JP3813116B2 - 商品陳列装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば組立式のパネル壁を利用して壁面に商品を陳列するための商品陳列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デパートや商店で売り出し商品などを展示するのに、顧客が歩く通路などに沿って商品陳列棚が配置される場合がある。この商品陳列棚による商品(陳列物)の展示タイプとして壁掛けタイプと棚置きタイプがある。これらのうち壁掛けタイプの商品陳列棚では、商品支持部材としてパネル壁上のレールや係止孔などに陳列用ハンガーを係止させており、一方、棚置きタイプの商品陳列棚では商品支持部材としてパネル壁上のレールや係止孔などに棚板支持用のブラケットを係止させている。
【0003】
また、商品陳列棚の組立易さおよびコストの点から、前記商品支持部材として鉄板などの金属板をプレスにより打抜き加工したものが広く用いられており、その金属板は、陳列する商品の種類に応じた所定の厚みまたは強度に形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような金属板からなる商品支持部材を持った商品陳列棚にあっては、レールや係止孔に各一枚の板状の陳列用ハンガーやブラケットを一端で係止させる構成となっているため、これらの支持状態が常に不安定であり、レールや係止孔における係止部で前記陳列用ハンガーやブラケットが、重量の大きい商品の荷重を受けて、あるいは人為的な取り扱い作業中に衝撃を受けるなどして簡単に撓み変形し、レールや係止孔から自然に脱落してしまうという問題があった。
【0005】
本発明は前記のような問題を解決するものであり、陳列用ハンガーや棚板支持用のブラケットなどの陳列物支持部材としての商品支持部材の撓み変形を防止しながら、商品を安定的に陳列できる商品陳列装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的達成のために、請求項1の発明にかかる商品陳列装置は、垂直片とこの垂直片の上方に傾斜片を一体に有する略L字状の係止板と、前記傾斜片の上端に上方向に鉤状に突出するように設けられたフック部と、前記垂直片に連設された陳列物支持部材と、前記垂直片をガイドする垂直面を持つパネル壁に設けられて、前記垂直面の外に開口部が臨む水平レールと、該水平レール内に設けられて前記開口部から挿入される前記傾斜片端のフック部を保持するフック保持部と、前記フック部に前記開口部側に延びるように一体に設けられた一対の嵌合突起と、前記フック保持部に対し前記嵌合突起に嵌合するように連設された嵌合凹部と、前記パネル壁との間に介在されるように前記垂直片に設けられて、該垂直片が傾くのを防止する傾斜防止部材と、を備えることを特徴とする。
【0007】
これにより、前記係止板の傾斜片およびフック部が水平レールの開口部およびフック保持部内にそれぞれ係止されているとき、陳列物支持部材に重量商品の荷重が掛かっても、あるいは何らかの人為的荷重が掛かっても、係止板自体の撓み変形や不安定な動きを阻止でき、商品などの陳列品を陳列物支持部材に安定に支持または載置できる。
【0008】
また、請求項2の発明にかかる商品陳列装置は、基部に所定幅のガイド片が設けられた陳列物支持部材と、一端に係止片を持ち、かつ前記ガイド片を摺動自在に支持する保持具と、前記係止片先端に連設されたフック部と、垂直面を持つパネル壁に設けられて、その垂直面の外に開口部が臨む垂直レールと、該垂直レール内に設けられて、前記開口部から前記ガイド片の先端部とともに密に挿入される前記係止片のフック部を保持するフック保持部と、前記フック部に前記開口部側に延びるように一体に設けられた一対の嵌合突起と、前記フック保持部に対し前記嵌合突起に嵌合するように連設された嵌合凹部と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
これにより、ブラケットなどの陳列物支持部材を垂直レールの開口部に対し容易に着脱できるとともに、装着した際には垂直レールに対し陳列物支持部材を水平および垂直方向にガタなく安定に支持でき、従って陳列支持部材の変形や垂直レールからのフリーな脱落を確実に防止できる。
【0010】
また、請求項3の発明にかかる商品陳列装置は、前記フック部の両端に前記開口部側に延びる嵌合突起を一体に設け、前記フック保持部に前記嵌合突起に嵌合する嵌合凹部を連設したことを特徴とする。これにより、左右一対の突起がそれぞれの嵌合凹部内に嵌まり込むため、水平レールに対する前記係止板の保持をさらに十分に安定化することができる。
【0011】
また、請求項4の発明にかかる商品陳列装置は、前記パネル壁を背中合わせに二組用意して、各組の前記パネル壁を連結部材を介して連結したことを特徴とする。これにより、二組のパネル壁から陳列物支持部材をそれぞれ突出させて、左右の通路に向って陳列品の展示を同時に行うことができる。
【0012】
また、請求項5の発明にかかる商品陳列装置は、前記陳列支持部材を棚板支持用のブラケットとしたことを特徴とする。これにより、棚板支持用ブラケット上に棚板を載せて、その上に陳列品を展示できる。
【0013】
また、請求項6の発明にかかる商品陳列装置は、前記陳列支持部材を陳列用ハンガーとしたことを特徴とする。これにより、陳列用ハンガーに陳列品を紐などで吊り下げて展示できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図について説明する。図1は本発明の商品陳列装置を一部破断して示す側面図である。同図において、1は陳列物支持部材としての棚板支持用のブラケットで、全体としてL字状をなし例えば5ミリの厚みを有する。また、このブラケット1の上面が図示しないガラス板などの棚板を支持する棚板支持面2となっている。また、このブラケット1端の棚板支持面2上には、棚板が位置ずれして落下するのを防止する突起3が突設されている。このブラケット1は金属板や合成樹脂などの板材により成形されている。
【0015】
また、ブラケット1基部の垂直端面には所定幅例えば30ミリの幅の係止板4がその中央部に衝き当てられるようにして溶接され、またはブラケット1とともに前記同様の形態で係止板4がモールド成形されている。この係止板4は垂直片4aと、この垂直片4aの上方に一体連設された傾斜片4bとを有し、全体として倒立型の略L字状をなす。
【0016】
さらに、前記傾斜片4bの上端には、上方へ鉤状に突出するフック部5が一体連設されており、このフック部5の両端部には丸味をおびた嵌合突起6がブラケット1側に向って連設されている。これらのフック部5および嵌合突起6を図3の平面図に示す。
【0017】
また、図1において、7、8はデパートの売場などに設置される組立式の上下二枚のパネル壁である。これらのパネル壁7、8は例えば13ミリ厚の金属板や合成樹脂板あるいは木板などからなり、以下に述べる水平レールを介して垂直方向に重なるように二枚以上が積み上げられてい用いられる。
【0018】
また、これらのパネル壁7、8間には前記水平レール9の開口部10がパネル壁7、8の前面方向(図1において右方向)に向って開いている。また、この水平レール9内の底部(図上左端部)には、開口部10から挿入された傾斜片4b上端のフック部5の係合縁5aに嵌合するフック保持部11が、図4に示すように形成されている。
【0019】
さらに、このフック保持部11には、前記二つの嵌合突起6を嵌合するための嵌合凹部12が前記開口部10に向って連設されている。なお、開口部10の上下方向の開口幅は、前記傾斜部4bおよびフック部5の出入が可能な大きさに形成されている。また、垂直片4aの下部には、これとパネル壁8との間に生じる隙間によって垂直片4aが傾くのを防止する傾斜防止部材13が一体または別部材により突設されている。
【0020】
このような構成の商品陳列装置では、図1に示すような係止板4と水平レール9との嵌合によって、垂直片4aがパネル壁8の前面に沿うように当接され、従って、ブラケット1は棚板支持面2が略水平となるようにそのパネル壁7、8間に支持される。このため、この棚板支持面2上に棚板は水平に支持され、その棚板上の商品が安定的に支持および展示される。
【0021】
また、前記係止板4の水平レール9による支持は前記幅寸法を持つ係止板4端にあるフック部5が、水平レール9内にあるフック保持部11内に大きな接触面で嵌合することによって行われる。このため、ブラケット1に商品の大きな荷重が掛かったり、人為的に大きな荷重が加えられても、係止板4の傾斜部4bには撓み変形を生じることがない。従って、ブラケット1は係止板4によって安定に保持され、棚板が上下に傾いたり左右にぐらついたりすることはなく、また、棚板から商品が落下する心配もない。
【0022】
次に、図1に示す嵌合状態にあるブラケット2付きの係止板4を、水平レール9から取り外す場合を説明する。まず、棚板とともに棚板上の商品を降ろし、続いてブラケット1の先端(各端)を手で上方へ所定量持ち上げる。これにより、係止板4の傾斜部4bが開口部10の内面に対し平行になるとともに、フック部5が水平レール9内のフック保持部11から離脱する。そこで、この離脱状態にてブラケット2を右方へ引き出すことにより、ブラケット1を水平レール9から簡単かつ迅速に分離することができる。
【0023】
一方、ブラケット1をパネル壁7、8に取り付けるため、係止板4を水平レール9に保持させる場合には、係止板4の前記取り外し操作の逆の作業を行う。すなわち、まず、ブラケット1の先端(右端)を上方に高くして、略水平状態となった係止板4の傾斜片4bを、フック部5側から開口部10内に挿入する。そして、フック部5の先端が水平レール9内の底部に当ったとき、ブラケット1の先端を手を離して下降させる。
【0024】
これにより、フック部5は水平レール9のフック保持部11内に嵌合するとともに、フック部5両端の嵌合突起6が嵌合凹部12内に自動的に嵌まり込む。従って、傾斜片4b(垂直部4aとの接続部)が前記開口部10の開口縁に支持された状態にて、垂直片4aがパネル壁8に沿うように垂下されて、図1に示す状態に安定支持される。
【0025】
なお、前記実施の形態ではパネル壁7、8の片側にのみ突出するようにブラケット1を取り付けた場合を示したが、図5に示すように、連結部材14、17を介してパネル壁7a、8aおよび7b、8bを背中合わせに連結することによって、ブラケット(図示しない)を左右方向に突設させることができる。この場合には、各パネル壁7a、8a間に水平レール9aが介装され、パネル壁7b、8b間に水平レール9bが介装される。
【0026】
そして、背中合わせで対向するパネル壁7a、7bおよび水平レール9a、9bの各背面には、これらに沿うように、略C字形チャンネル部材からなる連結部材14がねじ15、16により固定されている。一方、対向するパネル壁8a、8bおよび水平レール9a、9bの各背面には、これらに沿うように、別の略C字形チャンネル部材からなる連結部材17がねじ15、16により固定されている。
【0027】
この実施の形態によれば、各水平レールに係止板4を介して支持された左右のブラケット上に棚板を載置して、左右両方向に商品の展示を行うことができる。なお、前記各水平レール9a、9bに対するブラケット1付きの係止板4の取り付け取り外しは、前記同様にして実施できる。
【0028】
図6は図1に示す棚板支持用のブラケット1に代えて用いられる陳列用ハンガーを示す。この陳列用ハンガーは、図1に示したものと同様の係止板4の垂直片4aに対して、陳列物支持部材としての円形断面の吊り棒18を水平保持したものである。この吊り棒18は一端が垂直片4aにねじ19によって固定され、他端には、小径部18aとこれに連続する大径のフランジ部18bが設けられている。
【0029】
この陳列用ハンガーは、吊り棒18に商品の一部を掛けて展示するように用いられ、小径部18aおよびフランジ部18bが商品の吊り紐などが抜け落ちるのを阻止する。なお、この陳列用ハンガーの前記水平レール9への取り付けおよび取り外しは、前記ブラケット1の取り付けおよび取り外しと全く同様にして行える。
【0030】
図7は本発明の商品陳列装置の他の形態を一部切断して示す平面図である。同図において、21は陳列物支持部材としての棚板支持用のブラケットで、全体として例えば5ミリ厚の略L字状の板体からなり、このブラケット21の基部には一部を切り欠いて形成した所定幅のガイド片22が突設されている。このガイド片22の中央部にはブラケット21の長手方向に延びるガイド長孔23が設けられ、また、後述の保持具と摺接する側、図8では、ガイド片22の裏側に嵌合切欠24が設けられている。
【0031】
前記ブラケット21の基部には前記ガイド片22を保持する保持具25が着脱自在に取り付けられている。この保持具25は合成樹脂のモールド成形などによりブロック状に作られており、図9および図10に示すように、前記ブラケット21の基部端を受け入れる切欠26および後述の垂直レールに嵌合保持させる係止片27を一体に有する。
【0032】
また、この保持具25内には切欠26に連通し、かつ係止片27の一側面に設けられたガイド切欠28に連通するガイド孔29が設けられている。30はガイド切欠28に設けられたガイド片22のガイド突条、31はガイド切欠28の端部近くに突設された嵌合突起で、この嵌合突起31は前記ガイド片22の嵌合切欠24に嵌合可能なサイズ、形状とされている。32a、32bは保持具25を水平方向に貫通し、前記切欠26に連通するピン挿入孔である。
【0033】
従って、前記ブラケット21のガイド片22を、保持具25の切欠26側からガイド孔29内に通した後、その保持具25からピン挿入孔32aおよびガイド片22のガイド長孔23内に、図11に示すようなピン33を挿通し、保持具25の他側のピン挿入孔32bにおいてピン33端に止めねじ36をねじ込むことで、ガイド片22が保持具25内に摺動自在に保持される。
【0034】
なお、ピン33は保持具25の一側に係止する大径のあご部33bを持つ頭部33aと、この頭部33aに連続し前記ピン挿入孔32bに貫通する中軸部33cと、ワッシャ34およびコイルスプリング35が嵌挿された細軸部33dとからなり、この細軸部33d端に、ピン挿入孔32bから挿入された、図12に示すような止めねじ36が所定量ねじ込まれている。これにより、コイルスプリング35がガイド孔29に対するガイド片22の摺動抵抗を適度に保つように作用する。
【0035】
また、ブラケット21のガイド片22をさらに深くガイド孔29内に挿し込み操作すると、ガイド片22の先端部はガイド孔29を出てガイド切欠28側へ案内され、そのガイド片22に設けられた嵌合切欠24が嵌合突起31に嵌合することで、前記ガイド孔29におけるガイド片22の摺動がロックされ、ガイド片が保持具25に対し一定の保持力で固定される。図13はこの保持状態を示す。
【0036】
前記係止片27は、前記ガイド切欠28がある側の反端側の先端に鉤状に突出するフック部37を有し、このフック部37の係合縁37aには先端部に丸味を持った一対の嵌合突起38が、前記ガイド片22側に向って突設されている。
【0037】
図7および図13において、39および40は組立式の左右二枚のパネル壁であり、これらが垂直方向に長い垂直レール41を挟んで水平方向に並設されている。この垂直レール41は開口部44がパネル壁39、40の前方に向って開いており、この垂直レール41の内の底部側壁には前記一対の嵌合突起38間にあるフック部37の係合縁37cに嵌合可能なフック保持部42が突設されている。43はこのフック保持部42の成形上の都合で設けられた透孔である。なお、フック保持部42間は嵌合突起38に嵌合する嵌合凹部(図示しない)となっている。
【0038】
前記垂直レール41の開口部は、係止片27およびこれに摺接するガイド片22を共に挿入できる幅を有し、係止片27は前記フック部37がフック保持部42に所定の摩擦力にて嵌合保持可能な長さに設定されている。
【0039】
このような商品陳列装置では、図9に示すような保持具25の切欠26およびガイド孔29にブラケット21のガイド片22を挿し込んだ後、ピン挿入孔32a、32bとガイド片22のガイド長孔23とに、ピン33を前記のように通してその先端に止めねじ36をねじ込む。これによりガイド片22が保持具25に対して所定の摩擦抵抗にて、図7に示すように摺動自在に連結される。
【0040】
次にこのようにガイド片22を保持している保持具25の係止片27をフック部37側から垂直レール41の開口部44内に、図7に示すように挿入する。開口部44はフック部37および係止片27を自由に出し入れする幅を持つため、係止片27は垂直方向および水平方向に変位自在であり、従って、フック部37は前記フック保持部42には嵌合しない。続いて、そのフック保持部42にフック部37が対応する垂直レール41内の位置において、ブラケット21を指操作することにより、係止片27を開口部41の開口壁面と平行となるように位置決めし、図7では矢印P方向に変位操作し、前記係止片27に対しガイド片22を垂直レール41の開口部44内に押し込むように摺動させる。これにより、ガイド片22は係止片27と前記開口部44の内壁との間に簡単に入り込んで、遂には図13に示すように、嵌合切欠24が嵌合突起31に嵌合する。
【0041】
このような嵌合切欠24と嵌合突起31との嵌合状態にあっては、係止片27およびガイド片22の先端部が互いに重なり合って開口部44内に密に嵌合し、水平方向にガタつくことはない。また、このとき前記フック部37の嵌合突起38間にある係合縁37aが垂直レール41の底部側壁にあるフック保持部42に密に嵌合する。この嵌合によって、ガイド片22および係止片27は垂直レール41内にあって垂直方向にも動かなくなる。このため、ブラケット21は図8に示すように垂直レール41に対して水平に安定支持され、このブラケット21上に棚板(図示しない)を安定に支承することができる。
【0042】
なお、垂直レール41からブラケット21を取り外すには、図2に示す状態にあるガイド片22を指によって係止片27と垂直レール41の開口壁面との間から外へ抜き操作すればよい。これにより係止片27の水平方向の動きが自由となり、保持具25の係止片27を開口部から障害なく脱抜することができる。
【0043】
なお、この実施の形態にあっても、図5について述べた場合と同様にして、連結部材14、17を介して同様のパネル壁39、40を前記同様の垂直レール41を介して連結することで、ブラケット21を背中合わせになった各パネル壁39、40から前後方向にそれぞれ突出させることができる。従って、これらのブラケット21上に棚板を載せることで、各パネル壁39、40の前後方向に商品の展示を行うことができる。また、前記陳列支持部材を、前記棚板支持用のブラケット21に代えて、例えば図6に示すような陳列用ハンガーとして用いることは任意である。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、垂直片とこの垂直片の上方に傾斜片を一体に有する略L字状の係止板と、前記傾斜片の上端に上方向に突出するように設けられたフック部と、前記垂直片に連設された陳列物支持部材と、前記垂直片をガイドする垂直面を持つパネル壁に設けられて、前記垂直面の外に開口部が臨む水平レールとを設けて、該水平レール内に設けたフック保持部に、前記開口部から挿入された傾斜片上端のフック部を保持させるようにしたので、前記係止板の傾斜片およびフック部が水平レールの開口部およびフック保持部内にそれぞれ係止された状態では、陳列物支持部材に重量商品の荷重が掛かっても、あるいは何らかの人為的荷重が掛かっても、係止板自体の撓み変形や不安定な動きを阻止でき、商品などの陳列品を陳列物支持部材に安定に支持または載置できるという利点が得られる。
【0045】
また、基部に所定幅のガイド片が設けられた陳列物支持部材と、一端に係止片を持ち、かつ前記ガイド片を摺動自在に支持する保持具と、前記係止片先端に連設されたフック部と、垂直面を持つパネル壁に設けられて、その垂直面の外に開口部が臨む垂直レールとを有し、該垂直レール内に設けられたフック保持部に、前記開口部から前記ガイド片の先端部とともに密に挿入される前記係止片のフック部を保持させるようにしたので、ブラケットなどの陳列物支持部材を垂直レールの開口部に対し容易に着脱できるとともに、装着した際には垂直レールに対し陳列物支持部材を水平および垂直方向にガタなく安定に支持でき、従って陳列支持部材の変形や垂直レールからのフリーな脱落を確実に防止できるという効果が得られる。
【0046】
また、前記フック部の両端に前記開口部側に延びる嵌合突起を一体に設け、前記フック保持部に嵌合突起に嵌合する嵌合凹部を連設したことにより、左右一対の突起がそれぞれの嵌合凹部内に嵌まり込むため、水平レールに対する前記係止板の保持をさらに十分に安定化することができる。
【0047】
さらに、前記パネル壁を背中合わせに二組用意し、各組の前記パネル壁を連結部材を介して互いに連結したので、各パネル壁から陳列物支持部材を突出させることで、左右の通路に向って商品などの陳列品の展示を行うことができる。
【0048】
また、前記陳列支持部材を棚板支持用のブラケットとしたことで、このブラケット上に棚板を載せ、その上に陳列品を展示でき、さらに前記陳列支持部材を陳列用ハンガーとした場合には、陳列用ハンガーに陳列品を吊り下げて展示できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による商品陳列装置を一部切断して示す側面図である。
【図2】図1におけるX−X線断面図である。
【図3】図1における棚板支持用のブラケットを一部破断して示す平面図である。
【図4】図1における水平レールを一部破断して示す平面図である。
【図5】本発明におけるパネル壁の他の構成例を示す断面図である。
【図6】本発明における陳列用ハンガーを示す側面図である。
【図7】本発明の実施の他の形態による商品陳列装置の一部を破断して示す側面図である。
【図8】図7における垂直レールに対するブラケットの取付状態を一部破断して示す側面図である。
【図9】図7に示す保持具の斜視図である。
【図10】図9に示す保持具の背面斜視図である。
【図11】図7に示すピンの斜視図である。
【図12】図11に示すピンにねじ込む止めねじの斜視図である。
【図13】図7におけるガイド片の作動状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1、21 ブラケット(陳列物支持部材)
4 係止板
4a 垂直片
4b 傾斜片
5、37 フック部
6、38 嵌合突起
7、7a、7b、8、8a、8b、38、40 パネル壁
9 水平レール
10、44 開口部
11、42 フック保持部
12 嵌合凹部
14、17 連結部材
18 吊り棒(陳列物支持部材)
41垂直レール
Claims (5)
- 垂直片とこの垂直片の上方に傾斜片を一体に有する略L字状の係止板と、前記傾斜片端に上方向に鉤状に突出するように設けられたフック部と、前記垂直片に連設された陳列物支持部材と、前記垂直片をガイドする垂直面を持つパネル壁に設けられて、前記垂直面の外に開口部が臨む水平レールと、該水平レール内に設けられて前記開口部から挿入される前記傾斜片端のフック部を保持するフック保持部と、前記フック部に前記開口部側に延びるように一体に設けられた一対の嵌合突起と、前記フック保持部に対し前記嵌合突起に嵌合するように連設された嵌合凹部と、前記パネル壁との間に介在されるように前記垂直片に設けられて、該垂直片が傾くのを防止する傾斜防止部材と、を備えたことを特徴とする商品陳列装置。
- 基部に所定幅のガイド片が設けられた陳列物支持部材と、一端に係止片を持ち、かつ前記ガイド片を摺動自在に支持する保持具と、前記係止片先端に連設されたフック部と、垂直面を持つパネル壁に設けられて、その垂直面の外に開口部が臨む垂直レールと、該垂直レール内に設けられて、前記開口部から前記ガイド片の先端部とともに密に挿入される前記係止片のフック部を保持するフック保持部と、前記フック部に前記開口部側に延びるように一体に設けられた一対の嵌合突起と、前記フック保持部に対し前記嵌合突起に嵌合するように連設された嵌合凹部と、を備えたことを特徴とする商品陳列装置。
- 前記パネル壁が背中合わせに二組用意され、各組の前記パネル壁が連結部材を介して連結されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の商品陳列装置。
- 前記陳列物支持部材が棚板支持用のブラケットであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の商品陳列装置。
- 前記陳列物支持部材が陳列用ハンガーであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の商品陳列装置。
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