JPH0468494B2 - - Google Patents

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JPH0468494B2
JPH0468494B2 JP4241987A JP4241987A JPH0468494B2 JP H0468494 B2 JPH0468494 B2 JP H0468494B2 JP 4241987 A JP4241987 A JP 4241987A JP 4241987 A JP4241987 A JP 4241987A JP H0468494 B2 JPH0468494 B2 JP H0468494B2
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friction material
core plate
friction
plate
segments
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JP4241987A
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Kazutomi Myaishi
Akihiro Agata
Koji Shimoi
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FCC Co Ltd
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FCC Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 A 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明はクラツチ用摩擦板の製造方法およびそ
の製造方法に用いられる製造装置に関する。
(2) 従来の技術 従来、この種摩擦板を製造する場合は、摩擦材
シートに切断加工を施して定尺物を得、次いでそ
の定尺物に打抜き加工を施して環状摩擦材を得、
その後摩擦材を環状心板に接着し、さらに摩擦材
に切削加工を施す、または金型による成形加工を
施して多数の油溝を得るといつた手法が用いられ
ている。
(3) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら前記のような打抜き加工を採用す
ると、摩擦材料の歩留りが20〜40%と低くなり、
経済性が悪いという問題がある。
また油溝を切削加工により得る場合は、心板の
損傷を回避するため溝深さが浅くなりがちであ
り、その結果、油切れ不良を惹起して、冷却性能
の悪化に伴う耐久性の低下、引摺り音の発生、操
作フイーリングの低下等を招来し、一方、油溝を
成形加工により得る場合は、摩擦板のサイズに応
じた金型を備えなければならず、極めて不経済で
あるといつた問題もある。
本発明は前記に鑑み、摩擦材料の歩留りを向上
し、また摩擦材の厚さと同じ深さを有する油溝を
得ることのできる、経済的な前記製造方法および
その方法に用いられる前記製造装置を提供するこ
とを目的とする。
B 発明の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本発明は、環状心板の接着面に、多数枚の摩擦
材セグメントを、それらの相隣るものの間に油溝
を存して該心板の周方向に沿い接着したクラツチ
用摩擦板を製造する方法であつて、接着材を塗布
された前記接着面を上方に向けて前記心板を位置
決めする工程と;前記心板の、円周上等分割され
た領域に存する複数枚の前記摩擦材セグメントに
対応する幅を持つた摩擦材テープを、前記心板の
上方に繰出す工程と;前記摩擦材テープに多列抜
き加工を施して複数枚の前記摩擦材セグメントを
得、それら摩擦材セグメントを前記心板の前記接
着面に押圧接着する工程と;次の摩擦材セグメン
ト接着作業のために、前記摩擦材テープを繰出す
と共に前記心板を回転する工程と;を用いること
を特徴とする。
また本発明は、環状心板の接着面に、多数枚の
摩擦材セグメントを、それらの相隣るものの間に
油溝を存して該心板の周方向に沿い接着したクラ
ツチ用摩擦板を製造する装置であつて、前記心板
を、接着剤を塗布された前記接着面を上方に向け
位置決めして、前記摩擦材セグメント接着毎に間
欠回転する支持台と、前記心板の、円周上等分割
された領域に存する複数枚の前記摩擦材セグメン
トに対応する幅を持つた摩擦材テープを前記支持
台の上方に繰出す繰出し部材と、前記摩擦材テー
プに多列抜き加工を施し、得られた複数枚の前記
摩擦材セグメントを前記心板に押圧接着する昇降
可能な押圧部材とを備えたことを特徴とする。
(2) 作用 前記製造方法によれば、特定幅を持つ摩擦材テ
ープに多列抜き加工を施して複数枚の摩擦材セグ
メントを得、それらを心板に接着するので、摩擦
材料の歩留りを向上させ、また相隣る摩擦材セグ
メント間にはその摩擦材の厚さと同じ深さを有す
る油溝を備えたクラツチ用摩擦板を得ることがで
きる。さらに各種サイズの摩擦板の製造に容易に
適用し得るので、前記歩留りの向上と相俟つて経
済性を良好にすることができる。さらにまた、1
回の接着作業において複数枚の摩擦材セグメント
を接着するので、その接着工数を減少して摩擦板
の製造能率を向上させることができる。
前記製造装置によれば、摩擦材テープを繰出す
操作、摩擦材テープに多列抜き加工を施して複数
枚の摩擦材セグメントを得る操作、得られた複数
枚の摩擦材セグメントを心板に接着する操作を確
実に繰返してクラツチ用摩擦板を能率良く製造す
ることができる。
(3) 実施例 第1〜第3図はクラツチ用摩擦板1を示し、そ
の摩擦板1は環状をなす心板2と、その両接着面
2a,2bに周方向に沿つて接着された多数枚、
図示例は一面当り36枚の摩擦材セグメント3とよ
りなり、相隣る摩擦材セグメント3間にはその摩
擦材セグメント3の厚さtと同じ深さを有する油
溝4が形成される。
第4図は前記クラツチ用摩擦板1の自動製造装
置を示し、その装置は時計方向に45°宛間欠回転
するターンテーブル5の周囲に、そのターンテー
ブル5の回転方向に沿い45°の間隔で順次配設さ
れた、心板供給兼摩擦板取出し用ローデイング・
アンローデイング機構L、第1接着剤塗布機構
C1、第1摩擦材セグメント接着機構A1、反転機
構R、第2接着剤塗布機構C2、第2摩擦材セグ
メント接着機構A2、加圧機構Pおよび検査機構
Iを備えている。
ローデイング・アンローデイング機構Lを挟ん
で両側に、移送方向を同一方向に設定された心板
移送用第1コンベヤ61と摩擦板移送用第2コン
ベヤ62とがターンテーブル5の接線方向に配列
される。
第6図に示すようにターンテーブル5は、その
外周部において周方向に沿つて45°の間隔で配設
された8台の心板位置決め用支持台7を有し、各
支持台7回りは以下に述べるように構成される。
即ち、支持台7は、ターンテーブル5に固着さ
れたフランジ付保持筒8に軸受9を介して回転可
能に支持される。支持台7はターンテーブル5上
面に露出する環状載置板10と、保持筒8を貫通
して下端部を保持筒8より突出させた中空筒体1
1とよりなる。保持筒8の近傍において、ターン
テーブル5の下面に電動モータmが取付けられ、
その電動モータmの駆動軸12に固着された駆動
歯車g1および中空筒体11の下端外周面に固着さ
れた被動歯車g2との間に歯付タイミングベルトb
が懸回される。電動モータmは摩擦材セグメント
3の接着作業において間欠的に作動し、支持台7
を第5図反時計方向に90°宛回転させる。
載置板10に、上方および内、外周方に開口す
る複数の摺動溝13が円周上等間隔に形成され、
各摺動溝13にスライダ14が摺合される。中空
筒体11に作動棒15が上下方向に移動し得るよ
うに摺合され、その作動棒15の先端部はその上
動位置で各スライダ14よりも下方に位置するよ
うになつており、作動棒15の先端部と各スライ
ダ14とはリンク16を介して連結される。
中空筒体11の下端面と、それよりも下方に位
置する作動棒15の拡径部17上端面との間にば
ね181が縮設され、拡径部17下端面より突出
する摺動子19が、ターンテーブル5の下方にお
いてその外周部に沿つて配設された環状カム板2
0上面を摺動するようになつている。カム板20
は、山形をなす高部20aと、その裾となる低部
20bとを有し、低部20bは第1摩擦材セグメ
ント接着機構A1と反転機構Rとの中間部から反
転機構Rと第2接着剤塗布機構C2との中間部ま
での間、および検査機構Iとローデイング・アン
ローデイング機構Lとの中間部からローデイン
グ・アンローデイング機構Lと第1接着剤塗布機
構C1との中間部までの間にそれぞれ配設され、
それら低部20b間にそれぞれ高部20aが配設
される。
これにより、摺動子19がカム板20の高部2
0aに位置する作動棒15の上動位置では、各ス
ライダ14が載置板10の半径方向外方へ摺動
し、載置板10上の心板2内周面に各スライダ1
4上面の係合段部14aが係合して心板2の位置
決めが行われ、一方、摺動子19がカム板20の
低部20bに位置する作動棒15の下動位置で
は、各スライダ14が載置板10の半径方向内方
へ摺動し、各スライダ14上面の係合段部14a
が心板2内周面から離脱して心板2の位置決めが
解除される。
ローデイング・アンローデイング機構Lは、昇
降可能で、且つ第4図時計方向に120°宛間欠回転
可能なスパイダ状の3本の回転アーム211〜2
3を有し、各回転アーム211〜213の先端部
にはコレツトチヤツク22が備えられている。全
回転アーム211〜213の回転停止時において、
例えば1本の回転アーム211のコレツトチヤツ
ク22が第1コンベヤ61の移送終端上方に位置
すると、他の1本の回転アーム212のコレツト
チヤツク22はターンテーブル5の支持台7上方
に、また他の1本の回転アーム213のコレツト
チヤツク22は第2コンベヤ62の移送始端上方
にそれぞれ位置するようになつている。
第1、第2接着剤塗布機構C1,C2は同一の構
成を有し、心板2に接着剤を塗布するための円盤
状シリコーンパツド23がターンテーブル5より
後退した位置で下降することによつてそのシリコ
ーンパツド23に接着剤が塗布され、その後シリ
コーンパツド23が上昇し、次いでターンテーブ
ル5に向けて前進し、さらに下降することによつ
て心板2に接着剤が塗布されるようになつてい
る。
第1、第2摩擦材セグメント接着機構A1,A2
は同一の構成を有し、心板2の、円周上等分割、
図示例は4分割された領域に存する複数枚、図示
例は9枚の摩擦材セグメント3に対応する幅を持
つた摩擦材テープ24から9枚の摩擦材セグメン
ト3を多列抜き加工により得、それらを心板2の
接着面2aに押圧接着するようになつている。両
機構A1,A2の詳細については後述する。両摩擦
材セグメント接着機構A1,A2の近傍に、多列抜
き加工後の廃材を巻取る第1、第2ワインダW1
W2が配設される。
反転機構Rは、一方の接着面2aに対する摩擦
材セグメント3の接着が終了した後、その心板2
を持上げて反転させ、他方の接着面2bを上方に
向ける機能を有し、そのために昇降且つ回転可能
な一対のハンド25を備えている。
加圧機構Pは、心板2の両接着面2a,2bに
接着された全摩擦材セグメント3に同時に押圧力
を付与してそれら摩擦材セグメント3を心板2の
両接着面2a,2bに確実に接着するものであ
る。
検査機構Iは、心板2の両接着面2a,2bに
それぞれ36枚の摩擦材セグメント3が接着されて
いるか否かを光電的に検知するようになつてい
る。
次に、前記装置による摩擦板1の製造作業につ
いて説明する。
製造作業開始前において、第1コンベヤ61
に、心板2を、その一方の接着面2aを上方に向
けた状態で筒状に重合して移送する。ターンテー
ブル5は停止しており、1台の支持台7がローデ
イング・アンローデイング機構Lの位置に在り、
また作動棒15が下動位置に在る。さらに各回転
アーム211〜213は上昇位置に在る。
ローデイング・アンローデイング機構Lが、回
転アーム211〜213の下降、1本の回転アーム
211のコレツトチヤツク22による1枚の心板
2の水平挟持、回転アーム211〜213の上昇に
次ぐ120°回転、回転アーム211〜213の下降、
回転アーム211のコレツトチヤツク22による
心板2の挟持解放、回転アーム211〜213の上
昇の各動作を順次行い、これにより心板2を、そ
の接着面2aを上向に向けた状態で支持台7の載
置板10上に載置する。
ターンテーブル5を45°回転させて心板2を第
1接着剤塗布機構C1の位置に移送する。この移
送の間に作動棒15がカム板20により上動位置
に移動するので、各スライダ14により心板2が
載置板10上に位置決めされる。そして、第1接
着剤塗布機構C1により心板2の接着面2aに接
着剤を塗布する。
ターンテーブル5を45°回転させて心板2を第
1摩擦材セグメント接着機構A1の位置に移送す
る。そして第5図に示すように心板2の上方に摩
擦材テープ24を1回の多列抜き加工に必要な分
だけ繰出し、その摩擦材テープ24に多列抜き加
工を施して9枚の摩擦材セグメント3を得、それ
ら摩擦材セグメント3を心板2の接着面2aに押
圧接着する。24aは打抜かれた孔を示す。
その後、次の摩擦材セグメント3接着作業のた
めに摩擦テープ24を繰出し、また支持台7と共
に心板5を90°回転させる。
前記繰出し、多列抜き、押圧接着および回転の
各動作を順次繰返して、一方の接着面2aに対し
36枚の摩擦材セグメント3を9枚宛接着する。こ
の摩擦材セグメント3の接着作業の詳細について
は後述する。摩擦材セグメント3を打抜かれた摩
擦材テープ24の廃材は第1ワインダW1に巻取
られる。
ターンテーブル5を45°回転させて心板2を反
転機構Rの位置に移送する。この移送の間に作動
棒15がカム板20により下動位置に移動するの
で、各スライダ14による心板2の位置決めが解
除される。反転機構Rにより心板2を反転してそ
の他方の接着面2bを上方に向ける。
ターンテーブル5を45°回転させて心板2を第
2接着剤塗布機構C2の位置に移送する。この移
送の間に作動棒15がカム板20により上動位置
に移動するので、各スライダ14により心板2が
載置板10上に再び位置決めされる。そして第2
接着剤塗布機構C2により心板2の接着面2bに
接着材を塗布する。
ターンテーブル5を45°回転させて心板2を第
2摩擦材セグメント接着機構A2の位置に移送し、
心板2の接着面2bに前記同様に36枚の摩擦材セ
グメント3を接着して摩擦板1を得る。
ターンテーブル5を45°回転させて摩擦板1を
加圧機構Pの位置に移送し、全摩擦材セグメント
3に同時に押圧力を付与してそれらを心板2に確
実に接着する。
ターンテーブル5を45°回転させて摩擦板1を
検査機構Iの位置に移送し、心板2に対して1面
当り36枚の摩擦材セグメント3が接着されている
か否かを検査する。
ターンテーブル5を45°回転させて摩擦板1を
ローデイング・アンローデイング機構Lの位置に
移送する。この移送の間に作動棒15がカム板2
0により下動位置に移動するので、各スライダ1
4による摩擦板1の位置決めが解除される。
ローデイング・アンローデイング機構Lは、最
初の1枚の心板2を支持台7上へ供給した後、摩
擦板1が検査機構Iに達するまでの間、ターンテ
ーブル5の45°間欠回転毎に前記同様の心板供給
動作を6回繰返している。この場合、心板2を1
枚宛供給すべく、最上の心板2を同一高さ位置に
保つための押上げ機構が第1コンベヤ61の移送
終端に組込まれている。
そして前記のように摩擦板1がローデイング・
アンローデイング機構Lの位置に移送されたとき
には1本の回転アーム211が支持台7上方に位
置するので、ローデイング・アンローデイング機
構Lが、回転アーム211〜213の下降、1本の
回転アーム211のコレツトチヤツク22による
摩擦板1の水平挟持および1本の回転アーム21
のコレツトチヤツク22による心板2の水平挟
持、回転アーム211〜213の上昇に次ぐ120°回
転、回転アーム211〜213の下降、回転アーム
211のコレツトチヤツク22による摩擦板1の
挟持解放および回転アーム212のコレツトチヤ
ツク22による心板2の挟持解放、回転アーム2
1〜213の上昇の各動作を順次行い、これによ
り摩擦板1を第2コンベヤ62の移送始端上に載
置し、また心板2を支持台7上に載置する。第2
コンベヤ62により移送される摩擦板1には接着
剤乾燥処理が施される。
このようにして摩擦板1の製造は自動的に連続
して行われる。
次に、第4、第6、第6A、第7図により第
1、第2摩擦材セグメント接着機構A1,A2につ
いて説明する。前述のように両機構A1,A2は同
一の構成を有するので第1摩擦材セグメント接着
機構A1について述べる。
摩擦材テープ24は、摩擦材シートにスリツテ
イングを施して得られたもので、その摩擦材テー
プ24を巻装したリール26がターンテーブル5
の傍に配設され、その摩擦材テープ24を挿通す
る通し孔27を備えたガイド部材28が、摩擦材
テープ24を支持台7に位置決めされた心板2の
上方に導き得るように支持台7の上方に配設され
る。
リール26とガイド部材28との間に、支持台
7、したがつて心板2の上方に摩擦材テープ24
を1回の多列抜き加工に必要な分だけ間欠的に繰
出す繰出し部材29が配設される。
その繰出し部材29は次のように構成される。
第6、第7図に示すように、摩擦材テープ24
の下方において機枠30に第3回転軸333が回
転自在に支持されており、その第3回転軸333
に、外周部上部間に摩擦材テープ24を挟んでガ
イドする一対のガイド板31が固着される。
第3回転軸333の直上に、摩擦材テープ24
に摺擦する押えローラ32が配設され、その押え
ローラ32の軸方向長さは両ガイド板31間の間
隔より僅か短く形成される。両ガイド板31間に
おいて第3回転軸333の軸心から外れた位置に、
ゴム等よりなる小径の円柱上摩擦体34が回転不
能に配設される。35は両ガイド板31のスペー
サである。
上記構成において、摩擦体34は摩擦材テープ
24の下方で第3回転軸333回りに円運動し、
その摩擦体34が摩擦材テープ24下面に摺擦し
たときのみ、上部の押えローラ32との協働で摩
擦材テープ24を前記のように繰出すものであ
る。36はガイドローラ対、第4図において37
は張りローラである。
第6、第6A図に明示するようにガイド部材2
8に、摩擦材テープ24から9枚の摩擦材セグメ
ント3を打抜き、それらを心板2に押圧接着す
る、多列抜き機能を持つ昇降可能な押圧部材38
が設けられる。
即ち、ガイド部材28において、摩擦材テープ
24を挿通する通し孔27の上部側にテープ押え
体用挿入孔39が、また下部側に心板2の円周方
向に沿つて並ぶ9個のポンチ嵌入用ダイス孔40
がそれぞれ形成される。挿入孔39に、ダイス孔
40に合致するガイド孔41を持つテープ押え体
42が摺合される。押圧部材38は、各ガイド孔
41を貫通して各ダイス孔40に嵌入し得る9本
のポンチ43と、各ポンチ43の上端部を連結す
る連結板44とよりなり、連結板44とテープ押
え体42間にばね182が縮設される。
摩擦材セグメント3の接着時には、押圧部材3
8を下降してテープ押え体42により摩擦材テー
プ24を押圧し、次いで全ポンチ43により9枚
の摩擦材セグメント3を打抜き、各摩擦材セグメ
ント3を各ポンチ43の下端押圧面43aにより
心板2の接着面2aに押圧接着する。
その後、電動モータmを作動して駆動歯車g1
ベルトbおよび被動歯車g2を介して支持台7を
90°回転し、前記同様の多列抜き加工、それに次
ぐ押圧作業を行う。この場合、支持台7の間欠回
転回数は心板2の一面当り3回である。
次に繰出し部材29の作動機構M1および押圧
部材38の昇降機構M2について説明する。
両機構M1,M2は共通の動力源である電動モー
タ46により作動される。電動モータ46の駆動
軸は図示しない減速機等を介して駆動プーリ47
に連結され、その駆動プーリ47は第1回転軸3
1に固着された従動プーリ48にベルト49を
介して連結される。
第1回転軸331の上端に第1傘歯車551が固
着され、その第1傘歯車551に第2回転軸332
に固着された第2傘歯車552が噛合する。第2
回転軸332に固着されたプーリ56と繰出し部
材29の第3回転軸333に固着されたプーリ5
7との間にベルト58が懸回される。
前記電動モータ46、駆動および従動プーリ4
7,48、ベルト49、第1〜第3回転軸331
〜332、第1、第2傘歯車551,552、プー
リ56,57、ベルト58は繰出し部材29の作
動機構M1を構成する。
また第1傘歯車551に、第4回転軸334に固
着された第3傘歯車553が噛合し、その第4回
転軸334に連動する第5回転軸335に固着され
たプーリ59と第6回転軸336に固着されたプ
ーリ60との間にベルト61が懸回される。第6
回転軸336の一端に円盤部62が設けられ、そ
の円盤部62の中心より外れた位置と押圧部材3
8の連結板44とがリンク63を介して連結され
る。リンク63は、円盤部62側に在つて下向き
に開口する筒状部64と、それに摺合された棒状
部65と、筒状部64天井面および棒状部65上
端面間に縮設されたばね66とよりなる。
前記電動モータ46、駆動および従動プーリ4
7,48、ベルト49、第1、第4〜第6回転軸
331,334〜336、第1、第3傘歯車551
553、プーリ59,60、ベルト61およびリ
ンク63は押圧部材38の昇降機構M2を構成し、
第6回転軸336の第6図時計方向への1回転で
押圧部材38は1回の昇降動作を行う。
押圧部材38の下降時、各ポンチ43の下端押
圧面43aが摩擦材セグメント3を介して心板2
の接着面2aに重合した後も、各ポンチ43にそ
れを下降させる方向の力が作用するように、円盤
部62とリンク63との連結位置が決められてい
る。
なお、摩擦材テープ24の歩留りを向上させる
ために、多列抜き加工による摩擦材セグメント3
の打抜き数および支持台7の間欠回転数は、心板
2の直径の大、小により適宜変更される。
C 発明の効果 本発明製造方法によれば、特定幅を持つ摩擦材
テープに多列抜き加工を施して複数枚の摩擦材セ
グメントを得、それらを心板に接着するので、摩
擦材料の歩留りを向上させ、また相隣る摩擦材セ
グメント間にはその摩擦材の厚さと同じ深さを有
する油溝を備えたクラツチ用摩擦板を得ることが
できる。さらに各種サイズの摩擦板の製造に容易
に適用し得るので、前記歩留りの向上と相俟つて
経済性を良好にすることができる。さらにまた、
1回の接着作業において複数枚の摩擦材セグメン
トを接着するので、その接着工数を減少して摩擦
板の製造能率を向上させることができる。
また本発明製造装置によれば、摩擦材テープを
繰出す操作、摩擦材テープに多列抜き加工を施し
て複数枚の摩擦材セグメントを得る操作、得られ
た複数枚の摩擦材セグメントを心板に接着する繰
作を確実に繰返してクラツチ用摩擦板を能率良く
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1ないし第3図は摩擦板を示し、第1図は全
体の平面図、第2、第3図は第1図−,−
線断面図、第4図は製造装置の斜視図、第5図
は心板に対する摩擦材セグメントの接着作業を示
す説明図、第6図は摩擦材セグメント接着機構の
縦断側面図、第6A図は第6図A矢視図、第7
図は第6図−線断面図である。 1……摩擦板、2……心板、2a,2b……接
着面、3……摩擦材セグメント、4……油溝、7
……支持台、24……摩擦材テープ、29……繰
出し部材、38……押圧部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 環状心板の接着面に、多数枚の摩擦材セグメ
    ントを、それらの相隣るものの間に油溝を存して
    該心板の周方向に沿い接着したクラツチ用摩擦板
    を製造する方法であつて、接着材を塗布された前
    記接着面を上方に向けて前記心板を位置決めする
    工程と;前記心板の、円周上等分割された領域に
    存する複数枚の前記摩擦材セグメントに対応する
    幅を持つた摩擦材テープを、前記心板の上方に繰
    出す工程と;前記摩擦材テープに多列抜き加工を
    施して複数枚の前記摩擦材セグメントを得、それ
    ら摩擦材セグメントを前記心板の前記接着面に押
    圧接着する工程と;次の摩擦材セグメント接着作
    業のために、前記摩擦材テープを繰出すと共に前
    記心板を回転する工程と;を用いることを特徴と
    するクラツチ用摩擦板の製造方法。 2 環状心板の接着面に、多数枚の摩擦材セグメ
    ントを、それらの相隣るものの間に油溝を存して
    該心板の周方向に沿い接着したクラツチ用摩擦板
    を製造する装置であつて、前記心板を、接着剤を
    塗布された前記接着面を上方に向け位置決めし
    て、前記摩擦材セグメント接着毎に間欠回転する
    支持台と、前記心板の、円周上等分割された領域
    に存する複数枚の前記摩擦材セグメントに対応す
    る幅を持つた摩擦材テープを前記支持台の上方に
    繰出す繰出し部材と、前記摩擦材テープに多列抜
    き加工を施し、得られた複数枚の前記摩擦材セグ
    メントを前記心板に押圧接着する昇降可能な押圧
    部材とを備えたことを特徴とするクラツチ用摩擦
    板の製造装置。
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