JPH0921458A - 自動変速機用油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機用油圧制御装置

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JPH0921458A
JPH0921458A JP17092895A JP17092895A JPH0921458A JP H0921458 A JPH0921458 A JP H0921458A JP 17092895 A JP17092895 A JP 17092895A JP 17092895 A JP17092895 A JP 17092895A JP H0921458 A JPH0921458 A JP H0921458A
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pressure
valve
hydraulic
control
control valve
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JP17092895A
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Inventor
Akira Takagi
章 高木
So Yokoyama
創 横山
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Denso Corp
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アキュームレータを廃止し、体格を低減し、
高応答性を確保しつつ電磁弁の個数を低減可能な自動変
速機用油圧制御装置を提供する。 【構成】 オンオフ電磁弁5を閉とすると、ポート25
の高圧によってスプリング17の付勢力に抗してスプー
ル30が図1に示す位置に移動し、この状態で昇圧用の
圧力制御弁1を次第に開側へ制御すると、出力ポート2
7から逆止弁7を通過し切換部8を通して出力ポート1
6の圧力が高圧側に充填制御される。このとき、比例制
御弁14の自己圧力補償により入力ポート20の圧力が
出力ポート16の圧力と等しくなる。一方、降圧用の圧
力制御弁2を次第に開側へ制御すると、出力ポート2
6、逆止弁9と切換部11を通して出力ポート15の圧
力が低圧側へ排出制御される。このとき、比例制御弁1
3の自己圧力補償によりクラッチB21が出力ポート1
5の圧力と等しくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の変速
機構を油圧で変速制御する自動変速機用油圧制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用等に多く利用されている自
動変速機は、回転駆動力を負荷に応じてスムーズに伝達
するため、油圧弁により各摩擦係合装置に加わる油圧を
切換え制御して変速制御を行っている。変速制御は、乗
員による前進、中立および後退のいずれかを選択するセ
レクトレバーによる手動操作と、エンジンのスロットル
開度などからエンジン制御コンピュータにより適正なギ
ア比になるように摩擦係合装置の係合状態を決定する自
動変速とにより行われる。
【0003】このような従来の自動変速機用油圧制御装
置のクラッチ圧力制御機構としては、次の二つの方式
(1) アキュームレータ背圧制御方式(特公平5−757
9号公報参照)と(2) 電磁弁直接制御方式(欧州特許第
564017−A1、特開平5−65957号公報参
照)が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
(1) アキュームレータ背圧制御方式を採用するもので
は、単一の電磁弁によって複数のアキュームレータの背
圧を制御するもので、少ない個数の電磁弁で多数のクラ
ッチを制御することができる。しかし、アキュームレー
タの体格が大きくこのアキュームレータ配置のスペース
を大きく必要とするということと、アキュームレータの
動作を高速化することが困難であるため素早い変速の実
現が困難であるという問題がある。
【0005】(2) 電磁弁直接制御方式を採用するもので
は、電磁弁で直接クラッチ圧を制御する方式を採用し、
直動型とパイロット型の二方式がある。この二方式のい
づれでも、変速応答性が高く、上記アキュームレータに
対応する要素が廃止できることから体格が小さくなり構
成が簡単になるという利点がある。しかし、電磁弁の個
数がクラッチの個数と同等数必要となることから、アキ
ュームレータを廃止したとはいえ、必ずしも低コストに
はならないという問題がある。
【0006】本発明は、前記 (1)、(2) の問題を解決す
るためになされたもので、アキュームレータを廃止し、
体格を低減し、高応答性を確保しつつ電磁弁の個数を低
減可能な自動変速機用油圧制御装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の請求項1記載の自動変速機用油圧制御装置
は、自動変速機に設けられる複数の摩擦係合要素に加わ
る油圧をそれぞれ切換え、前記複数の摩擦係合要素をそ
れぞれ係合または解除させることにより、複数の変速段
を切換え制御する自動変速機用油圧制御装置であって、
前記摩擦係合要素の係合または解除を選択し、前記摩擦
係合要素の油圧室を高圧または低圧に切換える切換手段
と、前記切換手段の供給通路の入口側に排出を禁止する
第1禁止弁と、前記切換手段の排出通路の出口側に供給
を禁止する第2禁止弁と、前記切換手段と前記第1禁止
弁および前記第2禁止弁の先に設けられ、各指令された
信号に応じて油圧力を制御する電気油圧制御手段と、前
記切換手段と前記摩擦係合要素の前記油圧室との間に設
けられ、前記切換手段の出力圧に応じて前記油圧室の圧
力を変更する比例制御弁とを備えたことを特徴とする構
成を採用する。
【0008】請求項1記載の自動変速機用油圧制御装置
によると、アキュームレータを廃止し、切換手段の入口
側と出口側に所定の一方向のみの流れを許容する禁止弁
を設けることで、所望の摩擦係合要素の組み合わせに高
速で変速制御することができる。また高価な電磁弁の個
数を低減し、低コストに自動変速機用油圧制御装置を製
造することができる。
【0009】請求項2記載の自動変速機用油圧制御装置
は、請求項1記載の構成において、前記電気油圧制御手
段は、前記第1禁止弁の先に設けられる昇圧用の第1電
気油圧制御弁と、前記第2禁止弁の先に設けられる降圧
用の第2電気油圧制御弁とからなることを特徴とする。
請求項2記載の自動変速機用油圧制御装置によると、昇
圧用の第1電気油圧制御弁と降圧用の第2電気油圧制御
弁を用いることで、高応答性で精密なクラッチ変速制御
が行える。
【0010】請求項3記載の自動変速機用油圧制御装置
は、請求項2記載の構成において、前記第1電気油圧制
御弁および前記第2電気油圧制御弁は、三方デューティ
制御弁であることを特徴とする。請求項3記載の自動変
速機用油圧制御装置によると、三方デューティ制御弁を
用いることで、構成を簡素化できる。
【0011】
【発明の実施の形態】前記摩擦係合要素は、クラッチの
ほかブレーキ等がある。前記摩擦係合要素の油圧室の油
圧を高圧または低圧に切換える切換手段は、例えばスプ
ール切換弁とオンオフ電磁弁を用いるが、スプール切換
弁に代わるその他の弁手段を用いることができる。前記
第1禁止弁または第2禁止弁は、例えば逆止弁を用い、
また、前記電気油圧制御手段は、例えばデューティ比を
制御することで開弁時間を制御するデューティ制御弁を
用いる。
【0012】
【実施例】本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明
する。自動変速機用油圧制御装置の油圧制御クラッチに
適用した本発明の実施の形態例を図1に基づいて説明す
る。図1は、本発明の基本的特徴を技術的思想の観点か
ら分かり易く説明するため二個のクラッチを油圧制御す
る油圧回路を示している。
【0013】一般に、複数のクラッチの係合と解除を同
時に制御するためには一方のクラッチ圧力制御が他方の
クラッチ圧力制御に影響しないことが必要である。仮
に、一方のクラッチ圧力制御と他方のクラッチ圧力制御
とを完全に独立すると、制御すべきクラッチの総数に相
応する多数個の制御用電磁弁が必要となる。そこで、複
数のクラッチの係合と解除とを同時に独立制御可能な油
圧制御回路の基本的回路を図1に示し、この基本回路に
ついて説明する。
【0014】まず、クラッチの作動状態に着目すると、
図2に示すように、高圧保持、充填制御、排出制御およ
び低圧保持の四種のモードに分類でき、この四種のモー
ド時に複数個のクラッチ制御が相互に影響をもたらさな
いように油圧制御する油圧回路を構成する。そして、こ
の油圧回路において、複数個のクラッチを制御する共通
の電磁弁を使用することで、電磁弁の個数を低減する。
【0015】図1に示すように、自動変速機の摩擦係合
要素はクラッチA22とクラッチB21とからなり、こ
れらのクラッチA22、B21の摩擦の係合または解除
を選択する。クラッチA22またはクラッチB21の圧
力が高圧になると、クラッチの係合であり、低圧になる
とクラッチの解除を選択することになる。クラッチA2
2の入口ポート20に比例制御弁14が設けられ、クラ
ッチB21の入口ポート19に比例制御弁13が設けら
れている。比例制御弁14、13は、それぞれスプール
弁で、スプールを図1のようにライン圧PL側からドレ
ンD側の一方向に付勢するスプリング18、28を備え
ている。圧力フィードバック通路24、23は、クラッ
チA22、クラッチB21の圧力を比例制御弁14、1
3の一端へフィードバックする圧力フィードバック通路
である。Dはドレンを示し、PLはライン圧を示す。
【0016】スプール切換弁12は軸方向に移動可能な
スプール30を備え、このスプール30の一方側の切換
部8はクラッチA22の切換部であり、他方側の切換部
11はクラッチB21の切換部で、スプリング17によ
りスプール30が一端側に付勢されている。このスプー
ル30はオンオフ電磁弁5により切換えられる。スプー
ル切換弁12とオンオフ電磁弁5は特許請求範囲に記載
の切換手段に相当する。
【0017】圧力制御弁1は、昇圧用のデューティ制御
弁で、特許請求範囲に記載の第1電気油圧制御弁に相当
し、圧力制御弁2は降圧用のデューティ制御弁で、圧力
制御弁1、2は、特許請求範囲に記載の第2電気油圧制
御弁に相当する。3は圧力供給通路、4は圧力供給通路
3とオンオフ電磁弁5との間に設けられた絞りであり、
6、7、9、10は一方向の流れのみ許容する逆止弁で
ある。逆止弁7、10は特許請求範囲に記載の第1禁止
弁に相当し、逆止弁6、9は第2禁止弁に相当する。2
5はオンオフ電磁弁5の出力ポート、26は圧力制御弁
2の出力ポート、27は圧力制御弁1の出力ポートであ
る。15は切換部11の出力ポートであり、16は切換
部8の出力ポートである。
【0018】この図1に示す油圧回路について、クラッ
チA22を充填制御しクラッチB21を排出制御する場
合ついての作動を説明する。オンオフ電磁弁5を閉とす
ると、圧力供給通路3の圧力がポート25に作用し、ポ
ート25の高圧によってスプリング17の付勢力に抗し
てスプール30が図1に示す状態である右側位置に移動
し、(1) この状態で昇圧用の圧力制御弁1を次第に開側
へ制御すると、出力ポート27から逆止弁7を通過し切
換部8を通して出力ポート16の圧力が高圧側に充填制
御される。その結果、比例制御弁14の自己圧力補償に
より入力ポート20の圧力が出力ポート16の圧力と等
しくなるように自動制御される。一方、(2) 降圧用の圧
力制御弁2を次第に開側へ制御すると、出力ポート2
6、逆止弁9と切換部11を通して出力ポート15の圧
力が低圧側へ制御される。その結果、前述と同様、比例
制御弁13の自己圧力補償によりクラッチB21が出力
ポート15の圧力と等しくなるように低圧側に排出制御
される。
【0019】クラッチ圧のモードは、図2に示すよう
に、変速前と変速後において高圧が維持される高圧保持
モード、低圧から高圧に変化する充填制御モード、高圧
から低圧に変化する排出制御モード、低圧が維持される
低圧保持モードの4パターンに分類される。この実施の
形態例では、オンオフ電磁弁5と圧力制御弁1、2を使
用し、上記四種のパターンでクラッチA22とクラッチ
B21とを独立して制御でき相互干渉を回避することが
できる。この4パターンが複数個のクラッチの油圧室の
圧力について相互に影響をもたらさないようにすること
で、電磁弁の個数を低減できる。
【0020】さらに、前述した(1) の充填制御ならびに
(2) の排出制御におけるクラッチ圧の制御は、充填制御
時、昇圧用の圧力制御弁1のデューティ比を変化させる
ことで図3に示す一点斜線または破線のようにクラッチ
圧を制御することができ、また図4に示すように排出制
御の場合、降圧用の圧力制御弁2のデューティ比を制御
することで図4に示す一点斜線または破線のような排出
制御を行うことができる。このように電磁弁の個数を低
減して、各クラッチの高圧保持モード、充填制御モー
ド、排出制御モードおよび低圧保持モードを独立してき
め細かく精密に制御できる。アキュームレータが廃止さ
れるから、油圧制御装置の体格を小型化できる。
【0021】
【実施例】次に、本発明の自動変速機用油圧制御装置を
車両用の自動変速機(以下、「自動変速機」をATとい
う)に適用したシステム構成を図5に示す。図5におい
て、EVは電磁弁を表す。そして、上記図1で示した油
圧回路を図5に示す自動変速機用油圧制御装置に取り込
んだ油圧制御回路の実施例を図6に示す。図6は、自動
変速機のシフト制御に関する全体構成を示す。
【0022】自動変速機はエンジンで発生したトルクを
トルクコンバータなどの流体伝動装置を介して変速駆動
装置に伝達し、この変速駆動装置内の複数の遊星歯車装
置によって変速して出力する。車両用ATの動作は、周
知のように自動または手動でトランスミッション300
内のギヤ接続が切換えられ、トルクコンバータ200に
接続された図示しないエンジンからの回転力が車両の後
輪または前輪に伝達される。自動変速手段90とその周
辺装置全体は、トランスミッション300下部のAT内
部の図示しないオイルパン内部にあり、オイルパン内部
の油圧制御装置400の周囲は油圧回路のドレンになっ
ている。
【0023】トランスミッション300内には、エンジ
ンの回転軸に直結して回転駆動される公知の油圧ポンプ
56が設けられており、各油圧装置からオイルパン等に
排出された駆動油を吸入ポート57より吸入し、ライン
圧制御弁64を介し各装置へ圧油を供給している。この
油圧ポンプ56からの圧油は、変動のある高ポンプ油圧
であり、電磁制御式圧力制御弁であるライン圧制御弁6
4により一定の高圧なライン圧に制御し各油圧機器へ供
給される。
【0024】油圧制御装置400には係合油圧制御弁6
5が設けられている。係合油圧制御弁65は、ライン圧
制御弁64から供給される圧油のライン圧を任意に制御
し、所定の制御圧にした圧油を制御弁81、82、8
3、84、85、86、87、スプール弁71、デュー
ティ電磁弁94に供給している。各摩擦係合装置は、ト
ランスミッション300内にある図示しないプラネタリ
ギア等の各変速比を構成するギアに連結されており、こ
れら摩擦係合装置を係合または解除することにより、変
速比を切換えて車両の変速制御を行っている。
【0025】この実施例は、手動変速手段80に収容さ
れた図示しない手動操作により作動する油圧切換弁と、
自動変速手段90に収容された自動変速4段用のオンオ
フ電磁弁91、92およびデューティ電磁弁93、9
4、95からなる油圧切換弁とが各々独立して操作可能
な自動変速機用油圧制御装置である。ATのクラッチ
類、ブレーキ類の動作状態は図9に示す構成となる。図
9に示すようにセレクトレバー500がP(パーキン
グ)レンジの位置にあるときとセレクトレバー500が
N(ニュートラル)レンジの位置にあるときの各クラッ
チ・ブレーキ類の動作状態は同一である。
【0026】遊星歯車装置の各要素は、各種クラッチC
0 、C1 、C2 、ブレーキB0 、B1 、B2 、B3 によ
って選択的に係合または解除され、所定の変速比を得る
ようになっていて、図6に示すように、クラッチC0 、
C1 、C2 、ブレーキB0 、B1 、B2 、B3 は切換手
段としてのスプール弁71、72、73、74によって
作動される。
【0027】そして、切換手段としてのスプール弁7
1、72、73の供給通路の入口側に排出を検出する第
1禁止弁としての逆止弁32、34、35、38、4
2、45、47が設けられ、また切換手段としてのスプ
ール弁71、72、73の排出通路の出口側に供給を禁
止する第2禁止弁としての逆止弁31、33、36、3
7、43、44、46が設けられている。排出時に二方
向のうちの一方向のみの流れを許容する逆止弁39、4
0、41が設けられている。
【0028】スプール弁71、72、73と第1禁止弁
に相当する逆止弁32、34、35、38、42、45
との先には、指令された信号に応じた油圧力を制御する
第1電気油圧制御弁としての昇圧用のデューティ電磁弁
94が設けられ、スプール弁71、72、73と第2禁
止弁に相当する逆止弁31、33、36、37、43、
44、46との先には、指令された信号に応じて油圧力
を制御する第2電気油圧制御弁としての降圧用のデュー
ティ電磁弁95が設けられている。デューティ電磁弁9
4は昇圧用制御弁であり、デューティ電磁弁95は降圧
用制御弁である。
【0029】また、クラッチC0 、C1 、C2 、ブレー
キB0 、B1 、B2 、B3 の油圧室とスプール弁71、
72、73の対応する出力ポートとの間に制御弁81〜
87が設けられている。制御弁81〜87は、スプール
弁71、72、73の出力圧に応じて各種クラッチ、ブ
レーキの油圧室の圧力を変更する弁で、かつ、各種クラ
ッチおよび各種ブレーキの油圧室の油圧力が所望の制御
圧に保持されるよう油圧漏れを禁止する弁である。車両
用自動変速機においては、振動、熱等の過酷な使用環境
で使用することから、このような過酷な使用環境におい
ても各種クラッチ、ブレーキの油圧室が所望の制御圧に
保持されるように油圧漏れを確実に防止する油圧漏れ禁
止弁としての制御弁81〜87を設けている。
【0030】次に、Dレンジ2速の場合とDレンジ4速
の場合との油圧制御装置の各作動状態を図7および図8
に示す。Dレンジの2速状態においては、図9に示すよ
うに、クラッチC0 、C1 とブレーキB2 がオン状態と
なり、クラッチC2 、ブレーキB0 、B1 、B3 がオフ
状態となっている。すなわち図7に示す状態にあり、オ
ンオフ電磁弁91、92がオン状態となり、デューティ
電磁弁93、95はオフ状態にあり、デューティ電磁弁
94が制御状態となる。図7において太線部分において
油圧が作動状態となる。デューティ電磁弁94のデュー
ティ比を制御することで、精密に充填制御することがで
きる。
【0031】Dレンジの4速状態においては、図9に示
すように、クラッチC1 、C2 およびブレーキB0 、B
2 がオン状態となり、クラッチC0 、ブレーキB1 、B
3 がオフ状態になる。すなわち図8に示す状態にあり、
オンオフ電磁弁91、92がオフ状態、デューティ電磁
弁93はオフ状態にあり、デューティ制御弁94はオン
状態、デューティ電磁弁95がオフ状態にある。デュー
ティ電磁弁94のデューティ比を制御することで、精密
に充填制御することができる。
【0032】上記実施例によると、クラッチC0 、C1
、C2 、ブレーキB0 、B1 、B2、B3 の係合と解除
を複数個同時に制御できる。これは、各種クラッチ圧お
よびブレーキ圧が高圧保持、充填制御、排出制御、低圧
保持の4種のパターンのいずれかであることに着目し、
各種クラッチ、及びブレーキが上記4種のパターンのい
ずれかの状態にあることを相互に影響をもたないように
切換え弁制御を行うことで、デューティ電磁弁の個数を
減らしている。この実施例では、2個のデューティ電磁
弁94、95で、クラッチC0 、C1 、C2 、ブレーキ
B0 、B1 、B2 、B3 の係合と解除を複数個同時に制
御できている。このことは、図1に示すような充填制御
ならびに排出制御の各モード時の微妙な圧力制御状態を
各種クラッチおよび各種ブレーキの相互緩衝を回避しな
がら独立して行うことができることを示している。な
お、デューティ電磁弁93については、エンジンブレー
キ制御のときに作動される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機用油圧制御装置の実施の形
態例を示す構成図である。
【図2】クラッチ圧の4種類のモードを示す説明図であ
る。
【図3】充填制御モード時のクラッチ圧変化を示す模式
図である。
【図4】排出制御モード時のクラッチ圧変化を示する模
式図である。
【図5】本発明の一実施例による全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】本発明の実施例の油圧制御回路を示す回路図で
ある。
【図7】図6に示す回路におけるDレンジ2速時の作動
状態を示す図である。
【図8】図6に示す回路におけるDレンジ4速時の作動
状態を示す図である。
【図9】各シフトポジションにおけるクラッチおよびブ
レーキの作動状態を示す図である。
【符号の説明】
1 圧力制御弁(第1電気油圧制御弁) 2 圧力制御弁(第2電気油圧制御弁) 3 圧力供給通路 5 オンオフ電磁弁(切換手段) 6、9 逆止弁(第2禁止弁) 7、10 逆止弁(第1禁止弁) 12 スプール切換弁(切換手段) 13 比例制御弁 14 比例制御弁 21 クラッチB(摩擦係合手段) 22 クラッチA(摩擦係合手段) 30 スプール(切換手段) 31、33、36、37、43、44、46 逆止弁
(第2禁止弁) 32、34、35、38、42、45、47 逆止弁
(第1禁止弁) 56 油圧ポンプ 64 ライン圧制御弁 65 係合油圧制御弁 71 スプール弁(切換手段) 72 スプール弁(切換手段) 73 スプール弁(切換手段) 81、82、83、84、85、86、87 制御弁
(比例制御弁) 91 オンオフ電磁弁(切換手段) 92 オンオフ電磁弁(切換手段) 93 デューティ電磁弁(切換手段) 94 デューティ電磁弁(第1電気油圧制御弁) 95 デューティ電磁弁(第2電気油圧制御弁) 200 トルクコンバータ 300 トランスミッション 500 セレクトレバー C0 、C1 、C2 クラッチ B0 、B1 、B2 、B3 ブレーキ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機に設けられる複数の摩擦係合
    要素に加わる油圧をそれぞれ切換え、前記複数の摩擦係
    合要素をそれぞれ係合または解除させることにより、複
    数の変速段を切換え制御する自動変速機用油圧制御装置
    であって、 前記摩擦係合要素の係合または解除を選択し、前記摩擦
    係合要素の油圧室を高圧または低圧に切換える切換手段
    と、 前記切換手段の供給通路の入口側に排出を禁止する第1
    禁止弁と、 前記切換手段の排出通路の出口側に供給を禁止する第2
    禁止弁と、 前記切換手段と前記第1禁止弁および前記第2禁止弁の
    先に設けられ、各指令された信号に応じて油圧力を制御
    する電気油圧制御手段と、 前記切換手段と前記摩擦係合要素の前記油圧室との間に
    設けられ、前記切換手段の出力圧に応じて前記油圧室の
    圧力を変更する比例制御弁とを備えたことを特徴とする
    自動変速機用油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記電気油圧制御手段は、前記第1禁止
    弁の先に設けられる昇圧用の第1電気油圧制御弁と、前
    記第2禁止弁の先に設けられる降圧用の第2電気油圧制
    御弁とからなることを特徴とする請求項1記載の自動変
    速機用油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第1電気油圧制御弁および前記第2
    電気油圧制御弁は、三方デューティ制御弁であることを
    特徴とする請求項2記載の自動変速機用油圧制御装置。
JP17092895A 1995-07-06 1995-07-06 自動変速機用油圧制御装置 Pending JPH0921458A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100471288B1 (ko) * 2002-12-03 2005-03-09 현대자동차주식회사 자동변속기의 유압 제어 시스템 및 제어방법
CN108131401A (zh) * 2018-01-16 2018-06-08 联合汽车电子有限公司 一种离合器的液压控制系统及控制方法

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