JPH0469526B2 - - Google Patents
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- JPH0469526B2 JPH0469526B2 JP61270473A JP27047386A JPH0469526B2 JP H0469526 B2 JPH0469526 B2 JP H0469526B2 JP 61270473 A JP61270473 A JP 61270473A JP 27047386 A JP27047386 A JP 27047386A JP H0469526 B2 JPH0469526 B2 JP H0469526B2
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Landscapes
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この発明は、遠心力成形によるコンクリート成
形体の製造方法に関するものであつて、特にコン
クリート成形体の少なくとも外表面にライニング
層を成形と同時に形成させるようにした耐酸性コ
ンクリート成形体の製造方法に係わるものであ
る。 (従来の技術) 遠心力成形で成形されるコンクリート成形体と
しては、管状物、ポール、パイルその他円柱体な
どがある。これらは大気中、清水中といつた通常
一般の環境条件の下では耐久性もあつて格別の問
題も起こしていないが、特殊な環境化で使用され
る場合はコンクリートが侵され、そのため必要な
対策が要請される。例えば、酸性水や酸性ガスと
接触する環境条件のもとでは、セメント水和物が
酸によつて侵される。また、硫酸塩を含んだ水と
接触する場合はセメント水和物が硫酸塩と反応
し、その生成物が膨脹圧によつてひび割れを生じ
てコンクリートが破壊される現象を起こす。さら
に、塩化物と接触する環境下ではコンクリート中
の鋼材が腐蝕し、ひび割れを発生させコンクリー
トが破壊される。このような環境下で使用される
コンクリートを保護するためにコンクリートの表
面に耐蝕性のライニング処理をすることが以前か
ら一般に行われている。こうした従来のライニン
グ処理は、遠心成形して脱型したコンクリート成
形品に対し、後からはけ又はこてでライニング剤
を塗布するというのが普通であつた。しかしなが
ら、従来このようなライニング加工はひどく非能
率的であるばかりか、パイプ内面の施工ではライ
ニング剤の不快臭が内部に充満して作業環境を悪
化させていた。さらに、コンクリートパイプの径
が細い場合は内面のライニング処理を外部から行
わなければならないので、さらに作業性がよくな
かつた。加えて、遠心力成形された成形体は表面
が比較的に平滑であるためにライニング剤として
の樹脂の接着がよくなく、このため塗布層が製造
後に剥離するという問題もあつた。 (発明が解決しようとする問題点) この発明は、コンクリート成形体の製造の際
に、同時に成形体の外表面に、さらには外表面に
加えて内表面にライニング層を形成することによ
つて、コンクリート表面に一体的に形成された耐
酸性の被膜を能率的に形成しようとするものであ
る。 (問題点を解決するための手段) 本願の第1の発明は、遠心力成形によるコンク
リート成形において、使用する型枠の内面に可剥
性被膜を形成し、この型枠内に熱硬化性樹脂を注
入して型枠を回転しつつ型枠内面に熱硬化性樹脂
の半硬化被膜を形成し、その後この型枠内にコン
クリートを打設して通常のコンクリートの遠心力
成形を行い、しかる後成形体を脱型してコンクリ
ートの外表面に可剥性被膜と熱硬化性樹脂被膜と
を一体的に形成することを特徴とする遠心力成形
による耐酸性コンクリート成形体の製造方法であ
り、また第2の発明は、遠心力成形による中空の
コンクリート成形において、使用する型枠の内面
に可剥性被膜を形成し、この型枠内に熱硬化性樹
脂を注入して型枠を回転しつつ型枠内面に熱硬化
性樹脂の半硬化被膜を形成し、その後この型枠内
にコンクリートを打設して通常のコンクリートの
遠心力成形を行い、しかる後成形体の内面のスラ
ツジを除去して再び熱硬化性樹脂をコンクリート
成形体内の中空部に打設しさらに型枠を回転して
その後これを脱型してコンクリート成形体の外表
面に可剥性被膜と熱硬化性樹脂被膜を、またその
内表面に熱硬化性樹脂被膜をそれぞれ一体的に形
成することを特徴とする遠心力成形による耐酸性
コンクリート成形体の製造方法である。以下にこ
れらの発明をさらに説明する。 まず第1の発明についていうと、遠心力成形に
使用される型枠の内面に可剥性塗料を塗布するこ
とからはじめる。この可剥性塗料は離型剤を兼ね
るものであるが、別名ストリツパブルペイントと
もいわれるものである。従来このストリツパブル
ペイントは、輸送や保管中に製品が摩耗、腐蝕す
るのを一時的に保護するために、製品の表面に塗
布してここに被膜を形成し、用済み後これを剥ぎ
とるという使い方をしていたものである。この塗
料の塗布によつて形成された可剥性被膜は、製品
の塗布面との接着力は弱いものの被膜としての連
続性はよく、しかも比較的軟質ではあるが強靭で
用済み後これを引き剥がすことが出来るものであ
る。本発明ではこうした可剥性塗料を遠心力成形
の型枠の内面に塗布してここに可剥性被膜を形成
するものである。なお、可剥性塗料は、塗布後1
時間程度で硬化して被膜を形成するものが多い
が、被膜の強度を増すためにも塗布後1〜2時間
放置しておくのがよい。。本発明で使用する可剥
性塗料としては、その主要成分が塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、ポリビニルプチラール、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、アクリルなどの樹脂成分である。
このような塗料を塗布して形成された被膜は、従
来の型枠の離型剤を塗布したものとは異なり、ピ
ンホールや汚れのないものを得ることができる。
またこの上に塗布される熱硬化性樹脂との強い接
着力を示し、後に型枠を取りはずした場合、可剥
性被膜は型枠から剥がれてコンクリートの側へ容
易に反転することが出来る。 型枠に可剥性被膜が形成されたらこの型枠を遠
心力成形機にセツトし、次に型枠内へ熱硬化性樹
脂を注入し型枠を回転する。これによつて注入し
た熱硬化性樹脂は、型枠が回転することによつて
型枠の内面に一様に展延され、型枠内面には可剥
性被膜の上に熱硬化性樹脂被膜が重ねて形成され
ることになる。本発明で用いる熱硬化性樹脂とし
ては、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、
フラン樹脂、フエノール樹脂、ポリウレタン樹
脂、ビニールエステル樹脂、フタル酸樹脂、ユリ
ア樹脂、メラミン樹脂、フルフラール樹脂、アル
キツド樹脂などがある。これらの樹脂は液状で使
用するのが好ましく、形成される被膜層も0.5〜
1mm程度とする。熱硬化性樹脂塗料を型枠内面に
展延する際の型枠の回転速度は、120r.p.m.程度
でよい。型枠の回転は、樹脂の塗料が型枠内でだ
れを生ずることがなくなつた後も続け、樹脂が
少々粘着力を残す程度の半硬化の状態となるまで
行う。その後に、この型枠の中にコンクリートを
打設して通常の遠心力成形を行う。この成形条
件、例えば回転速度、回転時間といつたことは、
成形体の形状、使用原料その他によつて決定すべ
きは勿論である。このようにして遠心力成形の工
程が終了したらコンクリート成形体を型枠から外
すが、その場合熱硬化性樹脂被膜は可剥性被膜と
強固に接着しているので可剥性被膜は型枠から容
易に剥がれこれがコンクリート成形体側へ反転し
て、結局コンクリートの表面に熱硬化性樹脂被膜
が被覆され、その上に連続した可剥性被膜で覆わ
れた耐蝕性コンクリート成形体を得ることが出来
る。 本願の第2の発明にあつては、外表面に熱硬化
性樹脂被膜と可剥性被膜をつけたコンクリート中
空成形体を成形した後、その内部のスラツジを除
去しここに熱硬化性樹脂を投入し、再び成形体を
回転してコンクリート成形体の内部に樹脂被膜層
を形成するというものである。この場合のコンク
リート成形体の回転速度は、例えば当初の約1分
間は500〜600r.p.m.の高速回転としてひとまず塗
料を内面に均一に塗布し、その後回転数を120r.
p.m.と落として、樹脂のダレがなくかつ粘着力が
なくなるまでこの程度の回転を続づけるとよい。
なお、この状態で樹脂の硬化は充分に行つてもよ
いが、運転コストとの関係で適宜のところで中止
しておくのがよい。 これらの一連の工程で、熱硬化性樹脂を硬化時
間の短いものを使用すると成形時間を短縮するこ
とが出来る。さらに、熱硬化性樹脂の硬化を促進
するために加熱手段を用いて成形体に直接或は型
枠を通して加熱することもできる。成形後の脱型
については第1の発明の場合と同様である。 以下に実施例をあげてこの発明をさらに説明す
る。 実施例 鋼製型枠を用いて20cm(外径)×30cm(高さ)×
3.5cm(厚さ)の本発明になるコンクリートパイ
プを成形した。供試体は、本発明によるライニン
グを外面および内面に施したもの(以下「本発明
品」という)の外に、比較例として何も処理して
いない普通のコンクリートだけのもの(以下「無
処理」という)、脱型後熱硬化性樹脂塗料を塗布
したもの(以下「樹脂後塗り」という)の2種、
合計3種を作成した。 まず本発明品についていえば、型枠の内面に塩
化ビニルを主成分とするストリツプペイント(関
西ペイント社、商品名)をはけで厚さ約40μで塗
布し15分そのまま放置した。次にこの型枠を遠心
成形機に組み込み、これを回転しながら型枠内に
熱硬化性樹脂のユニタツクCSW(株式会社小野田
社製、商品名)を250gを注入した。なお、ユニ
ツタCSWはエポキシ樹脂を主成分とし、20℃で
可使用時間25分、硬化時間3時間、粘土2000c.p.
s.(2液タイプ)である。次いでこれを120r.p.m.
の回転速度で10分間回転させた。その際、型枠内
にドライヤーで3分間温風を吹き付けた。その
後、第1表に示す配合のコンクリートを型枠内に
投入して第3表の成形条件で遠心力成形を行つ
た。なお、投入したコンクリートは13Kgであつ
た。
形体の製造方法に関するものであつて、特にコン
クリート成形体の少なくとも外表面にライニング
層を成形と同時に形成させるようにした耐酸性コ
ンクリート成形体の製造方法に係わるものであ
る。 (従来の技術) 遠心力成形で成形されるコンクリート成形体と
しては、管状物、ポール、パイルその他円柱体な
どがある。これらは大気中、清水中といつた通常
一般の環境条件の下では耐久性もあつて格別の問
題も起こしていないが、特殊な環境化で使用され
る場合はコンクリートが侵され、そのため必要な
対策が要請される。例えば、酸性水や酸性ガスと
接触する環境条件のもとでは、セメント水和物が
酸によつて侵される。また、硫酸塩を含んだ水と
接触する場合はセメント水和物が硫酸塩と反応
し、その生成物が膨脹圧によつてひび割れを生じ
てコンクリートが破壊される現象を起こす。さら
に、塩化物と接触する環境下ではコンクリート中
の鋼材が腐蝕し、ひび割れを発生させコンクリー
トが破壊される。このような環境下で使用される
コンクリートを保護するためにコンクリートの表
面に耐蝕性のライニング処理をすることが以前か
ら一般に行われている。こうした従来のライニン
グ処理は、遠心成形して脱型したコンクリート成
形品に対し、後からはけ又はこてでライニング剤
を塗布するというのが普通であつた。しかしなが
ら、従来このようなライニング加工はひどく非能
率的であるばかりか、パイプ内面の施工ではライ
ニング剤の不快臭が内部に充満して作業環境を悪
化させていた。さらに、コンクリートパイプの径
が細い場合は内面のライニング処理を外部から行
わなければならないので、さらに作業性がよくな
かつた。加えて、遠心力成形された成形体は表面
が比較的に平滑であるためにライニング剤として
の樹脂の接着がよくなく、このため塗布層が製造
後に剥離するという問題もあつた。 (発明が解決しようとする問題点) この発明は、コンクリート成形体の製造の際
に、同時に成形体の外表面に、さらには外表面に
加えて内表面にライニング層を形成することによ
つて、コンクリート表面に一体的に形成された耐
酸性の被膜を能率的に形成しようとするものであ
る。 (問題点を解決するための手段) 本願の第1の発明は、遠心力成形によるコンク
リート成形において、使用する型枠の内面に可剥
性被膜を形成し、この型枠内に熱硬化性樹脂を注
入して型枠を回転しつつ型枠内面に熱硬化性樹脂
の半硬化被膜を形成し、その後この型枠内にコン
クリートを打設して通常のコンクリートの遠心力
成形を行い、しかる後成形体を脱型してコンクリ
ートの外表面に可剥性被膜と熱硬化性樹脂被膜と
を一体的に形成することを特徴とする遠心力成形
による耐酸性コンクリート成形体の製造方法であ
り、また第2の発明は、遠心力成形による中空の
コンクリート成形において、使用する型枠の内面
に可剥性被膜を形成し、この型枠内に熱硬化性樹
脂を注入して型枠を回転しつつ型枠内面に熱硬化
性樹脂の半硬化被膜を形成し、その後この型枠内
にコンクリートを打設して通常のコンクリートの
遠心力成形を行い、しかる後成形体の内面のスラ
ツジを除去して再び熱硬化性樹脂をコンクリート
成形体内の中空部に打設しさらに型枠を回転して
その後これを脱型してコンクリート成形体の外表
面に可剥性被膜と熱硬化性樹脂被膜を、またその
内表面に熱硬化性樹脂被膜をそれぞれ一体的に形
成することを特徴とする遠心力成形による耐酸性
コンクリート成形体の製造方法である。以下にこ
れらの発明をさらに説明する。 まず第1の発明についていうと、遠心力成形に
使用される型枠の内面に可剥性塗料を塗布するこ
とからはじめる。この可剥性塗料は離型剤を兼ね
るものであるが、別名ストリツパブルペイントと
もいわれるものである。従来このストリツパブル
ペイントは、輸送や保管中に製品が摩耗、腐蝕す
るのを一時的に保護するために、製品の表面に塗
布してここに被膜を形成し、用済み後これを剥ぎ
とるという使い方をしていたものである。この塗
料の塗布によつて形成された可剥性被膜は、製品
の塗布面との接着力は弱いものの被膜としての連
続性はよく、しかも比較的軟質ではあるが強靭で
用済み後これを引き剥がすことが出来るものであ
る。本発明ではこうした可剥性塗料を遠心力成形
の型枠の内面に塗布してここに可剥性被膜を形成
するものである。なお、可剥性塗料は、塗布後1
時間程度で硬化して被膜を形成するものが多い
が、被膜の強度を増すためにも塗布後1〜2時間
放置しておくのがよい。。本発明で使用する可剥
性塗料としては、その主要成分が塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、ポリビニルプチラール、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、アクリルなどの樹脂成分である。
このような塗料を塗布して形成された被膜は、従
来の型枠の離型剤を塗布したものとは異なり、ピ
ンホールや汚れのないものを得ることができる。
またこの上に塗布される熱硬化性樹脂との強い接
着力を示し、後に型枠を取りはずした場合、可剥
性被膜は型枠から剥がれてコンクリートの側へ容
易に反転することが出来る。 型枠に可剥性被膜が形成されたらこの型枠を遠
心力成形機にセツトし、次に型枠内へ熱硬化性樹
脂を注入し型枠を回転する。これによつて注入し
た熱硬化性樹脂は、型枠が回転することによつて
型枠の内面に一様に展延され、型枠内面には可剥
性被膜の上に熱硬化性樹脂被膜が重ねて形成され
ることになる。本発明で用いる熱硬化性樹脂とし
ては、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、
フラン樹脂、フエノール樹脂、ポリウレタン樹
脂、ビニールエステル樹脂、フタル酸樹脂、ユリ
ア樹脂、メラミン樹脂、フルフラール樹脂、アル
キツド樹脂などがある。これらの樹脂は液状で使
用するのが好ましく、形成される被膜層も0.5〜
1mm程度とする。熱硬化性樹脂塗料を型枠内面に
展延する際の型枠の回転速度は、120r.p.m.程度
でよい。型枠の回転は、樹脂の塗料が型枠内でだ
れを生ずることがなくなつた後も続け、樹脂が
少々粘着力を残す程度の半硬化の状態となるまで
行う。その後に、この型枠の中にコンクリートを
打設して通常の遠心力成形を行う。この成形条
件、例えば回転速度、回転時間といつたことは、
成形体の形状、使用原料その他によつて決定すべ
きは勿論である。このようにして遠心力成形の工
程が終了したらコンクリート成形体を型枠から外
すが、その場合熱硬化性樹脂被膜は可剥性被膜と
強固に接着しているので可剥性被膜は型枠から容
易に剥がれこれがコンクリート成形体側へ反転し
て、結局コンクリートの表面に熱硬化性樹脂被膜
が被覆され、その上に連続した可剥性被膜で覆わ
れた耐蝕性コンクリート成形体を得ることが出来
る。 本願の第2の発明にあつては、外表面に熱硬化
性樹脂被膜と可剥性被膜をつけたコンクリート中
空成形体を成形した後、その内部のスラツジを除
去しここに熱硬化性樹脂を投入し、再び成形体を
回転してコンクリート成形体の内部に樹脂被膜層
を形成するというものである。この場合のコンク
リート成形体の回転速度は、例えば当初の約1分
間は500〜600r.p.m.の高速回転としてひとまず塗
料を内面に均一に塗布し、その後回転数を120r.
p.m.と落として、樹脂のダレがなくかつ粘着力が
なくなるまでこの程度の回転を続づけるとよい。
なお、この状態で樹脂の硬化は充分に行つてもよ
いが、運転コストとの関係で適宜のところで中止
しておくのがよい。 これらの一連の工程で、熱硬化性樹脂を硬化時
間の短いものを使用すると成形時間を短縮するこ
とが出来る。さらに、熱硬化性樹脂の硬化を促進
するために加熱手段を用いて成形体に直接或は型
枠を通して加熱することもできる。成形後の脱型
については第1の発明の場合と同様である。 以下に実施例をあげてこの発明をさらに説明す
る。 実施例 鋼製型枠を用いて20cm(外径)×30cm(高さ)×
3.5cm(厚さ)の本発明になるコンクリートパイ
プを成形した。供試体は、本発明によるライニン
グを外面および内面に施したもの(以下「本発明
品」という)の外に、比較例として何も処理して
いない普通のコンクリートだけのもの(以下「無
処理」という)、脱型後熱硬化性樹脂塗料を塗布
したもの(以下「樹脂後塗り」という)の2種、
合計3種を作成した。 まず本発明品についていえば、型枠の内面に塩
化ビニルを主成分とするストリツプペイント(関
西ペイント社、商品名)をはけで厚さ約40μで塗
布し15分そのまま放置した。次にこの型枠を遠心
成形機に組み込み、これを回転しながら型枠内に
熱硬化性樹脂のユニタツクCSW(株式会社小野田
社製、商品名)を250gを注入した。なお、ユニ
ツタCSWはエポキシ樹脂を主成分とし、20℃で
可使用時間25分、硬化時間3時間、粘土2000c.p.
s.(2液タイプ)である。次いでこれを120r.p.m.
の回転速度で10分間回転させた。その際、型枠内
にドライヤーで3分間温風を吹き付けた。その
後、第1表に示す配合のコンクリートを型枠内に
投入して第3表の成形条件で遠心力成形を行つ
た。なお、投入したコンクリートは13Kgであつ
た。
【表】
【表】
遠心力成形が終了後成形体のパイプ内のスラツ
ジを除去し、パイプ内にユニツタCSWを160g投
入した。成形は、前記の遠心力成形機にかけて
徐々に回転速度を上げていつて550r.p.m.を60秒
間行つた後、回転速度を徐々に下げていき120r.
p.m.で20分間回転を続けた。この際型枠内にドラ
イヤーで3分間温風を送つた。この状態にして翌
日型枠を取り外したところ、可剥性被膜及びエポ
キシ樹脂とコンクリートが一体化した被膜(樹脂
層の厚さ1mm)が外表面に一様に反転しているこ
とが認められた。また、内側樹脂の厚さは1mmで
ここに平滑なライニング層が形成されていた。 なお、「無処理」と「樹脂後塗り」の供試体は
第1表に示す配合のコンクリートを使用して、第
2表に示す成形条件でコンクリートの遠心成形を
行つた。コンクリートは約14.0Kgを投入した。ス
ラツジを除去したのちそのまま養生した。「樹脂
後塗り」はエポキシ樹脂を外面に約250g、内面
に160gはけで塗布した。また「本発明品」と
「樹脂後塗り」の断面部分は、エポキシ樹脂を約
50gはけで塗布した。その後これら3個の供試体
は温度20℃で材令7日まで水中養生を行つて、こ
れらを5%硫酸(JISK8951試薬)に浸漬して重
量減少率を測定した。その結果を第3表に示す。
ジを除去し、パイプ内にユニツタCSWを160g投
入した。成形は、前記の遠心力成形機にかけて
徐々に回転速度を上げていつて550r.p.m.を60秒
間行つた後、回転速度を徐々に下げていき120r.
p.m.で20分間回転を続けた。この際型枠内にドラ
イヤーで3分間温風を送つた。この状態にして翌
日型枠を取り外したところ、可剥性被膜及びエポ
キシ樹脂とコンクリートが一体化した被膜(樹脂
層の厚さ1mm)が外表面に一様に反転しているこ
とが認められた。また、内側樹脂の厚さは1mmで
ここに平滑なライニング層が形成されていた。 なお、「無処理」と「樹脂後塗り」の供試体は
第1表に示す配合のコンクリートを使用して、第
2表に示す成形条件でコンクリートの遠心成形を
行つた。コンクリートは約14.0Kgを投入した。ス
ラツジを除去したのちそのまま養生した。「樹脂
後塗り」はエポキシ樹脂を外面に約250g、内面
に160gはけで塗布した。また「本発明品」と
「樹脂後塗り」の断面部分は、エポキシ樹脂を約
50gはけで塗布した。その後これら3個の供試体
は温度20℃で材令7日まで水中養生を行つて、こ
れらを5%硫酸(JISK8951試薬)に浸漬して重
量減少率を測定した。その結果を第3表に示す。
【表】
(発明の効果)
以上この発明によれば、可剥性被膜の型枠への
弱い付着とそれに比較して熱硬化性樹脂被膜との
強固な接着のため、脱型が容易であるとともに可
剥性被膜をコンクリートの側へ容易に反転するこ
とが出来る。そして、この可剥性被膜は膜として
の連続性に優れ、またライニング材料に対してピ
ンホールのない極めて滑らかな下地を提供するた
め、気孔があり吸水性も一様でないコンクリート
表面や剥離剤を介した鋼製型枠面に直接ライニン
グ材料を吹き付ける場合に較べ、ピンホールも無
く一様な厚さのライニング層を提供する。従つ
て、この発明によればライニング層の厚さをその
性能をおとすことなく薄くすることが出来、結果
的にコストダウンを図ることが可能となる。そし
て、こうしたことは同時にピンホール等の欠点の
無い極めて優れた耐酸性のライニング層を提供す
るものである。従つて、これによると酸類、塩
類、海水、油類、温泉水、炭酸ガス、亜硫酸ガス
などによつてコンクリートパイル、コンクリート
ポール、コンクリートパイプ等が侵蝕されること
が大幅に改善されることになつた。
弱い付着とそれに比較して熱硬化性樹脂被膜との
強固な接着のため、脱型が容易であるとともに可
剥性被膜をコンクリートの側へ容易に反転するこ
とが出来る。そして、この可剥性被膜は膜として
の連続性に優れ、またライニング材料に対してピ
ンホールのない極めて滑らかな下地を提供するた
め、気孔があり吸水性も一様でないコンクリート
表面や剥離剤を介した鋼製型枠面に直接ライニン
グ材料を吹き付ける場合に較べ、ピンホールも無
く一様な厚さのライニング層を提供する。従つ
て、この発明によればライニング層の厚さをその
性能をおとすことなく薄くすることが出来、結果
的にコストダウンを図ることが可能となる。そし
て、こうしたことは同時にピンホール等の欠点の
無い極めて優れた耐酸性のライニング層を提供す
るものである。従つて、これによると酸類、塩
類、海水、油類、温泉水、炭酸ガス、亜硫酸ガス
などによつてコンクリートパイル、コンクリート
ポール、コンクリートパイプ等が侵蝕されること
が大幅に改善されることになつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 遠心力成形によるコンクリート成形におい
て、使用する型枠の内面に可剥性被膜を形成し、
この型枠内に熱硬化性樹脂を注入して型枠を回転
しつつ型枠内面に熱硬化性樹脂の半硬化被膜を形
成し、その後この型枠内にコンクリートを打設し
て通常のコンクリートの遠心力成形を行い、しか
る後成形体を脱型してコンクリートの外表面に可
剥性被膜と熱硬化性樹脂被膜とを一体的に形成す
ることを特徴とする遠心力成形による耐酸性コン
クリート成形体の製造方法。 2 遠心力成形による中空のコンクリート成形に
おいて、使用する型枠の内面に可剥性被膜を形成
し、この型枠内に熱硬化性樹脂を注入して型枠を
回転しつつ型枠内面に熱硬化性樹脂の半硬化被膜
を形成し、その後この型枠内にコンクリートを打
設して通常のコンクリートの遠心力成形を行い、
しかる後成形体の内面のスラツジを除去して再び
熱硬化性樹脂をコンクリート成形体内の中空部に
打設しさらに型枠を回転してその後これを脱型し
てコンクリート成形体の外表面に可剥性被膜と熱
硬化性樹脂被膜を、またその内表面に熱硬化性樹
脂被膜をそれぞれ一体的に形成することを特徴と
する遠心力成形による耐酸性コンクリート成形体
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27047386A JPS63122505A (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 遠心力成形による耐酸性コンクリ−ト成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27047386A JPS63122505A (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 遠心力成形による耐酸性コンクリ−ト成形体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63122505A JPS63122505A (ja) | 1988-05-26 |
JPH0469526B2 true JPH0469526B2 (ja) | 1992-11-06 |
Family
ID=17486799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27047386A Granted JPS63122505A (ja) | 1986-11-13 | 1986-11-13 | 遠心力成形による耐酸性コンクリ−ト成形体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63122505A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5737649B2 (ja) * | 2010-07-21 | 2015-06-17 | 株式会社アストン | 貫通ひび割れを有するコンクリート試験体の作製方法 |
JP7380164B2 (ja) * | 2019-12-10 | 2023-11-15 | セメダイン株式会社 | プレキャストコンクリート製品の製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5237481A (en) * | 1975-09-19 | 1977-03-23 | Yazaki Corp | Operation recording and analyzing appartus |
-
1986
- 1986-11-13 JP JP27047386A patent/JPS63122505A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5237481A (en) * | 1975-09-19 | 1977-03-23 | Yazaki Corp | Operation recording and analyzing appartus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63122505A (ja) | 1988-05-26 |
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Legal Events
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