JPH0480929B2 - - Google Patents

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JPH0480929B2
JPH0480929B2 JP10015283A JP10015283A JPH0480929B2 JP H0480929 B2 JPH0480929 B2 JP H0480929B2 JP 10015283 A JP10015283 A JP 10015283A JP 10015283 A JP10015283 A JP 10015283A JP H0480929 B2 JPH0480929 B2 JP H0480929B2
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JP
Japan
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weight
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meth
acrylate
glass
Prior art date
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Application number
JP10015283A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59226013A (ja
Inventor
Yoshinobu Oohashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication of JPS59226013A publication Critical patent/JPS59226013A/ja
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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は紫外線硬化型樹脂組成物に関し、詳し
くは、ガラスとガラス、ガラスと金属、プラスチ
ツク同士等の少なくとも片面が紫外線透過性の材
料との接着性にすぐれ、しかも高い耐湿熱性を有
する紫外線硬化型樹脂組成物に関する。 各種のアクリレートやメタクリレートは光重合
開始剤の存在下で紫外線を照射することにより短
時間に重合する特性を有する化合物として従来か
ら知られている。この各種アクリレートやメタク
リレートを主成分とした紫外線硬化型樹脂は、ガ
ラス等の紫外線透過材料の接着に際し、従来の接
着方法に比較して短時間で接着できるという利点
を有する。このため紫外線硬化型樹脂はガラス同
士、ガラスと異種材料といつた少なくとも片面に
紫外線透過材料を有する材料の接着に汎用されて
いる。しかしながら、この紫外線硬化型の樹脂を
用いてガラス等の接着を行なうと、初期接着は十
分な強度を有しているが、湿熱、水、温水等の条
件下で接着強度が低下してしまうという欠点があ
つた。 本発明は、ガラス/ガラス、ガラス/金属等の
少なくとも片面に紫外線透過材料を有する材料の
接着において、材料との接着性が良好であり、か
つ湿熱、水、温水による経時の接着力低下が生じ
ない紫外線硬化型樹脂組成物を提供することを目
的とする。 本発明のこの目的は、アクリルおよび/または
メタクリル成分と光重合開始剤を含有する組成物
にγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
を特定量配合することにより達成される。 すなわち本発明は、エポキシアクリレートおよ
び/またはエポキシメタクリレート40〜90重量
部、アクリルモノマーおよび/またはメタクリル
モノマー60〜10重量部から成る成分100重量部に、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1
〜8重量部および光重合開始剤1〜10重量部を配
合したことを特徴とする紫外線硬化型樹脂組成物
にある。 本発明において使用するエポキシアクリレート
および/またはエポキシメタクリレート(以下、
エポキシ(メタ)アクリレートという)は、分子
量が300〜1500の範囲のものが好ましい。300未満
の分子量だと接着材料との接着力が低下し、1500
を越えた分子量だと組成物の粘度が高くなり使用
困難となる。本発明におけるエポキシ(メタ)ア
クリレートは、アクリルおよび/またはメタクリ
ル成分(以下、(メタ)アクリル成分という)100
重量部中に40〜90重量部の割合で配合され、配合
量が40重量部未満ではガラス等の接着材料との接
着性や経時における耐湿熱性が低下し、90重量部
を越えると組成物の粘度が高くなり使用困難とな
る。なお、本発明でいうエポキシ(メタ)アクリ
レートとは、各種のエポキシ樹脂と各種のアクリ
ルモノマーおよび/またはメタクリルモノマー
(以下、(メタ)アクリルモノマーという)との反
応により得られる反応生成物である。 本発明に使用される(メタ)アクリルモノマー
は既知のものであり、たとえばベンジル(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート等が例示される。この(メタ)
アクリルモノマーの配合量は、(メタ)アクリル
成分100重量部中に60〜10重量部の割合で配合さ
れる。 本発明において使用するγ−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシランは、(メタ)アクリル成
分および(メタ)アクリルモノマー100重量部に
対して、1〜8重量部配合され、その配合量が1
重量部未満だと経時における耐湿熱性が低く、8
重量部を越えると経時における耐湿熱性は高い水
準にあるものの耐熱性の低下が大きく好ましくな
い。 本発明において、光重合開始剤は(メタ)アク
リル成分に対して1〜10重量部配合される。配合
量が1重量部未満では所望の硬化が生ぜず、10重
量部を越えても硬化速度は格別上昇しない。使用
される光重合開始剤としてはベンゾインイソブチ
ルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンジ
ルジメチルケタール、ベンゾフェノンベンジル、
2,2−ジエトキシアセトフェノン、ジエチルチ
オキサントン等が例示される。 また、本発明においては、上記した必須成分に
加えて、さらに反応を早めるために重合促進剤
を、(メタ)アクリル成分100重量部に対して5重
量部以下、熱安定性または貯蔵安定性のために熱
重合禁止剤を、(メタ)アクリル成分100重量部に
対して5重量部以下それぞれ配合してもよい。 重合促進剤としては、ナフテン酸コバルト等の
金属セッケン並びに2−ジメチルアミノエタノー
ル、N,N−ジメチルアニリン、p−ジメチルア
ミノ安息香酸等の3級アミンが使用される。 また、熱重合禁止剤としてはハイドロキノン、
p−ベンゾキノン、t−ブチルハイドロキノン等
が使用される。 以下、本発明を実施例および比較例に基づき具
体的に説明する。 実施例1〜2および比較例1〜6 第1表に示す成分および配合量で均一になるま
で充分に撹拌して各々組成物を調製した。この組
成物を2枚の被着体間に挾み、組成物の硬化後の
23℃における引張剪断強度を測定した。また硬化
後に温度50℃、相対温度95%の条件下で2週間放
置した後の引張剪断強度保持率(%)を評価し
た。それぞれの結果を第1表に示す。なお、被着
体としては、厚さ5.0mmのガラスと厚さ1.6mmの鋼
板を用い、接着面積5×25mmで接着を行なつた。
また、組成物の硬化条件は、80w/cmのメタルハ
ライドランプを用いて20cmの距離で3分間照射し
て行なつた。さらに、引張剪断強度の測定におけ
る引張速度は1mm/分として行なつた。
【表】
【表】 第1表に示される如く、γ−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシランを配合した実施例1〜2
は、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ンを配合しない比較例1〜2と比較して引張剪断
強度が著しく高い。また、アクリレート成分の一
部としてオリゴエステルアクリレート、ウレタン
アクリレートを用いた比較例3〜6は、アクリレ
ート成分の一部としてエポキシアクリレートを用
いた実施例1〜2に比較して引張剪断強度が著し
く劣る。このことから、アクリレート成分の一部
としてエポキシアクリレートを用い、かつγ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシランを配合し
た組成物が経時の耐湿熱性に優れることがわか
る。 実施例3〜8および比較例7〜8 第2表に示す成分および配合量で各々組成物を
調製し、組成物を披着体間に挾み、硬化を行なつ
た。硬化後の23℃および100℃における引張剪断
強度(Kg/cm2)および温度50℃、相対湿度95%の
条件下で引張剪断強度(Kg/cm2)を測定して結果
を第1図および第2表に示す。なお、被着体、接
着面積、硬化条件、引張速度は実施例1と同様の
条件とした。
【表】
【表】 第2表および第1図に示されるごとく、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシランの配合量
を増加するに従い、100℃における引張剪断強度
は低下するが、温度50℃、相対湿度95%の条件下
における引張強度は上昇する。このことから、耐
熱性および経時の耐湿熱性を併せて考慮するとγ
−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの配
合量は(メタ)アクリル成分100重量部に対し、
1〜8重量部程度が好ましいことがわかる。 実施例8および比較例9〜13 第3表に示す成分および配合量で各々組成物を
調製し、硬化組成物を被着体間に挾み、硬化を行
なつた。温度50℃、相対湿度95%の条件下の引張
剪断強度保持率(%)および23℃(常温)の貯蔵
安定性を測定して結果を第3表に示す。なお、被
着体、接着面積、硬化条件、引張速度は実施例1
と同様に行なつた。
【表】
【表】 第3表は、シラン化合物の種類を変えたもので
あり、シラン化合物としてビニルトリメトキシシ
ラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シランを配合した比較例10および11は、シラン化
合物を配合しない比較例9よりも温度50℃、相対
湿度95%における2週間放置後の引張剪断強度が
劣り、β−3,4エポキシシクロヘキシルエチル
トリメトキシシランを配合した比較例13は比較例
9と同等の引張剪断強度しか示さない。また、γ
−メルカプトプロピルトリメトキシシランを配合
した比較例12は、引張剪断強度は比較例9と比較
してやや向上するものの、1日経過後にゲル化し
てしまい貯蔵安定性に劣る。これに対してγ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシランを配合し
た実施例8は、引張剪断強度が著しく高い値を示
し、貯蔵安定性にも優れる。このことから、シラ
ン化合物のうち、γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシランを配合した組成物のみが経時にお
ける耐湿熱性および貯蔵安定性に優れていること
がわかる。 以上説明したごとく、エポキシ(メタ)アクリ
レート、(メタ)アクリルモノマー、光重合開始
剤およびγ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シランを特定割合で配合した本発明の紫外線硬化
型樹脂組成物は、接着材料との高い接着性を示す
のみならず、耐湿熱性を始めとして耐熱性、貯蔵
安定性にも優れていることから、少なくとも片面
に紫外線透過性を有する材料の接着、特にガラス
同士、ガラスと金属等の異種材料、プラスチツク
同士等の接着の際の接着剤として好適に使用され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシランの配合量(重量部)と引張り剪断強度
(Kg/cm2)の関係を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エポキシアクリレートおよび/またはエポキ
    シメタクリレート40〜90重量部、アクリルモノマ
    ーおよび/またはメタクリルモノマー60〜10重量
    部から成る成分100重量部に、γ−グリシドキシ
    プロピルトリメトキシシラン1〜8重量部および
    光重合開始剤1〜10重量部を配合したことを特徴
    とする紫外線硬化型樹脂組成物。
JP10015283A 1983-06-07 1983-06-07 紫外線硬化型樹脂組成物 Granted JPS59226013A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10015283A JPS59226013A (ja) 1983-06-07 1983-06-07 紫外線硬化型樹脂組成物

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JP10015283A JPS59226013A (ja) 1983-06-07 1983-06-07 紫外線硬化型樹脂組成物

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JPS59226013A JPS59226013A (ja) 1984-12-19
JPH0480929B2 true JPH0480929B2 (ja) 1992-12-21

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ID=14266343

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JP10015283A Granted JPS59226013A (ja) 1983-06-07 1983-06-07 紫外線硬化型樹脂組成物

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61285280A (ja) * 1985-06-13 1986-12-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 精密研削物の固定用ワツクス
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JPS59226013A (ja) 1984-12-19

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