JPS5842453Y2 - 不溶性アノ−ド - Google Patents

不溶性アノ−ド

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JPS5842453Y2
JPS5842453Y2 JP6444081U JP6444081U JPS5842453Y2 JP S5842453 Y2 JPS5842453 Y2 JP S5842453Y2 JP 6444081 U JP6444081 U JP 6444081U JP 6444081 U JP6444081 U JP 6444081U JP S5842453 Y2 JPS5842453 Y2 JP S5842453Y2
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JP
Japan
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face plate
electrode face
electrode
lead
plate
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JP6444081U
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JPS57180758U (ja
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清澄 高安
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、不溶性アノードとくに省エネルギ、および
省資源の面で有用な不溶性アートに関するものである。
現在、クロムめっきなどにおいて不溶性アノードとして
広く使用されているものは、鉛やPb−5n、Pb−3
bなどの鉛合金製の板状電極かまたは二枚合わせの電極
面板を緊密に接合して一体化した電極に、給電吊手を接
合したものが一般的である。
このようにこれまでの不溶性アノードは、全体を鉛ない
し鉛合金で形成していたため、電解時には被めっき材に
対向する電極表面だけでなく裏面へもいわゆる迷走電流
が流れて、裏面で無駄な放電を生じ、電流効率を低下さ
せていた。
また重量が比較的大きいため操業またはその停止の際に
めつき液中へ沈降または浮揚する操業取扱いに関し作業
性を害していた。
さらにめっき液による腐食や電解による変質などの生じ
たアノードの寿命終了後に廃棄するときかさ張るので公
害対策上思わしくない結果を招いていた。
この考案は上記の諸問題を有利に解決するもので、電極
の放電面積を必要最小限に留めて、裏面や側面からの無
駄な放電による電力の損失を防止すると共に鉛合金の使
用量も低減した不溶性アノードを提案するものである。
すなわちこの考案は、鉛ないし鉛合金製の電極面板と、
この電極面板の裏面に密着して放電・極面板を支持する
裏当て材と、電極面板への給電を司る高導電材料の吊手
、および放電面としての電極面板表面以外の少くともめ
っき液浸漬部分を取囲んで電極面板との間にTIG溶接
および爾後加熱処理で接合した高耐食性金属薄板の保護
被覆をそなえることを特徴とする不溶性アノードである
この考案で有効放電面以外を被覆する高耐食性金属薄板
としては、めっき液中で不動態化してすぐれた耐食性を
呈するとともに迷走電流による無駄な放電を効果的に防
止できるチタン、タンタルおよびニオブなどがとくに有
利に適合する。
また裏当て材としては鉄板や鋼板などでよく、さほどの
厚みは必要としないのでアノード全体の軽量化ならびに
コストダウンが容易に図れる。
さらにこの考案の不溶性アノードにおいては電極面板を
容易に溶解除去できるため、電極面板の寿命が尽きた場
合には電極面板のみの更新が可能であり裏当て材、吊手
および耐食性金属薄板は再使用できるので省資源にも有
利である。
またさらに電極面板は薄くて済むので低い嵩に取りまと
めることができ、廃棄あるいは再生使用の取扱いに便宜
である。
以下この考案の好適実施例について説明する。
第1図〜第4図に、この考案に係る不溶性アノードを製
造工程順にそれぞれ図解し、図中番号1は銅製の吊手、
2はSS鋼の裏当て材、3は鉛製の電極面板、そして4
がチタン製の高耐食性金属薄板である。
かかる各部材を用いて不溶性アノードを製造するには、
まず第1図に示したように給電吊手1と裏当て材2とを
溶接して一体化し、ついで第2図に示したように電極面
板と接合する裏当て材表面を除いてチタンの薄板のライ
ニングを施す。
このとき裏当て材2の側面におけるチタンの曲げ高さは
、裏当て材2とこれに接合する電極面板3とを合わせた
厚みに等しくなるようにじておくことが肝要である。
その後裏当て材2上に電極面板としての鉛を接合するが
、それには鉛鋳塊を火炎で溶かして溶着する鉛ホモーゲ
ン法による肉盛り加工が有利であり、かくして第3図に
示したように裏当て材2上に鉛の電極面板3が形成され
る。
しかしながらこのままでは電極面板3と被覆チタン板4
との接合強度は十分とはいい難い。
そこで鉛電極面板3と被覆チタン板4との接触部の接合
強度を高めることが必要となるが、この接合はアルゴン
シールド下のTIG溶接で達成できる。
すなわち第5図に第3図のA−A矢視図を示したように
鉛電極面板3と被覆チタン板4との接触部5に、アルゴ
ンガスシールド下のTIG溶接により鉛を再溶融し、引
続きこの部分を同じくアルゴンガスシールド下に補助ト
ーチによって加熱処理を施し冷却に至る間にわたりアル
ゴン被包を継続させるのである。
かくして高い接合強度が得られるが、このためには上述
したようにTIG溶接、加熱処理さらにはそれに引続く
冷却処理をアルゴンガスのシールド下に行うことが肝要
であり、このシールドが完全でないと良好な接合強度は
得られず、またチタン板の材質劣化を生じる。
その後第4図に示したように吊手部1の曲げ加工を行い
不溶性アノードを完成する。
以上実施例では放電面としての電極面板表面以外をすべ
てチタン板で被覆する場合について説明したが、必ずし
もその必要はなく、めっき液浸漬部分以外はチタン板に
よる被覆を省略してもよい。
この考案の効果を要約すると次のとおりである。
(1)迷走電流を消滅できるので、その分電圧を下げた
低電圧作業が可能となり、省エネルギに貢献するととも
に、抵抗発熱も少くなるので電極の寿命延長も達成でき
る。
(2)鉛の使用量を半減できるので、省資源に有利であ
り、またアノードが軽量化されてその取扱いが容易とな
り作業性を大幅に向上できる。
(3)放電面積の減少に伴い鉛電極の酸化消耗を低減で
きるので公害対策上有利であり、めっき液の汚れも少く
なって良好なめっきを行い得る。
(4)電極面板の寿命が尽きたときは、電極面板のみ更
新すればよく、他は半永久的に使用できるのでコストダ
ウンに役立つ。
(5)電極面板と耐食性金属の被覆板との接合が強固で
あるので耐久力が格段に増す。
(6)電気の流れが良くなって電極としての性能が大幅
に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はいずれもこの考案に従う不溶性アノー
ドの製造要領説明図、第5図は放電面の横断面図である
。 1・・・・・・吊手、2・・・・・・裏当て材、3・・
・・・・電極面板、4・・・・・・高耐食性金属薄板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉛ないし鉛合金製の電極面板と、この電極面板の裏面に
    密着して該電極面板を支持する裏当て材と、電極面板へ
    の給電を司る高導電材料の吊手、および放電面としての
    電極面板表面以外の少くともめっき液浸漬部分を取囲ん
    で電極面板との間にTIG溶接および爾後加熱処理で接
    合した高耐食性金属薄板の保護被覆をそなえることを特
    徴とする不溶性アノード。
JP6444081U 1981-05-06 1981-05-06 不溶性アノ−ド Expired JPS5842453Y2 (ja)

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JP6444081U JPS5842453Y2 (ja) 1981-05-06 1981-05-06 不溶性アノ−ド

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JP6444081U JPS5842453Y2 (ja) 1981-05-06 1981-05-06 不溶性アノ−ド

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Publication Number Publication Date
JPS57180758U JPS57180758U (ja) 1982-11-16
JPS5842453Y2 true JPS5842453Y2 (ja) 1983-09-26

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JP6444081U Expired JPS5842453Y2 (ja) 1981-05-06 1981-05-06 不溶性アノ−ド

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JPS62250199A (ja) * 1986-04-24 1987-10-31 Kiyosumi Takayasu 不溶性電極の製造方法

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JPS57180758U (ja) 1982-11-16

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