JPH047220Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH047220Y2 JPH047220Y2 JP5060785U JP5060785U JPH047220Y2 JP H047220 Y2 JPH047220 Y2 JP H047220Y2 JP 5060785 U JP5060785 U JP 5060785U JP 5060785 U JP5060785 U JP 5060785U JP H047220 Y2 JPH047220 Y2 JP H047220Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mooring
- sinker
- floating structure
- floating
- mooring line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 14
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000003550 marker Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Revetment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本考案は例えば浮消波堤等の浮体構造物を水底
の沈錘等に係留するための係留装置に関する。
の沈錘等に係留するための係留装置に関する。
(ロ) 従来の技術
浮消波堤等の浮体構造物を水底の沈錘に係留す
る場合、通常、係留索を両側方に斜めに張設し、
水底の沈錘に係留していた。この方法では1箇所
の係留に係留索2本と大型の沈錘2個を必要とす
る(第3図参照) (ハ) 考案が解決しようとする問題点 従つて従来の方法では全体装置に対する係留装
置に要する費用の割合が高く、不経済である。
る場合、通常、係留索を両側方に斜めに張設し、
水底の沈錘に係留していた。この方法では1箇所
の係留に係留索2本と大型の沈錘2個を必要とす
る(第3図参照) (ハ) 考案が解決しようとする問題点 従つて従来の方法では全体装置に対する係留装
置に要する費用の割合が高く、不経済である。
(ニ) 問題点を解決するための手段
本考案は浮体構造物を複数本の係留索で係留す
るが、各係留索は1本の係留索とし、それぞれ垂
直に垂下して水底に到り、その位置に補助沈錘を
係留し、さらに水底を同一横方向に延ばして先端
にアンカー又は沈錘を係留するようにした係留装
置である。以下図面にしたがつて本考案の内容を
詳述する。
るが、各係留索は1本の係留索とし、それぞれ垂
直に垂下して水底に到り、その位置に補助沈錘を
係留し、さらに水底を同一横方向に延ばして先端
にアンカー又は沈錘を係留するようにした係留装
置である。以下図面にしたがつて本考案の内容を
詳述する。
第1図は本考案の係留装置を浮消波堤の係留に
用いた場合の斜視図、第2図はその側面図であ
る。
用いた場合の斜視図、第2図はその側面図であ
る。
図中1は浮体構造物で、この図面のものは1例
として浮消波堤を示す。
として浮消波堤を示す。
係留索2は例えばアンカーシヤツクル5、スイ
ベルピース6、ジヨイニングシヤツクル7、スタ
ツドリンクチエーン8、三ツ目環9により図のよ
うに連結され、アンカー又は沈錘3、補助沈錘4
を連結している。補助沈錘4の水中重量は浮体構
造物1の該係留索にかかる浮力より小さく、大波
がきて浮体構造物が上昇すれば水底を離れて吊り
上げられるようになつている。係留索の上端は浮
体構造物1の係留環10、又は隣り合う係留環1
0′に連結された枝索11の三ツ目環9に連結さ
れている。
ベルピース6、ジヨイニングシヤツクル7、スタ
ツドリンクチエーン8、三ツ目環9により図のよ
うに連結され、アンカー又は沈錘3、補助沈錘4
を連結している。補助沈錘4の水中重量は浮体構
造物1の該係留索にかかる浮力より小さく、大波
がきて浮体構造物が上昇すれば水底を離れて吊り
上げられるようになつている。係留索の上端は浮
体構造物1の係留環10、又は隣り合う係留環1
0′に連結された枝索11の三ツ目環9に連結さ
れている。
第2図の矢印は波の進行方向を示す。
(ホ) 作用
以上のように構成したため、波浪がさして大き
くない場合は、補助沈錘4は水底に着地した状態
で浮体構造物1は係留され、係留索2は補助沈錘
4迄は殆ど垂直状になつて余長がないので、ほぼ
定位置に係留され離出がない。また波浪が大きく
なつた場合は、浮体構造物が大浪にのつて上昇
し、その度に浮体構造物1の吃水が上昇し、さら
に補助沈錘4が水底より持ち上げられるが、係留
索2の先端がアンカー又は沈錘3に係留されてい
るため流されることはない。この浮体構造物1が
浮消波堤の場合は補助沈錘4の水底より上昇、着
地の繰り返し運動により波浪のエネルギーを消耗
させ、消波堤を通過した波を鎮静化する作用をす
る。
くない場合は、補助沈錘4は水底に着地した状態
で浮体構造物1は係留され、係留索2は補助沈錘
4迄は殆ど垂直状になつて余長がないので、ほぼ
定位置に係留され離出がない。また波浪が大きく
なつた場合は、浮体構造物が大浪にのつて上昇
し、その度に浮体構造物1の吃水が上昇し、さら
に補助沈錘4が水底より持ち上げられるが、係留
索2の先端がアンカー又は沈錘3に係留されてい
るため流されることはない。この浮体構造物1が
浮消波堤の場合は補助沈錘4の水底より上昇、着
地の繰り返し運動により波浪のエネルギーを消耗
させ、消波堤を通過した波を鎮静化する作用をす
る。
(ヘ) 効果
以上のように、補助沈錘4の水中重量を浮体構
造物1の該係留索にかかる浮力より小さくしたこ
と、およびその係留索2への取付位置を水深にほ
ぼ等しい位置としたことにより、波浪が大きい場
合は補助沈錘4が水底より持ち上げられ、浮体構
造物1の定位置よりの離出は多少増えるが、波浪
の衝撃が緩和され、浮体構造物および係留索に過
大な力がかかるのを緩和する。
造物1の該係留索にかかる浮力より小さくしたこ
と、およびその係留索2への取付位置を水深にほ
ぼ等しい位置としたことにより、波浪が大きい場
合は補助沈錘4が水底より持ち上げられ、浮体構
造物1の定位置よりの離出は多少増えるが、波浪
の衝撃が緩和され、浮体構造物および係留索に過
大な力がかかるのを緩和する。
また大波が通過すれば、すぐ補助沈錘4は着地
して浮体構造物は定位置に戻る。
して浮体構造物は定位置に戻る。
このように本係留装置を用いれば、その緩衝機
能および平常時の定位置表示機能を発揮するとと
もに、係留装置を1本係留式に簡略化でき、係留
装置を経済的なものとすることができる。
能および平常時の定位置表示機能を発揮するとと
もに、係留装置を1本係留式に簡略化でき、係留
装置を経済的なものとすることができる。
またこの実施例では浮体構造物として、浮消波
堤を示したが、係船ブイ、定位置表示用のマーカ
ーブイ等に用いても有効である。
堤を示したが、係船ブイ、定位置表示用のマーカ
ーブイ等に用いても有効である。
第1図は浮消波堤を係留した本考案の係留装置
の斜視図、第2図はその側面である。第3図は従
来の係留装置の1例を示す。 1……浮体構造物、2……係留索、3……アン
カーまたは沈錘、4……補助沈錘。
の斜視図、第2図はその側面である。第3図は従
来の係留装置の1例を示す。 1……浮体構造物、2……係留索、3……アン
カーまたは沈錘、4……補助沈錘。
Claims (1)
- 複数本の係留索よりなる浮体構造物1の係留装
置において、各係留索は、1端を浮体構造物に係
止して垂直に垂下し水底に到り水底を同一横方向
に延ばした1本の係留索2と、係留索2の途中の
水深にほぼ等しい位置に取りつけた水中重量が浮
体構造物1の該係留索にかかる浮力より小さい補
助沈錘4と、係留索2の先端に取りつけたアンカ
ー3または沈錘とよりなり、浮体上昇時は補助沈
錘が水底より上昇するようにしたことを特徴とす
る係留装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5060785U JPH047220Y2 (ja) | 1985-04-04 | 1985-04-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5060785U JPH047220Y2 (ja) | 1985-04-04 | 1985-04-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61169128U JPS61169128U (ja) | 1986-10-20 |
JPH047220Y2 true JPH047220Y2 (ja) | 1992-02-26 |
Family
ID=30568900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5060785U Expired JPH047220Y2 (ja) | 1985-04-04 | 1985-04-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH047220Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0521525Y2 (ja) * | 1987-07-02 | 1993-06-02 | ||
JP6558778B2 (ja) * | 2017-01-18 | 2019-08-14 | 有限会社手島通商 | 津波の質量輸送エネルギー緩和装置 |
KR102128783B1 (ko) * | 2020-05-06 | 2020-07-01 | 임민영 | 등부표 설치 구조 |
-
1985
- 1985-04-04 JP JP5060785U patent/JPH047220Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61169128U (ja) | 1986-10-20 |
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