JPH0353652Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0353652Y2 JPH0353652Y2 JP1985088045U JP8804585U JPH0353652Y2 JP H0353652 Y2 JPH0353652 Y2 JP H0353652Y2 JP 1985088045 U JP1985088045 U JP 1985088045U JP 8804585 U JP8804585 U JP 8804585U JP H0353652 Y2 JPH0353652 Y2 JP H0353652Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floating fish
- reefs
- floating
- rope
- reef
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 241000251468 Actinopterygii Species 0.000 claims description 44
- 229920002430 Fibre-reinforced plastic Polymers 0.000 description 5
- 239000011151 fibre-reinforced plastic Substances 0.000 description 5
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- 241000269819 Katsuwonus pelamis Species 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Artificial Fish Reefs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は浮魚礁に関する。
従来の技術
魚礁には、いわゆる沈設魚礁と浮魚礁に大別さ
れ、浮魚礁はさらに中層型と表層型に分類され
る。(オーシヤンエージ1981年7月号)これら魚
礁のうち、例えば黒潮等海流にのつて回遊する魚
群を滞留せしめ、いわゆる漁獲ポイント(穴場)
作りのための魚礁は、表層型浮魚礁が最も効果的
であるとされている。しかしながら、この海流域
は一般に非常に流れが速く、かつ数100m以深で
あつて、波浪潮流力の魚礁におよぼす影響は極め
て厳しい条件下にある。このため、風、波潮流力
に対応して浮魚礁を係留するには高度の技術を必
要とした。
れ、浮魚礁はさらに中層型と表層型に分類され
る。(オーシヤンエージ1981年7月号)これら魚
礁のうち、例えば黒潮等海流にのつて回遊する魚
群を滞留せしめ、いわゆる漁獲ポイント(穴場)
作りのための魚礁は、表層型浮魚礁が最も効果的
であるとされている。しかしながら、この海流域
は一般に非常に流れが速く、かつ数100m以深で
あつて、波浪潮流力の魚礁におよぼす影響は極め
て厳しい条件下にある。このため、風、波潮流力
に対応して浮魚礁を係留するには高度の技術を必
要とした。
すなわち、複数の魚礁単体からなる浮魚礁群を
設置する場合、従来は第3図のごとく、個々の浮
魚礁単体1にそれぞれロープ2,鎖3,錨4を取
付けて係留したり、第4図のごとく海底に錨4で
係止した幹ロープ5に複数の魚礁単体1をロープ
2で直列に連続していた。第3図の浮魚礁は1つ
の浮魚礁単体に対しロープ、錨等付帯装置の経済
的負担が大きくコスト高である。第4図の浮魚礁
はロープが何処か1ケ所切断すると複数の浮魚礁
単体が流失してしまう危険が大であつた。また、
浮魚礁は波浪潮流等の自然力のほかに、航行する
船舶の衝突やスクリユーの巻込み等に直面し、常
に流失したり破損を起したりする恐れがあつた。
設置する場合、従来は第3図のごとく、個々の浮
魚礁単体1にそれぞれロープ2,鎖3,錨4を取
付けて係留したり、第4図のごとく海底に錨4で
係止した幹ロープ5に複数の魚礁単体1をロープ
2で直列に連続していた。第3図の浮魚礁は1つ
の浮魚礁単体に対しロープ、錨等付帯装置の経済
的負担が大きくコスト高である。第4図の浮魚礁
はロープが何処か1ケ所切断すると複数の浮魚礁
単体が流失してしまう危険が大であつた。また、
浮魚礁は波浪潮流等の自然力のほかに、航行する
船舶の衝突やスクリユーの巻込み等に直面し、常
に流失したり破損を起したりする恐れがあつた。
考案の目的
この考案は上記問題点に着目しなされたもので
ある。その目的は低コストで広い魚場を形成し、
かつ波浪、潮流等の自然力や船舶の衝突等の人為
外力により損傷を受け難い浮魚礁を提案するにあ
る。
ある。その目的は低コストで広い魚場を形成し、
かつ波浪、潮流等の自然力や船舶の衝突等の人為
外力により損傷を受け難い浮魚礁を提案するにあ
る。
考案の構成
この浮魚礁は複数個の浮魚礁単体をそれぞれ別
体をなす長さが異なるロープを介して幹ロープに
連結してなることを特徴とする。
体をなす長さが異なるロープを介して幹ロープに
連結してなることを特徴とする。
第1,2図はこの浮魚礁であり、複数個の浮魚
礁単体1にそれぞれ長さが異なるロープ2を連結
し、そのロープ2の端に取付けた回り継手6を介
して幹ロープ5に接続しなつている。この幹ロー
プ5は一般に水深の1.5〜3倍程度の長さであり
海底側の基端には鎖3,錨4を取付けて固定され
ている。なお、図面で7は接続用環である。
礁単体1にそれぞれ長さが異なるロープ2を連結
し、そのロープ2の端に取付けた回り継手6を介
して幹ロープ5に接続しなつている。この幹ロー
プ5は一般に水深の1.5〜3倍程度の長さであり
海底側の基端には鎖3,錨4を取付けて固定され
ている。なお、図面で7は接続用環である。
浮魚礁単体の素材は、海水に対し耐久性があり
低比重の構造部材が好ましく、FRP(繊維強化プ
ラスチツク)が好適であるが、FRPに限定され
るものではない。ロープは水面下30m位は一般に
波の影響を激しく受けるので、プラスチツク被覆
ロープのような波に揉まれても疲労しないロープ
が好ましい。中層以深の部分には通常のロープで
よいが、非常に長くなる場合には撚りによるキン
クが入らないものが好ましい。継目には撚戻し等
の回り継手を取付ける。海底の底質に応じ錨のほ
か、コンクリートブロツク等の重力式のものを用
いる。鎖は必ずしも用いる必要はない。浮魚礁単
体を連結するロープを幹ロープに接続する位置は
1ケ所に限るものではない。数ケ所に分散する場
合もある。
低比重の構造部材が好ましく、FRP(繊維強化プ
ラスチツク)が好適であるが、FRPに限定され
るものではない。ロープは水面下30m位は一般に
波の影響を激しく受けるので、プラスチツク被覆
ロープのような波に揉まれても疲労しないロープ
が好ましい。中層以深の部分には通常のロープで
よいが、非常に長くなる場合には撚りによるキン
クが入らないものが好ましい。継目には撚戻し等
の回り継手を取付ける。海底の底質に応じ錨のほ
か、コンクリートブロツク等の重力式のものを用
いる。鎖は必ずしも用いる必要はない。浮魚礁単
体を連結するロープを幹ロープに接続する位置は
1ケ所に限るものではない。数ケ所に分散する場
合もある。
作 用
この浮魚礁は以上の構成からなる。この浮魚礁
は潮流が速い時には潮流に沿つて個にのロープ2
が長さ一杯に伸展して、浮魚礁単体が一列に長く
連なり長い面積を占める浮魚礁が形成される。比
較的に潮流が遅く、風が強い時には、浮魚礁単体
は風方向に沿つて一列に並び潮流に逆らう配置と
もなる。一方、自然力あるいは船舶等の衝突によ
り損傷を受ける単体があつても、それは小数個に
限られ、他の大部分は浮魚礁として機能を続け
る。
は潮流が速い時には潮流に沿つて個にのロープ2
が長さ一杯に伸展して、浮魚礁単体が一列に長く
連なり長い面積を占める浮魚礁が形成される。比
較的に潮流が遅く、風が強い時には、浮魚礁単体
は風方向に沿つて一列に並び潮流に逆らう配置と
もなる。一方、自然力あるいは船舶等の衝突によ
り損傷を受ける単体があつても、それは小数個に
限られ、他の大部分は浮魚礁として機能を続け
る。
実施例
浮魚礁単体:FRP製斜格子円筒体(特公昭54
−24953号記載の人工魚礁)直径0.6m長さ3.2m
のもの2ケをFRPで並列に締結し、耐水圧200m
水深に耐え、しかも1m2当り10Kg(水中重量)が
単体に付着しても充分な浮力があるフロートを取
付けて浮力をつけた。
−24953号記載の人工魚礁)直径0.6m長さ3.2m
のもの2ケをFRPで並列に締結し、耐水圧200m
水深に耐え、しかも1m2当り10Kg(水中重量)が
単体に付着しても充分な浮力があるフロートを取
付けて浮力をつけた。
ロープ:直径23mm,破断強度4.5tの樹脂被覆ロ
ープを用いた。
ープを用いた。
幹ロープ:直径30mm,破断強度9.5tのポリプロ
ピレンの組ロープ3000m,その基端にシヨートリ
ンクチエーン16mm破断強度9.6t30m,およびアン
カー400Kgを取付けた。
ピレンの組ロープ3000m,その基端にシヨートリ
ンクチエーン16mm破断強度9.6t30m,およびアン
カー400Kgを取付けた。
浮魚礁の設置:太平洋上、常時2ノツト、最大
4ノツトの流速が観測され、台風時最大12mの波
浪が来る黒潮流域、水深2000mの海域に、黒潮流
向に直角に各1000mの間隔で幹ロープを沈設固定
して3群の浮魚礁を設置した。各群は10ケの浮魚
礁単体からなり、それぞれ、30m,60m・・・,
270m,300m(30m刻み)の長さのロープで連結
し、回り継手を用いて幹ロープに係留した。
4ノツトの流速が観測され、台風時最大12mの波
浪が来る黒潮流域、水深2000mの海域に、黒潮流
向に直角に各1000mの間隔で幹ロープを沈設固定
して3群の浮魚礁を設置した。各群は10ケの浮魚
礁単体からなり、それぞれ、30m,60m・・・,
270m,300m(30m刻み)の長さのロープで連結
し、回り継手を用いて幹ロープに係留した。
この浮魚礁は潮流2ノツト、波高2m,風速5
mの操業可能な5月中旬、カツオ群が滞留し、カ
ツオ1本釣漁船5隻が同時に充分に、このカツオ
群を釣獲することができた。これはこの浮魚礁群
が30ヘクタールの広さの漁場を形成した為と考え
られる。その後、最大風速40m/秒級の台風の襲
来を2度受けたが実施例の浮魚礁には被害がなか
つた。
mの操業可能な5月中旬、カツオ群が滞留し、カ
ツオ1本釣漁船5隻が同時に充分に、このカツオ
群を釣獲することができた。これはこの浮魚礁群
が30ヘクタールの広さの漁場を形成した為と考え
られる。その後、最大風速40m/秒級の台風の襲
来を2度受けたが実施例の浮魚礁には被害がなか
つた。
考案の効果
この考案は以上の通りであり、この浮魚礁は浮
魚礁単体当りロープ、錨等の付帯装置の負担が小
さく、低コストであり、長く広い面積の漁場を形
成するので、低コストで高い魚礁機能を発現す
る。また自然力あるいは人為外力による損傷にも
強く長期の耐用ができる。
魚礁単体当りロープ、錨等の付帯装置の負担が小
さく、低コストであり、長く広い面積の漁場を形
成するので、低コストで高い魚礁機能を発現す
る。また自然力あるいは人為外力による損傷にも
強く長期の耐用ができる。
第1図、第2図はこの考案になる浮魚礁の斜視
図および側面図、第3図、第4図はそれぞれ従来
の浮魚礁の側面図である。 1……浮魚礁単体、2……ロープ、3……鎖、
4……錨、5……幹ロープ、6……回り継手、7
……接続用環。
図および側面図、第3図、第4図はそれぞれ従来
の浮魚礁の側面図である。 1……浮魚礁単体、2……ロープ、3……鎖、
4……錨、5……幹ロープ、6……回り継手、7
……接続用環。
Claims (1)
- 複数個の浮魚礁単位をそれぞれ別体をなす長さ
が異なるロープを介して幹ロープに連結してなる
ことを特徴とする浮魚礁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985088045U JPH0353652Y2 (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985088045U JPH0353652Y2 (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61204475U JPS61204475U (ja) | 1986-12-23 |
JPH0353652Y2 true JPH0353652Y2 (ja) | 1991-11-25 |
Family
ID=30640815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985088045U Expired JPH0353652Y2 (ja) | 1985-06-11 | 1985-06-11 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0353652Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5455836B2 (ja) * | 2010-08-06 | 2014-03-26 | 独立行政法人水産総合研究センター | 浮魚礁装置 |
-
1985
- 1985-06-11 JP JP1985088045U patent/JPH0353652Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61204475U (ja) | 1986-12-23 |
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