JPH0470636A - 巻き上げ装置 - Google Patents

巻き上げ装置

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JPH0470636A
JPH0470636A JP2179073A JP17907390A JPH0470636A JP H0470636 A JPH0470636 A JP H0470636A JP 2179073 A JP2179073 A JP 2179073A JP 17907390 A JP17907390 A JP 17907390A JP H0470636 A JPH0470636 A JP H0470636A
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JP
Japan
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film
spool
take
speed
cartridge
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JP2179073A
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English (en)
Inventor
Akira Ezawa
朗 江沢
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Original Assignee
Nikon Corp
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/42Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film
    • G03B17/425Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film motor drive cameras

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、パトローネスプールを送り出し方向に回転さ
せてフィルムをパトローネから外へ送り出すように構成
されたフィルムパトローネを使用するカメラの巻き上げ
・巻き戻し装置に関する。
B、従来の技術 この種のフィルムは、例えば、米国特許4832275
号および4834306号公報によって知られており、
フィルム先端がパトローネから露出していないので、フ
ィルムパトローネをカメラへ装填した後、パトローネス
プールを回転してフィルムをパトローネから外へ送り出
すもの′である。
本発明者は、このようなフィルムパトローネを使用する
カメラに対して次のようなカメラの巻き上げ・巻き戻し
装置を提案している。
フィルム巻き上げ時にフィルムをパトローネから送り出
し、巻き戻し時にフィルムをパトローネに巻き戻すパト
ローネスプールと、フィルムを巻き上げる巻取りスプー
ルとをモータにより駆動する給送機構を有し、フィルム
装填時にパトローネから送り出されたフィルムの先端を
回転している巻取りスプールに確実に巻き付けるために
、パトローネからのフィルムの送り出し速度が巻取りス
プールの周速度よりも遅くなるような速度比でフィルム
の給送を行なうものである。
フィルムはパトローネから巻取りスプールの周速度より
も遅い速度で送り出され、その先端が巻取りスプールに
達すると回転する巻取りスプールにフィルムの先端が巻
き付く。フィルムの先端が巻取りスプールに巻き付いた
後は、巻取りスプールによりフィルムが巻き上げられる
C1発明が解決しようとする課題 しかしながら、このようなカメラの巻き上げ・巻き戻し
装置では、フィルムが巻取りスプールに達してから巻き
付き始め、所定量巻き付くまでの間だけフィルムの送り
速度を巻取りスプールの周速度より遅くすればよいにも
かかわらず、フィルムの送り出しを開始してから巻取り
スプールに巻き付くまでの間この速度比をもってフィル
ムを送り出すので、フィルムが巻取りスプールに巻き付
くまでに時間がかかるという問題がある6本発明の目的
は、パトローネ内のフィルムをその先端が巻取りスプー
ルに達するまでは素早く送り出し、フィルムの先端が巻
取りスプールに達したらフィルムの送り速度を巻取りス
プールの周速より遅くして、フィルムを巻取りスプール
に確実に巻き付けることができるカメラの巻き上げ・巻
き戻し装置を提供することにある。
01課題を解決するための手段 一実施例を示す第1図および第2図に対応づけて本発明
を説明すると、本発明は、パトローネスプール1aを送
り出し方向に回転させてフィルム2をパトローネ1から
外へ送り出すように構成されたフィルムパトローネ1が
装填されるカメラの巻き上げ・巻き戻し装置に適用され
る。
そして、パトローネ1から送り出されたフィルム2を巻
き上げる巻取りスプール4を駆動するとともにパトロー
ネスプール1を駆動する駆動手段3.6,10.20と
、パトローネ1から送り出されたフィルム2の先端が巻
取りスプール4から所定の距離まで達したことを検出す
るフィルム先端位置検出手段7と、パトローネ1から送
り出されるフィルム2の速度VFと巻取りスプール4の
周速度VSとの速度比VF/VSをフィルム先端位置検
出手段7の検出前後で切り換え、検出後はフィルム2の
送り速度が巻取りスプール4の周速度より遅くなるよう
な速度比とし、検出前はその速度比よりも大きい速度比
とすべく能動手段3゜6、to、20を介してパトロー
ネスプール1aと巻取りスプール4とを制御する制御手
段36とを備えることにより、上記目的が達成される。
E0作用 制御手段36は、パトローネ1から送り出されるフィル
ム2の速度VFと巻取りスプール4の周速度■Sとの速
度比VF/VSを、フィルム先端位置検出手段7が巻取
りスプール4から所定の距離までフィルム2の先端が達
したことを検出する時点の前後で切り換える。すなわち
、検出後は、フィルム2の送り速度が巻取りスプール4
の周速度より遅くなるような速度比とし、検出前はその
速度比よりも大きい速度比とすべく駆動手段3゜6.1
0.20を介してパトローネスプール1aと巻取りスプ
ール4とを制御する。
なお、本発明の詳細な説明する上記り項およびE項では
、本発明を分かり易くするために実施例の図を用いたが
、これにより本発明が実施例に限定されるものではない
F、実施例 第1図は本発明の一実施例の全体構成を示すブロック図
、第2図は本発明に係るカメラの巻き上げ・巻き戻し機
構部を示す斜視図である。
まず、第2図によりカメラの巻き上げ・巻き戻し機構部
について説明する。
1はフィルムパトローネであり、フィルム2がパトロー
ネスプール1aに巻き付けられて収納される。3は第1
のモータであり、第1の駆動機構10を介してパトロー
ネスプール1aを駆動する。
第1の駆動機構10は、第1のモータ3の回転軸に固着
されたギア3aと、ギア11a、遊星腕11bおよび遊
星ギアllcからなる遊星機構11と、フィルム送り出
し時に遊星ギアllcと歯合するギア12と、フィルム
巻き戻し時に遊星ギア11cと歯合するギア13と、パ
トローネスプール駆動用ギア14と、このギア14に固
着されるフォーク14aとから構成される。
4は巻取りスプールであり、フィルム2を巻き上げる。
5はフィルム押し圧ローラであり、不図示のバネにより
付勢され巻取りスプール4に押しつけられる。フィルム
の先端が巻取りスプール4へ達すると、このフィルム押
し圧ローラ5によりフィルム2の先端が巻取りスプール
4に押しつけられ、巻取りスプール4ヘフイルム2が巻
き付く。
そして、巻取りスプール4の回転によりフィルム2が巻
き上げられる。
6は第2のモータであり、第2の駆動機構20を介して
巻取りスプール4を駆動する。第2の駆動機構20は、
第2のモータ6の回転軸に固着されたギア6aと、ギア
列21と、ギア22a、遊星腕22bおよび遊星ギア2
2cからなる第2の遊星機構22と、ギア23.24と
、巻取りスプール4と一体に回転するスプールギア25
とから構成される。
7は、光電式のフィルムエンコーダである。フィルム2
が検出ローラ7aと押し圧ローラ7bとの間を通過する
と検出ローラ7aが回転し、これによって検出ローラ7
aに取り付けられたスリット板7cも回転する。スリッ
ト板7cは、投受光器が一体に形成される光電変換器7
dの光線をその回転速度に比例して断続的に遮蔽する。
光電変換器7dは、スリット板7cの回転により生成さ
れる光パルス信号を電気信号に変換して出力する。
すなわち、フィルムエンコーダ7は、フィルム2の先端
を巻取りスプール4へ巻き付けるときに、フィルム2の
先端が巻取りスプール4から所定の距離まで達したこと
を検出するとともに、フィルム2の送り出し速度を検出
する。
8は、光電式のスプールエンコーダであり、上述したフ
ィルムエンコーダ7と同様に巻取りスプール4が回転す
るとスプールギア25と歯合するギア8aが回転し、こ
のギア8aに取り付けられたスリット板8bも回転する
。スリット板8bは、回転にともない光電変換器8cの
光線をその回転速度に比例して断続的に遮蔽する。光電
変換器8Cは、スリット板8bの回転によって生成され
る光パルス信号を電気信号に変換して出力する。すなわ
ち、スプールエンコーダ8は、巻取りスプール4の周速
度を検出する。
次に、第2図に示す巻き上げ・巻き戻し機構部の動作を
説明する。
フィルムパトローネ1がカメラに装填されると、パトロ
ーネスプール1aのスプライン1bがフォーク14aの
凹部に嵌合する。フィルムの送り出し時は、第1のモー
タ3を図示のF1方向、すなわちフィルム2の送り出し
方向に回転させると、ギアllaが時計方向に駆動され
るのにともなって遊星腕11bが時計方向に揺動じ、遊
星ギア11cがギア12と噛み合う。これによって、第
1のモータ3の回転は、ギア3a→ギアlla→遊星ギ
アlie→ギア12→ギア14の順に伝達され、パトロ
ーネスプール1aが反時計方向に駆動されてフィルム2
がフィルムパトローネ1から外へ送り出される。
フィルム2の先端がフィルムエンコーダ7を通過したこ
とが同エンコーダ7により検出されると、第2のモータ
6が図示のF2方向、すなわちフィルム巻き上げ方向に
回転を開始する。第2のモータ6の回転は、ギア6aお
よびギア列21を介してギア22aに伝達される。ギア
22aは反時計方向に回転し、これによって遊星腕22
bも反時計方向に揺動する。この結果、遊星ギア22c
はギア23と噛み合う。すなわち、第2のモータ6の回
転は、ギア6a→ギア列21→ギア22a→遊星ギア2
2c→ギア23→ギア24→スプールギア25の順に伝
達され、スプールギア25に固着された巻取りスプール
4がフィルム巻き上げ方向に回転する。そして、フィル
ム押し圧ローラ5によってフィルム2の先端が巻取りス
プール4に圧着され、フィルム2は巻取りスプール4に
巻き付く。なおこのとき、フィルム2を巻取りスプール
4へ確実に巻き付けるために、フィルム2の送り出し速
度VFは、後述する制御回路によって巻取りスプール4
の周速度■Sよりもわずかに遅くなるように制御される
ところで、フィルム送り出し開始前のフィルムパトロー
ネ1に収納されているフィルム2は、パトローネスプー
ル1aが第1のモータ3により駆動されて送り出し方向
に回転すると、パトローネ1内で広がりつつ外へ送り出
される。ところが、フィルム2が巻取りスプール4によ
って巻き上げ開始されると、巻取りスプール4の周速度
VSはフィルム送り出し速度VFよりも早いため、フィ
ルム2はその送り出し速度よりも早くフィルムパトロー
ネ1から引き出される。この結果、フィルム2は、パト
ローネ1内で次第にパトローネスプール1aに巻き締ま
っていき、ついにはパトローネスプール1aに完全に巻
き締まる。そして、これ以後、パトローネスプール1a
は、第1のモータ3によって駆動されるのではなく、引
き出されるフィルム2によって回転し、その回転速度は
、当初の送り出し速度よりも増速されて巻取りスプール
4の周速度に応じた速度となる。このとき。
パトローネスプール1aに連動するギア14およびギア
12も増速されるので、遊星ギアの性質から遊星腕11
bは遊星ギアllcがギア12から離れる方向に揺動す
る。すなわち、遊星ギア11Cとギア12の噛み合いが
外れ、第1のモータ3によって駆動されるギアllaの
回転速度と、巻取りスプール4必フィルム巻き上げによ
って駆動されるギア12の回転速度との速度差が吸収さ
れる。
次に、フィルム巻き戻し時は、第1のモータ3を図示の
R1方向、すなわち巻き戻し方向に回転させると、ギア
llaが反時計方向に駆動されるのにともなって遊星腕
11bも反時計方向に揺動し、遊星ギアlieはギア1
3と噛み合う。これによって、第1のモータ3の回転は
ギア3a→ギアlla→遊星ギアllc→ギア13→ギ
ア14の順に伝達され、パトローネスプール1aが時計
方向に駆動されてフィルム2がフィルムパトローネ1へ
巻き戻される。
ところで、フィルム巻き戻し開始前には、第2の駆動機
構20の遊星ギア22cはギア23と噛み合ったままで
あり、巻取りスプール4がフィルム2の巻き戻しにとも
なって図示のR3方向へ回転を始めてもこの噛み合いは
外れない。その結果、巻取りスプール4の回転は第2の
駆動機構20を介して第2のモータ6へ伝達され、フィ
ルム巻き戻し時には、第2のモータ6が第1のモータ3
の大きな負荷となってしまう。このような不具合を避け
るために、フィルム巻き戻しに先立ち後述する制御回路
によって第2のモータ6を図示R2方向へ一定時間起動
し、遊星腕22bを時計方向に揺動させて遊星ギア22
cとギア23との噛み合いを外す動作が行なわれる。
次に、第1図により本発明のカメラの巻き上げ・巻き戻
し装置の全体構成を説明する。なお、第2図に示す機構
部と同様な構成機器に対しては同符号を付して説明を省
略する。
31は、第1のモータ3を駆動する駆動回路、32は、
第2のモータ6を駆動する駆動回路、T1〜T2はタイ
マ、C1はフィルム巻き上げ駒数をカウントするフィル
ムカウンタである。33は測光装置であり、撮影画面内
を測光して輝度情報を出力する。34は測距装置であり
、不図示の撮影光学系の焦点調節状態を検出して焦点検
出情報を出力する。35は撮影制御装置であり、シャッ
ター機構部および絞り機構部を制御する。さらに、SW
Iは、カメラの裏蓋の開閉状態を検出するスイッチであ
り、裏蓋が閉しるとオンする。SW2は、パトローネ検
出スイッチであり、フィルムパトローネ1がカメラに装
填されるとオンする。SW3は、シャッターレリーズ半
押しスイッチであり、シャッターレリーズ半押し時にオ
ンする。SW4は、シャッターレリーズ全押しスイッチ
であリ、シャッターレリーズ全押し時にオンする。
36は、制御回路であり、マイクロコンピュータおよび
その周辺部品から構成され、後述するフィルム巻き上げ
・巻き戻し制御プログラムを実行してフィルム2の巻き
上げ・巻き戻しを行なう。
第3図は、制御回路36で実行されるフィルム巻き上げ
・巻き戻し制御プログラムである。同図によりフィルム
20巻き上げ・巻き戻し動作を説明する。
ステップ5101で、裏蓋スイッチSWIによりカメラ
の裏蓋が閉しられたかどうかを判別する。
裏蓋が閉じられるまでステップ5LOLを繰り返し、閉
じられるとステップ5102へ進み、パトローネスイッ
チSW2によってフィルムパトローネ1がカメラに装填
されたかどうかを判別する。
フィルムパトローネ1がカメラに装填されるとステップ
5103へ進み、そうでなければステップ5101へ戻
る。ステップ5103で7シヤツターレリーズ半押しス
イッチSW3によってシャッターレリーズが半押しされ
たかどうかを判別し、押されていればステップ5LO4
へ進み、そうでなければステップ5lotへ戻る。
ステップ5104において、第4図に示す初期巻き上げ
サブルーチンを実行し、装填されたフィルムパトローネ
1からフィルム2を送り出し、巻取りスプール4ヘフイ
ルム2を巻き付けて第1駒目を所定の撮影位置まで巻き
上げる。
第4図のステップ5201で、第1のモータ駆動回路3
1を介して第1のモータ3を最高速度で正転、すなわち
フィルム送り出し方向F1へ駆動を開始する。続くステ
ップ5202で、フィルムエンコーダ7からパルス信号
の出力が開始されたかどうか、すなわちフィルム2の先
端がエンコーダ7に達したかどうかを判別し、信号の出
力が開始されるまでステップ5202を繰り返す。フィ
ルム2の先端がエンコーダ7に達するとステップ520
3へ進み、第2のモータ駆動回路32を介して第2のモ
ータ6を正転、すなわちフィルム巻き上げ方向F2へ駆
動を開始する。
次にステップ5204で、第5図に示す第1のモータ制
御サブルーチンを実行する。このサブルーチンが実行さ
れると、フィルムエンコーダ7によってフィルム2の先
端が巻取りスプール4から所定の距離まで達したことが
検出される時点の前後で、フィルム送り出し速度VFと
巻取りスプール4の周速度VSとの速度比VF/VSが
切り換えられる。つまり、検出後はフィルム送り出し速
度VFが巻取りスプール4の周速度VSより遅くなる速
度比VF/VSとし、検出前はその速度比VF/VSよ
りも大きい速度比とされる。
この実施例では、第1および第2のモータ駆動回路31
.32を介して第1および第2のモータ3.6を制御し
、検出前は、上述したように第1のモータ3が最高速度
で駆動され、第2のモータ6は停止させる。そして、検
出後は、フィルム送り出し速度が巻取りスプール4の周
速よりも遅くなるように以下に述べる手順で第1のモー
タ3の駆動速度を制御する。
第5図において、まず、ステップ5301で、スプール
エンコーダ8からのパルス信号の周期TSを読み取り、
続くステップ5302で、フィルムエンコーダ7からの
パルス信号の周期Tfを読み取る。そしてステップ53
03において、上記ステップで検出された両パルス周期
の周期比に=T s / T fを算出する。
ここで、フィルムエンコーダ7からのパルス信号の周波
数Ff (=1/Tf)は、フィルムの送り出し速度V
Fに比例し、一方、スプールエンコーダ8からのパルス
信号の周波数Fs(=1/TS)は、巻取りスプール4
の周速■Sに比例する。
また、前述した速度比VF/VSは、両エンコーダ7.
8からのパルス信号の周波数比(Ff/FS)に等しく
なるので、 (VF/VS)= (F f/Fs) = (1/Tf)/ (1/Ts) = (Ts/Tf)=に となる。つまり、前述した速度比(VF/VS)は、ス
テップ5303で算出される周期比Kに等しいので、こ
の周期比Kが一定になるように第1のモータ3の駆動速
度を制御すれば所望の速度比VF/VSが得られる。。
ステップ5304で、パルス周期比Kが所定の最大値に
1より大きいかどうかを判別し、K>K1であればステ
ップ5305へ進み、そうでなければステップ5306
へ進む。ステップ5305テハ、K (=VF/VS)
>Kl、すなわち巻取りスプール4の周速■Sに対する
フィルムの送り出し速度VFが高すぎるのであるから、
第1のモータ3を周知のデユーティ駆動し、そのデユー
ティ比を低くしてフィルム送り出し速度VFを下げる。
その後、再びステップ5301へ戻る。
ステップ5306では、パルス周期比Kが所定の最小値
に2より小さいかどうかを判別し、Kくに2であればス
テップ5307へ進み、そうでなければ第4図に示す初
期巻き上げサブルーチンへリターンする。ステップ53
07では、K (=VF/VS)<K2、すなわち巻取
りスプール4の周速VSに対するフィルムの送り出し速
度VFが低すぎるのであるから、第1のモータ3のデユ
ーティ比を高くしてフィルム送り出し速度VFを上げる
。その後、再びステップ5301へ戻る。
このように、フィルム2の先端がフィルムエンコーダ7
へ達した後は、両エンコーダ7.8のパルス周期比Kが
所定の範囲Kl>K>K2となるように制御する。これ
によって、フィルム送り出し速度VFは、巻取りスプー
ル4の周速■Sよりもわずかに遅くなる。
再び第4図の初期巻き上げサブルーチンへ戻り、ステッ
プ5205においてフィルム2が所定長送られたかどう
か、すなわちフィルム2の第1駒目が所定の撮影位iに
設定されたかどうかを判別し、所定長送られるまでステ
ップ5205を繰り返す。
この所定のフィルム送り量は、フィルムエンコーダ7か
らのパルス信号のパルス数をカウントするか、またはス
プールエンコーダ8からのパルス信号のパルス数をカウ
ントして検出される。
ステップ5205で所定長フィルム2が送られると、ス
テップ5206で第1のモータ3を停止し、続くステッ
プ5207で第2のモータ6を停止する。さらにステッ
プ3208でフィルムカウンタC1にl11#lをセン
トした後、第3図に示すプログラムへリターンする。
第3図のステップ5105で、シャッターレリーズ半押
しスイッチSW3によってシャッターレリーズが半押し
されたかどうかを判別し、押されるまで同ステップを繰
り返す。シャッターレリーズが半押しされるとステップ
5106へ進み、測光装置33を介して撮影画面内を測
光するとともに、測距装置34を介して撮影光学系の焦
点調節状態を検出し、この焦点検出情報に基づいて撮影
光学系を駆動して合焦させる。次に、ステップ5107
でシャッターレリーズ全押しスイッチSW4によってシ
ャッターレリーズが全押しされたかどうかを判別し、押
されていればステップ5108へ進み、そうでなければ
ステップ5105へ戻る。
ステップ8108では、撮影制御装置35を介して上記
ステップで検出された輝度情報に基づいてシャッター機
構部および絞り機構部を駆動し、露光を行なう。撮影を
終えるとステップ8109でフィルムカウンタC1(7
J値が最終駒かどうかを判別し、最終駒であればステッ
プ5111へ進み、そうでなければステップ5110へ
進む。
ステップ5iloにおいて、第6図に示す1駒巻き上げ
サブルーチンを実行する。
第6図のステップ5401では、第2のモータ駆動回路
32を介して第2のモータ6を正転、すなわち巻き上げ
方向F2へ起動させる。続くステップ5402で、フィ
ルム2が1駒分巻き上げられたかどうかを判別し、1駒
分巻き上げられるまで同ステップを繰り返す。なお、フ
ィルム2の1駒分の送り量は、フィルムエンコーダ7ま
たはスプールエンコーダ8から発生するパルス信号のパ
ルス数をカウントして検出する。1駒分のフィルム巻き
上げを終えると、ステップ5403へ進んで第2のモー
タ6を停止させ、続くステップ5404でフィルムカウ
ンタC1をインクリメントした後、第3図に示すプログ
ラムへリターンする。
リターン後、再びステップ5105へ戻る。
フィルムの最終駒まで撮影を終えると、ステンプ511
1で第7図に示す巻き戻しサブルーチンを実行してフィ
ルムパトローネ1へフィルム2を巻き戻す。
第7図のステップ5501で、タイマT1をリセットし
て再スタートさせる。次に2ステツプ5502で第2の
モータ6を逆転させ、ステップ5503でタイマT1が
タイムアツプしたかどうかを判別し、タイマT1がタイ
ムアツプするまで同ステップを繰り返す。タイマT1の
タイムアツプ後、ステップ5504で第2のモータ6を
停止する。このステップ8501〜ステツプ5504に
おける処理は、前述したように、一定時間第2のモータ
6を逆転してフィルム巻き上げ時に噛み合ったままとな
っている第2の駆動機構20の遊星ギア22cとギア2
3との噛み合いを外すためのものである。
ステップ5505で、第1のモータ3を逆転、すなわち
フィルム巻き戻し方向R1へ起動してフィルム2の巻き
戻しを開始する。続くステップ5506でフィルムエン
コーダ7からのパルス信号があるかどうか、すなわちフ
ィルム2の先端がフィルムエンコーダ7の位置まで巻き
戻されたがどうかを判別し、パルス信号がなくなるまで
同ステップを繰り返す。パルス信号がなくなったらステ
ップ5507へ進んでタイマT2をリセットして再スタ
ートさせた後、ステップ5508でタイマT2がタイム
アツプしたかどうかを判別し、タイムアツプするまで同
ステップを繰り返す。タイマT2のタイムアンプ後、ス
テップS 50’ 9へ進んで第1のモータ3を停止さ
せる。なお、このタイ7 T 2 +!、フィルム2の
先端がフィルムエンコーダ7を通過した後、フィルム2
がパトローネ1へ完全に巻き戻されるまでの時間を経時
するためのものである。以上の処理を終えると第3図に
示すプログラムへリターンする。
第3図のステップ5112で、スイッチSWIによって
裏蓋が開けられたかどうかを判別し、開けられるまで同
ステップを繰り返す。裏蓋が開けられるとステップ51
13へ進み、スイッチSW2によって撮影済のフィルム
パトローネ1が取り出されたかどうかを判別し、取り出
されるまで同ステップを繰り返す。撮影済のフィルムパ
トローネ1がカメラから取り出されると、プログラムの
実行を終了する。
以上説明したように、フィルム2の初期の巻き上げ時に
は、第1のモータ3を最高速度で駆動してパトローネ1
からフィルム2の送り出しを開始した後、フィルム2の
先端が巻取りスプール4から所定の位置まで達したこと
をフィルムエンコーダ7のパルス信号の有無によって検
出し、先端がフィルムエンコーダ7の位置まで達すると
第2のモータ6を起動するとともに、フィルム送り出し
速度VFが巻取りスプール4の周速■Sよりも遅くなる
ように第1のモータ3の駆動速度を制御する。従って、
フィルム2は、その先端が巻取りスプール4へ達したと
きに確実にスプール4へ巻き付けられる6 なお、上記実施例では、フィルム2の先端がフィルムエ
ンコーダ7を通過後、フィルム2の送り出し速度が巻取
りスプール4の周速よりも遅くなるように第1のモータ
3の駆動速度を制御したが、第2のモータ6の駆動速度
を制御するか、または両方のモータ3,6の駆動速度を
制御してもよい。
さらに、上記実施例では、第2のモータ6は、フィルム
2の先端がフィルムエンコーダ7を通過してから起動し
たが、第1のモータ3をフィルム送り出し起動すると同
時に起動してもよい。
また、上記実施例では、フィルムエンコーダ7およびス
プールエンコーダ8の出力パルス信号のパルス周期を比
較して閉ループ制御を行なったが。
フィルム2の先端がフィルムエンコーダ7を通過した後
筒1のモータ3のみ、あるいは第2のモータ6のみ、さ
らには両方のモータ3,6を予め設定したデユーティ比
でデユーティ開動して開ループ制御により速度比を制御
してもよい。
さらに、上記実施例では、フィルム2を送り出すパトロ
ーネスプール1aを駆動する第1のモータ3と巻取りス
プール4を駆動する第2のモータ6の2台のモータによ
ってフィルムの巻き上げ・巻き戻しを行なったが、1台
のモータで両スプール1a、4を駆動する駆動機構とし
、さらにフィルム2の先端を巻取りスプール4に巻き付
けるときだけフィルムの送り速度が巻取りスプールの周
速よりも遅くなるような速度比切換機構を設けてもよい
また、上記実施例では、フィルム2の先端が巻取りスプ
ール4から所定の距離まで達したことをフィルムエンコ
ーダ7によって直接検出したが、第1のモータ3を起動
してフィルム2の送り出しを開始してからフィルム2の
先端が巻取りスプール4から所定の距離に達するまでの
時間をタイマにセットし、このタイマがタイムアツプす
る時刻に速度比を切り換えるようにしてもよい。
以上の実施例の構成において、第1のモータ3゜第2の
モータ6、第1の駆動機構10および第2の駆動機構2
0が駆動手段を、フィルムエンコーダ7がフィルム先端
位置検出手段を、制御回路36が制御手段をそれぞれ構
成する。
G1発明の詳細 な説明したように本発明によれば、フィルムの先端が巻
取りスプールから所定の位置に達したことが検出される
時点でフィルムの送り速度と巻取りスプールの周速との
速度比を切り換え、検出後はフィルムの送り速度が巻取
りスプールの周速よりも遅くなるような速度比とし、検
出前はそれよりも大きな速度比でパトローネスプールお
よび巻取りスプールを駆動するので、フィルムが巻取り
スプールに達するまでの時間が短くなるとともに、フィ
ルムの先端は巻取りスプールに達っしてから確実に巻取
りスプールに巻き付けられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体構成を示すブロック図
、第2図は本発明に係るカメラの巻き上げ・巻き戻し機
構部の一実施例を示す斜視図、第3図はフィルム巻き上
げ・巻き戻し制御プログラムを示すフローチャート、第
4図は初期巻き上げサブルーチンを示すフローチャート
、第5図は第1のモータ制御サブルーチンを示すフロー
チャート、第6図は1駒巻き上げサブルーチンを示すフ
ローチャート、第7図は巻き戻しサブルーチンを示すフ
ローチャートである。 l:フィルムパトローネ 1a:パトローネスプール 1bニスプライン2:フィ
ルム        3:第1のモータ4:巻取りスプ
ール 5:フィルム押し圧ローラ 6:第2のモータ  7:フィルムエンコーダ8ニスプ
ールエンコーダ 10:第1の駆動機構  20:第2の駆動機構31:
第1のモータ駆動回路 32:第2のモータ駆動回路 36:制御回路SWI〜
4:スイッチ  T1〜2:タイマC1:フィルムカウ
ンタ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 パトローネスプールを送り出し方向に回転させてフィル
    ムをパトローネから外へ送り出すように構成されたフィ
    ルムパトローネが装填されるカメラの巻き上げ・巻き戻
    し装置において、 前記パトローネから送り出された前記フィルムを巻き上
    げる巻取りスプールを駆動するとともに前記パトローネ
    スプールを駆動する駆動手段と、前記パトローネから送
    り出された前記フィルムの先端が前記巻取りスプールか
    ら所定の距離まで達したことを検出するフィルム先端位
    置検出手段と、 前記パトローネから送り出されるフィルムの速度VFと
    前記巻取りスプールの周速度VSとの速度比VF/VS
    を前記フィルム先端位置検出手段の検出前後で切り換え
    、検出後は前記フィルムの送り速度が巻取りスプールの
    周速度より遅くなるような速度比とし、検出前はその速
    度比よりも大きい速度比とすべく前記駆動手段を介して
    前記パトローネスプールと前記巻取りスプールとを制御
    する制御手段とを備えることを特徴とするカメラの巻き
    上げ・巻き戻し装置。
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