JPS63210136A - クラツチ用摩擦板の製造方法および製造装置 - Google Patents

クラツチ用摩擦板の製造方法および製造装置

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JPS63210136A
JPS63210136A JP4241887A JP4241887A JPS63210136A JP S63210136 A JPS63210136 A JP S63210136A JP 4241887 A JP4241887 A JP 4241887A JP 4241887 A JP4241887 A JP 4241887A JP S63210136 A JPS63210136 A JP S63210136A
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cutting
roller
friction
cutting blades
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Kazutomi Miyaishi
宮石 一臣
Akihiro Agata
縣 昭弘
Koji Shimoi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)  産業上の利用分野 本発明はクラッチ用摩擦板の製造方法およびその製造方
法に用いられる製造装置に関する。
(2)  従来の技術 従来、この種摩擦板を製造する場合は、摩擦材シートに
切断加工を施して定尺物を得、次いでその定尺物に打抜
き加工を施して環状摩擦材を得、その後摩擦材を環状心
板に接着し、さらに摩擦材に切削加工を施す、または金
型による成形加工を施して多数の油溝を得るといった手
法が用いられている。
(3)発明が解決しようとする問題点 しかしながら前記のような打抜き加工を採用すると、摩
擦材料の歩留りが20〜40%と低くなり、経済性が悪
いという問題がある。
また油溝を切削加工により得る場合は、6板の損傷を回
避するため溝深さが浅くなりがちであり、その結果、油
切れ不良を惹起して、冷却性能の悪化に伴う耐久性の低
下、引摺り音の発生、操作フィーリングの低下等を招来
し、一方、油溝を成形加工により得る場合は、摩擦板の
サイズに応じた金型を備えなければならず、極めて不経
済であるといった問題もある。
本発明は前記に鑑み、摩擦材料の歩留りを向上し、また
摩擦材の厚さと同じ深さを有する油溝を得ることのでき
る、経済的な前記製造方法およびその方法に用いられる
前記製造装置を提供することを目的とする。
B8発明の構成 Tll  問題点を解決するための手段本発明は、環状
心板の接着面に、多数枚の摩擦材セグメントを、それら
の相隣るものの間に油溝を存して核心板の周方向に沿い
接着したクラッチ用摩擦板を製造する方法であって、受
けローラと、外周面に、放射状に等間隔で配列された多
数の切断刃を有する切断ローラとの間に摩擦材テープを
送込み、該摩擦材テープより前記摩擦材セグメントを、
各隣り同士の2本の前記切断刃と前記光はローラとの協
働で順次切出すと共に両切断刃に保持させ、その後各摩
擦材セグメントを両切断刃の間から押出して、前記切断
ローラと同期回転する前記6板の前記接着面に押圧接着
することを特徴とする。
また本発明は、環状心板の接着面に、多数枚の摩擦材セ
グメントを、それらの相隣るものの間に油溝を存して核
心板の周方向に沿い接着したクラッチ用摩擦板を製造す
る装置であって、互いに外周面を対向させて回転する切
断ローラと受けローラとの間に摩擦材テープを送込む送
り部材を備え、前記切断ローラの外周面に前記接着面を
対向させて前記心板を支持する支持台を、前記切断ロー
ラと同期回転するように前記切断ローラの周囲に配設し
、前記切断ローラは、その外周面に放射状に等間隔で配
列される多数の切断刃を、各隣り同士の2本の切断刃が
前記受けローラとの協働で前記摩擦材テープより前記摩
擦材セグメントを切出すと共に該摩擦材セグメントを保
持し得るように備え、前記各隣り同士の2本の切断刃間
に押圧部材を、該押圧部材が前記摩擦材セグメントの切
出しおよび保持を許容する後退位置と、前記摩擦材セグ
メントを両切断刃の間から押出して前記接着面に押圧す
る前進位置との間を往復動し得るように配設したことを
特徴とする。
(2)作 用 前記製造方法によれば、摩擦材テープより順次摩擦材セ
グメントを切出し、それらを1枚宛心板に接着するので
、摩擦材料の歩留りを向上させ、また相隣る摩擦材セグ
メント間にはその摩擦材の厚さと同じ深さを有する油溝
を備えた摩擦板を得ることができる。さらに各種サイズ
の摩擦板の製造に容易に適用し得るので、前記歩留りの
向上と相俟って経済性を良好にすることができる。さら
にまた、心板を回転させながら摩擦材セグメントの接着
を行うので、その接着作業を能率良く行い、摩擦板の製
造コストを低減することができる。
前記製造装置によれば、摩擦材テープより摩擦材セグメ
ントを切出して保持する操作、摩擦材セグメントを心板
に押圧接着する操作を確実に行って摩擦板を能率良く製
造することができる。
(3)実施例 第1〜第3図はクラッチ用摩擦板1を示し、その摩擦板
1は環状をなす心板2と、その固接着面a、bに周方向
に沿って接着された多数枚の摩擦材セグメント3とより
なり、相隣る摩擦材セグメント3間にはその摩擦材セグ
メント3の厚さtと同じ深さを有する油溝4が形成され
る。
第4図は前記クラッチ用摩擦板1の自動製造装置を示し
、その装置は、時計方向に456宛間欠回転するターン
テーブル5の周囲に、そのターンテーブル5の回転方向
に沿い45°の間隔で順次配設された、心板供給兼摩擦
板取出し用ローディング・アンローディング機構し、第
1接着剤塗布機構CI、第1摩擦材セグメント接着機構
A8、反転機構R1第2接着剤塗布機構02、第2摩擦
材セグメント接着機構A!、加圧機構Pおよび検査機構
■を備えている。
ローディング・アンローディング機構りを挾んで両側に
、移送方向を同一方向に設定された心板移送用第1コン
ベヤ6Iと摩擦板移送用第2コンベヤ62とがターンテ
ーブル5の接線方向に配列される。
第5.第6図に示すようにターンテーブル5は、その外
周部において周方向に沿い45°の間隔で配設された8
台の心機位置決め用支持台7を備えている。各支持台7
は同一の構成を有するもので、その下面から突出する支
持軸8が、ターンテーブル5を貫通してそれに固着され
た保持筒9に軸受10を介して回転可能に支持される。
保持筒9の下端面から突出する支持軸8の下端部に摩擦
クラッチ11を構成する半体11.が固着され、その半
体111の上面と保持筒9の下面との間にばね12が縮
設される。
支持台7の周囲において、ターンテーブル5の上面に複
数のローラ13が支持部材14を介して配設され、各ロ
ーラ13は支持台7外周面の環状11115に遊嵌され
ている。ばね12の弾発力によって支持台7の下面がタ
ーンテーブル5の上面に当接して支持台7がターンテー
ブル5に対し固定されている状態では、各ローラ13が
環状溝15の上部内面に当接し、その下部内面と各ロー
ラ13との間には所定の間隙gが形成される。
支持台7は上向きに開口して6板2と嵌合する凹所16
を備え、その凹所16の内周面対向位置に、6板2の外
周面に存する複数の係合凸部2aのうち2個のものと嵌
合する係合凹部17aを持つ2個の突起17が形成され
、この凹凸係合によって支持台7に対する6板2の位置
決めがなされる。
ターンテーブル5の下方において、第1.第2接着剤塗
布機構C,,C2、第1.第2摩擦材セグメント接着機
構AI、A2および検査機構■の各配設位置に、それら
塗布、接着および検査作業のために用いられる支持台7
の上昇一回転機構が備えられている。
その上昇一回転機構は次のように構成される。
上端に、摩擦クラッチ11を構成する半体112を備え
たスプライン軸18が、その半体11□を支持台7の半
体111に対向させて配設され、そのスプライン軸18
と噛合するスプライン筒19が、支持板20に固定され
た支持筒32に軸受21を介して支持される。スプライ
ン筒19から下方に突出するスプライン軸18の下端部
にローラ22が固着され、そのローラ22にそれの回転
を許容し得るように伝達体23が取付けられる。
伝達体23の近傍において、固定ブラケット24に支軸
25を介してベルクランク26が揺動自在に支持されて
おり、そのベルクランク26の水平腕26a先端に設け
られたローラ27が、伝達体23における、側方から切
込まれた切欠き状係合溝28に係合し、またベルクラン
ク26の垂直腕26b下端は上昇用および下降用ソレノ
イド291.29□の相対向する両作動子30.,30
2の先端に共通のピン34を介して連結される。
したがって上昇用ソレノイド29.を作動してその作動
子30.を吸引すると、ベルクランク26が支軸25を
中心に第5図時計方向に揺動し、スプライン軸18が上
昇して両半体11..112が衝合する。次いでばね1
2に抗し支持台7が前記間隙gに応じた高さだけ上昇し
て環状溝15の下部内面が各ローラ13に衝合し、6板
2を固接着剤塗布機構C+ 、Cz 、両摩擦材セグメ
ント接着機構A+ 、A2および検査機構■に対して所
定の高さに保持する。前記ベルクランク26の揺動は、
ソレノイド本体に対する作動子30+、30□の遊びに
より許容される。
支持筒32の近傍において、支持板20の上面に支持フ
レーム33.が立設される。その支持フレーム331に
回転可能に支持された駆動軸341の一端に電動モータ
より動力を受ける駆動歯車35、が固着され、また他端
に伝動傘歯車361が固着される。その伝動傘歯車36
+ はスプライン筒19の上端部外周面に固着された被
動傘歯車371に噛合する。
これにより両半体IL、1t□が衝合して摩擦クラッチ
11が接続された状態において駆動歯車35.により被
動傘歯車37.を回転すると、スプライン筒19および
スプライン軸18、したがって支持台7および6板2が
回転する。その支持台7の回転は、水平面内において各
ローラ13の転動によりスムーズに行われる。
第4図に示すように、ローディング・アンローディング
機構りは、昇降可能で、且つ時計方向に120”宛間欠
回転可能なスパイダ状の3本の回転アーム381〜38
.を有し、各回転アーム38、〜383の先端部には6
板2の内周面に係脱し得るコレットチャック39が備え
られている。
全回転アーム381〜383の回転停止時において、例
えば1本の回転アーム38.のコレットチャック39が
第1コンベヤ6Iの移送終端上方に位置すると、他の1
本の回転アーム38゜のコレットチャック39はターン
テーブル5の支持台7上方に、また他の1本の回転アー
ム38.のコレットチャック39は第2コンベヤ6□の
移送始端上方にそれぞれ位置するようになっている。
第1.第2接着剤塗布機構C+ 、C,zは同一の構成
を有し、吐出ノズル40より一定量の接着剤を吐出させ
て、その接着剤を回転する6板2の接着面a、bに塗布
するようになっている。
第1.第2摩擦材セグメント接着機構A、、A2は同一
の構成を有し、摩擦材テープ41より摩擦材セグメント
3を後述する切断ローラ等により1枚宛切出し、その摩
擦材セグメント3を切断口−ラに保持させて、その切断
ローラと同期回転する6板2の接着面a、bに押圧接着
するようになっている。両機構AI、Azの詳細につい
ては後述する。
反転機構Rは、一方の接着面aに対する摩擦材セグメン
ト3の接着が終了した後、その6板2を持上げて反転さ
せ、他方の接着面すを上方に向けてる機能を有し、その
ために、6板2の外周面に係脱し得る昇降且つ回転可能
な一対のハンド42を備えている。
加圧機構Pは、6板2の固接着面a、bに接着された全
摩擦材セグメント3に同時に押圧力を付与してそれら摩
擦材セグメント3を6板2の固接着面a、bに確実に接
着するものである。
検査機構■は、6板2の固接着面a、bに所定枚数の摩
擦材セグメント3が接着されているか否かを光電的に検
知するようになっている。この検知作業は6板2を回転
させながら行われる。
次に、前記装置による摩擦板1の製造作業について説明
する。
製造作業開始前において、第1コンベヤ6゜上に、6板
2を、その一方の接着面aを上方に向けた状態で筒状に
重合して移送する。ターンテーブル5は停止しており、
1台の支持台7がローディング・アンローディング機構
りの配設位置に在り、また各回転アーム381〜383
は上昇位置に在る。
ローディング・アンローディング機構りが、回転アーム
38.〜383の下降、1本の回転アーム381のコレ
ットチャック39による1枚の6板2の水平把持、回転
アーム38.〜38.の上昇に次ぐ1206回転、回転
アーム38.〜383の下降、回転アーム38.のコレ
ットチャック39による6板2の解放、回転アーム38
.〜383の上昇の各動作を順次行い、これにより6板
2を、その接着面aを上向きにした状態で支持台7の凹
所16に嵌合し位置決めする。
ターンテーブル5を45°回転させて6板2を第1接着
剤塗布機構01の配設位置に移送する。
上昇用ソレノイド29.の作動によりスプライン軸18
を上昇して摩擦クラッチ11を接続すると共に支持台7
を上昇し、また駆動歯車353等を介してスプライン軸
18、したがって支持台7を回転する。そして、第1接
着剤塗布機構CIにより6板2の接着面aに接着剤を塗
布する。
下降用ソレノイド292の作動によりスプライン軸18
を下降して摩擦クラッチ11を遮断すると共に支持台7
をばね12の弾発力で下降する。
ターンテーブル5を45°回転させて6板2を第1摩擦
材セグメント接着機構AIの配設位置に移送する。この
位置では、前記接着剤塗布作業の場合と同様に支持台7
を上昇および回転し、摩擦材テープ41より切出されて
切断ローラにより保持移送された摩擦材セグメント3を
、第6図に示すように1枚宛心板2の接着面aに順次押
圧接着して、接着面aに対する多数枚の摩擦材セグメン
トの接着作業を完了する。この摩擦材セグメント3の接
着作業の詳細については後述する。
ターンテーブル5を45°回転させて6板2を反転機構
Rの位置に移送し、6板2を反転してその他方の接着面
すを上方に向ける。
ターンテーブル5を45″宛回転させて6板2を第2接
着剤塗布機構Ctおよび第2摩擦材セグメント接着機構
A2の配役位置に順次移送し、前記同様に6板2の接着
面すに対する接着剤の塗布作業および摩擦材セグメント
3の接着作業を行って摩擦板1を得る。
ターンテーブル5を45°回転させて摩擦板1を加圧機
構Pの配設位置に移送し、全摩擦材セグメント3に同時
に押圧力を付与してそれらを6板2に確実に接着する。
ターンテーブル5を45°回転させて摩擦板1を検査機
構Iの配設位置に移送する。この位置では前記接着剤塗
布作業の場合と同様に支持台7を上昇および回転し、検
査機構■により、6板2に対して所定枚数の摩擦材セグ
メント3が接着されているか否かを検査する。
ターンテーブル5を45°回転させて摩擦板1をローデ
ィング・アンローディング機構りの位置に移送する。ロ
ーディング・アンローディング機構りは、最初の1枚の
6板2を支持台7上へ供給した後、摩擦板1゛が検査機
構Iに達するまでの間、ターンテーブル5の45″間欠
回転毎に前記同様の6板供給動作を6回繰返している。
この場合、6板2を1枚宛供給すべく、最上の6板2を
同一高さ位置に保つための押上げ機構が第1コンベヤ6
1の移送終端に組込まれている。
そして前記のように摩擦板1がローディング・アンロー
ディング機構りの位置に移送されたときには1本の回転
アーム38.が支持台7上方に位置するので、ローディ
ング・アンローディング機構りが、回転アーム38.〜
383の下降、1本の回転アーム381のコレットチャ
ック39による摩擦板1の水平把持および1本の回転ア
ーム38□のコレットチャック39による6板2の水平
把持、回転アーム38.〜383の上昇に次ぐ120″
回転、回転アーム38.〜383の下降、回転アーム3
8.のコレットチャック39による摩擦板1の解放およ
び回転アーム38□のコレットチャック39による6板
2の解放、回転アーム381〜383の上昇の各動作を
順次行い、これにより摩擦板1を第2コンベヤ62の移
送始端上に載置し、また6板2を支持台7の凹所16に
嵌合して位置決めする。第2コンベヤ62により移送さ
れる摩擦板1には接着剤乾燥処理が施される。
このようにして摩擦板1の製造は自動的に連続して行わ
れる。
次に、第7〜第9図により第1.第2摩擦材セグメント
接着機構A+ 、Atについて説明する。
前述のように両機構A1.A2は同一の構成を有するの
で第1摩擦材セグメント接着機構A、について述べる。
ターンテーブル5の外周部近傍において、支持板20の
上面に支持フレーム332が立設され、支持台7よりも
上方に位置する支持フレーム332の中間部に、支持台
7の回転軸線に対して軸線を直交させた第1回転軸43
.が回転可能に支承される。ターンテーブル5上方に存
する第1回転軸43+の一端に切断ローラ44が固着さ
れ、その外周面の一部は6板2の接着面aと対向するよ
うになっている。第1回転軸431の直上において、そ
れと平行に第2回転軸43□が支持フレーム33□に回
転可能に支承され、ターンテーブル5上方に存する第2
回転軸43□の一端に受けローラ45が固着される。切
断ローラ44と受けローラ45とは互いに外周面を対向
させて逆方向に接触回転する。
摩擦材テープ41は摩擦材シートにスリッティングを施
して得られたもので、その摩擦材テープ41を巻装した
リール46がターンテーブル5の傍に配設され、その摩
擦材テープ41を挿通する通し孔47を備えたガイド部
材48の先端が切断ローラ44と受けローラ45との接
触部に近接して配設される。ガイド部材48の基端側に
おいて、それに近接して送り部材としての送りローラ対
49が配設され、この送りローラ対49により摩擦材テ
ープ41をリール46から繰出してガイド部材48の通
し孔47を経て切断ローラ44と受けローラ45との間
に送り込むようになっている。
第4図において、50は摩擦材テープ41に一定の張力
を与える張りローラである。
切断ローラ44は短円筒部44aと、短円筒部44aの
支持フレーム33□側端部に存する環状端壁部44bと
、環状端壁部44bの中心より短円筒部44a内に突出
する取付ボス部44cとを備えている。
第9図に明示するように短円筒部44aは、その外周面
に放射状に等間隔で配列されて受けローラ45の外周面
に接触し得る多数の切断刃51を備えており、各切断刃
51の刃先は短円筒部44aの外周面母線方向に延びて
いる。各隣り同士の2本の切断刃51の間隔は摩擦材セ
グメント3の心板2円周方向幅に等しくなっている。
各隣り同士の2本の切断刃51間において、短円筒部4
4aに貫通孔52が形成され、各貫通孔52に押圧部材
としての押圧ピン53が摺合される。押圧ピン53は、
その両端部に両切断刃51の対向面に接触する押圧部5
3aおよび短円筒部44a内に存する半球状係止部53
bをそれぞれ有し、短円筒部44aの内周面と係止部5
3bとの間にばね54が縮設される。
ばね54の弾発力で押圧ピン53が短円筒部44aの半
径方向内方へ摺動した後退位置では、押圧部53aの先
端面と両切断刃51の刃先との間には摩擦材セグメント
3の厚さと程等しい間隔が形成される。一方、押圧ピン
53がばね54の弾発力に抗して短円筒部44aの半径
方向外方へ摺動した前進位置では、押圧部53aの先端
面は両切断刃51の刃先より突出する。
切断ローラ44の回転軸線と6板2との間において、短
円筒部44a内に固定ブラケット55のローラ支持部5
5aが挿入されており、そのローラ支持部55aに、前
記回転軸線と平行な回転軸線を有する押出しローラ56
が軸支され、その押出しローラ56は、切断ローラ44
の回転に伴い常に1本の押圧ピン53の係止部53bに
摺擦してその押圧ピン53をばね54に抗し後退位置よ
り前進位置に摺動させるもので、これにより両切断刃5
1に保持された摩擦材セグメント3を押圧ピン53によ
り押出して6板2の接着面aに押圧接着する。
前記したように、第1摩擦材セグメント接着機構AIの
配設位置において、ターンテーブル5の下方に支持台7
の上昇一回転機構が備えられており、その回転機構の構
成要素である駆動軸34□の駆動歯車35□に、伝動歯
車57を介して、第1回転軸431に固着された第1歯
車58.が噛合し、その第1歯車58.には第2回転軸
43□に固着された第2歯車58□が噛合する。
各歯車35□、362.31t、57,58.。
58□の歯数は、支持台7と切断ローラ44とが同期回
転するように設定されている。
次に、第8.第10.第11図により第1摩擦材セグメ
ント接着機構A1の作動について説明する。
接着面aに接着剤を塗布された6板2を持つ支持台7は
上昇位置に在って駆動歯車352により第8図反時計方
向に回転する。切断ローラ44は同図時計方向に、また
受けローラ45は反時計方向にそれぞれ支持台7と同期
回転する。摩擦材テープ41の先端部は、作業前に切断
ローラ44と受けローラ45との間より引出されている
摩擦材テープ41を送りローラ対49により切断ローラ
44と受けローラ45との間に送り込むと、第10図に
示すように回転方向前側に在る1本の切断刃51と、そ
れに隣接して回転方向後側に在る1本の切断刃51と、
受けローラ45との協働で1枚の摩擦材セグメント3が
切出され、その摩擦材セグメント3は切出しに寄与した
両切断刃51の間に保持される。この場合、両切断刃5
1間の押圧ピン53は後退位置に在り、また摩擦材テー
プ41には送り力が作用しているので摩擦材セグメント
3は押圧ピン53の押圧部53a端面に向けて6弧を描
くように変形し、これにより摩擦材セグメント3は両切
断刃51の間に確実に保持される。
前記摩擦材セグメント3の切出しおよび保持は、各隣り
同士の2本の切断刃51と受けローラ45との協働で順
次行われる。
第11図に示すように切断ローラ44の回転に伴い、1
枚の摩擦材セグメント3が6板2の接着面a直上に移送
されると、その摩擦材セグメント3を保持する両切断刃
51の間に存する押圧ピン53の係止部53bが押出し
ローラ56に摺擦し、これにより押圧ピン53が前進位
置に摺動して摩擦材セグメント3が両切断刃51の間か
ら押出され、押圧部53aにより6板2の接着面aに押
圧接着される。
この摩擦材セグメント3の押圧接着作業は、回転する6
板2の接着面aに順次施され、また押圧ピン53は押出
しローラ56から離脱するとばね54の弾発力により後
退位置に復帰する。
なお、摩擦板1をより短時間のうちに能率良く製造する
ため、各摩擦材セグメント接着機構A+。
A2における切断ローラ44、受けローラ45等の切出
し一接着部材の数、したがって摩擦材テープ41の供給
条数は6板2の直径の大小により適宜変更される。
C0発明の効果 本発明製造方法によれば、摩擦材テープより順次摩擦材
セグメントを切出し、それらを1枚宛心板に接着するの
で、摩擦材料の歩留りを向上させ、また相隣る摩擦材セ
グメント間にはその摩擦材の厚さと同じ深さを有する油
溝を備えた摩擦板を得ることができる。さらに各種サイ
ズの摩擦板の製造に容易に適用し得るので、前記歩留り
の向上と相俟って経済性を良好にすることができる。さ
らにまた、6板を回転させながら摩擦材セグメントの接
着を行うので、その接着作業を能率良く行い、摩擦板の
製造コストを低減することができる。
また本発明製造装置によれば、摩擦材テープより摩擦材
セグメントを切出して保持する操作、その摩擦材セグメ
ントを6板に押圧接着する操作を確実に行って摩擦板を
能率良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1ないし第3図は摩擦板を示し、第1図は全体の平面
図、第2.第3図は第1図ff−Ir、■−■線断面図
、第4図は製造装置の斜視図、第5図は心板の上昇一回
転機構の縦断側面図、第6図は支持台と心板との関係を
示す平面図、第7図は第1摩擦材セグメント接着機構の
縦断側面図、第8図は前記機構の要部拡大図、第9図は
切断ローラの要部拡大斜視図、第10図は摩擦材セグメ
ントの切出し作業を示す説明図、第11図は摩擦材セグ
メントの押圧接着作業を示す説明図である。 a、b・・・接着面、 1・・・摩擦板、2・・・心板、3・・・摩擦材セグメ
ント、4・・・油溝、7・・・支持台、41・・・摩擦
材テープ、44・・・切断ローラ、45・・・受けロー
ラ、49・・・送り部材としての送りローラ対、51・
・・切断刃、53・・・押圧部材としての押圧ビン 第11図 第9図 第10図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)環状心板の接着面に、多数枚の摩擦材セグメント
    を、それらの相隣るものの間に油溝を存して該心板の周
    方向に沿い接着したクラッチ用摩擦板を製造する方法で
    あって、受けローラと、外周面に、放射状に等間隔で配
    列された多数の切断刃を有する切断ローラとの間に摩擦
    材テープを送込み、該摩擦材テープより前記摩擦材セグ
    メントを、各隣り同士の2本の前記切断刃と前記受けロ
    ーラとの協働で順次切出すと共に両切断刃に保持させ、
    その後各摩擦材セグメントを両切断刃の間から押出して
    、前記切断ローラと同期回転する前記心板の前記接着面
    に押圧接着することを特徴とするクラッチ用摩擦板の製
    造方法。
  2. (2)環状心板の接着面に、多数枚の摩擦材セグメント
    を、それらの相隣るものの間に油溝を存して該心板の周
    方向に沿い接着したクラッチ用摩擦板を製造する装置で
    あって、互いに外周面を対向させて回転する切断ローラ
    と受けローラとの間に摩擦材テープを送込む送り部材を
    備え、前記切断ローラの外周面に前記接着面を対向させ
    て前記心板を支持する支持台を、前記切断ローラと同期
    回転するように前記切断ローラの周囲に配設し、前記切
    断ローラは、その外周面に放射状に等間隔で配列される
    多数の切断刃を、各隣り同士の2本の切断刃が前記受け
    ローラとの協働で前記摩擦材テープより前記摩擦材セグ
    メントを切出すと共に該摩擦材セグメントを保持し得る
    ように備え、前記各隣り同士の2本の切断刃間に押圧部
    材を、該押圧部材が前記摩擦材セグメントの切出しおよ
    び保持を許容する後退位置と、前記摩擦材セグメントを
    両切断刃の間から押出して前記接着面に押圧する前進位
    置との間を往復動し得るように配設したことを特徴とす
    るクラッチ用摩擦板の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6939427B1 (en) * 1999-05-14 2005-09-06 Nsk-Warner K.K. Method and apparatus for manufacturing friction plate
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