JPH0811260B2 - アルミニウム溶接構造物 - Google Patents

アルミニウム溶接構造物

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JPH0811260B2
JPH0811260B2 JP3356377A JP35637791A JPH0811260B2 JP H0811260 B2 JPH0811260 B2 JP H0811260B2 JP 3356377 A JP3356377 A JP 3356377A JP 35637791 A JP35637791 A JP 35637791A JP H0811260 B2 JPH0811260 B2 JP H0811260B2
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aluminum
plate
honeycomb panel
welded
aluminum honeycomb
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行一郎 奥戸
宏 入江
修一 本田
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Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水門壁(ローラーゲー
ト)、C型ビーム、船殻などに用いるアルミニウム溶接
構造物に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるアルミニウム溶接構造物は、外
板、パネルなどの構造用板状部材に隔壁材を間隔をおい
て溶接し、この隔壁材により板状部材の補剛を図ってい
るが、従来、隔壁材として例えば1枚もののアルミニウ
ム板を用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アルミニウム板による
隔壁材は、面外座屈に耐え得るだけの厚みが必要とさ
れ、例えばローラーゲートでは厚さ12mmのものが必要と
される。このため、全体の重量が大きくなり、制作や保
守の際の取扱い、運搬が大変であった。
【0004】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、溶接構造物の軽量化を図り、制作や保守の際の取扱
いや運搬を容易にし、また高剛性も得られるアルミニウ
ム溶接構造物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、構造用板状部材と該板状部材に対して直交
する方向に配置される補剛用隔壁材とからなるアルミニ
ウム溶接構造物において、前記隔壁材は、アルミニウム
ハニカム・コアの両面にアルミニウム面板を接合してな
るアルミニウムハニカムパネルで形成され、前記構造用
板状部材との間にアルミニウム形材を介在させて溶接し
てなり、前記アルミニウム形材を、アルミニウムハニカ
ムパネルより幅広とした、構造用板状部材に当接する板
状本体部と、該板状本体部に対向するように設けられる
アルミニウムハニカムパネル周縁部のアルミニウム面板
への接合脚部を備えたものとし、板状本体部を構造用板
状部材に溶接し、接合脚部をアルミニウムハニカムパネ
ル周縁部のアルミニウム面板に溶接することを要旨とす
るものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、隔壁材としてアルミニウムハ
ニカム・コアの両面にアルミニウム面板を結合してなる
アルミニウムハニカムパネルを使用することで全体の重
量の軽量化を図ることができ、また、隔壁材を構造用板
状部材に溶接する場合に使用するアルミニウム形材とし
て、これに幅広の板状本体部を設けることで、構造用板
状部材とアルミニウムハニカムパネルを補強するととも
に、両者を一体に接合して面外剛性も増す。
【0007】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明のアルミニウム溶接構造物をC
型ビームに実施した例の斜視図、図2は同上要部の横断
平面図、図3は同上要部の縦断側面図で、C型ビームは
上下のフランジ部材1,1と該フランジ部材1,1間に
設けるウェブ部材2とにより構造用板状部材を構成し、
このフランジ部材1,1とウェブ部材2とにより形成さ
れるC型開口部に間隔をおいて構造用板状部材に直交す
る方向にアルミニウム形材8を介して隔壁材3を配設す
るもので、フランジ部材1,1には厚さ12mmのアルミニ
ウム板を使用し、ウェブ部材2と隔壁材3にはアルミニ
ウムハニカムパネル4を使用する。ここで、アルミニウ
ムとはアルミニウムまたはその合金を示す。
【0008】このアルミニウムろう付けハニカムパネル
4は、周知のごとく図9に示すように、ハニカム・コア
5の両面にアルミニウム面板6,7をろう付けにより接
合してなる積層体で、ウェブ部材2を形成するものにつ
いては、例えば高さ15mmのアルミニウムハニカムパネル
4を用い、隔壁材3を形成するものについては、例えば
高さ10mm、面板厚さ 0.8mmのアルミニウムハニカムパネ
ル4を用いる。
【0009】そして、構造用板状部材であるウェブ部材
2と隔壁材3との接合部、同じく構造用板状部材である
フランジ部材1とウェブ部材2との接合部は、図2, 3
に示すようにアルミニウム形材8を介して溶接により接
合する。このアルミニウム形材8は、図5に示すよう
に、板状構造部材に当接するものとして、アルミニウム
ハニカムパネル4より幅広の、例えば巾30mmの細長板状
の本体部8aから、該本体部8aに対向するように設け
られるアルミニウムハニカムパネル4の周縁部のアルミ
ニウム面板6,7への接合脚部となる高さ5mmの突条8
b,8cを間隔をおいて2本突設したもので、突条8
b,8c間の巾は例えば隔壁材3を形成するアルミニウ
ムハニカムパネル4との接合部に使用するものの場合
は、該アルミニウムハニカムパネル4の厚さである10mm
とする。なお、突条8b,8cの厚さは0.8mm、本体部
8aの厚さは3mmに形成した。
【0010】以上のように構成されるアルミニウム形材
8の本体部8aをウェブ部材2やフランジ部材1に溶接
により接合し、アルミニウム形材8の突条8b,8cに
アルミニウムハニカムパネル4で形成される隔壁材やウ
ェブ部材3の端部のアルミニウム面板6,7を突き合わ
せ溶接により接合する。
【0011】この場合、本体部8aは、アルミニウムハ
ニカムパネル4より幅広としてあるから、ウェブ部材2
やフランジ部材1とアルミニウムハニカムパネル4を補
強するとともに両者を一体に接合して面外剛性が高ま
る。とくに、板状構造部材としてアルミニウムハニカム
パネル4をを使用する場合は、ハニカムパネルの強度が
コアと面板との接合部の多寡に左右されるが、本体部8
aを幅広とすることで強度が高まる。このように接合部
にアルミニウム形材8を介在させることで、ウェブ部材
2を形成するアルミニウムハニカムパネル4の面板の補
強が図られ、また、隔壁材3を形成するアルミニウムハ
ニカムパネル4の端縁の補強が図られる。
【0012】また、隔壁材3にアルミニウムハニカムパ
ネル4を使用することで重量の軽量化と面外剛性のアッ
プが図れる。例えば実験例としてアルミニウムハニカム
パネル4として、高さ20mm、面板厚1mm、コア板厚さ
0.2mmのものを使用した場合を、厚さ12mmのアルミニウ
ム板を使用した場合と比較すると、アルミニウム板を使
用した場合の方が重量が 4.8倍、面外剛性がアルミニウ
ムハニカムパネル4の80%であった。
【0013】さらに、C型ビームは開断面に形成され、
ねじりに弱い構造であるため、すじかい9を必要とする
場合もあるが、図4に示すようにアルミニウム形材8を
介してすじかい9を組立てることで、アルミニウムハニ
カムパネル4により形成される隔壁材3は剛な支持点を
与えることが可能となる。
【0014】図6は、図7に示すようなローラーゲート
を構成するシェル型(箱桁構造)水門扉に実施する例を
示し、間隔をおいて設けた隔壁材3の周囲にスキンプレ
ート10とバックプレート11とからなる外板12を張設して
なるもので、両端を側板で閉塞し、側板に設けたローラ
ー13の滑動でビアーの案内溝14を上下動する。
【0015】かかるシェル型水門扉の隔壁材3もアルミ
ニウムハニカムパネル4で形成し、該隔壁材3をアルミ
ニウム形材8を介して構造用板状部材である外板12に溶
接した。
【0016】図8は、船かくに実施する例を示し、構造
用板状部材としての船かく15と隔壁材3とをアルミニウ
ムハニカムパネル4で形成し、該隔壁材3をアルミニウ
ム形材8を介して船かく15に溶接により接合する。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明のアルミニウム
溶接構造物は、構造用板状部材と該構造用板の補剛用隔
壁材とからなるものにおいて、隔壁材をアルミニウムハ
ニカムパネルで形成したので、垂量の軽減化を図ること
ができ、制作や保守の際の取扱い、運搬が容易になる。
【0018】また、隔壁材はアルミニウム形材を介して
構造用板状部材に溶接し、このアルミニウム形材には構
造用板状部材に統制する部分を幅広の本体部に形成した
から、構造用板状部材や隔壁材を補強でき、両者を一体
に接合して高剛性が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアルミニウム溶接構造物をC型ビーム
に実施した例の斜視図である。
【図2】本発明のアルミニウム溶接構造物をC型ビーム
に実施した例の要部の横断平面図である。
【図3】本発明のアルミニウム溶接構造物をC型ビーム
に実施した例の要部の縦断側面図である。
【図4】本発明のアルミニウム溶接構造物をC型ビーム
に実施した例の要部の斜視図である。
【図5】アルミニウム形材の正面図である。
【図6】本発明のアルミニウム溶接構造物をローラーゲ
ートに実施した例の水門扉の斜視図である。
【図7】ローラーゲートの斜視図である。
【図8】本発明のアルミニウム溶接構造物を船かくに実
施した例の斜視図である。
【図9】アルミニウムハニカムパネルの斜視図である。
【符号の説明】
1…フランジ部材 2…ウェブ部材 3…隔壁材 4…アルミニウ
ムハニカムパネル 5…ハニカム・コア 6…アルミニウ
ム面板 7…アルミニウム面板 8…アルミニウ
ム形材 8a…本体部 8b,8c…突
条 9…すじかい 10…スキンプレ
ート 11…バックプレート 12…外板 13…ローラー 14…案内溝 15…船かく
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B23K 101:02 103:10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造用板状部材と該板状部材に対して直
    交する方向に配置される補剛用隔壁材とからなるアルミ
    ニウム溶接構造物において、前記隔壁材は、アルミニウ
    ムハニカム・コアの両面にアルミニウム面板を接合して
    なるアルミニウムハニカムパネルで形成され、前記構造
    用板状部材との間にアルミニウム形材を介在させて溶接
    してなり、前記アルミニウム形材を、アルミニウムハニ
    カムパネルより幅広とした、構造用板状部材に当接する
    板状本体部と、該板状本体部に対向するように設けられ
    るアルミニウムハニカムパネル周縁部のアルミニウム面
    板への接合脚部を備えたものとし、板状本体部を構造用
    板状部材に溶接し、接合脚部をアルミニウムハニカムパ
    ネル周縁部のアルミニウム面板に溶接することを特徴と
    したアルミニウム溶接構造物。
JP3356377A 1991-12-24 1991-12-24 アルミニウム溶接構造物 Expired - Lifetime JPH0811260B2 (ja)

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