JP3228681B2 - レ−シングコ−ス構成装置 - Google Patents
レ−シングコ−ス構成装置Info
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- JP3228681B2 JP3228681B2 JP19395096A JP19395096A JP3228681B2 JP 3228681 B2 JP3228681 B2 JP 3228681B2 JP 19395096 A JP19395096 A JP 19395096A JP 19395096 A JP19395096 A JP 19395096A JP 3228681 B2 JP3228681 B2 JP 3228681B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は海、湖、ダム湖等に
設置されるカヌ−、ボ−ト等のレ−シングコ−スを構成
するレ−シングコ−ス構成装置に関するものである。
設置されるカヌ−、ボ−ト等のレ−シングコ−スを構成
するレ−シングコ−ス構成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カヌ−やボ−ト等のレ−スに際しては、
海の入江や湖等にブイを並置してレ−ンを構成すること
により行われる。このコ−スを構成するブイは、水位に
関係なく常に同じ場所に位置し、その場所において水位
に応じて上下動するように配慮する必要があるが、毎日
水位が変化する海や年間5m以上も水位が変化するダム
湖等において、この要求を満たすことは難しい。即ち、
1つのレ−ンを構成する各ブイは、水中に渡された支持
ロ−プに固定された枝ロ−プの上端に取り付けられてい
るが、水位が変化することにより支持ロ−プの緊張度合
が変わってしまうと、ブイは定位置に留まることができ
ないのである。
海の入江や湖等にブイを並置してレ−ンを構成すること
により行われる。このコ−スを構成するブイは、水位に
関係なく常に同じ場所に位置し、その場所において水位
に応じて上下動するように配慮する必要があるが、毎日
水位が変化する海や年間5m以上も水位が変化するダム
湖等において、この要求を満たすことは難しい。即ち、
1つのレ−ンを構成する各ブイは、水中に渡された支持
ロ−プに固定された枝ロ−プの上端に取り付けられてい
るが、水位が変化することにより支持ロ−プの緊張度合
が変わってしまうと、ブイは定位置に留まることができ
ないのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、レ−
シングコ−スのレ−ンを構成するブイを水位の変化に関
係なく常に同じ位置に留めておくためには、ブイを支持
するロ−プの張力を常に一定に保持する必要があるが、
従来はこの要請に応え得る簡易な構成のブイ支持ロ−プ
牽引機構を備えたレ−シングコ−ス構成装置は提唱され
ていなかった。そこで本発明は、そのような要請に応え
得るブイ支持ロ−プ牽引機構を備えたレ−シングコ−ス
構成装置を提供することを課題とする。
シングコ−スのレ−ンを構成するブイを水位の変化に関
係なく常に同じ位置に留めておくためには、ブイを支持
するロ−プの張力を常に一定に保持する必要があるが、
従来はこの要請に応え得る簡易な構成のブイ支持ロ−プ
牽引機構を備えたレ−シングコ−ス構成装置は提唱され
ていなかった。そこで本発明は、そのような要請に応え
得るブイ支持ロ−プ牽引機構を備えたレ−シングコ−ス
構成装置を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、桟橋、岸壁等
に固定されたガイド部材に第1のフロ−トを備えた昇降
体を前記フロ−トの動きに追随して上下動自在となるよ
うに設置し、前記昇降体から出る支持ロ−プを前記昇降
体の水中に位置する部分の下部を経て伸ばし、前記支持
ロ−プには所定間隔置きに上端にブイを備えた枝ロ−プ
を固定し、前記支持ロ−プの先端は動滑車に固定し、水
上に位置するレーシングコース先端部に、一端が水底等
に固定された牽引ロープによって定位置に浮上させられ
る第2のフロートを配し、前記第2のフロートの上面に
調整ウインチを設置すると共にその下面から水中に支軸
を延ばしてその先端部に定滑車を取り付け、前記調整ウ
インチから繰り出されるロープを、前記定滑車を介して
前記動滑車に掛回した後再び前記定滑車に掛回して垂下
させ、その垂下端に前記支持ロープを緊張させるための
ウエイトを、それが水底に着くことがないように前記ロ
ープの長さ調整をした上で取り付けて成るレ−シングコ
−ス構成装置、を以て上記課題を解決した。
に固定されたガイド部材に第1のフロ−トを備えた昇降
体を前記フロ−トの動きに追随して上下動自在となるよ
うに設置し、前記昇降体から出る支持ロ−プを前記昇降
体の水中に位置する部分の下部を経て伸ばし、前記支持
ロ−プには所定間隔置きに上端にブイを備えた枝ロ−プ
を固定し、前記支持ロ−プの先端は動滑車に固定し、水
上に位置するレーシングコース先端部に、一端が水底等
に固定された牽引ロープによって定位置に浮上させられ
る第2のフロートを配し、前記第2のフロートの上面に
調整ウインチを設置すると共にその下面から水中に支軸
を延ばしてその先端部に定滑車を取り付け、前記調整ウ
インチから繰り出されるロープを、前記定滑車を介して
前記動滑車に掛回した後再び前記定滑車に掛回して垂下
させ、その垂下端に前記支持ロープを緊張させるための
ウエイトを、それが水底に着くことがないように前記ロ
ープの長さ調整をした上で取り付けて成るレ−シングコ
−ス構成装置、を以て上記課題を解決した。
【0005】本発明はまた、桟橋、岸壁等に固定された
ガイド部材に昇降体を上下動自在となるように設置し、
前記昇降体から供給される先端に浮力体を備えたロ−プ
を、前記ガイド部材の上部に設置した滑車に掛け回した
後水中に引込み、水中に固定設置した滑車に掛け回し、
前記昇降体から出る支持ロ−プを前記昇降体の水中に位
置する部分の下部を経て伸ばし、前記支持ロ−プには所
定間隔置きに上端にブイを備えた枝ロ−プを固定し、前
記支持ロ−プの先端は動滑車に固定し、水上に位置する
レーシングコース先端部に、一端が水底等に固定された
牽引ロープによって定位置に浮上させられる第2のフロ
ートを配し、前記第2のフロートの上面に調整ウインチ
を設置すると共にその下面から水中に支軸を延ばしてそ
の先端部に定滑車を取り付け、前記調整ウインチから繰
り出されるロープを、前記定滑車を介して前記動滑車に
掛回した後再び前記定滑車に掛回して垂下させ、その垂
下端に前記支持ロープを緊張させるためのウエイトを、
それが水底に着くことがないように前記ロープの長さ調
整をした上で取り付けて成るレ−シングコ−ス構成装
置、を提唱するものである。
ガイド部材に昇降体を上下動自在となるように設置し、
前記昇降体から供給される先端に浮力体を備えたロ−プ
を、前記ガイド部材の上部に設置した滑車に掛け回した
後水中に引込み、水中に固定設置した滑車に掛け回し、
前記昇降体から出る支持ロ−プを前記昇降体の水中に位
置する部分の下部を経て伸ばし、前記支持ロ−プには所
定間隔置きに上端にブイを備えた枝ロ−プを固定し、前
記支持ロ−プの先端は動滑車に固定し、水上に位置する
レーシングコース先端部に、一端が水底等に固定された
牽引ロープによって定位置に浮上させられる第2のフロ
ートを配し、前記第2のフロートの上面に調整ウインチ
を設置すると共にその下面から水中に支軸を延ばしてそ
の先端部に定滑車を取り付け、前記調整ウインチから繰
り出されるロープを、前記定滑車を介して前記動滑車に
掛回した後再び前記定滑車に掛回して垂下させ、その垂
下端に前記支持ロープを緊張させるためのウエイトを、
それが水底に着くことがないように前記ロープの長さ調
整をした上で取り付けて成るレ−シングコ−ス構成装
置、を提唱するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態につき添付図
面に依拠して説明する。図1は本発明に係る装置の中間
省略構成図、図2、3はその一端部のそれぞれ異なる構
成例を示す図である。図2は、海等のように比較的水位
の変化が小さい場合の施工例であり、図3は、ダム湖等
のように水位の変化が大きい場合の施工例である。な
お、図1には、図2及び図3に示すそれぞれ異なる構成
例を一緒に表現してある。
面に依拠して説明する。図1は本発明に係る装置の中間
省略構成図、図2、3はその一端部のそれぞれ異なる構
成例を示す図である。図2は、海等のように比較的水位
の変化が小さい場合の施工例であり、図3は、ダム湖等
のように水位の変化が大きい場合の施工例である。な
お、図1には、図2及び図3に示すそれぞれ異なる構成
例を一緒に表現してある。
【0007】先ず、図1及び図2に示す例から説明する
に、そこにおいて1は桟橋で、そこにガイド部材2が設
置される。ガイド部材2には、昇降体3が配備される。
昇降体3は、例えば水面上に位置する垂直部3aと水平
部3b、及び水面下に位置する普通傾斜状態にされる傾
斜部3cから成り、その水平部3bにフロ−ト5と主ウ
インチ6が設置される。また、垂直部3aにはガイドロ
−ラ7が適宜数取り付けられ、それがガイドレ−ルとし
て機能するガイド部材2の垂直部分に係合状態にされる
ことにより、昇降体3がガイド部材2に昇降可能とな
る。
に、そこにおいて1は桟橋で、そこにガイド部材2が設
置される。ガイド部材2には、昇降体3が配備される。
昇降体3は、例えば水面上に位置する垂直部3aと水平
部3b、及び水面下に位置する普通傾斜状態にされる傾
斜部3cから成り、その水平部3bにフロ−ト5と主ウ
インチ6が設置される。また、垂直部3aにはガイドロ
−ラ7が適宜数取り付けられ、それがガイドレ−ルとし
て機能するガイド部材2の垂直部分に係合状態にされる
ことにより、昇降体3がガイド部材2に昇降可能とな
る。
【0008】フロ−ト5には、必要に応じて重り8が設
置される。また、傾斜部3c下端部に、主ウインチ6か
ら繰り出される支持ロ−プ9を掛け回すロ−ラ−10が
設置される。支持ロ−プ9には所定間隔置きに枝ロ−プ
12が固定され、各枝ロ−プ12の上端にブイ13が取
り付けられる。
置される。また、傾斜部3c下端部に、主ウインチ6か
ら繰り出される支持ロ−プ9を掛け回すロ−ラ−10が
設置される。支持ロ−プ9には所定間隔置きに枝ロ−プ
12が固定され、各枝ロ−プ12の上端にブイ13が取
り付けられる。
【0009】図4は本装置の他端部の構成例を示す図で
ある。そこにおいて14はフロ−ト15に設置されたベ
−スで、その上面に2つの調整ウインチ16、17が設
置され、また、その下面に一対の定滑車18、19を軸
支する支軸20が設置される。支軸20は、フロ−ト1
5に形成された透孔21を通って、水中に延びる。
ある。そこにおいて14はフロ−ト15に設置されたベ
−スで、その上面に2つの調整ウインチ16、17が設
置され、また、その下面に一対の定滑車18、19を軸
支する支軸20が設置される。支軸20は、フロ−ト1
5に形成された透孔21を通って、水中に延びる。
【0010】一方の調整ウインチ16から繰り出される
ロ−プ22は、定滑車18から動滑車23へと掛け回さ
れ、その先端は定滑車18を経て垂下され、その下端に
ウエイト26が固定される。このウエイト26は、常時
動滑車23を引張って支持ロ−プ9を緊張させる役目を
果たすもので、これが水底に着くことなく水中に位置す
るようにロ−プ22の長さが設定される。上記支持ロ−
プ9の先端は動滑車23に固定される。他方の調整ウイ
ンチ17から繰り出されるロ−プ24は動滑車19に掛
け回され、その先端は海底ないし湖底、あるいは、岸
壁、桟橋等に固定状態にされる。
ロ−プ22は、定滑車18から動滑車23へと掛け回さ
れ、その先端は定滑車18を経て垂下され、その下端に
ウエイト26が固定される。このウエイト26は、常時
動滑車23を引張って支持ロ−プ9を緊張させる役目を
果たすもので、これが水底に着くことなく水中に位置す
るようにロ−プ22の長さが設定される。上記支持ロ−
プ9の先端は動滑車23に固定される。他方の調整ウイ
ンチ17から繰り出されるロ−プ24は動滑車19に掛
け回され、その先端は海底ないし湖底、あるいは、岸
壁、桟橋等に固定状態にされる。
【0011】上記ガイド部材2及び昇降体3の構成は、
コ−スレイアウトを示す図5におけるC地点に、レ−ン
数に応じた数併設される。一方、図4に詳述した側の構
成はD地点に設置され、それらから伸びる牽引ロ−プ2
4は普通E地点(支点25)1個所にまとめられる。
コ−スレイアウトを示す図5におけるC地点に、レ−ン
数に応じた数併設される。一方、図4に詳述した側の構
成はD地点に設置され、それらから伸びる牽引ロ−プ2
4は普通E地点(支点25)1個所にまとめられる。
【0012】上記構成において水位が水面Aより水面B
に上昇すると、昇降体3においては水面の上昇に応じて
フロ−ト5が上昇しようとする。昇降体3はその垂直部
3aがロ−ラ−7を介してガイド部材2に取り付けられ
ているため、その全体がガイド部材2に対し上下動自在
の状態となっている。従って、上記フロ−ト5の上昇動
作は大きな抵抗なく昇降体3全体に伝わり、昇降体3は
フロ−ト5と一体となって上昇する。
に上昇すると、昇降体3においては水面の上昇に応じて
フロ−ト5が上昇しようとする。昇降体3はその垂直部
3aがロ−ラ−7を介してガイド部材2に取り付けられ
ているため、その全体がガイド部材2に対し上下動自在
の状態となっている。従って、上記フロ−ト5の上昇動
作は大きな抵抗なく昇降体3全体に伝わり、昇降体3は
フロ−ト5と一体となって上昇する。
【0013】一方、支持ロ−プ9の先端部においても、
フロ−ト15が水位の変化に応じて上下動するが、水面
Aの位置から上昇を始めると、調整ウインチ16、17
から繰り出されているロ−プ22、24の長さは一定で
あり(本装置設置時に設定される。)、且つ、各調整ウ
インチ16、17から各定滑車18、19までの距離は
不変であるため、定滑車19がロ−プ24の先端固定部
を支点25として、定滑車19と支点25間の距離を半
径とする円弧に沿って上方に移動していこうとする。即
ち、ベ−ス14及びフロ−ト15は、上昇しつつ水平方
向(上昇時には図において左方向)に移動しようとす
る。
フロ−ト15が水位の変化に応じて上下動するが、水面
Aの位置から上昇を始めると、調整ウインチ16、17
から繰り出されているロ−プ22、24の長さは一定で
あり(本装置設置時に設定される。)、且つ、各調整ウ
インチ16、17から各定滑車18、19までの距離は
不変であるため、定滑車19がロ−プ24の先端固定部
を支点25として、定滑車19と支点25間の距離を半
径とする円弧に沿って上方に移動していこうとする。即
ち、ベ−ス14及びフロ−ト15は、上昇しつつ水平方
向(上昇時には図において左方向)に移動しようとす
る。
【0014】その結果、支持ロ−プ9の張力によって動
滑車23が引かれ、動滑車23は次第に定滑車18から
離れ、ウエイト26は次第に引き上げられていく。その
際、支持ロ−プ9の水面からの距離は常に一定(例えば
2m)に保たれていて枝ロ−プ12が弛むことはなく、
ブイ13は常に同じ位置で水面の変化に応じて上下動す
ることになる。
滑車23が引かれ、動滑車23は次第に定滑車18から
離れ、ウエイト26は次第に引き上げられていく。その
際、支持ロ−プ9の水面からの距離は常に一定(例えば
2m)に保たれていて枝ロ−プ12が弛むことはなく、
ブイ13は常に同じ位置で水面の変化に応じて上下動す
ることになる。
【0015】なお、フロ−ト15の上下動に伴う水平方
向への移動距離をできるだけ少なくするために、支点2
5は水面の最高時と最低時の中間付近に設置することが
好ましい(図1では支点25は海底に位置してい
る。)。
向への移動距離をできるだけ少なくするために、支点2
5は水面の最高時と最低時の中間付近に設置することが
好ましい(図1では支点25は海底に位置してい
る。)。
【0016】図1及び図3に示す第2の実施形態は、上
記第1の実施形態の構成中フロ−ト5及びウエイト8を
除くと共に、昇降体3の上下動を惹起する構成を付加し
たものである。即ち、そこにおいて28は昇降体3の垂
直部3aに設置された補助ウインチで、そこから繰り出
されたロ−プ29が、ガイド部材2の上端部に設置され
た滑車30を経由して水中に導かれる。そして、その先
端部は、水中に固定状態にされた滑車31に掛け回され
た後、上方に引張られてその先端に浮力体32が取り付
けられる。
記第1の実施形態の構成中フロ−ト5及びウエイト8を
除くと共に、昇降体3の上下動を惹起する構成を付加し
たものである。即ち、そこにおいて28は昇降体3の垂
直部3aに設置された補助ウインチで、そこから繰り出
されたロ−プ29が、ガイド部材2の上端部に設置され
た滑車30を経由して水中に導かれる。そして、その先
端部は、水中に固定状態にされた滑車31に掛け回され
た後、上方に引張られてその先端に浮力体32が取り付
けられる。
【0017】滑車31は例えば、海底等に配備されたウ
エイト33等に設置される。なお、図では滑車31は水
底に配置されているが、必ずしも水底付近に配置する必
要はなく、中間位置あるいはそれよりも上方に配置する
こととしてもよい。34は昇降体3に設置された調整ウ
エイトである。35は支持ロ−プ9の水面からの距離を
一定に保持するためのフロ−トで、ブイ13の各枝ロ−
プ12と同じ長さの枝ロ−プ36によって支持ロ−プ9
に取り付けられる。枝ロ−プ36の下端には、支持ロ−
プ9を緊張させるためのウエイト37が垂下される。な
お、この場合の昇降体3は、通常水面よりも上方に位置
する。
エイト33等に設置される。なお、図では滑車31は水
底に配置されているが、必ずしも水底付近に配置する必
要はなく、中間位置あるいはそれよりも上方に配置する
こととしてもよい。34は昇降体3に設置された調整ウ
エイトである。35は支持ロ−プ9の水面からの距離を
一定に保持するためのフロ−トで、ブイ13の各枝ロ−
プ12と同じ長さの枝ロ−プ36によって支持ロ−プ9
に取り付けられる。枝ロ−プ36の下端には、支持ロ−
プ9を緊張させるためのウエイト37が垂下される。な
お、この場合の昇降体3は、通常水面よりも上方に位置
する。
【0018】この場合、補助ウインチ28から浮力体3
2までのロ−プ29の長さ及び滑車30、31間のロ−
プ29の長さは一定のため、浮力体32が上昇すると、
ロ−プ29が浮力体32側に引かれて補助ウインチ2
8、換言すれば昇降体3が引上げられ、逆に浮力体32
が下降すると、ロ−プ29が補助ウインチ28側に供給
されて昇降体3が下がる。
2までのロ−プ29の長さ及び滑車30、31間のロ−
プ29の長さは一定のため、浮力体32が上昇すると、
ロ−プ29が浮力体32側に引かれて補助ウインチ2
8、換言すれば昇降体3が引上げられ、逆に浮力体32
が下降すると、ロ−プ29が補助ウインチ28側に供給
されて昇降体3が下がる。
【0019】上記2つの実施形態の内図1及び図2に示
す構成は、海のように毎日水位が変化するが、その変化
の範囲が比較的小さい場合に適用されるものであり、ま
た、図1及び図3に示す構成は、ダム湖のように年間を
通しての水位の変化が比較的大きい場合(10m以上変化
する場合もある。)に適用される。
す構成は、海のように毎日水位が変化するが、その変化
の範囲が比較的小さい場合に適用されるものであり、ま
た、図1及び図3に示す構成は、ダム湖のように年間を
通しての水位の変化が比較的大きい場合(10m以上変化
する場合もある。)に適用される。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述した通りであって、簡易な
構成であって施工容易であり、しかもレ−ンを構成する
ブイを水位の変化に関係なく常に同じ位置において水位
に応じて自動的に上下動させることができ、また、水位
の変化が大きい場合(例えばダム湖)と小さい場合(例
えば海)にそれぞれ対応して構成することができる効果
がある。
構成であって施工容易であり、しかもレ−ンを構成する
ブイを水位の変化に関係なく常に同じ位置において水位
に応じて自動的に上下動させることができ、また、水位
の変化が大きい場合(例えばダム湖)と小さい場合(例
えば海)にそれぞれ対応して構成することができる効果
がある。
【図1】 本発明に係る装置の全体構成図である。
【図2】 本発明に係る装置の一端部構成図である。
【図3】 本発明に係る装置の一端部の他の構成図であ
る。
る。
【図4】 本発明に係る装置の図2に示す側と反対側の
構成図である。
構成図である。
【図5】 本発明に係る装置を用いて構成したレ−スコ
−スのレイアウト例を示す図である。
−スのレイアウト例を示す図である。
2 ガイド部材 3 昇降体 5 フロ−ト 9 支持ロ−プ 12 枝ロ−プ 13 ブイ 15 フロ−ト 18 定滑車 20 支軸 22 ロ−プ 23 動滑車 24 牽引ロ−プ 26 ウエイト 29 ロ−プ 32 浮力体
Claims (2)
- 【請求項1】 桟橋、岸壁等に固定されたガイド部材に
第1のフロ−トを備えた昇降体を前記フロ−トの動きに
追随して上下動自在となるように設置し、前記昇降体か
ら出る支持ロ−プを前記昇降体の水中に位置する部分の
下部を経て伸ばし、前記支持ロ−プには所定間隔置きに
上端にブイを備えた枝ロ−プを固定し、前記支持ロ−プ
の先端は、水上に位置するレーシングコース先端部に動
滑車に固定し、一端が水底等に固定された牽引ロープに
よって定位置に浮上させられる第2のフロートを配し、
前記第2のフロートの上面に調整ウインチを設置すると
共にその下面から水中に支軸を延ばしてその先端部に定
滑車を取り付け、前記調整ウインチから繰り出されるロ
ープを、前記定滑車を介して前記動滑車に掛回した後再
び前記定滑車に掛回して垂下させ、その垂下端に前記支
持ロープを緊張させるためのウエイトを、それが水底に
着くことがないように前記ロープの長さ調整をした上で
取り付けて成るレ−シングコ−ス構成装置。 - 【請求項2】 桟橋、岸壁等に固定されたガイド部材に
昇降体を上下動自在となるように設置し、前記昇降体か
ら供給される先端に浮力体を備えたロ−プを、前記ガイ
ド部材の上部に設置した滑車に掛け回した後水中に引込
み、水中に固定設置した滑車に掛け回し、前記昇降体か
ら出る支持ロ−プを前記昇降体の水中に位置する部分の
下部を経て伸ばし、前記支持ロ−プには所定間隔置きに
上端にブイを備えた枝ロ−プを固定し、前記支持ロ−プ
の先端は動滑車に固定し、水上に位置するレーシングコ
ース先端部に、一端が水底等に固定された牽引ロープに
よって定位置に浮上させられる第2のフロートを配し、
前記第2のフロートの上面に調整ウインチを設置すると
共にその下面から水中に支軸を延ばしてその先端部に定
滑車を取り付け、前記調整ウインチから繰り出されるロ
ープを、前記定滑車を介して前記動滑車に掛回した後再
び前記定滑車に掛回して垂下させ、その垂下端に前記支
持ロープを緊張させるためのウエイトを、それが水底に
着くことがないように前記ロープの長さ調整をした上で
取り付けて成るレ−シングコ−ス構成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19395096A JP3228681B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | レ−シングコ−ス構成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19395096A JP3228681B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | レ−シングコ−ス構成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1015257A JPH1015257A (ja) | 1998-01-20 |
JP3228681B2 true JP3228681B2 (ja) | 2001-11-12 |
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ID=16316461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19395096A Expired - Fee Related JP3228681B2 (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | レ−シングコ−ス構成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3228681B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6005688B2 (ja) * | 2014-05-19 | 2016-10-12 | イトケンテクノ株式会社 | ワイヤ張力調整装置 |
JP6429080B2 (ja) * | 2015-02-18 | 2018-11-28 | イトケンテクノ株式会社 | ワイヤ張力調整装置 |
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1996
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