JPH0478719A - 自動車のウィンドウモール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は自動車のウィンドウパネルの周縁に取付けら
れるウィンドウモールに関するものである。

〈従来の技術〉 従来の自動車のウィンドウモールとしては、例えば第１
４図及び第１５図に示すようなものがある（実開昭５９
−５０８１５号公報参照）。

■がウィンドウモールで、自動車のフロントウィンドウ
パネル２の周縁に取付けられるものである。このウィン
ドウモール１は、フロントウィンドウパネル２の上辺に
対応する１本のアッパ部３と、側辺に対応する２本のサ
イド部４と、を溶接により一体的に継ぎ合わせたもので
ある。アッパ部３は略真っ直ぐな同一断面形状を呈して
いるが、サイド部４の下部には下方へ向けて漸次高さ寸
法りが大きくなる脚部５が一体形成されている。この脚
部５により所定高さの溝部を形成し、フロントウィンド
ウパネル２表面の雨水等が車体の側方へ回り込むのを防
止している。尚、フロントウィンドウパネル２の下辺部
は図示せぬウェザストリップにより車体パネルに取付け
られている。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながらこのような従来の自動車のウィンドウモー
ルｌにあっては、断面形状が相違するアッパ部３とサイ
ド部４とを溶接で継ぎ合わせていたため、その溶接部６
の仕上げ加工が大変に面倒であった。すなわち、このウ
ィンドウモール１自体が外部から良く見える部材なので
、溶接部６をきれいに仕上げないと、ウィンドウモール
１に−体感がなくなって外観品質の低下を招くことにな
る。特に、このような溶接部６があると、ウィンドウモ
ール１を全体的に黒色仕様にする場合にも塗装による着
色方法しか採用し得ず、コスト的にも不利であった。

この発明はこのような従来の技術に着目してなされたも
のであり、アッパ部とサイド部とを継ぎ合わせる必要が
ないウィンドウモールを提供せんとするものである。

く課題を解決するための手段〉 この発明に係る自動車のウィンドウモールは、上記の目
的を達成するために、アッパ部からサイド部にかけて同
一断面形状で一体的に連続形成されたモール本体と、該
モール本体のサイド部に取付けられ且つ高さ寸法が下方
へ向けて漸次大きく設定された脚部材と、から成るもの
である。

く作　用〉 モール本体がアッパ部からサイド部にかけて同一断面形
状で一体的に連続形成されたものなので、外部から見え
る部分には溶接部等の継ぎ合わせ部分が存在せず、外観
品質に優れる。また、このモール本体には高さ寸法が下
方へ向けて漸次大きく設定された脚部材が取付けられる
ので、この脚部材により溝部を形成でき、雨水等が車体
の側方へ回り込むのを防止できる。そして、このような
モール本体及び脚部材を用いれば、ウィンドウモールを
黒色仕様とする際にも所謂クスター成形等を行うことが
できコスト的にも有利となる。

〈実　施　例〉 以下、この発明の好適な実施例を図面に基づいて説明す
る。尚、従来と共通する部分及び各実施例間で共通する
部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。

！上去施男 第１図〜第５図はこの発明の第１実施例を示す図である
。まず、第１図を用いて構成を説明する。

７は車体パネルで、その開口縁８にはフロントウィンド
ウパネル２の周縁を取付けるための後述するダムラバー
９や接着剤１０が設置される。１１は断面Ｊ形のファス
ナで、車体パネル７の立上がり部１２に両面接着テープ
Ｉ３を介して貼着されている。この立上がり部１２は、
そのアッパ部１２ａは一定高さであるが、サイド部１２
ｂの高さ寸法は下方に向けて漸次大きくなるようになっ
ている。そしてファスナ１１のサイド部１１ｂの下端に
は、激変する立上がり部１２ｂの高さ寸法に対応して該
ファスナ１１の取付高さを決定するための舌片１４が適
宜間隔をおいて一体的に形成しである。ファスナ１１の
アッパ部１１ａにはこの舌片１４は設けられていない。

そして、１５がウィンドウモールで、モール本体１６と
脚部材１７とから成っている。モール本体１６はアッパ
部１６ａからサイド部１６ｂにかけて一体的に連続形成
された断面Ｃ形のステンレス材で、その表面にはＰｖＣ
製の表皮部材１８が一体押出し成形により設けられてい
る。また、この表皮部材１８のうち、アッパ部１６ａに
相当する部分だけにリップ１９が一体的に形成されてい
る。

一方、脚部材１７は、脚部材本体１７ａと先端部１７ｂ
とから更に構成されている。先端部１７ｂは、脚部材１
７の上端部に相当する部分を形成するものであり、脚部
材本体１７ａの上端に継ぎ合わされる。この先端部１７
ｂには前記モール本体１６のリップ１９に連続するリッ
プ相当部２０も形成されている。脚部材本体１７ａは、
下方へ向けて漸次高さ寸法りが大きくなるステンレス材
であり、下端には内側へ向けて張出した折曲部２１を有
し、上側の角部には複数の切欠口２２や切起型２３が所
定位置に形成されている。そして、この脚部材本体１７
ａにも、前記モール本体１６と同様に、その表面にはＰ
ｖＣ製の表皮部材２４が一体押出し成形により設けられ
ている。また、この表皮部材２４の下端にもリップ２５
が形成されている。

そして、２６がクリップであり、前記モール本体１６と
脚部材１７とを取付けて形成したウィンドウモール１５
を車体パネル７へ取付けるためのものである。このクリ
ップ２６は、前記脚部材本体１７ａの切欠口２２から突
出自在な頭部２７と、前記ファスナ１１と係合自在な一
対のフック２８と、フロントウィンドウパネル２の周縁
を支持する一対の支持脚２９と、を備えている。

次に、モール本体１６と脚部材１７との取付けについて
説明する。まず、脚部材１７の上部をモール本体１６の
サイド部１６ｂ内へ挿入する。すると、脚部材１７（脚
部材本体１７ａ）に形成されている切起風２３がモール
本体１６の内側端に係合する（第４図参照）。そして、
モール本体１６の外側端３０を内側へかしめて脚部材１
７の外側端を巻き込めば、両者の取付けが完了する。こ
のようして完成されたウィンドウモール１５は、そのサ
イド部１６ｂに取付けた脚部材１７の高さ寸法りが漸次
下方へ向けて大きくなるため、モール本体１６と脚部材
１７下端の折曲部２１との間に雨水等の横流れを規制す
るための溝部Ｍを形成することができる。

そして、このウィンドウモール１５の脚部材１７に形成
した切欠口２２からクリップ２６の頭部２７を突出させ
ると共に、この頭部２７の先端をモール本体１６の内側
湾曲部に突き当て、そして頭部２７の外側端を前記かし
めた外側端３０へ係合させる。そうすることにより、フ
ロントウィンドウパネル２の周縁を脚部材１７下端の折
曲部２１とクリップ２６の支持脚２９との間で挟持する
ことができる。そして、このウィンドウモール１５をフ
ロントウィンドウパネル２がセットされた後に車体パネ
ル７とフロントウィンドウパネル２との隙間にセットし
、クリップ２６のフック２８を車体パネル７の立上がり
部１２に貼着されているファスナ１１へ係合させる。そ
うすることにより、接着剤１０の働きもあり、ウィンド
ウモール１５　車体パネル７への取付けが完了する。尚
、３１はスノーテーパ部で、溝部Ｍへの雪溜りを防ぐた
めに、積雪地域において必要に応じオプションとして取
付けられるものである。

この実施例におけるウィンドウモール１５のモール本体
１６は、前述の如くアッパ部１６ａからサイド部１６ｂ
にかけて同一断面形状で一体的に連続形成されたものな
ので、外部から見える部分には従来の溶接部の如き継ぎ
合わせ部分が一切存在せず、外観品質に大変優れている
。そして、このモール本体１６には高さ寸法りが下方へ
向けて漸次大きく設定された脚部材１７が取付けられる
ので、この脚部材１７とモール本体１６とで溝部Ｍを形
成でき、雨水等が車体の側方へ回り込むのを確実に防止
することができる。

！要叉施男 第６図〜第１１図はこの発明の第２実施例を示す図であ
る。この実施例に係るウィンドウモール３２も、アッパ
部３３ａからサイド部３３ｂにかけて同一断面形状で一
体的に連続形成されたモール本体３３と、高さ寸法りが
下方へ向けて漸次大きく設定された脚部材３４とから成
っている。そして、脚部材３４の上端部であるコーナ部
Ｋに相当する範囲には、リップ相当部３５を有するエン
ドラバー３６が内部に設けられている。モール本体３３
の表皮部材３７には、前記リップ相当部３５と連続する
リップ３８が形成しである。そして、脚部材３４は樹脂
成形品で、上端にはモール本体３３のサイド部３３ｂ内
へ係合される頭部３９が形成されており、下端にはリッ
プ４０を形成した表皮部材４１が設けである。この脚部
材３４の頭部３９には切欠部４２が形成してあり、この
切欠部４２にクリップ４３の頭部４４を挿入するように
なっている。

そして、このクリップ４３の頭部４４を脚部材３４の頭
部３９の切欠部４２へ挿入して合致させ、この脚部材３
４をクリップ４３ごとモール本体３３のサイド部３３ｂ
内へ係合せしめる。すなわち、クリップ４３の頭部４４
及び脚部材３４の頭部３９には、それぞれ係合部４５．
４６がそれぞれ凹設されており、ここにモール本体３３
の外側端４７をかしめて係合させる。また、脚部材３４
及びクリップ４３の頭部３９．４４の先端をモール本体
３３の内側湾曲部に突き当てる。すると、モール本体３
３と脚部材３４ならびにクリップ４３が一体物のウィン
ドウモール３２となるので、このウィンドウモール３２
を前記クリップ４３のフック４８をファスナ１１に係合
させつつ、車体パネルアへ取付ける。そうすれば、先の
実施例同様に、接着剤１０の働きもあり、ウィンドウモ
ール３２の車体パネル７への取付けが完了する。第９図
は、前述のようにして取付けたウィンドウモール３２の
下端部とカウルカバー４９との接続部を示す図である。

カウルカバー４９の外側端には車体パネル７の立上がり
部１２に当接するリップ５０が設けである（第９図参照
）。また、カウルカバー４９の上端にはモール本体３３
の上面となだらかに連続する傾斜状上面部５１が形成さ
れている。その他の構成及び作用効果は先の実施例と同
様に付き重複説明を省略する。

ｌ主去旌ガ 第１２図はこの発明の第３実施例を示す図である。この
第３実施例は前記第１実施例のクリップの変形例を示す
ものである。このクリップ５２は、脚部材５３の切欠口
５４から突出する頭部５５と、ファスナ１１へ係合する
フック５６、そして、下端が脚部材５３の折曲部５７内
へ位置する補強部５８が、一体的に形成されているもの
である。特に、この補強部５８にて脚部材５３が補強さ
れるために、脚部材５３によるフロントウィンドウパネ
ル２の当接支持力が増す。尚、スノーテーバ部３１をオ
プションで取付けた場合は、そのスノーテーパ部３１に
沿うリップ５９をモール本体１６の内側端に設けても良
い。その他の構成及び作用効果は先の実施例と同様に付
き重複説明を省略する。

第４実施例 第１３図はこの発明の第４実施例を示す図である。この
実施例の脚部材６０は全体に表皮部材が設けてなく、下
端の折曲部６１だけにリップ６２が設けである。そして
、脚部材６０の上端にはモール本体１６の内側部と重ね
合わされる水平部６３が形成しであると共にこの水平部
６３の下方には後述するインショクジョン成形用の貫通
孔６４が形成しである。そして、このようなモール本体
１６と脚部材６０とは、インジェクション成形による樹
脂製の補強部６５にて予め一体化されている。そして、
６６がクリップで、モール本体１６のかしめた外側端３
０にてモール本体１６内へ取付けられている。この実施
例も、インジェクション成形による樹脂製の補強部６５
によりモール本体１６と脚部材６０とが一体化されるの
で、両者の剛性が高まり、脚部材６０によるフロントウ
ィンドウパネル２の当接支持力が増すこととなる。

〈発明の効果〉 この発明に係る自動車のウィンドウモールは、以上説明
してきた如き内容のものであって、モール本体がアッパ
部からサイド部にかけて同一断面形状で一体的に連続形
成されたものなので、外部から見える部分には溶接部等
の継ぎ合わせ部分が存在せず、外観品質に優れる。

また、このモール本体には高さ寸法が下方へ向けて漸次
大きく設定された脚部材が取付けられるので、この脚部
材により溝部を形成でき、雨水等が車体の側方へ回り込
むのを防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１実施例に係るウィンドウモール
を示す分解斜視図、 第２図はモール本体に脚部材を取付けた状態を示すウィ
ンドウモールの斜視図、 第３図は第９図中矢示Ｘ−Ｘ線に相当する部分で断面し
たウィンドウモールの取付状態を示す断面図、 第４図は第９図中矢示Ｘ−Ｘ線に相当する部分で断面し
た切起風の係合状態を示す断面図、第５図は第９図中矢
示Ｘ−Ｘ線に相当する部分で断面ウィンドウモールの取
付状態を示す断面図、第６図はこの発明の第２実施例に
係るウィンドウモールを示す分解斜視図、 第７図は第９図中矢示Ｘ−Ｘ線に相当する部分で断面し
たウィンドウモールの取付状態を示す断面図、 第８図は第９図中矢示Ｘ−Ｘ線に相当する部分で断面し
たウィンドウモールの取付状態を示す断面図、 第９図はカウルカバーとウィンドウモールとの接続部分
を示す斜視図、 第１Ｏ図は第９図中矢示Ｘ−Ｘ線に沿う断面図、第１１
図は第９図中矢示Ｘ１−ＸＩ線に沿う断面図、 第１２図はこの発明の第３実施例を示すウィンドウモー
ルの取付状態を示す断面図、 第１３図はこの発明の第４実施例を示すウィンドウモー
ルの取付状態を示す断面図、 第１４図は従来の自動車のウィンドウモールを示す自動
車の斜視図、そして 第１５図は第１４図中の矢示Ｘ７部分を示すウィンドウ
モールの拡大図である。 ２−・−フロントウィンドウパネル １５　　・・・・　ウィンドウモール １６．３３　　・′・°　モール本体 １６ａ　、３３ａ　　−・”°　アッパ部１６ｂ　、３
３ｂ　　・・・・　サイド部１７．３４．５３．６０　
　・・パ　脚部材２６．４３．５２　−　　　クリップ ｈ　−・−高さ Ｍ　〜・・・　溝部 第５ 第４ 図 図 第 第 ９図 第１１ 図 ３ｂ 手続補正書（自発） 平成　３年　９月１１日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. アッパ部からサイド部にかけて同一断面形状で一体的に
   連続形成されたモール本体と、該モール本体のサイド部
   に取付けられ且つ高さ寸法が下方へ向けて漸次大きく設
   定された脚部材と、から成る自動車のウィンドウモール
   。