JPH0468491B2 - - Google Patents

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JPH0468491B2
JPH0468491B2 JP22151986A JP22151986A JPH0468491B2 JP H0468491 B2 JPH0468491 B2 JP H0468491B2 JP 22151986 A JP22151986 A JP 22151986A JP 22151986 A JP22151986 A JP 22151986A JP H0468491 B2 JPH0468491 B2 JP H0468491B2
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JP
Japan
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friction material
friction
core plate
plate
tape
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JP22151986A
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JPS6377944A (ja
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Kazutomi Myaishi
Akihiro Agata
Koji Shimoi
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FCC Co Ltd
Original Assignee
FCC Co Ltd
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Publication date
Application filed by FCC Co Ltd filed Critical FCC Co Ltd
Priority to JP22151986A priority Critical patent/JPS6377944A/ja
Publication of JPS6377944A publication Critical patent/JPS6377944A/ja
Publication of JPH0468491B2 publication Critical patent/JPH0468491B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D2069/004Profiled friction surfaces, e.g. grooves, dimples

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明はクラツチ用摩擦板の製造方法およびそ
の製造方法に用いられる製造装置に関する。
(2) 従来の技術 従来、この種摩擦板を製造する場合は、摩擦材
シートに切断加工を施して定尺物を得、次いでそ
の定尺物に打抜き加工を施して環状摩擦材を得、
その後摩擦材を環状心板に接着し、さらに摩擦材
に切削加工を施す、または金型による成形加工を
施して多数の油溝を得るといつた手法が用いられ
ている。
(3) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら前記のような打抜き加工を採用す
ると、摩擦材料の歩留りが20〜40%と低くなり、
経済性が悪いという問題がある。
また油溝を切削加工により得る場合は、心板の
損傷を回避するため溝深さが浅くなりがちであ
り、その結果、油切れ不良を惹起して、冷却性能
の悪化に伴う耐久性の低下、引摺り音の発生、操
作フイーリングの低下等を招来し、一方、油溝を
成形加工により得る場合は、摩擦板のサイズに応
じた金型を備えなければならず、極めて不経済で
あるといつた問題もある。
本発明は前記に鑑み、摩擦材料の歩留りを向上
し、また摩擦材の厚さと同じ深さを有する油溝を
得ることのできる、経済的な前記製造方法および
その方法に用いられる前記製造装置を提供するこ
とを目的とする。
B 発明の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本発明は、環状心板の接着面に、多数枚の摩擦
材セグメントを、それらの相隣るものの間に油溝
を存して該心板の周方向に沿い接着したクラツチ
用摩擦板を製造する方法であつて、接着剤を塗布
された前記接着面を上方に向けて前記心板を位置
決めする工程と;前記心板の上方に摩擦材テープ
を1枚の前記摩擦材セグメントに対応する分だけ
繰出す工程と;前記摩擦材テープに切断加工を施
して前記摩擦材セグメントを得、該摩擦材セグメ
ントを前記心板の前記接着面に押圧接着する工程
と;前記摩擦材テープを次の摩擦材セグメントに
対応する分だけ繰出すと共に該摩擦材セグメント
接着のために前記心板を回転する工程と;を用い
ることを特徴とする。
また本発明は、環状心板の接着面に、多数枚の
摩擦材セグメントを、それらの相隣るものの間に
油溝を存して該心板の周方向に沿い接着したクラ
ツチ用摩擦板を製造する装置であつて、前記心板
を、接着剤を塗布された前記接着面を上方に向け
て位置決めして、1枚の前記摩擦材セグメント接
着毎に間欠回転する支持台と、該支持台の上方に
摩擦材テープを1枚の前記摩擦材セグメントに対
応する分だけ間欠的に繰出す繰出し部材と、前記
摩擦材テープに切断加工を施し、得られた前記摩
擦材セグメントを前記心板に押圧接着する昇降可
能な押圧部材とを備えたことを特徴とする。
(2) 作用 前記製造方法によれば、摩擦材テープより摩擦
材セグメントを得、それを1枚宛心板に接着する
ので、摩擦材料の歩留りを向上させ、また相隣る
摩擦材セグメント間にはその摩擦材の厚さと同じ
深さを有する油溝を備えた摩擦板を得ることがで
きる。さらに各種サイズの摩擦板の製造に容易に
適用し得るので、前記歩留りの向上と相俟つて経
済性を良好にすることができる。
前記製造装置によれば、摩擦材テープを繰出す
操作、摩擦材テープに切断加工を施して1枚の摩
擦材セグメントを得る操作、得られた摩擦材セグ
メントを心板に接着する操作を確実に繰返して摩
擦板を効率良く製造することができる。
(3) 実施例 第1〜第3図はクラツチ用摩擦板1を示し、そ
の摩擦板1は環状をなす心板2と、その両接着面
2a,2bに周方向に沿つて接着された多数枚の
摩擦材セグメント3とよりなり、相隣る摩擦材セ
グメント3間にはその摩擦材セグメント3の厚さ
tと同じ深さを有する油溝4が形成される。
第4図は前記クラツチ用摩擦板1の自動製造装
置を示し、その装置は、時計方向に45゜宛間欠回
転するターンテーブル5の周囲に、そのターンテ
ーブル5の回転方向に沿い45゜の間隔で順次配設
された、心板供給兼摩擦板取出し用ローデイン
グ・アンローデイング機構L、第1接着剤塗布機
構C1、第1摩擦材セグメント接着機構A1、反転
機構R、第2接着剤塗布機構C2、第2摩擦材セ
グメント接着機構A2、加圧機構Pおよび検査機
構Iを備えている。
ローデイング・アンローデイング機構Lを挟ん
で両側に、移送方向を同一方向に設定された心板
移送用第1コンベヤ61と摩擦板移送用第2コン
ベヤ62とがターンテーブル5の接線方向に配列
される。
第6図に示すようにターンテーブル5は、その
外周部において周方向に沿つて45゜の間隔で配設
された8台の心板位置決め用支持台7を有し、各
支持台7回りは以下に述べるように構成される。
即ち、支持台7は、ターンテーブル5に固着さ
れたフランジ付保持筒8に軸受9を介して回転可
能に支持される。支持台7はターンテーブル5上
面に露出する環状載置板10と、保持筒8を貫通
して下端部を保持筒8より突出させた中空筒体1
1とよりなり、中空筒体11の下端外周面に、支
持台7を間欠回転させるための歯車12が固着さ
れる。
載置板10に、上方および内、外周方に開口す
る複数の摺動溝13が円周上等間隔に形成され、
各摺動溝13にスライダ14が摺合される。中空
筒体11に作動棒15が上下方向に移動し得るよ
うに摺合され、その作動棒15の先端部はその上
動位置で各スライダ14よりも下方に位置するよ
うになつており、作動棒15の先端部と各スライ
ダ14とはリンク16を介して連結される。
中空筒体11の下端面と、それよりも下方に位
置する作動棒15の拡径部17上端面との間にば
ね18が縮設され、拡径部17下端面より突出す
る摺動子19が、ターンテーブル5の下方におい
てその外周面に沿つて配設された環状カム板20
上面を摺動するようになつている。カム板20
は、山形をなす高部20aと、その裾となる低部
20bとを有し、低部20bは第1摩擦材セグメ
ント接着機構A1と反転機構Rとの中間部から反
転機構Rと第2接着剤塗布機構C2との中間部ま
での間、および検査機構Iとローデイング・アン
ローデイング機構Lとの中間部からローデイン
グ・アンローデイング機構Lと第1接着剤塗布機
構C1との中間部までの間にそれぞれ配設され、
それら低部20b間にそれぞれ高部20aが配設
される。
これにより、摺動子19がカム板20の高部2
0aに位置する作動棒15の上動位置では、各ス
ライダ14が載置板10の半径方向外方へ摺動
し、載置板10上の心板2内周面に各スライダ1
4上面の係合段部14aが係合して心板2の位置
決めが行われ、一方、摺動子19がカム板20の
低部20bに位置する作動棒15の下動位置で
は、各スライダ14が載置板10の半径方向内方
へ摺動し、各スライダ14上面の係合段部14a
が心板2内周面から離脱して心板2の位置決めが
解除される。
ローデイング・アンローデイング機構Lは、昇
降可能で、且つ第4図時計方向に120゜宛間欠回転
可能なスパイダ状の3本の回転アーム211〜2
3を有し、各回転アーム211〜213の先端部
にはコレツトチヤツク22が備えられている。全
回転アーム211〜213の回転停止時において、
例えば1本の回転アーム211のコレツトチヤツ
ク22が第1コンベヤ61の移送終端上方に位置
すると、他の1本の回転アーム212のコレツト
チヤツク22はターンテーブル5の支持台7上方
に、また他の1本の回転アーム213のコレツト
チヤツク22は第2コンベヤ62の移送始端上方
にそれぞれ位置するようになつている。
第1、第2接着剤塗布機構C1,C2は同一の構
成を有し、心板2に接着剤を塗布するための円盤
状シリコーンパツド23がターンテーブル5より
後退した位置で下降することによつてそのシリコ
ーンパツド23に接着剤が塗布され、その後シリ
コーンパツド23が上昇し、次いでターンテーブ
ル5に向けて前進し、さらに下降することによつ
て心板2に接着剤が塗布されるようになつてい
る。
第1、第2摩擦材セグメント接着機構A1,A2
は同一の構成を有し、摩擦材テープ24から摩擦
材セグメント3を1枚宛切出し、それを心板2の
接着面2a,2bに押圧接着するようになつてい
る。両機構A1,A2の詳細については後述する。
反転機構Rは、一方の接着面2aに対する摩擦
材セグメント3の接着が終了した後、その心板2
を持上げて反転させ、他方の接着面2bを上方に
向ける機能を有し、そのために昇降且つ回転可能
な一対のハンド25を備えている。
加圧機構Pは、心板2の両接着面2a,2bに
接着された全摩擦材セグメント3に同時に押圧力
を付与してそれら摩擦材セグメント3を心板2の
両接着面2a,2bに確実に接着するものであ
る。
検査機構Iは、心板2の両接着面2a,2bに
所定枚数の摩擦材セグメント3が接着されている
か否かを光電的に検知するようになつている。
次に、前記装置による摩擦板1の製造工程につ
いて説明する。
製造作業開始前において、第1コンベヤ61
に、心板2を、その一方の接着面2aを上方に向
けた状態で筒状に重合して移送する。ターンテー
ブル5は停止しており、1台の支持台7がローデ
イング・アンローデイング機構Lの位置に在り、
また作動棒15が下動位置に在る。さらに各回転
アーム211〜213は上昇位置に在る。
ローデイング・アンローデイング機構Lが、回
転アーム211〜213の下降、1本の回転アーム
211のコレツトチヤツク22による1枚の心板
2の水平挟持、回転アーム211〜213の上昇に
次ぐ120゜回転、回転アーム211〜213の下降、
回転アーム211のコレツトチヤツク22による
心板2の挟持解放、回転アーム211〜213の上
昇の各動作を順次行い、これにより心板2を、そ
の接着面2aを上向きにした状態で支持台7の載
置板10上に載置する。
ターンテーブル5を45゜回転させて心板2を第
1接着剤塗布機構C1の位置に移送する。この移
送の間に作動棒15がカム板20により上動位置
に移動するので、各スライダ14により心板2が
載置板10上に位置決めされる。そして、第1接
着剤塗布機構C1により心板2の接着面2aに接
着剤を塗布する。
ターンテーブル5を45゜回転させて心板2を第
1摩擦材セグメント接着機構A1の位置に移送す
る。そして心板2の上方に摩擦材テープ24を1
枚の摩擦材セグメント3に対応する分だけ繰出
し、その摩擦材テープ24に切断加工を施して摩
擦材セグメント3を得、その摩擦材セグメント3
を心板2の接着面2aに押圧接着する。
その後摩擦材テープ24を次の摩擦材セグメン
ト3に対応する分だけ繰出すと共にその摩擦材セ
グメント3の接着のために支持台7と共に心板2
を回転させる。
前記繰出し、切断、押圧接着および回転の各動
作を順次繰返して、第5図に示すように一方の接
着面2aに対して多数枚の摩擦材セグメント3を
1枚宛接着する。この摩擦材セグメント3の接着
作業の詳細については後述する。
ターンテーブル5を45゜回転させて心板2を反
転機構Rの位置に移送する。この移送の間に作動
棒15がカム板20により下動位置に移動するの
で、各スライダ14による心板2の位置決めが解
除される。反転機構Rにより心板2を反転してそ
の他方の接着面2bを上方に向ける。
ターンテーブル5を45゜回転させて心板2を第
2接着剤塗布機構C2の位置に移送する。この移
送の間に作動棒15がカム板20により上動位置
に移動するので、各スライダ14により心板2が
載置板10上に再び位置決めされる。そして第2
接着剤塗布機構C2により心板2の接着面2bに
接着剤を塗布する。
ターンテーブル5を45゜回転させて心板2を第
2摩擦材セグメント接着機構A2の位置に移送し、
心板2の接着面2bに前記同様に多数枚の摩擦材
セグメント3を接着して摩擦板1を得る。
ターンテーブル5を45゜回転させて摩擦板1を
加圧機構Pの位置に移送し、全摩擦材セグメント
3に同時に押圧力を付与してそれらを心板2に確
実に接着する。
ターンテーブル5を45゜回転させて摩擦板1を
検査機構Iの位置に移送し、心板2に対して所定
枚数の摩擦材セグメント3が接着されているか否
かを検査する。
ターンテーブル5を45゜回転させて摩擦板1を
ローデイング・アンローデイング機構Lの位置に
移送する。この移送の間に作動棒15がカム板2
0により下動位置に移動するので、各スライダ1
4による摩擦板1の位置決めが解除される。
ローデイング・アンローデイング機構Lは、最
初の1枚の心板2を支持台7上へ供給した後、摩
擦板1が検査機構Iに達するまでの間、ターンテ
ーブル5の45゜間欠回転毎に前記同様の心板供給
動作を6回繰返している。この場合、心板2を1
枚宛供給すべく、最上の心板2を同一高さ位置に
保つための押上げ機構が第1コンベヤ61の移送
終端に組込まれている。
そして前記のように摩擦板1がローデイング・
アンローデイング機構Lの位置に移送されたとき
には1本の回転アーム211が支持台7上方に位
置するので、ローデイング・アンローデイング機
構Lが、回転アーム211〜213の下降、1本の
回転アーム211のコレツトチヤツク22による
摩擦板1の水平挟持および1本の回転アーム21
のコレツトチヤツク22による心板2の水平挟
持、回転アーム211〜213の上昇に次ぐ120゜回
転、回転アーム211〜213の下降、回転アーム
211のコレツトチヤツク22による摩擦板1の
挟持解放および回転アーム212のコレツトチヤ
ツク22による心板2の挟持解放、回転アーム2
1〜213の上昇の各動作を順次行い、これによ
り摩擦板1を第2コンベヤ62の移送始端上に載
置し、また心板2を支持台7上に載置する。第2
コンベヤ62により移送される摩擦板1には接着
剤乾燥処理が施される。
このようにして摩擦板1の製造は自動的に連続
して行われる。
次に、第6〜第10図により第1、第2摩擦材
セグメント接着機構A1,A2について説明する。
前述のように両機構A1,A2は同一の構成を有す
るので第1摩擦材セグメント接着機構A1につい
て述べる。
ターンテーブル5の傍に、摩擦材シートにスリ
ツテイングを施して得られる摩擦材テープ24を
巻装したリール26が配設され、その摩擦材テー
プ24の先端側を挿通する通し孔27を備えたガ
イド部材28が、摩擦材テープ24の先端部を支
持台7に位置決めされた心板2の上方に導き得る
ように支持台7の上方に配設される。
リール26とガイド部材28との間に、支持台
7、したがつて心板2の上方に摩擦材テープ24
を1枚の摩擦材セグメント3に対応する分だけ間
欠的に繰出す繰出し部材29が配設される。
その繰出し部材29は次のように構成される。
第6、第7図に示すように、摩擦材テープ24
の下方において機枠30に第3回転軸333が回
転自在に支持されており、その第3回転軸333
に、外周部上部間に摩擦材テープ24を挟んでガ
イドする一対のガイド板31が固着される。
第3回転軸333の直上に、摩擦材テープ24
に摺擦する押えローラ32が配設され、その押え
ローラ32の軸方向長さは両ガイド板31間の間
隔より僅か短く形成される。両ガイド板31間に
おいて第3回転軸333の軸心から外れた位置に、
ゴム等よりなる小径の短円柱状摩擦体34が回転
不能に配設される。35は両ガイド板31のスペ
ーサである。
上記構成において、摩擦体34は摩擦材テープ
24の下方で第3回転軸333回りに円運動し、
その摩擦体34が摩擦材テープ24下面に摺擦し
たときのみ、上部の押えローラ32との協働で摩
擦材テープ24を前記のように繰出すものであ
る。36はガイドローラ対、第4図において37
は張りローラである。
ガイド部材28の近傍に、摩擦材テープ24か
ら摩擦材セグメント3を切出し、それを心板2に
押圧接着する昇降可能な押圧部材38が配設され
る。
その押圧部材38は、第9図に明示するように
図示しないガイド部材に昇降自在に支持されて、
下端面を押圧面39aとした部材本体39と、押
圧面39aの、摩擦材テープ繰出し方向後側にお
いて、部材本体39の下向き孔40にそれぞれ摺
合された、押圧面39a側の切断刃41およびそ
の切断刃41に重合固定されたストツパ42とを
有する。
ストツパ42上端面と下向き孔40天井面との
間にばね43が縮設され、そのばね43の弾発力
により、切断動作前ではストツパ42側面の突出
部42aが部材本体39の開口部44下縁に衝合
して、切断刃41の刃先41aが押圧面39aと
略同一面上に保持される。ストツパ42の、傾斜
する下端面42bは、刃先41aよりも上方に位
置し、摩擦材テープ24に対して切断刃41によ
り切断加工が施された後ガイド部材28の傾斜面
28aに衝合してそれ以上切断刃41が下降しな
いようになつている。
部材本体39に、その押圧面39aに開口する
吸引孔45が形成され、その吸引孔45に図示し
ない真空源が接続されており、これにより切断刃
41による切断加工に先立つて摩擦材シート24
の摩擦材セグメント3に対応する部分を押圧面3
9aに吸着し得るようになつている。
次に支持台7の間欠回転機構M1、繰出し部材
29の作動機構M2および押圧部材28の昇降機
構M3について説明する。
それら機構M1〜M3は共通の動力源である電動
モータ46により作動される。電動モータ46の
駆動軸は図示しない減速機等を介して駆動プーリ
47に連結され、その駆動プーリ47は第1回転
軸331に固着された従動プーリ48にベルト4
9を介して連結される。
第6、第8図に明示するように、第1回転軸3
1の下端に円盤部50が設けられ、その円盤部
50の傍において、位置固定の支軸51に中間部
を回転可能に支持された第1リンク521が、ま
た第1リンク521と支持台7側の歯車12との
間に、中間部を位置固定の支軸53に回転可能に
支持された送り爪54がそれぞれ配設される。円
盤部50の中心より外れた位置と第1リンク52
の一端とが第2リンク522により連結され、ま
た送り爪54において一端の爪部54aと反対側
の端部と第1リンク521の他端とが第3リンク
523により連結される。歯車12の歯数は、摩
擦板1における摩擦材セグメント3の数と同一で
ある。
前記第1回転軸331、第1〜第3リンク521
〜523、送り爪54および歯車12は、支持台
7の間欠回転機構M1を構成し、第1回転軸331
の半回転で送り爪54が第8図実線示の歯車12
との係合位置から鎖線示の離脱位置に揺動し、こ
れにより支持台7は歯車12の一歯分、したがつ
て1枚の摩擦材セグメント3と1本の油溝4にお
ける支持台7回転方向幅の和に略対応した分だけ
回転する。第1回転軸331の残りの半回転で送
り爪54が鎖線示の離脱位置から実線示の係合位
置に揺動して歯車12の次の歯に係合する。
第1回転軸331の上端に第1傘歯車551が固
着され、その第1傘歯車551に第2回転軸332
に固着された第2傘歯車552が噛合する。第2
回転軸332に固着されたプーリ56と繰出し部
材29の第3回転軸333に固着されたプーリ5
7との間にベルト58が懸回される。
前記第2、第3回転軸332,333、第1、第
2傘歯車551,552、プーリ56,57、ベル
ト58は繰出し部材29の作動機構M2を構成す
る。
また第1傘歯車551に、第4回転軸334に固
着された第3傘歯車553が噛合し、その第4回
転軸334に連動する第5回転軸335に固着され
たプーリ59と第6回転軸336に固着されたプ
ーリ60との間にベルト61が懸回される。第6
回転軸336の一端に円盤部62が設けられ、そ
の円盤部62の中心より外れた位置と押圧部材3
8の部材本体39とがリンク63を介して連結さ
れる。リンク63は円盤部62側の筒状部64
と、それに摺合された、部材本体39側の棒状部
65と、筒状部64天井面および棒状部65上端
面間に縮設されたばね66と、筒状部64に固着
されて棒状部65の、軸線方向に延びる長孔67
を貫通するストツパピン68とよりなる。ストツ
パピン68は、摩擦材セグメント3の押圧接着時
以外は長孔67の上部内面に係合している。
前記第4〜第6回転軸334〜336、第1、第
3傘歯車551,553、プーリ59,60、ベル
ト61およびリンク63は押圧部材38の昇降機
構M3を構成し、第5回転軸335の第6、第9図
時計方向への1回転で押圧部材38は1回の昇降
動作を行う。
押圧部材38の下降時、その押圧面39aが摩
擦材セグメント3を介して心板2の接着面2aに
重合した後も、押圧部材38にそれを下降させる
方向の力が作用するように、円盤部62とリンク
63との連結位置が決められている。
次に第6〜第10図により前記第1摩擦材セグ
メント接着機構A1の作動について説明する。
心板2は支持台7の載置板10上面に位置決め
固定されている。
第9、第10図Iにおいて、繰出し部材29に
より摩擦材シート24が1枚の摩擦材セグメント
3に対応する分だけ繰出され、また押圧部材38
は上昇位置にある。
この状態では支持台7の間欠回転機構M1にお
ける送り爪54は、第8図鎖線示の離脱位置から
歯車12側に向けて既に揺動を開始している。ま
た繰出し部材29の摩擦体34は摩擦材テープ2
4の下面より離間している。
第9、第10図に示すように、第6回転軸3
6が時計方向に回転すると、押圧部材38が下
降を開始し、そして押圧面39aが摩擦材テープ
24の摩擦材セグメント3に対応する部分に当接
すると、その部分が吸引孔45の吸引作用により
押圧面39aに吸着される。
第9、第10図に示すように、引続く押圧部
材38の下降により切断刃41により摩擦材テー
プ24に切断加工が施され、得られた摩擦材セグ
メント3は押圧部材38の押圧面39aに吸着さ
れている。
第9、第10図に示すように、引続く押圧部
材38の下降によりその押圧面39aが摩擦材セ
グメント3を介して心板2の接着面2aに重合
し、この重合後も押圧部材38にそれを下降させ
る方向の力が作用するが、その力はリンク63の
ばね66が圧縮することにより吸収される。
これにより大きな押圧力を得て摩擦材セグメン
ト3を心板2の接着面2aに確実に接着すること
ができる。
第9、第10図に示すように、引続く第6回
転軸336の回転により押圧部材38が上昇位置
に復帰し、その上昇過程で支持台7の間欠回転機
構M1における送り爪54が歯車12に係合して
支持台7の1歯分の回転が行われ、その支持台7
の回転開始直後繰出し機構29により摩擦体34
が摩擦材テープ24の下面に摺擦してそのテープ
24が繰出され、次の接着作業の準備がなされ
る。
第11、第12図は摩擦材セグメント接着機構
の他の実施例を示し、この実施例においては摩擦
材テープ24から摩擦材セグメント3を打抜き法
を適用して切断するようになつている。
即ち、ガイド部材28において、摩擦材テープ
24の先端側を挿通する通し孔27の上部側に、
テープ押え体用挿入孔69が、また下部側にポン
チ嵌入用ダイス孔70がそれぞれ形成される。挿
入孔69に、ダイス孔70と合致するガイド孔7
1aを持つテープ押え体71が摺合され、そのガ
イド孔71aに押圧部材としてのポンチ72が貫
通してダイス孔70に嵌入し得るようになつてい
る。ポンチ72上端の拡大頭部72aおよびテー
プ押え体71間にはばね73が縮設される。
ポンチ72の昇降機構M3は前記実施例と略同
じであり、その機構M3の第6回転軸336に設け
られた円盤部62とポンチ72の拡大頭部72a
とがリンク63により連結される。
摩擦材セグメント3の接着時には、ポンチ72
を下降してテープ押え体71により摩擦材テープ
24を押圧し、次いでポンチ72により摩擦材セ
グメント3を打抜き、その摩擦材セグメント3を
ポンチ72の下端面、したがつて押圧面72bに
より心板2の接着面2aに押圧接着する。
C 発明の効果 本発明製造方法によれば、摩擦材テープより摩
擦材セグメントを得、それを1枚宛心板に接着す
るので、摩擦材料の歩留りを向上させ、また相隣
る摩擦材セグメント間にはその摩擦材の厚さと同
じ深さを有する油溝を備えた摩擦板を得ることが
できる。さらに各種サイズの摩擦板の製造に容易
に適用し得るので、前記歩留りの向上と相俟つて
経済性を良好にすることができる。
また本発明製造装置によれば、摩擦材テープを
繰出す操作、摩擦材テープに切断加工を施して1
枚の摩擦材セグメントを得る操作、その摩擦材セ
グメントを心板に接着する操作を確実に繰返して
摩擦板を効率良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1ないし第3図は摩擦板を示し、第1図は全
体の平面図、第2、第3図は第1図−,−
線断面図、第4図は製造装置の斜視図、第5図
は心板に対する摩擦材セグメントの接着作業を示
す説明図、第6図は摩擦材セグメント接着機構の
縦断側面図、第7、第8図は第6図−,−
線断面図、第9図は押圧部材の作動説明図、第
10図はタイムチヤート、第11図は摩擦材セグ
メント接着機構の変形例の要部縦断側面図、第1
2図は前記変形例による心板に対する摩擦材セグ
メントの接着作業を示す説明図である。 1……摩擦板、2……心板、2a,2b……接
着面、4……油溝、7……支持台、24……摩擦
材テープ、29……繰出し部材、38……押圧部
材、72……押圧部材としてのポンチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 環状心板の接着面に、多数枚の摩擦材セグメ
    ントを、それらの相隣るものの間に油溝を存して
    該心板の周方向に沿い接着したクラツチ用摩擦板
    を製造する方法であつて、接着剤を塗布された前
    記接着面を上方に向けて前記心板を位置決めする
    工程と;前記心板の上方に摩擦材テープを1枚の
    前記摩擦材セグメントに対応する分だけ繰出す工
    程と;前記摩擦材テープに切断加工を施して前記
    摩擦材セグメントを得、該摩擦材セグメントを前
    記心板の前記接着面に押圧接着する工程と;前記
    摩擦材テープを次の摩擦材セグメントに対応する
    分だけ繰出すと共に該摩擦材セグメント接着のた
    めに前記心板を回転する工程と;を用いることを
    特徴とするクラツチ用摩擦板の製造方法。 2 環状心板の接着面に、多数枚の摩擦材セグメ
    ントを、それらの相隣るものの間に油溝を存して
    該心板の周方向に沿い接着したクラツチ用摩擦板
    を製造する装置であつて、前記心板を、接着剤を
    塗布された前記接着面を上方に向けて位置決めし
    て、1枚の前記摩擦材セグメント接着毎に間欠回
    転する支持台と、該支持台の上方に摩擦材テープ
    を1枚の前記摩擦材セグメントに対応する分だけ
    間欠的に繰出す繰出し部材と、前記摩擦材テープ
    に切断加工を施し、得られた前記摩擦材セグメン
    トを前記心板に押圧接着する昇降可能な押圧部材
    とを備えたことを特徴とするクラツチ用摩擦板の
    製造装置。
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