JPH0469555A - 藺草検査装置 - Google Patents

藺草検査装置

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JPH0469555A
JPH0469555A JP18347090A JP18347090A JPH0469555A JP H0469555 A JPH0469555 A JP H0469555A JP 18347090 A JP18347090 A JP 18347090A JP 18347090 A JP18347090 A JP 18347090A JP H0469555 A JPH0469555 A JP H0469555A
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正徳 藤原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、藺草を撮像した画像情報から藺草のみに対応
する領域を抽出する画像処理手段と、抽出された領域の
情報に基づいて撮像された藺草の良否を判別する良否判
別手段とを備えた藺草検査装置に関する。
〔従来の技術〕
例えば、藺草に裂けの不良がある場合には、裂けの発生
した箇所が他の部分より脹らんで藺草の太さが太くなっ
たように見える。
そこで、従来では、撮像画像情報を明るさに基づいて2
値化して藺草に対応する領域を抽出し、抽出した領域の
幅が設定値以上ある場合には裂けの不良があると判別さ
せるようにしていた(本出願人が先に提案した特願平1
−257575号参照)。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、藺草の太さにはばらつきがあり、又、根
本側と先端側とでは太さが異なることから、藺草に対応
する領域の幅の値に基づいて裂けの有無を判別させると
、検査が不正確になる虞れがある。藺草に対応する領域
の幅に基づいて正確な検査を行うためには、藺草の太さ
に応じて設定値の値を変更する必要があり、面倒である
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は、藺草の裂けの不良を的確に検出できるように
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による藺草検査装置は、藺草を撮像した画像情報
から藺草のみに対応する領域を抽出する画像処理手段と
、抽出された領域の情報に基づいて撮像された藺草の良
否を判別する良否判別手段とを備えたものであって、そ
の特徴構成は以下の通りである。
第1の特徴構成は、前記画像処理手段は、前記画像情報
をその明るさに基づいて2値化することにより前記領域
を抽出するように構成され、前記良否判別手段は、前記
領域において同一走査方向に連続して存在する画素のラ
ンレングス情報に基づいて藺草の良否を判別するように
構成されている点にある。
第2の特徴構成は、前記良否判別手段は、前記同一走査
方向に連続して存在する画素の終点座標を結ぶ線に湾曲
がある場合に不良であると判別するように構成されてい
る点にある。
第3の特徴構成は、前記良否判別手段は、前記同一走査
方向に連続して存在する画素のランの個数が複数個ある
場合には不良と判別するように構成されている点にある
第4の特徴構成は、前記良否判別手段は、前記藺草の長
手方向に沿う方向に向けて走査して、前記領域に属する
画素のランレングス情報を求めるように構成されている
点にある。
〔作 用〕
第12図に示すように、藺草を撮像した画像情報をその
明るさに基づいて2値化して藺草に対応する領域(I0
)を抽出して、例えば、藺草の幅方向に沿うX座標方向
に走査して、抽出した領域(I0)内に連続して存在す
る画素のランレングス情報を求め、例えば、連続して存
在する画素の終点座標(第12図中、x印で示す)の並
びに着目すると、裂けの不良がない場合には図中右側に
示すように、終点座標が藺草の長手方向に沿って略−直
線上に並ぶ状態となるが、裂けの不良がある場合には図
中左側に示すように、裂けのある部分で藺草の幅が外側
に脹らむために、終点座標の並びが湾曲することになる
又、裂けの不良がない場合には、ランの個数は一個とな
るが、裂けの不良がある場合にはその裂けた部分に孔が
あいたような画像となるために、複数個のランが存在す
る状態となる。
つまり、第1の特徴構成で示すように、ランレングスの
情報を利用して、藺草の良否判別を行うことができるの
である。そして、ランレングスの情報は、藺草の太さに
は影響されな1)ことから、正確に良否を判別できる。
尚、ランレグスの情報としては、第2の特徴構成で示す
ように、ランの終点座標の並びの湾曲の有無の情報や、
第3の特徴構成で示すように、ランの個数の情報を用い
ることができる。
ところで、第12図に示すように、藺草の領域(I0)
がX座標方向に沿って画面を上下に貫通する状態で存在
している画像情報を、藺草の幅方向に沿うX座標方向に
向けて走査すると、X座標方向に並ぶ一画面分全部の画
素を走査する状態となるため、処理する情報量が多くな
る不利がある。
そこで、第4の特徴構成で示すように、藺草の長手方向
に沿って走査させるようにすると、走査幅は、画面の幅
よりも狭い藺草に対応する領域(■。)の最大幅内とな
り、藺草の幅方向に沿って走査させる場合よりも、処理
情報量を削減できる(第13図参照)。
〔発明の効果〕
もって、第1の特徴構成では、ランレングスの情報を利
用して、藺草の良否判別を的確に行えるに至った。
尚、ランレングスの情報としては、第2の特徴構成で示
すように、ランの終点座標の並びの湾曲の有無や、第3
の特徴構成で示すように、ランの個数を用いることがで
きる。
又、第4の特徴構成では、処理情報量を削減できるので
、良否判別に要する処理時間の短縮を図ることができる
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第6図に示すように、藺草検査装置は、藺草供給部(A
)、藺草搬送部(B)、検査部(C)、及び、藺草格納
部(D)とからなる。そして、藺草供給部(A)から供
給され、藺草搬送部(B)で長手方向に沿って藺草格納
部(D)に向けて一本毎に搬送される藺草を、その搬送
経路上の検査部(C)で横方向からクローズアップする
状態で撮像したカラー画像情報に基づいて、色むらの有
無と折れや割れ等の形状の不良の有無とを自動的に検査
して、不良品と良品とに仕分けて前記藺草格納部(D)
に格納させるように構成されている。
前記藺草供給部(A)は、逆三角形状のホッパ(1)の
底部を狭めて形成された案内経路(1a)と、その案内
経路(la)の近傍に設けられた上下一対の繰り出しロ
ーラ(2)、 (3)とからなる。つまり、前記ホッパ
(1)に集積された藺草が一本づつ前記案内経路(la
)に案内されて前記繰り出しローラ(2)、 (3)の
間に挟まれ、その繰り出しローラ(2)、 (3)の回
転に伴って間に挟まれた藺草が、その長手方向に沿う方
向に配置されている前記藺草搬送部(B)に向けて繰り
出されるようになっているのである。
前記藺草搬送部(B)は、前記繰り出しローラ(2)、
 (3)の送り出し側に設けられるエジェクタ式のエア
ー吹き出しパイプ(4)と、それに圧縮空気を供給する
エアーポンプ(5)とを備え、前記繰り出しローラ(2
)、 (3)によって繰り出された藺草が、前記エアー
ポンプ(5)から供給された圧縮空気が前記エアー吹き
出しパイプ(4)から吹き出される際に生じる吸引力に
よって、その入口に吸い込まれるようになっている。吸
い込まれた藺草は、前記エアー吹き出しパイプ(4)の
内部を通って空気と共に反対側から前記検査部(C)に
向けて吹き出されることになる。
前記検査部(C)は、前記藺草搬送部(B)から送出さ
れて前記藺草格納部(D)に向けて搬送される藺草を設
定光量で照明する照明手段としてのストロボ発光装置(
6)と、撮像時に藺草の背景となる黒板(7)と、前記
ストロボ発光装置(6)によって照明される藺草を前記
黒板(7)を背景として撮像する撮像手段としてのカラ
ー式ビデオカメラ(8)と、この検査部(C)に藺草が
搬送されているか否かを検出して前記ビデオカメラ(8
)による撮像処理を起動するための光遮断式の近接セン
サ(9)と、そのビデオカメラ(8)の撮像画像を処理
して藺草の良否を判別すると共に、各部の作動を制御す
る画像処理装置(10)とが設けられている。
但し、−台のカメラ(8)で藺草の表裏両面の画像情報
を同時に得られるようにするために、前記ビデオカメラ
(8)の撮像視野内を通過する藺草の背面側となる箇所
に反射鏡(11)を配置して、前記ビデオカメラ(8)
の撮像画像の一画面を上下二分割して、藺草の表裏両方
から見た画像を同時に撮像できるようにしである。
尚、詳しくは後述するが、前記−画面内の藺草の表裏夫
々の画像は、前記ビデオカメラ(8)の撮像画像から設
定範囲の画像情報を−画面毎に抽出する画像抽出手段と
してのウィンドウ(W)の複数個を設定して、各ウィン
ドウ(W)内の画像情報を一画面分の撮像情報から各別
に分離抽出できるようにしである。但し、後述の如く、
前記ウィンドウ(W)は−画面内に最大四個を設定可能
に構成されているが、本実施例では、第8図にも示すよ
うに、画面を上下二分割した状態の二個のウィンドウ(
W)を設定して、一画面の上半分に藺草の表側を撮像し
た画像が得られ、そして、下半分に藺草の裏面を撮像し
た画像か同時に得られるようにしである。
又、前記ビデオカメラ(8)は、藺草をクローズアップ
する状態で横方向から撮像するように設置しであるため
、第8図にも示すように、回の撮像処理で撮像可能な一
画面内には、藺草−本分の画像全部を撮像できない状態
となる。
そこで、藺草−本をその長手方向に沿って複数画面に分
割して撮像させるようにしである。ちなみに、前記−画
面内に撮像される藺草の長さは約10anに設定しであ
る。
ところで、藺草は、その全体が製品として利用されるも
のではなく、根本側と先端部分とを斬り捨てた残りの中
間部分を、例えば、畳表等に加工するための製品として
扱うことになる。
従って、根本側から前記設定長′さ(X)となる箇所か
ら先端に向けて設定長さ(Y)となる範囲に不良がなけ
れば良品として扱ってよいことになる。
そこで、前記近接センサ(9)の情報に基づいて、−本
分の藺草を根本側から先端側に向けて連続する24個の
複数画面に分割する状態で撮像して、前記根本側から前
記設定長さ(X)となる範囲を撮像した画面(第8図中
に示す画像lから画像3までの三枚骨)の情報と、その
画面以降で前記設定長さ(Y)の範囲外となる先端側を
撮像した画面の情報とは、検査対象から除外するように
しである。つまり、藺草−本分の画像を、検査対象とな
る設定長さ(Y)分の画面数分だけ連続して撮像した複
数画面の画像を順番に取り込んで、それら複数画面の画
像情報を連続した一画面の情報として扱うことができる
ようにしているのである。
第6図に示すように、前記藺草格納部(D)は、検査に
不合格になった藺草を収納する不良品コンテナ(12)
と、検査に合格した藺草を格納する良品コンテナ(13
)との二層構造になっている。
そして、入口部分に、前記不良品コンテナ(12)と前
記良品コンテナ(13)との入口を選択的に開放する仕
切り板(14)が設けられている。尚、この仕切り板(
14)は、前記画像処理装置(10)による検査結果に
基づいて自動的に切り換え操作されることになる。又、
前記仕切り板(14)の搬送手前側箇所には藺草が格納
されたが否かを検出するための光遮断式の近接センサ(
15)が設けられている。
第1図に示すように、前記画像処理装置(10)は、前
記ビデオカメラ(8)がら出力されるカラー画像情報と
してのカラービデオ信号を色情報としての光の三原色に
対応する赤、緑、青の三つの色信号(R)、 (G)、
 (B)と明るさ情報としての輝度信号(Y)とに分離
するNTSCデコーダ(I6)と、それから出力される
前記各色信号(R)。
(G)、 (B)に基づいて藺草の色むらの存否を検査
するために入力画像の色に関する特徴抽出の処理を実行
する特徴色抽出手段としての色演算部(17)と、前記
各ウィンドウ(W)内の輝度信号(Y)のレベルを量子
化して連続した複数画面の明るさ情報を連続した一枚の
画面における明るさ情報として記憶する記憶手段として
のウィンドウ部(18)と、このウィンドウ部(18)
に記憶された輝度信号(Y)に基づいて藺草の形状に関
する特徴としての折れの存否を検査するために明るさの
微分処理を実行する第1の特徴形状抽出手段としての微
分処理部(19)と、前記輝度信号(Y)に基づいて藺
草の形状に関する特徴としての割れの存否を検査するた
めに形状に関する特徴としてのランレングス情報を求め
る処理を実行する第2の特徴形状抽出部を構成すると共
に各部を制御する制御手段を構成する制御部(20)と
、各部での処理状況や処理結果をディスプレイ(22)
に表示するための処理を実行する画像表示部(21)と
からなる。
つまり、前記制御部(20)を利用して、画像情報をそ
の明るさに基づいて2値化することにより、藺草を撮像
した画像情報から藺草のみに対応する領域(I0)を抽
出する画像処理手段(100)と、抽出された領域(■
。)の情報に基づいて撮像された藺草の良否を判別する
良否判別手段(101)とが構成されているのである。
但し、前記各部は、独立して同時に並行して処理を実行
可能に構成され、且つ、前記ウィンドウ部(18)は、
各部に共通のデータバスを介して記憶情報を各部に同時
に且つ並列的に転送できるように構成されている。
検査行程の概略について説明すれば、前記藺草供給部(
A)から−本づつ長手方向に沿って搬送される藺草を、
前記ビデオカメラ(8)でクローズアップして横側方か
ら複数画面に分割される状態で撮像するようになってい
る。そして、藺草の色むらの検査は、前記ビデオカメラ
(8)からの撮像情報の入力に同期して実時間処理で行
わせ、且つ、藺草の折れや裂は等の形状の良否の検査は
、−旦、記憶した輝度情報(Y)に基づいて異なる形状
の良否検査を同時並行的に行わせるようになっている。
但し、藺草が前記藺草供給部(A)から前記藺草格納部
(D)の入口に到着するまでに藺草−本に対する全検査
を完了して、その良否判別結果に応じて前記仕切り板(
15)を切り換えることにより、良品と不良品とか自動
的に仕分けされるようにしているのである。
次に、各部の構成:ごついて説明する。
第2図乃至第4図にボすように、前記色演算部(17)
は、前記NTSCデコーダ(15)から出力されるアナ
ログ信号の三つの色信号(R)、 (G)、 (B)の
夫々を同時並列的に量子化する量子化手段としての三つ
のA/D変換器(23)と、それらA/D変換器(23
)で量子化された色信号間で演算処理を施して、藺草に
対応する領域(I0)(第1θ図参照)を抽出するため
の演算部(24)と、その演算結果と設定閾値とを比較
することにより色むらのある領域(IO(第10図参照
)を2値化画像情報として抽出する比較部(25)とを
備え、もって、量子化された色信号の一画素毎に色むら
の存否を判断して、その結果を2値化した画像情報とし
て出力するように構成されている。
前記色むらの有無に対応する2値化画像情報(Sl)は
、詳しくは後述するが、処理画像データが前記各ウィン
ドウ(W)内にあるか否かを識別するために、前記ウィ
ンドウ部(18)から出力される四つのウィンドウ信号
(Sw)の夫々と比較され、各ウィンドウ内における処
理開始時点からの累積色むら個数を色むらレジスタ(2
6)によって計数するようになっている。
但し、量子化した色情報を記憶することもできるように
するために、三つの色信号用メモリ(27)と、前記演
算部(24)の演算結果を記憶するためのメモリ(28
)と、2値化画像情報を記憶するためのメモリ(29)
とが設けられている。尚、第2図中、(30)は前記三
つの色信号(R)、 (G)、 (B)の間で除算を行
う際に、直接的に除算処理を行うと実時間処理が困難に
なることから、予め除算処理を行った結果(各色信号の
レベル比に対応する値となる)を記憶させたルックアッ
プテーブル用のメモリである。又、各図中において(3
1)は人出力バッファである。
第5図に示すように、前記ウィンドウ部(18)は、前
記色信号を量子化するA/変換器(23)と同様の構成
になる前記輝度信号(Y)の量子化用のA/D変換器(
23)と、量子化された輝度信号(Y)を記憶する記憶
手段としての四つのウィンドウメモリ(32)と、フレ
ームメモリのアドレス情報と前記各ウィンドウ(W)(
第8図参照)の画面上の位置を示すアドレス情報とに基
づいて、入力される画像情報が前記ウィンドウ(W)内
にあるか否かを識別するための四つのウィンドウ信号(
Sw)の夫々を生成するための四組のコンパレータ(3
3)及びカウンタ(34)を備えている。
尚、前記四つのウィンドウ信号(Sw)は、前記ウィン
ドウ(W)内における色むらの情報を2値化した画像情
報(Si)として抽出するための情報として用いるよう
に、前記色演算部(17)における各ウィンドウ用の色
むらレジスタ(26)(第4図参照)に入力されている
従って、前記色むらレジスタ(26)では、前記ウィン
ドウ信号(Sw)と前記色演算部(17)において色む
ら領域(11)に対応する2値化画像の情報(Si)と
して出力されるデータとの論理積を各ウィンドウ毎の一
画素毎に求めた論理積が“1″となる個数を、前記各ウ
ィンドウ(W)内において色むらがある画素が処理開始
時点から累積して存在する個数として計数することにな
る。
つまり、入力される画像情報の形状に関する藺草に対応
する領域を特定することなく、入力される一画素毎の色
が色むらがある場合に対応する設定色範囲の色であるか
否かだけの処理を撮像画像の入力に同期して一画素毎に
実行させて、色むらがあった場合の処理開始時点からの
累積画素数となる前記色むらレジスタ(26)のカウン
ト数が設定閾値より大になるに伴って、検査対象の藺草
は色むらがある不良品であったと判断させるようにして
いるのである。
次に、第7図に示すフローチャートに基づいて、前記画
像処理装置(lO)の動作について説明する。
制御作動が起動されると、先ず、前記ビデオカメラ(8
)の撮像画面の何れの領域の情報を入力するかを、前述
の如く、ウィンドウ(W)(第8図参照)として設定す
る。各ウィンドウ(W)内の画像情報は、ウィンドウ毎
に複数画面の画像情報を連続した一つの画面の画像情報
として扱えるようにするために、藺草の長手方向に沿っ
て連続したアドレスを付与される状態で前記ウィンドウ
メモリ(32)の夫々に記憶されることになる(第9図
参照)。
前記ウィンドウ(W)の設定が完了すると、前記近接セ
ンサ(9)の情報に基づいて藺草の供給開始か否かを判
別し、供給開始である場合には、前記ビデオカメラ(8
)の撮像画像の取り込みを開始して、一画面分の画像取
り込みが終了するまで待機する。但し、この画像取り込
みの処理を行っている間に、前記色演算部(17)では
、色むらのある画素の有無を検出し、且つ、検出した色
むらのある画素の個数を計数することになる。
一画面分の画像取り込みが終了すると、取り込んだ画面
番号に基づいて検査範囲か否かを判別し、検査範囲でな
い場合には、前記画像の取り込みの処理を繰り返すこと
になる。
取り込んだ画像が検査範囲である場合には、色むらの存
否を判別するために、前記色演算部(17)の色むらレ
ジスタ(26)の値を読み込んで、その値(色むら個数
)が設定閾値を越えているか否かを判別する。
色むら個数が設定閾値を越えている場合には色むら有り
と判断して、検査対象となっている藺草を前記不良品コ
ンテナ(12)に収納するように前記仕切り板(14)
を切り換えることになる。
尚、色むら不良を検出した場合には、以降の形状不良の
検査を中止して、次の藺草の検査を行うようにしである
前記色むら個数が設定閾値を越えていない場合には、取
り込んだ画面には色むら不良がなかったと判断して、藺
草−本分に対応する設定画面数分の画像を取り込んだか
否かを判別して、藺草−本分に対応する設定画面数分に
達するまで、画像の取り込み処理以降の各処理を繰り返
すことになる。
尚、一画面分の画像取り込みの処理開始時点から藺草−
本分の画像を取り込んだか否かを判別するまでに要する
処理時間は、前記ビデオカメラ(8)による撮像周期(
1/60秒)内に完了するようになっている。
取り込んだ画像が藺草−本分に達した場合には、色むら
がなかったと判断して、次の形状不良の検査に移行する
ことになる。
但し、この形状不良の検査では、折れ検出と裂は検出の
二種類の不良検査を同時に並行して行うようにしている
すなわち、前記ウィンドウメモリ(3I)に記憶した藺
草−本分の連続したアドレスを付された明るさ情報とし
ての輝度信号(Y)を、前記微分処理部(19)と、前
記制御部(20)の両方に同時に並行して転送すること
により、折れ検出処理と裂は検出処理とを同時に並行し
て実行させるようにしているのである。
先ず、折れ検出について説明する。
前記微分処理部(19)では、転送された画像情報を隣
接する画素間の明るさの差等に基づいて微分処理し、明
るさ変化が設定閾値より大なる部分があるか否かに基づ
いて折れの有無を判別するようにしている。
説明を加えれば、第11図にも示すように、藺草を照明
すると、折れがある場合には藺草の表面に陰影ができる
が、折れかない場合には陰影がほとんど生じない。従っ
て、藺草の長手方向に沿って明るさの微分値を求めれば
、陰影ができた箇所つまり折れのある箇所では、その微
分値が周囲の折れかない箇所よりも大きくなる。
そこで、藺草長手方向に沿って明るさの微分値を求めて
、求めた値が設定閾値より大であるものが存在すると、
折れの不良があると判別させるようにしているのである
尚、折れ不良を検出した場合には、前述の色むら不良の
場合と同様に、検査した藺草を前記不良品コンテナ(1
2)に収納させるように前記仕切り板(14)を切り換
えると共に、以降の処理を中止して、次の藺草の検査を
開始することになる。
但し、この折れ検出は、藺草の表裏両面に亘って行うよ
うにしである。つまり、前記藺草をその表裏両面から同
時に撮像した画像を、前記ウィンドウ(W)の二個に振
り分けることにより各別に取り込んだのち、各ウィンド
ウ毎に折れ検出を実行させるようにしである。そして、
表裏いずれか一方に折れを検出すると不良品として扱う
ことになる。
次に、裂は検出について説明する。
第12図に示すように、藺草を、その明るさに対応する
前記輝度情It/(Y)を設定閾値で2値化した画像と
して見ると、裂けの不良があると、その裂けた箇所で横
幅が太くなったり、裂けた箇所に孔があいた状態の画像
となる。
この裂けの検出を、本実施例では2値化画像のランレン
グスの情1[Nを利用して行うようにしている。つまり
、前記ウィンドウメモリ(31)に記憶されている画像
情報を2値化してその画像上を藺草の横幅方向に沿って
走査して、前記藺草に対応する領域(I0)のランレン
グスを求め、求めたランの終点座標(第12図中、X印
で示す)の並びの凹凸の大小に基づいて裂けの有無を判
別させるようにしである。
説明を加えれば、裂けかない場合には藺草が略直線状に
見えるために、求めたランの終点座標は藺草の長手方向
に沿って略−直線上に並ぶことになるが、裂けがある場
合には、その裂けた箇所で藺草がその横幅方向において
外側に脹らむために、求めたランの並びが湾曲すること
になる。この湾曲の程度は、求めたランの終点座標の値
の偏差等に基づいて判断することができる。つまり、求
めたランの終点座標の値の偏差が設定範囲内にない場合
には、裂けがあると判断させることができるのである。
裂けの不良を検出すると、折れの検出の場合と同様にし
て、不良品として処理することになる。尚、裂けがなか
った場合には、前記折れの検出処理に分岐して、折れの
検出処理が完了するまで待つことになる。
前記色むら、折れ、裂けの何れの不良も検出しなかった
場合には、良品として前記良品コンテナ(12)に収納
して、−本の藺草に対する良否検査を終了することにな
る。
C別実施例〕 上記実施例では、裂けの検出を、求めたランの終点座標
の並びが湾曲しているか否かに基づいて行うようにした
場合を例示したが、例えば、第12図にも示すように、
裂けかない場合には藺草に対応する領域(I0)は画面
中に一つしかないことがらランの個数は一個となるが、
裂けがある場合には、その裂けた箇所で前記領域(i0
)に孔があいた状態となるためにランの個数が二個以上
存在する状態となる。
そこで、裂けの検出をランが複数個あるか否かに基づい
て行わせるようにしてもよい。
又、上記実施例では、藺草の幅方向に沿って走査してラ
ンレングスを求めるようにした場合を例示したが、第1
3図に示すように、藺草の長手方向に沿って走査して求
めさせるようにしてもよい。
説明を加えれば、藺草の横幅方向に沿って走査すると、
藺草の長さは一画面からはみ出すために複数画面に分割
して撮像していることからも、藺草の長手方向は一画面
一杯に撮像される状態となる。従って、藺草の横幅方向
に走査すると、藺草の長手方向に沿って一画面全体に亘
って走査する状態となり、処理情報量が多くなるが、藺
草の長手方向に沿って走査させるようにすると、藺草の
横幅は画面幅よりも狭いことから、藺草の幅に相当する
範囲だけ走査すればよいことになり、処理端fv量を削
減できる。但し、分割した画面毎に検査してもよいが、
上記実施例におけるウィンドウメモリ(32)には藺草
−本分の画像情報が時系列的に連続する情報として記憶
されているので、藺草の長手方向に沿って走査する場合
には、藺草−本分について連続して走査させることもで
きる。
又、上記実施例では、画像抽出手段としてのウィンドウ
(W)を、一画面を上下方向に二分割することにより設
定するようにした場合を例示したが、画面上の任意の範
囲の画像情報を抽出できるように、任意の大きさで設定
できるようにしてもよい。又、三個以上のウィンドウ(
W)を設定できるようにしてもよ(、ウィンドウ(W)
の形態や個数の具体構成は各種変更できる。
又、上記実施例では、−台のカメラ(8)で反射鏡(1
1)とウィンドウ(W)とを利用して藺草を異なる方向
から見た画像を同時に得られるようにした場合を例示し
たが、複数台のカメラを用いるようにしてもよい。
又、上記実施例では、色むらと折れと裂けの三種類の検
査を行うようにした場合を例示したが、裂けの検出のみ
に簡素化したり、更に多数の検査を行うようにしてもよ
く、各部の具体構成は各種変更できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る藺草検査装置の実施例を示し、第1
図は画像処理装置のブロック図、第2図乃至第4図は色
演算部のブロック図、第5図はウィンドウ部のブロック
図、第6図は藺草検査装置の概略構成を示す説明図、第
7図は検査処理のフローチャート、第8図は画面分割の
説明図、第9図はウィンドウメモリの記憶情報の説明図
、第10図は色むらの説明図、第11図は折れ検出の説
明図、第12図は裂は検出の説明図である。第13図は
別実施例における裂は検出の説明図である。 (I0)・・・・・・領域、(100)・・・陽画像処
理手段、(101)・・・・・・良否判別手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、藺草を撮像した画像情報から藺草のみに対応する領
    域(I_0)を抽出する画像処理手段(100)と、抽
    出された領域(I_0)の情報に基づいて撮像された藺
    草の良否を判別する良否判別手段(101)とを備えた
    藺草検査装置であって、前記画像処理手段(100)は
    、前記画像情報をその明るさに基づいて2値化すること
    により前記領域(I_0)を抽出するように構成され、
    前記良否判別手段(101)は、前記領域(I_0)に
    おいて同一走査方向に連続して存在する画素のランレン
    グス情報に基づいて藺草の良否を判別するように構成さ
    れている藺草検査装置。 2、請求項1記載の藺草検査装置であって、前記良否判
    別手段(101)は、前記同一走査方向に連続して存在
    する画素の終点座標を結ぶ線に湾曲がある場合に不良で
    あると判別するように構成されている藺草検査装置。 3、請求項1記載の藺草検査装置であって、前記良否判
    別手段(101)は、前記同一走査方向に連続して存在
    する画素のランの個数が複数個ある場合には不良と判別
    するように構成されている藺草検査装置。 4、請求項1乃至3の何れか一つに記載の藺草検査装置
    であって、前記良否判別手段(101)は、前記藺草の
    長手方向に沿う方向に向けて走査して、前記領域(I_
    0)に属する画素のランレングス情報を求めるように構
    成されている藺草検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62283941A (ja) * 1986-05-30 1987-12-09 Adeka Argus Chem Co Ltd トリフエノ−ル化合物

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JPH01296145A (ja) * 1988-05-24 1989-11-29 Satake Eng Co Ltd 畳表検査装置

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JPH0717553B2 (ja) * 1986-05-30 1995-03-01 旭電化工業株式会社 トリフエノ−ル化合物

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