JPH09112679A - 自動変速機用油圧制御装置 - Google Patents

自動変速機用油圧制御装置

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JPH09112679A
JPH09112679A JP27005595A JP27005595A JPH09112679A JP H09112679 A JPH09112679 A JP H09112679A JP 27005595 A JP27005595 A JP 27005595A JP 27005595 A JP27005595 A JP 27005595A JP H09112679 A JPH09112679 A JP H09112679A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動レンジから中立レンジへのレンジ切換時
においてもショックを生じさせない自動変速機用油圧制
御装置を提供する。 【解決手段】 手動切換弁80は操作者が手動でレンジ
を切換えるセレクトレバー500と機械的に接続されて
いる。前進または後進の走行レンジからセレクトレバー
500の中立レンジを選択すると、ライン圧通路34は
圧力供給通路22、23と連通し、第1切換弁20を介
してすべてのクラッチ、ブレーキの電磁弁7〜12に高
圧のライン圧が加わる。電磁弁7〜12をデューティ比
制御することにより油圧が滑らかに切換えられ、レンジ
切換えが乗員に与えるショックを低減しつつすべてのク
ラッチ、ブレーキを解除して中立状態に移行できる。電
磁弁7〜12、26の故障時には第2通路25を低圧に
して電磁弁7〜12に加わる油圧を低圧にすることによ
り、中立レンジにおける車両の走行を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の変速
機構を油圧で変速制御する自動変速機用油圧制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両等に多く利用されている自動
変速機は、回転駆動力を負荷に応じて円滑に伝達するた
め、油圧弁により各摩擦係合装置に加わる油圧を切換制
御して変速制御を行っている。変速制御は、乗員による
前進、中立および後退のいずれかを選択するセレクトレ
バーによる手動操作と、エンジンのスロットル開度など
からエンジン制御コンピュータにより適正なギア比にな
るように摩擦係合装置の係合および解除状態を決定する
自動変速機とにより行われる。
【0003】このような自動変速機用油圧制御装置とし
て特開平5−65957号公報に開示されているものが
知られている。特開平5−65957号公報に開示され
ているものは、電磁弁で各摩擦係合装置に加わる油圧を
制御する方式であり、変速応答性が高く構成が簡単にな
るという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た特開平5−65957号公報に開示されているもので
は、乗員が走行レンジであるDレンジまたはRレンジか
ら中立レンジであるNレンジにセレクトレバーを切換え
ると、セレクトレバーと連動してマニュアル弁が切換わ
り各摩擦係合装置に加わっていた油圧はマニュアル弁を
通じて急排出されるため走行レンジから中立レンジへの
レンジ切換時にショックが生じるという問題がある。
【0005】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであり、運転レンジから中立レンジへの
レンジ切換時においてもショックを生じさせない自動変
速機用油圧制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1または
2記載の自動変速機用油圧制御装置によると、複数の摩
擦係合要素と手動切換弁とを接続する油路に、指令信号
に応じて複数の摩擦係合要素に加わる油圧を制御する複
数の油圧制御弁を配設し、運転位置から中立位置に手動
切換弁を切換えた場合、正常時においては油圧制御弁に
加わる油圧を高圧にし、フェイル時においては油圧制御
弁に加わる油圧を低圧にしている。したがって正常時に
おいて、高圧の加わっている油圧制御弁を制御すること
により各摩擦係合要素に加わる油圧を滑らかに昇降さ
せ、中立状態を保持する任意の係合および解除状態に各
摩擦係合要素を設定することができるので、運転位置か
ら中立位置に手動切換弁を切換えても切換時に生じるシ
ョックを低減することができる。またフェイル時におい
て、油圧制御弁に加わる油圧を低圧にすることにより各
摩擦係合要素を解除させるので、手動切換弁の中立位置
における各摩擦係合要素の係合を防止することができ
る。
【0007】本発明の請求項3記載の自動変速機用油圧
制御装置によると、油圧制御弁をデューティ制御可能な
三方向電磁弁とすることにより、摩擦係合要素に加わる
油圧を低圧から高圧まで高精度に制御できるとともに、
摩擦係合要素に接続する油路の構成を簡素化できる。本
発明の請求項4記載の自動変速機用油圧制御装置による
と、油圧切換弁として二方向電磁弁を用いることにより
油圧切換弁の小型化および低コスト化が可能である。
【0008】本発明の請求項5記載の自動変速機用油圧
制御装置によると、油圧制御弁または油圧切換弁のフェ
イル時に第2通路の油圧を高圧または低圧のいずれか他
方に設定して油圧制御弁に加わる油圧を低圧にすること
により、油圧制御弁または油圧切換弁のフェイル時、手
動切換弁が中立位置に切換わっても各摩擦係合要素の係
合を防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による自動変速機用
油圧制御装置を車両用の自動変速機(以下、「自動変速
機」をATという)に適用したシステム構成を図2に示
す。図2においてEVは電磁弁を表す。
【0010】ATは、トルクコンバータ200の流体伝
導装置を介してエンジンで発生したトルクを変速駆動装
置に伝達し、この変速駆動装置内の複数の遊星歯車装置
によってトルクを変速して出力する。車両用ATの動作
は、周知のように自動または手動でトランスミッション
300内のギア接続が切換えられ、トルクコンバータ2
00に接続された図示しないエンジンからの回転力が車
両の後輪または前輪に伝達される。自動変速手段90と
その周辺装置全体は、トランスミッション300下部の
AT内部の図示しないオイルパン内部にあり、オイルパ
ン内部の油圧制御装置400の周囲は油圧回路のドレイ
ンになっている。
【0011】トランスミッション300内には、エンジ
ンの回転軸に直結して回転駆動される公知の油圧ポンプ
56が設けられており、各油圧装置からオイルパン等に
排出された駆動油を吸入ポート57より吸入し、ライン
圧制御弁64を介し各装置へ圧油を供給している。この
油圧ポンプ56から供給される圧油は、変動のある高ポ
ンプ油圧であり、電磁制御式圧力制御弁であるライン圧
制御弁64により一定の高圧なライン圧に制御し各油圧
機器へ供給される。各摩擦係合装置はトランスミッショ
ン300内にある図示しないプラネタリギア等の各変速
比を構成するギアに連結されており、これら摩擦係合装
置を係合または解除することにより変速比を切換えて車
両の変速制御を行っている。
【0012】手動切換弁80は操作者が手動で前進、後
進、中立(ニュートラル)、パーキング等車両の駆動状
態を操作するセレクトレバー500と機械的に接続され
ている。遊星歯車装置の各要素は、各種クラッチR/
C、F/C、H/C、O/C、ブレーキLR/B、B/
Bによって選択的に係合または解除され、所定の変速比
を得るようになっている。電磁弁7〜12は、クラッチ
R/C、F/C、H/C、O/C、ブレーキLR/B、
B/Bの油圧室の油圧を制御している。
【0013】第1実施例の油圧制御装置の回路構成を図
1に示す。第1実施例では、摩擦係合要素であるクラッ
チ1、3、4、6、ブレーキ2、5の油圧室を油圧制御
弁としての電磁弁7〜12で個別に制御しており、電磁
弁7〜12は図示しない自動変速機制御コンピュータか
らの制御信号によりデューティ制御可能な三方向電磁弁
である。電磁弁7〜12の圧力供給側に手動切換弁80
を配置し、電磁弁7〜12と手動切換弁80との間に第
1切換弁20および第2切換弁28を設けている。
【0014】第1切換弁20は切換位置に応じて圧力供
給通路13〜18をドレイン通路24、圧力供給通路2
2または圧力供給通路23に選択的に連通させる。第1
切換弁20は付勢手段であるスプリング21により圧力
供給通路22、23と連通する図1の左方向に付勢され
ている。スプリング21の付勢方向と同方向に切換作動
油圧が働く第2通路としての圧力供給通路25が第1切
換弁20に接続しており、この圧力供給通路25に油圧
切換弁としての電磁弁26が配設されている。電磁弁2
6の反圧力供給通路25側にライン圧通路35が接続し
ている。
【0015】電磁弁26は二方向電磁弁であり、通電オ
ン時に開弁して圧力供給通路25とライン圧通路35と
を連通し、通電オフ時または電磁力を発生するコイルが
断線した場合、圧縮コイルスプリングの付勢力により閉
弁して圧力供給通路25とライン圧通路35との連通を
遮断する構成である。電磁弁26が開弁するとライン圧
通路35から圧力供給通路25に高圧であるライン圧の
圧油が供給されるのでスプリング21と同方向に大きな
力で第1切換弁20が押し付けられる。また、スプリン
グ21の付勢方向とは逆方向に切換作動油圧が働く第1
通路としての圧力供給通路27が第1切換弁20に接続
している。電磁弁26が開弁し圧力供給通路25が高圧
であれば、圧力供給通路27の圧力に関係なく第1切換
弁20は圧力供給通路13〜18が圧力供給通路22、
23と連通する図1に示す位置に保持される。電磁弁2
6が閉弁して圧力供給通路25が低圧になり、このとき
圧力供給通路27が低圧であっても、第1切換弁20は
スプリング21の付勢力により圧力供給通路13〜18
が圧力供給通路22、23と連通する図1に示す位置に
保持される。圧力供給通路25が低圧になり、このとき
圧力供給通路27が高圧であれば、第1切換弁20はス
プリング21の付勢力に抗して図1に示す位置から右方
向に移動する。したがって、圧力供給通路13〜18は
圧力供給通路22、23と遮断されドレイン通路24と
連通するので圧力供給通路13〜18の油圧は低圧にな
る。第1切換弁の構成を代えることにより、第2通路2
5が低圧のときに圧力供給通路13〜18の油圧を高圧
にし、第2通路25が高圧のときに圧力供給通路13〜
18の油圧を低圧にすることも可能である。
【0016】第2切換弁28は、位置に応じて圧力供給
通路27を圧力供給通路22またはドレイン通路30に
選択的に連通させる。圧力供給通路22は手動切換弁8
0と第1切換弁20とを接続する油路であるとともに、
第2切換弁28を介して第1通路27と連通可能な連通
路である。第2切換弁28は付勢手段であるスプリング
29により圧力供給通路27がドレイン通路30と連通
する図1の右方向に付勢されている。スプリング29の
付勢方向と逆方向に切換作動油圧が働く圧力供給通路2
3が第2切換弁28に接続されており、この圧力供給通
路23は第1切換弁20にも接続している。圧力供給通
路23が高圧であれば第2切換弁28は図1に示す位置
にあり、圧力供給通路22と圧力供給通路27とが連通
する。
【0017】手動切換弁80は、運転位置としての前進
位置および後進位置と非運転位置としての中立位置の三
つの切換え位置を有しており、前進位置がセレクトレバ
ー500のD、3、2、1レンジに対応し、後進位置が
セレクトレバー500のRレンジに対応し、中立位置が
セレクトレバー500のN、Pレンジに対応している。
セレクトレバー500が前進レンジ(Dレンジ、3レン
ジ、2レンジ、1レンジ)であれば圧力供給通路23は
高圧のライン圧通路34に連通し、圧力供給通路22は
低圧のドレイン通路33に連通する。またセレクトレバ
ー500が中立レンジ(Nレンジ、Pレンジ)であれば
手動切換弁80は図1に示す位置より一段右に移動し、
圧力供給通路22、23はともにライン圧通路34に連
通する。セレクトレバー500が後進レンジ(Rレン
ジ)であれば手動切換弁80は図1に示す位置より二段
右に移動し、圧力供給通路22はライン圧通路34に連
通し、圧力供給通路23はドレイン通路33に連通す
る。
【0018】次に、油圧制御装置の作動について説明す
る。前進、中立、後進各レンジにおけるクラッチR/
C、F/C、H/C、O/C、ブレーキLR/B、B/
B、の係合または解除状態を図3に示す。図3から判る
ように、前進レンジではLR/B、F/C、H/C、B
/B、O/Cのいずれかが係合状態であり、後進レンジ
ではR/CおよびLR/Bが係合状態であり、中立レン
ジではすべてのクラッチおよびブレーキが解除状態であ
る。
【0019】セレクトレバー500の前進レンジを選択
しているとき手動切換弁80は図1に示す位置であり、
ライン圧通路34は手動切換弁80を介して圧力供給通
路23に連通し、ドレイン通路33は手動切換弁80を
介して圧力供給通路22に連通する。このとき電磁弁2
6は開弁しているため第1切換弁20は図1に示す位置
となり、圧力供給通路14〜18と圧力供給通路23と
が連通する。したがって、クラッチ3、4、6、ブレー
キ2、5の電磁弁9、10、12、8、11に高圧のラ
イン圧が加わり、クラッチ1の電磁弁7に低圧が加わる
ので、電磁弁8〜12をデューティ制御することによ
り、図3に示す前進レンジの各変速段を設定できる。さ
らに、変速段切換え時の油圧変化が滑らかになるので乗
員に与える切換えショックを低減できる。
【0020】セレクトレバー500の後進レンジを選択
すると、手動切換弁80は図1に示す位置より二段右に
移動するため、ライン圧通路34は手動切換弁80を介
して圧力供給通路22と連通し、ドレイン通路33は圧
力供給通路23と連通する。このとき電磁弁26は開弁
しており圧力供給通路25の油圧は高圧であるため第1
切換弁20は図1に示す位置に保持される。したがっ
て、圧力供給通路13、14は圧力供給通路22と連通
して電磁弁7、8に高圧が加わり、圧力供給通路15〜
18は圧力供給通路23と連通して電磁弁9〜12に加
わる油圧が低圧になる。そして電磁弁7、8をデューテ
ィ制御することにより油圧が滑らかに切換えられるの
で、レンジ切換えが乗員に与えるショックを低減しつつ
後進の係合および解除状態に移行する。
【0021】セレクトレバー500の中立レンジを選択
すると、手動切換弁80は図1に示す位置より一段右に
移動するため、ライン圧通路34は手動切換弁80を介
して圧力供給通路22、23と連通する。第2切換弁2
8は図2に示す位置に保持されており圧力供給通路27
の圧力は高圧となるが、電磁弁26が開弁しており圧力
供給通路25の圧力が高圧であるため、第1切換弁20
は図1に示す位置に保持される。したがって、すべての
クラッチ、ブレーキの電磁弁7〜12に高圧のライン圧
が加わる。中立レンジに切換わる前に高圧が加わってい
たクラッチ、ブレーキには同じ高圧のライン圧が加わる
ので切換えショックは生じない。また、中立レンジに切
換わる前に低圧が加わっていたクラッチ、ブレーキは、
クラッチ、ブレーキ側とドレイン側とが電磁弁により連
通しているため高圧のライン圧が加わらないので切換え
ショックは生じない。そして電磁弁7〜12をデューテ
ィ比制御することにより油圧が滑らかに切換えられ、レ
ンジ切換えが乗員に与えるショックを低減しつつすべて
のクラッチ、ブレーキを解除して中立状態に移行する。
【0022】電磁弁7〜12のいずれかが断線等により
故障したときには電磁弁26を閉弁して圧力供給通路2
5の圧力を低圧にする。中立レンジでは圧力供給通路2
2、23がともに高圧であるため、第2切換弁28を介
して圧力供給通路27の油圧が高圧になり、第1切換弁
20が図1に示す位置から右に移動する。すると圧力供
給通路13〜18は第1切換弁20を介してドレイン通
路24と連通し、すベてのクラッチ、ブレーキが係合す
ることなく解除される。また、電磁弁26が断線等によ
り故障したときには、電磁弁26内の圧縮コイルスプリ
ングの付勢力により電磁弁26が閉弁するので、同様に
中立レンジにおいてすベてのクラッチ、ブレーキが係合
することなく解除される。
【0023】本実施例によると、中立レンジへの切換え
時、電磁弁7〜12をデューティ比制御することにより
クラッチ1、3、4、6、ブレーキ2、5に加わってい
た油圧を滑らかに減圧してすべてのクラッチ、ブレーキ
を解除するので、中立レンジへの切換え時に生じるショ
ックを低減できる。また、電磁弁7〜12、26の故障
時に中立レンジを選択すると、クラッチ、1、3、4、
6、ブレーキ2、5に加わる油圧を低圧にできるので、
中立レンジで車両が走行することなく安全である。
【0024】(第2実施例)本発明の第2実施例を図4
に示す。図4に示す第2実施例は6個のクラッチ1、
3、4、6、ブレーキ2、5に加わる圧力を4個の電磁
弁41〜44と、前後進切換弁45と、4速判定弁46
と、1レンジ切換弁47と、1レンジ1速切換弁48
と、4速切換弁49と、第1切換弁20と、第2切換弁
28と手動切換弁80と電磁弁26で制御する例であ
る。各変速段における各クラッチ、ブレーキの係合およ
び解除状態は図3に示す状態と同様であり、この状態を
実現するために各弁が作動する。
【0025】前後進切換弁45はセレクトレバー500
の後進レンジを選択したときに切換えられる。電磁弁4
1および42から加わる油圧を前後進切換弁45が前進
用クラッチ4、前進用ブレーキ5、後進用クラッチ1、
後進用ブレーキ2に分配しているので、電磁弁41およ
び42を共有化し、前進用クラッチ4および前進用ブレ
ーキ5と後進用クラッチ1および後進用ブレーキ2とが
同時に係合することを防いでいる。
【0026】4速切換弁49は4速時、4速判定弁46
からの油圧信号により切換えられ、ブレーキ5およびク
ラッチ4とクラッチ6とが同時に係合することを防いで
いる。1レンジ切換弁47はセレクトレバー500の1
レンジを選択したときに切換えられ、1レンジ1速切換
弁48はセレクトレバー500の1レンジを選択し、さ
らに油圧信号により1速を判定したときに切換えられ
る。1レンジ切換弁47と1レンジ1速切換弁48によ
り、ブレーキ2およびクラッチ6が電磁弁43を共有化
している。
【0027】第2実施例では、電磁弁41〜44をデュ
ーティ制御することにより、中立レンジでクラッチ1、
3、4、6、ブレーキ2、5に加わる油圧を滑らかに低
圧化できるので、中立レンジ選択時のショックを低減す
るとともに、電磁弁数を低減できる。さらに電磁弁の故
障時でも背反するクラッチ、ブレーキが係合することな
くインターロックを防ぐことができ安全である。
【0028】以上説明した本発明の実施例では、中立レ
ンジにおいてクラッチ、ブレーキが一つも係合しない自
動変速機について説明したが、本発明は、中立レンジに
おいてクラッチ、ブレーキが少なくとも一つ以上係合す
る自動変速機にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による自動変速機用油圧制
御装置の構成を示す油圧回路図である。
【図2】第1実施例の油圧制御装置を車両用ATに適用
したシステム構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施例の各変速段におけるクラッチおよび
ブレーキの係合および解除状態を示す特性図である。
【図4】本発明の第2実施例による油圧制御装置の油圧
回路図である。
【符号の説明】
7、8、9、10、11、12 電磁弁(油圧制御
弁) 20 第1切換弁 28 第2切換弁 26 電磁弁(油圧切換弁) 41、42、43、44 電磁弁(油圧制御弁) 80、81 手動切換弁 200 トルクコンバータ 300 トランスミッション 400 油圧制御装置 500 セレクトレバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動変速機に設けられる複数の摩擦係合
    要素に加わる油圧をそれぞれ切換制御し、前記複数の摩
    擦係合要素をそれぞれ係合または解除させることにより
    複数の変速段を切換制御する自動変速機用油圧制御装置
    であって、 手動操作により前記複数の摩擦係合要素に加わる油圧を
    切換える手動切換弁と、 前記手動切換弁と前記複数の摩擦係合要素とを接続する
    油路に配設され、指令信号に応じて前記複数の摩擦係合
    要素に加わる油圧をそれぞれ制御する複数の油圧制御弁
    とを備え、 運転位置から中立位置に前記手動切換弁を切換えた場
    合、正常時、前記手動切換弁側から前記複数の油圧制御
    弁に加わる油圧を高圧にし、フェイル時、前記手動切換
    弁側から前記複数の油圧制御弁に加わる油圧を低圧にす
    ることを特徴とする自動変速機用油圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記手動切換弁と前記複数の油圧制御弁
    とを接続する油路に配設され、前記複数の油圧制御弁に
    加わる油圧を高圧または低圧に切換える第1切換弁と、 前記第1切換弁を切換作動させる第1通路を高圧または
    低圧に切換える第2切換弁と、 前記第1通路の油圧と反対方向に前記第1切換弁を切換
    作動させる第2通路の油圧を高圧または低圧に切換える
    油圧切換弁とを備え、 前記手動切換弁は、前記第2切換弁を切換作動させる第
    3通路、および前記第2切換弁に接続し前記第1通路と
    連通可能な連通路の油圧を高圧または低圧に切換え、 運転位置から前記手動切換弁の中立位置に切換えた場
    合、正常時、前記油圧切換弁により前記第2通路の油圧
    を高圧または低圧のいずれか一方に設定して前記第1切
    換弁の切換位置を規定し、前記第1切換弁を介して前記
    油圧制御弁に加わる油圧を高圧にして前記油圧制御弁に
    より前記複数の摩擦係合要素に加わる油圧を制御し、フ
    ェイル時、前記油圧切換弁により前記第2通路の油圧を
    高圧または低圧の他方に設定して前記第1切換弁を切換
    え、前記油圧制御弁に加わる油圧を低圧にすることを特
    徴とする請求項1記載の自動変速機用油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記油圧制御弁はデューティ制御可能な
    三方向電磁弁であることをを特徴とする請求項1または
    2記載の自動変速機用油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 前記油圧切換弁は二方向電磁弁であるこ
    とを特徴とする請求項2または3記載の自動変速機用油
    圧制御装置。
  5. 【請求項5】 前記油圧切換弁は、前記油圧制御弁また
    は前記油圧切換弁ののフェイル時、前記第2通路の油圧
    を高圧または低圧のいずれか他方に設定して前記第1切
    換弁の切換位置を規定し、前記油圧制御弁に加わる油圧
    を低圧にすることを特徴とする請求項2、3または4記
    載の自動変速機用油圧制御装置。
JP27005595A 1995-10-18 1995-10-18 自動変速機用油圧制御装置 Expired - Lifetime JP3735904B2 (ja)

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