JPH04735Y2 - - Google Patents

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JPH04735Y2
JPH04735Y2 JP1987096310U JP9631087U JPH04735Y2 JP H04735 Y2 JPH04735 Y2 JP H04735Y2 JP 1987096310 U JP1987096310 U JP 1987096310U JP 9631087 U JP9631087 U JP 9631087U JP H04735 Y2 JPH04735 Y2 JP H04735Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、衣服類を吊り下げするための服吊り
用金具に係り、殊に、奥行の浅い薄型の洋服タン
スや収納壁類に用いることができるものに関す
る。
[従来の技術] この種の薄型タンス類には、収納時に服類の斜
めとし引出時に直交できるようにした構造の服吊
金具が公知となつている。実公昭62−11467号公
報には、タンス側板の上部にレールが前後方向に
取付けられ、このレールにハンガーパイプの端部
が前後スライド自在に設けられ、天井に斜めに設
けた操作レールにハンガーパイプに吊設したハン
ガーとを垂直の操作棒で連結する構造が開示され
ている。また、特開昭62−8709号公報には、天井
の下方位置に固定桟を設け、この固定桟に可動桟
をスライド可能とする服吊金具が開示されてい
る。
[考案が解決しようとする課題] 前者の服吊金具は、天井の斜め操作レールと垂
直の操作棒とが用いられる複雑な構造であつて、
精密さを厳格に要求されない家具類では実用性に
乏しい実現不可能な構造である。
後者の服吊金具は、固定桟に対して可動桟が左
右の一方、例えば左側のみ移動して斜めとなつた
状態で収納されるために、移動分だけ衣服類の重
心が偏位する欠点が生じるものであつた。
重要なことは、いずれの服吊金具においても、
引出開始時点及び収納開始時点から斜め或いは直
交させているために、開始操作に大きな力を必要
とする難点が避けられないものであつた。特に、
服吊状態で数+Kgと重いばかりか、腕を伸ばした
状態でタンス類上部を大きな力で操作しなければ
ならないために、使い勝手が著しく悪いものであ
つた。
而して、本考案は、上記欠点を解消するために
提供されたものであつて、服吊りスペースを薄型
化できるようにした服吊り金具において、前後の
出し入れを容易にできるようにしたことを、その
目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための本考案に係る服吊り
金具の構成は、タンス類の天板下面に前後方向へ
対のレールが取付けされ、該レールを走行する走
行部には相対的に左右逆方向へスライド自在に連
結された対のスライダが備えられ、これらスライ
ダ間には支持金具が緩挿されることによつて架設
され、上記走行部の走行によつて上記スライダを
スライドさせるリンク機構が備えられたものであ
る。その特徴は、上記リンク機構が、一端がタン
ス類に回転自在に連結される第1リンクと、この
第1リンクの他端に一端が回転自在に連結される
第2リンクと、この第2リンクの他端に取付られ
る2つの軸と、これら軸が遊嵌され前記走行部に
設けられる一対の円弧状案内溝とから構成され、
この円弧状案内溝には走行部の走行開始に伴なつ
て上記各軸が離れる溝端が備えられる構成にあ
る。
[作用] 衣服類の吊下げ状態では、走行部はタンス類の
奥に位置し、第2リンクの2つの軸が各円弧状案
内溝の一方の溝端にそれぞれ当接されている。従
つて、スライダが左右方向にスライドされ、ハン
ガー等は斜めとなつて収納されている。
引出開始時には、走行部がレールに沿つて前方
へ移動されるが、第2リンクの2つの軸が一方の
溝端からそれぞれ離れ、遊嵌されている円弧状案
内溝に沿つて移動する。この場合に、支持金具に
は直ちにスライド負荷が伝達されないので、スラ
イダに負荷が掛ることがなく、ハンガー等は斜め
のまま引出開始される。
一定距離だけ引出しされると、慣性が生じるの
で、慣性によつて他方に溝端をそれぞれ2つの軸
で押圧してスライダをスライドさせる。その結
果、衣服類は直交状態で引出しされる。
収納開始時には、2つの軸が他方の溝端から離
れ、上記とは逆に遊嵌されている円弧状案内溝に
沿つて移動する。前述のように、負荷が生じない
状態で収納開始される。その後に、一方の溝端に
2つの軸が当接し、慣性によつてスライダをスラ
イドさせる。
[実施例] 以下に本考案の一実施例を第1図乃至第6図に
基づき説明する。
服吊り金具は、タンス類1の天板2下面に前後
方向へ対のレール3,4が取付けされ、これらレ
ール3,4を走行する走行部5には、対のスライ
ダ6,7が備えられた構成となつている。これら
スライダ6,7間には、支持金具8,8…が架設
され、上記走行部5の走行によつて上記スライダ
6,7を相対的に左右逆方向へスライドさせるリ
ンク機構9が備えられている。
詳述すると、前記レール3,4は、例えば、第
5図乃び第6図に示す如く、前記天板2下面に取
付けられる取付板部10と、該取付板部10から
下方へ延設された延設板部11と、該延設板部1
1の下方を上方へ折曲して形成された折曲板部1
2とから構成でき、該延設板部11と折曲板部1
2との間はレール溝13となつている。
又、前記走行部5は、基板14と、該基板14
の左右方向の両側端に設けられた支持板15,1
5と、各支持板15の前後方向の両端に回転自在
に設けられた車輪16,16とから構成できる。
上記車輪16,16は、上記レール3,4のレー
ル溝13内に転動自在に収容されている。
又、前記スライダ6,7は角筒状に構成されて
いる。両スライダ6,7は、両端近傍において回
動支持金具17及び軸18,18からなるリンク
結合19によつて左右逆方向(矢示A,B,C,
D方向)へスライド自在に連結されていると共
に、該回動支持金具17は軸20によつて前記基
板14に取付けられている。
又、前記リンク機構9は、例えば、一側がピン
28を介して前記天板2に回転自在に連結された
第1リンク22と、該第1リンク22に回転自在
に連結された第2リンク21と、該第2リンク2
1に取付けられた軸23,24と、これら軸2
3,24が遊嵌されるように上記基板14に形成
された円弧状案内溝25,26とから構成でき
る。上記軸23,24は、上記各円弧状案内溝2
5,26を挿通して上記各スライダ6,7に回転
自在に取付けられている。
又、前記支持金具8は、前記各スライダ6,7
に設けられた多数の切欠穴にその両端を緩挿する
ことによつてこれらスライダ6,7間に多数架設
されている。
図中、27は操作棒で、スライダ6に取付けら
れ、前方へ例えばフツク状に突出している。
次に動作について説明する。
収納時の状態は、第3図及び第5図に示す。こ
の状態においては、走行部5はタンス類1内の奥
に位置している。即ち、車輪16,16はレール
3,4の後端に位置し、第1,第2リンク22,
21は屈曲し、又、リンク機構9の軸23,24
は、第3図に示す如く、各円弧状案内溝25,2
6の一端25a,26a側に接している。
この状態においては、第3図に示す如く、支持
金具8,8…はスライダ6,7に対して斜めの位
置関係にあり、従つて、第5図に示す如く、隣り
合うハンガーHに吊り下げられている衣服類Xは
順次重なり合つた状態で斜め前方を向いている。
次に、第3図に示す状態から操作棒27を矢示
E方向へ引くと、走行部5はレール3,4に案内
されて前方へ引き出され、第4図及び第6図に示
す状態となる。
この場合、上記操作棒27を引いたときに先ず
上記走行部5が前進すると共に、リンク機構9の
軸23,24は、円弧状案内溝25,26内を第
3図に示す状態から矢示G方向へ移動し、各円弧
状案内溝25,26の他端に25b,26bに接
する。その後、上記操作棒27を更に引くと、ス
ライダ6,7は上記軸23,24に押圧されて、
それぞれ矢示A,D方向へスライドする。これに
より、支持金具8,8…は、第3図に示す状態か
ら約1/4回転し、第4図に示す状態となる。この
ために、上記支持金具8,8…に掛けられている
ハンガーH等は第6図に示す如く、タンス類1の
開口部に対して直交方向を向くと共に、衣服類X
も同方向を向く。このため、すべての衣服類Xを
一瞥できるだけでなく、衣服類Xの出し入れも容
易に行なえる。
なお、前述した一実施例において、第1リンク
21とタンス類1の背面板との間に引張りばねを
取付けると共に、走行部5が最大限前方に引き出
されたときに、車輪16,16…が落ち込む溝を
レール3,4に設けても良い。これにより、上記
走行部5を下方から上方へ押し上げて車輪16,
16を上記溝から脱出するだけで、当該走行部5
は上記引張りばねによりタンス類1内へ自動的に
復帰することができる。
[考案の効果] 以上説明した如く本考案によれば、走行部が一
定距離だけ前方へ引出しされた後に、スライダが
スライドし始めるので、初期時に操作者には衣服
類の向きを変える負荷が加わらない。即ち、走行
部を走行し始めて一定の慣性が働きいた後に、慣
性を利用してスライド力を加えれば良いので、大
量の衣服類が吊下げられていても、走行部を僅か
の力で引出し収納できた。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の実施例に係り、第
1図は斜視図、第2図は第1図の−線断面
図、第3図及び第4図は下面図、第5図及び第6
図は使用状態を示す斜視図である。 1……タンス類、2……天板、3,4……レー
ル、5……走行部、6,7……スライダ、8……
支持金具、9……リンク機構、21……第2リン
ク、22……第1リンク、23、24……軸、2
5,26……円弧状案内溝、25a、26a……
溝端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンス類の天板下面に前後方向へ対のレールが
    取付され、これらレールを走行する走行部には相
    対的に左右逆方向へスライド自在に連結された一
    対のスライダが備えられ、これらスライダ間には
    支持金具が緩挿されることによつて架設され、上
    記走行部の走行によつて上記スライダをスライド
    させるリンク機構が備えられ、上記リンク機構
    は、一端がタンス類に回転自在に連結される第1
    リンクと、この第1リンクの他端に一端が回転自
    在に連結される第2リンクと、この第2リンクの
    他端に取付けられ前記スライダにそれぞれ回転自
    在に取付られる2つの軸と、これら軸が遊嵌され
    前記走行部に設けられる一対の円弧状案内溝とか
    ら構成され、この円弧状案内溝には走行部の走行
    開始に伴なつて上記各軸が離れる溝端が備えられ
    てなる服吊り金具。
JP1987096310U 1987-06-23 1987-06-23 Expired JPH04735Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987096310U JPH04735Y2 (ja) 1987-06-23 1987-06-23

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JP1987096310U JPH04735Y2 (ja) 1987-06-23 1987-06-23

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Publication Number Publication Date
JPS641526U JPS641526U (ja) 1989-01-06
JPH04735Y2 true JPH04735Y2 (ja) 1992-01-10

Family

ID=30961906

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JP1987096310U Expired JPH04735Y2 (ja) 1987-06-23 1987-06-23

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102264375B1 (ko) * 2019-09-26 2021-06-14 한서대학교 산학협력단 도어 연동형 거치대를 포함하는 의류수납용 가구

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6211467U (ja) * 1985-07-08 1987-01-23
JPS628709B2 (ja) * 1978-05-17 1987-02-24 Masahiko Izumi

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS628709U (ja) * 1985-06-29 1987-01-20

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JPS628709B2 (ja) * 1978-05-17 1987-02-24 Masahiko Izumi
JPS6211467U (ja) * 1985-07-08 1987-01-23

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JPS641526U (ja) 1989-01-06

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