/ja
Publication of JPH048205B2 publication Critical patent/JPH048205B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、樹脂成形品およびそのプレス成形方
法に関するものである。
最近、自動車を軽量にするため、実開昭55−
125875号公報に示すように、自動車の外板の一部
を樹脂製にしたものが開示されている。例えば、
ボンネツトを樹脂製にしようとする際、ボンネツ
トヒンジの一部を構成し、かつボンネツトヒンジ
のピンが嵌挿するピン穴を備えた突部(ブラケツ
ト)を、ボンネツトと一体に形成する必要があ
り、この突部はボンネツトの母材から破損して分
離しないような充分な強度が必要である。
本発明は、上記のことに鑑みて、荷重が作用す
るピン穴等を備えた突部が母材から破損して分離
することのない樹脂成形品を提供するとともに、
この樹脂成形品を容易に成形できるプレス成形方
法を提供するものである。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
〔第1の発明−樹脂成形品〕 本発明の樹脂成形品の構成を第1図および第2
図に示す。
1は自動車の樹脂製ボンネツトであつて、この
ボンネツト1にはボンネツトヒンジの一部を構成
する山形形状の突部2が一体的に形成してある。
上記ボンネツト1の母材3は、ガラス繊維入り不
飽和ポリエステル樹脂等の樹脂層4からなり、一
方上記突部2は母材3から突出して形成され、ボ
ンネツトヒンジのピン等が嵌挿するピン穴5を有
する。このピン穴5は突部2の母材3に埋設した
筒状補強部材6で構成され、この筒状補強部材6
は例えばナイロン樹脂、ウレタン樹脂および鋼管
等からなる。
7は筒状補強部材6の外側を突部2の外縁形状
に沿つて設けられ、かつ両端部7aが母材3の平
板部3aまで位置して上記母材3と融着した強化
長繊維製の補強部材で、この補強部材7は、例え
ばガラス長繊維材の束で構成されている。
第1の発明は上記の構成により、充分な強度を
有する強化長繊維製の補強部材7が筒状補強部材
6の外側に位置し、かつその端部7aが母材3の
平板部3aまで位置して母材3と強固に融着して
いるため、ボンネツト1の開閉時に筒状補強部材
6に荷重が作用しても補強部材7によつて突部2
が母材3から裂けるのを抑制する。
また、ボンネツトヒンジのピン等が嵌挿するピ
ン穴5は強度および耐摩耗性のある筒状補強部材
6によつて構成しているため、突部2への局部的
な応力集中が避けられるとともに、ピン穴5の摩
耗および変形が抑制される。
〔第2の発明−樹脂成形品のプレス成形方法〕 本発明の樹脂成形品のプレス成形方法を第3図
aないしdに示す。第3図aないしdは樹脂成形
品(ボンネツト)の突部を成形する工程を具体的
に示したものである。
第3図aにおいて、8および9は熱プレス成形
用の上型および下型であつて、これらは所定温度
(例えば140〜150℃)に加温してある。上記上型
8は平らな成形面10を備えているとともに、下
型9の成形面11にはボンネツト1の突部2(第
1図および第2図参照)に対応する凹部成形面1
1aが形成してある。
7は、ボンネツト1の主樹脂材である不飽和ポ
リエステル樹脂を含浸したガラス長繊維材からな
る強化長繊維製の補強部材である。
先ず、この補強部材7を、図示のように、両端
部7aが凹部成形面11aから突出させて下型9
の平らな成形面11上に位置するようにし、かつ
中央部7bが凹部成形面11上に位置するように
下型9の成形面11上に載置する。
次に、第3図bに示すように、凹部成形面11
a内に位置する補強部材7の上に、例えばナイロ
ン樹脂からなる筒状補強部材6を載置する。な
お、ピン穴5を構成する筒状補強部材6の穴には
軟化した樹脂が流入しないようにインサート材1
2が嵌挿してある。筒状補強部材6の穴の閉塞に
関しては、下型9に突出可能に装着したピンを筒
状補強部材6の配置時に筒状補強部材6の穴に嵌
挿するようにしてもよい。
続いて、第3図cに示すように、ガラス繊維入
り不飽和ポリエステル樹脂からなるシート状の主
樹脂材13を、補強部材7を覆うように下型9の
成形面11上に載置する。
そして、第3図dに示すように、上型8を下降
して所定加圧力で所定時間熱プレス成形する。こ
の熱プレス成形により、主樹脂材13は加熱され
て軟化し、上型8と9とで形成されるキヤビテイ
全域に拡がつて第2図に示す母材3の樹脂層4を
形成するとともに、筒状補強部材6を一体的に埋
設し、かつ補強部材7に含浸した不飽和ポリエス
テル樹脂と融着する。これによつて所定形状の樹
脂成形品が形成される。
その後、この樹脂成形品を上型8および下型9
から離型した後、筒状補強部材6の穴に嵌挿した
インサート材12を取り外すのみで第1図および
第2図に示す樹脂製のボンネツト1が容易に成形
できる。
つまに、補強部材7を下型9の成形面11上に
載置した後、この上に筒状補強部材6を配置し、
さらにこの上に主樹脂材13を載置して熱プレス
成形するという簡単な成形工程でもつて容易に樹
脂成形品を成形できるとともに、強化長繊維製の
補強部材7が筒状補強部材6の外側に確実に位置
して主樹脂材13と強固に融着するため、第1図
に示す突部2の強度を十分に保つことができる。
なお、上記実施例ではボンネツトのヒンジに本
発明を適用した場合を示したが、本発明はこれに
限定されることなく、例えば、ボンネツトステー
穴を備えた突部を有するボンネツト等、荷重が作
用するピン穴等を備えたヒンジを構成する突部を
有する樹脂成形品のあらゆるものに適用できる。
以上の説明から明らかなように、第1の発明に
よれば、強化長繊維製の補強部材が筒状補強部材
の外側に位置し、かつ母材の外縁形状に沿つて母
材と強固に融着しているため、突部が母材から破
損して分離するようなことなく、また、ピン穴等
を構成する筒状補強部材により、突部への局部的
な応力集中が避けられるとともに、ピン穴の摩耗
および変形を防止できる樹脂成形品を提供できる
ものである。また、第2の発明によれば、強化長
繊維製の補強部材を下型の成型面上に載置した
後、この上に筒状補強部材を配置し、さらにこの
上に主樹脂材を載置して熱プレス成形するという
簡単な成形工程でもつて容易に上記樹脂成形品を
成形できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は樹脂製
ボンネツトの斜視図、第2図は第1図に示す突部
まわりの断面図、第3図aないしdはボンネツト
の突部を成形する工程図である。 1……ボンネツト(樹脂成形品)、2……突部、
3……母材、4……樹脂層、6……筒状補強部
材、7……強化長繊維製の補強部材、8……上
型、9……下型、11a……凹部成形面、13…
…主樹脂材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 樹脂層からなる母材と、この母材から突出し
    てヒンジピンが嵌合するピン穴を有するヒンジを
    構成する突部とを備えたものであつて、上記突部
    が、その山形形状の外縁形状に沿つて母材に融着
    しかつ両端が上記母材の樹脂層に融着した強化長
    繊維製の補強部材と、この補強部材の内側で母材
    に埋設された上記ピン穴を形成する筒状補強部材
    とからなることを特徴とする樹脂成形品。 2 母材とヒンジピンが嵌合するピン穴を有する
    ヒンジを構成する突部とからなる樹脂成形品をプ
    レス成形するにあたつて、下型の上記山形形状の
    突部に対応する凹部成形面に、樹脂成形品の主樹
    脂材と同系統の樹脂を含浸した強化長繊維製の補
    強部材をその両端が凹部成形面の両側から突出す
    るように載置し、その後、この補強部材の上に筒
    状補強部材を配置し、さらに、この上に上記主樹
    脂材を載置して上型と下型とで熱プレス成形し、
    主樹脂材と強化長繊維製の補強部材および筒状補
    強部材とを一体成形してなる樹脂成形品のプレス
    成形方法。
JP57031493A 1982-02-26 1982-02-26 樹脂成形品およびそのプレス成形方法 Granted JPS58147360A (ja)

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JPS58147360A JPS58147360A (ja) 1983-09-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5617214A (en) * 1979-07-20 1981-02-19 Kasai Kogyo Co Ltd Press molding method of molded resin article

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