JPH0474357B2 - - Google Patents

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JPH0474357B2
JPH0474357B2 JP60263227A JP26322785A JPH0474357B2 JP H0474357 B2 JPH0474357 B2 JP H0474357B2 JP 60263227 A JP60263227 A JP 60263227A JP 26322785 A JP26322785 A JP 26322785A JP H0474357 B2 JPH0474357 B2 JP H0474357B2
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methanol
pereniporin
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

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  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、新規物質No.8345−Cに関する。この
物質は、植物生長抑制活性及び抗生物質活性を有
し、農薬及び医薬の分野で利用される。 (従来の技術) 従来より知られている抗生物質作用と、植物生
長抑制作用を併せ持つ物質としては、シクロヘキ
シミド(特公昭45−22754)、アニソマイシン、ト
ヨカマイシン(Agric,Biol.Chem.,36,2013
(1970))、ハービサイジンA,B(J.Antibict.,
29,863(1976))、ハービマイシン(J.Antibict.,
32,255(1979))、サイトバリシン(第5回国際農
薬学会講演要旨、b−3,1982)、ビアラホス
(第5回国際農薬学会講演要旨、a−19,1982)
などが知られており、このうち、ピアラホスが除
草剤として実用化されている。 又、担子菌の生産する抗生物質としてはポリア
セチレン化合物、テルペノイド化合物、芳香族化
合物、核酸アナログなど(発酵と工業、Vol.34,
No.11P843)の他、非蛋白性アミノ酸が知られて
いる(化学と生物14,205(1976)が、これらの物
質の植物生長抑制作用に関する報告例は無い。 (本発明が解決しようとする問題点) 本発明が解決しようとする問題点は、新規で有
用な植物生長抑制作用と抗生物質作用を併せ持つ
物質を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上述の問題点を解決するために
新規な植物生長抑制作用と抗生物質作用を併せ持
つ物質を探索を目的として、多数の担子菌の培養
液を探索した結果、ペレニポリア属
(Perenniporia)に属する菌株の菌糸のメタノー
ル抽出物中に、Daviaの最小培地でバチルス・ズ
ブチリス(Bacillus subtilis)AJ1316の生育阻害
作用を有し、同時に植物の生長を抑制する物質で
あるペレニポリンCが生産されていることを見出
した。そして、この有効物質を培養液から純粋に
単離し、理化学的性質を調べ、既知物質との比較
検討を行つた結果、ペレニポリンCは、理化学的
性質において、既知物質と異なつていることを見
出した。 本発明は、これらの知見に基づいてなされたも
のである。 なお、本発明者らは、先にPerenniporia
medullaepanis AJ8345株の生産する新規物質ペ
レニポリンA及びペレニポリンBを出願している
(特公平4−15788号、特開昭62−22594号)。 本発明のペレニポリンCはペレニポリア
(Perenniporia)属に属する担子菌により生産さ
れる。その一例として挙げられるペレニポリア・
メデユラエパニス(Pereniporia
medullaepanis)AJ8345,FERM−P8181(以下
AJ8345菌という。)は、本発明のペレニポリンC
を有利に生産する特性を有している。 本発明のペレニポリンCを得るには、ペレニポ
リア属に属するペレニポリンC生産菌を、本物質
を生産する通常の方法で培養することが出来る。
工業的に有利に生産するには、ペレニポリンC生
産菌を好気的条件下で各種栄養物質を含む培地で
通気攪拌培養を行えばよい。 培養条件および培地の組成は、一般の担子菌が
生育するものであればよい。すなわち培地は原則
として炭素源、窒素源、無機塩を含み、必要に応
じて、ビタミン類、先駆物質などを加えても良
い。炭素源としては、例えば、グルコース、アラ
ビノース、キシロース、澱粉、デキストリン、グ
リセリン、マンニトール、有機酸、糖蜜、馬鈴薯
などが、単独で又は、混合物として使用され、窒
素源としては、例えばペプトン、大豆粉、コー
ン・スチープ・リカー、麦芽抽出物、アミノ酸、
米糠、麦芽、尿素、アンモニウム塩など又はこれ
らの混合物が用いられる。又必要に応じて、シリ
コーン油、大豆油、界面活性剤等の消泡剤を加え
ても良い。 培地は液体培地が好ましく、培地のPHは約6.0
〜約8.0が良く、培養温度は、約20〜約35℃に調
節するのが良い。 培養終了後、培養物からペレニポリンCを分
離、採取する方法は、通常の発酵生産物を培養物
から分離採取する方法に準じて行えば良い。すな
わち、各種有機溶媒による抽出法、各種活性吸着
剤によるクロマトグラフイーなどを適宜組み合せ
て、ペレニポリンCを採取する。 次に実施例によりペレニポリンCの製造例を示
すが本実施例は、本発明の範囲をなんら限定する
ものではない。 実施例 1 ペレニポリンCの製造ならびに製造解析 ポテト・デキストロース寒天斜面に生育した
AJ8345菌を可溶性デンプン1%、グルコース2
%、硫酸アンモニウム0.5%、リン酸第一カリウ
ム0.05%、硫酸マグネシウム0.05%、塩化ナトリ
ウム0.05%、ポテトエキス70g/、微量金属*
1ml/の割合で含む発酵培地(500ml容坂口フ
ラスコに100mlずつ分注)に植菌し、27℃で20〜
30日間振盪又は、静置培養した。 *微量金属 CuSO4・5H2O 0.64g FeSO4・7H2O 0.11g MnCl2・4H2O 0.79g ZnSO4・7H2O 0.15g 蒸留水 100ml 得られた培養液6から、ろ過により、菌体を集
め、2のメタノールで2回抽出し、メタノール
溶液を減圧濃縮、乾固した後、少量のメタノール
に溶解させた。次にシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイー(ローバーカラムSi60、サイズB、メル
ク社製)により精製した。展開溶媒はメタノール
−酢酸エチル(5:95)を用いた。活性区分を集
め、減圧濃縮乾固の後、少量のメタノールに溶解
し、Sephadex LH−20を用いたゲルクロマトグ
ラフイーにより精製した(カラム容積300ml)。展
開には、メタノールを用いた。活性区分を集め、
減圧濃縮後、セミ分取用μBondapak C18(登録商
標、日本ウオータース製)カラムを用いたHPLC
により、活性成分の精製、単離を行つた。移動相
には、30%CH3CN水溶液を用いた。保持時間約
40分に、ペレニポリンCを分取した。本法によ
り、最終的に6の培養液から、ペレニポリンC
を約5mg単離した。 この様にして得られた抗生物質ペレニポリンC
は、以下に述べるとおりの理化学的性質を有す
る。 (1) 外観:白色針状結晶 (2) 元素分析値:炭素63.0%、水素7.5%、窒素
4.1%(重量比) (3) 分子量:高分解能EI−MS m/z:
323.17327(M+) (4) 分子式:C17H25NO5 (5) 比旋光度:〔α〕24 D+17.3°(C 0.075、メタ
ノール) (6) 融点:212〜214℃ (7) 溶解性:メタノール、酢酸エチルに可溶。水
にわずかに溶ける。 (8) 紫外部吸収スペクトル:UVλMeOH naxnm:211 (9) 赤外線吸収スペクトル:臭臭化カリウム錠剤
で測定したスペクトルIRνKBr nax(cm-1):1730,
1720,1680,1362,1250,1030(第1図参照)。 (10) 水素核磁気共鳴スペクトル:重メタノール中
で測定したスペクトルδH(ppm):1.02,1.07,
1.18,1.31,1.49,1.53,1.56,1.66,1.83,
2.04,2.59,4.14,5.44,5.56(第2図参照)。 (11) 炭素核磁気共鳴スペクトル:重メタノール
中で測定したスペクトルδC(ppm):19.6,21.4,
21.7,23.6,33.8,34.4,37.1,37.9,44.3,
50.2,64.8,74.5,78.2,144.2,151.1,172.1,
173.4(第3図参照)。 (12) 呈色反応:過マンガン酸カリ陽性、ニンヒ
ドリン陰性 高分解能のEI−MS m/z:323.17327より分
子式C17H25NO5が導かれた。更に紫外部吸収ス
ペクトル(UVλMeOH nax211nm)、赤外部吸収スペク
トル(IRλKBr nax1730,1720,1680cm-1)のデータよ
り、分子内にα,β−不飽和γ−ラクトン
【式】の存在と、【式】の存 在が推定された。一方、1H−13Cシフト相関二
次元NMRのデータ(第4図)より炭素原子に直
接結合したプロトンの数は、22個である(第一
表)。従つて、残りの交換性のプロトンの数は3
個である。これらは、酸素原子又は窒素原子に結
合していると考えられる。5個存在する酸素原子
のうち、13C−NMRのケミカルシフトより(第
1表参照)、C=O(δc172.1)【式】 (δc173.4)の存在が知られ、又、ニンヒドリン
陰性と、先の赤外部吸収スペクトルのデータより
導かれた【式】の部分構造を加え、3個 の交換性のプロトンは、窒素原子に1個、残りの
2個は、酸素原子に−OHとして結合すると考え
られる。一方分子式から計算した不飽和数は、5
で、二重結合1個と、C=Oを1個含むことに
より、三環性の化合物である。更に、1H,13C
−NMRスペクトルより部分構造として、
【式】CH3−C,−CH2−CH2−CH2 −を含むことも合せて、本化合物をdrimane型の
骨格を有するセスキテルペン系の化合物と推定し
た。以上の理化学的性質を有する化合物は、他に
該当する物は無く、ペレニポリンCは、新規物質
である。 【表】 /

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記の理化学的性質を有する新規物質ペレニ
    ポリンC (1) 外観:白色針状結晶 (2) 元素分析値:炭素63.0%、水素7.5%、窒素
    4.1%(重量比) (3) 分子量:EI−MS m/z:323(M+) (4) 分子式:C17H25NO5(高分解能EI−MSm/
    z:323.17327より) (5) 比旋光度:〔α〕24 D+17.3°(C0.075、メタノー
    ル) (6) 融点:212−214℃ (7) 溶解性:メタノール、酢酸エチルに可溶、水
    にわずかに溶ける。 (8) 紫外線吸収スペクトル:UVλMeOH nax(nm):211 (9) 赤外線吸収スペクトル:IRνKBr nax(cm-1):
    1730,1720,1680,1362,1250,1030(臭化カ
    リウム錠剤で測定) (10) 水素核磁気共鳴スペクトル:δH(ppm):
    1.02,1.07,1.18,1.31,1.49,1.53,1.56,
    1.66,1.83,2.04,2.59,4.14,5.44,5.56(重メ
    タノール中で測定) (11) 炭素核磁気共鳴スペクトル:δC(ppm):
    19.6,21.4,21.7,23.6,33.8,34.4,37.1,
    37.9,44.3,50.2,64.8,74.5,78.2,144.2,
    151.1,172.1,173.4(重メタノール中で測定) (12) 呈色反応:過マンガン酸カリ陽性、ニンヒ
    ドリン陰性。
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