JPH0469082A - オブザーバによるサーボモータ制御装置 - Google Patents

オブザーバによるサーボモータ制御装置

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JPH0469082A
JPH0469082A JP2170070A JP17007090A JPH0469082A JP H0469082 A JPH0469082 A JP H0469082A JP 2170070 A JP2170070 A JP 2170070A JP 17007090 A JP17007090 A JP 17007090A JP H0469082 A JPH0469082 A JP H0469082A
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disturbance torque
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は工作機械の送り軸やロボットのアーム等を制御
するサーボモータの制御に関し、特に、外乱の影響を低
減させるオブザーバによるサーボモータの制御方式に関
する。
従来の技術 サーボモータを用いて被制御体を駆動するサーボ系にお
ける外乱抑圧性を向上させるための手段として、従来、
サーボモータを制御するPID(比例、積分、微分)制
御器のゲインを高くする等の方法が多く用いられている
。また、外乱トルクを推定するオブザーバを用いて、外
乱トルクを推定し、この推定外乱トルクによってトルク
コマンドを補正して制御を行う制御方法も公知である。
従来行われている外乱推定オブザーバによる外乱トルク
の推定は、外乱トルクを一定値としてオブザーバを構成
している。
第4図は、従来行われている外乱推定オブザーバを構成
するときのサーボモータのモデルのブロック図で、ブロ
ック1のKtはモータのトルク定数、ブロック2のJは
イナーシャ、ブロック3は積分器を意味する。また、U
はトルクコマンド、X2は外乱トルクで、xlは出力と
してのモータの速度、交1は加速度である。
この第4図に示すモデルにおいて、外乱トルクX2が一
定値で変化がないとすると、このモデルの状態方程式は
、 if  = (I/J)  ・x2 + (Kt/J)
  ・u・・・ (1) i2 = 0                  ・
・・ (2)なおIは単位行列である。第5式より、・
・・(5) とおくと、第1式、第2式は次の第3式で表現される。
x=Ax+bu               −・−
(3)真の推定値をX′とすると、 x−=Ax−+bu+にC(x−x −)     ・
= (4)という形のオブザーバを構成することができ
る。
なお、K= [kl、に2コアでオブザーバのゲインベ
クトル、C= [1,0コである。
第4式を書き替えると、 ・・・(6) 上記第6式より、オブザーバの特性方程式は、=S2+
Skl +に2 /J=0  ・・・(7)となり、第
7式よりオブザーバが適当な極を持つようにkl、に2
を決定して、このオブザーバによって外乱推定値x2−
を計算し、これをトルクコマンドUにフィードバックす
ることにより外乱トルクを補正している。
発明が解決しようとする課題 上述した従来のオブザーバによる外乱推定では、外乱ト
ルクx2の微分値を0(第2式参照)とし、外乱トルク
の大きさに変化がないと仮定している。
外乱トルクが低い周波数で変化するものであれば、外乱
トルクの微分値をOに推定しても問題は少ないが、高い
周波数の外乱トルクの時は推定できず、これを減衰させ
ることは困難であった。
そこで本発明の目的は、高い周波数の外乱トルクをも推
定し、トルクコマンドを補正するオブザーバによるサー
ボモータの制御方式を提供することにある。
課題を解決するための手段 オブザーバによって外乱トルクを推定し、推定された外
乱トルクによってトルクコマンドを補正して、外乱トル
クの影響を軽減させるオブザーバによるサーボモータ制
御方式において、本発明は、真の外乱がローパスフィル
タを通じてサーボモータに与えられるとした外乱推定の
ためのオブザーバを構成し、該オブザーバによって求め
られる推定外乱によってトルクコマンドを補正し、外乱
トルクの影響を低減させた。
作  用 真の外乱がローパスフィルタを通じてサーボモータに加
わるとしたオブザーバであるから、オブザーバを構成す
るモデルにおける真の外乱の微分値をOにしても、サー
ボモータに加わる外乱の微分値はOにはならず、高い周
波数の外乱トルクをもサーボモータに加わるモデルのオ
ブザーバを構成することができる。そのため該オブザー
バによって求められた外乱トルクの推定値でトルクコマ
ンドを補正すれば、高い周波数の外乱トルクの影響をも
低減させることができる。
実施例 第2図は、本発明の一実施例におけるオブザーバを構成
するときのモータのモデルのブロック図で、外乱トルク
X2は一次のローパスフィルタ4を通ってモータの外乱
トルクとなるものてしている。
なお、第2図において、ブロック1のKtはモータのト
ルク定数、ブロック2のJはイナーシャ、ブロック3は
積分器を意味する。また、Uはトルクコマント、X2は
外乱トルクで、X3はローパスフィルタ4を通ってモー
タにかかる外乱トルク、xlは出力としてのモータの速
度、大1は加速度であり、ローパスフィルタ4における
τはローパスフィルタ4の時定数である。
この実施例では、ローパスフィルタ4の入力出力の関係
は、 x3=x2/(τS千1)     ・・・(8)であ
り、第8式を展開し整理すると、 x3 = (1/S)  [(x2 /τ) −(x3
 /r) ]・・・(9) となり、第2図のブロック図は第3図のブロック図で表
現される。なお、第3図において、符号5.6は1/τ
の定数を乗じるブロック、符号7は積分器を表す。
第3図よりこのモデルの状態方程式は、if = (1
/J) x3 + (Kt/J) u  −= (IQ
)x2=0              ・・・(11
)x3 = (1/r) x2− (1/r) x3 
− (12)となる。第11式に示すように、真の外乱
トルクの微分値ic2は0としているが、実際にサーボ
モータに加わる外乱トルクの微分値ic3は第12式に
示すように0ではなく、真の外乱トルクX2とモータに
加わる外乱トルクx3の関数となっている。そのため、
高い周波数の外乱トルクの影響をも含めたモデルを形成
している。
第10〜12式より、 ・・・ (13) モデルに対するオブザーバの構成は、Xの推定値x−(
x−= [xl−、x2−、x3−] ”)、b= [
kt/J、0,0コ1、ゲインベクトルK(K=  [
kl、  k2.  k3コ ”)、C=  [1,0
゜0] とすると、 x  =Ax  +bu+Kc (x−x−)・・・ 
(14) 第15式より ・・・(15) そこで、オブザーバの極が安定するようにするため、第
18式が成立するようにkl、  k2゜k3を決める
・・・(17) オブザーバの特性方程式は、 ・・・(16) なお、ω はオブザーバのカットオフ周波数である。
上記第18式を解くと、 ・・・(18) に3=  ’  Jωc2 J、−T(::Ff、5τ
ω。−1)0.15 ・・・(21) 以上のようにして、係数kl、に2.に3を決めオブザ
ーバを構成すると第1図のようになる。
第1図において、ブロック1のktはモータのトルク定
数、ブロック2のJはイナーシャ、ブロック3は積分器
、ブロック8のklvは速度制御部の積分ゲイン、ブロ
ック9は速度制御部の積分器、ブロック10のに2vは
速度制御部の比例ゲイン、また、符号20は本実施例に
おけるオブザーバで、このオブザーバ20では第15式
で示す推定値xl−をX3、X2−をX4、x3−をx
5として表示している。ブロック21,26゜25は上
記第19.20.21式で求められた係数kl、に2.
に3を夫々モータの実速度x1から推定速度x3 (=
xl−)を減じた値に乗じるブロックであり、ブロック
23.29は積分器を表す。又、ブロック28.30は
入力に「1/τ」を乗じるブロック、ブロック22は入
力(U−)に[Kt/JJを乗じるブロックである。又
、ブロック31は推定外乱x5(=x3−)に「1/K
tJを乗じるブロック、ブロック32はブロック31の
出力に上記係数Kl、に2.に3の値によって決まる定
数αを乗じるブロックである。
上記第15式のUにU′、xl−にX3、x2”にX4
、x3−にX5を代入し、展開すると、 Sx3 =−kl  x3 +3」−十kl  xl 
+KtuJ        J Sx4  =−に2  x3  +に2  xl=に2
  (xi  −x3 )        −(23)
Sx5 =−に3 x3 +刈−−珪+に3 xiτ 
   τ =に3 (xi −x3 ) +籾−xsτ    τ ・・・(24) 上記第22〜24式をブロック図で表せば、オブザーバ
20の推定外乱x5(=x3−)を求めるまでのブロッ
ク図が得られる。
こうして求められた推定外乱x5にα/Ktを乗じて補
正値yを求め、速度制御部から出力されるトルクコマン
ドUから補正値yを減じて補正されたトルクコマンドu
−(=u−y)を求め、サーボモータを駆動することと
なる。
なお、オブザーバ20で求められる推定外乱x5を求め
ると、 x5 =x2 ・(k3 rS+に2) / [J r
S’ +S’  (J+Jkl r)十5(Jkl+τ
に3 ) +に2 ]・・・(25) となり、上記第25式X2にかかる係数を(1/α)と
すると第26式となる。
x5=1・X2 α ・・・ (26) 第26式より y=x5 、α −x2 Kt   Kt ・・・ (27) となり、外乱x2が除去されるように補正されることと
なる。
なお、第25式〜第27式はオブザーバ20で求められ
る推定外乱X5であるが、速度ループを含めて、外乱X
2に対する推定外乱x5を求める式は、積分器3,9の
影響で外乱X2にかかる係数の分母が5次となる。
上記オブザーバの処理をサーボモータを制御するディジ
タルサーボ(ソフトウェアサーボ)のプロセッサで実施
する場合、このオブザーバの処理を所定用期毎実施し、
各周期では、当該周期で検出される実速度X1と補正さ
れたトルクコマンドu−1及び前周期で求めた状態変数
x3及び外乱推定値X5より当該周期における状態変数
x3の値、外乱推定値X5を求め、該求められた外乱推
定値にα/Ktを乗じて補正量yを求めて、この補正量
yをトルクコマンドUから減じてモータに出力する補正
されたトルクコマンドU′とする。
このプロセッサの処理は第1図のブロック図から明らか
なので、その説明の詳細は省略する。
上述したように外乱X2に対する推定外乱X5を求める
式における外乱X2にかかる係数の分母は5次となり、
この式目体で特性をみることは不可能であるため、実験
によって、このオブザーバの特性を求めた。
第5図(a)〜(c)は外乱抑圧度(実速度/外乱) 
−(xi/x2)の周波数特性を実験して求めた例で、
第5図(a)は外乱推定オブザーバを使用しないときの
周波数特性で、第5図(b)は従来の方法による外乱推
定オブザーバを使用したときの周波数特性を示すグラフ
であり、第5図(C)は本実施例による外乱推定オブザ
ーバによる(α−1としたとき)周波数特性を示すグラ
フである。
この第5図(a)〜(C)に示す実験結果から高周波領
域10’ 〜103rad/secで外乱抑圧性が向上
していることがわかる。
発明の効果 本発明は、真の外乱トルクが、ローパスフィルタを通じ
てサーボモータに作用するとしたモデルのオブザーバと
することによって、高い周波数の外乱トルクに対しても
抑圧特性を高めることができ、外乱に強いサーボモータ
の制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例における外乱推定オブザー
バを用いたサーボモータの制御ブロック図、第2図は同
実施例におけるオブザーバを構成するサーボモータのモ
デルのブロック図、第3図は第2図を変形したブロック
図、第4図は従来の外乱推定オブザーバを構成するサー
ボモータのモデルのブロック図、第5図(a)は外乱推
定オブザーバを使用しないときの外乱抑圧度の周波数特
性のグラフ、第5図(b)は、従来の外乱推定オブザー
バを使用したときの外乱抑圧度の周波数特性のグラフ、
第5図(c)は、本発明の一実施例の外乱推定オブザー
バを使用したときの外乱抑圧度の周波数特性のグラフで
ある。 kl・・・トルク定数、J・・・イナーシャ、τ・・・
時定数、U・・・トルクコマンド、X2・・・外乱、X
l・・・実速度。 第 2 因 第40 手  続  補  正  書(方式) 平成2年10月 8日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. オブザーバによって外乱トルクを推定し、推定された外
    乱トルクによってトルクコマンドを補正し、外乱トルク
    の影響を軽減させるオブザーバによるサーボモータ制御
    方式において、真の外乱がローパスフィルタを通じてサ
    ーボモータに与えられるとした外乱推定のためのオブザ
    ーバを構成し、該オブザーバによって求められる推定外
    乱によってトルクコマンドを補正するようにしたオブザ
    ーバによるサーボモータ制御方式。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01303084A (ja) * 1988-05-30 1989-12-06 Fanuc Ltd デジタルサーボ制御方法
JPH02123984A (ja) * 1988-10-31 1990-05-11 Fanuc Ltd サーボ制御における状態観測方法

Patent Citations (2)

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JPH01303084A (ja) * 1988-05-30 1989-12-06 Fanuc Ltd デジタルサーボ制御方法
JPH02123984A (ja) * 1988-10-31 1990-05-11 Fanuc Ltd サーボ制御における状態観測方法

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