JP2651705B2 - 同期噛合い式変速機用ブロックリングの製造方法 - Google Patents

同期噛合い式変速機用ブロックリングの製造方法

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JP2651705B2
JP2651705B2 JP63166475A JP16647588A JP2651705B2 JP 2651705 B2 JP2651705 B2 JP 2651705B2 JP 63166475 A JP63166475 A JP 63166475A JP 16647588 A JP16647588 A JP 16647588A JP 2651705 B2 JP2651705 B2 JP 2651705B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は同期噛合い式変速機用ブロックリング、特
に、変速ギヤのコーンを囲繞するテーパ孔内壁に、母線
方向に延びる多数のオイル溝を形成されたリング状本体
と、相隣る両オイル溝間の各ランド部に接着された摩擦
材セグメントとを備えたブロックリングの製造方法に関
する。
(2) 従来の技術 従来、この種ブロックリングを製造する場合は、リン
グ状本体の各ランド部に接着剤を塗布する、帯状摩擦材
素材を輪状に曲げてリング状本体のテーパ孔に挿入し、
その摩擦材素材を、それの両端縁を何れか1つのオイル
溝の両開口縁にそれぞれ合せて各ランド部に仮接着す
る、加圧治具をリング状本体のテーパ孔に嵌合して摩擦
材素材を各ランド部に加圧接着する、摩擦材素材の各オ
イル溝対応部分を切除するといった手法が用いられてい
る。
(3) 発明が解決しようとする課題 しかしながら前記手法によると、各ランド部に接着剤
が塗布されている関係から摩擦材素材の両端縁とオイル
溝の両開口縁とを合せにくゝ、また加圧接着工程で摩擦
材素材が加圧治具によりその嵌合方向に引摺られて位置
ずれを生じ、その上接着後摩擦材素材にオイル溝の数に
応じた切除加工を施さなければならないので製造工数が
多いといった種々の問題がある。
本発明は前記問題を解決することのできる前記製造方
法を提供することを目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 本発明は、変速ギヤのコーンを囲繞するテーパ孔内壁
に、母線方向に延びる多数のオイル溝を形成されたリン
グ状本体と、相隣る両オイル溝間の各ランド部に接着さ
れた摩擦材セグメントとを備えた同期噛合い式変速機用
ブロックリングを製造するに当り、前記摩擦材セグメン
トを得るための多数の短冊状部を、中心部から放射状に
延出させた柔軟な摩擦材素材と、該摩擦材素材を介して
前記テーパ孔と嵌合関係にある円錐台形部および該円錐
台形部の小径端に連なり、且つ前記オイル溝に対応する
多数の位置決め突起を有する凸球形部を備えた加圧治具
とを用い、前記摩擦材素材を前記加圧治具の凸球形部に
被せて、各短冊上部の前記中心部側を相隣る両位置決め
突起間に配設すると共に各短冊状部先端側の摩擦材セグ
メント対応部分を前記円錐台形部のテーパ面に添わせ、
次いで、各ランド部に接着剤を塗布された前記リング状
本体と前記加圧治具とを嵌合して前記円錐台形部により
各摩擦材セグメント対応部分を各ランド部に加圧接着
し、その後、前記リング状本体から突出する前記摩擦材
素材の不要部分を切除することを特徴とする。
(2) 作用 前記手法によれば、加圧治具上において、摩擦材素材
の各摩擦材セグメント対応部分がリング状本体の各ラン
ド部に対して正しく位置決めされる。
また各短冊状部の摩擦材素材中心部側が相隣る両位置
決め突起間に在り、且つ互に連結されているので、加圧
治具とリング状本体とを嵌合する際に、各短冊状部、し
たがって各摩擦材セグメント対応部分が位置ずれを起す
ことがない。
さらに各摩擦材セグメント対応部をリング状本体の各
ランド部に接着すると、相隣る両摩擦材セグメント間に
は各オイル溝に対応するスリットが形成されるので、摩
擦材素材に対する各オイル溝の数に応じた切除加工は不
要となり、摩擦材素材部の不要部分の除去に当って1回
の切除加工を行えばよい。
(3) 実施例 〔I〕ブロックリングの構造 第1図は公知の同期噛合い式変速機の一部を示し、主
軸1に回転可能に支持された変速ギヤとしての駆動ギヤ
2に、副軸3に嵌着された従動ギヤ4が噛合している。
主軸1に嵌着されたハブ5にスリーブ6が噛合し、その
ハブ5と駆動ギヤ2のコーン7との間にブロックリング
8が介装される。
ブロックリング8は、第2,第3図にも示すように駆動
ギヤ2のコーン7を囲繞するテーパ孔9内壁に、母線方
向に延びる多数のオイル溝10を形成された金属製リング
状本体11と、相隣る両オイル溝10間の各ランド部12に接
着されたペーパベースの摩擦材セグメント13とを備えて
いる。またリング状本体11は、その一端外周面に突設さ
れてスリーブ6のギヤ14に噛合するギヤ15と、外周面に
円周上等間隔に突設された複数、図示例では3つの位置
決め凸部16とを有する。
〔II〕ブロックリングの製造方法 前記ブロックリング8の製造には、第4図に示す摩擦
材素材17および第5,第6図に示す加圧治具18が用いられ
る。
第4図において、摩擦材素材17はペーパベースである
から柔軟性を有し、多数の短冊状部19を、中心部から放
射状に延出させたものである。このような摩擦材素材17
は円形板に打抜き加工を施すことによって得られる。
第5,第6図において、加圧治具18は、円盤形部20と、
円盤形部20一端に大径端を連設された円錐台形部21と、
円錐台形部21の小径端に連設された凸球形部22とを備
え、凸球形部22の凸球面aおよび円錐台形部21のテーパ
面bには、多数のオイル溝10、したがって摩擦材素材17
の相隣る短冊状部19間の切欠き23に対応する多数のフィ
ン状位置決め突起24が突設される。各位置決め突起24に
おいて、テーパ面bより突出する部分24aの高さは短冊
状部19の厚さよりも僅かに低く形成されている(この部
分24aは省いてもよい。)。また円錐台形部21はリング
状本体11のテーパ孔9と摩擦材素材17、したがって各短
冊状部19を介して嵌合関係にある。
ブロックリング8の製造は以下の通りである。
第5〜第8図に示すように、摩擦材素材17を、それの
各切欠き23を各位置決め突起24に合わせて加圧治具18の
凸球形部22に被せ、各短冊状部19の摩擦材素材中心部側
19aを相隣る両位置決め突起24間に配設する。また短冊
状部19先端側の摩擦材セグメント対応部分19bをテーパ
面bに添わせて相隣る両位置決め突起24間に配設する。
第9図に示すように、リング状本体11の接着剤を塗布
された各ランド部12と摩擦材素材17の各短冊状部19とを
合わせる。
第10図に示すように、加圧治具18を上昇させてリング
状本体11に嵌合し、円錐台形部21により各摩擦材セグメ
ント対応部分19bを各ランド部21に加圧接着し、中間体2
5を得る。
第11図に示すように、加圧治具18を下降させて中間体
25より離脱し、その後、中間体25において、リング状本
体11から突出する摩擦材素材17の椀状不要部26を切除す
る。
以上の工程を経てブロックリング8が得られる。
前記手法によれば、加圧治具18上において、摩擦材素
材17の各摩擦材セグメント対応部分19bがリング状本体1
1の各ランド部12に対して正しく位置決めされる。
また各短冊状部19が相隣る両位置決め突起24間に在
り、且つ互に連結されているので、加圧治具18とリング
状本体11とを嵌合する際に、各短冊状部19、したがって
各摩擦材セグメント対応部分19bが位置ずれを起すこと
がない。
さらに各摩擦材セグメント対応部19bをリング状本体1
1の各ランド部12に接着すると、相隣る両摩擦材セグメ
ント13間には各オイル溝10に対応するスリットが形成さ
れるので、摩擦材素材17に対する各オイル溝10の数に応
じた切除加工は不要となり、摩擦材素材の椀状不要部26
の除去に当って1回の切除加工を行えばよい。
〔III〕ブロックリングの製造装置 第12,第13図に示すように、床面27に平面四角形の基
台28が設置され、その基台28の四隅にそれぞれ支柱29が
立設される。それら支柱29に下部支持30および上部支持
板31がそれぞれ水平に保持される。
下部支持板30の中央部に軸受筒32が立設され、その軸
受筒32と上部支持板31とに軸受33を介して回転軸34が支
持される。回転軸34の中間部に、それと一体に回転する
回転板35が水平に保持され、その回転板35の外周部にリ
ング状本体11を把持するチャック機構36が設けられる。
基台28上面にブラケット37を介してモータ38が設置さ
れ、そのモータ38の駆動軸39に固着されたギヤ40が、回
転軸34下端に固着されたギヤ41に噛合する。
回転軸34、したがってチャック機構36は第13図時計方
向に45゜宛間欠回転し、そのチャック機構36の4つの停
止位置L1〜L4に、それぞれリング状本体供給部Aおよび
リング状本体持上げ部Bと、接着剤塗布部Cと、摩擦材
素材供給部Dおよび前記加圧治具18を有する加圧接着部
Eと、中間体排出部Fとが配設される。
以下、各部A〜Fの構成および作用について詳述す
る。
(i)リング状本体供給部A 第12〜第15図において下部支持板30の上面周縁部に、
その下部支持板30より側方へ突出するように供給台42の
基端が固着され、その供給台42の上方において、貯蔵筒
43がブラケット44を介して上部支持板31に吊持される。
貯蔵筒43内には複数のリング状本体11がそのギヤ15側の
端面を下向きにして積重ねられており、最下段のリング
状本体11は供給台42上に位置する。
第15図に明示するように、貯蔵筒43の下端部にリング
状本体持上げ部Bに向かう切欠き状押出し口45が形成さ
れており、その押出し口45を画成する貯蔵筒43の欠円部
43a下端面は供給台42上面より僅かに離間している。
第13〜第15図に明示するように、供給台42の下面にU
字形支持部材46が、その一対の垂直部46aを貯蔵筒43の
下端部両側に位置させて固着され、各垂直部46aに挟持
用作動シリンダ47がその水平なピストンロッド48先端を
貯蔵筒43に向けて取付けられる。各ピストンロッド48の
先端に挟持板49が突設され、その挟持板49は貯蔵筒43周
壁の長孔50を通して貯蔵筒43内に挿入される。また両挟
持板49は、下から2段目のリング状本体11外周面に対向
するように配置される。
供給台42の先端部下面に、支持板51の一端が固着さ
れ、その支持板51上面に押出し用作動シリンダ52がその
水平なピストンロッド53先端を貯蔵筒43に向けて取付け
られる。ピストンロッド53先端に、鉤形押出し板54の垂
直部54aが固着され、その水平部54bは供給台52上面を摺
動し得るようになっている。水平部54bは貯蔵筒43下端
面および供給台42上端面間の間隔よりも薄く形成され、
またその先端側にリング状本体11のギヤ15外周面に係合
するV形切欠き55を備えている。
前記構成において、リング状本体11の供給作業開始前
に、両挟持用作動シリン47の作動によりピストンロッド
48が伸長して両挟持板49により下から2段目のリング状
本体11が挟持される。
押出し用作動シリンダ52の作動によりピストンロッド
53が伸長し、押出し板54が前進して最下段のリング状本
体11を押出し口45よりリング状本体持上げ部Bに向けて
押出す。押出し板54の後退後両挟持用作動シリンダ47の
作動によりピストンロッド48が収縮し、両挟持板49が後
退して各先端部が貯蔵筒43内より退出し、これにより下
から2段目以後のリング状本体11が下降して、今まで2
段目に在ったリング状本体11が最下段に位置する。再
び、両挟持用作動シリンダ47の作動によりピストンロッ
ド48が伸長して、両挟持板49により下から2段目のリン
グ状本体11が挟持される。
以上の動作を繰返してリング状本体11が1個宛リング
状本体持上げ部Bに供給される。
(ii)リング状本体持上げ部Bおよびチャック機構36 リング状本体持上げ部Bは次のように構成される。
第12,第13図に示すようにリング状本体供給部の供給
台42基端部に、供給されたリング状本体11を落し込む位
置決め孔56が形成され、その位置決め孔56に保持台57が
収容される。その保持台57は、リング状本体11のギヤ15
側の端面を受ける円盤部57aと、円盤部57aの上面に突設
されてリング状本体11のテーパ孔9に嵌合する円錐台形
部57bとよりなる。
円盤部57a下面に回転軸58が突設され、その回転軸58
は下部支持板30を貫通して微速回転用モータ59の駆動軸
60に連結される。モータ59はそれと一体に上下方向に延
びるスライダ61を有し、そのスライダ61は下部支持板30
下面に吊持されたガイドレール62に摺動自在に嵌合され
る。モータ59、したがって保持台57を昇降する昇降用作
動シリンダ63が、そのピストンロッド64先端を上向きに
して、下部支持板30下面に吊持された支持ブラケット65
に支持されており、そのピストンロッド64はモータ59の
スライダ61に連結される。
チャック機構36は次のように構成される。
第12,第13,第16,第17図に示すようにチャック機構36
はエアチャック66を備えており、そのエアチャック66に
おいて、円筒形ケーシング67の下端から3本のチャック
爪68が突出し、またケーシング67の上端面に回転軸69が
突設される。回転軸69は回転板35を貫通すると共にその
回転板35に軸受70を介して支持される。回転軸69の上端
部に被動ローラ71が取付けられ、その被動ローラ71、し
たがってエアチャック66を回転不能に保持する回止め用
作動シリンダ72が、その水平なピストンロッド73を被動
ローラ71に向けて回転板35上面にガイドブロック74を介
して取付けられる。ピストンロッド73はガイドブロック
74をガイド孔75に摺動自在に嵌合され、そのピストンロ
ッド73先端の係合凸部76が被動ローラ71外周面に開口す
る係合孔77に係脱するようになっている。
第17図に明示するように各チャック爪68は、リング状
本体11の各位置決め凸部16に対応して設けられ、したが
って各位置決め凸部16に係脱する凹部78を備えている。
上記構成において、リング状本体11の把持作業開始前
に、回転板35が回転を停止してチャック機構36は停止位
置L1に在り、エアチャック66の軸線と保持台57の軸線と
が合致している。また回止め用作動シリンダ72の作動に
よりピストンロッド73が伸長してその係合凸部76が被動
ローラ71の係合孔に係合し、これによりエアチャック6
6、したがって各チャック爪68が回転不能に保持され
る。
リング状本体11は、その供給部Aより供給されて位置
決め孔56内に落込み、これによりリング状本体11のテー
パ孔9が保持台57の円錐台形部57bに嵌合し、またギヤ1
5側の端面が円盤部57a上面に受けられる。
昇降用作動シリンダ63の作動によりピストンロッド64
が伸長してモータ59がガイドレール62に沿って上昇し、
同時にモータ59により保持台57と共にリング状本体11が
微速回転する。
リング状本体11がエアチャック66の各チャック爪68に
衝合し、また各位置決め凸部16が各チャック爪68の凹部
78に合致していない場合には、昇降用作動シリンダ63に
より保持台57を下降させ、再び保持台57を上昇および微
速回転させる。
リング状本体11の各位置決め凸部16が各チャック爪68
凹部78に合致したとき、モータ59の駆動を停止し、次い
で保持台57を介しリング状本体11を各チャック爪68に沿
って上昇させた後昇降用作動シリンダ63の作動を停止す
る。そしてエアチャック66を作動して各チャック爪68に
よりリング状本体11を把持し、その後保持台57を下降さ
せてリング状本体11から離脱する。
前記把持作業後、モータ38の駆動により回転板35を45
゜回転させてチャック機構36と共にリング状本体11を接
着剤塗布部Cに移送して停止位置L2に停止させる。
(iii)接着剤塗布部C 第12,第13,第18,第19図、特に第13,第18図に明示する
ように、下部支持板30に四角形の窓79が形成され、その
窓79から下部支持板30に取付けられた支持ブラケット80
が垂下している。支持ブラケット80の上部に上下方向に
延びるガイドレール81が保持され、また下端に、昇降用
作動シリンダ82がそのピストンロッド83先端を上向きに
して取付けられる。
窓79内に接着剤塗布用ディスペンサ84が配置され、そ
のディスペンサ84のホルダ85に設けられたスライダ86が
ガイドレール81に摺動自在に嵌合される。
第12,第13,第18図に明示するように接着剤の塗布に当
り、チャック機構36を回転させる回転機構87が上部支持
板31に次のように設けられる。
即ち、上部支持板31に垂下された支持軸88に、フレー
ム部材89基端の軸受筒90が軸受91を介して支持され、ま
たフレーム部材89の先端側において軸受筒90と一体の
上、下板921,922に摩擦ローラ93の回転軸94両端部が軸
受95を介して支持される。上板921の上面にモータ96が
取付けられ、そのモータ96は上部支持板31の長孔97から
突出する。上板921を貫通するモータ96の駆動軸98と、
摩擦ローラ93の回転軸94とにそれぞれプーリ99,100が固
着され、両プーリ99,100間に伝動ベルト101が懸回され
る。
第12,第13図に明示するように、上部支持板31に垂下
された支持軸102に、揺動用作動シリンダ103が水平面内
で回動し得るように支持され、そのピストンロッド104
先端は連結ピン105を介してフレーム部材89の上板921
枢着される。
上記構成において、チャック機構36が接着剤塗布部C
に移送されるときには、昇降用作動シリンダ82の作動に
よりピストンロッド83が収縮してディスペンサ84が下降
し、それとリング状本体11とが干渉しないようになって
いる。また13図に明示するように揺動用作動シリンダ10
3の作動によりピストンロッド104が収縮してフレーム部
材89が作動シリンダ103に接近するように揺動し、摩擦
ローラ93がチャック機構36の被動ローラ71と干渉しない
ようになっている。
第13図鎖線示のようにチャック機構36が接着剤塗布部
Cの停止位置L2に停止すると、回止め用作動シリンダ72
の作動によりピストンロッド73が収縮してその係合凸部
76が被動ローラ71の係合孔77より離脱し、チャック機構
36は回転可能となる。また昇降用作動シリンダ82の作動
によりピストンロッド83が伸長してディスペンサ84の先
端部がリング状本体11のテーパ孔9に挿入される。
揺動用作動シリンダ103の作動によりピストンロッド1
04が伸長してフレーム部材89が第13図時計方向に揺動
し、摩擦ローラ93が第19図に示すようにチャック機構36
の被動ローラ71に当接し、次いでモータ96の駆動により
摩擦ローラ93を介して被動ローラ71が回転する。これに
よりリング状本体11が回転してそのテーパ孔9、したが
って各ランド部12に接着剤が塗布される。
リング状本体11が1回転したとき、モータ96が駆動を
停止し、回止め用作動シリンダ72の作動によりピストン
ロッド73が伸長してその係合凸部76が被動ローラ71の係
合孔77に係合する。これによりチャック機構36は回転不
能に保持される。
その後揺動用作動シリンダ103の作動によりフレーム
部材89が第13図反時計方向に揺動し、また昇降用作動シ
リンダ82の作動によりディスペンサ84が下降して、それ
ぞれ原位置に復帰する。
前記接着剤塗布作業後、モータ38の駆動により回転板
35を45゜回転させてチャック機構36と共にリング状本体
11を加圧接着部Eに移送して停止位置L3に停止させる。
(iv)摩擦材素材供給部D 第12,第13図に示すように基台28に隣接して支持台106
が配設され、その支持台106上に環状底板107を持つマガ
ジンホルダ108が立設される。マガジンホルダ108内に、
多数の摩擦材素材17を環状底板109上に積重ねて収容し
た筒状マガジン110が装着され、各摩擦材素材17は加圧
接着部Eの加圧治具18に対して予め位置決めされてい
る。
マガジンホルダ108の側方において、支持台106上に保
持部材111が立設され、その保持部材111とマガジンホル
ダ108との間に、保持部材111上端の軸受部112に回転可
能に支持された送りねじ軸113が垂下される。送りねじ
軸113はボールねじを有し、その下端部はカップリング1
14を介して可逆転モータ115の駆動軸116に連結される。
送りねじ軸113に筒状ナット部材117が螺合され、その
ナット部材117外周面より突出する水平アーム118先端に
押上げ板119が設けられる。水平アーム118はマガジンホ
ルダ108およびマガジン110の上下方向に延びるすり割12
0,121に挿通され、これにより押上げ板119をマガジンホ
ルダ108およびマガジン110の環状底板107,109を通して
最下段の摩擦材素材17下面に当接することができる。
保持部材111の上面に供給用作動シリンダ122がその水
平なピストンロッド123先端を加圧接着部Eに向けて取
付けられる。ピストンロッド123の先端に、ブラケット1
24を介して最上段の摩擦材素材17上面および加圧接着部
Eの加圧治具18と対向し得る真空式吸着板125が設けら
れている。
上記構成において、摩擦材素材17の供給作業開始前
に、第12図実線示のように可逆転モータ115の逆転駆動
により送りねじ軸113およびナット部材117を介して押上
げ板119がマガジンホルダ108下部に下降し、また供給用
作動シリンダ122の作動によりピストンロッド123が収縮
して吸着板125が最上段の摩擦材素材17に対向する。
可逆転モータ115を正転駆動すると、第12図鎖線示の
ように送りねじ軸113およびナット部材117を介して押上
げ板119が上昇し、これによりマガジン110内の全摩擦材
素材17が押上げられ、最上段の摩擦材素材17が吸着板12
5に当接した時可逆転モータ115が駆動を停止する。
吸着板125により最上段の摩擦材素材17を吸着した
後、供給用作動シリンダ122の作動によりピストンロッ
ド123が伸長して摩擦材素材17を加圧接着部Eに送り、
その上方で吸着を解除して摩擦材素材17を加圧接着部E
の加圧治具18上に落下とす。
その後、供給用作動シリンダ122の作動により吸着板1
25は原位置に復帰して次の摩擦材素材17に対向する。
(v)加圧接着部E 第12図の示すように下部支持板30の外縁部に、供給さ
れた摩擦材素材17を落し込む位置決め凹部126が形成さ
れ、その位置決め凹部126に加圧治具18が凸球形部22を
上方に向けて収容される。下部支持板30下面に、昇降用
作動シリンダ127がそのピストンロッド128先端を上向き
にして吊設され、ピストンロッド128先端は位置決め凹
部126の底壁を貫通して加圧治具18の円盤形部20下面に
連結される。
上記構成において、加圧接着作業前に昇降用作動シリ
ンダ127の作動によりピストンロッド128が収縮して加圧
治具18が位置決め凹部126内に位置しているので、前記
のように摩擦材素材17を加圧治具18上に落とす、その摩
擦材素材17が前記のように加圧治具18に被せられる。
このときチャック機構36に把持されたリング状本体11
の軸線と加圧治具18の軸線とが合致しているので、昇降
用作動シリンダ127の作動によりピストンロッド128が伸
長すると、加圧治具18が上昇してその上方に存するリン
グ状本体11に嵌合し、前記のように摩擦材素材17がリン
グ状本体11に加圧接着される。これにより中間体25が得
られる。
その後、昇降用作動シリンダ127の作動により加圧治
具18が下降して位置決め凹部126内に収容される。
前記加圧接着作業後、モータ38の駆動により回転板35
を45゜回転させてチャック機構36と共に中間体25を中間
体排出部Fに移送して停止位置L4に停止させる。
(vi)中間体排出部F 第13,第20図に示すように下部支持板30上面と椀状不
要部26の切除部との間に、ベルトコンベヤ129が架設さ
れており、中間体25はチャック機構36から解放されてベ
ルトコンベヤ129上に落下し、切除部に移送される。
図中、130は無端ベルト、131はローラ、132は支持部
材である。
C.発明の効果 本発明によれば、リング状本体の各ランド部に摩擦材
セグメントを正しく接着したブロックリングを能率良く
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は同期噛合い式変速機の要部を破断した部分側面
図、第2図はブロックリングの平面図、第3図はブロッ
クリングの要部破断斜視図、第4〜第11図はブロックリ
ングの製造工程を示し、第4図は摩擦材素材の平面図、
第5図は加圧治具に摩擦材素材を被せる前の状態を示す
側面図、第6図は第5図VI−VI線矢視図、第7図は摩擦
材素材を加圧治具に被せた状態を示す側面図、第8図は
第7図VIII−VIII線矢視図、第9図はリング状本体に加
圧治具を被せる前の状態を示す要部破断側面図、第10図
はリング状本体に加圧治具を嵌合した状態を示す要部破
断側面図、第11図は加圧治具、ブロックリングおよび不
要部の関係を示す要部破断側面図、第12〜第20図はブロ
ックリング製造装置を示し、第12図は全体の縦断側面図
で第13図XII−XII線断面図に対応し、第13図は第12図XI
II−XIII線断面図、第14図は第13図XIV−XIV線断面図、
第15図はリング状本体供給部の斜視図、第16図は第13図
XVI−XVI線断面図、第17図は第12図XVII−XVII線断面
図、第18図は第13図XVIII−XVIII線断面図、第19図は摩
擦ローラおよび被動ローラの関係を示す平面図、第20図
は第13図XX−XX線断面図である。 b……テーパ面、 2……駆動ギヤ(変速ギヤ)、7……コーン、8……ブ
ロックリング、9……テーパ孔、10……オイル溝、11…
…リング状本体、12……ランド部、13……摩擦材セグメ
ント、17……摩擦材素材、18……加圧治具、19……短冊
状部、19a……中心部側、19b……摩擦材セグメント対応
部分、21……円錐台形部、22……凸球形部、24……位置
決め突起、26……不要部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速ギヤのコーンを囲繞するテーパ孔内壁
    に、母線方向に延びる多数のオイル溝を形成されたリン
    グ状本体と、相隣る両オイル溝間の各ランド部に接着さ
    れた摩擦材セグメントとを備えた同期噛合い式変速機用
    ブロックリングを製造するに当り、前記摩擦材セグメン
    トを得るための多数の短冊状部を、中心部から放射状に
    延出させた柔軟な摩擦材素材と、該摩擦材素材を介して
    前記テーパ孔と嵌合関係にある円錐台形部および該円錐
    台形部の小径端に連なり、且つ前記オイル溝に対応する
    多数の位置決め突起を有する凸球形部を備えた加圧治具
    とを用い、前記摩擦材素材を前記加圧治具の凸球形部に
    被せて、各短冊状部の前記中心部側を相隣る両位置決め
    突起間に配設すると共に各短冊状部先端側の摩擦材セグ
    メント対応部分を前記円錐台形部のテーパ面に添わせ、
    次いで、各ランド部に接着剤を塗布された前記リング状
    本体と前記加圧治具とを嵌合して前記円錐台形部により
    各摩擦材セグメント対応部分を各ランド部に加圧接着
    し、その後、前記リング状本体から突出する前記摩擦材
    素材の不要部分を切除することを特徴とする同期噛合い
    式変速機用ブロックリングの製造方法。
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