JP3395221B2 - 窒素酸化物の除去方法 - Google Patents

窒素酸化物の除去方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ボイラー,自動車エン
ジン等から排出される窒素酸化物を含有する酸素過剰の
排ガスを触媒を用いて処理する方法に関し、更に詳細に
は、活性及び耐久性の非常に優れた触媒を用いて窒素酸
化物を除去する方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】ボイラー,自動車エンジン等から排出さ
れる排ガス中の窒素酸化物を除去する方法として、触媒
の存在下でアンモニアを用いる選択的接触還元法、ま
た、排ガスを触媒に通し、未燃焼の一酸化炭素及び炭化
水素により還元する非選択的接触還元法等が実用化され
ている。 【0003】特開昭60−125250号公報には、還
元剤非共存下で窒素酸化物を直接接触分解できる触媒と
して銅イオン交換したゼオライトが提案されている。 【0004】また、ディーゼルエンジン,低燃費化を目
的とした希薄燃焼エンジンの排ガス浄化用に、酸素過剰
下でも、未燃焼の一酸化炭素,炭化水素等の還元成分に
より窒素酸化物を選択的に還元できる触媒として、卑金
属をゼオライト等に含有させた触媒が提案されている
(特開昭63−100919号公報)。 【0005】しかしながら、これらの提案されている触
媒は、特に高温での耐久性に問題があり、実用化される
に至っていない。 【0006】そこで、ゼオライト表面付近のAlをSi
と置換し、ゼオライト外表面を疎水化することにより、
ゼオライトの高温水蒸気存在下での耐久性を向上する試
みがなされている(特開平4−271843号公報)。
しかしながら、この提案されている方法では、ケイフッ
化アンモニウムを用いて水溶液中でSi置換を行ってい
る為、水溶液中でケイフッ化アンモニウムの一部が加水
分解して生成するフッ酸により、ゼオライト細孔内の脱
Alを引き起こし、充分な耐久性が得られなかった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アン
モニア等の還元剤を使用することなく、自動車等の内燃
機関から排出される、特に酸素過剰の排ガスを、効率良
く浄化し、且つ、水蒸気の存在する高温での耐久性に優
れる排ガス浄化用触媒を用いて排ガスを浄化する方法を
提供するものである。 【0008】 【課題を解決する為の手段】本発明者等は、上記課題に
ついて鋭意検討した結果、四塩化ケイ素蒸気でゼオライ
トを処理することにより、ゼオライト細孔内のAlの脱
離を引き起こすことなく、ゼオライト外表面のみのAl
をSiに置換できる為、ゼオライト外表面のみの疎水化
により、高温水蒸気下で使用された後も、効率良く排ガ
ス浄化ができることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。 【0009】すなわち本発明は、四塩化ケイ素蒸気で処
理された、SiO2/Al23モル比が少なくとも15
以上であるゼオライトに、一種以上の活性金属を含有さ
せた触媒を用いて、窒素酸化物及び炭化水素を含有する
酸素過剰の排ガスから窒素酸化物を除去する方法を提供
するものである。 【0010】以下、本発明をより詳細に説明する。 【0011】本発明で用いられる触媒は、四塩化ケイ素
蒸気で処理された、SiO2/Al23モル比が少なく
とも15であるゼオライトに、一種以上の活性金属を含
有させたものである。 【0012】本発明において用いられる原料ゼオライト
のSiO2/Al23モル比は、四塩化ケイ素蒸気で処
理した後に15以上であれば良く、15以上のものが使
用される。また、SiO2/Al23モル比はその上限
が限定されるものではない。SiO2/Al23モル比
が15未満であると、十分な耐久性が得られない。 【0013】また、ゼオライトの種類は特に限定されな
い。例えば、モルデナイト,フェリエライト,ZSM−
5,ZSM−8,ZSM−11,ZSM−12,ZSM
−20,ZSM−35等のゼオライトが使用できるが、
四塩化ケイ素がゼオライト細孔内に侵入すると細孔内の
脱Alの原因ともなり得る為、細孔径が6オングストロ
ーム以下のゼオライトが好ましい。その中でもZSM−
5が好適に用いられる。またこれらのゼオライトの製造
方法は限定されるものではない。 【0014】原料ゼオライトは、合成品あるいはそのか
焼品等が用いられるが、原料ゼオライト中のNa等のイ
オンをアンモニウム塩あるいは鉱酸等で処理し、H型あ
るいはアンモニウム型として用いることもできる。四塩
化ケイ素含有ガス中に微量の水分が含まれている場合、
加水分解により塩酸が発生する可能性があり、ゼオライ
ト細孔内の脱Alが起こる可能性があるが、その場合に
は、K,Cs,Ba等でイオン交換して用いれば良い。
好ましくは、Cs型である。 【0015】原料ゼオライトは、四塩化ケイ素蒸気で処
理される。 【0016】四塩化ケイ素蒸気処理の条件は特に限定さ
れず、四塩化ケイ素を含むガスを、原料ゼオライトと接
触させ、気相で処理を行えば良い。 【0017】処理ガス中の四塩化ケイ素濃度は特に限定
されないが、操作性の点から希釈ガスで四塩化ケイ素濃
度1〜50%に希釈して用いることが好ましい。希釈ガ
スとしては、四塩化ケイ素が安定に存在するガスであれ
ば良く、N2,He等が用いられる。希釈ガス中にH2
が含まれていると、四塩化ケイ素が酸化物等に変化する
為、処理ガス中のH2Oはできるだけ少なくすることが
望ましい。 【0018】四塩化ケイ素蒸気処理の温度は特に限定さ
れないが、四塩化ケイ素が気体として安定に存在すれば
良く、また高温では原料ゼオライトが崩壊する危険性が
ある為、室温〜800℃の温度が好ましい。 【0019】四塩化ケイ素蒸気処理の方法は特に限定さ
れないが、四塩化ケイ素含有ガスを充填した密閉容器中
で原料ゼオライトを処理、あるいは、原料ゼオライトを
充填した層に四塩化ケイ素含有ガスを流通させる等の方
法が用いられる。四塩化ケイ素含有ガスを流通させる場
合の空間速度は10〜10000hr-1程度で良い。ま
た、処理時間は、10分〜30時間の時間で良い。 【0020】また、四塩化ケイ素蒸気処理する際、原料
ゼオライト中に吸着しているH2Oを除去する為に、不
活性ガス雰囲気下300〜800℃で前処理を行うこと
が好ましい。 【0021】四塩化ケイ素蒸気処理されたゼオライト
は、ゼオライト表面等に吸着している塩化物を除去する
為に、100℃〜800℃の温度、真空下あるいは不活
性ガス雰囲気下あるいは空気で熱処理しても良い。 【0022】四塩化ケイ素蒸気処理したゼオライトのS
iO2/Al23モル比は15以上であることが必須で
ある。SiO2/Al23モル比が15未満であると十
分な高温での耐久性が得られない。また、その上限は特
に限定されないが、十分な触媒活性を有する為には20
0以下であることが好ましい。 【0023】四塩化ケイ素蒸気で処理すると、Siがゼ
オライト表面のAlと置換するが、ゼオライト表面のA
lの量はごく微量である為、SiO2/Al23モル比
の上昇は殆ど認められない。 【0024】四塩化ケイ素蒸気処理したゼオライトは、
一種以上の活性金属が導入される。活性金属としては通
常排ガス浄化に使用される金属であれば良く、例えば、
Cu,Ag,Au等のIb族、Fe,Co,Ni,R
u,Rh,Pd,Pt等のVIII族、Cr,Mo等の
VIa族、あるいは、Mn等のVIIa族が用いられ
る。特に好ましくはCuあるいはCoである。 【0025】活性金属の導入方法は特に限定されず、含
浸担持法,蒸発乾固法,イオン交換法等の手法を用いる
ことができる。活性金属はゼオライト表面に担持された
状態でも高活性を示すが、ゼオライトのイオン交換サイ
トに存在する場合に、より高活性,高耐久性となる為
に、イオン交換法で活性金属を導入することが好まし
い。 イオン交換は、四塩化ケイ素蒸気処理されたゼオ
ライトを、活性金属の塩を含む水溶液中に混合し、攪
拌、洗浄して行われる。 【0026】活性金属の塩としては、活性金属の塩化
物,硝酸塩,硫酸塩,酢酸塩等の塩が好適に用いられ
る。また、活性金属のアンミン錯塩等も好適に用い得
る。 【0027】イオン交換の際の活性金属の添加量,濃
度,交換温度,時間等は特に限定されず、一般的に行わ
れている方法で良い。活性金属の添加量は、十分な活
性,耐久性を持たせる為には、四塩化ケイ素蒸気処理さ
れたゼオライト中のAlに対し、0.5〜20倍当量が
好ましい。また、イオン交換のスラリ−濃度は、通常行
われる5〜50%が好ましい。また、イオン交換温度,
時間は、十分な活性,耐久性を持たせる為に、室温〜1
00℃の温度、5分〜3日の時間であることが好まし
い。また、必要に応じて、イオン交換操作を繰り返し行
うこともできる。 【0028】以上の様にして、本発明で用いられる排ガ
ス浄化触媒を調製することができる。 【0029】また、原料ゼオライトに一種以上の活性金
属を導入した後に、四塩化ケイ素蒸気で処理して排ガス
浄化触媒として用いることもできる。 【0030】本発明で用いられる活性金属を導入した排
ガス浄化用触媒のSiO2/Al23モル比は、四塩化
ケイ素蒸気処理したゼオライトのSiO2/Al23
ル比と実質的に変わらない。また、排ガス浄化用触媒の
結晶構造も四塩化ケイ素蒸気処理前後及びイオン交換前
後で本質的に異なるものではない。 【0031】本発明で用いられる排ガス浄化用触媒は、
粘土鉱物等のバインダーと混合し成形して使用すること
もできる。また、予め原料ゼオライトあるいは四塩化ケ
イ素蒸気処理したゼオライトを成形し、その成形体を四
塩化ケイ素蒸気処理あるいは活性金属を導入させること
もできる。ゼオライトを成形する際に用いられるバイン
ダーとしては、カオリン,アタパルガイト,モンモリロ
ナイト,ベントナイト,アロフェン,セピオライト等の
粘土鉱物である。あるいは、バインダーを用いずに成形
体を直接合成したバインダレスゼオライト成形体であっ
ても良い。また、コージェライト製あるいは金属製のハ
ニカム状基材に本発明で用いられる排ガス浄化用触媒を
ウォッシュコートして用いることもできる。 【0032】この様にして調製された排ガス浄化触媒
は、窒素酸化物及び炭化水素を含む酸素過剰の排ガスと
接触させ、窒素酸化物除去を行う。本発明で用いられる
排ガスは、窒素酸化物及び炭化水素を含み酸素過剰であ
ることが必須であるが、一酸化炭素,水素,アンモニア
等が含まれている場合にも有効である。酸素過剰の排ガ
スとは、排ガス中に含まれる一酸化炭素,炭化水素,水
素を完全に酸化するのに必要な酸素量よりも過剰な酸素
が含まれていることを示す。例えば、自動車等の内燃機
関から排出される排ガスの場合には、空燃費が大きい状
態(リーン領域)である。 【0033】窒素酸化物を除去する際の空間速度、温度
等は特に限定されないが、空間速度100〜50000
0hr-1、温度200〜800℃であることが好まし
い。 【0034】 【実施例】以下、実施例において本発明を更に詳細に説
明する。しかし、本発明はこれら実施例のみに限定され
るものではない。 【0035】実施例1 攪拌状態にある実容積2リットルのオーバーフロータイ
プの反応槽に、珪酸ソーダ水溶液(SiO2;250g
/リットル,Na2O;82g/リットル,Al23
2.8g/リットル)と、硫酸アルミニウム水溶液(A
23;8.8g/リットル,H2SO4;370g/リ
ットル)とをそれぞれ3リットル/hr,1リットル/
hrの速度で連続的に供給した。反応温度は30〜32
℃、排出されるスラリーのpHは6.7〜7.0であっ
た。 【0036】排出スラリーを固液分離し十分水洗した
後、Na2O;0.75wt%,Al23;0.77w
t%,SiO2;36.1wt%,H2O;62.5wt
%の粒状無定形アルミノ珪酸塩均一化合物を得た。該均
一化合物;2,860gと3.2wt%のNaOH水溶
液;6,150gとをオートクレーブに仕込み、160
℃で72時間攪拌下で結晶化した。生成物を固液分離、
水洗、乾燥してZSM−5型ゼオライトを得た。化学分
析の結果、その組成は無水ベースにおける酸化物のモル
比で表わして次の組成を有していた。 【0037】1.3Na2O,Al23,41SiO2 このゼオライト;10gを、CsCl;6.4gを含む
水溶液100ccに添加し、60℃にて20時間攪拌し
た後、洗浄、乾燥してCsイオン交換を行ない、Cs型
ゼオライトを得た。 【0038】このCs型ゼオライトを、反応管に充填
し、He流通下、500℃で1時間前処理を行い、ゼオ
ライトに吸着しているH2Oを除去した。次いで、四塩
化ケイ素を5%含有するHeガス;60cc/min
を、100℃で2時間ゼオライト層に流通させた。処理
したゼオライトのSiO2/Al23モル比は41であ
った。また、Kイオン交換能を調べたところ100%で
あり、脱Alは全く認められなかった。 【0039】四塩化ケイ素蒸気処理したゼオライトを、
0.1mol/リットル酢酸銅水溶液41ccに添加
し、アンモニア水によりpH=10.5に調整し、室温
で20時間攪拌した後、洗浄し、Cuイオン交換操作を
行った。この操作を2回繰返した後、乾燥して触媒1を
得た。化学分析の結果、その組成は無水ベースにおける
酸化物のモル比で表わして次の組成を有していた。 【0040】1.02CuO,0.18Cs2O,Al2
3,41SiO2 実施例2 Csイオン交換の代りにKイオン交換を行ったこと以外
は実施例1と同様に行い、触媒2を調製した。Kイオン
交換は、ZSM−5型ゼオライト;10gを、KCl;
2.8gを含む水溶液100ccに添加し、60℃にて
20時間攪拌した後、洗浄し、この操作を2回繰返した
後、乾燥して行った。 【0041】四塩化ケイ素蒸気処理したゼオライトのS
iO2/Al23モル比は41であった。また、Naイ
オン交換能を調べたところ97%であり、殆ど脱Alは
認められなかった。 【0042】また、Cuイオン交換後の触媒2は、無水
ベースにおける酸化物のモル比で表わして次の組成を有
していた。 【0043】1.03CuO,0.11K2O,Al2
3,41SiO 実施例3 Csイオン交換の代りにアンモニウムイオン交換を行っ
たこと以外は実施例1と同様に行い、触媒3を調製し
た。アンモニウムイオン交換は、ZSM−5型ゼオライ
ト;10gを、NHCl;2gを含む水溶液100c
cに添加し、60℃にて20時間攪拌した後、洗浄し、
この操作を2回繰返した後、乾燥して行った。 【0044】四塩化ケイ素蒸気処理したゼオライトのS
iO2/Al23モル比は41であった。また、Kイオ
ン交換能を調べたところ94%であり、殆ど脱Alは認
められなかった。 【0045】また、Cuイオン交換後の触媒3は、無水
ベースにおける酸化物のモル比で表わして次の組成を有
していた。 【0046】1.13CuO,Al23,41SiO2 実施例4 Cuイオン交換の代わりにCoイオン交換を行ったこと
以外は、実施例1と同様に行い、触媒5を調製した。C
oイオン交換は以下のように行った。 【0047】四塩化ケイ素蒸気処理したゼオライトを、
0.22mol/リットルの酢酸コバルト(II)水溶
液90ccに添加し、60℃で20時間攪拌した後、洗
浄し、Coイオン交換を行った。この操作を2回繰り返
した後、乾燥して触媒4を得た。 【0048】触媒4は、無水ベースにおける酸化物のモ
ル比で表わして次の組成を有していた。 【0049】1.45CoO,Al23,41SiO2 実施例5 実施例1〜4で得られた触媒1〜4を用いて触媒活性お
よび耐久性評価を行った。 【0050】各触媒をプレス成形した後粉砕して12〜
20メッシュに整粒した。その2ccを常圧固定床流通
式反応管に充填し、リーンバーンエンジンの排ガスを模
擬したガス(表1)を空間速度120,000/hrで
流した。550℃で30分の前処理を行なった後、各温
度での定常浄化活性を測定した。定常浄化活性は、各温
度で1時間保持した後のNO浄化率とした。 【0051】また、各触媒について、表1の組成のガス
を空間速度120,000/hrで流しながら800℃
で5時間耐久処理した。その後、上記と同様の方法で定
常浄化活性を測定し耐久性の試験を行なった。 【0052】得られた結果を表2に示す。 【0053】 【表1】 【0054】 【表2】【0055】比較例1 実施例1において、四塩化ケイ素蒸気処理を行わなかっ
たこと以外は実施例1と同様にして、Cu型ZSM−5
(比較触媒1)を得た。化学分析の結果、その組成は無
水ベースにおける酸化物のモル比で表わして次の組成を
有していた。 【0056】1.03CuO,Al23,41SiO2 比較例2 実施例4において、四塩化ケイ素蒸気処理を行わなかっ
たこと以外は実施例4と同様にして、Co型ZSM−5
(比較触媒2)を得た。化学分析の結果、その組成は無
水ベースにおける酸化物のモル比で表わして次の組成を
有していた。 【0057】1.40CoO,Al23,41SiO2 比較例3 実施例1において四塩化ケイ素蒸気処理の代りにケイフ
ッ化アンモニウム液相処理を行ったこと以外は、実施例
1と同様にして行った。ケイフッ化アンモニウム液相処
理は、以下のように行った。 【0058】ZSM−5型ゼオライト;10gを、0.
2mol/リットルのケイフッ化アンモニウム水溶液;
250ccに添加し、90℃で20時間攪拌後、洗浄し
た。得られたゼオライトのSiO2/Al23モル比は
43であった。また、Kイオン交換能を調べたところ8
5%であり、脱Alが認められた。 【0059】また、Cuイオン交換後の比較触媒3は、
無水ベースにおける酸化物のモル比で表わして次の組成
を有していた。 【0060】1.05CuO,Al23,43SiO2 比較例4 比較例1〜3で得られた比較触媒1〜3を用いて、実施
例5と同様にして活性試験および触媒耐久性評価を行っ
た。得られた結果を表3に示す。 【0061】 【表3】【0062】 【発明の効果】表2及び表3より明らかなように、本発
明の方法によれば、効率良く窒素酸化物を除去すること
ができ、触媒が高温で使用された後にも、効率良く窒素
酸化物を除去することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 53/86 B01J 21/00 - 37/36 C01B 39/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】四塩化ケイ素蒸気で処理された、SiO2
    /Al23モル比が少なくとも15以上であるゼオライ
    トに、一種以上の活性金属を含有させた触媒を用いて、
    窒素酸化物及び炭化水素を含有する酸素過剰の排ガスか
    ら窒素酸化物を除去する方法。
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