JPH047588B2 - - Google Patents

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JPH047588B2
JPH047588B2 JP12723285A JP12723285A JPH047588B2 JP H047588 B2 JPH047588 B2 JP H047588B2 JP 12723285 A JP12723285 A JP 12723285A JP 12723285 A JP12723285 A JP 12723285A JP H047588 B2 JPH047588 B2 JP H047588B2
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JP
Japan
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layer
emitter layer
emitter
oxide film
base layer
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Expired
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JP12723285A
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English (en)
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JPS61285765A (ja
Inventor
Hirohisa Kitaguchi
Hitoshi Tsubone
Hisanori Oki
Isao Pponma
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、バイポーラNPNトランジスタの
製造方法に関する。
(従来の技術) 第3図に従来のバイポーラNPNトランジスタ
の製造方法を示す。図には、ベース層形成後のエ
ミツタホトリソグラフイ工程より、コンタクトホ
トリソグラフイ工程の前までを示している。
第3図aにおいて、1は、N型シリコン基板ま
たはその基板とその上のエピタキシヤル層からな
るコレクタとしてのN型シリコン基体であり、ま
ず、この基体1にP型不純物を拡散してベース層
2を形成した後、基体1表面のシリコン酸化膜3
に通常のホトリソグラフイ工程によりエミツタ拡
散パターン(開口部)4を形成する。
次いで、前記エミツタ拡散パターン4を介して
ベース層2の表面部にリンを熱拡散によりデポジ
シヨンし、続いてウエツト酸化を900℃10分〜20
分程度行うことにより、第3図bに示すように、
ベース層2中にN型エミツタ層5を形成する。こ
の時、エミツタ層5の表面にはシリコン酸化膜6
が形成される。
次いで、そのシリコン酸化膜6とシリコン酸化
膜3に、第3図cのように、エミツタ層5上、ベ
ース層2上および基体(コレクタ層)1上にて通
常のホトリソグラフイ工程によりプレコンタクト
パターン(開口部)7を形成する。このプレコン
タクトパターン7は、各層の端より1〜4μm程
度内側に形成される。
次いで、1000℃60分程度のドライ酸化を行うこ
とにより、エミツタ層5の深さを所定深さとする
ことで、バイポーラNPNトランジスタのhFEを所
定の値(通常50〜200程度)にコントロールする。
この時、各プレコンタクトパターン7部には、第
3図dに示すように、同一の厚さのシリコン酸化
膜8が形成される。
このようにして製造されるバイポーラNPNト
ランジスタの動作時における断面構造を第4図に
示す。ここで、11は、ベース・コレクタ間に加
えられた逆バイアスによりベース層2に形成され
る空乏層、12はコレクタ層(基体1)に形成さ
れる空乏層である。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記方法では、昭和59年度電子通信
学会通信部門全国大会予稿No.90にも開示されるよ
うに、第3図dの工程でドライ酸化を行つた時
に、エミツタ層5の周辺部の深さが他より深くな
つてしまう。それは、第3図cの工程でプレコン
タクトパターン7を開けても、エミツタ層5の周
辺部の表面上にはシリコン酸化膜6が残つてお
り、このシリコン酸化膜6に、それの形成時(第
3図bにおけるウエツト酸化時)に取り込まれた
リンが第3図dのドライ酸化時に再度エミツタ層
5に拡散するためである。
一般に知られているように、エミツタ層5の底
部とベース層2の底部の間隔すなわちベース長が
短くなると、ベース層2に形成される第4図に示
した空乏層11がエミツタ層5と接触し、トラン
ジスタ動作をしなくなるパンチスルー現象が発生
する。上記従来の方法によるトランジスタでは、
エミツタ層5の周辺部の深さが深くなるため、パ
ンチスルーの発生する電圧が低く、トランジスタ
の動作電圧範囲が狭くなつてしまう。
第5図は、n型シリコン基体1の比抵抗
1.5Ω・cm、ベース層2のシート抵抗200Ω/口、
深さ2.2μmの従来の方法によるトランジスタにお
けるhFEとBVCESの関係を示す。hFEが80以上にな
ると、BVCESが低下する。これは、エミツタ層5
の周辺部の深さが深くなることによつてベース長
が短くなつたため、パンチスルーが発生し、通常
のベース層のブレークダウン電圧以下においてエ
ミツタ層5へ電流が流れ始めるためである。
このエミツタ層5の周辺部の深さが深くなるこ
とをなくすために、プレコンタクトパターン7を
エミツタ層5上には設けないようにし、しかもそ
の構造で最適深さのエミツタ層5が得られるよう
に第3図dにおけるドライ酸化をコントロールす
ることが考えられる。
しかしながら、エミツタ層5上にプレコンタク
トパターン7を設けないと、第3図dの工程の次
に行われるコンタクトホトリソグラフイ工程にお
いてエツチングシリコン酸化膜厚がベース層2お
よびコレクタ層(基体1)上と異なり、エツチン
グ時間が長くなるため、サイドエツチによるパタ
ーンの再現性の低下という問題があつた。
(問題点を解決するための手段) この発明は、上記の問題点を解決するため、エ
ミツタ層上のプレコンタクトパターンは、エミツ
タ層より大きく形成する。
(作用) このようにすると、エミツタ層の周辺部の表面
上からもリンを取り込んだシリコン酸化膜が除去
されるから、エミツタ層の周辺部が他に比較して
深くなることはなくなり、エミツタ層は全体が一
定の深さとなる。また、エミツタ層上に、ベース
層上およびコレクタ層上と同じ厚さのシリコン酸
化膜を形成できる。
(実施例) 以下この発明の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図はこの発明の一実施例を工程順に示す断
面図である。ただし、この図には、ベース層形成
後のエミツタホトリソグラフイ工程より、コンタ
ントホトリソグラフイ工程の前までを示してい
る。
第1図aにおいて、21は、N型シリコン基板
またはその基板とその上のエピタキシヤル層から
なるコレクタとしてのN型シリコン基体であり、
まず、この基体21にシート抵抗200Ω/口、深
さ2μm程度のP型ベース層22(不純物として
はボロンを使用する)を形成した後、基体21表
面のシリコン酸化膜23に通常のホトリソグラフ
イ工程によりエミツタ拡散パターン(開口部)2
4を形成する。
次いで、前記エミツタ拡散パターン24を介し
てベース層22の表面部にリン濃度2〜5×2020
cm-2で熱拡散によりデポジシヨンし、続いて900
℃15分程度のウエツト酸化を行うことにより、第
1図bに示すように、ベース層22中に深さ1μ
m程度のN型エミツタ層25を形成する。この
時、エミツタ層25の表面にはシリコン酸化膜2
6が形成される。
次いで、そのシリコン酸化膜26とシリコン酸
化膜23、すなわち基体表面の酸化膜に第1図c
に示すようにプレコンタクトパターン(プレコン
タクト開口部)27a,27b,27cをエミツ
タ層25上、ベース層22上および基体(コレク
タ層)21上にて通常のホトリソグラフイ工程に
より形成する。ここで、ベース層22上および基
体(コレクタ層)21上のプレコンタクトパター
ン27b,27cは、各層の端より1〜4μm程
度内側に形成する。これに対して、エミツタ層2
5上のプレコンタクトパターン27aは、1〜
4μm程度エミツタ層25の外側に広がつて、つ
まりエミツタ層25より大きく形成する。
次いで、1000℃60分程度のドライ酸化を行うこ
とにより、エミツタ層25の深さを1.9μm程度と
することで、バイポーラNPNトランジスタのhFE
を所定の値(通常50〜200程度)にコントロール
する。この時、この一実施例の方法によれば、エ
ミツタ層25上がすべてプレコンタクトパターン
27aになつていて、第1図bの工程で形成され
たリンを取り込んだシリコン酸化膜26が残つて
いないので、エミツタ層の周辺部の深さが他に比
較して深くなるようなことはなくなり、エミツタ
層25は第1図dに示すように全体が一定の深さ
となる。また、このドライ酸化により、プレコン
タクトパターン27a,27b,27c部に第1
図dに示すように同一厚さのシリコン酸化膜28
が形成される。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明の方法によれ
ば、エミツタ層上に、それより大きくプレコンタ
クトパターンを形成したので、エミツタ層の周辺
部が他に比較して深くなることはなく、エミツタ
層は全体が一定の深さとなる。したがつて、パン
チスルー現象による耐圧の低下が少なくなる。
第2図は、この発明の方法により製造されたバ
イポーラNPNトランジスタのhFEとBVCESの関係
を示す。これによれば、従来例に示したような
hFE=80程度での耐圧の低下が無く、hFE=140程
度までベース層本来の耐圧がでている。したがつ
て、この発明の方法は、高電圧で動作を行うドラ
イバ回路などの集積回路装置の製造に使用できる
ことになる。
また、この発明の方法によれば、上記の効果を
備えてエミツタ層上に、ベース層およびコレクタ
層上と同様にプレコンタクトパターンを形成でき
るので、エミツタ層上に、ベース層およびコレク
タ層上と同じ厚さのシリコン酸化膜を形成でき
る。したがつて、コンタクトホトリソグラフイ工
程を容易に高精度に行い得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のバイポーラNPNトランジ
スタの製造方法の一実施例を示す断面図、第2図
はこの発明の方法によるトランジスタのhFE
BVCESの関係を示す特性図、第3図は従来のバイ
ポーラNPNトランジスタの製造方法を示す断面
図、第4図は従来の方法によるトランジスタの動
作時における断面図、第5図は従来の方法による
トランジスタのhFEとBVCESの関係を示す特性図で
ある。 21……N型シリコン基体、22……P型ベー
ス層、23……シリコン酸化膜、24……エミツ
タ拡散パターン、25……N型エミツタ層、26
……シリコン酸化膜、27a,27b,27c…
…プレコンタクトパターン、28……シリコン酸
化膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コレクタとなるN型シリコン基体にP型ベー
    ス層を形成した後、リンの熱拡散およびそれに続
    くウエツト酸化を行うことによりP型ベース層中
    にN型エミツタ層を形成する工程と、次いで基体
    表面の酸化膜に基体上、エミツタ層上およびベー
    ス層上にてプレコンタンクト開口部を形成する工
    程と、次いで熱処理を行う工程とを具備してなる
    バイポーラNPNトランジスタの製造方法におい
    て、 エミツタ層上のプレコンタクト開口部を、エミ
    ツタ層より大きく設けることを特徴とするバイポ
    ーラNPNトランジスタの製造方法。
JP12723285A 1985-06-13 1985-06-13 バイポ−ラnpnトランジスタの製造方法 Granted JPS61285765A (ja)

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JPS61285765A JPS61285765A (ja) 1986-12-16
JPH047588B2 true JPH047588B2 (ja) 1992-02-12

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