JPH0472270A - ソーター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ソーター、特に、画像形成装置本体側から排
出されてきた用紙を分配して収納するためのソーターに
関する。

〔従来の技術〕

たとえば、複写機等の画像形成装置には、画像形成装置
において画像形成処理が施された用紙を分配して収納す
るためのソーターが取り付けられる場合がある。このソ
ーターは、一般に、上下方向の間隔を隔てて配置された
複数の用紙受けと、この複数の用紙受けのそれぞれに用
紙を分配して排出するための分配機構とを備えている。

従来の分配機構は、複数対の駆動ローラ及び従動ローラ
と、用紙を任意の用紙受は側へ方向付けるための複数の
ソート爪とから構成されている。このソーターでは、画
像形成装置側から供給された用紙は、複数対の駆動ロー
ラ及び従動ローラによって上下方向に搬送される。そし
て、用紙が、ソート爪の作用によって任意の用紙受け側
へガイドされ、その用紙受は上に収納される。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記従来のソーターでは、分配機構として駆動ローラ及
び従動ローラが必要となり、また各駆動ローラについて
の駆動機構が必要となり、構造が複雑になるとともにコ
ストアンプになる。

そこで、たとえば特開昭５７−１７９８６９号公報等に
示されるように、用紙分配機構を、用紙受けの基部にそ
れぞれ配置された複数の排出ローラと、排出ローラに対
向しつつ上下に延びるガイドヘルドと、複数のソート爪
とで構成したソーターも提供されている。このようなソ
ーターにおいて、ガイドベルトを駆動すれば、前記駆動
ローラを駆動する場合に比較して構造が簡単になる。

しかし、ガイドベルトを駆動し、このガイドベルトに対
向する排出ローラを従動ローラとした場合、用紙後端が
ガイドベルトと排出ローラのニップから解除された以降
は、用紙を用紙受は側に送り出すだめの力が用紙に作用
せず、用紙を用紙受けにスムーズに排出できない場合が
ある。用紙の排出がスｌ、−ズに行われずに時間的な遅
れが生ずると、ソート爪の姿勢の切り換えも遅れ、次々
に搬送されてくる他の用紙の搬送の邪魔になり、用紙受
けの人口部でジャムが発生してしまうという問題がある
。

本発明の目的は、簡単な機構で、しかも良好な用紙の排
出性能を有するソーターを提供することにある。

（課題を解決するための手段〕 本発明に係るソーターは、画像形成装置本体側から排出
されてきた用紙を分配して収納するためのものである。

このソーターは、複数の用紙受けと、複数の排出ローラ
と、ガイド機構と、駆動手段と、複数のソート爪とを備
えている。

前記用紙受けは、上下方向の間隔を隔てて配置されてい
る。前記排出ローラは、用紙を用紙受けへ送るためのも
のであり、用紙受けの基部にそれぞれ配置されている。

前記ガイド機構は、排出ローラとの間で上下方向に用紙
をガイドするためのものであり、排出ローラに圧接しつ
つ上下に延びている。前記駆動手段は、画像形成装置本
体側の用紙搬送系の搬送速度より速い搬送速度となるよ
う前記ガイド“機構を駆動するだめのものである。

前記ソート爪は、ガイド機構によって上下方向にガイド
された用紙を任意の用紙受け側へガイドするためのもの
であり、用紙受けの基部にそれぞれ配置されている。

〔作用〕

本発明に係るソーターでは、供給されてきた用紙は、ガ
イド機構と排出ローラとによって上下方向にガイドされ
る。そして、任意のガイド受けに対応するソート爪の作
用によって、用紙は当該用紙受は側へ収納される。この
動作において、ガイド機構は、駆動手段によって画像形
成装置本体側の搬送系の搬送速度よりも速い搬送速度で
駆動されている。したがって、用紙後端がガイド機構と
排出ローラのニップを離れた後も、用紙は勢い良く用紙
受は側へ送り出され、用紙の排出性能が良好となる。

これにより、用紙の排出性能を良好に維持したまま、分
配機構の部品点数を減少でき、構造が簡単になる。特に
、画像形成装置側よりも用紙が速く搬送されて用紙受は
側に送られるので、次々と搬送されてくる用紙がソート
爪等によって邪魔されることがなく、用紙受は部入口で
のジャムの発生が少なくなる。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例を採用した複写機の一例を示
している。

第１図において、複写機本体１の上面には原稿台２が固
定されており、原稿台２上には開閉自在の原稿押え３が
配置されている。複写機本体１の回春側には、バイパス
トレイ４と１対の給紙カ七ノド５．６とが着脱自在に装
着されている。複写機本体ｌの同左側には、本発明の一
実施例としてのソーター７が装着されている。

複写機本体ｌの内部において、その上部には原稿読み取
りのための露光装置８が設けられている。

この露光装置８は、光源、ミラー、レンズ等から構成さ
れている。また、複写機本体ｌの中央部には、静電Ｗｊ
像が形成される感光体ドラム９が配置されている。感光
体ドラム９の周囲には、感光体ドラム９を所定の電荷に
帯電させる主帯電装置１０、静電潜像を現像する現像装
置１１、用紙にトナー像を転写する転写装置１２、感光
体ドラム９から用紙を分離する用紙分離装置１３、及び
感光体ドラム９上の残留トナーを除去するクリーニング
装置１４が配置されている。

バイパストレイ４及び給紙カセット５，６と感光体ドラ
ム９等によって構成される画像形成部との間及びその画
像形成部よりも下流側には、それぞれ、用紙を搬送する
給紙搬送路１７及び排紙搬送路１８が設けられている。

給紙カセット５，６の給紙搬送路１７側端部には、給紙
カセット５゜６内の用紙を給紙搬送路１７側に１枚ずつ
送るための給紙ローラ１６ａ、１６ｂが設けられている
。

また、排紙搬送路１８とソーター７との間には、搬送さ
れてきた用紙上の転写像を定着するための定着装置２０
と、定着後の用紙をソーター７側へ排出するための排出
ローラ１９とが配置されている。

ソーター７は、排出ローラ１９からの用紙を受ける搬入
経路２９と、上下方向の間隔を隔てて配置された複数の
用紙受け３０ａ、３０ｂと、搬入経路２９と用紙受け３
０ａ、３０ｂとの間に配置された分配機構３１とを有し
ている。なお、用紙受け３０ａ、３０ｂのうち、上端に
配置されているのがノンソート用紙受け３０ａであり、
その下方に配置されているのがソート用紙受け３０ｂで
ある。

第２図に示すように、分配機構３１は、上下に配置され
た１対の大型ローラ３２．３３を有している。そのうち
下側の大型ローラ３３にはプーリ６０が装着されており
、駆動モータ６１に装着されたプーリ６２とベルト６３
によって連結されている。両人型ローラ３２，３３には
、ガイドヘルド３４が掛けわたされている。一方、ソー
ト用紙受け３０ｂの基部には、各用紙受け３０ｂに対応
する複数の排出ローラ３５が配置されている。各ｊｌＪ
ｌローラ３５は、ガ・イドヘルド３４の用紙受け３０ｂ
側表面に圧接している。この排出ローラ３５は、ソータ
ー７のケース７ａによって回転のみ自在に支持されてい
る。このような構成により、ガイドヘルド３４と排出ロ
ーラ３５との間に用紙が挟持されて上下方向に搬送され
るようになっている。このガイドヘルド３４及び排出ロ
ーラ３５による用紙搬送速度は、複写機本体側の給紙搬
送路１７及び排紙搬送路１８等の搬送系の速度に比較し
て速くなるよう設定されている。なお、両搬送系の速度
の差が大きすぎると、両搬送系の間で用紙が引っ張られ
、逆に悪影響を及ぼす場合がある。そこで、複写機本体
側の搬送系の搬送速度と、ソーター７部分の用紙搬送速
度との比は、１：１゜１〜１：１．５の範囲で設定され
ている。また、この範囲のうち、■＝１．２〜１：１．
４の範囲に設定するのが好ましく、さらに、１：１．２
５〜ｌ：１．３の範囲に設定するのがより好ましい。

各排出ローラ３５の下方には、第３図に示すように、ソ
ート爪３６がそれぞれ配置されている。

各ソート爪３６には、各り独立に作動し得るソレノイド
機構（図示せず）が連結されており、第３図の上端のソ
ート爪３６のようなソート姿勢と、その下方のソート爪
３６のようなノンソート姿勢との間で切り換えられるよ
うになっている。なお、各列の排出ローラ３５及びソー
ト爪３６とそれに対応する用紙受け３０ｂとの間の壁面
７ｂには、用紙を通過さゼるための開口３７が形成され
ている。

ガイドベルト３４の内周側には、第２図に示すように上
下１対、第４Ｍに示すように左右１対のガイドホルダー
４０が配置されている。このガイドホルダー４０は、板
金製の部材である。ガイドホルダー４０の背面（第２図
の右側面）には、付勢機構４１が配置されている。付勢
機構４１は、各ガイドホルダー４０の上下両端部及び左
右両端部に４個設けられている。第４図に示すように、
付勢機構４１は、ケース７ａに両端が固定された水平方
向に延びるスティ４２に取りつけられている。ステイ４
２には、付勢機構４１のスタッドピン４３の一端が固定
されている。スタンドピン４３は、ステイ４２から直角
方向に水平に突出しており、その先端にヘッド部を有し
ている。また、スタッドピン４３の中間部は、ガイドホ
ルダー４０の両側に設置）られた孔４４に摺動自在に挿
入されている。ガイドホルダー４０とステイ４２との間
において、スタンドピン４３にはコイルばね４５が圧縮
状態で装着されている。このコイルばね４５によって、
ガイドホルダー４０は排出ローラ３５側に常時（１勢さ
れている。ガイドホルダー４０は、その両側部に、孔４
４を有するローラ収納部４６を有している。ローラ収納
部４６内には、ガイドベルト３４を介して排出ローラ３
５に対向するガイドローラ４７が配置されている。ガイ
ドローラ４７の中心軸４８は、ガイドホルダー４０に回
転自在に支持されている。

第２閏に示すように、ノンソート用紙受け３０ａの基部
」一方に配置された用紙を通過させるための開口５０に
は、１対の排出ローラ５１が配置されている。排出ロー
ラ５１と搬入経路２９との間には、大型ローラ３２の上
面にガイドベルト３４を介して当接する当接ローラ５２
と、用紙の搬送方向を振り分けるための分岐爪５３とが
配置されている。分岐爪５３は、図示しないソレノイド
機構に連結されており、ソート用紙受け３０ｂ側への搬
送姿勢と、ノンソート用紙受け３０ａ側への搬送姿勢（
図示せず）との間で姿勢が切り換えられるようになって
いる。

なお、分岐爪５３の下方には、ガイドベルト３４に対し
て僅かな隙間を隔てて排出ローラ３５側に延びるガイド
Ｆｉ５４が設けられている。また、最下端の排出ローラ
３５に対応するソート爪は設けられておらず、それに代
えて固定のガイド板５５が設けられている。

次に、上述の実施例の動作を説明する。

第１図の複写機において、コピー動作が開始されると、
バイパストレイ４及び給紙カセット５６のうち選択され
たものから用紙が転写装置１２側に供給される。一方、
原稿台２上に載置された原稿が露光装置８によって走査
され、原稿の画像情報が感光体ドラム９上に静電潜像と
して形成される。形成された静電潜像は現像装置１１に
よって現像され、得られたトナー画像は転写装置１２に
よって用紙上ζこ転写される。画像が転写された用紙は
、定着装置２０によって定着処理が施された後、ソータ
ー７の搬入経路２９に導入される。

ここで、仮にノンソートモードが設定されているとする
と、第２図のソーター７の分岐爪５３は大型ローラ３２
側に回動した状態となっている。

したがって、用紙は、搬入経路２９から排出ローラ５Ｉ
及び開口５０を介して用紙受け３０ａ−ヒに載置される
。

一方、ソートモードが設定されている場合には、ソータ
ー７の分岐爪５３は第２図の姿勢に配置されている。こ
の結果、用紙は搬入経路２９から分岐爪５３の下方を通
り、ガイド板５４とガイドベルト３４との間を通って下
方に搬送される。このとき、大型ローラ３３が駆動モー
クロＩによって駆動されることにより、ガイドベルト３
４は矢印Ｘ方向に循環している。ここでは、付勢機構４
１によってガイドローラ４７が排出ローラ３５側に弾性
的に付勢されているので、ガイドベルト３４排出ローラ
３５及びガイドローラ４７は互いに圧接状態にある。し
たがって、ガイドベルト３４が循環すると、それに伴っ
て排出ローラ３５及びガイドローラ４７も回転する。こ
の結果、用紙は、ガイドベルト３４の駆動力によって下
方に搬送される。ここで、ガイドベルト３４は駆動モー
タ６１によって複写機本体側の搬送系の搬送速度よりも
速い搬送速度で駆動されており、用紙はガイドベルト３
４及び排出ローラ３５によって勢い良く下方に搬送され
る。

最初の用紙がガイドベルト３４にガイドされて搬送され
てきたときには、最上のソート爪３６が第３図に示すよ
うにガイドホルダー４０側に倒れた姿勢となる。この結
果、用紙は、ガイドベルト３４と排出ローラ３５との間
に挟まれて搬送されると同時に、ソート爪３６の上面に
沿って用紙受け３０ｂ側にガイドされる。この結果、用
紙は開口３７を通過して最上の用紙受け３０ｂに収納さ
れる。次の用紙が搬送されてきたときには、最上のソー
ト爪３６は退避姿勢となり、２番目のソート爪３６がガ
イドホルダー４０側に倒れた姿勢となる。これによって
、用紙は２番目の用紙受け３ｏｈに収納される。このよ
うに、ソート枚数に応して次りとソート爪３６の切り換
えが行われ、ソート用紙受け３０ｂ内に分配された状態
で用紙が収納される。

そしてこの用紙の用紙受けへの排出時において、ガイド
ベルト３４は複写機本体側の搬送系よりも速い搬送速度
で駆動されている。したがって、用紙がガイドベルト３
４と排出ローラ３５のニンプから離れた後も、ソート爪
３６に沿って勢い良く用紙受け３Ｏｂ側に送り出され、
排出性能が良好となる。一方、複写機本体側からは、ソ
ーター７側に比較して遅い速度で用紙が搬送されてくる
ので、次の用紙が搬送されてきた時点では、先の用紙は
既に用紙受け３０ｂ側に搬送され、対応するソート爪３
６もノンソート姿勢となっている。したがって、次の用
紙がソート爪３６に引っ掛かることもなく、用紙受け３
０ｂ入口部分での用紙のジャムの発生を少なくすること
ができる。

〔他の実施例〕

ガイドベルト３４を省略し、各ガイドローラ４７をそれ
ぞれ直接駆動するようにしてもよい。この場合には、ガ
イドローラ４７と排出ローラ３５との間に用紙が挟持さ
れることになる。

〔発明の効果〕

以上のような本発明では、ガイドヘルド等のガイド機構
を駆動してこのガイド機構と排出ローラとの間に用紙を
挟持して搬送するソーターにおいて、ソーター側での用
紙搬送速度を画像形成装置本体側の搬送速度よりも速く
したので、用紙を勢い良く排出させて用紙受は入口部で
のジャムの発生を防止でき、用紙の排出性能を良好に維
持したまま、分配機構を簡単にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例が採用された複写機の縦断面
概略図、第２図は本発明の一実施例の継断面概略図、第
３図はその一部拡大図であり第４図のｌｌｌ−ｌｌｌ断
面に相当する図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ断面図で
ある。 ７・・・ソーター　３（ｌｂ・・・用紙受け、３４・・
・ガイドヘルド、３５・・・排出ローラ、３６・・・ソ
ート爪、４０・・・ガ・イドホルダー、４１・・・付勢
機構、４７・・・ガイドローラ、６１・・・駆動モータ
。 特許出願人　　三田工業株式会社 代理人　　弁理士　小　野　由己男

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）画像形成装置本体側から排出されてきた用紙を分
   配して収納するためのソーターであって、上下方向の間
   隔を隔てて配置された複数の用紙受けと、 前記用紙受けの基部にそれぞれ配置され、用紙を前記用
   紙受けへ送るための複数の排出ローラと、前記排出ロー
   ラに圧接しつつ上下に延び、前記排出ローラとの間で上
   下方向に用紙をガイドするためのガイド機構と、 画像形成装置本体側の用紙搬送系の搬送速度より速い搬
   送速度となるよう前記ガイド機構を駆動する駆動手段と
   、 前記用紙受けの基部にそれぞれ配置され、前記ガイド機
   構によって上下方向にガイドされた用紙を任意の用紙受
   け側へガイドするための複数のソート爪と、 を備えたソーター。