JPH05169170A - 溶接構造物 - Google Patents
溶接構造物Info
- Publication number
- JPH05169170A JPH05169170A JP35637891A JP35637891A JPH05169170A JP H05169170 A JPH05169170 A JP H05169170A JP 35637891 A JP35637891 A JP 35637891A JP 35637891 A JP35637891 A JP 35637891A JP H05169170 A JPH05169170 A JP H05169170A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welded
- aluminum
- hull
- aluminum honeycomb
- bulkhead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 船体のバルクヘッドなどの溶接構造物を軽量
化し、船舶の超高速化を可能とし、溶接構造物相互の溶
接による組立てを容易にする。 【構成】 アルミニウムハニカム・コア３の両面にアル
ミニウム形材による面板４，５を接合してなるアルミニ
ウムハニカムパネル２の組合せで構成し、端部に隣接の
溶接構造物との接合用の形材である補強材11を取付け
た。
化し、船舶の超高速化を可能とし、溶接構造物相互の溶
接による組立てを容易にする。 【構成】 アルミニウムハニカム・コア３の両面にアル
ミニウム形材による面板４，５を接合してなるアルミニ
ウムハニカムパネル２の組合せで構成し、端部に隣接の
溶接構造物との接合用の形材である補強材11を取付け
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、船体のデッキプレー
ト、サイドシェル、バルクヘッドなどを形成する溶接構
造物に関する。
ト、サイドシェル、バルクヘッドなどを形成する溶接構
造物に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば船体を構成する船殻は、従来、骨
材と皮材とで構成され、図７に示すように皮材13と骨材
12とをそれぞれ別体に製作し、両者を隅肉溶接で組立て
建造していた。これに対し、船舶の高速化、軽量化を回
る目的で、従来、使用していた鋼板に代えて船殻をアル
ミニウム合金の板材で製造することが考えられ、例えば
図８にも示すようにアルミニウム合金の押出し性能を利
用して皮材13と骨材12とが一体になった形材( アルミパ
イセクション) を用い、この形材のフランジ部に板材を
溶接する方法が考えられた。
材と皮材とで構成され、図７に示すように皮材13と骨材
12とをそれぞれ別体に製作し、両者を隅肉溶接で組立て
建造していた。これに対し、船舶の高速化、軽量化を回
る目的で、従来、使用していた鋼板に代えて船殻をアル
ミニウム合金の板材で製造することが考えられ、例えば
図８にも示すようにアルミニウム合金の押出し性能を利
用して皮材13と骨材12とが一体になった形材( アルミパ
イセクション) を用い、この形材のフランジ部に板材を
溶接する方法が考えられた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このようなアルミニウ
ム合金の板材で船殻を形成する方法では、必要な強度を
確保できるだけの厚みを有する板材を要し、全体の垂量
が大きくなり、製作や保守の際の取扱い、運搬が大変で
あるばかりでなく、船体の充分な高速化を図ることがで
きなかった。
ム合金の板材で船殻を形成する方法では、必要な強度を
確保できるだけの厚みを有する板材を要し、全体の垂量
が大きくなり、製作や保守の際の取扱い、運搬が大変で
あるばかりでなく、船体の充分な高速化を図ることがで
きなかった。
【０００４】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、船体や自動車などの車台の超軽量化及び高速化を図
ることができ、しかも充分な強度が確保でき、組立ても
容易な溶接構造物を提供することにある。
し、船体や自動車などの車台の超軽量化及び高速化を図
ることができ、しかも充分な強度が確保でき、組立ても
容易な溶接構造物を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、アルミニウムハニカム・コアの両面にアル
ミニウム形材による面板を接合してなるアルミニウムハ
ニカムパネルの組合せで構成し、端部に隣接の溶接構造
物との接合用の形材を取付けたことを要旨とするもので
ある。
成するため、アルミニウムハニカム・コアの両面にアル
ミニウム形材による面板を接合してなるアルミニウムハ
ニカムパネルの組合せで構成し、端部に隣接の溶接構造
物との接合用の形材を取付けたことを要旨とするもので
ある。
【０００６】
【作用】本発明によれば、アルミニウムハニカムパネル
を相互に溶接して溶接構造物を形成するので、全体の垂
量が軽減され、また、端部には隣接の溶接構造物との接
合用の形材を溶接し、この形材を介して溶接構造物が互
いに溶接されるから、溶接構造物相互の溶接が容易とな
るとともに、この形材が補強材として作用しアルミニウ
ムハニカムパネルの補強が図られる。
を相互に溶接して溶接構造物を形成するので、全体の垂
量が軽減され、また、端部には隣接の溶接構造物との接
合用の形材を溶接し、この形材を介して溶接構造物が互
いに溶接されるから、溶接構造物相互の溶接が容易とな
るとともに、この形材が補強材として作用しアルミニウ
ムハニカムパネルの補強が図られる。
【０００７】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図１は本発明の溶接構造物を船体のバルクヘ
ッドに実施した例の斜視図、図２は同上要部である溶接
個所の斜視図、図３は同上要部である端部の斜視図で、
本発明では図５に示したような船体のバルクヘッド１を
アルミニウムハニカムパネル２の組合わせで構成する。
説明する。図１は本発明の溶接構造物を船体のバルクヘ
ッドに実施した例の斜視図、図２は同上要部である溶接
個所の斜視図、図３は同上要部である端部の斜視図で、
本発明では図５に示したような船体のバルクヘッド１を
アルミニウムハニカムパネル２の組合わせで構成する。
【０００８】このアルミニウムろう付けハニカムパネル
２は、周知のごとく図６にも示すように、ハニカム・コ
ア３の両面にアルミニウム形材による面板４，５をろう
付けまたは接着により接合してなる積層体で、横材６及
び縦材７をこのアルミニウムハニカムパネル２で形成す
る。
２は、周知のごとく図６にも示すように、ハニカム・コ
ア３の両面にアルミニウム形材による面板４，５をろう
付けまたは接着により接合してなる積層体で、横材６及
び縦材７をこのアルミニウムハニカムパネル２で形成す
る。
【０００９】横材６，６相互及び横材６と縦材７との接
合部は、図２に示すように、横材６、縦材７のそれぞれ
の端部に枠材８を一体ろう付けにより接合し、横材６の
両板５と縦材７の面板４，５とを外側から溶接し、さら
に横材６，６間の開口部を横材６，６の面板４，４に前
記枠材８と同様のふた材９を溶接する。
合部は、図２に示すように、横材６、縦材７のそれぞれ
の端部に枠材８を一体ろう付けにより接合し、横材６の
両板５と縦材７の面板４，５とを外側から溶接し、さら
に横材６，６間の開口部を横材６，６の面板４，４に前
記枠材８と同様のふた材９を溶接する。
【００１０】このようにして横材６と縦材７の接合によ
り箱状のバルクヘッド１を形成し、該バルクヘッド１の
端部で、他の溶接構造物との接合部に形成される横材
６，６間の開口には、図３に示すように上方の横材６の
面板５と下方の横材６の面板４との間に端材10を溶接し
て、上下の横材６，６を継ぎ、さらに、断面略Ｉ字形の
アルミニウム形材による補強材11を上下の横材６，６の
端面に溶接により接合する。そして、他のバルクヘッド
１を接合する場合は、図４に示すようにこの補強材11を
介して互いに溶接して接合する。
り箱状のバルクヘッド１を形成し、該バルクヘッド１の
端部で、他の溶接構造物との接合部に形成される横材
６，６間の開口には、図３に示すように上方の横材６の
面板５と下方の横材６の面板４との間に端材10を溶接し
て、上下の横材６，６を継ぎ、さらに、断面略Ｉ字形の
アルミニウム形材による補強材11を上下の横材６，６の
端面に溶接により接合する。そして、他のバルクヘッド
１を接合する場合は、図４に示すようにこの補強材11を
介して互いに溶接して接合する。
【００１１】前記実施例は、本発明の溶接構造物を船体
のバルクヘッドに実施した例を説明したが、これに限定
されるものではなく、デッキプレート、サイドシェルや
自動車の車台などにも実施できる。
のバルクヘッドに実施した例を説明したが、これに限定
されるものではなく、デッキプレート、サイドシェルや
自動車の車台などにも実施できる。
【００１２】
【発明の効果】以上述べたように本発明の溶接構造物
は、構成部材をアルミニウムハニカムパネルで形成した
ので軽量化され、船舶や自動車などに用いた場合、その
超高速化を図ることができる。また、アルミニウムハニ
カムパネルで形成される構造部材の端には、隣接の溶接
構造物との接合用の形材を設けたので、接合のための溶
接が容易に行えるだけでなく、パネルの補強も図れるも
のである。
は、構成部材をアルミニウムハニカムパネルで形成した
ので軽量化され、船舶や自動車などに用いた場合、その
超高速化を図ることができる。また、アルミニウムハニ
カムパネルで形成される構造部材の端には、隣接の溶接
構造物との接合用の形材を設けたので、接合のための溶
接が容易に行えるだけでなく、パネルの補強も図れるも
のである。
【図１】本発明の溶接構造物を船体のバルクヘッドに実
施した例の斜視図である。
施した例の斜視図である。
【図２】本発明の溶接構造物を船体のバルクヘッドに実
施した例の要部である溶接個所の斜視図である。
施した例の要部である溶接個所の斜視図である。
【図３】本発明の溶接構造物を船体のバルクヘッドに実
施した例の要部である端部の斜視図である。
施した例の要部である端部の斜視図である。
【図４】本発明の溶接構造物を船体のバルクヘッドに実
施した例の他の溶接構造物との接合部の斜視図である。
施した例の他の溶接構造物との接合部の斜視図である。
【図５】船体構造の説明図である。
【図６】アルミニウムハニカムパネルの一部切欠いた斜
視図である。
視図である。
【図７】船体構造の従来例を示す一部の斜視図である。
【図８】骨材と皮材との組立て構造の従来例を示す正面
図である。
図である。
１…バルクヘッド ２…アルミニウムハ
ニカムパネル ３…アルミニウムハニカム・コア ４…面体 ５…面板 ６…横材 ７…縦材 ８…枠材 ９…ふた材 10…端材 11…補強材 12…骨材 13…皮材
ニカムパネル ３…アルミニウムハニカム・コア ４…面体 ５…面板 ６…横材 ７…縦材 ８…枠材 ９…ふた材 10…端材 11…補強材 12…骨材 13…皮材
Claims (1)
- 【請求項１】 アルミニウムハニカム・コアの両面にア
ルミニウム形材による面板を接合してなるアルミニウム
ハニカムパネルの組合せで構成し、端部に隣接の溶接構
造物との接合用の形材を取付けたことを特徴とする溶接
構造物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35637891A JPH05169170A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 溶接構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35637891A JPH05169170A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 溶接構造物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05169170A true JPH05169170A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18448719
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35637891A Pending JPH05169170A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 溶接構造物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05169170A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108001613A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-05-08 | 企力（大连）海事科技有限公司 | 舰艇用焊接铝蜂窝轻围壁 |
| JP2018516792A (ja) * | 2015-05-21 | 2018-06-28 | エコンコア・ナムローゼ・フエンノートシャップＥｃｏｎｃｏｒｅ Ｎ．Ｖ． | 階層型セル構造体を有するハニカムコア |
| JP2021513925A (ja) * | 2018-02-16 | 2021-06-03 | エコンコア・ナムローゼ・フエンノートシャップＥｃｏｎｃｏｒｅ Ｎ．Ｖ． | サンドイッチセル壁を備えた階層型ハニカムコア |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP35637891A patent/JPH05169170A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018516792A (ja) * | 2015-05-21 | 2018-06-28 | エコンコア・ナムローゼ・フエンノートシャップＥｃｏｎｃｏｒｅ Ｎ．Ｖ． | 階層型セル構造体を有するハニカムコア |
| US11267212B2 (en) | 2015-05-21 | 2022-03-08 | Econcore N.V. | Honeycomb core with hierarchical cellular structure |
| CN108001613A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-05-08 | 企力（大连）海事科技有限公司 | 舰艇用焊接铝蜂窝轻围壁 |
| JP2021513925A (ja) * | 2018-02-16 | 2021-06-03 | エコンコア・ナムローゼ・フエンノートシャップＥｃｏｎｃｏｒｅ Ｎ．Ｖ． | サンドイッチセル壁を備えた階層型ハニカムコア |
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