JPH0471763B2 - - Google Patents

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JPH0471763B2
JPH0471763B2 JP59204744A JP20474484A JPH0471763B2 JP H0471763 B2 JPH0471763 B2 JP H0471763B2 JP 59204744 A JP59204744 A JP 59204744A JP 20474484 A JP20474484 A JP 20474484A JP H0471763 B2 JPH0471763 B2 JP H0471763B2
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JP
Japan
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film
packaged
folding
folding plates
height
Prior art date
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JP59204744A
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JPS6181913A (ja
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Toshio Denda
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Teraoka Seiko Co Ltd
Original Assignee
Teraoka Seiko Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/769,100 priority patent/US4674269A/en
Priority to EP85306137A priority patent/EP0174161B1/en
Priority to DE8585306137T priority patent/DE3582288D1/de
Priority to DE90200346T priority patent/DE3587648T2/de
Priority to EP90200346A priority patent/EP0374137B1/en
Publication of JPS6181913A publication Critical patent/JPS6181913A/ja
Priority to SG986/91A priority patent/SG98691G/en
Publication of JPH0471763B2 publication Critical patent/JPH0471763B2/ja
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  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は包装機において、包装の仕上がりを左
右するフイルムの張りを調整するフイルム張り調
整方法に関する。
〔従来技術〕
従来、皿型の容器(以下、トレイと呼ぶ)に被
包装物を入れ、該包装物を容器ごと包装する包装
機として、包装機のほぼ中央部にフイルム移送機
構により移送されてきた所定の寸法に分断された
フイルムを張架し、該フイルムに下部から被包装
物を押し上げ機構で、押し上げ、しかる後、左右
折り込み機構でフイルム下端部を容器底部に折り
込んで、前記被包装物を容器ごとフイルムで包装
する包装機がある。
上記のような包装機において、包装の仕上がり
状態は、フイルムの張り状態に左右される部分が
大きい。そこで従来所定の寸法に分断されたフイ
ルムを包装機のほぼ中央に張架する際、クランプ
機構でフイルム端部を挟持し、押し上げ機構でフ
イルム下部から被包装物を押し上げることによつ
て、被包装物表面を覆うフイルムを引張り、ピツ
タリとフイルムを被包装物表面に張り付け、しか
る後折り込み機構でフイルム下端部を折り込む
際、前記クランプ機構を所定のタイミングで作動
させフイルム端部の挟持を解放し、包装物のフイ
ムムに張りを持たせるようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
被包装物を包装した際、包装の仕上がり状態を
左右するフイルムの張り状態は分断されたフイル
ムの寸法、および被包装物の縦、横、高さ等の寸
法に左右されるため、上記従来の包装機では、被
包装物の大きさによりフイルムの張り状態が変
り、被包装物の大きさにより包装仕上がりにむら
が生じるという欠点があつた。これに対処するた
め、たとえば特開昭58−160230号に開示された包
装機においては、分断されたフイルムの長さに応
じてフイルムの左右のクランプ時間を調整するよ
うにしたものがある。しかしながら、最近では、
使用するトレイの種類が多様化し、例えばたらこ
トレイの如く極めて小型のものから、さんまトレ
イの如く横幅に対して極端に縦幅の小さいものが
使われており、フイルムの長さに応じて左右のク
ランプ時間を調整するだけでは、フイルムの張り
状態を一定にすることが出来なかつた。また、従
来は、使用するトレイを基準にフイルムカツト長
さを決定し、このフイルムカツト長さに基づいて
左右のクランプ時間を調整しており、トレイに収
納される被包装物の状態、つまり被包装物の高さ
についての考慮が全くなされていなかつた。この
ため、トレイが同じ大きさであつても収納物の量
あるいは種類によつてフイルムの張り状態が一定
しない場合があつた。
本発明は、上述の点にかんがみてなされたもの
で、被包装物の大きさにかかわらず、常に一定の
フイルムの張り状態がえられるようにした包装機
におけるフイルム張り調整方法を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、所定の長さにカツトしたフイルムを
フイルム移送機構により移送し、包装機の所定の
位置に張設し、被包装物のエレベータ機構により
該フイルムに押し上げ、該被包装物を覆つたフイ
ルムの前記フイルム移送方向と同方向の両側であ
る左右側端及び前記フイルム移送方向と直交方向
の両側である前後側端を左右折り込み板及び前又
は後折り込み板等から構成されるフイルム折り込
み機構により被包装物の底部に折り込み被包装物
を前記フイルムで包装する包装機において、 前記左右折り込み板は互いに対向し直進するよ
うに構成されると共に、前又は後折り込み板は該
左右折り込み板の直進方向に直行する方向に移動
するように構成され、 前記左右折り込み板を駆動する駆動手段と前記
前又は後折り込み板を駆動する駆動手段は独立し
た駆動手段であり、 前記フイルムを前記左右折り込み板の直進方向
に直交する方向の両側端の少なくとも前記前又は
後折り込み板が設けられた側の端を左右および中
央部に区分して挟持する左右および中央クランプ
機構を設け、 前記フイルムの端部を被包装物の底部へ折り込
む際、被包装物の前記フイルム移送方向と同方向
の横幅或いはフイルムカツトの長さに基づいて前
記左右折り込み板の作動開始時間と前記左右クラ
ンプ機構のフイルム解放開始時間との時間差を前
記被包装物の横幅或いはフイルムカツトの長さが
長いときは小さく短いときは大きくすると共に、
前記被包装物の前記フイルム移送方向と直交方向
の縦幅に基づいて前記前又は後折り込み板の作動
開始時間と前記中央クランプ機構のフイルム解放
開始時間との時間差を被包装物の縦幅が長いとき
は小さくし短い時は大きくすることによりフイル
ムの張り状態を調整するようにした。
また、被包装物の前記フイルム移送方向と同方
向の横幅と被包装物の高さ、或いはフイルムカツ
トの長さの被包装物の高さに基づいて前記左右折
り込み板の作動開始時間と前記左右クランプ機構
のフイルム解放開始時間との時間差を前記被包装
物の横幅或いはフイルムカツトの長さが長い時は
小さく短い時は大きくし、且つ高さが高いときは
小さく低いときは大きくすると共に、前記フイル
ム移送方向と直交方向の縦幅の高さに基づいて前
記前又は後折り込み板の作動開始時間と前記中央
クランプ機構のフイルム解放開始時間との時間差
を被包装物の縦幅が長い時及び高さが高い時は小
さく、縦幅が短い時及び高さが低い時は大きくす
ることによりフイルムの張り状態を調整するよう
にした。
〔作用〕 上記のようにフイルムの端部を被包装物の底部
へ折り込み際、被包装物の横幅或いはフイルムカ
ツトの長さに基づいて左右折り込み板の作動開始
時間と左右クランプ機構のフイルム解放開始時間
との時間差を被包装物の横幅或いはフイルムカツ
トの長さが長い時は小さく短い時は大きくすると
共に、被包装物のフイルム移送方向と直交方向の
縦幅に基づいて前又は後折り込み板の作動開始時
間と中央クランプ機構のフイルム解放開始時間と
の時間差を被包装物の縦幅が長い時は小さくし短
い時は大きくすることにより、被包装物の横幅或
いはフイルムカツトの長さが異なつてもフイルム
の張り状態を常に適正な状態に維持することがで
きる。即ち、前記時間差を一定とすると、被包装
物のサイズが小さい程、フイルム張りは弱くな
り、サイズが大きい程、フイルム張りは強くなる
傾向がある。従つて、標準寸法の被包装物に対し
てサイズの大きい被包装物の場合は前記時間差を
短くすることで、フイルム張り強さを一定(標準
寸法の場合のフイルム張り強さ)にすることがで
き、また標準寸法の被包装物に対してサイズの大
きい被包装物の場合は前記時間差を長くすること
で、フイルム張り強さを一定(標準寸法の場合の
フイルム張り強さ)にすることができる。
また、上記時間差の制御に加え、被包装物の高
さに基づいても左右折り込み板の作動開始時間と
左右クランプ機構のフイルム解放開始時間との時
間差を高さが高いときは小さく低いときは大きく
するから、被包装物の横幅或いはフイルムカツト
の長さに加え、被包装物の高さが異なつてフイル
ムの張り状態を常に適正な状態に維持することが
できる。即ち、エレベータ機構により被包装物を
張設しているフイルムに押し上げ、該フイルムの
左右及び前後端を被包装物の底部に折り込で包装
するストレツチ包装機においては、被包装物でフ
イルムを押し上げることで、フイルムはストレツ
チされるので、被包装物の高さが高い場合にはフ
イルム張り強さは強くなり、低い場合は弱くな
る。従つて、被包装物の高さが高い場合は前記時
間差を短くし、低い場合は時間差を長くすればフ
イルム張り強さを一定(標準高さの場合のフイル
ム張り強さ)にすることが可能になる。
なお、この場合、左右折り込み板は互いに対向
直進し、前又は後折り込み板は該左右折り込み板
の直進方向に直行する方向に移動するので、フイ
ルムに皺が発生しにくくなる。更に、上記のよう
な時間差制御は左右折り込み板を駆動する駆動手
段と前又は後折り込み板を駆動する駆動手段は独
立した駆動手段であるので容易に実現できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
まず、本発明に係るフイルムクランプ時間設定
方法を用いる包装機について説明する。
第2図は本発明に係る包装機の全体構成を示す
平面図、第3図は同縦断正面図(第2図の矢印A
方向から見た図)、第4図は同縦断側面図(第2
図矢印B方向から見た図)である。
包装機は、被包装物の搬入する搬入機構1、ス
トレツチフイルムを繰り出し移送するフイルム繰
り出し移送機構2、前記搬入機構1で搬入された
被包装物を前記繰り出し移送機構2で移送された
フイルムに押し上げるエレベータ機構3、被包装
物上にかぶせられたフイルムの左右および前後を
折り込む折り込み機構4、折り込み機構4で折り
込まれる包装された物品を搬出する搬出機構5と
から構成される。以下上記各機構を詳細に説明す
る。
説明の都合上、以後第2図の左側を前面、右側
を後面と称する。
機枠10の前面ほぼ中央部に設けられた搬入口
11に、搬入枠部12を設け、さらに該搬入枠部
12内にプツシヤコンベア13を配設する。プツ
シヤコンベア13は、2本のエンドレスチエーン
13aの所定箇所に2個のプツシヤ13bを設け
た構造のものであり、2個のスプロケツト13
c,13cにより、該プツシユコンベア13は駆
動され、エンドレスチエーン13aが1/2回転す
る毎に被包装物1個を搬入する。プツシヤコンベ
ア13の搬入側に計量器14が設けられ、搬入さ
れる被包装物を計量する。プツシヤコンベア13
の前方には、前記プツシヤコンベア13で搬入さ
れた被包装物をエレベータ機構3のエレベータヘ
ツド17上に運ぶベルトコンベア15が設けられ
ている。該ベルトコンベア15は、遊転自在に設
けられたローラ15a,15bの間に6本の丸ゴ
ムベルト15cを張架した構造のものである。前
記プツシヤベア13、ベルトコンベア15で搬入
機構1を構成する。
エレベータ機構3は、エレベータヘツド17と
該エレベータヘツド17を取付ける取付け台18
および該取付け台18を支持する一対のアーム1
9,19とから構成され、電動機16の回転に対
応して減速機81を介しあらかじめ設定したタイ
ミングで上下動するようになつている。この上下
動のタイミングは、電動機16の動力を取付け台
18に伝達する機構中に介在させたカム機構のカ
ム形状によつて設定される。エレベータヘツド1
7はプツシヤコンベア13およびベルトコンベア
15によつて搬入された被包装物を折り込み機構
4まで押し上げる。そのため、上下動するエレベ
ータヘツド17の下降端位置は、ベルトコンベア
15の搬送面とほぼ同一面となる位置に設定さ
れ、また上昇端位置は、折り込み機構4を構成す
る後述の左右折り込み板21,22、および前折
り込み板23とぼ同一面となる位置に設定する。
エレベータヘツド17および取付け台18は、
第2図、第4図に示されるように、スリツト状の
ブロツク17−1〜17−5により構成され、エ
レベータヘツド17が上下動するのに際し、ベル
トコンベア15の丸ゴムベルト15cに該エレベ
ータヘツド17および取付け台18が当接しない
ようにしている。また、エレベータヘツド17の
中央部ブロツク17−3は、さらに複数個の小ブ
ロツク17−3aに分割されており、各ブロツク
17−3aは、図示しない付勢手段により常時は
直立した状態にあるものの、第2図の左方向から
の力により同図右方向に傾倒するようになつてい
る。また中央部よりブロツク17−3aより上側
のブロツク17−1および17−2は、第2図の
上方向からの力により同図下方向に傾倒し、下側
のブロツク17−4および17−5は、第2図の
下方向からの力により上方向に傾倒するように構
成されている。これは折り込み機構4の折り込み
作業を支障なく行なわせるためである。
なお、第2図および第3図中の、20は前記エ
レベータヘツド17の後方に設けられた位置決め
板で、ベルトコンベア15で搬入されてきた被搬
送物を後端基準で位置決めするためのものであ
る。
ストレツチフイルムを繰り出し移送するフイル
ム繰り出し移送機構2は、第4図に示すように包
装機の右側部に設けられたストレツチフイルムの
ロール34,34′からストレツチフイルムを繰
り出し、両端を挟持して移送する機構である。ス
トレツチフイルムローラ34,34′はそれぞれ
幅の異なるストレツチフイルムが巻かれたロール
で一対の支持ローラ36,36′および支持ロー
ラ37,37′に支持され、被包装物の大きさに
よつて選択的に使用できるように構成されてい
る。第4図に示す例では、上側のストレツチフイ
ルムロール34が使用されている場合を示す。ス
トレツチフイルムローラ34から繰り出されたス
トレツチフイルムは、右側の支持ローラ36′を
巻回するように引き出された終端検出ローラ38
を介して上下に繰り出しベルト39,39′およ
び40,40′間に挟持される。該繰り出しベル
ト39,39′および40,40′間に挟持された
ストレツチフイルムは、ベルト39,39′およ
び40,40′の回動により繰り出され、その先
端部にまで達する。その後、該ストレツチフイル
ムは、両端を後述するチエーンコンベア57のグ
リツパー41,41′群とゴム材からなる丸ゴム
ベルト42,42′の間に挟持され、被包装物を
包装するのに必要な所定の長さがさらに繰り出さ
れる。ストレチツフイルムが所定の長さ繰り出さ
れると、カツター43がカツター駆動装置44に
より押し上げられ、ストレチフイルムが切断され
る。切断後、ストレツチフイルムは、エレベータ
ヘツド17の上部の所定の位置、すなわち切断さ
れたストレツチフイルムの中心がエレベータヘツ
ド17の中心とする一致する位置まで移送された
後、停止され、そこで待機する。クリツパー4
1,41′群と丸ゴムベルト42,42′とは、第
2図、第4図に示すように左右折り込み板21,
22と前折り込み板23および後折り込みローラ
24とで形成する開口部25とエレベータヘツド
17の下降端との間で、かつ包装機を上部方向か
ら見た場合、前記開口部25を前後に挟むように
対向して配設されている。なお、本願明細書中に
おいては、折り込み機構4に関し被包装物の搬出
方向側を後側、その反対側を前側と呼んでおり、
この呼び方は被包装物の搬入方向とは無関係で使
用している。
上記フイルム繰り出し移送機構を第5図、第6
図に基づいてさらに詳細に説明する。機枠10の
所定の位置に対向して一対のアジヤストスクリユ
ー45,46が回転可能に設けられており、この
アジヤストスクリユー45,46の後面側の端部
にはそれぞれハイポイドギヤ47,48が固定さ
れている。また、機枠10の後面に沿つて回転軸
49が配設されており、この回転軸49の所定位
置には、前記ハイポイドギヤ47,48と噛み合
うハイポイドギア50,51が固定されている。
回転軸49の右側端部には、ハンドル52が機枠
10の外側に取付けられており、このハンドル5
2を回転させることにより、回転軸49を介して
前記アジヤストスクリユー45,46を回転させ
ることができる。アジヤストスクリユー45,4
6のねじピツチは、第5図の上側が密で下側が疎
になつており、かつ互に逆ネジとなつている。ア
ジヤストスクリユー45,46の両端近傍には、
それぞれのねじ部に噛み合うナツトを備えたアジ
ヤストブロツク53〜56が設けられている。後
面側のアジヤストブロツク53,55を基台とし
て、チエーンコンベア57が配設され、前面側の
アジヤストブロツク54,56を基台としてチエ
ーンコンベア57′が配置される。各チエーンコ
ンベア57,57′は、中心軸X−X′に関してス
トレツチフイルム移送方向に向つて末広状に配設
されている。これによりストレツチフイルムは移
送されるに従つて強く引張られることになる。チ
エーンコンベア57,57′は、ほぼ対称構造と
なつているので、以下チエーンコンベア57につ
いてその構造を説明する。第6図に示されるよう
に、アジヤストブロツク53には取付け支持部材
58、アジヤストブロツク55には取付け支持部
材59が設けられている。該取付支持部材58,
59には、取付け基板60が複数のネジ58a,
59aによつて取付け固定されている。取付け基
板60の両端部には、それぞれスプロケツト6
1,61′が回転自在に配設されており、該スプ
ロケツト61,61′間には、エンドレスのチエ
ーン57aが張架される。該チエーン57aの外
周には、第7図に示すように断面円形のエンドレ
ス状の丸ゴムベルト42が周設されている。前記
チエーン57aの外側には、所定間隔毎に複数個
のグリツパ−41が軸41aを中心に回動自在に
取付けられている。グリツパー41の先端部に
は、丸ゴムベルト42に嵌合する形状の半円状の
凹部41bが形成されている。なお、取付け基板
60の上部には所定範囲にわたつて支持板62が
ネジ63によつて取付けられており、該支持板6
2に一体的に形成された突出部62aがチエーン
57aの中央凹部と嵌合してこれを案内支持する
とともに、他の一体的に形成された突出部62b
が前記グリツパー41を取付ける取付け板64に
一体的に形成された係合鉤部64aとが係合し、
取付け板64を案内支持している。
チエーンコンベア57,57′の近傍外側所定
位置には左側、中央、右側の3個の可動ガイド部
材65〜67および65′〜67′が設けられてい
る。各可動ガイド部材65〜67,65′〜6
7′は、同様な構造をしており、ここでは、中央
の可動ガイド部材66についてその構造を説明す
る。
第8図に示すように、可動ガイド部材66は、
上押圧板66aと、下押圧板66bとを備えてお
り、下押圧板66bは隣接する下押圧板65b,
67bとほぼ連続するように構成され、上押圧板
66aは、下押圧板66bより若干短かめに形成
されている。上押圧板66aの側面の下部は、下
押圧板66bの側面部にスポツト溶接等によつて
固定されており、上押圧板66aと下押圧板66
bとで形成される空間部66cにグリツパー41
の後端部が嵌合している。下押圧板66bの両端
部には、該下押圧板66bを常時上側に付勢する
一対の付勢手段73,74が設けられている。該
付勢手段74は、先端が下押圧板66bにピン7
4cで係合された中心棒体74aがコイルバネ7
4bにより常時上方に押し上げられる構造となつ
ている。付勢手段73の構造も付勢手段74と同
じ構造である。下押圧板66bの中央部には、可
動ガイド部材66を下降させるソレノイド75が
設けられている。該ソレノイド75は、その中央
部に上下動する作用桿75aを有し、該作用桿7
5aの先端部が下押圧板66bの下部にピン75
bで係合されている。前記付勢手段73,74お
よびソレノイド75には、いずれも取付け基板6
0に取付けられた側板(図示せず)にねじで固定
されている。前記ソレノイド75は、励磁されて
いない状態では、作用桿75aが上下に摺動自在
となつており、励磁されたときは、下降し前記付
勢手段73,74の上方向の付勢力に抗して可動
ガイド部材66を下降させる。この下降動作によ
り、可動ガイド部材66の上押圧板66aと下押
圧板66bの間に後端が嵌合されたグリツパー4
1が軸41aを中心に回転し、その凹部41bが
丸ゴムベルト42から離隔する。消磁すると付勢
手段73,74により可動ガイド部材66が上方
向に押されグリツパー41が軸41aを中心に回
転し、その凹部41bを丸ゴムベルト42に当接
させる。ここで前記左側可動ガイド部材65,6
5′と、該可動ガイド部材65,65′の上押圧板
65a,65a′と下押圧板65b,65b′との間
に係合するグリツパー41とで構成されるフイル
ムクランプ機構を左側クランプ機構と称し、また
右側可動ガイド部材67,67′と、該可動ガイ
ド部材67,67′の上押圧板67a,67a′と
下押圧板67b,67b′との間に係合するグリツ
パー41とで構成されるフイルムクランプ機構を
右側クランプ機構と称し、さらに中央可動ガイド
部材66,66′と、該可動ガイド部材66,6
6′の上押圧板66aと下押圧板66bとの間に
係合するグリツパー41とで構成されるフイルム
クランプ機構を中央クランプ機構と称する。
グリツパー41の先端凹部41bは丸ゴムベル
ト42に圧接する。グリツパー41の先端凹部4
1bと丸ゴムベルト42との間でストレツチフイ
ルムを挟持して移送する。
折り込み機構4は、第2図に示すように左折り
込み板21、右折り込み板22、前折り込み板2
3および後折り込みローラ24とを有し、これら
左右折り込み板21,22と前折り込み板23と
後折り込みローラ24とでエレベータヘツド17
で押し上げられた被包装物を通過させる開口部2
5を形成する。左折り込み板21および右折り込
み板22は、被包装物上を覆つたフイルムの左側
および右側下端部の折り込みを行なうもので、開
口部25に臨む辺の前面側角部をフイルムの抜け
を良くするため曲率半径の大きな円弧状とし後面
側角部を曲率半径の小さな円弧状に形成した平板
である。機枠10の上部両側には、開口部25に
向けて平行なガイドバー26,26′を各々設け、
各ガイドバー26,26,26′,26′に各々摺
動部材27,27,27′,27′を摺動自在に設
け、該摺動部材27,27,27′,27′の下部
にそれぞれ前記左折り込み板21および右折り込
み板22を取付ける。該左右折り込み板は、図示
しないリンク機構により、同時に開口部25の中
心に向つて前進あるいは中心から後退するように
なつている。前折り込み板23は、第2図に示す
ように開口部25に臨む辺に前折り込みローラ2
3aを遊転自在に設けてなる平板である。開口部
25の両側機枠10には側ガイドレール28,2
8′を各々配設し、該各ガイドレール28,2
8′に第1の摺動部材29,29′および第2の摺
動部材30,30′を設け各々摺動部材29,2
9′に前記前折り込み板23をわたして取付ける。
一方の摺動部材29と第1駆動軸31とクランク
機構33を介して連係し、前折り込み板23を後
折り込みローラ24に向つて前進あるいは後退さ
せるようになつている。クランク機構33は、第
1駆動軸31に固着した回転桿33aと連結桿3
3bとを、枢軸33cを介して回転自在に連結し
たものである。
摺動部材30,30′には、プツシヤ69がわ
たして取付けられ、第2駆動軸31′とクランク
機構33′によつて、前記前折り込み板23と同
様に後折り込みローラ24に向つて前進あるいは
後折り込みローラ24から後退させるようになつ
ている。
搬出機構5は、第2図、第3図に示すように前
記折り込み機構4により左右および前のストレツ
チフイルムが折り込まれた被包装物を押し出すプ
ツシヤ69、該プツシヤ69によつて押し出され
た被包装物を載置し幅寄せする幅寄せスライダー
70、ヒートベルト71等により構成される。被
包装物はプツシヤ69によつて押圧されることに
より、後側のストレツチフイルムが後折り込みロ
ーラ24により折り込まれる。幅寄のためのスラ
イダー70上に載置された包装物は、幅寄せスラ
イダー70の摺動により幅寄せが行なわれると共
にヒートベルト71に載置され、フイルムの溶着
およびラベルの自動貼付が行なわれた後に外部に
搬出される。
折り込み機構4で被包装物を包装する包装工程
を示すと、第9図a〜dのようになる。まず、左
右折り込み板21,22、前折り込み板23およ
び後折り込みローラ24で形成される開口部25
の下部に、フイルム繰り出し移送機構2で移送さ
れてきたストレツチフイルムを幅方向の端部を前
記右側フイルムクランプ機構、中央フイルムクラ
ンプ機構および左側フイルムクランプ機構とで挟
持し張架する。次に同図aに示すように被包装物
をストレツチフイルムと共に開口部25の上部ま
で押し上げる。次に同図bに示すように左右折り
込み板21,22を開口部25の中心に向けて直
進させてフイルム左右端を被包装物72の底部に
折り込む。この時、所定のタイミングで左右フイ
ルムクランプ機構を作動させ(可動ガイド部材6
5,65′,67,67′を下降させる)、その挟
持するフイルム端部を開放する。次に同図cに示
すように前折り込み板23を後折り込みローラ2
4に向けて直進させフイルム前端を被包装物72
の底部に折り込む。この時、所定のタイミングで
中央前側のクランプ機構を作動させ(可動ガイド
部材66′を下降させる)、その挟持するフイルム
端部を解放する。次に同図dに示すように排出用
プツシヤ69により被包装物を後折り込みローラ
24に向けて直進させ排出されるとともにフイル
ム後端を被包装物72の底部に折り込む。この時
中央後端側のフイルムクランプ機構を所定のタイ
ミングで作動させ(可動ガイド部材66を下降さ
せる)、その挟持するフイルム端部を開放する。
上記のようにして被包装物を折り込み機構4でフ
イルム端部を折り込み包装するのであるが、フイ
ルムの張り状態は、折り込み機構4の左右折り込
み板21,22、前折り込み板23、排出プツシ
ヤ69の作動タイミングを所定のタイミングに設
定固定すると、前記左右フイルムクランプ機構、
中央前側フイルムクランプ機構、中央後側フイル
ムクランプ機構のフイルム端部を解放する作動タ
イミングにより左右される。すなわちタイミング
を遅くすれば遅くするほど張りは強くなり、早く
すれば早くするほど張りは弱くなる。また、フイ
ルムの張り状態は被包装物の寸法にも左右され、
大きい被包装物を所定の張りを持たせて包装する
ためには、フイルム端部を開放するタイミングを
小さな被包装物のそれに比較して早くしなければ
ならない。上記とは反対に左右および中央フイル
ムクランプ機構の作動タイミングを一定にする
と、左右折り込み板21,22、前折り込み板2
3の作動タイミングを調整することによりフイル
ムの張り状態を調整できる。要するにフイルムの
張り状態は、左右折り込み板21,22、前折り
込み板23および排出プツシヤ69の作動時間と
左右および中央のフイルムクランプ機構の作動時
間の時間差により左右され、該時間差を調整する
ことによりフイルムの張り状態を調整できる。
以下本発明の包装機におけるフイルム張り調整
方法を説明する。
第1図は、フイルムの張りを調整するための制
御装置の構成を示すブロツク図である。
制御装置は、中央処理装置100、操作部10
2、記憶部103、入出力制御回路104、被包
装物大きさ検出部105、主タイミング発生部1
06、駆動回路107〜115から構成される。
中央処理装置100は、操作部102からの各
種操作信号、被包装物大きさ検出部105からの
各種検出信号、主タイミング発生部106からの
タイミング信号により、記憶部103に記憶され
た各種処理プログラムやデータに基づいて駆動回
路107〜115に信号を送り各部を制御する処
理装置である。
記憶部103はリードオンリメモリ(ROM)
103a、ランダムアクセスメモリ(RAM)1
03bとから構成され、ROM103aには後述
するように各種の制御プログラムや折り込み機構
4を構成する各作動部材の基本作動タイミング等
を決定するための各種のテーブルが格納される。
被包装物大きさ検出部105は、後述するよう
に、被包装物トレイの横幅、縦幅、高さを検出す
るセンサ等から構成され、トレイの横幅寸法、縦
幅寸法、高さ寸法を検出する。
主タイミング発生部106は、主駆動部の回転
に同期して、制御装置の基本タイミングを発生す
る回路で、たとえば、主駆動部の回転軸に固定さ
れた所定の角度ごとにタイミング発生用スリツト
を設けた円板と、該スリツトに光を発する発光素
子と、スリツトを通過する光を検知する受光素子
等から構成される。
上記包装機においては、上記プツシヤコンベア
13が1/2回動する期間、すなわちプツシヤコン
ベア13が計量器14の計量安定信号によつて起
動されてから、エレベータベツド上に被包装物を
搬入するまでの期間を包装機の1サイクルとし
て、この1サイクル間に30パルスのタイミング信
号が発生するようになつている。
駆動回路107は、左右折り込み板21,22
を作動させる回路、駆動回路108は、前折り込
み板23を作動させる回路。駆動回路109は排
出用プツシヤ69を作動させる回路、駆動回路1
10は左側可動ガイド部材65,65′を作動さ
せ左側フイルムクランプ機構を作動させる回路、
駆動回路111は右側可動ガイド部材67,6
7′を作動させ右側フイルムクランプ機構を作動
させる回路、駆動回路112は中央前側可動ガイ
ド部材66′を作動させ中央前フイルムクランプ
機構を作動させる回路、駆動回路113は中央後
側可動ガイド部材66を作動させ中央後フイルム
クランプ機構を作動させる回路である。駆動回路
114はカツター43を作動させてフイルムを所
定の長さにカツトする回路、駆動回路115はチ
エーンコンベア57,57′を回動させフイルム
の移送およびカツトされたフイルムの中心を開口
部25の中心に一致させる回路である。
次に包装フイルムの張り制御方法について説明
する。第10図は包装機の包装作業を行なう各作
業部材のメカニカルチヤートを示す図で、横軸は
主タイミング発生部106からのタイミング信号
のカウント値Tcを示す。
本包装機は、1個の被包装物に対して2サイク
ルで包装を完成する構造になつている。この点を
詳述すると、1サイクル(すなわちプツシヤコン
ベア13による被包装物の搬入開始から、エレベ
ータヘツド上への搬入の完了までの期間)の前半
部分(カウントTcが0〜15の期間)においてエ
レベータヘツド17による被包装物の押し上げ、
左右折り込み板21,22、前折り込み板23に
よる左右および前フイルムの折り込みが行なわれ
る。また、該1サイクルの後半部分(カウント値
Tcが16〜30の期間)においてチエーンコンベア
57,57′等によるフイルムの繰り出し、切断、
移送が行なわれる。したがつて、被包装物は、は
じめの1サイクルではエレベータヘツド17上に
搬入された状態で待機している。このときには、
エレベータヘツド17上の所定位置には、所定長
さに切断されたストレツチフイルムが張架されて
いる。この状態で、次の被包装物がプツシヤコン
ベア13の計量器14上に載置され、計量器14
が計量安定信号を発生して次の1サイクルが開始
すると、エレベータヘツド17上の被包装物は今
回の1サイクルの前半で、押上げおよび左右、前
フイルムの各折り込みが行なわれた後、排出用プ
ツシヤ69で幅寄せスライダー70上に排出され
る。この動作が順次繰り返される。このように、
2サイクルで1個の被包装物の包装を完成するこ
とで、連続して包装作業を行なう場合の処理速度
を向上させている。
第10図で説明すると、1つの被包装物に関し
て、はじめ1サイクルのカウント値Tc=16〜30
で、被包装物の大きさに対応したフイルムの移
送、フイルムのカツトを行ない、次の被包装物の
搬入が検出されることにより、次の1サイクルの
カウント値1〜15で包装作業を行なうのである。
まず、プツシヤコンベア13およびベルトコンベ
ア15で構成される搬入機構1が回動を開始し、
搬入された被包装物がベルトコンベアの所定の位
置に達すると、後述するようにその横幅、縦幅お
よび高さが検出される。チエーンコンベア57,
57′が所定のタイミング(Tc=17、第10図a
参照)で起動し、フイルムを送る。フイルムが被
包装物の横幅および高さ寸法に関係するカツト長
さだけ送られたらカツター43を作動しフイルム
を所定カツト長さにカツトする(第10図のb参
照)。続いてチエーンコンベア57,57′を所定
のタイミングで停止させ、カツトしたフイルムの
中心を開口部25の中心に一致させる(第10図
c参照)。この状態において、次の被包装物の搬
入が検出されると、カウント値Tc=0でエレベ
ータヘツド17の上昇が開始し、所定のタイミン
グで(Tc=2、第10図のd参照)エレベータ
ヘツド17は上昇限に達する。左右折り込み板2
1,22が所定のタイミング(Tc=2、第10
図のe参照)で作動を開始し、続いて、フイルム
カツト長さに対応するタイミングで左右可動ガイ
ド部材65,67,65′,67′を作動させ、左
右のフイルムクランプ機構を開放する(第10図
のf参照)。前折り込み板が所定のタイミング
(Tc=6、第10図のg参照)で作動を開始し、
続いて先に検出した被包装物の縦幅寸法に応じた
所定のタイミングで中央前可動ガイド部材66′
を作動し、中央前フイルムクランプ機構を解放す
る(第10図のh参照)。排出プツシヤ69が所
定のタイミング(Tc=14、第10図のi参照)
で作動を開始し、続いて中央後可動ガイド部材6
6が作動し、中央後フイルムクランプ機構を解放
する(第10図のj参照)。また、左右折り込み
板21,22、中央前クランプ機構、前折り込み
板23、中央前フイルムクランプ機構、排出プツ
シヤ69、中央後フイルムクランプ機構は所定の
タイミング(第10図のk,l,m,n,p,q
参照)で復帰動作を開始し、元の位置に復帰す
る。上記説明では、被包装物の縦幅を検出し、中
央前フイルムクランプ機構の解放タイミングを調
整する方法を説明したが、これに被包装物の高さ
を検出し高さを考慮して左右フイルムクランプ機
構および中央前フイルムクランプ機構の解放タイ
ミング(第3図f、h参照)を調整する場合もほ
ぼ同様な説明となる。
以下、具体的なタイミング調整方法について説
明する。
被包装物大きさ検出部105は、第11図およ
び第12図に示すような構成である。被包装物大
きさ検出部105は、被包装物の横幅を検出する
5個の検出センサSX1〜SX5、縦幅を検出する
4個のセンサSY1〜SY4、高さを検出する2個
のSZ1,SZ2から構成される。センサSY1〜
SY4は搬入枠部12のベルトコンベア15の両
側に所定の間隔で配設され、例えば一方側のセン
サSY1〜SY4から発射される光を反対側のセン
サSY1〜SY4で検出する。センサSX1〜SY5
は第13図に示すように軸SXbを中心に回転可能
に支持されかつスプリングで常時図示する位置に
付勢されているレバーSXaと、該レバーSXa後端
に設けられた感知片SXcと、該レバーSXaを支持
する支持部材SXdと、前記感知片SXcの接近を感
知する感知器SXeとから構成される。上記のよう
な構造の横検出用のセンサSX1〜SX5を、レバ
ーSXaの先端がベルトコンベア15上に突出する
ように丸ゴムベルト15cの間に固定する。高検
出用センサSZ1,SZ2は第12図に示すように
ベルトコンベア15の両側部に配設され、例えば
一方側センサSZ1,SZ2で検出する。
被包装物72がプツシヤコンベア13のプツシ
ヤ13bに押され、第11図のA−A′線位置ま
で到達すると、横検出用のセンサSX1〜SX5の
内いくつかのレバーSXaが被包装物72に押圧さ
れ、感知器SXeが感知片SXcの接近を検知する。
横検出用のセンサSX1〜SK5の作動する数によ
り被包装物72の横幅Xが検出される。この横幅
検出と同時に縦検出用のセンサSY1〜SY4の作
動する数による被包装物72の縦幅Yが検出され
る。また、被包装物72がさらに前進し高さ検出
用センサSZ1,SZ2の作動数により、被包装物
の高さZが検知される。
いま、被包装物の高さをセンサSZ1,SZ2の
作動状態に応じて、第14図のテーブルニ示すよ
うに被包装物72をLとHに区分する。また、被
包装物72の高さZとトレイの横幅Xに応じてフ
イルムカツト長さFlを第15図のテーブルに示す
ようにa,b,c,d,eの5種類に区分する。
同図において、縦方向の数字は作動する横幅検出
用のセンサSXの数を示し、横方向の数字は作動
する高さ検出用センサSZの数を示す。被包装物
72はそのトレイの縦幅TYlに応じて、第16図
のテーブルに示すように、イ,ロ,ハ,ニの4種
類に区分する。これらフイルムカツト長さFlおよ
び、トレイ縦長さTYlに対応して、被包装物の高
さがLであれば、第17図、第18図のテーブル
に示すように、左右フイルムクランプ機構解放タ
イミングTCa、フイルムカツトタイミングTCc、
チエーンコンベア停止タイミングTCd、中央前
クランプ解放タイミングTCbを決定する。また、
被包装物の高さZがHの場合は、第19図、第2
0図のテーブルに示すように左右クランプ機構解
放タイミングTCa、フイルムカツトタイミング
TCc、チエーンコンベア停止タイミングTCd、
中央前クランプ解放タイミングTCbを決定する。
上記第17図〜第20図に示すタイミングで、
左右クランプ機構、中央前クランプ機構、チエー
ンコンベアを作動制御して被包装物のフイルム張
り状態を調整するのであるが、次に上記のような
タイミングでどのようにして各作動部を制御する
のかを説明する。
記憶部103のROM103a、RAM103
bのメモリフオーマツトを第21図および第22
図に示す。ROM103aは、第21図に示すよ
うに制御プログラム格納エリア121、タイミン
グテーブル格納エリア122および基本タイミン
グ格納エリア132等が設けられる。制御プログ
ラム格納エリア121には、包装機の主制御処理
を行なうメインルーチン処理プログラムや各種の
サブルーチン処理プログラムが格納され、タイミ
ングテーブル格納エリア122には、第14図〜
第20図に示すテーブルが格納される。また、基
本タイミング格納エリア132には、左右折り込
み板21,22、前折り込み板23、排出プツシ
ヤ69の作動タイミング(第10図e,g、i参
照)等各作動部の基本タイミングが格納される。
RAM103bには、タイミング信号TPaのカン
ウト値を格納するカウント値レジスタ123、横
幅センサSXの作動数値を格納するSXセンサ作動
数レジスタ124、縦幅センサSYの作動数値を
格納するSYセンサ作動数レジスタ125、高さ
センサSZの作動数値を格納するSZセンサ作動数
レジスタ126、左右クランプ機構の開放タイミ
ング値TCaを格納する動作TCaレジスタ127、
中央前クランプ機構の解放作動タイミング値
TCbを格納する動作TCbレジスタ128、カツ
ターの作動タイミング値TCcを格納する動作TCc
レジスタ129、チエーンコンベアを停止しカツ
トしたフイルムを開口部25の中心に停止させる
停止タイミング値TCdを格納する停止TCdレジ
スタ130、前記各タイミングTCa,TCb,
TCc,TCdをタイミングテーブル格納エリア1
22から選択し、各動作レジスタ127〜131
に格納する処理のタイミング値YT(この値は、
左右および前折り込みの終了後、フイルムの切断
が行なわれる前の期間、例えば「16」が設定され
る)を格納する設定タイミングレジスタ131、
および各作動部の作動タイミングを格納する動作
基本タイミングレジスタ133等が設けられてい
る。
主タイミング発生部106からのタイミング信
号TPaは、入出力制御回路104を通し、中央
処理装置100に割り込み信号として入力され
る。中央処理装置100はタイミング信号TPa
が入力されるごとにカウントを行ない、そのカウ
ント値TCをRAM103bのカウント値レジス
タ123に格納する。被包装物72がプツシヤコ
ンベア13により移送され、ベルトコンベア15
の所定位置(第11図のA−A′線)に達すると、
被包装物72の横幅および縦幅が横検出センサ
SX1〜SX5および縦検出センサSY1〜SY4に
より検出され、その動作したセンサの数が被包装
物大きさ検出部105から入出力制御回路104
を通して中央処理装置100に送られその値が
RAM103bのSXセンサ作動数レジスタ12
4およびSYセンサ作動数レジスタ125に格納
される。続いて被包装物72の高さが高さ検出セ
ンサSZ1,SZ2により検出され、その作動セン
サの数が被包装物大きさ検出部105から中央処
理装置100に送られ、SZセンサ作動数レジス
タ126に格納される。例えば、被包装物72が
第11図および第12図に示す大きさの場合には
SXセンサ作動数レジスタ124には「4」が格
納され、SYセンサ作動数レジスタ125には
「3」が格納され。SZセンサ作動数レジスタ12
6には「1」が格納される。カウント値レジスタ
123の値TCが設定タイミングレジスタ131
の値YTと一致したら、中央処理装置100は、
SXセンサ作動数レジスタ124、SYセンサ作動
数レジスタ125、SZセンサ作動数レジスタ1
26に格納された値から、ROM103aのタイ
ミングテーブル格納エリア122を検索し、前記
被包装物の横幅、縦幅、高さに応じた左右クラン
プ機構解放タイミング値TCa、前クランプ機構
解放タイミング値TCbカツター動作タイミング
値TCc、チエーンコンベア停止タイミング値
TCdを選択し、それぞれ動作TCaレジスタ12
7、動作TCbレジスタ128、動作TCcレジス
タ129、停止TCdレジスタ130に格納する。
例えば、レジスタ124,125,126にそれ
ぞれ上記のごとく、「4」、「3」、「1」が格納さ
れている場合には、レジスタ126の内容から
「L」が選択され、レジスタ124と126の内
容から「C」が選択され、レジスタ125の内容
から「ハ」が選択され、この結果、動作TCaレ
ジスタ127には「5」が、動作TCbレジスタ
128には「9」が、動作TCcレジスタ129に
は「25」が停止TCdレジスタ130には「27」
がそれぞれ格納される。この状態においてカウン
ト値レジスタ123の値が動作基本レジスタ13
3に格納されているコンベア57,57′の作動
タイミングTc=17(第10図のa参照)に達する
と中央処理装置100は、駆動回路115を介し
てチエーンコンベア57,57′を回動し、フイ
ルムの移送を開始する。次にカウント値レジスタ
123の値が動作TCcレジスタ129に格納され
た値(すなわちTc=25)と一致したら、駆動回
路114を介してカツター43を作動し、フイル
ムを所定長さにカツトする(第10図のb参照)。
次にカウント値レジスタ113の値が停止TCd
レジスタ130に格納された値(すなわちTc=
27)と一致したら駆動回路115にチエーンコン
ベア57,57′を停止する信号を送りチエーン
コンベア57,57′を停止させ、カツトされた
フイルム中心を開口部25の中心に一致させる
(第10図のc参照)。カウント値レジスタ123
に格納されたカウント値が「30」になつたら(す
なわち1サイクルが終了したら)、主タイミング
発生部106からのリセツト信号によりカウント
値レジスタ123がリセツトされる。そして、次
の1サイクルの開始によりカウント値レジスタ1
23には再びカウント値が格納される。エレベー
タヘツドにはTc=2のとき上限位置(第10図
のd参照)に達し、カウント値レジスタ123の
値が、RAM103bの動作基本タイミングレジ
スタ133に格納されている左右折り込み板作動
タイミング(すなわちTc=2)と一致すると、
駆動回路107を介して、左右折り込み板21,
22の作動を開始する(第10図のc参照)。次
にカウント値レジスタ123の値が、RAM10
3bの動作TCaレジスタ127に格納されてい
る左右クランプ機構解放タイミングTCa(Tc=
5)と一致したら、駆動回路110,111に信
号を送り、左右側可動ガイド部材65,65′,
67,67′を作動し左右クランプ機構を解放す
る(第10図のf参照)。この左右クランプ機構
の解放に前後して、カウント値レジスタ123の
値が、動作基本タイミングレジスタ133に格納
されている、前折りこみ板23の作動タイミング
値(すなわちTc=6)と一致したら、駆動回路
108に信号を送り前折り込み板23の作動を開
始する(第10図のg参照)。続いてカウント値
レジスタ123の値が作動し動作TCbレジスタ
128に格納された中央前クランプ機構解放タイ
ミング値TC(Tc=9)と一致したら駆動回路1
12に信号を送り中央前可動ガイド部材66′を
作動し、中央前クランプ機構を解放する(第10
図のh参照)。次にカウント値レジスタ123に
格納された排出プツシヤの作動タイミング値(す
なわちTc=14)と一致したら駆動回路109に
信号を送り排出用プツシヤ69の作動を開始する
(第10図のi参照)。続いて、カウント値レジス
タ123のカウント値が動作基本タイミングレジ
スタ133に格納している中央後クランプ機構解
放タイミング値(すなわちTc=15)と一致した
ら、駆動回路113に信号を送り中央後可動ガイ
ド部材66を作動して中央後クランプ機構を解放
する(第10図のj参照)。上記のような動作は
ROM103aの制御プログラム格納エリア12
1に格納されたメインルーチンプログラムおよび
各種のサブルーチンプログラムで行なう。
以上のごとく、被包装物72の高さが一定の高
さ以下の場合(Z=Lの場合)には、タイミング
TCaはフイルムカツト長さに対応して設定され、
タイミングTCbは、被包装物72の縦幅に対応
して設定される。すなわち左右折り込みの張りは
フイルムカツト長さに基づいて調整され、前折り
込みの張りは被包装物72の縦幅に基づいて行な
われる。また被包装物72の高さが一定の高さ以
上の場合(Z=Hの場合)にはZ=Lの場合の各
タイミングTCa,TCbが全体的に早められる。
このため被包装物72が例えば、たらこトレイ、
さんまトレイ、りんごトレイのごとく極端に小さ
い場合、または横幅に比べ縦幅が極端に小さい場
合、あるいは横幅、縦幅に対して極端に高さの高
い場合であつても、常に安定した張り状態での包
装が行なえる。
なお、上記実施例装置においては、被包装物の
横幅および高さに基づいてフイルムカツト長さを
選択し、このフイルムカツト長さに対応して解放
タイミングTCaを設定する場合であつたが、解
放タイミングTCaは被包装物の横幅に対応して
設定することも考えられる。また多少大まかな選
択になるがフイルムカツト長さ自体も被包装物の
高さを考慮することなく被包装物の横幅にのみ基
づいて選択することも考えられる。
また、上記実施例では左右および前部の張り調
整をフイルム解放タイミングTCa(第10図のf
参照)および中央前クランプ機構のフイルム解放
タイミング(第10図のh参照)を変えることで
行なつている。しかしながら、フイルムの張り調
整は、これに限定されるものではなく、左右クラ
ンプ機構のフイルム解放タイミングおよび中央前
クランプ機構のフイルム解放タイミングをそれぞ
れ所定のタイミング値に固定し、左右折り込み板
21,22および前折り込み板23の作動タイミ
ングを変えることでもフイルムの張り状態は調整
できる。また、必要ならば左右クランプ機構の解
放タイミングおよび中央前折り込み板21,22
および前折り込み板23の作動タイミングの両者
を変えることによつても張り調整状態を調整する
ことが可能である。要するに、左右の張り状態は
左右折り込み板21,22が作動を開始してから
左右クランプ機構のフイルム解放が行なわれるの
で時間差で決定され、前の張り状態は前折り込み
板23が作動を開始してから中央前クランプ機構
のフイルム解放が行なわれるまでの時間差で決定
されるので、これらの時間差を被包装物の大きさ
に応じて適宜調整することでつねに一定のフイル
ム張り状態が実現できる。
なお、上記実施例装置においては、被包装物の
高さZがある一定の高さより高い場合(Z=H)
には、ある一定の高さより低い場合(Z=L)に
比べて、上記時間差を全体的に短くするように調
整することで、低い場合と同じような張り状態を
得るようにしている。しかしながら、被包装物の
高さZは、被包装物の横幅Xおよび縦幅Yに比べ
て、その変化の範囲が比較的少なく、またストレ
ツチフイルム自体に伸縮性があるので、被包装物
の高さによるこのような調整は簡易型の包装機で
は省略することも考えられる。この場合にも、従
来のこの種の包装機に比べ、包装物が縦幅に対応
して前折り込みの張り調整を行なうので、被包装
物の大きさに対応した安定した張り状態が得られ
る。
また、上記実施例は、フイルムのカツト長さを
被包装物の横幅および高さを検出して自動的に決
定する方法を示したが、フイルムのカツト長さは
従来の装置のごとく、操作部102において使用
するトレイの大きさに応じてマニユアルで設定し
ても良いことは言うまでもない。また、被包装物
の大きさもほぼ同じ大きさのものを多数個連続し
て包装する場合などは、操作部102においてマ
ニユアルで設定するようにしてもよい。
上記実施例のように、包装機に計量器を組み込
み、計量、包装、値付け機として使用する場合に
は、プリセツトデータとして、単価、風袋量等と
ともに、使用するトレイの大きさをプリセツトし
ておき、このプリセツトデータを用いて上記各作
動タイミング値を決定することも考えられる。
さらに、上記実施例では、被包装物の横幅、高
さによるフイルムカツト長さ、トレイの縦方向の
長さ区分や被包装物の高さ区分による各作動部材
の作動タイミングをテーブル化してROM103
aに記憶しておき、被包装物の大きさ検出信号に
基づいて所定のタイミング値を読み出す方法を示
したが、ROM103aあるいはRAM103b
各作動部材の基本タイミングを記憶しておき、こ
の基本タイミングと被包装物の大きさ検出部10
5からの大きさ検出信号あるいは操作部からマニ
ユアルによる設定信号に基づいて各作動部の作動
タイミング値を中央処理装置100で演算して求
めるようにしてもよい。
なお、上記の張り調整においては、左右および
前折り込みの張り状態のみを考慮し、後折り込み
の張り状態については特に調整していない。これ
は、被包装物が位置決め板20によつて後端側を
基準として整列されるので折り込みフイルムが一
定していること、および後折り込みは左右折り込
みおよび前折り込みの後、排出時に並行して行な
われるので、左右および前折り込みが終了した時
点でフイルムの張り状態はほとんど決定されてし
まうことを考慮したためである。このように後折
り込みは張り状態にそれほど影響を与えないもの
と思われるので、左右および中央のクランプ機構
は前側のみ設け、後側は区分されていない1つの
クランプ機構のみ設ける構造であつてもよい。ま
たクランプ機構はエレベータヘツドによる被包装
物の押し上げ時、フイルムを挟持する構造であれ
ば、上記実施例に限定されることなく、どのよう
な構造であつても良いことは以上の説明から明ら
かである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、被包装物のフイ
ルム移送方向と同方向の横幅或いはフイルムカツ
トの長さに基づいて左右折り込み板の作動開始時
間と左右クランプ機構のフイルム解放開始時間と
の時間差を被包装物の横幅或いはフイルムカツト
の長さが長い時は小さく短い時は大きくすると共
に、被包装物のフイルム移送方向と直交方向の縦
幅に基づいて前又は後折り込み板の作動開始時間
と中央クランプ機構のフイルム解放開始時間との
時間差を被包装物の縦幅が長い時は小さくして短
い時は大きくすることによりフイルムの張り状態
を調整するようにしたので、被包装物の横幅寸法
の違いばかりではなく、縦幅寸法に応じても常に
一定のフイルム張り状態の包装が得られるいう優
れた効果がある。
また、被包装物のフイルム移送方向と同方向の
横幅と被包装物の高さ、或いはフイルムカツトの
長さと被包装物の高さに基づいて左右折り込み板
の作動開始時間と左右クランプ機構のフイルム解
放開始時間との時間差を被包装物の横幅或いはフ
イルムカツトの長さが長い時は小さく短い時は大
きくし、且つ高さが高い時は小さく低いときには
大きくすると共に、フイルム移送方向と直交方向
の縦幅と高さに基づいて前又は後折り込み板の作
動開始時間と中央クランプ機構のフイルム解放開
始時間との時間差を被包装物の縦幅が長い時及び
高さが高い時は小さく、縦幅が短い時及び高さが
低い時は大きくすることによりフイルムの張り状
態を調整するようにしたので、上記効果に加えさ
らに微妙なフイルム張り状態の調整が可能となる
等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、フイルムの張りを調整する制御回路
の構成を示すブロツク図。第2図は包装機の全体
構成を示す平面図、第3図は同縦断面図(第2図
の矢印A方向から見た図)、第4図は同縦断面図
(第2図の矢印A方向から見た図)である。第5
図、第6図は同包装機のフイルム繰り出し移送機
構を示す図で、第5図は平面図、第6図は側面図
である。第7図、第8図はフイルムクランプ機構
を示す図、第9図a,b,c,dは折り込み機構
の包装工程を示す図である。第10図は各作動部
材のメニカルチヤートを示す図である。第11
図、第12図、第13図は被包装物の大きさ検出
部の構成を示す図で、第11図は各センサの配設
状態を示す図、第12図は高さ検出センサの構造
を示す図、第13図は横幅検出センサの構造を示
す図である。第14図は被包装物の高さ区分テー
ブルを示す図、第15図はフイルムカツト長さ区
分テーブルを示す図、第16図はトレイの縦方向
の長さ区分テーブルを示す図、第17図〜第20
図は各作動部のタイミングテーブルを示す図、第
21図、第22図はそれぞれROM、RAMのメ
モリフオーマツトを示す図である。 図中、100……中央処理装置、102……操
作部、103……記憶部、104……入出力制御
回路、105……被包装物大きさ検出部、106
……主タイミング発生部、107〜115……駆
動回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定の長さにカツトしたフイルムをフイルム
    移送機構により移送し、包装機の所定の位置に張
    設し、被包装物をエレベータ機構により該フイル
    ムに押し上げ、該被包装物を覆つたフイルムの前
    記フイルム移送方向と同方向の両側である左右側
    端及び前記フイルム移送方向と直交方向の両側で
    ある前後側端を左右折り込み板及び前又は後折り
    込み板等から構成されるフイルム折り込み機構に
    より被包装物の底部に折り込み被包装物を前記フ
    イルムで包装する包装機において、 前記左右折り込み板は互いに対向し直進するよ
    うに構成されると共に、前又は後折り込み板は該
    左右折り込み板の直進方向に直行する方向に移動
    するように構成され、 前記左右折り込み板を駆動する駆動手段と前記
    前又は後折り込み板を駆動する駆動手段は独立し
    た駆動手段であり、 前記フイルムを前記左右折り込み板の直進方向
    に直交する方向の両側端の少なくとも前記前又は
    後折り込み板が設けられた側の端を左右および中
    央部に区分して挟持する左右および中央クランプ
    機構を設け、 前記フイルムの端部を被包装物の底部へ折り込
    む際、被包装物の前記フイルム移送方向と同方向
    の横幅或いはフイルムカツトの長さに基づいて前
    記左右折り込み板の作動開始時間と前記左右クラ
    ンプ機構のフイルム解放開始時間との時間差を前
    記被包装物の横幅或いはフイルムカツトの長さが
    長い時は小さく短い時は大きくすると共に、前記
    被包装物の前記フイルム移送方向と直交方向の縦
    幅に基づいて前記前又は後折り込み板の作動開始
    時間と前記中央クランプ機構のフイルム解放開始
    時間との時間差を被包装物の縦幅が長い時は小さ
    くし、短い時は大きくすることを特徴とする包装
    機におけるフイルム張り調整方法。 2 所定の長さにカツトしたフイルムをフイルム
    移送機構により移送し、包装機の所定の位置に張
    設し、被包装物をエレベータ機構により該フイル
    ムに押し上げ、該被包装物を覆つたフイルムの前
    記フイルム移送方向と同方向の両側である左右側
    端及び前記フイルム移送方向と直交方向の両側で
    ある前後側端を左右折り込み板及び前又は後折り
    込み板等から構成されるフイルム折り込み機構に
    より被包装物の底部に折り込み被包装物を前記フ
    イルムで包装する包装機において、 前記左右折り込み板は互いに対向し直進するよ
    うに構成されると共に、前又は後折り込み板は該
    左右折り込み板の直進方向に直交する方向に移動
    するように構成され、 前記左右折り込み板を駆動する駆動手段と前記
    前又は後折り込み板を駆動する駆動手段は独立し
    た駆動手段であり、 前記フイルムを前記左右折り込み板の直進方向
    に直交する方向の両側端の少なくとも前記前又は
    後折り込み板が設けられた側の端を左右および中
    央部に区分して挟持する左右および中央クランプ
    機構を設け、 前記フイルムの端部を被包装物の底部へ折り込
    む際、被包装物の前記フイルム移送方向と同方向
    の横幅と被包装物の高さ、或いはフイルムカツト
    の長さと被包装物の高さに基づいて前記左右折り
    込み板の作動開始時間と前記左右クランプ機構の
    フイルム解放開始時間との時間差を前記被包装物
    の横幅或いはフイルムカツトの長さが長い時は小
    さく短い時は大きくし、且つ高さが高い時は小さ
    く低い時は大きくすると共に、前記フイルム移送
    方向と直交方向の縦幅と高さに基づいて前記前又
    は後折り込み板の作動開始時間と前記中央クラン
    プ機構のフイルム解放開始時間との時間差を被包
    装物の縦幅が長い時及び高さが高い時は小さく、
    縦幅が短い時及び高さが低い時は大きくすること
    を特徴とする包装機におけるフイルム張り調整方
    法。
JP20474484A 1984-08-31 1984-09-29 包装機におけるフィルム張り調整方法 Granted JPS6181913A (ja)

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JP20474484A JPS6181913A (ja) 1984-09-29 1984-09-29 包装機におけるフィルム張り調整方法
US06/769,100 US4674269A (en) 1984-08-31 1985-08-26 Wrapping machine
EP85306137A EP0174161B1 (en) 1984-08-31 1985-08-29 Wrapping machine
DE8585306137T DE3582288D1 (de) 1984-08-31 1985-08-29 Umwickelmaschine.
DE90200346T DE3587648T2 (de) 1984-08-31 1985-08-29 Verfahren zum Einschlagen von Gegenständen in Folien sowie eine Einschlagmaschine.
EP90200346A EP0374137B1 (en) 1984-08-31 1985-08-29 Method of wrapping articles in film and wrapping machine
SG986/91A SG98691G (en) 1984-08-31 1991-11-23 Wrapping machine

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