JPH0481562A - 合成樹脂製ダクトのブラケット支持構造及び方法 - Google Patents

合成樹脂製ダクトのブラケット支持構造及び方法

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JPH0481562A
JPH0481562A JP19444690A JP19444690A JPH0481562A JP H0481562 A JPH0481562 A JP H0481562A JP 19444690 A JP19444690 A JP 19444690A JP 19444690 A JP19444690 A JP 19444690A JP H0481562 A JPH0481562 A JP H0481562A
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    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2225/00Synthetic polymers, e.g. plastics; Rubber
    • F05C2225/08Thermoplastics

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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、内燃機関における吸気系空気通路を形成する
合成樹脂製ダクトのブラケット支持構造に係り、特に〜
バンド状のブラケットにてダクト外周を締め付けて、ダ
クトを固定するようにした支持構造の改良に関するもの
である。
(背景技術) 車両用エンジン等の内燃機関において、エアフィルタ側
とインテークマニホールド側とを接続し、吸気系空気通
路を形成するダクトとして、近年、軽量化やコスト低減
等の目的のために、ポリプロピレンやナイロン等からな
る、ブロー成形によって形成された合成樹脂製のパイプ
が、好適に用いられてきでいる。そして、このような合
成樹脂製のダクトにあっては、通常、その開口端部が、
ゴムホース等の軟質の接続バイブを介して、エアフィル
タやインテークマニホールド等に対して接続される一方
、該ダクトの両開口端部の間の胴体部において、ダクト
に一体的に形成されたブラケットやダクトの外周に取り
付けられたブラケットによって、取付位置が固定され、
ダクトが支持されるようになっている。
ところで、このダクトの外周に取り付けられるブラケッ
トとしては、ハント状を為し、ダクト外周を締め付ける
ようにして、ダクトを固定・支持せしめる構造のものが
ある。より具体的には、かかるブラケットは、第14図
及び第15図に示される如く、径方向に2つ割りされた
半円筒形状の金属製のクランプ片2.2より成り、また
、各々のクランプ片2は、ダクト4の外形に対応して湾
曲せしめられているダクト固定部と、該ダクト固定部の
両側に連続する連結部とを有している。そして、両クラ
ンプ片2.2の対応する一組の連結部は予め結合されて
おり、他の一組の連結部はボルト6の締付けによって結
合されるようになっている。
而して、かかるブラケットを用いてダクト4を固定・支
持せしめるには、先ず、クランプ片2゜2の間に合成樹
脂製のダクト4を挾み込み、そしてボルト6を締め付け
て、クランプ片2.2にてダクト4を締め付けることと
なるが、従来においては、第15図に明らかなように、
ダクト4とクランプ片2.2の間にゴム板8,8を介在
せしめて、それらダクト4とクランプ片2,2とが密着
せしめられるように為し、以て良好な固定が為されるよ
うにしていたのである。そして、その後、前記連結部に
形成された貫通孔7に取付ボルトが挿入されて、ブラケ
・ノドが隣接する構造物に対して固定されるのであり、
以てダクト4が支持されるのである。なお、第14図、
15図では、ボルト6の固定と同時に隣接するダクト5
がダクト4に一体的に固定せしめられるようになってい
る。
しかるに、このような支持構造では、内燃機関における
雰囲気温度が高くなるにつれて、ゴム板8.8にベタリ
が発生し、該ゴム板8,8とブラケットのクランプ片2
.2との間に次第に隙間が生じることが避けられないの
である。更に、高温下でブラケットのクランプ片2,2
による締付力が作用せしめられていることにより、ダク
ト4にクリープ現象が惹起されてしまい、該ダクト4自
体に変形が生じることも加わって、ブラケット(2,2
)とダクト40間にガタッキが発生する問題があった。
(解決課題) ここにおいて、本発明は、かがる事情の下に為されたも
のであって、その解決課題とするところは、ダクトと該
ダクトを締付は固定するバンド状のブラケットとの間に
隙間が住じることを防止して、ダクトが安定して固定さ
れ得るようにすることにある。
(解決手段) そして、上記課題を解決するために、本発明にあっては
、内燃機関の吸気系通路を構成する合成樹脂製のダクト
を、バンド状のブラケットにて固定、支持せしめる構造
にして、前記ダクトのブラケット取付部位の周りに、イ
ンサート成形によって、該ダクトよりも剛性の大なるリ
ング状のスペーサ部材を一体的に位置せしめる一方、前
記ダクトの外周に直接に前記ブラケットを装着し、締付
力を加えて、固定するようにしたことを特徴とする合成
樹脂製ダクトのブラケ・7ト支持構造を、その要旨とす
るものである。
また、本発明は、前記リング状のスペーサ部材を、複数
の分割体にて構成すると共に、それら分割体の互いに対
応する連結部位に位置して、一方ムこは係合部を設け、
他方には該係合部に弾性的に係合する爪部を設けて、そ
れら係合部と爪部との係合によって、目的とするリング
形状が形成されるようにすることをも、その要旨とする
ものである。
更にまた、本発明は、内燃機関の吸気系通路を構成する
合成樹脂製のダクトを、バンド状のブラケットにて固定
、支持せしめるに際して、前記ダクトのブラケット取付
部位の周りに、インサート成形によって、該ダクトより
も剛性の大なるリング状のスペーサ部材を一体的に位置
せしめる一方、該ダクトの外周に直接に前記ブラケット
を装着し、締付力を加えて、固定する、ブラケット支持
方法も、要旨とするものである。
(作用・効果) 要するに、本発明に係るブラケット支持構造及び方法に
よれば、合成樹脂製のダクトの外周に直接にブラケット
を装着するようにして、従来の如くゴム板を介在させる
ことを無くしたところがら、ゴム板の熱へタリに起因す
る隙間の発生が良好に解消されるのである。加えて、前
記ダクトのブラケット取付部位の周りには、インサート
成形によって、該ダクトよりも剛性の大なるリング状の
スペーサ部材が一体的に位置せしめられているところか
ら、かかる剛性の高いスペーサ部材によって、ブラケッ
トの締付力が受は止められ得ることとなって、ダクトの
変形が効果的に抑制され得るのである。
従って、ブラケットによる締付力が作用しているにも拘
わらず、雰囲気温度が高い場合においても、ダクトとブ
ラケットとの間に隙間か生しることが効果的に防止され
得るのであり、長期に亘り、ダクトが安定して固定され
得るのである。
また、そのようなブラケット支持構造において、スペー
サ部材を複数の分割体からなる分割構造と為して、それ
ら分割体が係合部と該係合部に弾性的に係合する爪部と
によって互いにスナ・ノブ嵌合するようにすれば、イン
サート成形に際して取り扱いが容易となるのであり、分
割体を正確な位置に簡便に組み付けて一体的なスペーサ
部材を形成することが出来、且つ組付時にスナップ嵌合
による触感(嵌合完了窓)が作業者に得られ、更には、
−旦嵌め合わされた後は、分割体の抜けか極めて良好に
防止され得るのである。
(実施例) 以下に、本発明を更に具体的に明らかにするために、本
発明の代表的な実施例を、図面に基づいて、説明するこ
ととする。
先ず、第1図には、自動車用内燃機関であるターボチャ
ージャを備えたエンジンの吸気系の一部を構成する、イ
ンタークーラダクトが概略的に示されている。かかる図
において、10は第一のダクトであり、ターボチャージ
ャとインタークーラを接続して、ターボチャージャによ
って過給された空気をインタークーラへ導くものである
。また、12は第二のダクトであって、インタークーラ
とインテークマニホールドとを接続して、インタークー
ラにおいて温度が低下せしめられ、吸入効率が高められ
た空気をエンジン燃焼室へ導くものである。
ところで、これらのダクト10.12のそれぞれには、
両開口端部の間の胴体部において、側壁から外方へ突出
する状態で、取付用ブラケットとしての突出片14が、
前記第一のダクト10には計3箇所、前記第二のダクト
12には計4箇所、ダクトに一体的に設けられている。
そして、それら突出片14のうち、第一のダクト10と
第二のダクト12との間で位置が対応するものが、一体
的にボルト止めされて、ダク)10.12が互いに固定
せしめられているのである。また、それ以外の突出片1
4により、ダク)10.12が他の隣接する構造物に固
定されることとなる。
而して、前記第一のダクト10においては、更に胴体部
の外周に、バンド状のブラケット16が装着されており
、第一のダクト10を締め付けて、支持し得るようにな
っているのである。このブラケット16は、第2図に示
されているように、径方向に2分割された円弧状のクラ
ンプ片18,18が組み合わされることによって構成さ
れており、全体としてリング状を呈している。また、各
々のクランプ片18は、第一のダクト10を収容する湾
曲したダクト固定部20と、該ダクト固定部20から径
方向外方へ向けて、両側へ延びる連結部22.22とを
有している。
また、かかる両クランプ片18.18は、対向する一組
の連結部22(第2図において左側)において、リベッ
ト24により鋲止めされ、予め一体的に結合されている
。そして、その状態で、前記ダクト固定部20にて第一
のダクト10を挟み込み、対向する他の一組の連結部2
2が、ボルト26によって結合されることによって、第
一のダクト10を締め付けつつ、固定・支持しているの
である。なお、28は、取付用ボルトの挿入孔であって
、ブラケット16は、かかる挿入孔28において、取付
用ボルトにて隣接する構造物に固定されることとなる。
ここにおいて、ブラケット16は、従来と異なり、ゴム
板を介在させることなく、直接に第一のダクト10の外
周に装着されているのである。即ち、本発明では、ゴム
板の使用を排して、ゴムのへクリに起因する隙間の発生
を防止するようにしたのであり、それにより、雰囲気温
度が高い場合にも、ダクト(10)とブラケット16と
の間に隙間か形成されることがなく、ダク)(10)が
安定して固定され得ることとなったのである。
そして、本発明に係る支持構造においては、更に第3図
に示されているように、第一のダクト10のブラケット
取付部位の外周には、インサート成形により、該ダクト
(10)よりも剛性の大なる素材にて形成された円筒形
状のスペーサ部材30が、密着せしめられており、一体
的に位置せしめられているのである。
より具体的には、スペーサ部材30は、第4図に示され
るように、径方向に2分割された半円筒形状の分割体3
1.31よりなり、また各々の分割体31には、外周面
の中央部に小突起32が設けられている一方、内周面に
軸方向とは平行な方向に延びるリブ34が複数条設けら
れているものである。
かかるスペーサ部材30は、ダクト(10)の成形に先
立って準備されて、インサート部材として、ダクト(1
0)の成形時に金型内の所定部位に予め配置され、そし
てダクトの成形と同時に、ダク)(10)の外周に密着
・固定せしめられるのである。そして、それにより、ス
ペーサ部材30は、リブ34が、ダク)(10)に食い
込んで密着するため、ダクト(10)に対して相対回転
することが良好に防止される。また、前記小突起32が
、ブラケット16のダクト固定部20に設けられた保合
孔35と係合することによって、ダクト(10)とブラ
ケット16の相対回転も防止され、且つダクト(10)
の所定の取付部位にブラケット16が取り付けられ得る
ようになっているのである。
ところで、ダク)(10)の成形手法としては、従来か
ら行なわれている各種の方法が採用され得るが、例えば
、ブロー成形は好適である。その場合、本実施例の如く
、スペーサ部材3oが、径方向に2分割された分割体3
1.31が組み合わされて円筒形状に構成されるように
なっておれば、分割体31.31のそれぞれを金型の異
なる一方に配してから、ダクト(10)を与えるパリソ
ンを両金型の間に導き、型を閉じてパリソンを挾み、し
かる後、ブローアツプすることにより、簡便に、ダクト
(10)の外周にスペーサ部材30を一体的に密着、位
置せしめ得るのである。
ところで、スペーサ部材30を分割構造とする場合にお
いて、分割体31.31の相互の連結部位、即ちそれら
の互いに対向し合う分割面に位置して、互いに係合し合
う保合手段を設けるようにすれば、上記の作業をより的
確に行なうことが出来る。特に、互いに弾性的に係合し
合う係合手段を設けるようにすれば、三次元ブロー成形
を採用する場合等において、ブローアンプ時に下型と上
型の位置が逆転せしめられる際にも、分割体を組み合わ
せたスペーサ部材のセントが外れる恐れが良好に低減さ
れる利点も得られるのである。
因みに、第5図及び第6図には、そのような弾性的な保
合手段を有するスペーサ部材の分割体の一例が示されて
いる。そこに示されるスペーサ部材36は、互いに弾性
的にスナップ嵌合し合う上側分割体37と下側分割体3
9が組み合わされて成るものである。即ち、第6図(a
)及び(b)に示されている上側分割体37には、分割
面から突出する爪部38が計4箇所に設けられていると
共に、分割面に隣接して計2箇所に凹部40が形成され
ている。一方、第6図(C)及び(d)に示される下側
分割体39には、前記爪部38を収容する段付凹部42
が、計4箇所に設けられていると共に、前記凹部40に
係合する凸部44が計2箇所に形成されているのである
それ故、爪部38と段付凹部42とが弾性的に係合し、
また凹部40と凸部44とが嵌合することにより、分割
体37.39は、極めて簡単に互いに正しい位置で組み
合わされ得て、一体的な円筒形状のスペーサ部材36が
形成されるのである。
そして、−旦嵌め合わされれば、爪部38が段付凹部4
2の段付き面に引っ掛かって、抜は防止が良好に為され
得るのである。更に、このようなスペーサ部材36では
、スナップ嵌合によって、分割体37.39の組付けが
触感を伴うため、組付けの完了が作業者に容易に認識さ
れて、作業性が向上するのである。
より具体的に、第7図乃至第10図に示されている作業
手順に従って説明する。なお、ここでは、形成されるダ
ク)(10)の径方向に分割される下型62と上型64
を用いて、パリソン66を水平方向に導くようにして、
ダク) (10)を成形するものである。
先ず、下型62の所定位置にスペーサ部材36を構成す
る下側分割体39をセットし、該下側分割体39の上に
パリソン66を載せる(第7図参照)。そして、第8図
に示されるように、パリソン66の上から上側分割体3
7を手作業で被せ、先にセットした下側分割体39に組
み付けるのである。その際、両分割体37.39は、第
9図の状態から更に嵌め込まれて、爪部38の可撓性に
基づいて、該爪部38が段付凹部42内に嵌合せしめら
れるのであり、嵌合が完了すると、爪部38の復帰に伴
う触感(嵌合完了感)が生じ、作業者は、嵌合状態を見
て確かめる必要もなく、嵌合が正しく完了したことを容
易に知ることが出来る。
しかる後、上型64を閉じてブローアツプすることとな
るが、分割体37.39の嵌合は弾性的に為されている
ところから、振動の伴う三次元ブロー成形等を採用する
場合にも、スペーサ部材36が外れることが良好に防止
され得て、ダクト(10)の所定位置にスペーサ部材3
6を密着・固定せしめることが出来るのである。そして
、ダクト(10)が固化した後、型開きを行なって、製
品を取り出すのである。
なお、保合手段となる爪部38と該爪部38に嵌合する
段付凹部42の数や形成位置、或いは凹部40と凸部4
4の数や形成位置は、特に限定されるものではなく、ス
ペーサ部材36の大きさ等に応じて適宜に決定されると
ころである。例えば、第11図及び第12図に示されて
いるように、つの分割体47の一方の側面側には前記爪
部38を設け、他方の側面側には前記段付凹部42を形
成し、かかる分割体47の2つを対向させて組み合わせ
ることによって、円筒形状のスペーサ部材46を形成す
ることも出来る。
また、ダク)(10)の成形操作において、振動が生じ
ない場合にあっては、弾性的な保合手段を設けなくとも
良く、例えば、第13図に示される如きスペーサ部材4
8を用いても差支えない。
かかるスペーサ部材48においては、上側分割体50の
分割面に位置して、凸部54と係合穴56が形成されて
いる一方、下側分割体52の分割面には、前記凸部54
を収容する凹部58と前記保合穴56に挿入される保合
軸60が設けられている。このような保合手段によって
も、分割体50゜52が正しい位置に組み合わされて、
一体的なスペーサ部材が形成され得るのである。
そして、本実施例では、ダクト(10)は、ポリプロピ
レンからなり、他方スペーサ部材(30等)には、それ
より剛性の高い66ナイロンのインジェクション成形品
を使用しているところから、かかる第一のダクト10の
外周に、前述のようにバンド状のブラケット16を装着
して、締付力を加えても、前記スペーサ部材(30等)
によって締付力が受は止められて、ダク)(10)がク
リープ現象を生しることが良好に防止され得るのである
。従って、ダクト(10)とブラケット16との間に隙
間が生じることが良好に抑制され、ダクト(10)は安
定して固定されることとなるのである。
このように、本発明に従うブラケット支持構造及び方法
においては、ゴム板の介在を排除して、ダクト(10)
の周りに剛性の高いリング状のスペーサ部材30を一体
的に位置せしめたことにより、ブラケット16とダクト
(10)との間の隙間の発生を極めて良好に防止せしめ
得るのである。
それ故、高温雰囲気下においても、長期間に亘って安定
したダクト支持が為され得るのである。
以上、本発明の代表的な実施例について詳述してきたが
、本発明が、かかる実施例の記載によって、何等の制約
をも受けるものでないことは、言うまでもないところで
ある。
例えば、上記実施例においては、スペーサ部材30をダ
クト(10)の外周に設ける場合についてのみ詳述した
が、スペーサ部材30は、ダクト(10)の内周部に設
けても何等差支えない。また、上記実施例においては、
リング状のスペーサ部材30は、何れも2分割構成とし
たが、3分割以上としても何等問題はなく、また必ずし
も分割構成とする必要もない。
さらに、本発明には、上記の実施例の他にも、本発明の
趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づい
て種々なる変更、修正、改良等を加え得るものであるこ
とが、理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のブラケット支持構造及び方法が好適
に適用され得る自動車の内燃機関におけるインタークー
ラダクトを示す平面説明図であり、また第2図は第1図
におけるl−A断面図、第3図は第1図に示す第一のダ
クトのB−B断面図である。また、第4図は、スペーサ
部材を構成する分割体を拡大して示す正面図である。 そして、第5図は、スペーサ部材の他の例を示す正面図
であり、第6図(a)乃至(d)は、第5図に示される
スペーサ部材の分割体の詳細を示しており、それぞれ、
(a)は上側分割体の正面半裁図、(b)は上側分割体
の右側面図、(C)は下側分割体の正面半裁図、(d)
は下側分割体の右側面図である。また、第7図乃至10
図は、第5図に示されるスペーサ部材を用いたダクトの
製作手順を示す説明図であり、それぞれ、第7図は下側
分割体にパリソンを導いた状態を示し、第8図は下側分
割体に上側分割体をセットする様子を示しており、第9
図は両分割体の係合部分を拡大して示すものであり、更
に第10図はブローアツプの状態を示している。 第11図は、スペーサ部材の更に別の例を示す正面図で
あり、第12図(a)及び(b)は、第11図に示され
るスペーサ部材の分割体の詳細を示しており、それぞれ
、(a)は分割体の左側面図、(5)は分割体の右側面
図である。更に、第13図は、また別のスペーサ部材の
組付は構造を示す斜視図である。 そして、第14図は、従来のブラケット支持構造を示す
平面図であり、第15図は第14図のCC断面図である
。 10:第一のダクト 12:第二のダクト16:ブラケ
ット 31゜ 37 : 39 : 50 = 47:分割体 上側分割体 下側分割体 上側分割体 8ニスペ一サ部材 38:爪部 42:段付凹部 52:下側分割体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内燃機関の吸気系通路を構成する合成樹脂製のダ
    クトを、バンド状のブラケットにて固定、支持せしめる
    構造にして、前記ダクトのブラケット取付部位の周りに
    、インサート成形によって、該ダクトよりも剛性の大な
    るリング状のスペーサ部材を一体的に位置せしめる一方
    、前記ダクトの外周に直接に前記ブラケットを装着し、
    締付力を加えて、固定するようにしたことを特徴とする
    合成樹脂製ダクトのブラケット支持構造。
  2. (2)前記リング状のスペーサ部材を、複数の分割体に
    て構成すると共に、それら分割体の互いに対応する連結
    部位に位置して、一方には係合部を設け、他方には該係
    合部に弾性的に係合する爪部を設けたことを特徴とする
    請求項(1)記載の合成樹脂製ダクトのブラケット支持
    構造。
  3. (3)内燃機関の吸気系通路を構成する合成樹脂製のダ
    クトを、バンド状のブラケットにて固定、支持せしめる
    に際して、前記ダクトのブラケット取付部位の周りに、
    インサート成形によって、該ダクトよりも剛性の大なる
    リング状のスペーサ部材を一体的に位置せしめる一方、
    該ダクトの外周に直接に前記ブラケットを装着し、締付
    力を加えて、固定することを特徴とする合成樹脂製ダク
    トのブラケット支持方法。
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