JPH0480966A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH0480966A
JPH0480966A JP19577890A JP19577890A JPH0480966A JP H0480966 A JPH0480966 A JP H0480966A JP 19577890 A JP19577890 A JP 19577890A JP 19577890 A JP19577890 A JP 19577890A JP H0480966 A JPH0480966 A JP H0480966A
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JP
Japan
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semiconductor region
impurity concentration
type semiconductor
region
misfet
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JP19577890A
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Inventor
Yasuo Tamura
田村 保夫
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Hitachi Microcomputer System Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Microcomputer Engineering Ltd
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体集積回路装置に関し、特に、L D 
D (L ightly D oped D rain
)構造を採用するMISFETを備えた半導体集積回路
装置に適用して有効な技術に関するものである。
〔従来の技術〕
多数のMOSFETを集積化した半導体集積回路装置に
おいては、高集積化の進展に伴い、前記MO5FETに
LDD構造が採用される。LDD構造のMOSFETの
基本構造は、nチャネル型の場合、高不純物濃度のn型
半導体領域及び低不純物濃度のn型半導体領域(LDD
部)でトレイン領域が構成される。低不純物濃度のn型
半導体領域は高不純物濃度のn型半導体領域とチャネル
形成領域との間に構成される。高不純物濃度のn型半導
体領域、低不純物濃度のn型半導体領域の夫々は一体化
され電気的に接続される。
LDD構造を採用するMOSFETは、低不純物濃度の
n型半導体領域でチャネル形成領域とドレイン領域との
pn接合部の不純物濃度勾配を緩和し、トレイン領域近
傍の電界強度を弱められるつまり、LDD構造を採用す
るMOSFETは、ドレイン領域の近傍においてホット
キャリアの発生量を低減し、しきい値電圧の変動を低減
できるので、特性の劣化を防止できる特徴がある。また
LDD構造を採用するMOSFETは、低不純物濃度の
n型半導体領域でチャネル形成領域側への拡散距離を低
減できる。つまり、LDD構造を採用するMOSFET
は、チャネル長(ゲート長)寸法を充分に確保でき、短
チヤネル効果の発生を防止できる特徴がある。
本発明に先立って、LDD構造を採用するMOSFET
の製造方法は、下記の製造方法が一般的である。
p型半導体基板(又はウェル領域)の主面上にゲート絶
縁膜、ゲート電極の夫々を順次形成する。
次に、前記ゲート電極(又はそのパターンニングを行っ
たマスク)を不純物導入マスクとして使用し、P型半導
体基板の主面部にn型不純物を導入する。n型不純物は
、1013[atoms/aJ]程度の低不純物濃度の
リン(P)を使用し、約50〜70[K e V]程度
のエネルギのイオン打込み法で導入される。
次に、前記ゲート電極の側壁にこのゲート電極に対して
自己整合でサイドウオールスペーサ(r!i化珪化膜素
膜形成する。
次に、前記サイドウオールスペーサをマスクとして使用
し、P型半導体基板の主面部にn型不純物を導入する。
n型不純物は、1015〜10”[atolls/ff
l]程度の高不純物濃度のヒ素(A s )を使用し、
約70〜90[KeV]程度のエネルギのイオン打込み
法で導入される。
次に、前記低不純物濃度のP、高不純物濃度のAsの夫
々に引き伸し拡散を施し、前者で低不純物濃度のn型半
導体領域(LDD部)、後者で高不純物濃度のn型半導
体領域の夫々を形成する。このn型半導体領域を形成す
る工程により、LDD構造を採用するM OS F E
 Tが実質的に完成する。
n型不純物としてのPはAsに比べて不純物11度分布
がブロードになるのでドレイン領域とチャネル形成領域
とのpn接合部の不純物濃度勾配を緩和できる。n型不
純物としてのAsはPに比べて拡散速度が遅いのでpn
接合部の深さ(xj)を浅くできる。
この後、LDD構造を採用するMOSFETの高不純物
濃度のn型半導体領域の表面にアルミニウム合金配線が
接続される。
なお、一般的なLDD構造を採用するMOSFETにつ
いては、例えば米国特許第4.356.623号に記載
される9 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、本発明者は下記の問題点が生しることを
見出した。
前記LDD構造を採用するMOSFETは、前述のn型
不純物の導入の条件下において、低不純物濃度のn型半
導体領域(LDD部)、高不純物濃度のn型半導体領域
の夫々の不純物濃度の最大ピーク値がほぼ同一位置に設
定される。具体的には、低不純物濃度のn型半導体領域
の最大ピーク値はP型半導体基板の表面から約0.1[
μm1以内の表面近傍に設定される。高不純物濃度のn
型半導体領域は、同様にP型半導体基板の表面から約0
゜1[μrn]以内の表面近傍に設定され、低不純物濃
度のn型半導体領域のpn接合深さに比べて浅い領域に
最大ピーク値が設定される。つまり、高不純物濃度のn
型半導体領域は、p型半導体基板の表面近傍での不純物
濃度を高め、アルミニウム合金配線とのオーミック接触
を行っている。このように構成されるLDD構造を採用
するMOSFETは、ドレイン領域の表面近傍にキャリ
ア(電子)が流れるので、ドレイン領域近傍の表面でホ
ットキャリアが発生する。このドレイン領域近傍の表面
で発生したホットキャリアは、この発住場所とゲート電
極との間の距離が近いので、ゲート電極からの電界効果
が強く、グー1縁膜中に飛び込み捕獲される。このため
、LDD構造を採用するMOSFETは、動作が繰返し
行われる毎にゲート絶縁膜中に捕獲されたホットキャリ
アでしきい値電圧が変動し、電気的特性が劣化する8本
発明の目的は、LDD構造を採用するMISFETを有
する半導体集積回路装置において、前記LDD構造を採
用するMISFETの電気的特性の劣化を防止すること
が可能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記目的を達成すると共に、前記
半導体集積回路装置の動作速度の高速化を図ることが可
能な技術を提供することにある。
本発明の他の目的は、前記半導体集積回路装置の製造プ
ロセスの増加がなく、前記目的を達成することが可能な
技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。
〔課顯を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
(1)高不純物濃度の第1半導体領域とチャネル形成領
域との間に前記第1半導体領域と同一導電型でそれに比
べて低不純物濃度の第2半導体領域(LDD部)を構成
する、LDD構造のMISFETを有する半導体集積回
路装置において、前記LDD構造のMISFETの第1
半導体領域の不純物濃度の最大値を、前記第2半導体領
域の接合深さと実質的に同一位置又はそれに比べて深い
位置に構成する。
(2)前記手段(1)のLDD構造のMISFETの第
1半導体領域はその上層に延在する配線に電気的に接続
され、この第1半導体領域と配線との間に前記第1半導
体領域、第2半導体領域の夫々と同一導電型で前記第2
半導体領域に比べて高不純物濃度の第3半導体領域を構
成する。
〔作  用〕
上述した手段(1)によれば、前記LDD構造のMIS
FETの第1半導体領域のチャネル形成領域側の近傍(
ドレイン領域の近傍)でのキャリアの移動経路(トレイ
ン電流経路)を半導体基板の深さ方向に深くシ(ホット
キャリアの発生場所を深い位置に設定し)、ゲート電極
からの電界効果を低減できるので、前記第1半導体領域
の近傍で発生するホットキャリアのゲート絶縁膜中への
捕獲量を低減してしきい値電圧の変動量を低減でき、L
DD構造のMISFETの電気的特性を向上できる。ま
た、前記LDD構造のMISFETの第1半導体領域と
第2半導体領域との間のキャリアの移動経路に、前記第
1半導体領域の不純物濃度の最大値以外の不純物濃度で
律則(支配)される中濃度の領域が構成されるので(キ
ャリアの移動経路に低濃度−中濃度−高濃度の3段階の
領域が構成されるので)、キャリアの移動経路での不純
物濃度勾配を緩和し、ホットキャリアの発生量を低減で
きる。この結果、LDD構造のMISFETは、しきい
値電圧の変動を低減できるので、電気的特性をより向上
できる。
上述した手段(2)によれば、前記第1半導体領域とそ
れに接続される配線との間の不純物濃度を前記第3半導
体領域で補い、第1半導体領域、配線の夫々の間の抵抗
値及び配線の接続に伴う抵抗値を低減できるので、信号
伝達速度を速め、半導体集積回路装置の動作速度の高速
化を図れる。
以下、本発明の構成について、LDD構造を採用するn
チャネルMISFETを搭載する半導体集積回路装置に
本発明を適用した一実施例とともに説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能
を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は
省略する。
〔発明の実施例〕
本発明の一実施例である半導体集積回路装置に搭載され
たLDD構造を採用するMISFETの構成を第1図(
要部断面図)で示す。
第1図に示すように、半導体集積回路装置は単結晶珪素
からなるp−型半導体基板1で構成される。
このp−型半導体基板(又はP−型ウェル領域)の非活
性領域で周囲を規定された領域内の活性領域の主面にL
DD構造を採用するMISFETが構成される。
前記p−型半導体基板1の非活性領域の主面上には素子
分離絶縁膜(フィールド絶縁膜)2が構成される。この
素子分離絶縁膜2は周知の選択酸化法で形成された酸化
珪素膜で形成される。素子分離絶縁膜2下において、p
−型半導体基板1の非活性領域の主面部には図示しない
p型チャネルストッパ領域が構成される。前記素子分離
絶縁膜2及び、型チャネルストッパ領域はLDD構造を
採用するMISFET等の半導体素子間を電気的に分離
する素子分離構造を構成する。
前記LDD構造を採用するMISFETは、P型半導体
基板(チャネル形成領域)1、ゲート絶縁膜3、ゲート
電極4.ソース領域及びドレイン領域で構成される。
ゲート電極4は、この構造に限定さtないが、本実施例
では多結晶珪素膜上に高融点金属珪化膜を積層した積層
膜(ポリサイド膜)で構成される。
多結晶珪素膜は抵抗値を低減するn型不純物例えばPが
導入される。高融点金属珪化膜は例えばタングステンシ
リサイド(WSi2)膜を使用する。
ソース領域、ドレイン領域の夫々は、低不純物濃度のn
型半導体領域(LDD部)6、高不純物濃度のn°型半
導体領域8及び高不純物濃度のn゛型半導体領域9で構
成される。低不純物濃度のn型半導体領域6は、高不純
物濃度のn゛型半導体領域8とチャネル形成領域との間
に構成され、高不純物濃度のn゛型半導体領域8と一体
に構成される(電気的に接続される)。低不純物濃度の
n型半導体領域6はゲート電極4で規定された活性領域
の主面部にこのゲート電極4に対して自己整合で形成さ
れる。高不純物濃度のn゛型半導体領域8はゲート電極
4の側壁に形成されたサイドウオールスペーサ10で規
定された活性領域の主面部にこのサイドウオールスペー
サ10に対して自己整合で形成される。サイドウオール
スペーサ10は、例えば酸化珪素膜で形成され、ゲート
電極4の側壁にこのゲート電極4に対して自己整合で形
成される。高不純物濃度のn°型半導体領域9は、後述
する配線13と接続される領域において、高不純物濃度
のn°型半導体領域8と一体に構成される(電気的に接
続される)。
このソース領域、ドレイン領域の夫々を形成するn型半
導体領域6.8.9の夫々の不純物濃度の分布(プロフ
ァイル)を第2図(不純物濃度分布図)で示す。第2図
に示す横軸は製造プロセス中において導入された不純物
濃度[atoms/cn]を示し、縦軸はP−型半導体
基板1の表面からの深さ[μm]を示す。
低不純物濃度のn型半導体領域6は、ホットキャリアの
発生量を低減し、かつ短チヤネル効果を低減する目的で
形成される。低不純物濃度のn型半導体領域6は例えば
1013[atoms/a#コ程度の低不純物濃度のP
を約60[KeV]のエネルギのイオン打込み法で導入
して形成される。Pは、n型不純物としては拡散速度が
速く、不純物濃度分布がブロードになるので、チャネル
形成領域とのpn接合部での不純物濃度勾配を緩和でき
る。つまり、低不純物濃度のn型半導体領域6は、n型
不純物としてPを使用することにより、ホットキャリア
の発生量をより低減できる。前述の条件下により形成さ
れる低不純物濃度のn型半導体領域6は、アニール後、
1017〜10”[atoms/aJ]程度の不純物濃
度になり、 0.02[μm]程度の深さに最大ピーク
値が設定される。また、n型半導体領域6の接合深さ(
p−型半導体基板1の表面からそのpn接合面までの深
さ方向の寸法: x、j)が0.07〜0.09[μm
コ程度で形成される。
前記p−型半導体基板1の不純物濃度は1014〜10
”[atoms/a#]程度で形成される。
高不純物濃度のn゛型半導体領域8は、主に、低不純物
濃度のn型半導体領域6から高不純物濃度のn°型半導
体領域9までの間のキャリアの移動経路(電流経路)と
して使用される。この高不純物濃度のn゛型半導体領域
8は、p−型半導体基板1の表面から深い位置に不純物
濃度の最大ピーク値を設定する目的で、通常のエネルギ
に比べて高いエネルギを使用するイオン打込み法で形成
される。不純物濃度の最大ピークとしては、前記低不純
物濃度のn型半導体領域6の接合深さと実質的に同一位
置又はそれに比べて深い位置に設定する。具体的に、高
不純物濃度のn゛型半導体領域8は例えば1015〜1
0 ”[atoms/aiコ程度の高不純物濃度のP(
又はAs)を約100=140[KeVコの高エネルギ
のイオン打込み法で導入して形成される。
この条件下により形成される高不純物濃度のn・型半導
体領域8は、Pの場合において、アニール後。
10 ” [atoms/al?コ程度の不純物濃度に
なり、0゜18[μm3程度の深さに最大ピーク値が設
定される。また、高不純物濃度のn゛゛半導体領域8は
、Asの場合において、アニール後、1021[ato
ms/ci]程度の不純物濃度になり、 0.09[μ
m]程度の深さに最大ピーク値が設定される。
前記高不純物濃度のn゛゛半導体領域8の最大ピーク値
が低不純物濃度のn型半導体領域6の接合深さと実質的
に同−又はそれに比べて深く形成されると、第1図及び
第2図に示すように、キャリアの移動経路(ドレイン電
流経路)eがトレイン領域近傍の表面から深い位置に設
定される。つまり、高不純物濃度のno−型半導体領域
8の最大ピーク値を有する領域は抵抗値が最っとも低い
のでキャリア(電子)の移動経路eとなり、最大ピーク
値が深い位置に設定されるので、これに伴いキャリアの
移動経路eも深い位置に設定される。
また、高不純物濃度のn゛゛半導体領域8の最大ピーク
値を低不純物濃度のn型半導体領域6の接合深さと実質
的に同−又はそれに比べて深く形成したことで、低不純
物濃度のn型半導体領域6と高不純物濃度のn゛゛半導
体領域8との間のキャリアの移動経路eに中間の不純物
濃度を有するn型半導体領域7が構成される。つまり、
キャリアの移動経路eにおいて、低不純物濃度(6)、
中不純物濃度(7)、高不純物濃度(8)の夫々の3段
階の不純物濃度を有するドレイン領域が構成される。
このドレイン領域は、キャリアの移動経路eにおいて、
チャネル形成領域とのpn接合部での不純物濃度勾配を
緩和できる。
高不純物濃度のn゛゛半導体領域9は、高不純物濃度の
n°型半導体領域8の最大ピーク値を深い位置に設定す
ると表面側での不純物濃度が低下するので、これを補う
目的で構成される。つまり、高不純物濃度の0゛型型半
体領域9は高不純物濃度のn゛゛半導体領域8とそれに
接続される後述する配線(13)との間の抵抗値及び配
線の接触抵抗値を低減する目的で構成される。高不純物
濃度のn゛゛半導体領域9は例えば10”’ 〜10 
” [atoms/cnコ程度の高不純物濃度のPを約
80[KeV]のエネルギのイオン打込み法で導入して
形成される。Pは、拡散速度が速いので、高不純物濃度
のn°型半導体領域8との接続を確実に行える。高不純
物濃度のn°型半導体領域9は、アニール後、10 ”
 [atoms/cd]程度の不純物濃度になり、ob
o6〜0.08[μm]程度の深さに最大ピーク値が設
定される。
前記LDD構造を採用するMISFETの高不純物濃度
のn゛゛半導体領域8には高不純物濃度のn゛゛半導体
領域9を介在して配線13が接続される。
配線13は例えばアルミニウム合金膜で形成される。
配線13は、半導体素子上に形成された層間絶縁膜11
上に形成され、この眉間1m膜11に形成された接続孔
12を通して高不純物濃度のn゛゛半導体領域8に接続
される。
次に、前記LDD構造を採用するMISFETの具体的
な形成方法について、第3図乃至第5図(各製造工程毎
に示す要部断面図)を用いて簡単に説明する。
まず、単結晶珪素からなるP”型半導体基板1を用意し
、このp−型半導体基板1の非活性領域に素子分mi縁
膜2及び図示しないp型チャネルストッパ領域を形成す
る。
次に、前記p−型半導体基板lの活性領域の主面上にゲ
ート絶縁膜3、ゲート電極4、絶縁膜5の夫々を順次積
層して形成する。ゲート絶縁膜3は、例えば熱酸化法で
形成された酸化珪素膜で形成し、20〜30[nm]程
度の膜厚で形成する。ゲート電極4は多結晶珪素膜、W
Si2膜の夫々を順次積層した積層膜で形成される。多
結晶珪素膜は、例えばCVD法で堆積され、200〜3
00[nm]程度の膜厚で形成される。WSi2膜は、
例えばスパッタ法又はCVD法で堆積され、200〜4
00 [n 〜1程度の膜厚で形成される。
次に、第3図に示すように、p−型半導体基板1の活性
領域の主面部にn型不純物を導入し、低不鈍物濃度のn
型半導体領域6を形成する。なお、導入されたn型不純
物の引き伸し拡散は大半のn型不純物が導入された後に
一括で行ってもよい。
前記n型不純物の導入は、前記ゲート電極4及び絶縁膜
5、又はそれらをパターンニングするフォトレジスト膜
を不純物導入マスクとして使用し、前述の条件下で行う
次に、前記ゲート電極4の側壁にサイドウオールスペー
サ10を形成する。サイドウオールスペーサ10は、例
えばCVD法で堆積された酸化珪素膜に、その堆積され
た膜厚に相当する分、RIE等の異方性エツチングを施
して形成する。
次に、第4図に示すように、前記サイドウオールスペー
サ10を不純物導入マスクとして使用し、P−型半導体
基板1の活性領域の主面部にn型不純物を導入し、高不
純物濃度のn゛型半導体領域8を形成する。高不純物濃
度のn°型半導体領域8は。
前述の条件下において、最大ピーク値を深い位置に設定
する。つまり、高不純物濃度のn°型半導体領域8は、
製造プロセスが増加するわけではなく。
n型不純物の導入エネルギ量を増加するだけで簡単にそ
の最大ピーク値を深い位置に設定できる。
また、n型不純物の導入エネルギが増加しても、ゲート
電極4が積層膜で合計の膜厚が厚いので、n型不純物が
チャネル形成領域に導入されない。
特に、ゲート電極4の上層のWSi2膜は下層の多結晶
珪素膜に比べて不純物の透過率が低い性質を備えている
次に、前記ゲート電極4の上層を含む基板全面に眉間絶
縁膜11を形成する。そして、ソース領域、トレイン領
域の夫々の形成領域において、前記層間絶縁膜11を除
去し、接続孔12を形成する。
次に、前記接続孔12を通して、p−型半導体基板1の
活性領域の主面部にn型不純物を導入し、第5図に示す
ように、高不純物濃度のn゛型半導体領域9を形成する
。高不純物濃度のn゛型半導体領域9は前述の条件下に
おいて形成する。通常、接続孔11を形成した後に高不
純物濃度のn°型半導体領域9を形成する工程は、接続
孔12の合せずれに基づく配線(13)とP−型半導体
基板1との短絡を防止する目的で製造プロセス中に組込
まれる場合が多い。つまり、この組込まれた工程を利用
することで、製造工程数の増加がなく高不純物濃度のn
・型半導体領域9をLDD構造を採用するMISFE、
Tのソース領域、ドレイン領域の夫々の一部とすること
ができる。
次に、前記接続孔12を通して高不純物濃度のn゛型半
導体領域9に接続される配線13を層間絶縁膜ll上に
形成する。
これら一連の製造プロセスを行うことにより、前述の第
1図に示すLDD@造を採用するMISFETは完成す
る。
このように、高不純物濃度のn°型半導体領域8とチャ
ネル形成領域(1)との間に前記ゴ型半導体領域8と同
一導電型でそれに比べて低不純物濃度のn型半導体領域
(L D D部)6を構成する、LDD構造を採用する
MISFETを有する半導体集積回路装置において、前
記Lt)D構造を採用するMISFETのゴ型半導体領
域8の不純物濃度の最大値を、前記n型半導体領域6の
接合深さと実質的に同一位置又はそれに比べて深い位置
に構成する。この構成により、前記LDD構造を採用す
るMISFETのn°型半導体領域8のチャネル形成領
域側の近傍(ドレイン領域の近傍)でのキャリアの移動
経路(ドレイン電流経路)をp−型半導体基板1の深さ
方向に深くシ(ホットキャリアの発生場所を深い位置に
設定し)、ゲート電極4からの電界効果を低減できるの
で、前記n°型半導体領域8の近傍で発生するホットキ
ャリアのゲート絶縁膜3中への捕獲量を低減してしきい
値電圧の変動量を低減でき、LDD構造を採用するMI
SFETの電気的特性を向上できる。また、前記LDD
構造を採用するMISFETのn°型半導体領域8とn
型半導体領域6との間のキャリアの移動経路に、前記ゴ
型半導体領域8の不純物濃度の最大値以外の不純物濃度
で律則(支配)される中濃度の半導体領域7が構成され
るので(キャリアの移動経路に低濃度−中濃度−高濃度
の3段階の領域が構成されるので)、キャリアの移動経
路での不純物濃度勾配を緩和し、ホットキャリアの発生
量を低減できる。この結果、LDD構造を採用するMI
SFETは、しきい値電圧の変動を低減できるので、電
気的特性をより向上できる。
また、前ELDD構造を採用するMISFETのn・型
半導体領域8はその上層に延在する配線13に電気的に
接続され、このn°型半導体領域8と配線13との間に
前記n°型半導体領域8、n型半導体領域6の夫々と同
一導電型で前記n型半導体領域6に比べて高不純物濃度
のn°型半導体領域9を構成する。この構成により、前
記n°型半導体領域8とそれに接続される配線13との
間の不純物濃度を前記n゛型半導体領域9で補い、n°
型半導体領域8、配、[13の夫々の間の抵抗値及び配
線の接続に伴う抵抗値を低減できるので、信号伝達速度
を速め、半導体集積回路装置の動作速度の高速化を図れ
る。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施例に
基づき具体的に説明したが1本発明は、前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは勿論である。
例えば、本発明は、LDD構造を採用するnチャネルM
ISFET、pチャネルMISFETの夫々を有する相
補型MISFETを備えた半導体集積回路装置に適用で
きる。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりであ
る。
LDD構造を採用する半導体集積回路装置において、前
記LDD構造を採用するMISFEETの電気的特性の
劣化を防止できる。
また、前記半導体集積回路装置の動作速度の高速化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例である半導体集積回路装置
に搭載されたLDD構造を採用するMISFETの構成
を示す要部断面図、 第2図は、前記LDD構造を採用するMISFETのソ
ース領域、ドレイン領域の夫々の不純物濃度分布図、 第3図乃至第5図は、前記LDD構造を採用するMIS
FETの製造方法を説明するための各製造工程毎に示す
要部断面図である。 図中、1・・・半導体基板、3・・・ゲート絶縁膜、4
・・・ゲート電極、6,7,8.9・・・半導体領域、
1゜・・サイドウオールスペーサ、12・・接続孔、1
3・・・配線である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、高不純物濃度の第1半導体領域とチャネル形成領域
    との間に前記第1半導体領域と同一導電型でそれに比べ
    て低不純物濃度の第2半導体領域を構成する、LDD構
    造のMISFETを有する半導体集積回路装置において
    、前記LDD構造のMISFETの第1半導体領域の不
    純物濃度の最大値が、前記第2半導体領域の接合深さと
    実質的に同一位置又はそれに比べて深い位置に構成され
    たことを特徴とする半導体集積回路装置。 2、前記LDD構造のMISFETの第1半導体領域は
    その上層に延在する配線に電気的に接続され、この第1
    半導体領域と配線との間に前記第1半導体領域、第2半
    導体領域の夫々と同一導電型で前記第2半導体領域に比
    べて高不純物濃度の第3半導体領域を構成したことを特
    徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7622343B2 (en) 1992-10-30 2009-11-24 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Laser processing method, method for forming a flash memory, insulated gate semiconductor device and method for forming the same
CN106856169A (zh) * 2015-12-09 2017-06-16 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 晶体管及其形成方法

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