JPH0481880A - カラオケ装置及びカラオケ装置における歌い手の歌唱の補正方法 - Google Patents

カラオケ装置及びカラオケ装置における歌い手の歌唱の補正方法

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JPH0481880A
JPH0481880A JP2196804A JP19680490A JPH0481880A JP H0481880 A JPH0481880 A JP H0481880A JP 2196804 A JP2196804 A JP 2196804A JP 19680490 A JP19680490 A JP 19680490A JP H0481880 A JPH0481880 A JP H0481880A
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孝夫 高橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、伴奏データと共にその歌の主旋律データの記
録されている記録媒体を使用するカラオケ装置に関する
〔発明の概要〕
本発明は、伴奏データと共にその歌の主旋律データの記
録されている記録媒体を使用するカラオケ装置に関し、
予め伴奏データ及び主旋律データが記録された記録媒体
を再生する再生手段と、歌い手の歌う主旋律データと再
生手段からの主旋律データとを比較する比較手段とを有
し、この比較手段の比較結果に基いて、歌い手の歌う主
旋律データを補正するようにしたことにより、再生され
た伴奏データに対して歌い手の歌う主旋律の音程を良好
にするようにし、いわゆる音痴な人でもカラオケを楽し
むことができるようにしたものである。
〔従来の技術] −flQに広(普及しているカラオケ装置は、伴奏にあ
たる演奏部分(人声によるコーラス等を含む場合もある
)が記録された記録媒体を再生し、歌い手がマイクロフ
ォンを用いて、その伴奏に合わせて歌を歌うようになさ
れていることは周知である。
また、人が歌を歌う能力の1つには発声する音域があり
、この音域には個人差がある。従って、一般に広く普及
しているカラオケ装置には、伴奏の音の高さ(以下、こ
れについてはピッチと記述する)を、歌い手が、自分の
発声できる、または歌い易い音域に合わせて予め可変す
ることのできる機能が付加されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上述のようなカラオケ装置で歌を歌う場合に
、歌い手が自分の歌う歌(以下、主旋律と記述する)の
音域を自分の歌い易い音域となるように、伴奏のピッチ
を合わせても、その伴奏に対して正確な音程で歌を歌う
ことは易しいことではない。
伴奏に対して正確な音程で歌を歌うには、訓練をつむこ
とによって、向上することができる。しかしながら訓練
しても上手にならない、一般に音痴と呼ばれている人や
、上手な人でも飲酒によって一時的に音痴となっている
人は、伴奏に対して正確な音程で歌を歌うことができな
く、特に、音痴な人にとっては、本来なら楽しいはずの
いわゆるカラオケが苦痛となってしまう不都合がある。
本発明はかかる点に鑑みなされたもので再生された伴奏
データに対して歌い手の歌う主旋律の音程を良好にする
ようにし、いわゆる音痴な人でもカラオケを楽しむこと
ができるカラオケ装置を提案しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明カラオケ装置は例えば第1図〜第14図に示す如
(、予め伴奏データ及び主旋律データが記録された記録
媒体(6)を再生する再生手段(7)、 (8)と、歌
い手の歌う主旋律データと再生手段(7)、 (8)か
らの主旋律データとを比較する比較手段(4L (5)
、 (9)とを有し、この比較手段(4)、 (5)、
 (9)の比較結果に基いて、歌い手の歌う主旋律デー
タを補正するようにしたものである。
〔作用〕
上述せる本発明によれば予め記録媒体に記録された主旋
律データと歌い手の歌う主旋律データを比較する比較手
段(4)、 (5)、 (9)からの比較結果に基いて
、歌い手の歌う主旋律データを補正するようにしたので
、再生された伴奏データに対して歌い手の歌う主旋律の
音程を良好にするようにし、いわゆる音痴な人でもカラ
オケを楽しむことができる。
〔実施例〕
以下に、第1図を参照して本発明カラオケ装置の例につ
いて詳細に説明する。
この第1図において、(1)はマイクロフォンで、この
マイクロフォン(1)によって歌い手の歌う旋律音が音
声信号として増幅器(2)を介して後述するピッチコン
トローラ(3)及びピッチ検出部(4)に供給される。
ピッチコントローラ(3)は、増幅器(2)よりの音声
信号の周波数を後述する演算部(5)よりの制御信号に
応じて可変し、加算器(10)に供給する。ピッチ検出
部(4)は、第4図に示すように、先ずマイクロフォン
(1)より増幅器(2)を介して供給された音声信号(
第4図A)の所定値以上のピークレベルの部分をサンプ
ルホールドして、ピッチ検出パルスを形成する(第4図
B)。そして、図に示すように、各パルスの周期を求め
てピッチを検出するようにする。しかしながら、第4図
Aに示すように、入力される音声信号は基本波だけでな
く、高調波やノイズ成分も有するので、第4図Bに示す
ように、第1番目のパルスの周期T1と第2番目のパル
スの周期Ttを加算した期間TI +’r、を基本波の
周期とする必要がある。
従って、第5図のフローチャートに示すように、例えば
CPUによる演算処理が必要となる。
先ず、ステップ(100)では、ピッチ検出パルス(第
4図B)の立ち上がりを検出、即ち、「1」か否かを判
断し、rYES、であればステップ(101)に移行し
、「NO」であれば再びステップ(100)に移行する
ステップ(101)では、周期TをOとする。そして次
のステップ(102)に移行する。
ステップ(102)では、周期Tに1を加算する。
そして、次のステップ(103)に移行する。
ステップ(103)では、ピッチ検出パルス(第4図B
)の立ち上がりを検出、即ち、「1」か否かを判断し、
rYES、であればステップ(104)に移行し、rN
OJであれば再びステップ(102)に移行する。即ち
、「1」でなければ、周期Tに次々に1が加算され、こ
れによって、次のパルスの立ち上がりまでの周期を求め
ることができる。
ステップ(104)では、周期TがTm1n 、即ち、
第4図に示すような高調波等による最小の周期Tよりも
長いか否かを判断し、rYESJであれば終了し、rN
OJであれば再びステップ(102)に移行する。この
場合においては、周期Tは、最小の周期T1より短いの
でrNOJと判断して再びステップ(102)に移行す
る。即ち、第4図Bにおける2番目のパルスを検出した
ところでピッチ検出を終了しないで、更に第3番目のパ
ルスの立ち上がりを検出するまで、次々に周期Tに1を
加算し、これによって、第3番目のパルスの立ち上がり
を検出したときに終了すると共に、第4図Bに示すよう
に、基本波の周期T、 十Tzを得ることができる。尚
、基本波の周期の長さに応じて、高調波等による最小の
周期Tlll1nの値が可変するようになされている。
さて、このピッチ検出部(4)は、例えば第6図〜第9
図に示すように構成される。
先ず、第6図より説明するに、この第6図は、ピッチ検
出部(4)の例1を示す構成図で、第6図において、(
13)は、音声信号が入力される音声信号入力端子で、
この入力端子(13)より正ピーク検出回路(14)に
音声信号が供給される。この正ピーク検出回路(14)
は、音声信号の正極側のレヘルのピークを検出し、ピッ
チ検出パルスを発生し、このピッチ検出パルスを間隔測
定部(15)に供給する。
間隔測定部(15)は、正ピーク検出回路(14)より
のピッチ検出パルスに対して、第5図のフローチャート
において説明した基本波の周期Tの測定を行う。この間
隔測定部(15)において得られた基本波の周期Tはピ
ッチ演算部(J6)に供給される。ピッチ演算部(16
)は、間隔測定部(15)よりの周期Tより、ピッチを
求め、この得たピッチデータを出力端子(17)に供給
する。
第7図は、ピッチ検出部の例2を示す構成図である。尚
、第6図と対応する部分には同一符号を付してその説明
を省略する。
この第7図においては、入力端子(13)より供給され
た音声信号の負極側のレヘルのピークを検出し、ピッチ
検出パルスを発生する負ピーク検出回路(18)を使用
する。他の部については、第6図と同様に構成する。
第8図は、ピッチ検出部の例3を示す構成図である。尚
、第6図及び第7図と対応する部分には同一符号を付し
て、その説明を省略する。
この第8図においては、入力端子(13)より正ピーク
検出回路(14)及び負ピーク検出回路(18)に夫々
音声信号を供給すると共に、これら正ピーク検出回路(
14)及び負ピーク検出回路(18)よりのピッチ検出
パルスをOR回路(19)に供給し、これら二つのピッ
チ検出パルスの和出力信号を得るようにしている。他の
部については第6図及び第7図と同様に構成する。
第9図は、ピッチ検出部の例4を示す構成図である。尚
、第6図〜第8図と対応する部分には同一符号を付して
、その説明を省略する。
この第9図においては、入力端子(13)よりの音声信
号を全波整流回路(20)で全波整流すると共に、ピー
ク検出回路(21)で全波整流した音声信号のレヘルの
ピークを検出する如くする。他の部については第6図〜
第8図と同様に構成する。
上述のよ・)に構成されるピッチ検出部(4)よりのピ
ッチデータは演算部(5)に供給される。
(6)は、光学ディスク(例えばコンパクトディスク)
で、この光学ディスク(6)に、伴奏データを記録する
と共に、例えばサブコードエリア等に、主旋律データ(
歌の旋律音データ)を記録する。尚、この主旋律データ
は、通常、五線譜に記譜できるか、または、五線譜に記
譜された主旋律音をデータとしたものである。この光学
ディスク(6)に記録された伴奏データ及び主旋律デー
タを、光学ピックアップ(7)を介して再生回路(8)
に供給する如くする。再生回路(8)は、光学ピックア
ップ(7)よりの再生信号を信号処理し、例えば加算器
(10)には、アナログの伴奏の音声信号を供給し、主
旋律検出部(9)には再生したディジタル信号を供給す
る。この主旋律検出部(9)は、再生回路(8)よりの
再生ディジタル信号より主旋律データを抽出し、この抽
出した主旋律データを例えばCPUの演算によって現在
の主旋律データと1つ前の主旋律データとを比較する。
これは、例えば、第1O図に五線譜で示すような旋律音
による旋律線(主旋律)を記録媒体に記録するときに、
例えば最初の4分音符(ソ、即ち、Gの音)をこの記録
媒体を再生したときの4分音符の長さに相当するように
、所定時間単位のG”のデータを繰り返し連続して記録
するようにする。従って、第10図に示すような、4分
音符(G)、4分音符(ミ、即ち、E)2分音符(E)
による旋律線を記録媒体に記録するには、例えば、“G
GGG”、“EEEE”、1EEEEEEEE”の如く
する。
一方、第1θ図に示すような旋律線を歌い手が歌ときは
、図の各音符の下部に夫々“Cho−”0”Ch。
と示すように歌詞を伴う。ここに示すように、“Cho
−″の“ch″の部分は子音であり、歌詞を伴って歌を
歌う場合の音程を決定するのは母音、即ち、“0″′や
“0−″である。例えば第1O図における最初の4分音
符“C11の長さは“Cho−”という歌詞で構成され
るので。この4分音符“C,++の長さは、”ch″と
いう子音と“0−”という母音とに分けることができる
。従って、上述した記録媒体に記録した、例えば第1O
図に示す4分音符゛G”は、“GGGG″のように、こ
の4分音符の長さ分だけ、°“C++というデータを記
録しているので、歌い手の歌う4分音符“G°゛、即ち
“”Cho−”と比較すると、子音“ch”を発声して
いる時間分だけ、記録媒体に記録した“C11のデータ
と一致しなくなる。このように、歌詞を伴わせて、歌を
歌い、旋律線を構成する場合に、各旋律音に伴わせる歌
詞に子音が伴う場合は、その旋律音を時間的に見ると、
その旋律音の最初の位置に伴う。
従って、旋律線における各旋律音のピッチが変わる、例
えば、“G゛から“E゛に変わるようなときには、積極
的にピッチコントローラ(3)に制御信号を供給して、
歌い手の歌う主旋律の旋律音を変えることはしないよう
にする。このようにするために、この主旋律検出部(9
)では、第11図のフローチャートに示す如く、抽出し
た現在の主旋律データと1つの前の主旋律データとを比
較し、そのデータが変化したときは、前の状態をホール
ドするようにする。また、いわゆる演歌における「こぶ
し」に相当する部分も補正対象外とし、前の状態をホー
ルドするようにする。
即ち、ステップ(100)では、再生回路(8)よりの
ディジタルデータより主旋律データDAゎを取り込む。
そして、次のステップ(101)に移行する。
ステップ(101)では、取り込んだ主旋律データOA
、、が1つ前に取り込んだ主旋律データDA、、と同じ
か否かを判断し、rYES、であれば終了し、rNOJ
であればステップ(102)に移行する。
ステップ(102)では、主旋律データDA、1が主旋
律データDA、−、と一致しない、即ち、旋律音の変化
部分であるので、例えば主旋律データDA、を演算部(
5)に供給しないで、主旋律データDA、、を演算部(
5)にT (sec)の間供給するか、またはT (s
ec)の間、演算部(5)に演算結果によりこの演算部
(5)がピッチコントローラ(3)に供給する制御信号
を前の状態でホールドするような信号を供給するように
する。
演算部(5)は、この主旋律検出部(9)よりの主旋律
データと、ピッチ検出部(4)よりのピッチデータとを
比較し、その比較結果に基いて、ピッチコントローラ(
3)に制御信号を供給し、歌い手の歌う主旋律の旋律音
の補正を行うようにする。
この補正を行うにあたり、第12図を参照してその説明
をする。
この第12図においては、音名について、  ド”を“
C,1′とし、  し°を“ D7′とし、  ミ”を
“E7”とし、“ファ”を”Fl、”とし、“ソ”を“
 にl、II とし、“ ラ”を“A、Il とし、“
 シ”を0B7′とし、これらを音階(Cのイオニアン
スケール)として、横軸に記す。また、これら音名のサ
フィックスnはn=(1,2・・・・n+1゜n)とし
、同じ音名のオクターブ関係を示す。即ち、例えばCI
と02はサフィックスの数値の差が1、即ち、1オクタ
ーブの関係にある。従って、C1とC4では3オクター
ブの関係にある。これら、同じ音名の音の周波数比は、
例えばCI。
CZ 、C3、C4では、例えば0.5,1,2.4の
ように数倍関係にあり、その比を示す数値が大きくなる
程高い音となる。この例においては、C4が1番高くな
る。
また、図に示すように、光学ディスク(6)に記録する
主旋律データは一般的な人間の歌うことのできる音域よ
り下限にするようにする。これは、例えば五線譜に記譜
されているままで主旋律データを光ディスク(6)に記
録し、この主旋律データに基いて、歌い手の歌う主旋律
のピッチを変えるようにすると男性が歌った場合と女性
が歌った場合等で1オクタ一ブ以上の補正をしてしまう
からである。即ち、例えば第12図に示すように、成虫
旋律の旋律音がF。で、或歌い手が歌った主旋律の旋律
音がA3だった場合に、図に示すように、この誤った旋
律音A3を最も近い音程を有するF3に補正した場合は
、その補正の結果出力されるF3の音に違和感を感じる
ことはない。しかしながら、誤った旋律音A3を最も近
いF、より1オクターブ下のF2に補正した場合は、例
えば、この歌い手が女性であれば、この補正の結果出力
されるF2の音は、男性のような声となってしまうこと
もある。
また、第10図にて示したように、いかなる曲の主旋律
線の各旋律音間の音程は、通常、変えることはない。即
ち、この第10図においては、この五線譜上での各旋律
音間の音程は、先ず、第1番目のGの音と第2番目のE
の音の音程は、類3度となり、単音程、即ち、オクター
ブ以内にある音程である。更に第2番目のEの音と次の
Eの音の音程は、完全1度となり、単音程、即ち、オク
ターブ以内にある音程である。この第10図のG、E。
Eという旋律音を、上述の音程関係のまま、第12図に
あてはめてみると、例えば、この第10図のGをG3と
すると、他の二つのEは夫々E、及びE。
となり、この第10図のGをG2とすると、他の二つの
Eは夫々E2及びF2となる。このように、曲の主旋律
である歌、即ち、旋律線を構成する各旋律音間の音程は
、どの音域にあっても常に五線譜上に記譜されている状
態での音程と同じとなる。
従って、第12図に示すように、ある曲の主旋律の旋律
音がF。で、或歌い手が歌ったその曲の主旋律の旋律音
がA3であった場合に、このA3の音と単音程の関係に
あるF3としないで、例えばF2としたときは、五線譜
に記譜されたこの曲の主旋律線の、旋律音F7の前後に
連続する旋律音との夫々の音程と、この補正された旋律
音F2の前後に連続する旋律音との夫々の音程が異なる
ことが多くなる。即ち、本来、五線譜に記譜されている
曲の主旋律線の成上旋律音の前後に連続する主旋律音と
の夫々の音程が単音程であるのに、1オクターブを越え
る音程、即ち複音程(複合音程)となってしまう。この
ような理由から、第12図に示すように、ある曲の主旋
律音がF7で或歌い手が歌ったその曲の主旋律の旋律音
がA3であった場合に、この人3の音と単音程の関係に
あるF、とすることによって、違和感のないような補正
を、行うことができる。
以下、実際の補正のための制御信号を発生する過程につ
いて第13図のフローチャートを参照して説明する。例
えば、第12図に示すように、主旋律データの周波数が
Pア、即ち、F、であったとき、C1及びC2の周波数
は、夫々   F7及びEP7となり、二〇F1の音に
対する歌い手の歌った音A3を修正した音F、の周波数
は22 ・P、lとなる。
先ず、ステップ(101)では、Nを0とする。そして
ステップ(102)に移行する。
ステップ(102)では、歌い手の歌った音(この場合
A3)の周波数87、即ち、ピッチデータより式J・2
’−P、の結果が大きいか否かを判断し、rYESJで
あればステップ(104)に移行し、「NO」であれば
ステップ(103)に移行する。
ステップ(103)においては、ステップ(102)に
おいて、歌い手の歌った音の周波数3つよりI・2N、
P7が大きくない場合にNに1ずつ加算する。そして再
びステップ(102)に移行する。
ステップ(102)において、歌い手の歌った音の周波
数87よりI・2N−P、の結果が大きくなったときに
ステップ(104)に移行し、このときのNの値がステ
ップ(104)にて用いられる。
ステップ(104)においては、ピッチコントローによ
って決定する。即ち、主旋律データP7に対して倍数関
係にある、歌い手の主旋律の旋律音に対して単音程の関
係となる音域を演算によって得、このときの主旋律デー
タP、、に対して倍数関係となる、歌い手の旋律音に対
して単音程の音程を有する音の周波数と、歌い手の旋律
音の周波数の比を得、例えばその値、即ち、Q7が1の
ときはピッチコントローラ(3)に供給される歌い手の
歌った主旋律の旋律音を補正せず、このQ7が1より増
加したときは、その増加分に応じて、歌い手の歌った主
旋律の旋律音のピッチを上げ、このQ、、が1より減少
したときは、その減少分に応じて、歌い手の歌った主旋
律の旋律音のピッチを下げるようにする。
上述の如く構成すると、第3図のフローチャートに示す
如く、ステップ(100)では、光ディスク(6)より
光学ピックアップ(7)にて再生された再生信号が再生
回路(8)に供給され、この再生回路(8)より加算器
(10)に伴奏にあたる音声信号が供給される。
そして、一方、再生回路(8)よりのディジタル信号が
主旋律検出部(9)に供給され、主旋律データが抽出さ
れる。例えば、第14図Aに示すような旋律線の場合の
主旋律データは第14図Bに示す如きデータとなる。そ
して、この主旋律データに子音のための処理が施される
。そしてステップ(101)に移行する。ステップ(1
01)では、マイクロフォン(1)より増幅器(2)を
介して、ピッチコントローラ(3)及びピッチ検出部(
4)に夫々例えば第14図Cに示すような歌い手の歌っ
た歌の音声信号が供給される。
そしてピッチ検出回路(4)が歌い手の歌った音声信号
、即ち、主旋律の旋律音のピッチを検出して、ピッチデ
ータを得、これを演算部(5)に供給する。
そして、ステップ(102)に移行する。
ステップ(102)では、演算部(5)がピッチ検出部
(4)よりのピッチデータと主旋律検出部(9)よりの
主旋律データに基いて補正量の演算を行い、例えば第1
4図りに示すような制御信号を得る。そして、ステップ
(103)に移行する。
ステップ(103)では、演算部(5)がピッチコント
ローラ(3)に制御信号を供給する。これによって、ピ
ッチコントローラ(3)が、増幅器(2)よりの歌い手
の歌った音声信号のピッチを可変し、この可変して補正
した音声信号を加算器(lO)に供給する。加算器(1
0)は、再生回路(8)よりの伴奏の音声信号と、ピッ
チコントローラ(3)よりの歌い手の歌った音声信号を
補正した音声信号を加算する。この加算器(10)より
の加算音声信号は増幅器(11)を介してスピーカ(1
2)に供給され、このスピーカ(12)によって拡声さ
れる。そして、ステップ(104)に移行する。
ステップ(104)では、例えば光学ディスク(6)の
再生が終了するか、または、例えば補正機能を働かせる
スイッチ等の状態により終了か否かを判断し、rYEs
Jであれば終了し、rNo、であれば再びステップ(1
00)に移行する。
上述から明らかなように、いわゆるカラオケ用の伴奏デ
ータ以外に歌に相当する主旋律データを予め記録した光
学ディスク(6)を再生して、主旋律データを得、この
主旋律データと、歌い手の歌った主旋律を処理して得た
ピッチデータとを比較して、この結果に基いた制御信号
によって、歌い手の歌う主旋律を補正して出力するよう
にしているので、再生された伴奏データに対して、歌い
手の歌う主旋律の音程を良好にすることができる。また
、上述のカラオケ装置の回路構成はいわゆるフィード・
フォワードとなっているので、歌い手の歌を歌う動作に
対する応答が高速となる。
尚、上述の例において、記録媒体として、光学ディスク
(6)を使用した例を挙げたが、磁気テープ等でも良い
。また、主旋律データは、サブコード領域に記録するの
みならず、例えばレーザーディスフやビデオテープに記
録する場合は、メインの領域に記録する映像信号の垂直
または水平ブランキング期間に記録したり、更にビデオ
テープにおいては、深層記録を行っても良い。そして、
記録するとき、例えばレーザディスクでは、伴奏データ
は、PCMの領域に記録し、主旋律データは、AFM領
域に記録し、レーザディスク、コンパクトディスク及び
ビデオテープでは、例えばRチヤンネル側に伴奏データ
を記録し、Rチャンネル側に主旋律データを記録するよ
うにする。また、ビデオテープの場合には横手トランク
を使用しても良い。
第2図は、本発明カラオケ装置の他の例を示す。
尚、この第2図において、第1図と対応する部分には同
一符号を付して、その説明は省略する。
この第2図においては、第1図がピッチ検出部に供給す
る歌い手の歌う主旋律の音声信号を増幅器(2)より供
給するようにするいわゆるフィード・フォワードの構成
をとっていたのに対し、この第2図においては、その音
声信号をピンチコントローラ(3)よりこのピッチ検出
部(4)に供給するようにするフィード・バックの構成
にする。尚、この場合の各回路や各部は、第1図と同様
に構成し、またピッチ検出部(4)も、第1図と同様に
、第5図より第9図に示した構成とする。
さて、上述のカラオケ装置では、フィード・バックとな
る構成にしているので、歌い手が歌を歌う動作ムこ対す
る応答が第1図のカラオケ装置に比較し、より自然な応
答動作を行うことができる。
尚、本発明は上述の実施例に限ることなく、その要旨を
逸脱することなく、その他、種々の構成が取り得ること
は勿論である。
〔発明の効果〕
上述せる本発明によれば、予め記録媒体に記録された主
旋律データと歌い手の歌う主旋律データを比較する比較
手段からの比較結果に基いて、歌い手の歌う主旋律デー
タを補正するようにしたので、再生された伴奏データに
対して、歌い手の歌う主旋律の音程を良好にするように
し、いわゆる音痴な人でもカラオケを楽しむことができ
る利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明カラオケ装置の例を示す構成図、第2図
は本発明カラオケ装置の他の例を示す構成図、第3図は
フローチャート、第4図はピッチ検出の説明図、第5図
はフローチャート、第6図〜第9図はピッチ検出部の例
1〜例4を示す構成図、第10図は主旋律データの処理
の説明図、第11図はフローチャート、第12図は補正
量の演算の説明図、第13図はフローチャート、第14
図はピッチの補正過程を示す図である。 (4)はピッチ検出部、(5)は演算部、(6)は光学
ディスク、(7)は光学ピックアップ、(8)は再生回
路、(9)は主旋律検出部である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  予め伴奏データ及び主旋律データが記録された記録媒
    体を再生する再生手段と、 歌い手の歌う主旋律データと上記再生手段からの上記主
    旋律データとを比較する比較手段とを有し、 該比較手段の比較結果に基いて、上記歌い手の歌う主旋
    律データを補正するようにしたことを特徴とするカラオ
    ケ装置。
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