JPH0475213B2 - - Google Patents

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JPH0475213B2
JPH0475213B2 JP59059365A JP5936584A JPH0475213B2 JP H0475213 B2 JPH0475213 B2 JP H0475213B2 JP 59059365 A JP59059365 A JP 59059365A JP 5936584 A JP5936584 A JP 5936584A JP H0475213 B2 JPH0475213 B2 JP H0475213B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/78Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C45/786Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by membrane separation process, e.g. pervaporation, perstraction, reverse osmosis
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C45/00Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
    • C07C45/78Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B15/00Preparation of other cellulose derivatives or modified cellulose, e.g. complexes
    • C08B15/05Derivatives containing elements other than carbon, hydrogen, oxygen, halogens or sulfur
    • C08B15/06Derivatives containing elements other than carbon, hydrogen, oxygen, halogens or sulfur containing nitrogen, e.g. carbamates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B31/00Preparation of derivatives of starch
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B37/00Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は共役π結合系を有する多糖誘導体より
成る分離剤に関し、更に詳しくは共役π結合系を
有するアシル基あるいはカルバモイル基を置換基
として有する多糖誘導体を有効成分とする分離剤
に関するものである。 〔産業上の利用分野〕 本発明の分離剤はあらゆる科学物質の分離、特
に光学分割に用いることができる。 よく知られているように、化学的には同じ化合
物であつてもその光学異性体は通常生体に対する
作用を異にする。従つて医、農薬、生化学関連産
業等の分野において単位当りの薬効の向上や、副
作用、薬害の防止等の目的のために、光学的に純
粋な化合物を調製することが極めて重要な課題と
なつている。光学異性の混合物を分離、即ち光学
分割するためには従来優先晶出法やジアステレオ
マー法が用いられているが、これらの方法では光
学分割される化合物の種類は限られており、また
長い時間と多大な労力を要する場合が多い。従つ
てクロマトグラフイー法によつて簡便に光学分割
を行なうための技術が強く望まれている。 〔従来技術〕 クロマトグラフイー法による光学分割の研究は
以前から行われている。しかし従来開発された分
離剤は、分離効率が良くないこと、分割の対象と
する化合物が特殊な官能基を必要とすること、あ
るいは分離剤の安定性が良くないことなど、いろ
いろな問題があり、すべての化合物に対して満足
すべき光学分割を行うことは難かしかつた。 〔発明の目的〕 従つて既存の分離剤とは異なつた化学構造を持
ち、そのことによつて、それらとは異なつた分離
特性を有し、あるいはより高度な光学異性体識別
能力を有する分離剤を提供することが本発明の目
的である。 特に多糖を充分な長さのある置換基で修飾する
ことにより、該多糖を不斉な構造を増巾し、大き
い光学異性体識別能力を発揮させようとするもの
である。 〔発明の構成〕 即ち、本発明は下記の式(1)で示されるアシル基
あるいは下記の式(2)で示されるカルバモイル基を
置換基として有する多糖誘導体を有効成分とする
分離剤により前記本発明の目的を達成するもので
ある。 (但し式中Rは共役π結合系より成る骨格を有
する原子団であつて、その中に含まれ且つカルボ
ニル基あるいはアミノ基と結合する原子と、該原
子から最も遠い位置にあつてπ結合系の中に含ま
れる原子との間に存在する結合の数が最短経路に
おいても5以上である原子団を表わす) 好ましくは本分離剤は何らかの化合物におい
て、その光学異性体に対し、異なつた吸着力を示
すものである。 セルロース誘導体は、例えばセルローストリベ
ンゾエートやセルローストリスフエニルカルバメ
ートが化合物の不斉な構造を認識する場合に、最
も重要な寄与をしていると考えられるのは、セル
ロースのC2とC3上の隣接した置換基同志が形成
する不斉な空間である。従つて本発明者にはこの
空間を更に大きくすることがより大きい光学異性
体識別能力を結果するものと考え、鋭意研究を重
ねた結果、驚くべきことに上記の様な置換基を有
する多糖誘導体を極めて優れた光学異性体識別能
力を有することを見出して本発明に到つたもので
ある。 (多糖) 本発明における多糖とは、合成多糖、天然多糖
及び天然物変成多糖のいずれかを問わず、光学活
性であればいかなるものでも良いが、好ましくは
結合様式の規則性の高いものである。例示すれば
β−1,4−グルカン(セルロース)、α−1,
4−グルカン(アミロース、アミロペクチン)、
α−1,6−グルカン(デキストラン)、β−1,
6−グルカン(プスツラン)、β−1,3−グル
カン(例えばカードラン、シゾフイラン等)、α
−1,3−グルカン、β−1,2−グルカン
(Crown Gall多糖)、β−1,4−ガラクタン、
β−1,4−マンナン、α−1,6−マンナン、
β−1,2−フラクタン(イヌリン)、β−2,
6−フラクタン(レバン)、β−1,4−キシラ
ン、β−1,3−キシラン、β−1,4−キトサ
ン、β−1,4−N−アセチルキトサン(キチ
ン)、プルラン、アガロース、アルギン酸等であ
り、更に好ましくは高純度の多糖を容易に得るこ
とのできるセルロース、アミロース、β−1,4
−キトサン、キチン、β−1,4−マンナン、β
−1,4−キシラン、イヌリン、カードラン等で
ある。 これら多糖の数平均重合度(一分子中に含まれ
るピラノースあるいはフラノース環の平均数)は
5以上、好ましくは10以上であり、特に上限はな
いが500以下であることが取り扱いの容易さにお
いて好ましい。 (置換基) 次式で示される本発明の置換基 において、Rはカルボニル基、あるいはカルボキ
シアミノ基と共役でき、しかもある程度以上の長
さを持つた共役π結合系を持つものである。この
長さは、カルボニル基あるいはカルボキシアミノ
基と結合している原子と、この共役π結合系に含
まれ、前記原子から最も遠い位置にある原子を隔
てる最短経路における結合数が5以上あるもので
ある。なお、π結合系という言葉は通常に言う二
重、三重結合に加え、これらと共役し得る位置に
ある独立電子対や空軌道をも含む。例えば次式で
示されるp−メトキシベンゾエートを想定すると Rに相当する部分の共役π結合系はカルボニル
基と共役の位置にある。しかし、カルボニル基と
結合している原子、即ちC1から、共役π結合系
に含まれ、これと最も遠い位置にある原子、即ち
メトキシ基の酸素を隔てる結合数は4個であり、
これは本発明に該当しない。次に本発明に該当す
るRを例示すると (1) 置換フエニル基、例えば
【式】
【式】
【式】
(2) フエニルエテニル基及びフエニルエチニル基 (3) 縮合環芳香族基及び縮合環ヘテロ芳香族基、
例えば
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】 (4) 縮合キノン類、例えば
【式】
【式】等と、これらの置換体 である。置換基は位置、個数、種類は特に問わな
い。 本発明の誘導体は対応する多糖の水酸基の30〜
100%、好ましくは85〜100%がアシル化あるいは
カルバモイル化されたものである。これに該当し
ない水酸基は遊離水酸基として存在しても良い
し、また本誘導体の異性体分離能力を損なわない
範囲でエステル化、エーテル化、あるいはカルバ
メート化されていても良い。 (合成法) 本発明に用いる多糖誘導体を合成するには、対
応する多糖に、必要があれば適当な前処理の後に
アシル化剤あるいはカルバモイ化剤を反応させ
る。アシル化剤としては対応する酸ハライド、酸
無水物、あるいは他の強酸との混合無水物が一般
的であり、通常、触媒として三級アミン類、特に
ピリジンや、逆に強酸性物質を共存させる。カル
バモイル化剤としては対応するイソシアナートが
一般的であり、三級アミンやルイス酸触媒存在下
に反応は容易に進行する。混合誘導体を得るとき
には該多糖の置換体にこれらの試薬を反応させる
か、逆にこれらの試薬を反応させた後に他のエス
テル化剤、エーテル化剤、カルバモイル化剤を反
応させる(参考文献、朝倉書店「大有機化学」天
然高分子化合物,,R.L.Whistler“Methods
in Carbohydrate Chemistry”,,
Academic Press)。 (使用方法) 本発明の分離剤を化学物やその光学異性体を分
離する目的に使用するには、ガスクロマトグラフ
イー、液体クロマトグラフイー、薄層クロマトグ
ラフイー法などのクロマトグラフイー法を用いる
のが一般的であるが、膜分離を行なうこともでき
る。 本発明の分離剤を液体クロマトグラフイー法に
応用するには、粉体としてカラムに充填する方
法、キヤピラリーカラムにコーテイングする方
法、該分離剤によつてキヤピラリーを形成し、そ
の内壁を利用する方法、紡糸し、これを束ねてカ
ラムとする方法などの方法がとられるが、粉体と
することが一般的である。 該分離剤を粉体とするにはこれを破砕するかビ
ーズ状にすることが好ましい。粒子の大きさは使
用するカラムやプレートの大きさによつて異なる
が、一般に1μm〜10mmであり、好ましくは1μm〜
300μmで、粒子は多孔質であることが好ましい。 更に分離剤の耐圧能力の向上、溶媒置換による
膨潤、収縮の防止、理論段数の向上のために、該
分離剤を担体に保持させることが好ましい。適当
な担体の大きさは使用するカラムやプレートの大
きさにより変わるが、一般に1μm〜10mmであり、
好ましくは1μm〜300μmである。担体は多孔質で
あることが好ましく、平均孔径は10Å〜100μmで
あり、好ましくは50Å〜50000Åである。該分離
剤を保持させる量は担体に対して1〜100重量%、
好ましくは5〜50重量%である。 該分離剤を担体に保持させる方法は化学的方法
でも物理的方法でも良い。物理的方法としては、
該分離剤を可溶性の溶剤に溶解させ、担体と良く
混合し、減圧又は加温下、気流により溶剤を留去
させる方法や、該分離剤を可溶性の溶剤に溶解さ
せ、担体と良く混合した後該溶剤と相容性の無い
液体仲に攪拌、分散せしめ、該溶剤を拡散させる
方法もある。このようにして担体に保持した該分
離剤を結晶化する場合には熱処理などの処理を行
うことができる。また、少量の溶剤を加えて該分
離剤を一旦膨潤あるいは溶解せしめ、再び溶剤を
留去することにより、その保持状態、ひいては分
離能を変化せしめることが可能である。 担体としては多孔質有機担体又は多孔質無機担
体があり、好ましくは多孔質無機担体である。多
孔質有機担体として適当なものは、ポリスチレ
ン、ポリアクリルアミド、ポリアクリレート等か
ら成る高分子物質が挙げられる。多孔質無機担体
として適当なものはシリカ、アルミナ、マグネシ
ア、酸化チタン、ガラス、ケイ酸塩、カオリンの
如き合成若しくは天然の物質が挙げられ、該分離
剤との親和性を良くするために表面処理を行つて
も良い。表面処理の方法としては有機シラン化合
物を用いたシラン化処理やプラズマ重合による表
面処理法等がある。 液体クロマトグラフイーあるいは薄層クロマト
グラフイーを行なう場合の展開溶媒としては、該
分離剤を溶解またはこれと反応する液体を除いて
特に制約はない。該分離剤を化学的方法で担体に
結合したり、架橋により不溶化した場合には反応
性液体を除いては制約はない。いうまでもなく、
展開溶媒によつて化合物または光学異性体の分離
特性は変化するので、各種の展開溶媒を検討する
ことが望ましい。 一方薄層クロマトグラフイーを行なう場合には
0.1μm〜0.1mm程度の粒子から成る該分離剤と、必
要であれば少量の結合剤より成る厚さ0.1〜100mm
の層を支持板上に形成すれば良い。 膜分離を行なう場合には中空糸あるいはフイル
ムとして用いる。 (発明の効果) 本発明のアシル或はカルバモイル置換基を持つ
多糖を主成分とする分離剤は、各種化合物の分離
に有効であり、特に従来分離が非常に困難であつ
た光学異性体の分割に極めて有効である。分離の
対象となる光学異性体は、本分離剤によつてその
どちらか一方が他方より強く吸着されるものであ
る。 本分離剤の顕著な作用効果は、後記する実施例
に見られる分離係数αを、既存のセルロース系分
離剤と比較すれば明らかである。 例えばヘキサン−2−プロパノール9:1混合
液を溶離液として同様の方法でクロマトグラフイ
ーを行なつた場合、トランス−スチルベンオキシ
ドの光学分割でセルロース・トリ−β−ナフトエ
ートは1.58というα値を示したが、これは既知の
セルロース系分離剤であるセルローストリベンゾ
エートの1.42という値を大きく上回つている。ま
たトレーガー塩基の光学分割では既知のセルロー
ス系分離剤としては1.40(トリベンジルセルロー
ス)が最大であるが、本発明の分離剤ではセルロ
ーストリシンナメートが2.82、トリスビフエニル
カルボキシレートが1.84、トリスフエニルアゾベ
ンゾエートが1.42といずれもより大きいα値を示
し、本発明の分離剤における置換基の効果を明瞭
に示している。 以下本発明を実施例によつて詳述するが、本発
明はこれらの実施例に限定されるものではない。
尚、実施例中に表わされる用語の定義は以下の通
りである。 容量比(K′)=〔(対掌体の保
持時間)−(デツドタイム)〕/(デツドタイム) 分離係数(α)=より強く吸着さ
れる対掌体の容量比/より弱く吸着される対掌体の容量
比 分離度(Rs)= 2×(より強く吸着される対掌体とより弱く吸
着される対掌体の両ピーク間の距離)/両ピークのバン
ド幅の合計 合成例 1 シリカビーズ(Merck社製LiChrospher
SI1000)10gを200ml枝付丸底フラスコに入れ、
オイルバスで120℃、3時間真空乾燥した後N2
入れた。CaH2を入れて蒸留したトルエンをシリ
カビーズに100ml加えた。次にジフエニルジメト
キシシラン(信越化学KBM202)を3ml加えて
攪拌後、120℃で1時間反応させた。更に3〜5
mlのトルエンを留去後120℃で2時間反応させた。
グラスフイルターで過し、トルエン50mlで3
回、メタノール50mlで3回洗浄し、40℃で1時間
真空乾燥を行つた。 次に該シリカビーズ約10gを200ml枝付丸底フ
ラスコに入れ、100℃で3時間真空乾燥した後、
常圧に戻し室温になつてからN2を入れた。蒸留
したトルエン100mlを乾燥したシリカビーズに加
えた。次にトリメチルシリル剤N,O−Bis−
(トリメチルシリル)アセトアミド1mlを加えて
攪拌し、115℃で3時間反応させた。次にグラス
フイルターで過後、トルエンで洗浄をし、約4
時間真空乾燥した。 合成例 2 数平均重合度110、置換度2.97のセルロースト
リアセテート(ダイセル化学工業(株)製)を1の
酢酸(関東化学製)に溶解し、5.2mlの水と5ml
の濃硫酸を加え、80℃、3時間反応させた。反応
液を冷却し、過剰の酢酸マグネシウム水溶液で硫
酸を中和した。該溶液を3の水中に入れて、低
分子量化したセルローストリアセテートを沈殿さ
せた。グラスフイルター(G3)によつて別、
更に1の水に分散後別し、真空乾燥した。生
成物を塩化メチレンに溶解させ、2−プロパノー
ルに再沈殿する操作を2回繰り返して精製した後
乾燥した。生成物は、IRスペクトル及びNMRス
ペクトルよりセルローストリアセテートであり、
蒸気圧浸透圧法より求めた数平均分子量は7900
で、数平均重合度に換算すると27であつた。蒸気
圧浸透圧法は、ベーバープレツシヤーオスモメー
ターCORANA117を用いて溶媒にクロロホルム
−1%エタノールの混合溶媒を使用して測定し
た。 こうして得られたセルローストリアセテート60
gを2−プロパノール200mlに分散し、ゆるやか
に攪拌しながら60mlの100%ヒドラジンヒドラー
ト(半井化学製)をゆつくり滴下した。該懸濁液
を60°に3時間保つた後、グラスフイルターで生
成したセルロースをロ別し、これをアセトンによ
り繰り返し洗滌した後60℃で真空乾燥した。生成
物のIRスペクトルには1720cm-1付近のカルボニ
ル基に基づく吸収は全く検出されず、セルロース
のそれと一致した。 合成例3(セルローストリス−4−ビフエニルカ
ルボキシレートの合成) 合成例2で得られたセルロース0.7g、4−ビ
フエニルカルボニルクロリド(Aldrich Co.製)
7.0g、ジメチルアミノピリジン0.02gにピリジ
ン10ml、トリエチルアミン3mlを加え、攪拌しな
がら5時間90℃に保ち、更にベンゼン10mlを加
え、1.5時間90℃に保つた。生成した暗褐色反応
液を200mlのエタノールに加えた。生成したセル
ロースエステルの沈殿をグラスフイルタ(G3)
でロ別し、エタノール、次いでアセトンにより繰
り返し洗滌し、真空乾燥した。生成物は2.6gで
あり、赤外スペクトルには3020,3050,1720,
1605,1260,1100,860,740,700cm-1等に特性
吸収を示したが、水酸基のO−H伸縮振動は検出
されず、本生成物が三置換体であることを示し
た。 合成例4(セルローストリス−p−フエニルアゾ
ベンゾエートの合成) 合成例2で得たセルロース1.1gに脱水したピ
リジン51.5ml、脱水したトリエチルアミン5.7ml、
4−ジメチルアミノピリジン37mgを加え、攪拌し
ながら、p−フエニルアゾベンゾイルクロリド
15.8gを添加し、100℃で5時間反応した。冷却
後エタノール400mlに生成物を攪拌しながら加え
て沈殿させ、グラスフイルターでろ過後、エタノ
ールでよく洗浄した。真空乾燥した後、塩化メチ
レン30mlに溶解し、不溶物を除いた後、400mlの
エタノールに再沈殿した。沈殿をろ過後、エタノ
ールで洗浄し、脱液、乾燥した。5.2gのセルロ
ーストリス−p−フエニルアゾベンゾエートが得
られた。塩化メチレンに溶解後、食塩に塗布し、
乾燥した後得られた赤外吸収スペクトルの特徴的
な吸収帯は次の通りである。 3050cm-1 芳香族C−H伸縮振動 1740cm-1 カルボン酸エステルのC=O伸縮振
動 1610cm-1,1490cm-1,1450cm-1,1420cm-1
ベンゼン環内炭素と炭素の伸縮による骨格振
動 1270cm-1 エステルのC−O伸縮振動 1000〜1160cm-1 セルロースのC−O−Cの伸
縮振動 680〜900cm-1 ベンゼン環の面外変角振動 セルロースのOHに基づく3450cm-1付近の吸収
はほとんど認められず、ほぼ三置換体であること
を示した。またCDC3中で測定したプロトン
NMRスペクトルの特徴的な吸収は次の通りであ
る。 6.9〜8.3ppm ベンゼン環のプロトン 3.0〜5.7ppm セルロースの環及び6位のメチ
レンのプロトン それぞれの吸収の強度比は27:7であつた。 合成例5(セルローストリシンナメートの合成) 合成例2で得たセルロース1.5gに脱水したピ
リジン70ml、脱水したトリエチルアミン7.7ml、
4−ジメチルアミノピリジン50mlを加え、攪拌し
ながら桂皮酸クロリド13.9gを添加し、100℃で
5時間反応した。冷却後エタノール400mlに生成
物を攪拌しながら加えて沈殿させ、グラスフイル
ターでろ過後、エタノールでよく洗浄した。真空
乾燥した後、塩化メチレン30mlに溶解し、不溶物
を除いた後、400mlのエタノールに再沈殿した。
沈殿をろ過後、エタノールで洗浄し、脱液、乾燥
した。5.0gのセルロース桂皮酸エステルが得ら
れた。 塩化メチレンに溶解後、食塩に塗布し、乾燥し
た後、得られた赤外吸収スペクトルの特徴的な吸
収帯は次の通りである。 3050cm-1付近オレフイン性C−H伸縮振動 1730cm-1カルボン酸エステルのC=O伸縮振動 1640cm-1 C=C伸縮振動 1585cm-1,1500,1460cm-1ベンゼン環内炭素と
炭素間の伸縮による骨格振動 1250cm-1 エステルのC−O伸縮振動 1040〜1160cm-1 セルロースのC−O−Cの伸
縮振動 990cm-1 オレフイン性C−H変角振動 675〜900cm-1 ベンゼン環の面外変角振動 セルロースのOHに基づく3450cm-1付近の吸収
はほとんど認められずほぼ三置換体であることを
示した。またCDC3中で測定したプロトン
NMRスペクトルの特徴的な吸収は次の通りであ
る。 5.9〜7.8ppm 桂皮酸の部分のプロトン 3.2〜5.5ppm セルロースのグルコース環及び
6位のメチレンのプロトン これらの吸収の強度比は3:1であつた。 合成例6(セルローストリ−β−ナフトエートの
合成) 合成例2で得られたセルロース1.0g、β−ナ
フトイルクロリド(Aldrich CO.製)10.6g、4
−ジメチルアミノピリジン(Aldrich Co.製)
0.05gにピリジン20ml、トリエチルアミン5mlを
加え、80℃に2時間、更に100℃に4時間保ち、
冷却後反応液をメタノールに加えた。生成した沈
殿をロ別し、メタノールにより繰り返し洗滌し、
真空乾燥して3.85gの生成物を得た。該物質をジ
クロロメタンに溶解し、グラスフイルター(G−
3)により過して少量の不溶物を除き、メタノ
ールに再沈殿精製した。本物質は赤外スペクトル
において3060,1735,1280,1230,1200,1140,
1100,795,785cm-1等の特性吸収を示したが、水
酸基のO−H伸縮振動に帰属される3500cm-1付近
の吸収は認められず、本生成物が三置換体である
ことを示した。 実施例 1 合成例3で得られたセルローストリス−4−ビ
フエニルカルボキシレート1.2gをジクロロメタ
ン7.5ml、ベンゼン1.0mlの混合液に溶解し、グラ
スフイルター(G3)でロ過した後、該溶液の約
7.5mlを合成例1で得たシリカビーズに吸収させ、
減圧下に溶媒を除去し、粉末状の担持物を得た。 実施例 2 合成例4で得たセルローストリス−p−フエニ
ルアゾベンゾエート1.2gを7.5gのジクロメメタ
ンに溶解し、該溶液7.5mlを合成例1で得たシリ
カビーズに吸収させ、減圧下に溶媒を留去し、粉
末状の担持物を得た。 実施例 3 合成例5で得たセルローストリシンナメート
1.2gを7.5mlのグロロメタンに溶解し、該溶液7.5
mlを合成例1で得たシリカビーズに吸収させ減圧
下に溶媒を留去し、粉末状の担持物を得た。 実施例 4 合成例6で得られたセルローストリ−β−ナフ
トエート1.1gを6.9mlのジクロロメタンに溶解し
該溶液の7.0mlを合成例1で調製したシリカビー
ズ3.10gに吸収させ、減圧下に溶媒を留去して粉
末状の担持物を得た。 応用例 1 実施例1で得られたセルローストリス−4−ビ
フエニルボキシレートを担持したシリカビーズを
長さ25cm、内径0.46cmのステンレスカラムにスラ
リー法で充填した。高速液体クロマトグラフ機は
日本分光工業(株)製のTRIROTAR−SRを用い、
強出器はUVIDEC−Vを用いた。種々のラセミ
体を分割した結果を表1に示した。
【表】 応用例 2 実施例2で得られたセルローストリスアゾベン
ゼンカルボキシレートを担持したシリカビーズを
長さ25cm内径0.46cmのステンレスカラムにスラリ
ー法で充填した。高速液体クロマトグラフ機は日
本分光工業(株)製のTRIROTAR−SRを用い、検
出器はUVIDEC−Vを用いた。種々のラセミ体
を分割した結果を表2に示した。
【表】
【表】 応用例 3 実施例3で得られたセルローストリスシンナメ
ートを担持したシリカビーズを長さ25cm内径0.46
cmのステンレスカラムにスラリー法で充填した。
高速液体クロマトグラフ機は日本分光工業(株)の
TRIROTAR−SRを用い、検出器はUVIDEC−
Vを用いた。種々のラセミ体を分割した結果を表
3に示した。
【表】
【表】 応用例 4 実施例4で得られたセルロース−トリス(β−
ナフトエートを担持したシリカビーズを長さ25cm
内径0.46cmのステンレスカラムにスラリー法で充
填した。高速液体クロマトグラフ機は日本分光工
業(株)製のTRIROTAR−SRを用い、検出器は
UVIDEC−Vを用いた。トランス−スチルベン
オキサイドを分割した結果を表4に示した。
【表】 合成例7(p−クロロ桂皮酸クロリドの合成) p−クロロ桂皮酸18.3gにベンゼン100mlを加
え、塩化チオニル12mlを常温でゆつくり滴下しな
がら加えた後、80℃に昇温し、発泡しなくなるま
で加熱した。ベンゼン及び塩化チオニルを留去し
た後、生成物を減圧で完全に乾燥した。 合成例8(セルローストリス−p−クロロシンナ
メートの合成) 合成例2で得たセルロース1gをピリジン50ml
に分散させた後、p−クロロ桂皮酸クロリド11.2
gを加えた後、90℃で5時間反応した。 冷却後、反応物をエタノールに加え沈澱させ、
エタノール洗浄後真空乾燥した。乾燥物を塩化メ
チレンに溶解し、G−3のグラスフイルターで濾
過した後、溶液をエタノールに加えて沈澱させ、
エタノールでよく洗浄し乾燥した。 生成したセルロースp−クロロシンナメートを
塩化メチレンに溶解し、岩塩のセルに塗布した後
乾燥して測定した赤外吸収スペクトルには、ほと
んどセルロースのOH基にもとづく吸収は認めら
れなかつた。 合成例9(m−クロロ桂皮酸クロリドの合成) m−クロロ桂皮酸18.3gにベンゼン100mlを加
え、塩化チオニル12mlを常温でゆつくり滴下しな
がら加えた後、80℃に昇温し、発泡しなくなるま
で加熱した。ベンゼン及び塩化チオニルを留去し
た後、生成物を減圧で完全に乾燥した。 合成例10(セルローストリス−m−クロロシンナ
メートの合成) 合成例2で得たセルロース1gをピリジン50ml
に分散させた後、m−クロロ桂皮酸クロリド11.2
gをベンゼン5mlに溶解したものを加えて90℃で
5時間反応した。 冷却後、反応物をエタノールに加え沈澱させ、
エタノール洗浄後真空乾燥した。乾燥物を塩化メ
チレンに溶解し、G−3のグラスフイルターで濾
過した後、溶液をエタノールに加えて沈澱させ、
エタノールでよく洗浄し乾燥した。 生成したセルロースm−クロロシンナメートを
塩化メチレンに溶解し、岩塩のセルに塗布した後
乾燥して測定した赤外吸収スペクリルには、ほと
んどセルロースのOH基にもとづく吸収は認めら
れなかつた。 合成例11(p−メチル桂皮酸クロリドの合成) p−メチル桂皮酸16.2gにベンゼン100mlを加
え、塩化チオニル12mlを常温でゆつくり滴下しな
がら加えた後、70℃に昇温し、発泡しなくなるま
で加熱した。ベンゼン及び塩化チオニルを留去し
た後、生成物を減圧で完全に乾燥した。 合成例12(セルローストリス−p−メチルシンナ
メートの合成) 合成例2で得たセルロース1gをピリジン50ml
に分散させた後、p−メチル桂皮酸クロリド10.1
gを加えた後、95℃で5時間反応した。 冷却後、反応物をエタノールに加え沈澱させ、
エタノール洗浄後真空乾燥した。乾燥物を塩化メ
チレンに溶解し、G−3のグラスフイルターで濾
過した後、溶液をエタノールに加えて沈澱させ、
エタノールでよく洗浄し乾燥した。 生成したセルロースp−メチルシンナメートを
塩化メチレンに溶解し、岩塩のセルに塗布した後
乾燥して測定した赤外吸収スペクトルには、ほと
んどセルロースのOH基にもとづく吸収は認めら
れなかつた。 合成例13(p−メトキシ桂皮酸クロリドの合成) p−メトキシ桂皮酸17.8gにベンゼン100mlを
加え、塩化チオニル12mlを常温でゆつくり滴下し
ながら加えた後、70℃に昇温し、発泡しなくなる
まで加熱した。ベンゼン及び塩化チオニルを留去
した後、生成物を減圧で完全に乾燥した。 合成例14(セルローストリス−p−メトキシシン
ナメートの合成) 合成例2で得たセルロース1gをピリジン50ml
に分散させた後、p−メトキシ桂皮酸クロリド
10.9gを加えた後、95℃で5時間反応した。 冷却後、反応物をエタノールに加え沈澱させ、
エタノール洗浄後真空乾燥した。乾燥物を塩化メ
チレンに溶解し、G−3のグラスフイルターで濾
過した後、溶液をエタノールに加えて沈澱させ、
エタノールでよく洗浄し乾燥した。 生成したセルロースp−メトキシシンナメート
を塩化メチレンに溶解し、岩塩のセルに塗布した
後乾燥して測定した赤外吸収スペクトルには、ほ
とんどセルロースのOH基にもとづく吸収は認め
られなかつた。 合成例15(α−シアノ桂皮酸クロリドの合成) α−シアノ桂皮酸17.3gにベンゼン100mlを加
え、塩化チオニル12mlを常温でゆつくり滴下しな
がら加えた後、70℃に昇温し、発泡しなくなるま
で加熱した。ベンゼン及び塩化チオニルを留去し
た後、生成物を減圧で完全に乾燥した。 合成例16(セルローストリス−α−シアノシンナ
メートの合成) 合成例2で得たセルロース1gをピリジン50ml
に分散させた後、α−シアノ桂皮酸クロリド10.6
gを加えた後、95℃で5時間反応した。 冷却後、反応物をエタノールに加え沈澱させ、
エタノール洗浄後真空乾燥した。乾燥物を塩化メ
チレンに溶解し、G−3のグラスフイルターで濾
過した後、溶液をエタノールに加えて沈澱させ、
エタノールでよく洗浄し乾燥した。 生成したセルロースα−シアノシンナメートを
塩化メチレンに溶解し、岩塩のセルに塗布した後
乾燥して測定した赤外吸収スペクトルには、ほと
んどセルロースのOH基にもとづく吸収は認めら
れなかつた。 合成例17〔3−(2−チエニル)アクリル酸クロ
リドの合成〕 3−(2−チエニル)アクリル酸10gにベンゼ
ン65mlを加え、塩化チオニル7.8mlを常温でゆつ
くり滴下しながら加えた後、70℃に昇温し、発泡
しなくなるまで加熱した。ベンゼン及び塩化チオ
ニルを留去した後、生成物を減圧で完全に乾燥し
た。 合成例18〔セルローストリス−3−(2−チエニ
ル)アクリレートの合成〕 合成例2で得たセルロース1gをピリジン50ml
に分散させた後、3−(2−チエニル)アクリル
酸クロリド9.6gを加えた後、95℃で5時間反応
した。 冷却後、反応物をエタノールに加え沈澱させ、
エタノール洗浄後真空乾燥した。乾燥物を塩化メ
チレンに溶解し、G−3のグラスフイルターで濾
過した後、溶液をエタノールに加えて沈澱させ、
エタノールでよく洗浄し乾燥した。 生成したセルロース3−(2−チエニル)アク
リレートを塩化メチレンに溶解し、岩塩のセルに
塗布した後乾燥して測定した赤外吸収スペクトル
には、ほとんどセルロースのOH基にもとづく吸
収は認められなかつた。 合成例19〔3−(3−ピリジル)アクリル酸クロ
リド塩酸塩の合成〕 3−(3−ピリジル)アクリル酸10gにベンゼ
ン67mlを加え、塩化チオニル8.1mlを常温でゆつ
くり低下しながら加えた後、70℃に昇温し、発泡
しなくなるまで加熱した。ベンゼン及び塩化チオ
ニルを留去した後、生成物を減圧で完全に乾燥し
た。 合成例20〔セルローストリス−3−(3−ピリジ
ル)アクリレートの合成〕 合成例2で得たセルロース1gをピリジン50ml
に分散させた後、3−(3−ピリジル)アクリル
酸クロリド塩酸塩11.3gを加えた後、95℃で5時
間反応した。 冷却後、反応物をエタノールに加え沈澱させ、
エタノール洗浄後真空乾燥した。乾燥物を塩化メ
チレンに溶解し、G−3のグラスフイルターで濾
過した後、溶液をエタノールに加えて沈澱させ、
エタノールでよく洗浄し乾燥した。 生成したセルロース3−(3−ピリジル)アク
リレートを塩化メチレンに溶解し、岩塩のセルに
塗布した後乾燥して測定した赤外吸収スペクトル
には、ほとんどセルロースのOH基にもとづく吸
収は認められなかつた。 合成例21(アミローストリシンナメートの合成) 林原生化学研究所(Hayashibara Biochem.
Lal.Inc.)製アミロースDEX−(重合度100)
1.8gを水10mlに加え、0.1NのNaOH水溶液2滴
とエタノール2滴を加え、50℃で30分加熱し、酢
酸により中和後、エタノールに加えて沈澱し、エ
タノール洗浄後真空乾燥した。乾燥したアミロー
ス1.5gをピリジン70ml、トリエチルアミン7.7
ml、4−ジメチルアミノピリジン50mgの混合液に
分散させ、桂皮酸クロリド13.9gを加えた後95〜
100℃で5分間反応した。 冷却後エタノールに加えて沈澱し、エタノール
洗浄した後一旦乾燥した。乾燥したサンプルを塩
化メチレンに溶解し、G−3のグラスフイルター
で濾過した後、エタノールに沈澱し、エタノール
洗浄後真空乾燥した。乾燥したアミロースシンナ
メートを塩化メチレンに溶解後、岩塩セルに塗布
し、乾燥後測定した赤外吸収スペクトルにはセル
ロースのOHに基づく吸収はほとんど認められな
かつた。 実施例 5,6,7,8,9,10,11,12 表5に記載したごとく、合成例8,10,12,
14,16,18,20,21で得た多糖エステル誘導体
1.2gを各々7.5mlのジクロロメタンに溶解し、G
−3グラスフイルターにより濾過した後、合成例
1で得たシリカビーズ3.5g(実施例12のみ3.0
g)とよく混合し、減圧下にジクロロメタンを留
去することにより粉状の担持物を得た。 応用例 5,6,7,8,9,10,11,12 実施例5,6,7,8,9,10,11,12で得ら
れた担持物を各々応用例1と全く同じ方法でカラ
ムに充填し、これを用いて液体クロマトグラフイ
ーによる光学分割を行つた。光学分割された化合
物の例を、その各々の光学異性体の分離係数αと
共に表6に記す。なお、分析に用いられた溶離液
はヘキサン−2−プロパノール(9:1)混合
液、流速は0.5ml/min、分析温度は20〜25℃で
ある。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 合成例22(p−シアノ安息香酸クロリドの合成) p−シアノ安息香酸25.2gをベンゼン171mlに
加えた後、塩化チオニル20.6mlを常温でゆつくり
滴下しながら加え、75〜80℃に昇温し、p−シア
ノ安息香酸が完全に溶解し、発泡しなくなるまで
加熱した。ベンゼン及び塩化チオニルを留去した
後、減圧で完全に乾燥させた。 合成例23(セルローストリス−p−シアノベンゾ
エートの合成) 合成例2で得たセルロース0.54gをピリジン
25.4ml、ベンゼン10ml、トリエチルアミン2.8ml、
4−ジメチルアミノピリジン18mlの混合液に分散
させ、合成例22で得たp−シアノ安息香酸クロリ
ド5.1gを加えた後、100℃で5時間反応した。 冷却後、反応物をエタノールに加え沈澱させ、
エタノール洗浄後真空乾燥した。乾燥物をアセト
ンに溶解し、G−3のグラスフイルターで濾過し
た後、溶液をエタノールに加えて沈澱させ、エタ
ノールでよく洗浄し乾燥した。 生成したセルロース−p−シアノベンゾエート
をアセトンに溶解し、岩塩のセルに塗布した後、
乾燥して測定した赤外吸収スペクトルには僅かに
セルロースのOH基に基づく吸収は認められるの
みであつた。 実施例 13 合成例23で得たセルローストリス−p−シアノ
ベンゾエート1.2gをアセトン7.5mlに溶解し、G
−3グラスフイルターにより濾過後、合成例1で
得たシリカビーズ3.5gとよく混合し、これより
減圧下に溶媒を除くことにより粉状の担持物を得
た。 応用例 13 実施例13で得た担持物を用い、応用例1と全と
同様の方法によりトランス−スチルベンオキシド
を光学分割したところ、分離係数(α)は1.22を
示した。 合成例24(カードラントリシンナメートの合成) (1) カードラン(和光純薬製、生化学用)2.0g
を30mlの水に分散し、50〜60℃に加温して膨潤
せしめた後50mlの酢酸(関東化学製、特級)を
加えた。沈澱したカードランをグラスフイルタ
ーによつて濾別し、これを酢酸により繰り返し
洗滌した。こうして得られた酢酸で膨潤したカ
ードランを酢酸20ml、無水酢酸20ml、70%過塩
素酸0.2mlの混合液中に分散し、7.5時間、50℃
に保つた。この間5時間、6時間が経過した時
にそれぞれ10mlの無水酢酸を追加した。生成し
た液に0.5mlのピリジンを加えた後、2の氷
水に加え、生成したカードラントリアセテート
を沈澱せしめた。該沈澱をグラスフイルター上
で濾別し、メタノールによつて洗浄した。生成
物は2.17gであり、その赤外スペクトルは1740
cm-1付近にνc=p,1210cm-1にアセテート基の
νc-p-c,1040cm-1にグルコース環のエーテル結
合のνc-p-cを示すが、3400〜3600cm-1付近のνOH
に由来する呼吸は極めて弱く、三置換体である
ことを示した。 (2) (1)の方法で得られたカードラントリアセテー
ト4gを8mlの2−プロパノールに懸濁し、
3.0mlの100%ヒドラジンヒドラートを加え、4
時間30分70℃に保つた。生成したカードランを
濾別し、2−プロパノールで2回、アセトンで
3回洗滌し乾燥した。 該反応で得られたカードラン1.5gをピリジン
70ml、トリエチルアミン7.7ml、4−ジメチルア
ミノピリジン50mlの混合液に分解させ、桂皮酸ク
ロリド13.9gを加えた後、100℃で5時間反応し
た。 冷却後、反応液をエタノールに加えてカードラ
ンシンナメートを沈澱させ、エタノールで洗浄し
た後、一旦乾燥させ塩化メチレンに溶解後、G−
3のグラスフイルターで濾過し、エタノールに加
えて沈澱させた後、エタノールでよく洗浄し真空
乾燥した。 乾燥したサンプルを塩化メチレンに溶解し、岩
塩セルに塗布した後、乾燥したカードランアセテ
ートの赤外吸収スペクトルには未反応のOHに基
づく吸収はほとんど認められなかつた。 実施例 14 合成例24で得られたカードラントリシンナメー
ト1.2gを7.5mlのジクロロメタンに溶解し、G−
3グラスフイルターにより濾過した後、合成例1
で得たシリカビーズ3.5gとよく混和し、更に減
圧下に溶媒を留去することにより粉末状の担持物
を得た。 応用例 14 実施例14で得た担持物を用い応用例1と同じ方
法により(±)−ベンゾインを光学分割したとこ
ろ、分離係数(α)1.22を示し、正の施光性を示
すエナンチオマーを先に溶離した。〔溶離液ヘキ
サン−2−プロパノール(9:1)〕 合成例25〔セルローストリス(4−フエニルアゾ
フエニルカルバメート)の合成〕 (1) 4−フエニルアゾフエニルイソシアナートの
合成 フラスコにトルエン約200mlを入れ攪拌しな
がらトルエン中にホスゲンを送りこむ。フラス
コ内がホスゲンで置換されたところへ、p−ア
ミノアゾベンゼン21.65gのトルエン(300ml)
溶液を滴下して反応させた。反応フラスコを
徐々に加温し、室温から約120℃まで上昇させ
トルエン環流下で反応させた。ホスゲンをフラ
スコ内から追い出し、反応溶液を油浴中、常圧
で加温し、トルエンを留去した。生成物の収量
は39.6g(但し、少量のトルエンを含んでい
る)であつた。 IR.(No.562) −N=C=O:2250cm-1 (2) セルローストリス(4−フエニルアゾフエニ
ルカルバメート)の合成 セルロース0.400g、ピリジン20mlおよび(1)で
合成した4−フエニルアゾフエニルイソシアナー
ト6.78g(トルエンを含む重量)の混合物を約
105℃で20時間反応させた。反応溶液をメタノー
ル300mlに注ぎ生成物を沈澱させた。沈澱はグラ
スフイルターで集めメタノールで洗浄した後、デ
シケーター中で減圧乾燥し、さらに60℃で2時間
真空乾燥した。生成物は二置換尿素とカルバメー
トの混合物であり、収量は2.60gであつた。この
混合物2.15gを酢酸エチル25mlに溶かして溶媒分
別した結果、二置換尿素を不溶部としてカルバメ
ートは可溶部として得た。両者は遠心分離により
分離し、可溶部はメタノールに注ぎ入れカルバメ
ートを沈澱させた。沈澱は再びグラスフイルター
で集め、メタノールで洗浄後、デシケーター中で
減圧乾燥し、さらに60℃で2時間真空乾燥した。
生成物の収量1.81g(収率91%)であつた。 生成物はIRスペクトル及び元素分析により確
認した。(No.601)カルバメートのC=O:1730cm
−1 元素分析値,測定値:C,64.96%;H,4.50
%;N,14.95% 計算値:C,64.97%;H,4.48
%;N,15.16% 実施例 15 合成例25で得られたセルローストリス(4−フ
エニルアゾフエニルカルバメート)のトランス体
(750mg)をTHF(10ml)に溶かし、3−アミノプ
ロピルトリエトキシシラン処理したシリカゲル
(3g)にコーテイングした。 応用例 15 実施例15で得られた担持物を用い、応用例1と
同じ方法により種々のラセミ化合物を光学分割し
た。その結果を表7に示した。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の式(1)で示されるアシル基あるいは下記
    の式(2)で示されるカルバモイル基を置換基として
    有する多糖誘導体を有効成分とする分離剤。 (但し式中Rは共役π結合系より成る骨格を有
    する原子団であつて、その中に含まれ且つカルボ
    ニル基あるいはアミノ基と結合する原子と、該原
    子から最も遠い位置にあつてπ結合系の中に含ま
    れる原子との間に存在する結合の数が最短経路に
    おいても5以上である原子団を表わす)。
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