JPH0481060B2 - - Google Patents

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JPH0481060B2
JPH0481060B2 JP60179902A JP17990285A JPH0481060B2 JP H0481060 B2 JPH0481060 B2 JP H0481060B2 JP 60179902 A JP60179902 A JP 60179902A JP 17990285 A JP17990285 A JP 17990285A JP H0481060 B2 JPH0481060 B2 JP H0481060B2
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JP
Japan
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pressure
valve
shift
speed
speed change
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JP60179902A
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Kazuhiko Sugano
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6241457A publication Critical patent/JPS6241457A/ja
Publication of JPH0481060B2 publication Critical patent/JPH0481060B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は自動変速機の変速制御装置に関するも
のである。 (従来の技術) 自動変速機はライン圧による各種摩擦要素(ク
ラツチやブレーキ等)の選択的油圧作動により動
力伝達経路を切換えて変速するよう構成するが、
この変速を電子制御するに当たつては従来、トヨ
タ自動車(株)製A240E型自動変速機で行われている
ように、ソレノイドのON又はOFFにより適宜変
速圧を発生させ、この変速圧に変速弁を応動させ
て状態変化させ、これにより変速を行うようにな
すのが普通である。 しかし、これに代表される従来の変速制御装置
ではいずれも、ソレノイドが、エンジン負荷に応
じて変化する自動変速機のライン圧を変速圧とな
すものであつたため、ソレノイドに高いライン圧
が直接かかり、その耐圧性を上げる必要があつて
ソレノイドが高価になるばかりでなく、ライン圧
の変化と共に変速圧も変化して以下の如く変速制
御にバラツキを生じていた。 即ち、第4図に示す如くライン圧PLがエンジ
ン負荷に応じPLnio、PLnax間で変化するものとす
ると、ソレノイドがこのライン圧を変速圧として
変速弁に出力した時該圧力により変速弁の作動力
FVは実線aに示す如くFVnio、FVnax間で変化し、
変速弁の内蔵ばね力FSとの差で表される変速弁不
衡力ΔFVAも大きく変化する。従つて、第5図に
示す如くし瞬時t1でソレノイドがONされた場合
を考えると、PL=PLnaxの場合変速圧、変速弁ス
トローク量(変速弁の状態変化進行度合)及び変
速弁出力圧(変速進行度合)が夫々実線で示す如
くになるのに対し、PL=PLnioの場合これらが
夫々1点鎖線で示す如くにずれ、変速点がライン
圧毎(エンジン負荷毎)にバラツクのを避けられ
なかつた。 そこで従来、実開昭59−10549号公報に見られ
る如く、ライン圧をそのまま変速圧とせず、ライ
ン圧から一定の圧力を作り出し、これを変速圧と
なすようにする技術が提案された。 (発明が解決しようとする課題) しかしてこの文献に記載された先の提案技術で
は、変速圧が必要なのは前進走行中のみであるこ
とから、この前進走行を希望して運転者が手動弁
を対応レンジにする時該手動弁から出力されるラ
イン圧を減圧弁に導いてこの減圧弁により一定の
圧力を作り出す構成のため、つまり減圧弁が当該
一定の圧力の元圧とするライン圧を直接入力され
ず、手動弁を経てこれが前進走行レンジの時に限
り入力されるような構成のため、以下の問題を生
ずる。 即ち、運転者が前進走行中に手動弁を誤つて、
又はいたずらに前進走行レンジから他レンジ、例
えば中立レンジへ切換えた時、減圧弁にライン圧
が入力されず、その結果前記の一定の圧力を作り
出すことができなくなつて、変速圧が消失する。
この場合、変速制御を司どる変速弁がその都度、
前進走行レンジでの走行中における位置と違う位
置に切換つてしまい、運転者が手動弁を他レンジ
から前進走行レンジに戻しても、変速弁が再度元
の状態に戻るまでの応答遅れにより自動変速機が
元の状態に復帰するのが遅れ、一時的に車速に対
して不適切な変速段が選択される結果、エンジン
回転数の急変や、不快なエンジンブレーキを生ず
る。 本発明は、かかる手動弁の誤動作やいたずら操
作によつても変速圧が消失することがなく、従つ
て変速弁が状態変化することのないようにするこ
とで、上述の問題を解消することを目的とする。 (課題を解決するための手段) この目的のため本発明の変速制御装置は、 電磁弁により発生された変速圧に応動する変速
弁を具え、該変速弁の状態変化によりライン圧
を、選択された摩擦要素へ供給して該摩擦要素の
締結により対応変速段への変速を行うようにした
自動変速機おいて、 前記ライン圧を直接入力され、該ライン圧を元
圧として一定圧を出力する定圧弁を設け、 この一定圧が前記変速圧となるよう前記電磁弁
を前記定圧弁に接続した構成に特徴づけられる。 (作用) 電磁弁は変速に際し、定圧弁からの一定圧を変
速圧として出力する。この変速圧は変速弁を状態
変化させ、これによりライン圧を、選択された摩
擦要素へ供給して該摩擦要素の締結により対応変
速段への変速を行わせることができる。 ところで、変速圧はその元圧を定圧弁からの一
定圧とするから、いかなる運転状態のもとでも変
化せず、この変速圧による変速弁作動力も一定
で、変速弁の不衡力を不変なものとなし得る。従
つて、変速点がバラツクことがなくなり、正確な
変速制御を得ることができる。 加えて定圧弁が、これに常時ライン圧が供給さ
れているライン圧油路より直接入力されるライン
圧を元圧として上記一定圧を作り出すため、定圧
弁にライン圧が常時供給されることとなり、運転
者が誤つて例えば中立レンジに切換えることがあ
つても、上記一定圧、従つて前記変速圧が消失す
ることはなく、変速弁を同じ状態に保ち得る。こ
のため、中立レンジから走行レンジへ戻した時、
自動変速機は直ちに元の変速段に復帰し、一時的
にも不適切な変速段になることがなく、エンジン
回転数の急変や、不快なエンジンブレーキが発生
するのを回避し得る。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。 第2図は本発明変速制御装置を適用した自動変
速機の動力伝達列を示し、この動力伝達列はエン
ジン出力軸1からの回転を入力軸2に伝達するト
ルクコンバータ3、第1遊星歯車組4、第2遊星
歯車組5、出力軸6、及び後述の各種摩擦要素に
より構成する。 トルクコンバータ3はエンジン出力軸1により
駆動され、オイルポンプO/Pの駆動にも用いら
れるポンプインペラ3P、このポンプインペラに
より内部作動流体を介して流体駆動され、動力を
入力軸2に伝達するタービンランナ3T、及びワ
ンウエイクラツチ7を介して固定軸上に置かれ、
タービンランナ3Tへのトルクを増大するステー
タ3Sで構成し、これにロツクアツプクラツチ3
Lを付加した通常のロツクアツプトルクコンバー
タとする。そしてこのトルクコンバータ3はレリ
ーズ室3Rから作動流体の供給を受け、アプライ
室3Aより作動流体を排除される間、ロツクアツ
プクラツチ3Lを釈放されてエンジン動力をポン
プインペラ3P及びタービンランナ3Tを介し
(コンバータ状態で)入力軸2にトルク増大しつ
つ伝達し、逆にアプライ室3Aから作動流体の供
給を受け、レリーズ室3Rより作動流体を排除さ
れる間、ロツクアツプクラツチ3Lを締結されて
エンジン動力をそのままこのロツクアツプクラツ
チを介し(ロツクアツプ状態で)入力軸2に伝達
するものとする。なお、後者のロツクアツプ状態
では、レリーズ室3Rからの作動流体排除圧を減
ずることにより、ロツクアツプトルクコンバータ
3のスリツプ(ポンプインペラ3P及びタービン
ランナ3Tの相対回転)を任意に制御(スリツプ
制御)することができる。 第1遊星歯車組4はサンギヤ4S、リングギヤ
4R、これらに噛合するピニオン4P及びピニオ
ン4Pを回転自在に支持するキヤリア4Cよりな
る通常の単純遊星歯車組とし、第2遊星歯車組5
もサンギヤ5S、リングギヤ5R、ピニオン5P
及びキヤリア5Cよりなる単純遊星歯車組とす
る。 次に前記の各種摩擦要素を説明する。キヤリア
4CはハイクラツチH/Cを介して入力軸2に適
宜結合可能とし、サンギヤ4Sはバンドブレーキ
B/Bにより適宜固定可能とする他、リバースク
ラツチR/Cにより入力軸2に適宜結合可能とす
る。キヤリア4Cは更に多板式のローリバースブ
レーキLR/Bにより適宜固定可能にすると共に、
ローワンウエイクラツチLO/Cを介して逆転
(エンジンと逆方向の回転)を阻止する。リング
ギヤ4Rはキヤリア5Cに一体結合して出力軸6
に駆動結合し、サンギヤ5Sを入力軸2に結合す
る。リングギヤ5Rはオーバーランクラツチ
OR/Cを介して適宜キヤリア4Cに結合可能と
する他、フオワードワンウエイクラツチFO/C
及びフオワードクラツチF/Cを介してキヤリア
4Cに相関させる。フオワードワンウエイクラツ
チFO/CはフオワードクラツチF/Cの結合状
態でリングギヤ5Rを逆転方向(エンジン回転と
逆の方向)においてキヤリア4Cに結合させるも
のとする。 ハイクラツチH/C、リバースクラツチR/
C、ローリバースブレーキLR/B、オーバーラ
ンクラツチOR/C及びフオワードクラツチF/
Cは夫々、油圧の供給により作動されて前記の適
宜結合及び固定を行うものであるが、バイドブレ
ーキB/Bは特に第3図の構成とする。即ち、段
付ピストン8及びピストン9をハウジング10内
に摺動自在に嵌合して2速サーボアプライ室2
S/A、3速サーボレリーズ室3S/R及び4速
サーボアプライ室4S/Aを設定する。両ピスト
ン8,9間にばね11を縮設してこれらを相互に
図示の如く最も離間した位置に抑止すると共に、
この相対位置を保つて両ピストン8,9をばね1
2で非動作位置に弾支する。かかる構成おいて、
2速サーボアプライ室2S/Aに2速選択圧P2
が供給されると、ピストン8はピストン9をとも
なつて図中左行し、ブレーキバンド13締付けに
よりバンドブレーキB/Bは作動する。この状態
で3速サーボレリーズ室3S/Rにも3速選択圧
P3が供給されると、受圧面積の大小関係によつ
てピストン8は図中右行され、ブレーキバンド1
3の弛緩によりバンドブレーキB/Bは非作動と
なる。その後4速サーボアプライ室4S/Aにも
4速選択圧P4が供給されると、ピストン9が単
独で図中左行され、ブレーキバンド13の締付け
によりバンドブレーキB/Bは作動する。 第2図の動力伝達列は、摩擦要素B/B、H/
C、F/C、OR/C、LR/B、R/Cを次表に
示す如く種々の組合せで作動させることにより、
摩擦要素FO/C、LO/Cの適宜動作と相俟つ
て、遊星歯車組4,5を構成する要素の回転状態
を変え、これにより入力軸2の回転速度に対する
出力軸6の回転速度を変えるとができ、次表に示
す通りに前進4速後退1速の変速段を得ることが
できる。なお、次表中○印が作動(油圧流入)を
示すが、〓印はエンジンブレーキが必要な時に作
動させるべき摩擦要素を示す。そして、〓印の如
くオーバーランクラツチOR/Cが作動されてい
る間、これに並置したフオワードワンウエイクラ
ツチFO/Cは非作動となり、ローリバースブレ
ーキLR/Bが作動している間これに並置したロ
ーワンウエイクラツチLO/Cが非作動になるこ
と勿論である。
【表】 上記動力伝達例を変速制御する本発明装置は第
1図の如くに構成するが、この図では本発明の要
部に係わる油圧回路のみを示した。この油圧回路
はマニユアル弁20と、定圧弁としてのパイロツ
ト弁21と、2個の変速弁22,23と、2個の
電磁弁としてのソレノイド24,25とを具え、
これらを図示の回路網によりフオワードクラツチ
F/C、2速サーボアプライ室2S/A、3速サ
ーボレリーズ室3S/R、ハイクラツチH/C、
4速サーボアプライ室4S/Aに接続して構成す
る。 マニユアル弁20は運転者が駐車を希望する時
スプール20aをPレンジに、後退を希望する時
スプール20aをRレンジに、停車を希望する時
スプール20aをNレンジに、前進自動変速を希
望する時スプール20aをDレンジに、第2速で
のエンジンブレーキを希望する時スプール20a
をレンジに、又第1速でのエンジンブレーキを
希望する時スプール20aをレンジにするもの
で、各レンジにおいて出力ポート20R,20
D,20,20がライン圧回路26からのラ
イン圧PLを次表如くに出力するものとする。 なお、ライン圧PLは第2図におけるオイルポ
ンプO/Pからのオイルを図示せざるレギユレー
タ弁がエンジン負荷等に応じて調圧して造り出す
ものである。
【表】 なお、この表中○印がライン圧を出力されるポ
ート、無印は大気開放にされるポートを示す。 パイロツト弁21はばね21aで図中上半部位
置に弾支されたスプール21bを具え、このスプ
ール位置で回路26からのライン圧PLをパイロ
ツト圧回路27にこれへのパイロツト圧を高める
べく出力し、該パイロツト圧を室21cにフイー
ドバツクされ、パイロツト圧の上昇につれスプー
ル21bを図中右行されるものとする。パイロツ
ト圧がばね21aのばね力に対応する値以上にな
ると、スプール21bは回路27を回路26から
遮断し、ドレンポート21dに通じてパイロツト
圧を低下させ、これによりスプール21bが図中
下半部位置に戻つたところで、パイロツト圧の低
下は中止される。かくてパイロツト弁21は回路
27のパイロツト圧をばね21aのばね力に対応
した一定圧に保つ。 変速弁22はスプール22aをばね22bによ
り図中左半部位置に弾支して構成し、室22cに
後述の変速圧が供給される時スプール22aが図
中右半部位置にされるものとする。スプール22
aは図中左半部位値でポート22dをポート22
eに、又ポート22fをドレンポート22gに通
じ、図中右半部位置でポート22d,22fを
夫々ポート22h,22iに切換接続する。 変速弁23はスプール23aをばね23bによ
り図中左半部位置に弾支して構成し、室23cに
後述の変速圧が供給される時スプール23aが図
中右半部位置にされるものとする。スプール23
aは図中左半部位置でポート23dをポート23
eに通じ、図中右半部位置でポート23dをドレ
ンポート23fに切換接続する。 ソレノイド24,25を夫々変速弁22,23
の室22c,23cに適宜上記の変速圧を供給す
るためのもので、コイル24a,25aと、プラ
ンジヤ24b,25bと、これらを図中左半部位
置に弾支するばね24c,25cとで構成する。
そして、パイロツト圧回路27を室22c,23
cに接続し、その途中に夫々オリフイス28,2
9を挿入する。これらオリフイス28,29と室
22c,23cとの間に夫々ドレンポート24
d,25dを設置し、これらドレンポートにプラ
ンジヤ24b,25bを対向を配置する。 ソレノイド24,25はコイル24a,25a
のOFF(非通電)時プランジヤ24b,25bを
図中左半部位置に弾支されており、室22c,2
3cをドレンポート24d,25dに通じて無圧
状態にするが、コイル24a,25aのON(通
電)時プランジヤ24b,25bを図中右半部位
置に電磁吸引されてドレンポート24d,25d
の閉塞により室22c,23c内にパイロツト圧
と同じ値の変速圧を発生させる。 変速弁22はポート22dを2速サーボアプラ
イ室2S/Aに、ポート22fを4速サーボアプ
ライ室4S/Aに夫々接続し、ポート22h,2
2iを変速弁23のポート23dと共に3速サー
ボレリーズ室3S/R及びハイクラツチH/Cに
接続する。両変速弁22,23のポート22e,
23eを回路30によりマニユアル弁20のポー
ト20Dに接続し、この回路30は回路31によ
りフオワードクラツチF/Cに接続する。 上記実施例の作用を次に説明する。 運転者が前進自動変速走行を希望してマニユア
ル弁20のスプール20aを図示の如くDレンジ
位置にしている間、回路30に回路26からのラ
イン圧PLが出力され、以下の如くに第1速乃至
第4速を自動的に得ることができる。 即ち、ソレノイド24,25のコイル24a,
25aが共にONされ、プランジヤ24b,25
bが図中右半部位置にあつてドレンポート24
d,25dを閉じ、室22c,23cに変速圧が
供給される時、変速弁22,23は共に図中右半
部状態となる。この時回路30からのライン圧は
ポート22e,23eで行止まりとなり、2速サ
ーボアプライ室2S/Aがポート22d,22
h,23dを経てドレンポート23fに通じ、3
速サーボレリーズ室3S/R及びハイクラツチ
H/Cがポート23dを経てドレンポート23f
に通じ、4速サーボレリーズ室4S/Aがポート
22f,22i,23dを経てドレンポート23
fに通じる。一方、回路30のライン圧は回路3
1を経てフオワードクラツチF/Cに達し、これ
を作動し続ける。これにより自動変速機は前記第
1表より明らかな如く、フオワードワンウエイク
ランチFO/C及びローワンウエイクラツチLO/
Cの自己作動と相俟つて第1速を選択することが
できる。 この状態よりソレノイド24(コイル24a)
をOFFすると、プランジヤ24bがばね24c
により図中左半部位置にされてドレンポート24
dを開き、室22cの変速圧を消失させる。これ
がため、変速弁22は図中左半部状態に切換わ
り、4速サーボアプライ室4S/Aをドレンポー
ト22gに切換接続して相変わらず無圧状態に保
つも、回路30のライン圧をポート22e,22
dより2速サーボアプライ室2S/Aに供給して
バンドブレーキB/Bを作動させる。かくて自動
変速機はフオワードクラツチF/Cの作動保持と
相俟つて前記第1表より明らかな如く、第2速を
選択することができる。 この状態よりソレノイド25(コイル25a)
をもOFFすると、プランジヤ25bがばね25
cにより図中左半部位置にされてドレンポート2
5dを開き、室23cの変速圧を消失させる。こ
れがため変速弁23は図中半分状態に切換わり、
回路30のライン圧をポート23e,23dより
3速サーボレリーズ室3S/R及びハイクラツチ
H/Cに供給し、バンドブレーキB/Bを非作動
にすると共にハイクラツチH/Cを作動させる。
これにより自動変速機フオワードクラツチF/C
の作動保持と相俟つて前記第1表より明らかな如
く第3速を選択することができる。 この状態よりソレノイド24のONにより変速
弁22を再び図中右半部位置に切換えると、2速
サーボアプライ室2S/Aはポート22dを経て
ポート22bに切換接続されるも、ポート22h
に上記より明らかな如くライン圧が達しているた
め、相変わらずライン圧の供給を受け続け、又4
速サーボアプライ室4S/Aはポート22fを経
てポート22iに切換接続されるが、ポート22
iに上記より明らかな如くライン圧が達している
ため、このライン圧を供給される。よつて、バン
ドブレーキB/Bが作動され、自動変速機はフオ
ワードクラツチF/C及びハイクラツチH/Cの
作動保持と相俟つて前記第1表より明らかな如く
第4速を選択することができる。 運転者が第4速への変速を禁止するOD禁止ス
イツチ(図示せず)を投入すると、ソレノイド2
4,25が第4速への変速を行うことのないよう
ON,OFF制御され、同時に第2図におけるオー
バーランクラツチOR/Cが図示せざる回路網に
より作動され、第3速でのエンジンブレーキ走行
を可能にする。 運転者がマニユアル弁20をレンジにする
と、前記第2表から明らかなようにポート20
にも回路26のライン圧が出力される。ポート2
0からのライン圧は図示せざる回路網を経て所
定の場所に達し、一方で第3速、第4速への変速
を禁止すると共に、他方でオーバーランクラツチ
OR/Cを作動させて第2速でのエンジンブレー
キ走行を可能にする。 運転者がマニユアル弁20をレンジにする
と、前記第2表から明らかなようにポート20
にも回路26のランン圧が出力される。ポート2
0からのライン圧は図示さぜる回路網を経て所
定の場所に達し、一方で第2速、第3速、第4速
への変速を禁止する(但しエンジンが過回転する
高車速では一旦第2速を経由する)と共に、他方
でオーバーランクラツチOR/C及びローリバー
スブレートLR/Bを作動させて第1速でのエン
ジンブレーキ走行を可能にする。 運転者がマニユアル弁20をRレンジにする
と、前記第2表から明らかな如く回路26のライ
ン圧はポート20Rのみに出力される。ボート2
0Rからのライン圧は図示せざる回路網を経てロ
ーリバースブレーキLR/B及びリバースクラツ
チR/Cに達し、これらを作動させることにより
後退走行を可能にする。 (発明の効果) かくして本発明変速制御装置は上述の如く、定
圧弁(パイロツト弁)21からの一定圧(回路2
7のパイロツト圧)を変速圧として適宜変速弁室
22c,23cに供給する構成としたから、変速
圧をいかなる運転状態のもとでも一定に保つこと
ができ、変速圧による変速弁22,23の作動力
も第4図中2点鎖線bで示す如く一定で、変速弁
の不衡力をΔFVBで示す如く不変なものとなし得
る。従つて、自動変速機の変速点がバラツクこと
がなくなり、常時正確な変速制御を得ることがで
きる。 又、定圧弁21が、これに直接入力されるライ
ン圧(回路26の圧力)を元圧として上記一定圧
を作り出すため、定圧弁21にライン圧が常時供
給されることとなり、運転者が走行中マニユアル
弁20を誤つて例えば中立レンジに切換えること
があつても、上記一定圧、従つて前記変速圧が消
失することはなく、変速弁22,23を同じ状態
に保ち得る。このため、中立レンジから走行レン
ジへ戻した時、自動変速機は直ちに元の変速段に
復帰し、一時的にも不適切な変速段になることが
なく、エンジン回転数の急変や、不快なエンジン
ブレーキが発生するのを回避し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明変速制御装置の一実施例を示す
油圧回路図、第2図は同装置により変速制御すべ
き自動変速機の動力伝達列を示すスケルトン図、
第3図はこの動力伝達列におけるバンドブレーキ
の断面図、第4図は本発明装置による変速弁作動
力の変化特性を従来装置のそれと比較して示す線
図、第5図は従来装置の動作タイムチヤートであ
る。 1……エンジン出力軸、2……変速機入力軸、
3……トルクコンバータ、4……第1遊星歯車
組、5……第2遊星歯車組、6……変速機出力
軸、H/C……ハイクラツチ、B/B……バンド
ブレーキ、R/C……リバースクラツチ、LR/
B……ローリバースブレーキ、LO/C……ロー
ワンウエイクラツチ、OR/C……オーバーラン
クラツチ、F/C……フオワードクラツチ、
FO/C……フオワードワンウエイクラツチ、2
0……マニユアル弁、21……パイロツト弁(定
圧弁)、22,23……変速弁、24,25……
ソレノイド(電磁弁)、26……ライン圧回路、
27……パイロツト圧回路、28,29……オリ
フイス、30,31……Dレンジ圧回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電磁弁により発生された変速圧に応動する変
    速弁を具え、該変速弁の状態変化によりライン圧
    を、選択された摩擦要素へ供給して該摩擦要素の
    締結により対応変速段への変速を行うようにした
    自動変速機おいて、 前記ライン圧を直接入力され、該ライン圧を元
    圧として一定圧を出力する定圧弁を設け、 この一定圧が前記変速圧となるよう前記電磁弁
    を前記定圧弁に接続したことを特徴とする自動変
    速機の変速制御装置。
JP60179902A 1985-08-15 1985-08-15 自動変速機の変速制御装置 Granted JPS6241457A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60179902A JPS6241457A (ja) 1985-08-15 1985-08-15 自動変速機の変速制御装置

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