JPH046928Y2 - - Google Patents

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JPH046928Y2
JPH046928Y2 JP1984132140U JP13214084U JPH046928Y2 JP H046928 Y2 JPH046928 Y2 JP H046928Y2 JP 1984132140 U JP1984132140 U JP 1984132140U JP 13214084 U JP13214084 U JP 13214084U JP H046928 Y2 JPH046928 Y2 JP H046928Y2
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JP1984132140U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は、熱転写プリンタに用いられるインク
リボンの搬送装置に関するものである。
〔従来の技術〕
熱転写プリンタは、インクリボンに塗布したイ
ンクを、複数個の発熱素子を有するサーマルヘツ
ドの素子を選択し発熱させながら記録紙に押圧
し、インクを記録紙に転写して文字、図形等を記
録するものである。
このような熱転写プリンタに用いられるインク
リボンの搬送装置は、ストツクリールと巻取リー
ルが取付部材に回転可能に取り付けられ、ストツ
クリールから繰り出されたインクリボンが巻取リ
ールで巻き取られる構成になつている。
従来、このようなインクリボンの搬送装置とし
て、例えば、取付部材とリールをABS樹脂で構
成したものがあつた。
しかし、このようなインクリボンの搬送装置を
熱転写プリンタに用いると、次の問題点があつ
た。
ABS樹脂材は静摩擦係数と動摩擦係数の差
が大きいため、プリンタの印字開始時には、取
付部材とリールの摺動面では、リールが回転し
始めるまでの間と回転してからとで摩擦力が大
きく変動する。これによつて、インクリボンが
安定に供給されない。特に、印字し始めの文字
の品質が著しく低下する。
と同様の理由から、インクリボンの送り動
作中に取付部材とリールの摺動面にステツク・
スリツプ現象が生じ、異音が発生する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上述した問題点を除去するためになさ
れたものであり、インクリボンが安定に供給さ
れ、しかも取付部材とリールの摺動部分での異音
の発生が防止されたインクリボンの搬送装置を実
現することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、 ストツクリールと巻取リールを取付部材に回転
可能に取り付け、ストツクリールから繰り出され
たインクリボンを巻取リールで巻き取るインクリ
ボンの搬送装置において、 前記ストツクリールと巻取リールはAS樹脂で
構成されたものであり、 前記ストツクリールと取付部材の摺動部分と、
前記巻取リールと取付部材の摺動部分の両方また
は一方の部分に、超高分子量ポリエチレン樹脂ま
たは4フツ化エチレンで構成された摺動部材が介
在していることを特徴とするインクリボンの搬送
装置である。
〔実施例〕
以下、図面により本考案を説明する。
第1図は本考案にかかるインクリボンの搬送装
置の一実施例の組立構成図、第2図は第1図の装
置の横断面図、第3図は第1図の装置のストツク
リールの径を含んだ部分の縦断面図である。
これらの図において、10は取付部材、20は
ストツクリール、30は巻取リール、40はイン
クリボン、50はサーマルヘツド、60は記録
紙、70はプラテン、80は摺動部材である。
取付部材10は、例えばカセツトケースであ
り、上ケース11と下ケース12からなる。これ
らのケースはABS樹脂で構成されている。
ストツクリール20と巻取リール30は、下ケ
ース12内に回転可能に取り付けられている。こ
れらのリールはAS樹脂で構成されている。
ストツクリール20には印字前のインクリボン
が巻かれている。
巻取リール30には、ストツクリール20から
繰り出され、サーマルヘツド50で印字が行なわ
れた後のインクリボンが巻き取られる。
インクリボン40は、ストツクリール20と巻
取リール30の間の送り経路では、ガイドローラ
131〜134によつて送りがガイドされる。
サーマルヘツド50は、カセツトケース10が
熱転写プリンタに装着された状態では、インクリ
ボン40とカセツトケース10の間に配置され
る。そして、サーマルヘツド50は、印字動作時
には、a方向に移動してインクリボン40のイン
クをプラテン70上の記録紙60に転写する。
摺動部材80は、本考案が特徴とするものであ
る。
この摺動部材80は、ストツクリール20及び
巻取リール30に対する静摩擦係数と動摩擦係数
の差が、取付部材10とストツクリール20、及
び、取付部材10と巻取リール30を直接接触さ
せた場合よりも小さくなる材料、例えば超高分子
量のポリエチレン樹脂で構成されている。この摺
動部材80は、リング状に形成されていて、上ケ
ース11および下ケース12とストツクリール2
0の間に介在している。これによつて、ストツク
リール20は、回転するときには、摺動部材80
と摺動する。
互いに摺動する2つの部材の構成材料の組み合
わせと、これらの部材の間の静摩擦係数と動摩擦
係数の関係を第4図に示す。第4図において、
ABS−ABSは、2つの部材の構成材料が、とも
にABS樹脂である場合を示す。
以下、同様である。
第4図に示すように、超高分子量ポリエチレン
樹脂とABS樹脂またはAS樹脂との組み合わせ
は、他の組み合わせに比べて、静摩擦係数と動摩
擦係数の差が小さい。
81は圧縮コイルばねであり、摺動部材80と
上カバー11の間に配置されていて、ストツクス
プール20にバツクテンシヨンを与える。
なお、実施例では取付部材10がカセツトケー
スであるカセツト式のインクリボンの搬送装置の
場合について説明したが、これに限らずオープン
リール式のインクリボンの搬送装置であつてもよ
い。
また、実施例では摺習部材80がストツクリー
ル20に取り付けられている場合について説明し
たが、これに限らず摺動部材80はストツクリー
ル20と巻取リール30の一方または両方に取り
付けられていてもよい。
また、実施例では摺習部材80がリング状の形
状である場合について説明したが、摺動部材80
はこれ以外の形状であつてもよい。
また、摺動部材80は超高分子量ポリエチレン
樹脂以外のABS樹脂またはAS樹脂に対して静摩
擦係数と動摩擦係数の差が小さい材料例えば4フ
ツ化エチレン等で構成されていてもよい。
〔作用〕 次に、このようなインクリボンの搬送装置の動
作について説明する。
印字動作時には、インクリボン40が巻取スプ
ール30に巻き取られる度に、ストツクスプール
20は回転させられてインクリボンが繰り出され
る。このような動作で、ストツクスプール20
は、回転し始めるまでは摺動部材80との間に静
摩擦力が働き、回転してしまうと摺動部材80と
の間に動摩擦力が働く。これらの摩擦力の差は、
ストツクスプール20と摺動部材80との間の静
摩擦係数と動摩擦係数の差に対応している。
〔効果〕
このようなインクリボンの搬送装置によれば、
次のような効果が得られる。
第5図は、本考案にかかる装置の印字動作時に
おけるインクリボンの送り出しトルクの変動を示
したグラフである。第5図のグラフでは、縦軸に
インクリボンの送り出しトルクT、横軸に時間t
をとつている。
第5図において、t0はサーマルヘツド50のヘ
ツドダウンの時刻、t1は印字開始の時刻である。
時刻t0とt1の間にストツクスプール20が回転し
始める。この間で、ストツクスプールに働く摩擦
力は静摩擦力から動摩擦力に変わる。
一方、第1図の装置で摺動部材80を介在させ
ない場合は、インクリボンの送り出しトルクは第
6図に示すように変動する。第6図のグラフで符
号は第5図と同様である。
これらのグラフに示すように、本考案にかかる
装置では、ストツクスプール20に対して静摩擦
係数と動摩擦係数の差が小さい摺動部材80が摺
動部分に介在しているため、インクリボンの送り
出しトルクの変動が小さくなる。これによつて、
インクリボンを安定に供給することができ、良好
な印字が得られる。しかも、取付部材とリールの
摺動部分での異音の発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるインクリボンの搬送装
置の一実施例の組立構成図、第2図は第1図の装
置の横断面図、第3図は第1図の装置の縦断面
図、第4図は2つの摺動部材の構成材料の組み合
わせと各部材間の静摩擦係数と動摩擦係数の関係
を示した図、第5図は本考案にかかる装置の印字
動作時におけるインクリボンの送り出しトルクの
変動を示したグラフ、第6図は摺動部材を設けな
いインクリボンの搬送装置のインクリボンの送り
出しトルクの変動を示したグラフである。 10……取付部材、20……ストツクリール、
30……巻取リール、40……インクリボン、8
0……摺動部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ストツクリールと巻取リールを取付部材に回転
    可能に取り付け、ストツクリールから繰り出され
    たインクリボンを巻取リールで巻き取るインクリ
    ボンの搬送装置において、 前記ストツクリールと巻取リールはAS樹脂で
    構成されたものであり、 前記ストツクリールと取付部材の摺動部分と、
    前記巻取リールと取付部材の摺動部分の両方また
    は一方の部分に、超高分子量ポリエチレン樹脂ま
    たは4フツ化エチレンで構成された摺動部材が介
    在していることを特徴とするインクリボンの搬送
    装置。
JP13214084U 1984-08-31 1984-08-31 インクリボンの搬送装置 Granted JPS6147660U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13214084U JPS6147660U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 インクリボンの搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13214084U JPS6147660U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 インクリボンの搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6147660U JPS6147660U (ja) 1986-03-31
JPH046928Y2 true JPH046928Y2 (ja) 1992-02-25

Family

ID=30690702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13214084U Granted JPS6147660U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 インクリボンの搬送装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS6147660U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5949991A (ja) * 1982-09-16 1984-03-22 Fujitsu Ltd 印字装置のリボンブレ−キ構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5515062U (ja) * 1978-07-17 1980-01-30
JPS59126661U (ja) * 1983-02-16 1984-08-25 松下電器産業株式会社 インクリボンカセツト

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5949991A (ja) * 1982-09-16 1984-03-22 Fujitsu Ltd 印字装置のリボンブレ−キ構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6147660U (ja) 1986-03-31

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