JPH04301417A - 繊維強化樹脂製品の穴部形成方法 - Google Patents

繊維強化樹脂製品の穴部形成方法

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JPH04301417A
JPH04301417A JP3089032A JP8903291A JPH04301417A JP H04301417 A JPH04301417 A JP H04301417A JP 3089032 A JP3089032 A JP 3089032A JP 8903291 A JP8903291 A JP 8903291A JP H04301417 A JPH04301417 A JP H04301417A
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JP
Japan
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pin
fiber
mold
hole section
reinforced resin
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JP3089032A
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Seiji Yamada
清二 山田
Teruo Suzuki
鈴木 照雄
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Topy Industries Ltd
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Topy Industries Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は繊維強化樹脂製品の圧
縮成形において、ウェルドや層間剥離の起点等の部材の
強度低下の原因となる欠陥を発生させることなく穴部を
形成する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の穴部形成方法は、上下型それぞれ
に凸部を設置し、成形することによってできた上下型の
凸部によって挟まれた薄片を脱型後に除去することによ
って穴部を形成する方法か、あるいは上下型の一方に凹
部、もう一方に凸部を設置し、成形することによってで
きた凹部と凸部に挟まれたポケット部を脱型後に除去す
ることによって穴部を形成する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
方法で形成した穴部は、穴内面の溝片除去部は強化繊維
が面と垂直に並び層間せん断破壊の起点となる。また後
者は成形時に材料が凸部を廻り込み合流することでウェ
ルドが発生する。このため、いずれの方法で形成された
穴部も強度部材の穴部としては適さない。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は前記問題点を
解決し、強度部材に適する穴部を形成する方法を供する
ものである。その要旨は、上下型の一方に凹部を、もう
一方に可動ピンをそれぞれ設置し、圧縮成形で材料の流
動がほぼ終了する時点で可動ピンをキャビティー内に押
込むことによって、凹部とピンによってポケット部を作
り、このポケット部を脱型後に除去することによって穴
部を形成する方法である。
【0005】
【作用】この発明に係る圧縮成形方法においては、成形
で材料の流動がほぼ終了する時点にピンをキャビティー
内に押込むため、ピンが材料の流動を妨害し、ウェルド
を発生させることが無い。
【0006】
【実施例】図1に本発明方法を実施している装置を示し
ている。直径190mmのキャビティ4をもつ上型1、
下型2、筒条横型(図示略)を準備し、上型1の中心か
ら右側35mmの位置に、直径65mm、深さ25mm
の凹部5を形成した。また、この凹部5に対面する下型
2の部位に、直径60mmの可動ピン3を設置した。こ
の装置を用いて、図2−図6に示すように本発明方法を
実施した。 まず、図2に示すように、下型2の左側半面に繊維強化
樹脂6を800グラムだけ半溶融状態にして置いた。つ
ぎに、図3に示すように、上型1を下型2に対して接近
させていき、金型1、2がほぼ完全に閉じようとする段
階にきたとき、すなわち圧縮成形で材料の流動がほぼ終
了するときに、図4に示すように、ピン3をキャビティ
4内に押込んだ。硬化終了後、図5に示すように脱型し
、ピン3と凹部5にはさまれたポケット部を図6に示す
ように除去し、穴部を形成した。このようにして作製し
た穴部周囲には、ウェルドの発生はみられなかった。
【0007】ピン3のキャビティ4への押込みを、材料
の流動が終了する直前としたのは、早く押込みすぎると
ピン3が材料の流れを妨げてウェルドが発生するので、
それを防止するためである。また、材料の流動が終了し
た後としないのは、金型を完全に閉じて材料の流動が終
了した後は、材料の逃げ場がないのでピン3をキャビテ
ィ4内に押込むことができず、穴部を形成できないから
である。また、仮にピンを高圧で押込んだとしても、凹
部内の材料が周囲に逆流し、繊維の配向に乱れが生じて
部材の強度低下の原因となる。
【0008】図7、図8に本発明のもう一つの実施例と
して、本発明を繊維強化樹脂製自動車用ホイール(車輪
)に適用した場合を示した。図7は繊維強化樹脂製ホイ
ール7を、図8は金型11、12、13によるホイール
7の製造途中状態を示している。
【0009】本発明を適用した部位は、4ヶの飾り穴8
、4ヶのボルト穴9、1ヶのハブ穴10である。まず、
リム巾6インチ、リム径15インチのホイール形状のキ
ャビティーをもつ金型、つまり、上型11、周方向に4
分割され水平移動が可能な横型12、下型13を準備し
、下型13に直径50mmの4ヶの飾り穴用可動ピン1
4、直径20mmの4ヶのボルト穴用可動ピン15、直
径75mmの1ヶのハブ穴用可動ピン16を設置した。 また、各可動ピンに対面する上型11の位置に凹部を設
けた。
【0010】つぎに横型12を閉じ、上型11を上昇さ
せ、下型13上に直径350mmの繊維強化樹脂を7k
g、半溶融状態にして置いた。つぎに上型11を下型1
3に対して接近させ、金型がほぼ完全に閉じようとする
段階で各可動ピン14、15、16をキャビティ内に押
し込んだ。硬化終了後脱型し、ポケット部を除去し、穴
部を形成した。このようにして形成された穴部には、ウ
エルドの発生は認められなかった。
【0011】
【発明の効果】この発明の係わる圧縮成形方法で形成さ
れた穴部は強度の弱いウェルドの発生が防げるため、強
度部品の自由な大きさの穴部の形成が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する装置の部分断面図である
【図2】金型に成形材料を投入した状態の装置の部分断
面図である。
【図3】型締めした時の装置の部分断面図である。
【図4】可動ピンを押込んだ時の装置の部分断面図であ
る。
【図5】脱型した時の製品の部分断面図である。
【図6】ポケット部を除去した時の製品とポケット部の
部分断面図である。
【図7】本発明の方法が適用された繊維強化樹脂製ホイ
ールの平面図である。
【図8】図7のホイールを製造している途中の状態にあ
る装置の断面図である。
【符号の説明】
1  上型 2  下型 3  ピン 4  キャビティ 5  凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  繊維強化樹脂製品の圧縮成形において
    、上型あるいは下型の一方に凹部を、もう一方に可動ピ
    ンをそれぞれ設置し、圧縮成形で材料の流動がほぼ終了
    する時にピンをキャビティー内に侵入させ、凹部とピン
    とによって作られたポケット部を脱型後に除去すること
    を特徴とする繊維強化樹脂製品の穴部形成方法。
JP3089032A 1991-03-29 1991-03-29 繊維強化樹脂製品の穴部形成方法 Expired - Lifetime JP3045802B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996026063A1 (fr) * 1995-02-10 1996-08-29 Polyplastics Co., Ltd. Procede de moulage-injection d'un boitier mince de telephone portable
JP2009526666A (ja) * 2006-02-13 2009-07-23 エルジー・ケム・リミテッド 剪断流動発生部付き射出金型装置
JP2018047666A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 有限会社北鉄工所 成形方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1996026063A1 (fr) * 1995-02-10 1996-08-29 Polyplastics Co., Ltd. Procede de moulage-injection d'un boitier mince de telephone portable
JP2009526666A (ja) * 2006-02-13 2009-07-23 エルジー・ケム・リミテッド 剪断流動発生部付き射出金型装置
JP2018047666A (ja) * 2016-09-23 2018-03-29 有限会社北鉄工所 成形方法

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