JPH0481427A - 熱硬化性化合物及びその製造方法 - Google Patents

熱硬化性化合物及びその製造方法

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JPH0481427A
JPH0481427A JP19688890A JP19688890A JPH0481427A JP H0481427 A JPH0481427 A JP H0481427A JP 19688890 A JP19688890 A JP 19688890A JP 19688890 A JP19688890 A JP 19688890A JP H0481427 A JPH0481427 A JP H0481427A
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、新規な熱硬化性化合物とその製造方法乙こ関
する。更に詳しくは、特に耐熱性に優れ積層、成形用に
最適な反応性を有するエステルイミドオリゴマー及びそ
の製造方法に関する。
[従来の技術及び解決すべき課題〕 熱硬化性樹脂は、注型・含浸・積層・成形用材料として
各種電気絶縁材料・構造材料などに使用されてきた。近
年、これらの各用途において材料の使用条件はますます
厳しくなっている。特に、材料の耐熱性は重要な特性に
なっている。このような目的には、従来、熱硬化型のポ
リイミド樹脂や耐熱性エポキン樹脂が用いられている。
その中で、熱硬化型ポリイミ[・樹脂は、ビスマレイミ
ド系化合物とジアミノジフェニルメタンとの組合せを主
成分とするケルイミドが使用されている〔藤沢検体、プ
ラスチックス、第34巻、第7号、75ページ、198
3年〕。しかし乍ら、熱硬化型ポリイミド樹脂はその加
工時に高温・長時間の加熱工程を必要とする欠点を有し
ている。更に、ジアミノジフェニルメタンが人体に有害
であることにより、取扱衛生上の問題がある。また、近
年アセチレン末端停止型ポリイミドがサーミノトとして
上布されている〔ガルフR&D、特開昭5311986
5等〕。しかし乍ら、有機溶媒溶解性が比較的低いため
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどの高
沸点有機極性溶媒を使用しなければならず、その取扱の
点で問題を有している。
このようなポリイミドの問題点を解決するために多くの
樹脂の改良法が提案されており、その中で加工特性の点
から種々のポリエステルイミド樹脂が提案されている〔
たとえば、USP 4,757,118号、4,362
,861号、3,852,246号等あるいは特開平1
−123819等〕。
ところが、−船釣にポリエステルイミドはポリイミドよ
り熱軟化点が低く樹脂流動特性に優れるものの、耐熱性
の点でポリイミドに劣ることが指摘されている〔栗田害
輔ら、高分子加工、第37巻、第2号、22−26ペー
ジ(I989)〕。
更に、本発明の様にトリメリット酸無水物を出発上ツマ
−として塩化パラトルエンスルフォン酸/ピリジン系反
応溶媒を用いて、エステル結合を有する新規な酸二無水
物を合成したのち、ジアミノ等を導入することによって
同一反応系内でポリエステルイミドを合成することにつ
いては若干の知見が知られているのみであり〔例えば、
H,Tanaka et al、、 Proceedi
ngs/Abstracts of Th1rd rn
ternaLional Conference on
 Polyimides、 6568 pp  (I9
88))、ましてや熱硬化型あるいは光反応性等の反応
性を有するポリエステルイミドについての知見は全く報
告されていない。
〔課題を解決するための手段] 本発明者等は、かかる実情に鑑み、これらの技術的課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に到達した
ものである。
即ち、本発明の第1は、一般式(I) (式中、八rl、Ar2は2価の有機基、Ar3は1価
の有機基であり、Ar+、 Arz、 Ar:+はそれ
ぞれ同種であってもよく、異種であってもよい。また、
mは1〜30の整数である。)で示される熱硬化性化合
物を、 本発明の第2は、不活性ガス雰囲気中にて反応系を室温
以下に保ち、パラトルエンスルフオン酸クロリド及びピ
リジン混合溶液中にアプロティクな極性溶媒に溶解した
トリメリット酸無水物を加えたのちに、アプロティクな
極性溶媒に予め溶解したジオールを添加反応させ、次い
でアプロティクな極性溶媒に溶解したジアミンを両末端
酸無水物基停止テレケリツクなオリゴエステルアミック
酸を得るに必要な量を加えて反応させ、更に、アプロテ
ィクな極性溶媒に溶解した1級アミンを加えて末端を停
止させ、その後非溶媒を加えて熱的に開環・脱水させる
ことを特徴とする熱硬化性化合物の製造方法を、 それぞれ内容とするものである。
まず、本発明の熱硬化性化合物の製造方法について述べ
る。
まず、アルゴン、チン素等の不活性ガス雰囲気中必要量
のパラトルエンスルフオン酸クロリドC以下、TsCI
と記す。)を計り取り、反応系を室温以下、好ましくは
10°C以下、更に好ましくは水冷下にしたのち、ピリ
ジンを発熱に注意しながらシリンジより滴下した。充分
に反応させたのち計算量のトリメリット酸無水物(以下
、TMAと記す。)をアプロティクな極性溶媒に熔解し
たのち加える。そののち一般式(II)に示されるジオ
ール〔1〕 (式中、Arzは2価の有機基を示す。)を水冷下に上
記と同一のアプロティクな極性溶媒に溶解したのち加え
る。反応を完結させるべく室温下においても適宜反応さ
せる。ここで、共重合体を得るために、一般式(III
)等で示される有機テトラカルボン酸二無水物(2〕 11j 〔2] (式中、Ar4は4価の有機基を示す。)を加えておく
ことも可能である。次に、再度反応系を水冷し、上記と
同一のアプロティクな極性溶媒に溶解した一般式(TV
)で示されるジアミン〔3〕る。そののち、末端酸無水
物基を上記と同一のアプロティクな極性溶媒に溶解した
一般式(V)で示される1級アミン〔4〕 (式中、Ar3は1価のを機基を示す。)で停止した一
般式(Vl)で表されるオリゴエステルアミンク酸 (式中、Ar、は2価の有機基を示す。)を加える。
この際、両末端酸無水物基停止テレケリツクなオリゴエ
ステルアミック酸溶液を得るように予め計算量のジアミ
ンを加えることが肝要である。オリゴエステルアミック
酸?8液を充分に反応させたのち、反応系を60°Cに
加熱した中で反応を継続す(式中、Ar、、 Ar2は
2価の有機基、Ar3は1価の有機基であり、Ar、、
 Ar、、Ar3はそれぞれ同種であってもよく、異種
であってもよい。また、mは1〜30の整数である。)
を合成する。
最後に、上記アミック酸溶液を熱的に閉環・脱水させる
ために、非溶媒を加えたのち還流・共沸下、−C式(I
)で表されるエステルイミドオリゴマーに変換する。
ここで、使用する非溶媒は芳香族炭化水素であるキルン
、トルエン、ヘンゼン等であれば特に制限なく使用でき
るが、好ましくは、ヘンゼンを使用するのがよい。反応
は、共沸・留去する水をディーン・スターク還流器を用
いて反応理論量の水が集められるまで還流させる。反応
後は、水あるいはアルコール系の溶媒中に激しく攪拌さ
せながらポリイミド溶液を注くことで、ポリイミドをパ
ウダーとして沈澱させる。パウダーは、濾過して集めた
のち80°C−減圧下に48時間乾燥させる。
本発明に用いられる有機テトラカルボン酸二無水物とし
ては、あらゆる構造の有機テトラカルボン酸二無水物が
使用可能であるが、上記一般式(I)のAra基は4価
の有機基であり、芳香族基であることが好ましい。この
Ar4基を具体的に例示すると、次の物を挙げることが
出来る。
CI(3 CF3 CF。
CF、+ これらのを機テトラカルボン酸二無水物を単独又は二種
以上組み合わせて用いてもよい。より具体的には、緒特
性のバランス面から、 の少なくとも1種以上を主成分とすることが好適である
本発明に用いられるジオールは、−C式(II)HOA
rz  OH(If) 〔土〕 (式中、Arzは2価の有機基)で示され、該ジオール
化合物〔土]のArzは本質的には2価の有機基ならな
んでも使用可能であり、具体的には、CF。
一〇CH2→1− CF3 (式中、 八r は2価の有機基) で示され、 該ノア ミン化合物〔3〕 のAr は2価の有機基なら何で も使用可能であり、 具体的には、 等を挙げることができるが、 芳香族基が望ましく 具体的には、 CF。
の少なくとも1種以上を主成分とすることが好適である
本発明に用いられるジアミンは、 一般式(R7) HzN  Ar 〔3) H2 (IV) CI+3 CH。
CF。
等を挙げることができるが、芳香族基が望ましく、具体
的には、 の少なくとも1種以上を主成分とすることが好適である
末端停止用に本発明で使用される1級アミンは、一般式
(V) Arz  NHz         (V)〔4) で示され、該1級アミン[土]のAr3を例示すると、 等があるが、コスト、取扱の点で、特に好ましくは、 である。
オリゴエステルアミンク酸溶液の生成反応に使用される
アプロティクな極性有IQ溶媒としては、例えば、ジメ
チルスルホキシド、ジエチルスルホキシド等のスルホキ
シド系溶媒、N、N’ −ジメチルホルムアミド、N 
 N’ −ジエチルホルムアミド等のホルムアミド系溶
媒、N、N’ −ジメチルアセトアミド、N、N’ −
ジエチルアセトアミド等アセトアミド系溶媒等を挙げる
ことができる。
これらを単独又は2種以上の混合溶媒として用いること
もできる。更に、これらのアプロティクな極性溶媒とと
もに、メタノール、エタノール、イソプロパツール、ベ
ンゼンメチルセロソルブ等のポリアミック酸の非溶媒と
の混合溶媒として用いることもできる。好ましくは、ジ
メチルホルムアミド(以下、DMFと記す。)を用いる
ことが生成するポリマーの色調、収率等の点から望まし
い。
本発明に係る反応性を有するエステルイミドオリボマー
から特に高い耐熱性を有する硬化物を与えることについ
ての機構は明確ではないが、アセチレンの熱硬化(3量
化)によるヘンゼン骨格形成あるいはビフェニレンの熱
硬化(2量化)によるテトラベンゾシクロオフクジエン
骨格形成の効果であるといわれている〔例えば、竹市力
、高分子加工、第37巻、第7号、347ページ、19
88年〕。
また、数平均重合度(DP;P、J、  フローツ、P
r1nciples of Po1y+mer Che
mistry: CornellUniversity
 Press: Ithaca、 NY、 91ページ
、1953年〕をコントロールするために、重合比nは
1〜30、好ましくはは1〜25、更に好ましくは1〜
20がよい。上記範囲より大きくなると、有機溶媒溶解
性が落ちるという欠点が出る。また、上記範囲より小さ
い場合は、機械的強度の点で問題が出る。
本発明のエステルイミドオリゴマーから硬化物を得るに
際し、必要に応してエポキシ樹脂やエポキシ樹脂硬化剤
、硬化促進剤、充填剤、難燃剤、補強剤、表面処理剤、
顔料、各種エラストマーなどを併用することが出来る。
エポキシ樹脂とは分子中に2個以上のエポキシ(グリシ
ジル)基を有する化合物であり、例示するとビスフェノ
ールA、ビスフェノールF3ハイドロキノン、レゾルシ
ン、フルルグリソン、トリス−(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、1.12.2.−テトラキス(4−ヒドロ
キシフェニル)エタン等の2価あるいは3価以上のフェ
ノール類又はテトラブロムビスフェノールAやブロム化
ポリフェノール類から誘導されるノボラックなどのハロ
ゲン化ポリフェノール類から誘導されるグリシジルエー
テル化合物、フェノール、オルトクレゾール等のフェノ
ール類とホルムアルデヒドの反応生成物であるノボラッ
ク系エポキシ樹脂、アニリン、パラアミノフェノール、
メタアミノフェノール、4−アミノ−メタクレゾール、
6−アミノ−メタクレゾール、44′−ジアミノジフェ
ニルメタン、8,8′−ジアミノジフェニルメタン、4
,4′−ジアミノジフェニルエーテル、34′−ジアミ
ノジフェニルエーテル、14ビス(4−アミノフェノキ
シ)ヘンゼン、14−ビス(3−アミノフェノキシ)ヘ
ンゼン、13−ビス(3−アミノフェノキシ)ヘンゼン
、22−ビス(4−アミノフェノキシフヱニル)プロパ
ン、パラフェニレンジアミン、メタフェニレンジアミン
、2.4−)ルエンジアミン、2,6トルエンジアミン
、パラキシリレンジアミン、メタキシリレンジアミン、
14−シクロヘキサンビス(メチルアミン)、1.4−
シクロヘキサン−ビス(メチルアミン)、5−アミノ−
1(4′−アミノフェニル)−L  8.8−)リメチ
ルインダン、6−アミノ−1−(4−アミノフェニル)
−1,8,8−)リメチルインダン等から誘導されるア
ミン系エポキシ樹脂、パラオキン安息香酸、テレフタル
酸、イソフタル酸等の芳香族カルボン酸から誘導される
グリシジルエステル系化合物、5.5−ジメチルヒダン
トイン等から誘導されるヒダントイン系エポキシ樹脂、
2.2ビス(3,4−エポキシンクロヘキシル)プロパ
ン、2.2−ビスC4−(2,3−エポキンプロピル)
ノクロヘキノル〕プロパン、ヒ゛ニルンクロヘキセンジ
オキサイト、34−エポキシンクロヘキサン力ルポキシ
レート等の脂環式エポキシ樹脂、その他、トリグリシジ
ルイソシアヌレト、2,4.6−ドリグリシドキシーs
−)リアジン等が挙げられ、これらは1種又は2種以上
組み合わせて用いられる。
エポキシ硬化剤としては、芳香族アミンやキノリレンジ
アミン等の脂肪族アミン等のアミン系硬化剤、フェノー
ルノボラックやクレゾールノボラック等のポリフェノー
ル化合物、ヒドラジド化合物等が例示され、これらは1
種又は2種以上組み合わせて用いられる。
硬化促進剤としてはヘンシルジメチルアミン、2.4.
6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、1.
8−ジアザビシクロウンデセン等のアミン類や、2−エ
チル−4−メチルイミダゾール等のイミダゾール化合物
、三フッ化ホウ素アミン錯体等が例示でき、これらは1
種又は2種以上組み合わせて用いられる。
機械的強度を改良するためにエラストマーの添加も効果
的である。エラストマーとは、具体的には、以下のもの
を例示することができる。
5ilostic     CH3CJ?  C)I=
CH2′入〜”−5i −0−5i −0−5i−0−
へ〜′℃CH,+   C3F?  CI+3 TBN F (X  +Y =3) □□□□□□■ CH3Cu3 P−(J12CH2CHC)12cH=fJlc1(Z
+−(C)12C11斤+−C−CH,CI(2−RC
N                CN    CN
R:  −Cool  (CTBN  CTB)COO
ClhC)lcHzOcOcH=cHz   (VTB
N)OH 上記記載のエラストマーは、5ilastic (LS
−420) 、Sylgard (I84)はダウコー
ニング社から、ハイカー・ATBN (I300x16
等) 、CTB (2000X162)、CTBN (
I300X13.1300X8.1300X31) 、
VTBN (I300X23)は■宇部興産から、3F
はモンサンド社により製造されている。
充填剤としては、水酸化アルミ、三酸化アンチモン、赤
リン等が例示できる。補強材としては、炭素繊維、ガラ
ス繊維、アラミド繊維、ベクトラ等の液晶ポリエステル
繊維、ポリヘンジチアゾール(PBT)繊維、アルミナ
繊維等からなる織布、不織布、77)、紙(ベーパー)
等が挙げられ、これらは1種又は2種以上組み合せて用
いられる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例になんら限定されるものではない。
また、実施例中で使用するモノマーの略号を、以下にま
とめておく。
一般式(II)で表される芳香族ジオール化合物[±] HOArz  OH(II) 〔上〕 の有機基Ar2は である。
一般式(IV)で表される芳香族ジアミン化合物〔且〕 HzN  ArI NHz [、L) (IV) の有機基Arlは である。
更に、一般式(V)で表される1級アミン〔土]Ar5
−NHz 〔土〕 (V) の有m基Ar3は、 とする。
実施例1 1リツトルの4日フラスコに、三方コック、デインスタ
ーク蒸留器、ジムロート還流冷却器、シラムキャノブを
取り付けた。反応器を減圧下に乾燥した。14.9g(
78ミリモル)のTsClを反応系に加えたのち、充分
にアルゴン置換した。反応系を氷冷し、30ミリリツト
ルの乾燥ピリジンを発熱に注意して加えた。15g(7
8ミリモル)のT?IAを110ミリリツトルの乾燥D
MFに完全に溶解したのち30分間で加えた。その温度
で引続き反応させたのち、30ミリリツトルの乾燥DM
Fに溶解した13.1g(39ミリモル)の芳香族ジオ
ール1主を水冷下に滴下した。30分後アイスハスをは
ずし、室温下で引続き1時間反応させた。そののち再び
反応系を氷冷したのち、50ミリリツトルの乾燥DMF
に5.69g(I9,5ミリモル)の芳香族ジアミ7L
Lを加えた。30分後アイスハスをはずしたのち、オイ
ルハスで60°Cに反応系を加熱したのち、引続き30
分間反応を続けた。IOミリリットルの乾燥DMFに7
.06 g(39,0ミリモル)の芳香族1級アミン4
aを加えて2.6時間反応させた。そののち、200ミ
リリツトルの乾燥ヘンゼンを加えた後145°C(ハス
温)で共沸下に1.2ミリリツトル(理論量;1゜4ミ
リリンドル)の反応水を留去した。反応後はメタノール
1000d中に反応溶液を投入し、エステルイミドオリ
ゴマーを沈澱させた。沈澱したエステルイミドオリゴマ
ーhは、減圧下に濾過し真空中・80”Cで48時間乾
燥したところ、29.6g(収率: 74.9%)の淡
黄色のパウダー39.5として得た。
このエステルイミドオリゴマー5aを4.5g用いて1
70°C・10kg/CrA・1.5時間プレス成形し
たところ、12mm(輻)x12cm(長)Xl、5m
(厚)の注型板を得た。エステルイミドオリゴマー5a
とその注型板の各種物性測定結果は第1表と第2表にま
とめた。
実施例2 1リツトルの4日フラスコに、三方コック、デインスタ
ーク蒸留器、ジムロート還流冷却器、シラムキャップを
取り付けた。反応器を減圧下に乾燥した。14.9g(
78ミリモル)のTsClを反応系に加えたのち、充分
にアルゴン置換した。反応系を氷冷し、30ミリリツト
ルの乾燥ピリジンを発熱に注意して加えた。15g(7
8ミリモル)のTMAを110ミリリツトルの乾燥DM
Fに完全に溶解したのち30分間で加えた。その温度で
引続き反応させたのち、30ミリリツトルの乾燥DMF
に溶解した9、75g(39ミリモル)の芳香族ジオー
ル土工を水冷下に滴下した。30分後アイスハスをはず
し、室温下で引続き1時間反応させた。そののち再び反
応系を氷冷したのち、50ミリリンドルの乾燥DMFに
6.51g(I9,5ミリモル)の芳香族ジアミン■を
加えた。30分後アイスハスをはずしたのち、オイルハ
スで60°Cに反応系を加熱したのち、引続き30分間
反応を続けた。10ミリリツトルの乾燥DMFに5.1
1 g(39,0ミリモル)の芳香族1級アミン■を加
えて2.6時間反応させた。そののち、200ミリリツ
トルの乾燥ベンゼンを加えた後145°C(ハス塩)で
共沸下に1.3ミリリツトル(理論量;1゜4ミリリン
ドル)の反応水を留去した。反応後はメタノール100
0d中に反応溶液を投入し、エステルイミドオリゴマー
を沈澱させた。沈澱したエステルイミドオリゴマーnは
、減圧下に濾過し真空中・80°Cで48時間乾燥した
ところ、33.9g(収率: 96.7%)の淡黄色の
パウダーとして得た。
このエステルイミドオリゴマー5bを4,5g用いて1
80”C−10kg/cJ・1.5時間プレス成形した
ところ、12閣(幅)X12cm(長)Xl、2mm(
厚)の注型板を得た。エステルイミドオリゴマー5bと
その注型板の各種物性測定結果は第1表と第2表にまと
めた。
実施例3 1リツトルの4日フラスコに、三方コック、デインスタ
ーク蒸留器、ジムロート還流冷却器、シーラムキャップ
を取り付けた。反応器を減圧下に乾燥した。14.9g
(78ミリモル)のTsCIを反応系に加えたのち、充
分にアルゴン置換した。反応系を氷冷し、30ミリリツ
トルの乾燥ピリジンを発熱に注意して加えた。15g(
78ミリモル)のTMAを110ミリリツトルの乾燥D
MFに完全Sこ溶解したのち30分間で加えた。その温
度で引続き反応させたのち、30ミリリツトルの乾燥D
MFに溶解した20.0g(39ミリモル)の芳香族ジ
オール1且を水冷下に滴下した。30分後アイスハスを
はずし、室温下で引続き1時間反応させた。そののち再
び反応系を氷冷したのち、50ミリリツトルの乾燥DM
Fに4.84g(I9,5ミリモル)の芳香族ジアミン
3cを加えた。30分後アイスハスをはずしたのち、オ
イルハスで60°Cに反応系を加熱したのち、引続き3
0分間反応を続けた。10ミリリツトルの乾燥[IMF
に7.06g(39,0ミリモル)の芳香族1級アミン
4aを加えて2.6時間反応させた。そののち、200
ミリリツトルの乾燥ベンゼンを加えた後145’C(ハ
ス塩)で共沸下に1,4ミリリツトル(理論量;1゜4
ミリリンドル)の反応水を留去した。反応後はメタノー
ル1000d中に反応溶液を投入し、エステルイミドオ
リゴマーを沈澱させた。沈澱したエステルイミドオリゴ
マーnは、減圧下に濾過し真空中・80°Cで48時間
乾燥したところ、43.2g(収率:94.3%)の淡
黄色のパウダーとして得た。
このエステルイミドオリゴマー1±を4.5g用いて1
80°C−10kg/cnl・1.5時間プレス成形し
たところ、12−(幅)X12cm(長)Xl、3ma
d(厚)の注型板を得た。オリゴマー5cとその注型板
の各種物性測定結果は第1表と第2表にまとめた。
比較例1 市販のイミドタイプ熱硬化型イミドオリゴマー4.5g
用いて230″C・10kg/c4・1.5時間プレス
成形したところ、12閣(幅)X12C1(長)Xl、
3mm(厚)の注型板を得た。該イミドオリゴマーとそ
の注型板の各種物性測定結果は第1表と第2表にまとめ
た。
〔発明の効果] 本発明に係る反応性を有するエステルイミドオリゴマー
を使用することによって、高い樹脂流動性による加工特
性に優れ、かつ従来にない極めて高い耐熱性を有する硬
化物を得ることが出来る。
更に本発明に係る反応性を有するエステルイミドオリゴ
マーは、優れた機械的強度、寸法安定性、電気特性等を
存する。特に、溶剤に対する溶解性や他の物質との接着
性や可撓性に優れており、成形品にボイドやクランクが
発生しにくいポリエステルイミドを得ることが出来る。
以上の如く、本発明の反応性を有するエステルイミドオ
リゴマーは、上記の如き数多くの特徴を有することから
、積層板、耐熱性塗料、電子デバイス用高分子材料、成
形材料等の幅広い用途に、極めて工業的価値の高い材料
を提供することが出来、その有用性は極めて大である。
特許出願人 鐘淵化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Ar_1、Ar_2は2価の有機基、Ar_3
    は1価の有機基であり、Ar_1、Ar_2、Ar_3
    はそれぞれ同種であってもよく、異種であってもよい。 また、mは1〜30の整数である。)で示される熱硬化
    性化合物。 2、Ar_1が下記の基から選択される請求項1記載の
    熱硬化性化合物; ▲数式、化学式、表等があります▼ 3、Ar_2が下記の基から選択される請求項1記載の
    熱硬化性化合物; ▲数式、化学式、表等があります▼ 4、Ar_3が下記の基から選択される請求項1記載の
    熱硬化性化合物; ▲数式、化学式、表等があります▼ 5、不活性ガス雰囲気中にて反応系を室温以下に保ち、
    パラトルエンスルフォン酸クロリド及びピリジン混合溶
    液中にアプロティクな極性溶媒に溶解したトリメリット
    酸無水物を加えたのちに、アプロティクな極性溶媒に予
    め溶解したジオールを添加反応させ、次いでアプロティ
    クな極性溶媒に溶解したジアミンを両末端酸無水物基停
    止テレケリックなオリゴエステルアミック酸を得るに必
    要な量を加えて反応させ、更に、アプロティクな極性溶
    媒に溶解した1級アミンを加えて末端を停止させ、その
    後非溶媒を加えて熱的に閉環・脱水させることを特徴と
    する熱硬化性化合物の製造方法。 6、アプロティクな極性溶媒がジメチルホルムアミドで
    ある請求項5記載の製造方法。 7、有機テトラカルボン酸二無水物を共重合させる請求
    項5又は6記載の製造方法。
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JPWO2005113647A1 (ja) * 2004-05-21 2008-03-27 マナック株式会社 低線熱膨張係数を有するポリエステルイミドとその前駆体
CN114286831A (zh) * 2019-08-09 2022-04-05 亨斯迈国际有限责任公司 含亚酰胺部分的聚酯多元醇及其制备方法

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