JPH0725098A - 熱転写記録装置 - Google Patents
熱転写記録装置Info
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- JPH0725098A JPH0725098A JP19555493A JP19555493A JPH0725098A JP H0725098 A JPH0725098 A JP H0725098A JP 19555493 A JP19555493 A JP 19555493A JP 19555493 A JP19555493 A JP 19555493A JP H0725098 A JPH0725098 A JP H0725098A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インク支持テープの保持部に高精度を必要と
することなく，該インク支持テープのしわの発生を有効
に阻止し得る熱転写記録装置を提供すること。 【構成】 インク支持テープ１の熱溶融性インク層を局
部的に加熱し溶融インクを記録用紙４に転写せしめるサ
ーマルヘッド５と、サーマルヘッド５に対向装備された
プラテン６とを備えている。サーマルヘッド５の上流側
に、インク支持テープ１用の矯正ガイドローラ９が装備
されている。矯正ガイドローラ９は、ガイドローラ本体
９Ａと、ガイドローラ本体９Ａの一端部に設けられイン
ク支持テープ１の幅方向の一端部を緩やかに且つ連続的
に係止する係止機構部９Ｂと、ガイドローラ本体９Ａの
他の部分に設けられインク支持テープ１の走行と共に該
インク支持テープ１を幅方向に押し広げる螺旋構造部９
Ｃとを備えている。
することなく，該インク支持テープのしわの発生を有効
に阻止し得る熱転写記録装置を提供すること。 【構成】 インク支持テープ１の熱溶融性インク層を局
部的に加熱し溶融インクを記録用紙４に転写せしめるサ
ーマルヘッド５と、サーマルヘッド５に対向装備された
プラテン６とを備えている。サーマルヘッド５の上流側
に、インク支持テープ１用の矯正ガイドローラ９が装備
されている。矯正ガイドローラ９は、ガイドローラ本体
９Ａと、ガイドローラ本体９Ａの一端部に設けられイン
ク支持テープ１の幅方向の一端部を緩やかに且つ連続的
に係止する係止機構部９Ｂと、ガイドローラ本体９Ａの
他の部分に設けられインク支持テープ１の走行と共に該
インク支持テープ１を幅方向に押し広げる螺旋構造部９
Ｃとを備えている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写記録装置に係
り、とくにインク支持テープと該インク支持テープに走
行力を付勢する手段とを備えた熱転写記録装置に関す
る。
り、とくにインク支持テープと該インク支持テープに走
行力を付勢する手段とを備えた熱転写記録装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来より、熱転写記録装置は、熱溶融性
インクが付されたインク支持テープと、このインク支持
テープに走行力を付勢するテープ走行駆動手段と、イン
ク支持テープの熱溶融性インク層を局部的に加熱し溶融
インクを記録用紙に転写せしめるサーマルヘッドと、こ
のサーマルヘッドに対向しインク支持テープの走行路に
装備されたプラテンとを備えている。そして、比較的静
かで鮮明な印字出力が得られることから、従来より比較
的多く使用されている。
インクが付されたインク支持テープと、このインク支持
テープに走行力を付勢するテープ走行駆動手段と、イン
ク支持テープの熱溶融性インク層を局部的に加熱し溶融
インクを記録用紙に転写せしめるサーマルヘッドと、こ
のサーマルヘッドに対向しインク支持テープの走行路に
装備されたプラテンとを備えている。そして、比較的静
かで鮮明な印字出力が得られることから、従来より比較
的多く使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
熱転写記録装置では、熱伝導や解像度の観点から、イン
ク支持テープが数μｍ〜数十μｍと非常に薄いものが使
用されているため、インク支持テープの走行系に存在す
る部品の位置誤差によりインク支持テープにスキューが
生じ、それによって、加熱手段とプラテンローラとの接
触部においてしわが発生し、このしわの部分で印字画像
が悪化するという不都合があった。
熱転写記録装置では、熱伝導や解像度の観点から、イン
ク支持テープが数μｍ〜数十μｍと非常に薄いものが使
用されているため、インク支持テープの走行系に存在す
る部品の位置誤差によりインク支持テープにスキューが
生じ、それによって、加熱手段とプラテンローラとの接
触部においてしわが発生し、このしわの部分で印字画像
が悪化するという不都合があった。
【０００４】また、しわの発生を防ぐために、インク支
持体の走行系に装備されている部品やインク支持テープ
を供給する供給ロールの保持部に高い精度が要求される
こととなり、このため、装置の原価高騰を招くという不
都合があった。
持体の走行系に装備されている部品やインク支持テープ
を供給する供給ロールの保持部に高い精度が要求される
こととなり、このため、装置の原価高騰を招くという不
都合があった。
【０００５】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに 走行系に装備されている部品やイン
ク支持テープの保持部に高い精度を必要とすることな
く，しかも当該インク支持テープのしわの発生を有効に
阻止し得る熱転写記録装置を提供することを、その目的
とする。
を改善し、とくに 走行系に装備されている部品やイン
ク支持テープの保持部に高い精度を必要とすることな
く，しかも当該インク支持テープのしわの発生を有効に
阻止し得る熱転写記録装置を提供することを、その目的
とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明では、熱溶融性イ
ンクが付されたインク支持テープと、このインク支持テ
ープに走行力を付勢するテープ走行駆動手段と、前記イ
ンク支持テープの熱溶融性インク層を局部的に加熱し溶
融インクを記録用紙に転写せしめる熱転写型印字ヘッド
と、この熱転写型印字ヘッドに対向して前記インク支持
テープの走行路を介して装備されたプラテンとを備えて
いる。
ンクが付されたインク支持テープと、このインク支持テ
ープに走行力を付勢するテープ走行駆動手段と、前記イ
ンク支持テープの熱溶融性インク層を局部的に加熱し溶
融インクを記録用紙に転写せしめる熱転写型印字ヘッド
と、この熱転写型印字ヘッドに対向して前記インク支持
テープの走行路を介して装備されたプラテンとを備えて
いる。
【０００７】また、熱転写型印字ヘッドの上流側に、イ
ンク支持テープ用の矯正ガイドローラを装備している。
そして、この矯正ガイドローラは、ガイドローラ本体
と、このガイドローラ本体の一端部に設けられ前記イン
ク支持テープの幅方向の一端部を緩やかに且つ連続的に
係止する係止機構部と、前記ガイドローラ本体の他の部
分に設けられ前記インク支持テープの走行と共に当該イ
ンク支持テープを幅方向に押し広げるように機能する螺
旋構造部とを備えている、という構成を採っている。こ
れによって前述した目的を達成しようとするものであ
る。
ンク支持テープ用の矯正ガイドローラを装備している。
そして、この矯正ガイドローラは、ガイドローラ本体
と、このガイドローラ本体の一端部に設けられ前記イン
ク支持テープの幅方向の一端部を緩やかに且つ連続的に
係止する係止機構部と、前記ガイドローラ本体の他の部
分に設けられ前記インク支持テープの走行と共に当該イ
ンク支持テープを幅方向に押し広げるように機能する螺
旋構造部とを備えている、という構成を採っている。こ
れによって前述した目的を達成しようとするものであ
る。
【０００８】
【作 用】矯正ガイドローラ９は、インク支持テープ１
の走行路にあって、サーマルヘッド５の上流側に位置
し、インク支持テープ１に接し、しかもインク支持テー
プ１と所定の巻き付け角をもって装備されている。 サ
ーマルヘッド５とプラテン６は、矯正ガイドローラ９の
下側に，インク支持テープ供給ローラ２は矯正ガイドロ
ーラ９の上側にそれぞれ位置し、インク支持体１及び矯
正ガイドローラ９は、それぞれ矢印方向に搬送及び回転
している。係止機構部９Ｂは、ガイドローラ本体９Ａの
表面より摩擦係数が高く設定されている。
の走行路にあって、サーマルヘッド５の上流側に位置
し、インク支持テープ１に接し、しかもインク支持テー
プ１と所定の巻き付け角をもって装備されている。 サ
ーマルヘッド５とプラテン６は、矯正ガイドローラ９の
下側に，インク支持テープ供給ローラ２は矯正ガイドロ
ーラ９の上側にそれぞれ位置し、インク支持体１及び矯
正ガイドローラ９は、それぞれ矢印方向に搬送及び回転
している。係止機構部９Ｂは、ガイドローラ本体９Ａの
表面より摩擦係数が高く設定されている。
【０００９】そして、係止機構部９Ｂによって、インク
支持テープ１の片側端部が、所定の保持力をもってその
位置に係止される。また、螺旋構造部９Ｃは、矯正ガイ
ドローラ９が回転すると、記録用紙４に対しその幅方向
に対し係止機構部９Ｂとは反対側の側端部へ行くように
作用し、その結果、記録用紙４が幅方向に押し広げら
れ、しわが除去される。
支持テープ１の片側端部が、所定の保持力をもってその
位置に係止される。また、螺旋構造部９Ｃは、矯正ガイ
ドローラ９が回転すると、記録用紙４に対しその幅方向
に対し係止機構部９Ｂとは反対側の側端部へ行くように
作用し、その結果、記録用紙４が幅方向に押し広げら
れ、しわが除去される。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の第１実施例を図１乃至図２に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【００１１】この図１乃至図２に示す実施例は、熱溶融
性インクが付されたインク支持テープ１と、このインク
支持テープ１に走行力を付勢するテープ走行駆動手段と
しての巻き取りローラ３と、インク支持テープ１の熱溶
融性インク層を局部的に加熱し溶融インクを記録用紙４
に転写せしめるサーマルヘッド５と、このサーマルヘッ
ド５に対向してインク支持テープ１の走行路を介して装
備されたプラテン６とを備えている。
性インクが付されたインク支持テープ１と、このインク
支持テープ１に走行力を付勢するテープ走行駆動手段と
しての巻き取りローラ３と、インク支持テープ１の熱溶
融性インク層を局部的に加熱し溶融インクを記録用紙４
に転写せしめるサーマルヘッド５と、このサーマルヘッ
ド５に対向してインク支持テープ１の走行路を介して装
備されたプラテン６とを備えている。
【００１２】また、サーマルヘッド５の上流側に、イン
ク支持テープ１用の矯正ガイドローラ９を装備してい
る。そして、この矯正ガイドローラ９は、ガイドローラ
本体９Ａと、このガイドローラ本体９Ａの一端部に設け
られインク支持テープ１の幅方向の一端部を緩やかに且
つ連続的に係止する係止機構部９Ｂと、ガイドローラ本
体９Ａの他の部分に設けられインク支持テープ１の走行
と共に当該インク支持テープ１を幅方向に押し広げるよ
うに機能する螺旋構造部９Ｃとを備えている。
ク支持テープ１用の矯正ガイドローラ９を装備してい
る。そして、この矯正ガイドローラ９は、ガイドローラ
本体９Ａと、このガイドローラ本体９Ａの一端部に設け
られインク支持テープ１の幅方向の一端部を緩やかに且
つ連続的に係止する係止機構部９Ｂと、ガイドローラ本
体９Ａの他の部分に設けられインク支持テープ１の走行
と共に当該インク支持テープ１を幅方向に押し広げるよ
うに機能する螺旋構造部９Ｃとを備えている。
【００１３】また、図１において、符号２はインク支持
テープを繰り出すインク支持テープ供給ローラを示し、
符号７は前述した記録用紙４をインク支持テープ１から
分離するための剥離部材を示し、符号８は記録用紙の排
出ガイドを示す。
テープを繰り出すインク支持テープ供給ローラを示し、
符号７は前述した記録用紙４をインク支持テープ１から
分離するための剥離部材を示し、符号８は記録用紙の排
出ガイドを示す。
【００１４】次に、本発明の動作について説明する。
【００１５】図１において、インク支持テープ１は、イ
ンク支持テープ供給ローラ２の負荷によって所定の張力
を保ちながら、インク支持テープ巻き取りローラ３へ巻
き取られる。この時、インク支持テープ１の熱溶融性イ
ンク層は、図１において、インク支持体１の下側であ
る。記録用紙４は、ある押し付け力でサーマルヘッド５
の加熱部に押し付けているプラテン６によって搬送さ
れ、サーマルヘッド５の加熱部が局部的に加熱すること
により、インク支持テープ１の熱溶融性インクが記録用
紙４に転写される。その後インク支持テープ１と記録用
紙４は同速度で進み、剥離部材７によって剥離される。
そして、インク支持テープ１は、インク支持テープ巻き
取りローラ３へ巻き取られ、記録用紙４は記録用紙排出
ガイド８にならって外部に排出される。
ンク支持テープ供給ローラ２の負荷によって所定の張力
を保ちながら、インク支持テープ巻き取りローラ３へ巻
き取られる。この時、インク支持テープ１の熱溶融性イ
ンク層は、図１において、インク支持体１の下側であ
る。記録用紙４は、ある押し付け力でサーマルヘッド５
の加熱部に押し付けているプラテン６によって搬送さ
れ、サーマルヘッド５の加熱部が局部的に加熱すること
により、インク支持テープ１の熱溶融性インクが記録用
紙４に転写される。その後インク支持テープ１と記録用
紙４は同速度で進み、剥離部材７によって剥離される。
そして、インク支持テープ１は、インク支持テープ巻き
取りローラ３へ巻き取られ、記録用紙４は記録用紙排出
ガイド８にならって外部に排出される。
【００１６】ここで、矯正ガイドローラ９はインク支持
テープ１の走行路にあって、サーマルヘッド５の上流側
に位置し、インク支持テープ１に接し、しかもインク支
持テープ１と所定の巻き付け角をもって装備されてい
る。
テープ１の走行路にあって、サーマルヘッド５の上流側
に位置し、インク支持テープ１に接し、しかもインク支
持テープ１と所定の巻き付け角をもって装備されてい
る。
【００１７】図２は、前述した矯正ガイドローラ９の一
例を示す。この図２において、サーマルヘッド５とプラ
テン６は、矯正ガイドローラ９の下側に，インク支持テ
ープ供給ローラ２は矯正ガイドローラ９の上側にそれぞ
れ位置し、インク支持体１及び矯正ガイドローラ９は、
それぞれ矢印方向に搬送及び回転している。係止機構部
９Ｂは、ガイドローラ本体９Ａの表面より摩擦係数が高
く設定されている。この係止機構部９Ｂは、例えばゴム
のような別部材を取り付けても、ガイドローラ本体９Ａ
の表面にサンドブラスト等加工を施したものであっても
よい。
例を示す。この図２において、サーマルヘッド５とプラ
テン６は、矯正ガイドローラ９の下側に，インク支持テ
ープ供給ローラ２は矯正ガイドローラ９の上側にそれぞ
れ位置し、インク支持体１及び矯正ガイドローラ９は、
それぞれ矢印方向に搬送及び回転している。係止機構部
９Ｂは、ガイドローラ本体９Ａの表面より摩擦係数が高
く設定されている。この係止機構部９Ｂは、例えばゴム
のような別部材を取り付けても、ガイドローラ本体９Ａ
の表面にサンドブラスト等加工を施したものであっても
よい。
【００１８】そして、この係止機構部９Ｂによって、イ
ンク支持テープ１の片側端部が、所定の保持力をもって
その位置に係止される。また、螺旋構造部９Ｃは、矯正
ガイドローラ９が回転すると、記録用紙４に対しその幅
方向に対し係止機構部９Ｂとは反対側の側端部へ行くよ
うに作用し、その結果、記録用紙４が幅方向に押し広げ
られる。
ンク支持テープ１の片側端部が、所定の保持力をもって
その位置に係止される。また、螺旋構造部９Ｃは、矯正
ガイドローラ９が回転すると、記録用紙４に対しその幅
方向に対し係止機構部９Ｂとは反対側の側端部へ行くよ
うに作用し、その結果、記録用紙４が幅方向に押し広げ
られる。
【００１９】次に、本発明の第２実施例を図３に基づい
て説明する。この図３に示す第２実施例では、矯正ガイ
ドローラ１９の係止機構部１９Ｂがガイドローラ本体１
９Ａに形成された複数の環状凹溝により構成され、螺旋
構造部１９Ｃがガイドローラ本体１９Ａに螺旋状に形成
された螺旋状凹溝をもって構成されている。その他の構
成は前述した図１の実施例と同一となっている。
て説明する。この図３に示す第２実施例では、矯正ガイ
ドローラ１９の係止機構部１９Ｂがガイドローラ本体１
９Ａに形成された複数の環状凹溝により構成され、螺旋
構造部１９Ｃがガイドローラ本体１９Ａに螺旋状に形成
された螺旋状凹溝をもって構成されている。その他の構
成は前述した図１の実施例と同一となっている。
【００２０】このようにしても、前述した図２の実施例
とほぼ同一の作用効果を備えたものを得ることができ
る。
とほぼ同一の作用効果を備えたものを得ることができ
る。
【００２１】次に、本発明の第３実施例を図４に基づい
て説明する。この図４に示す第３実施例では、係止機構
部２９Ｂ、螺旋構造部２９Ｃとも、矯正ガイドローラ２
９の表面より凸の形状になっている。この内、螺旋構造
部２９Ｃは、ガイドローラ本体２９Ａに紐状部材を螺旋
状に巻き付けることにより構成されている。その他の構
成は前述した図１の実施例と同一となっている。
て説明する。この図４に示す第３実施例では、係止機構
部２９Ｂ、螺旋構造部２９Ｃとも、矯正ガイドローラ２
９の表面より凸の形状になっている。この内、螺旋構造
部２９Ｃは、ガイドローラ本体２９Ａに紐状部材を螺旋
状に巻き付けることにより構成されている。その他の構
成は前述した図１の実施例と同一となっている。
【００２２】このようにしても、前述した図２の実施例
とほぼ同一の作用効果を備えたものを得ることができ
る。
とほぼ同一の作用効果を備えたものを得ることができ
る。
【００２３】そして、この図３，図４のいずれの場合で
も、図２と同様の動作をおこなうことが可能となってい
る。これらの動作により、サーマルヘッド５とプラテン
６との接触部にあってインク支持テープ１にしわが持ち
込まれるのを有効に阻止することが可能となっている。
も、図２と同様の動作をおこなうことが可能となってい
る。これらの動作により、サーマルヘッド５とプラテン
６との接触部にあってインク支持テープ１にしわが持ち
込まれるのを有効に阻止することが可能となっている。
【００２４】また、本発明では、矯正ガイドローラが、
係止機構，螺旋構造部のいずれにあってもガイドローラ
本体表面の摩擦係数より大きい摩擦係数の部材を環状に
又は螺旋状に巻き付けることにより形成されることが重
要で、それに使用する部材については特に限定するもの
ではない。
係止機構，螺旋構造部のいずれにあってもガイドローラ
本体表面の摩擦係数より大きい摩擦係数の部材を環状に
又は螺旋状に巻き付けることにより形成されることが重
要で、それに使用する部材については特に限定するもの
ではない。
【００２５】更に、上記図２及図４の各実施例にあっ
て、係止機構９Ｂ，２９Ｂ，螺旋構造部９Ｃ，２９Ｃの
いずれも別部材を装着するに際しては、予め凹溝を形成
して該凹溝内に前述した別部材を装着する用に構成して
もよい。また、係止機構９Ｂ，２９Ｂ，螺旋構造部９
Ｃ，２９Ｃは異なった部材の組み合わせとしてもよい。
て、係止機構９Ｂ，２９Ｂ，螺旋構造部９Ｃ，２９Ｃの
いずれも別部材を装着するに際しては、予め凹溝を形成
して該凹溝内に前述した別部材を装着する用に構成して
もよい。また、係止機構９Ｂ，２９Ｂ，螺旋構造部９
Ｃ，２９Ｃは異なった部材の組み合わせとしてもよい。
【００２６】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、サーマルヘッドの上流側でインク
支持テープの片側端面をその幅方向で規制すると共に当
該インク支持テープの幅を広げるように機能する手段を
設けたので、インク支持テープの走行系の構成部材を特
に高精度加工することなくインク支持テープの「しわ」
の発生を有効に防止することが可能となり、これがた
め、安定的に品質の良い印字画像を得ることができると
いう従来にない優れた熱転写記録装置を提供することが
できる。
ので、これによると、サーマルヘッドの上流側でインク
支持テープの片側端面をその幅方向で規制すると共に当
該インク支持テープの幅を広げるように機能する手段を
設けたので、インク支持テープの走行系の構成部材を特
に高精度加工することなくインク支持テープの「しわ」
の発生を有効に防止することが可能となり、これがた
め、安定的に品質の良い印字画像を得ることができると
いう従来にない優れた熱転写記録装置を提供することが
できる。
【図１】本発明の第１実施例を示す全体的構成図であ
る。
る。
【図２】図１内に開示したガイドローラの具体例を示す
説明図である。
説明図である。
【図３】第２実施例におけるガイドローラの具体例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図４】第３実施例におけるガイドローラの具体例を示
す説明図である。
す説明図である。
１ インク支持テープ ３ テープ走行駆動手段としての巻き取りローラ ４ 記録用紙 ５ サーマルヘッド ６ プラテン ７ 剥離部材 ８ 記録用紙排出ローラ ９，１９，２９ 矯正ガイドローラ ９Ｂ，１９Ｂ，２９Ｂ 幅方向規制用の係止機構部 ９Ｃ，１９Ｃ，２９Ｃ 螺旋構造部
Claims (7)
- 【請求項１】 熱溶融性インクが付されたインク支持テ
ープと、このインク支持テープに走行力を付勢するテー
プ走行駆動手段と、前記インク支持テープの熱溶融性イ
ンク層を局部的に加熱し溶融インクを記録用紙に転写せ
しめる熱転写型印字ヘッドと、この熱転写型印字ヘッド
に対向して前記インク支持テープの走行路を介して装備
されたプラテンとを備えた熱転写記録装置において、 前記熱転写型印字ヘッドの上流側に、インク支持テープ
用の矯正ガイドローラを装備し、 この矯正ガイドローラが、ガイドローラ本体と、このガ
イドローラ本体の一端部に設けられ前記インク支持テー
プの幅方向の一端部を緩やかに且つ連続的に係止する係
止機構部と、前記ガイドローラ本体の他の部分に設けら
れ前記インク支持テープの走行と共に当該インク支持テ
ープを幅方向に押し広げるように機能する螺旋構造部と
を備えていることを特徴とした熱転写記録装置。 - 【請求項２】 前記係止機構部が、前記ガイドローラ本
体に装備され当該ガイドローラ本体表面の摩擦係数より
大きい摩擦係数の環状部材により構成されていることを
特徴とした請求項１記載の熱転写記録装置。 - 【請求項３】 前記係止機構部が、前記ガイドローラ本
体に形成されたローレット等の凹凸構造をもって構成さ
れていることを特徴とした請求項１記載の熱転写記録装
置。 - 【請求項４】 前記係止機構が、前記ガイドローラ本体
に巻き付けられた紐状部材により構成されていることを
特徴とした請求項１記載の熱転写記録装置。 - 【請求項５】 前記螺旋構造体を、前記ガイドローラ本
体表面の摩擦係数より大きい摩擦係数の部材を螺旋状に
巻き付けることにより形成したことを特徴とする請求項
１，２，３又は４記載の熱転写記録装置。 - 【請求項６】 前記螺旋構造体を、前記ガイドローラ本
体に紐状部材を螺旋状に巻き付けることにより構成した
ことを特徴とする請求項１，２，３又は４記載の熱転写
記録装置。 - 【請求項７】 前記係止機構部を、前記ガイドローラ本
体に形成された複数環状凹溝により構成すると共に、前
記螺旋構造体を、前記ガイドローラ本体に螺旋状に形成
された凹溝をもって構成したことを特徴とする請求項
１，２，３又は４記載の熱転写記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19555493A JP2546508B2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19555493A JP2546508B2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 熱転写記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0725098A true JPH0725098A (ja) | 1995-01-27 |
| JP2546508B2 JP2546508B2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=16343044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19555493A Expired - Fee Related JP2546508B2 (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 熱転写記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2546508B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007287238A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Fujifilm Corp | テープ案内機構、磁気テープドライブ及び磁気テープの製造方法 |
| JP2007294005A (ja) * | 2006-04-25 | 2007-11-08 | Fujifilm Corp | テープ案内機構、磁気テープドライブ及び磁気テープの製造方法 |
-
1993
- 1993-07-13 JP JP19555493A patent/JP2546508B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007287238A (ja) * | 2006-04-17 | 2007-11-01 | Fujifilm Corp | テープ案内機構、磁気テープドライブ及び磁気テープの製造方法 |
| JP2007294005A (ja) * | 2006-04-25 | 2007-11-08 | Fujifilm Corp | テープ案内機構、磁気テープドライブ及び磁気テープの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2546508B2 (ja) | 1996-10-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960618 |
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