JPH056444Y2 - - Google Patents

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JPH056444Y2
JPH056444Y2 JP1986018910U JP1891086U JPH056444Y2 JP H056444 Y2 JPH056444 Y2 JP H056444Y2 JP 1986018910 U JP1986018910 U JP 1986018910U JP 1891086 U JP1891086 U JP 1891086U JP H056444 Y2 JPH056444 Y2 JP H056444Y2
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speed
shift valve
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valve
clutch
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はバス、トラツク等の大型車両に好適な
自動変速機の油圧制御装置に関する。
(従来の技術) 従来の乗用車等に多く用いられている電子制御
式自動変速機は運転席に配設されたポジシヨンセ
レクタレバーと自動変速機のポジシヨンセレクタ
バルブがワイヤ等の機械的リンケージによつて接
続されており、ポジシヨンセレクタバルブは機械
的に操作される。その他の速度シフトセレクタバ
ルブは自動変速機の外部に配置されている電子制
御ユニツトからの信号を受けて作動するソレノイ
ドバルブにより制御される。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来の自動変速機において、その機械的リ
ンケージが途中の経路における曲げ半径の制約を
受けるため、バス、トラツク等のように運転席と
自動変速機とが遠く離れている場合にはレイアウ
トの設計上の自由度が低いという問題があつた。
更に、ポジシヨンセレクタバルブを持つているた
めその油圧制御回路が複雑となるという不具合が
あつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点に対処するために提案され
たものであつて、その要旨とするところは、前進
用クラツチ4を接合・解除するためのリバースシ
フトバルブ51と各変速用クラツチ5,7,8,
9を接合・解除するための各シフトバルブ52,
53,54,55を具えた自動変速機の油圧制御
装置において、該リバースシフトバルブ51には
モジユレートバルブ26で油圧が漸増された油を
導く油路37を接続するとともに減圧用オリフイ
ス56を備えた油路を介してメイン油路27を接
続し、上記各シフトバルブ52,53,54,5
5の非作動時に油圧がリバースシフトバルブ51
を経て順次低速側のシフトバルブに流過するよう
に配管するとともに高速側のシフトバルブが作動
するとそれより低速側のシフトバルブへの油路が
遮断されるように接続したことを特徴とする自動
変速機の油圧制御装置にある。
(作用) 本考案は上記構成を具えているため、高速側シ
フトバルブが作動し、これに対応する高速側クラ
ツチに油圧が供給されて高速変速段に変速される
とこれより低速側のシフトバルブへの油路が遮断
される。
(実施例) 以下、本考案を前進4段、後進1段の自動変速
機に適用した1実施例について第1図ないし第5
図を参照しながら具体的に説明する。
第2図において、エンジン動力は入力軸1から
トルクコンバータ2に入りここでトルク増巾され
た後中間軸3を経て遊星変速部Aに入り、ここで
変速された後出力軸6を経て図示しない差動装置
を経て車輪に伝達される。
遊星変速部Aは前進クラツチ4,4速クラツチ
5,3速クラツチ7,2速クラツチ8,1速クラ
ツチ9の各クラツチと、3段の遊星式変速歯車即
ち、リングギヤ10,11,12とプレネタリギ
ヤ13,14,15とサンギヤ16,17,18
とから構成されている。そして、各クラツチ4,
5,7,8,9を第3図に○印で示すように接合
することにより第3図の左欄に示す変速段を得る
ことができる。
第1図に油圧制御回路が示され、第1図におい
て、51は前進クラツチ4を接合・解除するため
のリバースシフトバルブ、52は4速クラツチ5
を接合・解除するためのシフトバルブ、53は3
速クラツチ7を接合・解除するためのシフトバル
ブ、54は2速クラツチ8を接合・解除するため
のシフトバルブ、55は1速クラツチ9を接合・
解除するためのシフトバルブである。21は油圧
ポンプで、ドレンタンク66からフイルタ67を
介して油を吸引しこれを加圧してメイン油路27
に吐出する。22はメインリリーフバルブで、メ
イン油路27内のメイン油圧がこのバルブ22の
設定値以上になると、メイン油路27を油路31
と連通させ、更に、メイン油圧が上昇すると、メ
イン油路27をドレンタンク66に連通する。油
路31に流入した油圧はトルクコンバータ2、油
冷却器32を経て潤滑個所33に供給される。2
3はプライオリテイバルブで、メイン油路27内
のメイン油圧が後述するソレノイドレデユーシン
グバルブ24に設定圧より高くなると、メイン油
路27を油路36に連通させる。ソレノイドテユ
ーシングバルブ24は制御油路38内の制御油圧
がこのバルブ24に設定された設定値より低いと
きに開となつてメイン油路27内の油圧を制御油
路38に流入させるが、制御油圧が設定値より高
くなると閉となつて制御油路38内の制御油圧を
メイン油路27内のメイン油圧より低く保ち、制
御油圧をメイン油圧の低下の影響を受けないよう
安定に維持する。26は油路36に介装されたモ
ジユレートバルブで、後述するクイツクダンプバ
ルブ25と協仂して変速操作時に油路37内の油
圧を漸増させることにより各クラツチを緩やかに
接合させて、シヨツクを緩和する。このモジユレ
ートバルブ26は、第4図に示されるように、ス
プール41、ロードピストン42、スプリング4
3,44、受圧室47,48、オリフイス49等
を具え、ポート45は油路36に接続し、ポート
46は油路37に接続されている。しかして、ク
イツクダンプバルブ25の通電時には、受圧室4
8内の油はクイツクダンプバルブ25を介してド
レンタンクに排出され、クイツクダンプバルブ2
5の非通電時においてロードピストン42が図示
の位置にあるとき油圧漸増作用を開始する。そし
て、スプリング44の力と受圧室47,48に作
用する力とのバランスによりスプール41が移動
してポート45と46とを断続し、この断続の繰
り返しによりスプリング44がロードピストン4
2の移動量に比例した力を発生して油路37内の
油圧を漸増させる。
シフトバルブ52,53,55はそれぞれスプ
リンオフセツト型パイロツト、ソレノイド操作式
2位置切換弁からなり、制御油路38からの制御
油圧を印加し又はソレノイドに通電することによ
つて左側の位置に切換えられ、この制御油圧を抜
き又はソレノイドの非電通によつて右側の位置に
切り換えられる。リバースシフトバルブ51はス
プリングオフセツト型パイロツト操作式2位置切
換弁からなりメイン油路27からオリフイス56
を介して減圧された油圧を印加することによつて
右側の位置を占め、この油圧を抜くことによつて
左側の位置を占める。そして、前進時、オリフイ
ス56を介して減圧されたパイロツト圧がシフト
バルブ52から排出されるので、リバースシフト
バルブ51は図示の左側位置を占め、メイン油路
27からの圧油は前進クラツチ4に導かれて前進
クラツチ4を接合させると同時に油路37からの
圧油は油路61を介して4速用シフトバルブ52
に導かれる。そして、各シフトバルブ52,5
3,54,55がそれぞれ図示の右側位置を占め
るとき、油路37からの圧油が高速側のシフトバ
ルブ52から順次低速側ののシフトバルブ53,
54,55へ流れるように油路62,63,6
4,65が配管されている。そして高速側のシフ
トバルブが作動して左側位置に切り換えられ、こ
のシフトバルブに対応するクラツチに圧油が導か
れるとこのシフトバルブより低速側のシフトバル
ブへの油路は遮断される。
1 4速の場合 4速用シフトバルブ52が通電されると、左側
位置に切り換り、油路61からの圧油が4速クラ
ツチ5に流入して4速クラツチ5が接合し、4速
状態となる。
2 3速の場合 4速用シフトバルブ52が非通電のときには右
側位置に切り換るので4速クラツチ5は解除さ
れ、油路61からの圧油は油路62、リバースシ
フトバルブ51、油路63を経て3速用シフトバ
ルブ53に流入する。そして、この状態で3速用
シフトバルブ53が通電されると左側位置に切り
換り、3速クラツチ7が接合して3速状態とな
る。
3 2速の場合 4速用シフトバルブ52及び3速用シフトバル
ブ53が非通電のときにはそれぞれ右側位置に切
り換るので、4速クラツチ5及び3速クラツチ7
は解除され、油路61からの圧油は油路62,6
3,64を経て2速用シフトバルブ54に流入す
る。この状態において2速用シフトバルブ54が
通電されると左側位置に切り換り、2速クラツチ
8が接合して2速状態となる。
4 1速の場合 4速用シフトバルブ52,3速用シフトバルブ
53及び2速用シフトバルブ54が非通電のとき
にはそれぞれ右側位置に切り換るので、4速クラ
ツチ5,3速クラツチ7及び2速クラツチ8は解
除され、油路61からの圧油は油路62,63,
64,65を経て1速用シフトバルブ55に流入
する。この状態において、1速用シフトバルブ5
5が通電されると左側位置に切り換り、クラツチ
9が接合して1速状態となる。
5 後進の場合 4速用シフトバルブ52及び1速用シフトバルブ
55を同時に通電させると、第5図に示すように
してメイン油路27はこれらシフトバルブ52,
55のドーレンポートと遮断されるので、メイン
油路27からパイロツト圧がリバースシフトバル
ブ51に作用してこのバルブ51を右側位置に切
り換えるので、前進クラツチ4は解除され、4速
クラツチ5及び1速クラツチ9が接合して後退状
態となる。
しかして、高速側のシフトバルブが作動すると
低速側のシフトバルブへの油路は遮断されるの
で、2つ以上のシフトバルブが同時に作動しても
高速側のクラツチのみしか接合しない。
さらに、図示しない電子制御装置のソレノイド
駆動回路が短絡して仮に4速走行時に1速用シフ
トバルブ55のソレノイドが作動したときには、
電子制御装置が短絡を検知して3速用シフトバル
ブ53のソレノイドを作動させ、第5図において
3速用シフトバルブ53を左側位置に切り換える
ため、1速用シフトバルブ55への油路65は遮
断され、リバース状態になるのを防ぐことができ
る。
(考案の効果) 本考案においては、リバースバルブ51にはモ
ジユレートバルブ26で油圧が漸増された油を導
く油路を接続するとともに減圧用オリフイス56
を備えた油路を介してメイン油路27を接続し、
上記各シフトバルブ52,53,54,55の非
作動時に圧油がリバースシフトバルブ51を経て
順次低速側のシフトバルブに流過するように配管
するとともに高速側のシフトバルブが作動すると
それより低速側のシフトバルブへの油路が遮断さ
れるように接続されているので2つ以上のシフト
バルブが同時に作動したとしても高速側のクラツ
チのみしか接合しないので、2つ以上のクラツチ
の接合から生ずる不具合を防止し、変速機の内部
ロツクによる損傷をなくすことができる。そし
て、ポジシヨンセレクタバルブを有しないので油
圧制御回路が簡素化されると同時に機械的リンケ
ージが不要となり、レイアウト設計に際して自由
度が拡大する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の1実施例を示し、第1図は自動
変速機の油圧回路図、第2図は動力伝達経路を示
す説明図、第3図は変速段と各クラツチの接合状
態との関係を示す変速説明図、第4図はモジユレ
ートバルブの1例を示す断面図、第5図は後進状
態における油圧回路図である。 前進クラツチ……4、リバースシフトバルブ…
…51,4速用クラツチ……5,4速用シフトバ
ルブ……52,3速用クラツチ……7,3速用シ
フトバルブ……53,2速用クラツチ……8,2
速用シフトバルブ……54,1速用クラツチ……
9,1速用シフトバルブ……55、クラツチ接合
用圧油の油路……37,61,62,63,6
4,65。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前進用クラツチ4を接合・解除するためのリバ
    ースシフトバルブ51と各変速用クラツチ5,
    7,8,9を接合・解除するための各シフトバル
    ブ52,53,54,55を具えた自動変速機の
    油圧制御装置において、該リバースシフトバルブ
    51にはモジユレートバルブ26で油圧が漸増さ
    れた油を導く油路37を接続するとともに減圧用
    オリフイス56を備えた油路を介してメイン油路
    27を接続し、上記各シフトバルブ52,53,
    54,55の非作動時に圧油がリバースシフト5
    1を経て順次低速側のシフトバルブに流過するよ
    うに配管するとともに高速側のシフトバルブが作
    動するとそれより低速側のシフトバルブへの油路
    が遮断されるように接続したことを特徴とする自
    動変速機の油圧制御装置。
JP1986018910U 1986-02-14 1986-02-14 Expired - Lifetime JPH056444Y2 (ja)

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JPS57139702U (ja) * 1981-02-26 1982-09-01
JPS60162761U (ja) * 1984-04-09 1985-10-29 株式会社小松製作所 油圧作動式変速機の油圧回路

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