JPH0470400B2 - - Google Patents

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JPH0470400B2
JPH0470400B2 JP61093464A JP9346486A JPH0470400B2 JP H0470400 B2 JPH0470400 B2 JP H0470400B2 JP 61093464 A JP61093464 A JP 61093464A JP 9346486 A JP9346486 A JP 9346486A JP H0470400 B2 JPH0470400 B2 JP H0470400B2
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JP
Japan
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plate
lead
electrode
lead plate
rolled
Prior art date
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JP61093464A
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English (en)
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JPS62250199A (ja
Inventor
Kyosumi Takayasu
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Individual
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  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)
  • Electrodes For Compound Or Non-Metal Manufacture (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この発明は、不溶性電極の製造方法に関し、と
くにかかる電極の放電面として純度が高くかつ緻
密な圧延鉛板を活用することによつて耐食性およ
び通電性能の向上を図るだけでなく、加工時間の
短縮化を可能ならしめて生産性の向上も併せて達
成しようとするものである。 (従来の技術) 従来から、電気亜鉛めつきやクロムめつきの陽
極としては、鉛又はPb−Sn,Pb−Sbなどの鉛合
金製(以下単に鉛合金製という)の不溶性電極が
多用されてきた。 現在、電気めつきに用いられている鉛合金製の
不溶性電極としては、母材上に酸素・アセチレン
ガス焔によつて鉛ホモーゲン肉盛り加工を施した
ものが一般的である。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら上記の鉛ホモーゲン肉盛り加工で
は、肉盛り鉛層中への不純物の混入やピンホール
の発生が避けられないため仕上がりが充分とはい
い難く、また加工に長時間を要するなどの問題を
残していた。 この発明は、上記の問題を有利に解決するもの
で、放電面として鉛ホモーゲン肉盛り層のかわり
に高純度で緻密な圧延鉛板を用い、しかもろう着
による一体仕上げとすることによつて、従来の肉
盛り鉛層に比べて耐食性および通電性能に富むだ
けでなく、生産性およびコストの面においても優
れた不溶性電極の有利な製造方法を提案すること
を目的とする。 (問題点を解決するための手段) すなわちこの発明は、導電性材料からなる電極
面板の少なくとも放電面以外の表面に、高耐食性
金属薄板のライニングを施し、ついで電極面板の
放電面と圧延鉛板とをろう材の介在下に重ね合わ
せてから、250〜300℃,30〜60分間のろう着接合
処理を施して、両者を一体化することを特徴とす
る不溶性電極の製造方法である。 この発明において、電極面板用の導電材料とし
ては、鉄、銅またはアルミニウムあるいはそれら
の合金が好適である。 また少なくとも放電面以外の電極面板表面を被
覆する高耐食性金属薄板としては、チタンやニオ
ブ、タンタルあるいはそれらの合金がとりわけ好
適である。 表1に、Tiクラツド板上に圧延鉛板をろう着
および接着剤によつてそれぞれ接合したときの、
接合強度について調べた結果を示す。 なお実験は次の要領で行つた。すなわち第2図
に示したようなTiクラツド材Cの表面に、図示
したような形状になる圧延鉛板Pを、265℃,30
分間にわたるろう着または導電性接着剤(エポキ
シ樹脂中に微細銀片を充てんして電気伝導性を付
与したもの)によつて接合したのち、この鉛板P
に対して矢印の方向からせん断力を付加し、該鉛
板Pが剥がれるときのせん断応力を測定し、もつ
て接合強度とした。
【表】 同表より明らかなように、クラツド材と圧延鉛
板との接合手段としてろう着処理を採用すること
によつてとりわけ優れた接合強度が得られた。 なおかかるろう着処理において、処理温度が
250℃に満たないと低温はんだ層の完全溶融状態
が得られないという不利があり、一方300℃を超
えると圧延鉛板の固相温度(Pb95%−Sn5%の場
合)以上となり好ましくないので、炉内温度分布
を考慮すると処理温度は250〜300℃好ましくは
255〜265℃の範囲とする必要がある。また処理時
間が30分未満では健全な溶着状態が得られないと
いう不利があり、一方60分を超えると圧延鉛板の
緻密な組織が失われるという弊害が生じるので処
理時間は30〜60分の範囲に限定した。 (作用) 従来の鉛ホモーゲン法による鉛肉盛り層の形成
には、900〜1000分程度の所要時間を必要として
いたのに対し、この発明法に従う接合法による圧
延鉛板の接合では、30〜60分程度の短時間で済む
ので、加工時間の効果的な短縮化を図り得る。 また少なくとも放電面以外の電極面板の表面に
は高耐食性金属薄板のライニングをそなえている
ので、電解時に迷走電流が流れて裏面で無駄な放
電が生じ、電流効率の低下を招くこともない。 (実施例) 母材として、第1図aに示したような厚み:19
mm、幅:750mm、長さ:1300mmの鉄板1を用意し、
その片面に厚み1.5mmのTi板2をシーム溶接によ
りクラツドした。 ついで得られたクラツド板の非被覆面全域にわ
たり、1mm厚のTi板3をルーズライニツグTIG
角付け溶接して、母材全面をTi板で被覆した
(同図b)。 次に1.5mmTiクラツド面および25mm厚の圧延鉛
板4の片面それぞれに、1mm厚の低温はんだ
(錫:30%、鉛;:70%)厚付けめつき5を施し
(同図C)てから、各はんだめつき面を合わせて
炉内に入れ(同図d)、ついで260℃で30分間のろ
う着接合処理を施した(同図e)。なおこのとき
図示したように鉛板が上になる配置とすれば、接
合面6は鉛板の自重により強く押し付けられるの
で強固な接合面を得る上でより有利である。 その後、ひずみ取り焼鈍を施してから鉛板表面
を機械仕上げし、製品とした。 かくして得られた製品のTiクラツド板と圧延
鉛板との接合強度は1.90Kg/mm2であり、充分満足
のいく特性値が得られた。 以上実施例では、母材全面をTi板でライニン
グする場合について主に説明したが、放電面側を
除く表面のみにライニングを施した場合であつて
も、同等の効果が得られることが確められてい
る。 (発明の効果) かくしてこの発明によれば、従来に比べ、耐食
性および通電性能が優れた不溶性電極を、低コス
トかつ高生産性の下に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜eはそれぞれ、この発明に従う不溶
性電極の製造工程図、第2図は、接合強度の試験
片の形状を示した図である。 1……鉄板、2,3……Ti板、4……圧延鉛
板、5……はんだめつき、6……接合面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 導電性材料からなる電極面板の少なくとも放
    電面以外の表面に、高耐食性金属薄板のライニン
    グを施し、ついで電極面板の放電面と圧延鉛板と
    をろう材の介在下に重ね合わせてから、250〜300
    ℃,30〜60分間のろう着接合処理を施して、両者
    を一体化することを特徴とする不溶性電極の製造
    方法。
JP9346486A 1986-04-24 1986-04-24 不溶性電極の製造方法 Granted JPS62250199A (ja)

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JP9346486A JPS62250199A (ja) 1986-04-24 1986-04-24 不溶性電極の製造方法

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JPS62250199A JPS62250199A (ja) 1987-10-31
JPH0470400B2 true JPH0470400B2 (ja) 1992-11-10

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JPH0318510Y2 (ja) * 1986-05-07 1991-04-18
JP2742595B2 (ja) * 1988-12-29 1998-04-22 株式会社戸畑製作所 鍍金用電極の製造方法
KR100493887B1 (ko) * 2002-08-09 2005-06-08 한국과학기술연구원 내환경성 클래드 판재 및 그 제조방법

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JPS5520762Y2 (ja) * 1977-06-13 1980-05-19
JPS5842453Y2 (ja) * 1981-05-06 1983-09-26 清澄 高安 不溶性アノ−ド
JPS59193866U (ja) * 1983-06-13 1984-12-22 高安 清澄 不溶性鉛電極

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JPS62250199A (ja) 1987-10-31

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