JPH0474710A - 顆粒状消石灰の製造方法 - Google Patents

顆粒状消石灰の製造方法

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JPH0474710A
JPH0474710A JP18591890A JP18591890A JPH0474710A JP H0474710 A JPH0474710 A JP H0474710A JP 18591890 A JP18591890 A JP 18591890A JP 18591890 A JP18591890 A JP 18591890A JP H0474710 A JPH0474710 A JP H0474710A
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JP
Japan
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slaked lime
water
quicklime
weight
granular slaked
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JP18591890A
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English (en)
Inventor
Shogo Tejima
手島 省吾
Takaharu Ueda
上田 敬治
Yoshito Hamamoto
浜本 義人
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ADACHI SEKKAI KOGYO KK
Original Assignee
ADACHI SEKKAI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は生石灰を原料として1段階にて飛散防土性顆粒
状消石灰を製造する方法に関する。
(従来技術及び発明が解決すべき課題)生石灰から消石
灰を製造する技術については古くより知られており、例
えばChemistry and Technolog
y of lime and Limestone b
y Robert S、Boynton(1967)に
よれば、乾燥消化物は生石灰重量の0.5〜075の割
合の水で行われ、又水分のある無定型で且又簡単に形を
かえる事が出来る、ペースト状の消化物であるパテは通
常生石灰に対して重量で1〜1.4の割合の水を加えて
出来ると説明し、石灰乳は生石灰1に対して重量が3〜
4.5の水を加えてつくると説明している。
一方、改訂版石灰製造技術ハンドブック(発行者9日本
石灰協会、昭和54年10月25日発行)の246ペー
ンによれば、一般に乾式消化は湿式消化よりも消石灰の
凝集体が生成され易いと説明し、乾式消化は反応が瞬時
に起こり、消石灰の結晶が出来るが、結晶面か平均して
成長せず、2次的に発生する表面エネルギーにより凝集
し、凝集体が出来ると説明し、実際の乾式消化工業品は
0,01〜100μ肩程度の粒径分布をしており、この
凝集した粗大粒子の割合が大きいと説明しているかこれ
以上の記載はない。
一方、消石灰を原料として顆粒状物もしくは粒状物を製
造する技術としては特開昭59−152219号によれ
ば顆粒状消石灰の製造方法として消石灰にステフェン廃
水濃縮液等の有機物を加えて造粒し、静的に乾燥して1
〜3xx程度の顆粒状消石灰を製造する技術を発表して
いるが、粒状物の崩壊性とか顆粒状化に問題を残す。
特開昭60−81021号によれば消石灰をアルコール
水溶液で練り合わせ、その練合物を多孔板に押圧して、
各孔より吐出させ粒片状消石灰(24〜42メツンユサ
イズ)を得ているか、この場合は可燃性のアルコールを
使用する事に問題かある。
一方、特開昭61−163116号によれば消石灰に塩
化力ルシュウムを添加して造粒し、飛散防止易崩壊性消
石灰としているが、この場合も崩壊しない場合が多い。
このように従来技術を調へてみると、いずれも多孔板押
し出しあるいは加圧成形法または転勤造粒法によって造
粒されているため、粒径か1〜52Ilと大きく、しか
るのちそれが崩壊して粉状化するためには、その置かれ
た環境か重要であり、周囲に水分とか炭酸ガスか多量に
存在すれば、崩壊性は全く期待てきず、屋外の圃場等で
使用する場合には、肥効性及びpH調節能力等に問題が
残る事か判明した。
一方、生石灰を原料とする顆粒状物の製造については粉
末とかペースト状物、もしくは乳状物に関する記載のみ
てあり100μm以上の顆粒状物を多量に製造する技術
については全く期待出来なかったものである。
本発明は生石灰を原料として、従来の製法では非常識な
範囲の水を使用して、顆粒状消石灰を製造する方法を提
供する。
(課題を解決するための手段) 上記目的は(1)生石灰を原料として、生石灰100重
量部に対して80重量部以上、110重量部以下の水を
用いて撹拌しなから消化反応を行い、(2)生石灰の消
化反応において、生成した消石灰を顆粒状とするために
水をバインダーとして用い、(3)消化品の付着水分率
を10重量%以上、35重量%以下とすれば、(4)顆
粒状物の大きさか106I7z以上2000μ次以下が
少なくとも40重量%以上となり、目的とする顆粒状消
石灰を製造する事か出来る。
製造した顆粒状物はそのまま常法により加熱乾燥して水
分を除いてもよいし、(5)さらに生石灰を添加して付
着水分を生石灰と反応させて除去し1顆粒状消石灰を乾
燥する事も出来る・このようにして製造された顆粒状消
石灰と粉末状消石灰の混合物はふるいもしくは、分級機
により分離され、目的とする顆粒状物を取り出す事が出
来る。
原料である生石灰は塊状石灰石を焼成して塊状生石灰と
して、次いで粉砕し51!IIアンダーとしたものが使
用される。
通常消化反応に使用される水分は生石灰100重量部に
対し理論量は32重量部であるが15200cal/s
o1の発熱がある事より工業的には生石灰100重量部
に対して50重量部から75重量部添加されるのが普通
であると言われており、実際に60重量部付近で製造さ
れている。本発明によれば、顆粒状消石灰をつくるため
にはバインダーとしての水分をさらに加える必要があり
、バインダー水量も含めて生石灰100重量部に対して
80重量部以上、110重量部以下の水を用いて消化す
る事が重要であり、好ましくは90重量部以上100重
量部以下である。
消化水量を80重量部より大きくしていくと、生成した
消石灰は、バインダー水により、粒子間の結合を開始す
るが攪拌する事により顆粒状化及び造粒化され、粒子は
成長をつづけて行く。その結果106μlから2000
μlまでの顆粒状物の収量は増加していくが、添加水量
か120重量部を越すと該範囲の顆粒状物は激減し、2
000μl以上の粒状物が増大して好ましくない。
消化工程における攪拌については、添加された水分と生
石灰が十分に混合される事及び生成した消石灰が顆粒状
化される事が重要であり、生石灰100重量部に対して
80重量部では攪拌羽根の回転数は最低15r、 p、
 Illは必要であり、106μz 〜20004xの
顆粒状物の収率は約40%であるか、回転数を増加させ
るにつれて顆粒状物の収率は増加して行き、19(lr
、 p、 sて63%となり、それ以上の攪拌は効果か
ない。100重量部の水添加では同様にして、130r
p、mで77%の顆粒状物の収率、1!]Or、 p、
 m以上で84%の顆粒状物の収率となる。
しかしながら、120重量部の水添加では、たとえ13
0r、 I)、 mの回転数を与えても2000μl以
上のものか80%以上となり、回転数を190r、 p
、 mに増加させても2000μm以上が約70%をし
める事となり大巾な改善はのぞめない。
いずれにせよ、攪拌については攪拌羽根の形式と回転数
に関し、添加水分率により顆粒状物を与える収率は変化
するし最高値も存在する。羽根の構造については従来よ
り知られているスクリュー式、多連スクリュー式、人文
式羽根及びパドル式翼等いずれでもかまわないが、どち
らかと言えば、自動排出機能を有するスクリュー式及び
パドル式翼が好ましい。
消化及び顆粒化のための滞留時間は消化機内で5〜10
分とれば十分であり、熟成機については特に必要ではな
い。
このようにして製造された顆粒状物は常法通り熱風によ
り乾燥して1.0重量%以下の水分とするが使用する乾
燥機に関しては流動乾燥機、振動乾燥機、静置式乾燥機
か使用される。乾燥された顆粒状物はふるいもしくは分
級機により106μm以上2000μ!以下の顆粒状商
品とされる。
なお、106μm以上とした理由は4x/秒ぐらいの風
速においてはほとんど飛散しないという飛散防止の点よ
り決定し2000u*以下とした理由は土壌に対する中
和能力の低下及び均一に土壌に混和させると言う分散性
より決定した。
一方、熱風を用いない乾燥法として付着水であるバイン
ダー水を含んだ顆粒状物にさらに乾燥用生石灰を添加す
る方法を提案する。
本発明によれば顆粒状消石灰は10重量%から35重量
%のバインダー水を含有している事より、これらの水分
を消費するに足る量以上の生石灰粉末を添加すればよく
、例えば原料生石灰100重量部を80重量部の水で消
化した場合、乾燥用生石灰は33重量部用いればよく、
生石灰添加混合して10分後に測定した水分は08重量
%となる。水分除去が容易な理由の1つとして微小て且
多孔質な顆粒状物である事であり、充分に水分除去か行
われる。
このようにして生石灰後添加法により乾燥された生成物
はそのままもしくはさらに乾燥したのちふるいもしくは
分級により粉末消石灰と製品顆粒状消石灰に分けられる
(作  用) 生石灰を撹拌しなから消化する工程において、顆粒状物
中に残存してバインダーとなりうる適量の水を決めた事
により、好収率て顆粒状物を得る事が可能となり、該バ
インダー水を乾燥により除去しても顆粒状消石灰はほと
ん゛ど変化せず、消石灰の固化性を利用する事で顆粒状
物製造が可能となった。
(実施例) 実施例1 20Cの反応機にホイツパ−型撹拌翼を装着し、130
r、 り、 mで攪拌しなから3肩1アンタ一生石灰1
に9を入れ、ついて水800x12を約10秒かかつて
添加した。
同様にして回転数を190r、 p、 m、21!Or
、 p、 toと変化させて回転数と顆粒状物の関係を
検討すると共に、水1000z(!、 1200m(!
添加のテストと回転数の関係も合わせて検討した。この
結果を表1に示す。
実施例2 パドル翼を装着した2軸異方向回転型消化機を用い、4
0r、 p、 m攪拌下に生石灰の連続消化及び顆粒化
テストを行った。生石灰100重量部に対し水を95重
量部の割合で、生石灰として6ookg/時の速度で消
化機に供給した。なお、消化機内の滞留時間は10分て
あった。
定常状態になり、排出されている生成物の収率及び付着
水分率は次の様であった。
た。消化及び顆粒化を5分間かかつて実施した。
ついて別に計量した生石灰630!?を5秒かかって該
反応機に添加し、5分間攪拌をつつけてのち攪拌を止め
生成物を取り出した。
この結果を表3に示す。なお消化及び顆粒化段階での水
分は別途測定した結果、付着水分率は225%であった
なお、付着水分率は2o、5%であった。
実施例3 20Qの反応機にホイツパ−型撹拌翼を装着し、190
r、 p、 mで攪拌しなから3■アンダ一生石灰Lk
gを入れ、つづいて水1000114を約10秒かかっ
て添加しく発明の効果) 本発明で得られる顆粒状消石灰は、風のある時に散布し
ても飛散消失する事か少なく、目的とした土地へ効果的
に散布しうる事より農業用中和剤として有用である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生石灰を原料として、生石灰100重量部に対し
    て80重量部以上、110重量部以下の水を用いて撹拌
    しなから消化反応を行うと同時に生成した消石灰を顆粒
    状化せしめる事を特徴とする顆粒状消石灰の製造方法。
  2. (2)生石灰の消化反応において生成した消石灰を顆粒
    状とするために、水をバインダーとして用いる事を特徴
    とする請求項1記載の顆粒状消石灰の製造方法。
  3. (3)消化反応物の付着水分率が10重量%以上、35
    重量%以下である事を特徴とする請求項1及び2記載の
    顆粒状消石灰の製造方法。
  4. (4)顆粒状物の大きさが106μm以上、2000μ
    m以下であり、消化反応物中に少なくとも40重量%以
    上含まれる事を特徴とする請求項1記載の顆粒状消石灰
    の製造方法。
  5. (5)生石灰を原料として顆粒状消石灰を含む消化混合
    物を製造するにあたり、バインダー水を含有する顆粒状
    消石灰を含む消化混合物にさらに生石灰を添加してバイ
    ンダー水である付着水分を生石灰と反応させて除去し、
    顆粒状消石灰を乾燥することを特徴とする請求項1、2
    、3及び4記載の顆粒状消石灰の乾燥方法。
  6. (6)顆粒状消石灰と粉末状消石灰を併産する事を特徴
    とする請求項1、4及び5記載の顆粒状消石灰の製造方
    法。
  7. (7)併産された顆粒状消石灰と粉末状消石灰をふるい
    、もしくは分級機により分離し、顆粒状物を取り出す事
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5及び6記載の顆
    粒状消石灰の分離方法。
  8. (8)攪拌翼を有する反応機もしくはスクリュー式の反
    応機を用いる事を特徴とする請求項1、2、3、4、5
    及び6記載の顆粒状消石灰の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007142192A1 (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 National University Corporation Tohoku University 多孔質酸化カルシウム粒状物及び多孔質水酸化カルシウム粒状物
EP2103338A1 (de) * 2008-03-19 2009-09-23 Fels-Werke GmbH Rauchgasreinigungsverfahren und Kalkhydrat für Rauchgasreinigungsverfahren
EP3334690B1 (en) 2015-08-14 2021-05-05 S.A. Lhoist Recherche et Développement Process for manufacturing highly porous slaked lime

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