JPH0469757B2 - - Google Patents
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- JPH0469757B2 JPH0469757B2 JP61077187A JP7718786A JPH0469757B2 JP H0469757 B2 JPH0469757 B2 JP H0469757B2 JP 61077187 A JP61077187 A JP 61077187A JP 7718786 A JP7718786 A JP 7718786A JP H0469757 B2 JPH0469757 B2 JP H0469757B2
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- Japan
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- clamp member
- user
- jet pump
- reactor
- pressure vessel
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Links
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、沸騰水型原子炉に設けられ、原子炉
内に冷却水を吐出するジエツトポンプの修理方法
及びその装置に関する。
内に冷却水を吐出するジエツトポンプの修理方法
及びその装置に関する。
第7図は、一般的な沸騰水型原子炉の要部を示
す断面図である。第7図において、原子炉圧力容
器10内には、炉心12が形成してある。炉心1
2は、多数の燃料棒14が装荷されており、周囲
を炉心シユラウド16が囲撓している。原子炉圧
力容器10の内周面と炉心シユラウド16の外周
面とが形成するアニユラス部18には、複数のジ
エツトポンプ20が炉心シユトラウド16の周方
向に沿つて配設してある。このジエツトポンプ2
0は、ライザエルボ22を介して給水系に接続し
てあり、図示しない給水ポンプが吐出した冷却水
を原子炉圧力容器10の下部に導く。
す断面図である。第7図において、原子炉圧力容
器10内には、炉心12が形成してある。炉心1
2は、多数の燃料棒14が装荷されており、周囲
を炉心シユラウド16が囲撓している。原子炉圧
力容器10の内周面と炉心シユラウド16の外周
面とが形成するアニユラス部18には、複数のジ
エツトポンプ20が炉心シユトラウド16の周方
向に沿つて配設してある。このジエツトポンプ2
0は、ライザエルボ22を介して給水系に接続し
てあり、図示しない給水ポンプが吐出した冷却水
を原子炉圧力容器10の下部に導く。
ジエツトポンプ20は、第8図に示すように、
ライザ管24の下端部にライザエルボ22が接続
してある。ライザ管24は、ライザブレース26
を介して、原子炉圧力容器10と炉心シユラウド
16とに固定される。また、ライザ管24の上端
部には、トランジシヨンピース28が設けてあ
る。このトランジシヨンパース28の上部開口に
は、一対の180度エルボ30の一端部が挿入して
ある。これら一対の180度エルボ30は、トラン
ジシヨンピース28に固定したブラケツト32を
介して、ビームボルト34によりトランジシヨン
ピース28に着脱自在に固着される。
ライザ管24の下端部にライザエルボ22が接続
してある。ライザ管24は、ライザブレース26
を介して、原子炉圧力容器10と炉心シユラウド
16とに固定される。また、ライザ管24の上端
部には、トランジシヨンピース28が設けてあ
る。このトランジシヨンパース28の上部開口に
は、一対の180度エルボ30の一端部が挿入して
ある。これら一対の180度エルボ30は、トラン
ジシヨンピース28に固定したブラケツト32を
介して、ビームボルト34によりトランジシヨン
ピース28に着脱自在に固着される。
180度エルボ30の他端部には、ノズル36が
形成してあり、ノズル36の開口部がインレツト
ミキサー38の上端開口に対向配置してある。イ
ンレツトミキサー38の下端部は、デイフユーザ
40の下端部に着脱自在に連接してある。そし
て、インレツトミキサー38は、ブラケツト42
が設けられ、このブラケツト42を介してライザ
管24に固定される。
形成してあり、ノズル36の開口部がインレツト
ミキサー38の上端開口に対向配置してある。イ
ンレツトミキサー38の下端部は、デイフユーザ
40の下端部に着脱自在に連接してある。そし
て、インレツトミキサー38は、ブラケツト42
が設けられ、このブラケツト42を介してライザ
管24に固定される。
デイフユーザ40は、第9図に示すように上端
部と下端とに、これら各部におけるデイフユーザ
内部の圧力を外部に導き、流速を計測するための
計装配管44が接続されている。デイフユーザ4
0は、第10図に示す如く原子炉圧力容器10内
に20個配設され、2つのグループに分けられてい
る。そして、第10図、第11図に示すように、
各グループごとに計装配管44が集められ、計装
ノズル46を介して原子炉圧力容器10の外部に
引き出される。
部と下端とに、これら各部におけるデイフユーザ
内部の圧力を外部に導き、流速を計測するための
計装配管44が接続されている。デイフユーザ4
0は、第10図に示す如く原子炉圧力容器10内
に20個配設され、2つのグループに分けられてい
る。そして、第10図、第11図に示すように、
各グループごとに計装配管44が集められ、計装
ノズル46を介して原子炉圧力容器10の外部に
引き出される。
ジエツトポンプ20は、原子炉圧力容器10内
の冷却材中に浸漬されるため、殆んどの部材がオ
ーステナイト系のステンレス鋼により構成されて
いる。一方、デイフユーザ40の下端部を溶接固
定するシユラウドサポートは、炉心構造物を支持
するために大きな強度が必要がであり、材料強度
の極めて高いインコネル材が使用されている。こ
のため、デイフユーザ40のシユラウドサポート
への溶接固定は、第12図に示すように、デイフ
ユーザ40の下端部のテールパイプ48に、イン
コネル材からなるローアリング50を溶接部52
において溶接し、このローアリング50を溶接部
54を介してシユラウドサポート56に溶接し、
現地での据付において十分な強度が得られるよう
にしている。
の冷却材中に浸漬されるため、殆んどの部材がオ
ーステナイト系のステンレス鋼により構成されて
いる。一方、デイフユーザ40の下端部を溶接固
定するシユラウドサポートは、炉心構造物を支持
するために大きな強度が必要がであり、材料強度
の極めて高いインコネル材が使用されている。こ
のため、デイフユーザ40のシユラウドサポート
への溶接固定は、第12図に示すように、デイフ
ユーザ40の下端部のテールパイプ48に、イン
コネル材からなるローアリング50を溶接部52
において溶接し、このローアリング50を溶接部
54を介してシユラウドサポート56に溶接し、
現地での据付において十分な強度が得られるよう
にしている。
上記のように、ローアリング50は、インコネ
ル材(NCF−600)を使用しており、ローアリン
グ50とシユラウドサポート56とを通常溶接し
ている。ところが、近年、国外において、インコ
ネル材を用いた他の機器の通常溶接に基づく応力
腐食割れの発生が報告されている。この報告によ
ると、通常溶接に伴う熱影響部(溶接止端部より
約10mm程度の範囲)に応力腐食割れが発生してい
る。このため、上記ローアリング50とシユラウ
ドサポート56との溶接部位においても応力腐食
割れ等が懸念される。しかも、デイフユーザ40
の溶接部は、狭隘部であり、管内面から溶接して
あるため、溶接部位に損傷が生じた場合にこれを
補修することが大変に困難であり、その修理方
法、装置の開発が望まれていた。
ル材(NCF−600)を使用しており、ローアリン
グ50とシユラウドサポート56とを通常溶接し
ている。ところが、近年、国外において、インコ
ネル材を用いた他の機器の通常溶接に基づく応力
腐食割れの発生が報告されている。この報告によ
ると、通常溶接に伴う熱影響部(溶接止端部より
約10mm程度の範囲)に応力腐食割れが発生してい
る。このため、上記ローアリング50とシユラウ
ドサポート56との溶接部位においても応力腐食
割れ等が懸念される。しかも、デイフユーザ40
の溶接部は、狭隘部であり、管内面から溶接して
あるため、溶接部位に損傷が生じた場合にこれを
補修することが大変に困難であり、その修理方
法、装置の開発が望まれていた。
本発明は、上記要請に鑑みてなされたもので、
既設の沸騰水型原子炉におけるジエツトポンプの
修理方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
既設の沸騰水型原子炉におけるジエツトポンプの
修理方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
本発明の第1は、水没させた状態においてイン
レツトミキサーを取り外した後、デイフユーザを
原子炉圧力容器と炉心シユトラウドとに対して固
定し、その後、前記デイフユーザの内部より欠陥
部を削除し、溶接して補修することを特徴とする
原子炉用ジエツトポンプの修理方法である。
レツトミキサーを取り外した後、デイフユーザを
原子炉圧力容器と炉心シユトラウドとに対して固
定し、その後、前記デイフユーザの内部より欠陥
部を削除し、溶接して補修することを特徴とする
原子炉用ジエツトポンプの修理方法である。
また、本発明の第2は、上記方法を容易に実施
するため、デイフユーザの上部を原子炉圧力容器
と炉心シユラウドとに対して固定する上部クラン
プ部材と、前記デイフユーザの下端部に外嵌さ
れ、前記デイフユーザの下端部を前記原理炉圧力
容器と前記シユラウドとに対して固定する下部ク
ランプ部材と、上方から前記デイフユーザ内に挿
入するポールと、このポールの下端部に揺動自在
に設けられ、シユラウドサポート下面に当接する
下部芯出しアームと、この下部芯出しアームの上
方において前記ポールに回転自在に嵌着した加工
機と、この加工機の上方において開閉可能に取り
付けられ、先端部が前記デイフユーザ内面に接触
する上部芯出しアームと、を有することを特徴と
する原子炉用ジエツトポンプの修理方法である。
するため、デイフユーザの上部を原子炉圧力容器
と炉心シユラウドとに対して固定する上部クラン
プ部材と、前記デイフユーザの下端部に外嵌さ
れ、前記デイフユーザの下端部を前記原理炉圧力
容器と前記シユラウドとに対して固定する下部ク
ランプ部材と、上方から前記デイフユーザ内に挿
入するポールと、このポールの下端部に揺動自在
に設けられ、シユラウドサポート下面に当接する
下部芯出しアームと、この下部芯出しアームの上
方において前記ポールに回転自在に嵌着した加工
機と、この加工機の上方において開閉可能に取り
付けられ、先端部が前記デイフユーザ内面に接触
する上部芯出しアームと、を有することを特徴と
する原子炉用ジエツトポンプの修理方法である。
本発明に係るジエツトポンプの修理方法及びそ
の装置の好ましい実施例を、添付図面に基づいて
詳説する。なお、前記従来技術において説明した
部分に対応する部分については、同一の符号を付
し、その説明を省略する。
の装置の好ましい実施例を、添付図面に基づいて
詳説する。なお、前記従来技術において説明した
部分に対応する部分については、同一の符号を付
し、その説明を省略する。
第1図は本発明に係るジエツトポンプの修理装
置の要部説明図である。
置の要部説明図である。
第1図において、ジエツトポンプ修理装置(以
下に、単に修理装置と称す)60は、上方からデ
イフユーザ40内に挿入するポール62を有し、
このポール62の下端部に、下部芯出しアーム6
4が揺動自在に取り付けてある。下部芯出しアー
ム64の両端部には、ローラ66が回転自在に設
けてある。芯出しアーム64の上方には、固定部
材68がポール62に固定してあり、この固定部
材68に摺動ブラケツト70が嵌着してある。そ
して、固定部材68の上端部には、ストツパ72
が形成してあり、摺動ブラケツト70が上方に抜
けるのを防止している。また、摺動ブラケツト7
0には、削切機や溶接トーチを装着する切断・加
工機74が、固定部材68の周囲を回転するよう
に取り付けてあり、例えばエアー配管等の駆動手
段により回転させられる。
下に、単に修理装置と称す)60は、上方からデ
イフユーザ40内に挿入するポール62を有し、
このポール62の下端部に、下部芯出しアーム6
4が揺動自在に取り付けてある。下部芯出しアー
ム64の両端部には、ローラ66が回転自在に設
けてある。芯出しアーム64の上方には、固定部
材68がポール62に固定してあり、この固定部
材68に摺動ブラケツト70が嵌着してある。そ
して、固定部材68の上端部には、ストツパ72
が形成してあり、摺動ブラケツト70が上方に抜
けるのを防止している。また、摺動ブラケツト7
0には、削切機や溶接トーチを装着する切断・加
工機74が、固定部材68の周囲を回転するよう
に取り付けてあり、例えばエアー配管等の駆動手
段により回転させられる。
固定部材68の上方には、ブラケツト76が固
定してある。このブラケツト76には、上部芯出
しアーム78がピンを介して回動自在に設けてあ
るとともに、下部にストツパ80が固着してあ
る。
定してある。このブラケツト76には、上部芯出
しアーム78がピンを介して回動自在に設けてあ
るとともに、下部にストツパ80が固着してあ
る。
デイフユーザ40の下端部には、第2図に示す
如く下部クランプ部材82が外嵌してあり、デイ
フユーザ40の下部を形成しているローアリング
50を、原子炉圧力容器10と炉芯シユラウド1
6とにクランプ固定できるようになつている。下
部クランプ部材82は、半割構造となつていて内
側フランジ84がローアリング50の凹部86に
嵌り込むようになつている。また、下部クランプ
部材82の外周部には、複数個所に出没自在なガ
イド88が設けてある。このガイド88は、例え
ば第3図に示すように、下部クランプ部材82の
凹部90にコイルスプリング92により付勢され
るボール94を配置し、このボール94をボール
押え96により、ボール94の先端が突出した状
態で止めることにより構成できる。また、このボ
ール94に代えてT字形の部材を採用してもよ
い。なお、下部クランプ部材82の上面には、フ
ツク98が固定してあり、ワイヤ100を介して
図示しない昇降機により、下部クランプ部材82
を昇降できるようになつている。
如く下部クランプ部材82が外嵌してあり、デイ
フユーザ40の下部を形成しているローアリング
50を、原子炉圧力容器10と炉芯シユラウド1
6とにクランプ固定できるようになつている。下
部クランプ部材82は、半割構造となつていて内
側フランジ84がローアリング50の凹部86に
嵌り込むようになつている。また、下部クランプ
部材82の外周部には、複数個所に出没自在なガ
イド88が設けてある。このガイド88は、例え
ば第3図に示すように、下部クランプ部材82の
凹部90にコイルスプリング92により付勢され
るボール94を配置し、このボール94をボール
押え96により、ボール94の先端が突出した状
態で止めることにより構成できる。また、このボ
ール94に代えてT字形の部材を採用してもよ
い。なお、下部クランプ部材82の上面には、フ
ツク98が固定してあり、ワイヤ100を介して
図示しない昇降機により、下部クランプ部材82
を昇降できるようになつている。
デイフユーザ40の上端部は、上部クランプ部
材102により原子炉圧力容器10と炉芯シユラ
ウド16に対してクランプされ、固定される。上
部クランプ部材102は、本体104と、この本
体104から水平方向に突設した、一対のクラン
プアーム106からなつている。本体104は、
中央部に第1図に示したポール62等を通過させ
るための孔108が設けられ、下端の小径部11
0がデイフユーザ40の上部に嵌入されている。
そして、本体104には、第4図に示すように切
り欠き112が形成され、この切り欠き112に
デイフユーザ40の上部に設けたガイド114を
挿入するようになつている。一方、クランプアー
ム106は、ねじ棒で形成され、バツクル116
が螺合される。バツクル116には、先端に頭部
118を備えた進退アーム120が固着してあ
る。
材102により原子炉圧力容器10と炉芯シユラ
ウド16に対してクランプされ、固定される。上
部クランプ部材102は、本体104と、この本
体104から水平方向に突設した、一対のクラン
プアーム106からなつている。本体104は、
中央部に第1図に示したポール62等を通過させ
るための孔108が設けられ、下端の小径部11
0がデイフユーザ40の上部に嵌入されている。
そして、本体104には、第4図に示すように切
り欠き112が形成され、この切り欠き112に
デイフユーザ40の上部に設けたガイド114を
挿入するようになつている。一方、クランプアー
ム106は、ねじ棒で形成され、バツクル116
が螺合される。バツクル116には、先端に頭部
118を備えた進退アーム120が固着してあ
る。
上記の如く構成した実施例の作用は、次のとお
りである。
りである。
まず、第6図に示す如く水面122が原子炉圧
力容器10の上端附付になるまで冷却水を満た
し、放射線の低減を図る。次に、図示しない原子
炉圧力容器10の蓋をフランジ124から取り出
し、このフランジ124にサービスプラツトホー
ム126を固定する。その後、180度エルボ30
とインレツトミキサー38とを一体にして吊り上
げ、デイフユーザ40から取り外す。そして、第
2図に示すように、第2図右側の下部クランプ部
材82を吊り降し、内側フランジ84を凹部86
に嵌入させる。次に、第2図左側の下部クランプ
部材82を降し、嵌合させ、ローリング50を原
子炉圧力容器10と炉心シユラウド16とに対し
てクランプし、固定する。
力容器10の上端附付になるまで冷却水を満た
し、放射線の低減を図る。次に、図示しない原子
炉圧力容器10の蓋をフランジ124から取り出
し、このフランジ124にサービスプラツトホー
ム126を固定する。その後、180度エルボ30
とインレツトミキサー38とを一体にして吊り上
げ、デイフユーザ40から取り外す。そして、第
2図に示すように、第2図右側の下部クランプ部
材82を吊り降し、内側フランジ84を凹部86
に嵌入させる。次に、第2図左側の下部クランプ
部材82を降し、嵌合させ、ローリング50を原
子炉圧力容器10と炉心シユラウド16とに対し
てクランプし、固定する。
その後、上部クランプ部材102を吊り降し、
本体104の下部をデイフユーザ40の上部に嵌
入させる。そして、バツクル116を図示しない
工具を用いて回転させ、進退アーム120を半径
方向外方に向けて進め、頭部118を原子炉圧力
容器10の内周面と、炉心シユラウド16の外周
面とに当接させ、デイフユーザ40の上端部を原
子炉圧力容器10と炉心シユラウド16とに対し
てクランプし、固定する。
本体104の下部をデイフユーザ40の上部に嵌
入させる。そして、バツクル116を図示しない
工具を用いて回転させ、進退アーム120を半径
方向外方に向けて進め、頭部118を原子炉圧力
容器10の内周面と、炉心シユラウド16の外周
面とに当接させ、デイフユーザ40の上端部を原
子炉圧力容器10と炉心シユラウド16とに対し
てクランプし、固定する。
このようにデイフユーザ40を固定したなら、
ポール62を下降させ、ポール62をデイフユー
ザ40内に挿入し、ポール62の下端部をシユラ
ウドサポート56の下方に突出させる。そして、
図示しないフツクを備えた操作棒により下部芯出
しアーム64を第1図の時計方向に揺動させ、ポ
ール62をやや引き上げてローラ66をシユラウ
ドサポート56の下面に当接させる。その後、上
部芯出しアーム78を操作棒により開き、先端を
デイフユーザ40の内面に接触させる。これによ
り、十分な平坦度をもつて形成してあるシユラウ
ドサポート56の下面にローラ66が当接してい
るため、下部芯出しアーム64とポール62との
直交性が確保され、上部芯出しアーム78により
ポール62のセンタリング(芯出し)が行なわれ
る。
ポール62を下降させ、ポール62をデイフユー
ザ40内に挿入し、ポール62の下端部をシユラ
ウドサポート56の下方に突出させる。そして、
図示しないフツクを備えた操作棒により下部芯出
しアーム64を第1図の時計方向に揺動させ、ポ
ール62をやや引き上げてローラ66をシユラウ
ドサポート56の下面に当接させる。その後、上
部芯出しアーム78を操作棒により開き、先端を
デイフユーザ40の内面に接触させる。これによ
り、十分な平坦度をもつて形成してあるシユラウ
ドサポート56の下面にローラ66が当接してい
るため、下部芯出しアーム64とポール62との
直交性が確保され、上部芯出しアーム78により
ポール62のセンタリング(芯出し)が行なわれ
る。
ポール62の芯出しが終了したならば、切断・
加工機74に取り付けた削切工具により、ローア
リング50とシユラウドサポート56との溶接部
位を削り取る。これらの操作は、デイフユーザ内
に吊り下げた図示しないテレビガメラを用いて監
視しつつ行なわれる。そして、切削した切り屑
は、図示しない吸引ホースにより冷却水とともに
外部に吸い出される。このとき、切除が全周にわ
たつてなされても、下部クランプ部材82がデイ
フユーザ40の下方へずり落ちを防止する。
加工機74に取り付けた削切工具により、ローア
リング50とシユラウドサポート56との溶接部
位を削り取る。これらの操作は、デイフユーザ内
に吊り下げた図示しないテレビガメラを用いて監
視しつつ行なわれる。そして、切削した切り屑
は、図示しない吸引ホースにより冷却水とともに
外部に吸い出される。このとき、切除が全周にわ
たつてなされても、下部クランプ部材82がデイ
フユーザ40の下方へずり落ちを防止する。
溶接熱影響部の切除が終了した後は、第6図に
示すように開先が形成し、ローアリング50とシ
ユラウドサポート56とに安定した溶接材による
バタリング(安定化処理を含む)を施す。次い
で、切断・加工機74に取り付けた溶接トーチに
より、溶接部130を形成し、ローアリング50
とシユラウドサポート56とを水中溶接する。
示すように開先が形成し、ローアリング50とシ
ユラウドサポート56とに安定した溶接材による
バタリング(安定化処理を含む)を施す。次い
で、切断・加工機74に取り付けた溶接トーチに
より、溶接部130を形成し、ローアリング50
とシユラウドサポート56とを水中溶接する。
このように、本実施例によれば、既設の原子炉
の狭隘な個所に設けたジエツトポンプに応力腐食
割れ等の損傷が生じた場合に、これを容易に補修
することができる。
の狭隘な個所に設けたジエツトポンプに応力腐食
割れ等の損傷が生じた場合に、これを容易に補修
することができる。
なお、切断・加工機への切削工具と溶接トーチ
との取り付けは、両者を交換して装着するもので
もよく、両者の組み込んであるものでもよい。ま
た、上部クランプ部材102と下部クランプ部材
82との構造は、先の実施例に限定されず、例え
ば電気的に操作するもの等デイフユーザ40を固
定できるものであれば、どのような構造でもよ
い。
との取り付けは、両者を交換して装着するもので
もよく、両者の組み込んであるものでもよい。ま
た、上部クランプ部材102と下部クランプ部材
82との構造は、先の実施例に限定されず、例え
ば電気的に操作するもの等デイフユーザ40を固
定できるものであれば、どのような構造でもよ
い。
以上に説明したように、本発明によれば、既設
の原子炉に設けてあるジエツトポンプを容易に補
修することができる。
の原子炉に設けてあるジエツトポンプを容易に補
修することができる。
第1図は本発明に係るジエツトポンプの修理装
置の要部を示す説明図、第2図はジエツトポンプ
のデイフユーザのクランプ状態を示す説明図、第
3図は下部クランプ部材のガイドの拡大断面図、
第4図は上部クランプ部材の平面図、第5図及び
第6図は本発明に係るジエツトポンプの修理方法
の説明図、第7図は沸騰水型原子炉の説明図、第
8図はジエツトポンプの正面図、第9図はデイフ
ユーザの拡大図、第10図はデイフユーザの配置
状態を示す平面図、第11図はデイフユーザの配
置状態を示す展開図、第12図は従来のデイフユ
ーザとシユラウドサポートとの溶接方法の説明図
である。 10……原子炉圧力容器、16……炉心シユラ
ウド、20……ジエツトポンプ、24……ライザ
管、38……インレツトミキサー、40……デイ
フユーザ、48……テールパイプ、50……ロー
アリング、56……シユラウドサポート、60…
…ジエツトポンプ修理装置、62……ポール、6
4……下部芯出しアーム、74……切断・加工
機、78……上部芯出しアーム、82……下部ク
ランプ部材、102……上部クランプ部材。
置の要部を示す説明図、第2図はジエツトポンプ
のデイフユーザのクランプ状態を示す説明図、第
3図は下部クランプ部材のガイドの拡大断面図、
第4図は上部クランプ部材の平面図、第5図及び
第6図は本発明に係るジエツトポンプの修理方法
の説明図、第7図は沸騰水型原子炉の説明図、第
8図はジエツトポンプの正面図、第9図はデイフ
ユーザの拡大図、第10図はデイフユーザの配置
状態を示す平面図、第11図はデイフユーザの配
置状態を示す展開図、第12図は従来のデイフユ
ーザとシユラウドサポートとの溶接方法の説明図
である。 10……原子炉圧力容器、16……炉心シユラ
ウド、20……ジエツトポンプ、24……ライザ
管、38……インレツトミキサー、40……デイ
フユーザ、48……テールパイプ、50……ロー
アリング、56……シユラウドサポート、60…
…ジエツトポンプ修理装置、62……ポール、6
4……下部芯出しアーム、74……切断・加工
機、78……上部芯出しアーム、82……下部ク
ランプ部材、102……上部クランプ部材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 水没させた状態においてインレツトミキサー
を取り外した後、デイフユーザを原子炉圧力容器
と炉心シユラウドとに対して固定し、その後、前
記デイフユーザの内部より欠陥部を削除し、溶接
して補修することを特徴とする原子炉用ジエツト
ポンプの修理方法。 2 デイフユーザの上部を原子炉圧力容器と炉心
シユラウドとに対して固定する上部クランプ部材
と、前記デイフユーザの下端部に外嵌され、前記
デイフユーザの下端部を前記原子炉圧力容器と前
記シユラウドとに対して固定する下部クランプ部
材と、上方から前記デイフユーザ内に挿入するポ
ールと、このポールの下端部に揺動自在に設けら
れ、シユラウドサポート下面に当接する下部芯出
しアームと、この下部芯出しアームの上方におい
て前記ポールに回転自在に装着した加工機と、こ
の加工機の上方において開閉可能に取り付けら
れ、先端部が前記デイフユーザ内面に接触する上
部芯出しアームと、を有することを特徴とする原
子炉用ジエツトポンプの修理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61077187A JPS62233792A (ja) | 1986-04-03 | 1986-04-03 | 原子炉用ジエツトポンプの修理方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61077187A JPS62233792A (ja) | 1986-04-03 | 1986-04-03 | 原子炉用ジエツトポンプの修理方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62233792A JPS62233792A (ja) | 1987-10-14 |
JPH0469757B2 true JPH0469757B2 (ja) | 1992-11-09 |
Family
ID=13626811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61077187A Granted JPS62233792A (ja) | 1986-04-03 | 1986-04-03 | 原子炉用ジエツトポンプの修理方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62233792A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2821584B2 (ja) * | 1992-01-28 | 1998-11-05 | 株式会社日立製作所 | ジェットポンプ構成部品の取替方法および装置 |
US10458578B2 (en) | 2015-12-02 | 2019-10-29 | Ge-Hitachi Nuclear Energy Americas Llc | Method and apparatus for repairing a jet pump slip joint |
-
1986
- 1986-04-03 JP JP61077187A patent/JPS62233792A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62233792A (ja) | 1987-10-14 |
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