JPS621283Y2 - - Google Patents

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JPS621283Y2
JPS621283Y2 JP1978092748U JP9274878U JPS621283Y2 JP S621283 Y2 JPS621283 Y2 JP S621283Y2 JP 1978092748 U JP1978092748 U JP 1978092748U JP 9274878 U JP9274878 U JP 9274878U JP S621283 Y2 JPS621283 Y2 JP S621283Y2
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JP
Japan
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floating
pier
jetty
slope
quay
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JP1978092748U
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JPS559757U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 魚類の研究用とか養殖用あるいは釣り堀り等の
生簀に使用される単位浮桟橋を枠状に連結して構
成する集合浮桟橋と、該集合浮桟橋と岸壁とを結
合する単位浮桟橋を直列に連結して構成した渡り
用浮桟橋の係留は、満水や減水状態が繰り返して
起る湖や貯水池例えば揚水発電用貯水池とか水路
または干満の差の激しい海岸などのように、水面
の高さが大きく変化するような所であつても、そ
の変化に拘らず連結された浮桟橋がたるんだりあ
るいは横方向に流されたりしないように、常に一
定の張力で沖方向へ張つておく必要がある。
本考案はかゝる要求を満足する浮桟橋の係留装
置に関する。
たとえば従来一般に慣用されているロープによ
る係留方法は、ロープを水位が異常に高くなる状
態を考慮して長くすると、水位が下がつた場合に
ロープがたるみ集合浮桟橋の離出距離が大きくな
つて水流や風などに流されて定着性が悪く、反対
にロープの長さに余裕がないと、水位が予定より
少しでも上昇すると張り過ぎの現象を起こして浮
桟橋に無理な力が加わる不備があつた。
本考案は集合浮桟橋を渡り用浮桟橋と同方向に
沖方向へ中間フロートを介してチエーンでアンカ
ーまたは沈錘に係留することによつて、例え水位
が大きく変化しても浮桟橋を常に無理なくほゞ同
じ力で沖方向へ引張することができるようにし、
もつて浮桟橋を常に安定状態に保つようにした係
留装置を提供するものである。
以下図面に従つて本案内容を詳述する。
第1図は本案にかゝる係留装置を施した浮桟橋
の正面図、第2図はその平面図、第3図は渡り用
浮桟橋基部の岸壁に対する取付要部を示し、図中
は渡り用浮桟橋、2は該浮桟橋構成用単位浮桟
橋、は集合浮桟橋、4,4′,4″,4は該集
合浮桟橋構成用単位浮桟橋、5はそれぞれの浮桟
橋支承用浮力体で、渡り用浮桟橋は単位浮桟橋
2を1列に必要数配列して連結することにより構
成され、集合浮桟橋は単位浮桟橋4,4′,
4″,4を第2図に示すように枠状に配列結合
して構成される。
尚この集合浮桟橋に必要に応じ魚網等が取り
付けられ生簀等を構成している。
集合浮桟橋の中央部に渡り用浮桟橋を連結
することで生簀用等の浮桟橋に往き来できる。
浮桟橋の連結構造ならびに浮力体の構造につい
ては従来一般に用いられているものと異なるとこ
ろはない。
6は浮桟橋の手摺である。
7は岸壁8の傾斜面にそつて設けられた案内
枠、9は案内枠7に設けられた案内溝、10はガ
イドローラーで、該ガイドローラーは岸壁8に接
する単位浮桟橋2の基部の両側に取り付けられ
て、浮桟橋が案内枠7にそつて摺動しうるように
案内溝9に嵌装される。
ガイドローラー10は案内溝9の最下端位置9
aを平常位置とし、この位置において平常想定さ
れる高水位ならびに低水位に対処する。
第1図の実線は高水位の時の状態を示し、鎖線
は低水位の時の状態を示す。
従つて低水位の時には、岸壁寄りの単位浮桟橋
2が法面の傾斜にそつて傾斜する。
台風時等における大雨とか高潮などによつて岸
壁8をオーバーフローするような異常高水位時に
は案内溝9の上端9bがストツパーとなつて単位
浮桟橋2が逸脱しないようにする。
11は補助係留用ロープで集合浮桟橋の横方
向への離出をこれによつてある程度制約するよう
に集合浮桟橋の周囲を係留する。
12は集合浮桟橋を中間フロート13に係留
するロープ、14は中間フロート13をアンカー
15に係留するチエーンである。
これらロープ12、中間フロート13、チエー
ン14およびアンカー15は順次直列に連結され
て、渡り用浮桟橋方向の集合浮桟橋の沖側最
先端部を沖方向に適当な張力で引張するように集
合浮桟橋に連係される。
第1図例ではチエーン14が、岸壁8の法面の
傾斜とほゞ平行の傾斜角度をなして中間フロート
14を係留するように設定しており、この結果水
位が下がつた場合もチエーン14の引張傾斜角度
は法面の傾斜角度とほゞ平行を保つので中間フロ
ート13を介して集合浮桟橋に作用する引張力
はほゞ一定に保たれることとなる。
以上のように本考案は集合浮桟橋の沖側最先
端部を沖方向へロープ12、中間フロート13を
介して、アンカー15に係留されたチエーン14
によつて引張する状態に張つたことによつて、チ
エーン14重量の垂直分力は中間フロート13に
おいて殆んど吸収され従つて中間フロート13は
その浮力と釣り合つて水中に定着し、チエーン1
4重量による水平分力はそのまゝ集合浮桟橋
作用して集合浮桟橋を沖方向へ常時適当な張力
で引つぱることとなる。
水位が下がつた場合も上述のように中間フロー
ト13とチエーン14の相対角度は変らないので
張力も余り変らず高水位の時と同様の張力が集合
浮桟橋に作用する。
このように本考案によれば簡単な装置によつて
動揺の少ない安定した浮桟橋を提供することがで
きる優れた特徴がある。
尚チエーンの選択は浮桟橋の大きさに応じて適
当なものを選べばよく、アンカーはこれを沈錘と
してもよいことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案係留装置を施した浮桟橋の正面
図、第2図は第1図の平面図、第3図は渡り用浮
桟橋基部の岸壁に取り付ける部分の斜視図であ
る。 は渡り用浮桟橋、2は単位浮桟橋、は集合
浮桟橋、4,4′,4″,4は単位浮桟橋、5は
浮力体、7は案内枠、9は案内溝、10はガイド
ローラー、12はロープ、13は中間フロート、
14はチエーン、15はアンカー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 大きな水位変動を繰り返す水域において、岸よ
    り沖にいたる単位浮桟橋を1列に配列した渡り用
    浮桟橋と、該浮桟橋の先端に連結した単位浮桟橋
    の連結体よりなる集合浮桟橋とを係留するにあた
    り、 岸壁の法面傾斜を水上から水中にわたりほぼ直
    線傾斜とし、渡り用浮桟橋の岸側基部を岸壁の傾
    斜面に沿つて設けられた案内枠に摺動自在に装着
    し、かつ該案内枠下端係止位置を高水位水線位置
    とし、渡り用浮桟橋方向の集合浮桟橋の沖側最先
    端部を沖方向に向つてチエーンによりアンカーま
    たは沈錘に係留し、チエーン傾斜角を岸壁の法面
    傾斜角とほぼ等しくし、その係留索の中間に中間
    フロートを設け、低水位時には岸寄りの渡り浮桟
    橋が前記岸壁法面の傾斜面に着床することを特徴
    とする浮桟橋の係留装置。
JP1978092748U 1978-07-04 1978-07-04 Expired JPS621283Y2 (ja)

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JP1978092748U JPS621283Y2 (ja) 1978-07-04 1978-07-04

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JPS559757U JPS559757U (ja) 1980-01-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015120227A1 (en) * 2014-02-06 2015-08-13 University Of Maine System Board Of Trustees Method of assembling a floating wind turbine platform
WO2018051766A1 (ja) * 2016-09-14 2018-03-22 シバタ工業株式会社 被覆ユニット及び被覆構造体並びに被覆ユニットの被覆部材の形成方法
JP6983393B2 (ja) * 2016-09-14 2021-12-17 シバタ工業株式会社 被覆ユニット及び被覆構造体並びに被覆ユニットの被覆部の形成方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5135035A (ja) * 1974-09-20 1976-03-25 Hitachi Ltd

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JPS5135035A (ja) * 1974-09-20 1976-03-25 Hitachi Ltd

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JPS559757U (ja) 1980-01-22

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