JPH048167Y2 - - Google Patents

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JPH048167Y2
JPH048167Y2 JP15796886U JP15796886U JPH048167Y2 JP H048167 Y2 JPH048167 Y2 JP H048167Y2 JP 15796886 U JP15796886 U JP 15796886U JP 15796886 U JP15796886 U JP 15796886U JP H048167 Y2 JPH048167 Y2 JP H048167Y2
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plate
flange
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鋼板製組立物置や鋼板製収納庫の棚
板、壁板、床板等として利用される鋼板製パネル
に関するものである。
〔従来の技術〕
鋼板製パネルの本体面板の裏面に補強材を接合
する手段としては、ビスやリベツト等の止め具で
固定することもあるが、止め具による場合、止め
具の頭部が露出して平滑な面が得られないところ
から、一般には、スポツト溶接による接合が行わ
れていた。
第5図イ,ロは、その例を示している。図示の
鋼板製パネルは、本体面板aの相対向する側縁
に、本体面板aに対して裏面側に折曲したフラン
ジbと該フランジの先端から内方へ折曲した折曲
フランジcとを折曲形成し、断面ハツト形の補強
材dの両端部を本体面板aと折曲フランジcとの
間に挿入し、本体面板aと補強材dのフランジ部
eとをスポツト溶接w…したものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の従来例には、次のような問題点があつ
た。
即ち、パネルの剛性を確保するためには、補強
材dを可及的に本体面板aの端縁に近い位置でス
ポツト溶接wすることと、補強材dを支持する折
曲フランジcの巾を大きくすることが必要であ
る。
しかし、第5図イに示すように、折曲フランジ
cが補強材dの両端部を裏面側にまわり込んで支
持しているので、スポツト溶接を行うための電極
f,fは、折曲フランジcの端縁によつて取付け
位置が制限され、折曲フランジcの端縁よりも外
方の位置においては、スポツト溶接することがで
きない。
このため、本体面板aと補強材dとの間には、
第5図イに示すように、必ず、折曲フランジcの
端縁位置よりも外側に、接合されていない部分g
が生じ、またこの接合されていない部分gを少な
くしようとすると補強材dを支持する折曲フラン
ジcの巾が小さくなり、折曲フランジcの巾を大
きくすると接合されていない部分gも大きくなる
という裏腹の関係があつた。かかる現象のため
に、第6図に示すように、本体面板aに風圧、積
雪の側圧、載荷重等の荷重が加わつたとき、最外
側のスポツト溶接w部分に応力や歪みが集中的に
作用し、最外側のスポツト溶接w部分よりも外側
の本体面板a部分が変形しやすかつた。
また薄鋼板をスポツト溶接する場合、溶接の完
全性を期待して過大に通電すると、溶損して孔が
あいたり、溶接痕が表面側に著しくあらわれて、
美観を損ないがちであり、逆に溶接を抑えると接
合強度が不足することがあつた。
鋼板製パネルの防錆塗装は、スポツト溶接の後
に行うことになるが、スポツト溶接による接合部
や補強材の内部への塗装は不可能であり、殊に、
本体面板に補強材を溶接した立体的な形状となつ
ているので、前処理、塗料の吹付け、焼付け等が
部位によつて均質でなく、その結果、耐銹性の点
でバラツキが生じる欠点があつた。
またスポツト溶接後に塗装を行うので、材料鋼
板の錆びなどに対する保全管理、特に塗装のため
の一連の装置の維持、管理は加工業者にとつて大
きな負担となつていた。
本考案の目的は、上記従来例の問題点を解消す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案は、塗装鋼
板よりなる本体面板の少なくとも相対向する側縁
に、本体面板に対して裏面側に折曲したフランジ
と該フランジの先端から内方へ折曲した折曲フラ
ンジと該折曲フランジから本体面板側に立ち上が
つた立上り板部とを折曲形成し、本体面板の裏面
側には、鋼板製補強材を、その両端部が前記本体
面板と前記立上り板部との間に挿入され且つ前記
立上り板部によつて支持された状態に配置すると
共に、前記本体面板の裏面と前記補強材の上面と
を、前記立上り板部による支持位置よりも外方の
位置まで接着剤で接着したことを特徴としてい
る。
〔作用〕
上記の構成によれば、補強材の両端部が折曲フ
ランジから立ち上がつた立上り板部で支持されて
いるので曲げに対する強度が大きく、しかも補強
材と本体面板が前記立上り板部による支持位置よ
りも外方の位置まで接着されているので、立上り
板部による支持効果が高く、本体面板の表面に荷
重が加わつた際の接着部位への応力集中が軽減さ
れる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は棚板、壁板等として使用される鋼板製
パネルの一部切欠き斜視図、第2図は鋼板製パネ
ルの縦断側面図、第3図は鋼板製パネルの一部を
拡大して示した縦断正面図である。
上記の鋼板製パネルは、塗装鋼板(予め、表裏
を焼付け塗装した着色亜鉛鉄板であり、一般には
カラー鋼板と称せられている。以下、同じ。)よ
りなる本体面板1と、前記パネル同様に塗装を施
した鋼板製の補強材2とを接合して構成されたも
のであり、その詳細は次の通りである。即ち、本
体面板1の少なくとも相対向する側縁には、本体
面板1に対して裏面側に折曲したフランジ3と該
フランジ3の先端から内方へ折曲した折曲フラン
ジ4と該折曲フランジ4から本体面板1側に立ち
上がり、且つ先端5aを外方へ折り曲げた立上り
板部5とを折曲形成してある。
本体面板1の裏面側には、前記補強材2を、そ
の両端部が前記本体面板1と前記立上り板部5と
の間に挿入され且つ前記立上り板部5によつて支
持された状態に配置すると共に、前記本体面板1
の裏面と前記補強材2の上面とを、前記立上り板
部5による支持位置pよりも外方の位置まで、具
体的には補強材2の両端位置に至るまで全面にわ
たつて、接着剤6で接着してある。塗装鋼板に施
される塗料はアクリル系、エポキシ系、ポリエス
テル系などの樹脂塗料が一般的であるので、接着
剤6としては、これらの塗膜1a,2aと密着性
の良いものが選ばれる。鋼板製パネルに要求され
る剛性が大きいものであれば、構造用接着剤を使
用した方が良いが、要求される剛性によつては、
これに準じた接着剤でも差支えない。
尚、この実施例では、補強材2の両端とこれに
対向するフランジ3との間に小空〓Sを有し、補
強材2の長さと折曲フランジ4の幅とは、補強材
2の両端部を本体面板1と立上り板部5との間に
挿入するにあたつて、補強材2の一端を一方のフ
ランジ3に当接させた際、補強材2の他端とこれ
を挿入する側の立上り板部5との間に微小な〓間
ができるような関係の寸法に設定されている。望
ましいのは、上記小空〓Sをなくし、補強材2の
端部をフランジ3に当接する位の設計にしてその
端部が接着されるのがよい。また図示の実施例で
は、本体面板1の補強材2と平行な側縁にも、前
記フランジ3、折曲フランジ4、立上り板部5と
同様な断面形状の板部が折曲連設されているが、
これらは省略してもよい。
第4図イ,ロ,ハは各々本考案の別実施例を示
す。
第4図イの実施例は、立上り板部5の先端5a
を内方へ折曲した点に特徴がある。
第4図ロの実施例は、立上り板部5の先端5a
をフランジ3に接するような形状とした点に特徴
がある。
第4図ハの実施例は、立上り板部5を、折曲フ
ランジ4の先端から折り返された後、立ち上がつ
た形状とした点に特徴がある。
尚、上記各実施例においては、補強材2として
断面ハツト形のものを使用したが、補強材2とし
て、Cチヤンネル、Gチヤンネル、角パイプなど
種々の断面形状のものを使用することができるこ
とは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案は、上述した構成よりなるから、次の効
果を奏し得るのである。
塗装鋼板を用いているので、スポツト溶接に
よつて本体面板と補強材を接合した後に本体面
板に塗装を行つていた従来例のように原板金属
表面が大気中に露出しておらず、原板の保管か
ら加工工程を通じて金属表面の清浄性について
の格別な配慮は不要であり、加工後の塗装工程
も省略されるので、加工業者に過度の負担を強
いることがない。また塗装鋼板は、一般に近代
的な製造設備を備えた一貫ラインで厳重な品質
管理のもとに生産されるもので、金属表面の清
浄性、化成処理塗膜の性能等は均質で耐銹性の
信頼性が高く、塗膜が容易に剥離することがな
いので、本体面板の塗膜と補強材の塗膜を接着
しているにもかかわらず、十分な接合強度が得
られる。
本体面板と補強材が接着剤により接合されて
いるため、スポツト溶接接合のように折曲フラ
ンジで接合個所が制限されることがないので折
曲フランジの巾を大きくすることができ、しか
も折曲フランジには立上り板部が折曲形成され
ているので、この部分の断面二次モーメントが
大きく、この曲げに対して強度の高い立上り板
部で補強材の両端部を支持しているので、支持
が確実であり、しかも補強材と本体面板が前記
立上り板部による支持位置よりも外方の位置ま
で接着されているので、立上り板部による支持
効果が高く、本体面板の表面に荷重が加わつた
際の接着部位への応力集中が軽減され、本体面
板の両端部が容易に変形することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図は鋼板製パネルの一部切欠き斜視図、第2
図は鋼板製パネルの縦断側面図、第3図は第2図
の−線断面図およびそれの一部拡大断面図で
ある。第4図イ,ロ,ハは各々本考案の別実施例
を示す鋼板製パネルの要部縦断側面図である。第
5図イ,ロは従来の鋼板製パネルの本体面板と補
強材との取付け状態を示す説明図、第6図は同パ
ネルの作動状態図である。 1……本体面板、2……補強材、3……フラン
ジ、4……折曲フランジ、5……立上り板部、6
……接着剤、p……支持位置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塗装鋼板よりなる本体面板の少なくとも相対向
    する側縁に、本体面板に対して裏面側に折曲した
    フランジと該フランジの先端から内方へ折曲した
    折曲フランジと該折曲フランジから本体面板側に
    立ち上がつた立上り板部とを折曲形成し、本体面
    板の裏面側には、鋼板製補強材を、その両端部が
    前記本体面板と前記立上り板部との間に挿入され
    且つ前記立上り板部によつて支持された状態に配
    置すると共に、前記本体面板の裏面と前記補強材
    の上面とを、前記立上り板部による支持位置より
    も外方の位置まで接着剤で接着してあることを特
    徴とする鋼板製パネル。
JP15796886U 1986-10-14 1986-10-14 Expired JPH048167Y2 (ja)

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JP15796886U JPH048167Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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JP15796886U JPH048167Y2 (ja) 1986-10-14 1986-10-14

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JPS6362517U JPS6362517U (ja) 1988-04-25
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JPH0636119Y2 (ja) * 1990-11-06 1994-09-21 大和工商リース株式会社 床或は壁部材
JP6190158B2 (ja) * 2013-05-22 2017-08-30 文化シヤッター株式会社 収納用間仕切壁及びその補強部材位置決め方法

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JPS6362517U (ja) 1988-04-25

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