JPH0472039B2 - - Google Patents

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JPH0472039B2
JPH0472039B2 JP59101765A JP10176584A JPH0472039B2 JP H0472039 B2 JPH0472039 B2 JP H0472039B2 JP 59101765 A JP59101765 A JP 59101765A JP 10176584 A JP10176584 A JP 10176584A JP H0472039 B2 JPH0472039 B2 JP H0472039B2
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JP
Japan
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arch
joint
plate
shaped plate
steel
Prior art date
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JP59101765A
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English (en)
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JPS60246999A (ja
Inventor
Kunijiro Matsushita
Masaki Hata
Noboru Tashiro
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Kumagai Gumi Co Ltd
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Priority to JP59101765A priority Critical patent/JPS60246999A/ja
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Publication of JPH0472039B2 publication Critical patent/JPH0472039B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、上下水道、地下鉄、電信ケーブル
収容トンネル、地下道、取水トンネル、放水トン
ネルあるいは共同溝等の管渠をシールド工法等で
築造する場合に使用する鋼製セグメントの継手構
造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、円形管渠等を構築するのに用いるセグメ
ントとしては、実公昭52−3872号公報により公表
されているように、コ字状金具の内側に台形金具
を配置すると共に、その台形金具の両端部をコ字
状金具の内隅部に溶接により結合し、そのコ字状
金具内に、台形金具の中間板の高さまでモルタル
を充填し、コ字状金具の中間板と台形金具の中間
板と前記モルタルとにわたつて、ボルト挿通用貫
通孔を設けて、継手金具を構成し、その継手金具
をコンクリートブロツクの接合端部に埋込固定
し、そのコンクリートブロツクに台形金具の中間
板を露出させる凹所を設けた構造のものが知られ
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来のセグメントの場合は、コ字状金具の
中間板と台形金具との間にモルタルが充填されて
いるので、連結すべきセグメントにおける継手金
具をボルトにより締付けた場合、その締付力がボ
ルト挿通用貫通孔の周辺に集中し、そのためコ字
状金具における中間板の貫通孔周辺と、モルタル
の貫通孔周辺と、台形金具における中間板とに過
大な圧縮力が作用するので、セグメントの継手金
具を強化するためには、コ字状金具および台形金
具の板厚を厚くすると共に、高強度のモルタルを
使用する必要があり、したがつて、継手金具を有
するセグメントの製作費が高くなると共に重量も
重くなるという問題が生じる。
この発明は前述の問題を有利に解決できる鋼製
セグメントの継手構造を提供することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この発明の鋼製セ
グメントの継手構造においては、鋼製セグメント
における継手板1,2の内側に、中間部が継手板
から離反するように円弧状に弯曲している鋼製ア
ーチ形状板3の両端部が溶接により固着されて、
タイドアーチが構成され、そのアーチ形状板3と
セグメントにおける継手板1,2との間に空間が
設けられ、前記アーチ形状板3の中央部に継手板
1,2のボルト孔と一致する中心線を有するボル
ト孔4が設けられている。
〔実施例〕
次にこの発明を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第1図はこの発明の第1実施例の継手構造を有
する鋼製セグメント16を示すものであつて、継
手板1,2に直角な鋼製リブ17が継手板1,2
における端部のボルト孔18と中間部のボルト孔
19との間において継手板1,2およびスキンプ
レート7に対し溶接により固着され、かつ中間部
が継手板1,2から離反するように円弧状に彎曲
している鋼製アーチ形状板3は、鋼製セグメント
における各主桁5,6とリブ17との間に配置さ
れ、さらにアーチ形状板3の一端部は、主桁5,
6と継手板1,2との接合部付近で、主桁5,6
または継手板1,2あるいはその双方に対し溶接
により固着され、またアーチ形状板3の他端部
は、リブ17と継手板1,2との接合部付近で、
リブ17または継手板1,2あるいはその双方に
対し溶接により固着され、前記アーチ形状板3と
セグメントにおける継手板1,2との間に空間が
設けられている。
主桁5,6とリブ17との間においてスキンプ
レート7にほぼ平行に配置された鋼板製フランジ
20は、継手板1,2と主桁5,6とリブ17と
に溶接により固着され、かつアーチ形状板3の中
央部に設けられたボルト孔4と継手板1,2の端
部のボルト孔18とは、それらの中心線が一致す
るように対向している。なお第1図において、8
は縦リブ、9は吊手板、10はグラウト注入用ソ
ケツト、13はボルト孔である。
第2図および第3図は第1実施例の鋼製セグメ
ントを管渠周囲方向(左右方向)に並べて組立て
た状態を示すものであつて、左右方向に隣り合う
鋼製セグメント16A,16Bの継手板1,2が
相互に重合され、各継手板1,2の中間部は前記
ボルト孔19に挿通したボルト15により締付結
合され、かつ各継手板1,2の端部側部分は、端
部のボルト孔18およびアーチ形状板3のボルト
孔4にわたつて挿通されたボルト21により締付
結合され、そのボルト21により締付力は、継手
板1,2におけるアーチ形状板3の両端部付近に
分散される。
第4図はこの発明の第2実施例の鋼製セグメン
ト16を示すものである。この鋼製セグメントに
ついて、第1実施例の鋼製セグメントと同一の構
成を省略して説明すると、第1実施例の場合は、
セグメントの前後に一対の主桁5,6を有するの
に対し、第2実施例の場合は、セグメントの前後
方向の中央にも主桁22が設けられ、かつ前記吊
手板9が省略されて、中央の主桁22に吊手孔2
3が穿設され、その主桁22における吊手孔23
の部分を吊手板の代用としている。また縦リブ8
は主桁22を横断するように配置されると共にそ
の主桁22の部分で前後に2分割されて配置さ
れ、かつ各継手板1,2における4個のボルト孔
18,19に対応する位置にそれぞれアーチ形状
板3が配置されて溶接により固着されている。
第5図および第6図は第2実施例の鋼製セグメ
ントを管渠周囲方向(左右方向)に並べて組立て
た状態を示すものであつて、左右方向に隣り合う
鋼製セグメント16A,16Bの継手板1,2が
相互に重合され、各継手板1,2は、継手板の各
ボルト孔18,19およびアーチ形状板3のボル
ト孔にわたつて挿通された4本のボルト21によ
り締付結合されている。そのボルト21の締付力
も第1実施例の場合と同様にして分散される。
第1実施例の場合は、応力伝達の主部材である
主桁5,6に近接する前後両端部のボルト孔18
の位置に、高剛性を図るべくアーチ形状板3、リ
ブ17、フランジ20を固着したのに対し、第2
実施例の場合は、応力伝達の主部材である主桁
5,6,22に作用する引張力を、左右に連結す
る各鋼製セグメント16A,16Bにおける主桁
5,6,22にほぼ均等に伝達するために、前記
アーチ形状板3、リブ17、フランジ20を各継
手板1,2における4本のボルト孔18,19の
部分にすべて適用している。
第7図ないし第9図は第2実施例の鋼製セグメ
ントにおける継手部の構造を詳細に示している。
また第10図ないし第12図は、アーチ形状板
3におけるボルト孔4付近の応力集中を緩和する
ために、アーチ形状板3の中央部外面に座金から
なる孔補強板24を溶接等により固着した例であ
る。
前記アーチ形状板3は、ボルト頭部や孔補強板
24の座面付近の面圧力の増大を防ぎかつボルト
孔4付近の応力集中を軽減するために、ボルト孔
4付近に平面部を有するほぼ円弧状の曲面板であ
ることが望ましい。またリブ17およびフランジ
20を省略してもよい。さらにまた、アーチ形状
板3の端部を、継手板1,2に溶接により固着し
ないで、主桁およびリブに溶接により固着するこ
とにより、アーチ形状板3の両端部を継手板1,
2に対し間接的に固着してもよい。
この発明の主眼点は、アーチ形状板3の一端部
を主桁5,6または主桁22と継手板1,2との
交点付近に存在させ、かつアーチ形状板3の他端
部を継手板1,2とリブ17との交点付近または
継手板1,2上に存在させて、アーチ形状板3の
両端を固定し、ボルト21に作用する引張力を、
継手板1,2に変形を殆んど発生させることな
く、隣接するセグメントに伝達することにある。
すなわち、第2図、第3図および第5図、第6
図に示すように、左右のセグメント16A,16
Bを組立て、例えばセグメントの内側が引張力を
受けるような曲げ力を受けた場合、セグメント1
6Aの応力負担主要部材である主桁5,6および
22の引張力を隣接セグメント16Bの主桁5,
6および22に伝達する際に、セグメント16A
の主桁5,6および22の引張力は、継手板1,
2の曲げおよびせん断抵抗を殆んど発揮させるこ
となく、その引張力の大半をアーチ形状板3のタ
イドアーチによりボルト21に伝達し、このボル
ト21の引張力を隣接セグメント16Bにおける
アーチ形状板3のタイドアーチにより主桁5,6
および22に伝達する。
この際、アーチ形状板3は、継手板1,2との
閉合形状にて継手板1,2を前後方向の引張抑制
材とするタイドアーチを形成するため、アーチ形
状板3の板厚を極度に大きくすることなく、大き
な剛性と強度を得ることができる。また継手板に
は、従来技術の場合のような大きな曲げモーメン
トおよびせん断力が発生せず、継手板1,2がア
ーチ形状板3に対する引張抑制材となるため、継
手板1,2の板厚を薄くして経済化を図ることが
できる。
なお前記実施例の継手構造を主桁5,6におけ
るボルト孔部分にも設けてもよい。
〔発明の効果〕
この発明によれば、鋼製セグメントにおける継
手板1,2の内側に、中間部が継手板から離反す
るように円弧状に弯曲している鋼製アーチ形状板
3の両端部が溶接により固着されて、タイドアー
チが構成され、そのアーチ形状板3とセグメント
における継手板1,2との間に空間が設けられ
て、タイドアーチが構成され、このタイドアーチ
の部分で隣接するセグメントがボルトにより締付
結合されるように構成されているので、ボルトに
よる締付力または外力によるボルトの引張力を、
アーチ形状板3のタイドアーチにより直接的に主
桁に伝達することができ、そのため高剛性、高強
度のセグメント継手を得ることができ、しかもボ
ルトの締付力または引張力を、アーチ形状板3の
両側の脚部に分散して伝達することができ、かつ
継手板1,2は引張抑制材として機能するので、
その板厚が薄くて済み、さらにアーチ形状板3も
タイドアーチを利用しているので、アーチ形状板
3の支点間隔が比較的大きくても、平板に比べて
相当薄い板厚のもので、剛性、強度の増大を容易
に図ることができ、そのため経済効果の高い継手
を提供することができ、また継手の剛性が高いの
で、前記従来技術における低剛性継手に起因する
止水機能の低下、施工性の阻害等を経済的に解消
できる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例の継手構造を有
する鋼製セグメントの斜視図、第2図はそのセグ
メントを組立結合した状態を示す平面図、第3図
は第2図のA−A線断面図である。第4図はこの
発明の第2実施例の継手構造を有する鋼製セグメ
ントの斜視図、第5図はそのセグメントを組立結
合した状態を示す平面図、第6図は第5図のB−
B線断面図である。第7図は第2実施例の継手構
造の一部を拡大して示す一部横断平面図、第8図
は第7図のC−C線断面図、第9図は第7図のD
−D線断面図である。第10図はアーチ形状板に
孔補強板を固着した継手構造の一部を示す一部横
断平面図、第11図は第10図のE−E線断面
図、第12図は第10図のF−F線断面図であ
る。 図において、1および2は継手板、3は鋼製ア
ーチ形状板、4はボルト孔、5および6は鋼製主
桁、16Aおよび16Bは鋼製セグメント、17
は鋼製リブ、18および19はボルト孔、20は
鋼板製フランジ、21はボルト、22は主桁、2
4は孔補強板である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鋼製セグメントにおける継手板1,2の内側
    に、中間部が継手板から離反するように円弧状に
    彎曲している鋼製アーチ形状板3の両端部が溶接
    により固着されて、タイドアーチが構成され、そ
    のアーチ形状板3とセグメントにおける継手板
    1,2との間に空間が設けられ、前記アーチ形状
    板3の中央部に継手板1,2のボルト孔と一致す
    る中心線を有するボルト孔4が設けられているこ
    とを特徴とする鋼製セグメントの継手構造。
JP59101765A 1984-05-22 1984-05-22 鋼製セグメントの継手構造 Granted JPS60246999A (ja)

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JP59101765A JPS60246999A (ja) 1984-05-22 1984-05-22 鋼製セグメントの継手構造

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JPS60246999A JPS60246999A (ja) 1985-12-06
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JP2612525B2 (ja) * 1992-06-29 1997-05-21 嘉司 松本 トンネル覆工工法及びトンネル覆工構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS523872U (ja) * 1975-06-24 1977-01-12

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JPS523872U (ja) * 1975-06-24 1977-01-12

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