JPH0478443A - 排ガス浄化用触媒及びその使用法 - Google Patents

排ガス浄化用触媒及びその使用法

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JPH0478443A
JPH0478443A JP2193062A JP19306290A JPH0478443A JP H0478443 A JPH0478443 A JP H0478443A JP 2193062 A JP2193062 A JP 2193062A JP 19306290 A JP19306290 A JP 19306290A JP H0478443 A JPH0478443 A JP H0478443A
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JP
Japan
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catalyst
exhaust gas
zeolite
ion exchange
molar ratio
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JP2193062A
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English (en)
Inventor
Senji Kasahara
泉司 笠原
Shuji Okazaki
岡崎 修二
Kazuhiko Sekizawa
関沢 和彦
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Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ボイラー 自動車エンジン等から排出される
窒素酸化物を含有する排ガスを処理するための触媒及び
その使用方法に関し、更に詳細には、耐久性の非常に優
れた排ガス浄化用触媒及びその使用法に関するものであ
る。
(従来の技術) ボイラー 自動車エンジン等から排出される排ガス中の
窒素酸化物を除去する方法として、触媒の存在下でアン
モニアを用いる選択的接触還元法、また、排ガスを触媒
に通し、未燃焼の一酸化炭素及び炭化水素により還元す
る非選択的接触還元法等が実用化されている。
特開昭60−125250号公報には、還元剤非共存下
で窒素酸化物を直接接触分解できる触媒として銅イオン
交換したゼオライトが提案されている。
また、ディーゼルエンジン、低燃費化を目的とした希薄
燃焼エンジンの排ガス浄化用に、酸素過剰下でも、未燃
焼の一酸化炭素、炭化水素等の還元成分により窒素酸化
物を選択的に還元できる触媒として、卑金属をゼオライ
ト等に含有させた触媒が提案されている(特開昭63 100919)。
しか12ながら、これらの提案さイ1ている触媒は、特
に高温での耐久性に問題があり、実用化される1−至・
)でいない。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の[1的は、アニモニア等の還元剤を使用ズるこ
となく、自動車等の内燃機関から排出される、特に酸素
過剰の排ガス苓、効率良く浄化し2.7J」つ、水蒸気
の存在する高温での耐久性に優れる排ガス浄化用触媒を
提供するものである。
(課題を解決する為の手段) 発明明名等は、上記課題について鋭意検討l、た結髪、
本発明を完成するに至った。
即ブー)本発明は、S I O2)”” A に’ 2
03モル比が小tくともユ0のゼオラ・イトにセシウム
及び遷移金属を含有させたことを特徴とする排ガス浄化
用触媒、及び該触媒に窒素酸化物を含む燃焼排ガスに接
触させることを特徴とする排ガスの処理法を提供するも
のである。
以)、本発明をより詳細に説明プる。
本発明にかかる排ガス浄化用触媒は、セシウム及び遷移
金属を含何させたS I O2/ Ag2O。
モル比が少なくとも10であるゼオライトである。
本発明において用いられるゼオライ)・、、!=l、て
は、S i O2/′AΩ、703モル比が10以上で
あることを必須とする。S L 0.1. y’ A 
f1203モル比はその上限が限定されるものではない
、5i02/AI?、Otモル比が10未満であると、
十分な耐久性が得られない。
本発明で用いられるゼオライトの種類は特に限定されな
いが、例えば、モルデナイト、フェリエライi−,ZS
M−5、ZSM−8゜ZSM−11、ZSM−12)Z
SM−20、Z S M −35等のゼオライトが使用
できるが、その中で1.、 z s M−5が好適に用
いられる。」7を−これらのゼオライトの製造方法は限
定されるものではない。またY型ゼオライト、L型ゼオ
ライト等のゼオライトを脱アルミニウムしたものであっ
ても良い。
また、本発明で用いられるゼオライトの結晶径は特に限
定されないが、1μ以上であることが望まり、い。結晶
径が1μ未満であると結晶自体の耐熱性が悪くなり、触
媒の耐久性が低くなる恐れがある。
本発明の排ガス浄化用触媒は、セシウム及び遷移金属を
金白゛することが必須である。セシウム及び遷移金属の
含有量は特に限定されないが、セシウムをCS 20/
 AN 203モル比で表わして0.2〜1.0、遷移
金属をM2ゎ0/AR20<モル比(nは遷移金属Mの
原子価)で表わして]、5以下含有することが好ましい
。セシウムがQ、2未満であると十分な耐久性が得られ
ない恐れかあり、また、セシウムが1.0を越えるかあ
るいは遷移金属が1.5を越えると、セシウムあるいは
遷移金属が酸化物等でゼオライト表面に存在l−易くな
り、耐久性が低くなる恐れがある。また、(C520十
に1□、0)z’Ai!20iモル比が260を越える
と、セシウムあるいは遷移金属が酸化物等でゼオライト
表面に存在し易くなり、耐久性が低くなる恐れがある。
また、本発明の排ガス浄化用触媒のナトリウム等の含Y
’lttとしては特に限定されないが、N a 20 
/””′AΩ205モル比で表わして0.01以ドであ
ることが好ましい。0.01を越えると、耐久性に悪影
響を及ぼす恐t1がある。
遷移金属としては3、特に限定されないが、例えばFe
、Cu、Co、Ni、(:r、Mn等が使用できる。
本発明の排ガス浄化用触媒は、5in2/AΩ201モ
ル比が少なくとも10以上であるゼオライトに、セシウ
ム及び遷移金属を含有させて製造される。
セシウム及び遷移金属は、担持あるいはイオン交換等で
含有されるが、セシウムの中性塩を用いたイオン交換処
理、及び、遷移金属の中性塩を用いたイオン交換処理す
ることが好ましい。
原料ゼオライトは合成品あるいはそのか廃品等が用いら
れるが、ゼオライトの耐熱性に悪影響を及ぼす原料ゼオ
ライト中のナトリウム等のイオンをアンモニア処理等で
除去し2てから用いることが望ましい。
アンモニア処理は、アンモニアを含む水溶液に原料ゼオ
ライトを混合、攪拌し、洗浄して行われる。アンモニア
としては塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、硫酸ア
ンモニウム、アンモニア水等が用いられる。アンモニア
処理条件は、原料ゼオライトのイオン交換サイトに存在
するナトリウム等のイオンをNa2O/Af120.モ
ル比で表わして0.01以下にする条件を選定すること
が望ましい。ナトリウム等のイオンが0.01を越える
と、耐久性が低くなる恐れがある。
アンモニアの添加量とし2ては、イオン・1ト中のアル
ミニウムに対し2〜10倍当量が望ましい。
2倍当量未満ではすトリウム等のイオンがNa 20.
、/”Al120.モル比で表わして0101以下にな
らない恐れがあり、10倍を越えてもそれに見合うだけ
の効果が得られない。アンモニア処理のスラリー濃度は
、通常行われる5%〜5096が好ましい。
また、処理条件は、通常行われる室温〜]00℃の温度
、1時間〜3日の時間であることが望まし、い。室温未
満の温度、1時間未満の時間では、ナトリウム等のイオ
ンがNa20/An 203モル比で表わして0.1以
下とならない恐れがあり%100℃を越える温度、3日
を越える時間では、それに見合うだけの効果が得られな
い。
また、ナトリウム等のイオンを除去する方法として、鉱
酸で処理する方法も用いることができる。
原料ゼオライトは、セシウム及び遷移金属でイオン交換
される。イオン交換の順序は、セシウムイオン交換した
後遷移金属イオン交換することか望ましい。また、セシ
ウムイオン及び遷移金属イオンの共存下で同時にイオン
交換しても良い。遷移金属イオン交換した後セシウムイ
オン交換すると、イオン交換された遷移金属イオンがセ
シウム交換時に交換サイトから脱離し、酸化物等でゼオ
ライト表面に多く存在するようになるため、耐久性が低
くなる恐れがある。
セシウムイオン交換は、原料ゼオライトをセシウムの中
性塩を含む水溶液に混合し、攪拌、洗浄して行われる。
セシウムの中性塩としては、セシウムの塩化物、硝酸塩
、硫酸塩、酢酸塩等の中性塩が好適に用いられる。
セシウムイオンの添加量は、ゼオライト中のアルミニウ
ムに対し1〜30倍当量が望ましい。1倍当量未満では
セシウムイオンが十分に交換されず、CS 20/ A
N 20 sモル比で表わして0.2未満になる恐れが
あり、また、30倍を越えてもそれに見合うだけの効果
が得られない。イオン交換のスラリー濃度は、通常行わ
れる5%〜50%が好ましい。
また、処理条件は通常行われる室温〜100℃の温度、
1時間〜3日の時間であることが望ましい。室温未満の
温度、15時間未満の時間では、セシウムイオンが十分
に交換されず、C820/AN20iモル比で表わして
0.2未満になる恐れがあり、100℃を越える温度、
3日を越える時間では、それに見合うだけの効果が得ら
れない。
また、必要に応じて、イオン交換操作を繰返し行うこと
もできる。
遷移金属イオン交換は、セシウムイオン交換したゼオラ
イトを遷移金属の中性塩を含む水溶液に混合し、攪拌、
洗浄して行われる。
遷移金属の中性塩としては、遷移金属の塩化物、硝酸塩
、硫酸塩、酢酸塩等の中性塩が好適に用いられる。
遷移金属イオンの添加量は、ゼオライト中のAfIに対
し20倍当量以下が望ましい。20倍を越えるとM2゜
/@O/AN20iモル比で表わして]、5を越える恐
れがある。イオン交換のスラリー濃度は、通常行われる
5%〜50%が好ましい。
また、処理条件は通常行われる室温〜]00℃の温度、
3日以下の時間であることが望ましい。
100℃を越える温度、3日を越える時間では、M 2
oO/ A II’ 203モル比で表わして1.5を
越える恐れがある。また、必要に応じて、イオン交換操
作を繰返し行うこともできる。
本発明の排ガス浄化用触媒のSiO2/Ai!20iモ
ル比は、使用したゼオライト基材のS i 02 /A
f! 203モル比と実質的に変わらない。また、排ガ
ス浄化用触媒の結晶構造もイオン交換前後で本質的に異
なるものではない。
本発明の排ガス浄化用触媒は、粘土鉱物等のバインダー
と混合し成形して使用することもできる。
また、予めゼオライトを成形し、その成形体にセシウム
及び遷移金属を含有させることもできる。
ゼオライトを成形する際に用いられるバインダーとして
は、カオリン、アタパルガイド、モンモリロナイト、ベ
ントナイト、アロフェン、セビオライト等の粘土鉱物で
ある。あるいは、バインダーを用いずに成形体を直接合
成したバインダレスゼオライト成形体であっても良い。
また、コージェライト製あるいは金属製のハニカム状基
材に本発明の排ガス浄化用触媒をウォッシュコートして
用いることもできる。
窒素酸化物を含む燃焼排ガスの処理は、本発明の排ガス
浄化用触媒と該排ガスを接触させることにより行う。本
発明で用いられる排ガスは、窒素酸化物を含むことが必
須であるが、酸素1−酸化炭素、炭化水素、水素、アン
モニア等が含まれている場合に特に有効である。好まし
くは、窒素酸化物、−酸化炭素、炭化水素を含む酸素過
剰の排ガスである。酸素過剰の排ガスとは、排ガス中に
含まれる一酸化炭素、炭化水素、水素を完全に酸化する
のに必要な酸素量よりも過剰な酸素が含まれていること
を示す。例えば、自動車等の内燃機関から排出される排
ガスの場合には、空燃費が大きい状!!(リーン領域)
である。
(作用) 本発明の排ガス浄化用触媒は、耐久性が非常に高く、水
蒸気を含む高温の排ガスで処理しても劣化はほとんどな
い。本発明の排ガス浄化用触媒が高耐久性を示す理由に
ついては詳1.<は分らないが、セシウムを共存させる
ことにより、脱アルミニウムを起こしにくくなりゼオラ
イト自体の耐久性が向上すること、また、活性種である
遷移金属の凝集による活性劣化を防ぐことが考えられる
排ガス浄化用触媒として従来から提案されている遷移金
属含有ゼオライトは、水蒸気を含む高温の排ガスにさら
されることによる結晶性低下が著しく、また、遷移金属
含有28M−5型ゼオライトの様に水蒸気を含む高温の
排ガスで処理すると晶系が斜方晶系から単斜晶系へ転移
する場合がある。しかしながら、本発明の排ガス浄化用
触媒は、驚くべきことに、水蒸気を含む高温の排ガスで
処理した後においても、斜方晶の晶系を保ち、転移を起
こさない。
(発明の効果) 本発明の排ガス浄化用触媒は、窒素酸化物を含む燃焼排
ガスを効率良く除去することができ、また、耐熱・耐久
性に非常に優れた性能を示す。
(実施例) 以下、実施例において本発明を更に詳細に説明する。し
かし、本発明はこれら実施例のみに限定されるものでは
ない。
実施例1 攪拌状態にある実容植21のオーバーフロータイプの反
応槽に、珪酸ソーダ水溶液(Sin、;250g/Ij
、Na2O; 82g/i)。
Aff 20s  ; 2. 8 g/jI! )と、
硫酸アルミニウム水溶液(AN 20x  ; 8.8
g/B 。
H,SO,; 370g/l! )とをそれぞれ3ρ/
hr、lΩ/hrの速度で連続的に供給した。反応温度
は30〜32℃、排出されるスラリーのpuは6,7〜
740であった。
排出スラリーを固液分離し十分水洗した後、Na20 
; 0.75wt%、A、Q;ioi;0.77 w 
t%、5102;36.1wt%。
H20; 62.5wt%の粒状無定形アルミノ珪酸塩
均一化合物を得た。該均一化合物2,860gと3.2
wt%のNaOH水溶液6.コ−50gとをオートクレ
ーブに仕込み、160”Cで72時間攪拌下で結晶化し
た。生成物を固液分離、水洗、乾燥してZSM−5類似
ゼオライトTSZIを得た。TSZIの結晶径は2〜3
μであり、また、化学分析の結果、その組成は無水ベー
スにおける酸化物のモル比で表わして次の組成を有L7
ていた。
1.4Naz o、AN 203.41.1.5102
このゼ、tライト100gを、NH4Cp20.0gを
含む水溶液1000ccに添加し、60℃にて20時間
攪拌した後、洗浄、乾燥してNH4型TSZIを得た。
得られたNH4型TSZlのNa含有量はN a 20
 / AΩ203モル比で表わして0.01以下であっ
た。
このNH,型TSZI;50gを、CsC1;32.8
gを含む水溶液500c cに添加し、60℃にて20
時間攪拌した後、洗浄し、Csイオン交換操作を行った
。この操作を2回繰返した後、乾燥してCs型TSZI
を得た。
得られたCs型TSZI;20gを0.1mo1/R酢
酸銅水溶液76ccに添加し、室温で20時間攪拌した
後、洗浄し、Cuイオン交換操作を行った。この操作を
2回繰返した後、乾燥して(Cu+Cs)型TSZI 
(触媒1)を得た。
化学分析の結果、その組成は無水べ一3における酸化物
のモル比で表わして次の組成を有していた。
0.60C520,0,43CuO,All 20s 
41、l5i02 また、X線回折の結果ミ斜方晶系の結晶であることが示
された。
実施例2 攪拌状態にある実容積2gのオーバーフロータイプの反
応槽に、珪酸ソーダ水溶液(Si02;153g/j!
、N a 20 ; 50 g / I 。
AF 203  ; 0.8g/fl)と、硫酸アルミ
ニウム水溶液(A1203  : 38.4 g/fl
、H2S 04  ; 275 g / i’ )とを
それぞれ3.2J/hr、0゜81/hrの速度で連続
的に供給した。反応温度は30〜32℃、排出されるス
ラリーのpHは6.4〜6.6であった。
排出スラリーを固液分離し十分水洗した後、Na20 
; 1.72wt%、ANzOi;2.58wff1%
、SiO2;39.3wt%。
H20; 56.4wt%の粒状無定形アルミノ珪酸塩
均一化合物を得た。該均一化合物2.840gと1.3
9wt%のNaOH水溶液5,160gとをオートクレ
ーブに仕込み、160℃で72時間攪拌下で結晶化した
。生成物を固液分離、水洗、乾燥してZSM−5類似ゼ
オライトTSZ2を得た。TSZ2の結晶径は0.1〜
0,5μであり、また、化学分析の結果、その組成は無
水ベースにおける酸化物のモル比で表わして次の組成を
有していた。
]、lNa20.A1I20s 、23.3S i 0
2コノゼオライト]OOgを、NH4CR;34、Og
を含む水溶液1000ccに添加し、60℃にて20時
間攪拌した後、洗浄、乾燥してNH4型TSZ2を得た
。得うtL タN H4型TSZ2のNa含有量はN 
a 20 / AM 203モル比で表わして0.01
以下であった。
、−のNH,型TSZ2 ; 50gを、CsCl;5
6、Ogを含む水溶液500eeに添加し、60℃にて
20時間攪拌した後、洗浄し、Csイオン交換操作を行
った。この操作を2回繰返した後、乾燥してCs型TS
Z2を得た。
得られたC8型TSZ2 ; 20gを0. 1mol
/l)酢酸銅水溶液120eeに添加し、室温で20時
間攪拌した後、洗浄し、Cuイオン交換操作を行った。
この操作を2回繰返した後、乾燥して(Cu+Cs)型
TSZ2 (触媒2)を得た。化学分析の結果、その組
成は無水ベースにおける酸化物のモル比で表わして次の
組成を有していた。
0.61C820,O,53CuO,Al120i 。
23.3Si02 また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
された。
実施例3 特開昭56−45.819号公報実施例6に従ってZS
M−5型ゼオライトであるTSZ3を合成した。TS2
3の結晶径は3〜5μであり、また、化学分析の結果、
その組成は無水ベースにおける酸化物のモル比で表わし
て次の組成を有していた。
0.4Na20.AI 20s 、73.2S i 0
2530℃で5時間か焼したTSZ3;100gを、N
H4CD ;12.Ogを含む水溶液1000c cに
添加し、60℃にて20時間攪拌した後、洗浄、乾燥し
てNH4型TSZ3を得た。
得られたNI(4型TSZ3のNa含有量はNaz O
/AN 203モル比で表わして0.01以下であった
このNH4型TSZ3 ; 50gを、C5Cj7;1
8.8gを含む水溶液500ccに添加し、60℃にて
20時間攪拌した後、洗浄し、Csイオン交換操作を行
った。この操作を2回繰返した後、乾燥してCs型TS
Z3を得た。
得られたCs型TSZ3.20gをO105mol/j
7酢酸銅水溶液90ccに添加し、室温で20時間攪拌
した後、洗浄し、Cuイオン交換操作を行った。この操
作を2回繰返した後、乾燥して(CLI+C8)型TS
Z3 (触媒3)を得た。
化学分析の結果、その組成は無水ベースにおける酸化物
のモル比で表わして次の組成を有していた。
0.62C820,0,48CuO,Aff 203 
72) 9 S i 02 また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
された。
実施例4 実施例1で得られたCs型TSZI 、20gを、酢酸
コバル) (n)4水和物10.1gを含む水溶液20
0eeに添加し、60℃で20時間攪拌した後、洗浄し
、Coイオン交換操作を行った。
この操作を2回繰返した後、乾燥して(CO+Cs)型
TSZI (触媒4)を得た。化学分析の結果、その組
成は無水ベースにおける酸化物のモル比で表わして次の
組成を有していた。
0.50Cs20,1.12CoO,Al120i 。
41.08iO2 また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
された。
実施例5 実施例2で得られたCs型TSZ2;20gを、酢酸コ
バル) (n)4水和物15.7gを含む水溶液200
ccに添加し、60℃で20時間攪拌した後、洗浄し、
Coイオン交換操作を行った。
この操作を2回繰返した後、乾燥して(CO+Cs)型
TSZ2 (触媒5)を得た。化学分析の結果、その組
成は無水ベースにおける酸化物のモル比で表わして次の
組成を有していた。
0.51Cs20,1.05CoO,A1120i 。
23.2SiOz また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
された。
実施N6 実施例3で得られたCs型TSZ3 ; 20gを、酢
酸コバルト(II)4水和物5.9gを含む水溶液20
0ccに添加し、60℃で20時間攪拌した後、洗浄し
、Coイオン交換操作を行った。この操作を2回繰返し
た後、乾燥して(Co+Cs)型TS23 (触媒6)
を得た。化学分析の結果、その組成は無水ベースにおけ
る酸化物のモル比で表わして次の組成を有していた。
0、 52 CS 20. 0196CoO,An! 
203 *73.2SiO□ また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
された。
実施例7 実施例1で得られたCs型TSZI ;20gを、酢酸
ニッケル(■)4水和物10.2gを含む水溶液200
ccに添加し、60℃で20時間攪拌した後、洗浄し、
Niイオン交換操作を行った。
この操作を2回繰返した後、乾燥して(N1+Cs)型
TSZI (触媒7)を得た。化学分析の結果、その組
成は無水ベースにおける酸化物のモル比で表わして次の
組成を有していた。
0.500S20.1.23N’i 0.Al1203
41.05iO2 また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
された。
実施例8 実施例1において、アンモニア処理を行わなかったこと
以外は実施例コと同様にして(Cu+Cs+Na)型T
SZI (触媒8)を得た。化学分析の結果、その組成
は無水ベースにおける酸化物のモル比で表わして次の組
成を有していた。
0.48C520,0,53CLJ0゜0.03Na2
0.Ao 203 。
41.08i02 また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
きれた。
実施例9 実施例1において、Csイオン交換操作とCuイオン交
換操作の順序を逆にした以外は実施例1と同様にして(
Cs+Cu)型TSZI (触媒9)を得た。化学分析
の結果、その組成は無水ベースにおける酸化物のモル比
で表わして次の組成を有していた。
0.81Cu0.0.89Cs20.Ag2O,。
41.25iO2 また、xi回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
された。
実施例10 実施例1〜9で得られた触媒1〜9を用いて耐久性評価
を行った。
各触媒をプレス成形した後粉砕して42〜80メツシユ
に整粒した。その2eeを常圧固定床流通式反応管に充
填し、リーンバーンエンジンの排ガスを模擬したガス(
第1表)を空間速度30.000/hrで流した。50
0℃で30分の前処理を行なった後、400℃での定常
浄化活性を測定した。定常浄化活性は、400℃で1時
間保持した後のNOx浄化率とした。
また、各触媒について、第1表の組成のガスを空間速度
30,000/hrで流しながら800℃で15時間耐
久処理した。その後、上記と同様の方法で定常浄化活性
を測定し耐久性の試験を行なった。
得られた結果を第2表に示す。
第2表 第1表 また、耐久処理前後の結晶化度をX線回折によって評価
し、ゼオライト結晶の耐久性を求めた。
結晶耐久性は、耐久処理前の結晶化度に対する耐入処理
後の結晶化度の比で表わした。第3表に結晶耐久性、及
び、耐久処理後の結晶系を示す。
第3表 操作を行わなかったこと以外は実施例1,4及び7と同
様にして、Cu型TSZI、Co型TSZ1及びNl型
TSZIを得た。化学分析の結果、その組成は無水ベー
スにおける酸化物のモル比で表わして次の組成を有して
いた。
Cu型TSZI (比較触媒1) 0.82CuO,Al203 。
40、 9 S 102 Co型TSZI (比較触媒2) 1.35Coo、Ajl’ 20* 41.05i02 Ni型TSZI (比較触媒3) 1.41NiO,Ag2O3 40、88h 02 また、X線回折の結果、いずれも斜方晶系の結晶である
ことが示された。
比較例1 実施例1.4及び7において、Csイオン交換比較例2 実施例1で得られたCs型TSZ1.;20gを、酢酸
コバルト(■)4水和物5.0gを含む水溶液1.00
 c cに混合し、90℃で蒸発乾固を行い比較触媒4
を得た。化学分析の結果、その組成は無水ベースにおけ
る酸化物のモル比で表わして次の組成を有していた。
2.5CoO,0,88C820,Al1203 。
41.2Si02 また、X線回折の結果、斜方晶系の結晶であることが示
された。
第4表 比較例3 比較例1及び2で得られた比較触媒1〜4を用いて、実
施例10と同様にして排ガス浄化性能及び耐久性を評価
した。
得られた結果を第4,5表に示す。
第5表 実施例及び比較例より明らかなように、本発明のvl−
ガス浄化用触媒は、排ガス浄化能が高く、かつ、水蒸気
の存在する高温の排ガスにさらされてもゼオライトの結
晶性の低下が少なく、耐久性の非常に優れた性能を示し
た。
手続補装置 平成

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)SiO_2/Al_2O_3モル比が少なくとも
    10のゼオライトにセシウム及び遷移金属を含有させた
    ことを特徴とする排ガス浄化用触媒。
  2. (2)特許請求の範囲第1項に記載の触媒に窒素酸化物
    を含む燃焼排ガスを接触させることを特徴とする排ガス
    の処理法。
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AU79165/91A AU643294B2 (en) 1990-06-20 1991-06-19 Transition metal-ion exchange zeolite having high hydrothermal stability production method thereof and method of using same
DE69125420T DE69125420T2 (de) 1990-06-20 1991-06-19 Übergangsmetall enthaltender Zeolith mit einer hohen hydrothermalen Stabilität, Verfahren zu seiner Herstellung und Verfahren zu seiner Anwendung
EP91110088A EP0462598B1 (en) 1990-06-20 1991-06-19 Transition metal-containing zeolite having high hydrothermal stability, production method thereof and method of using same
US07/717,659 US5374409A (en) 1990-06-20 1991-06-19 Purifying gases with an alkali metal and transition metal containing zeolite

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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