JPH0466007B2 - - Google Patents
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- JPH0466007B2 JPH0466007B2 JP58005593A JP559383A JPH0466007B2 JP H0466007 B2 JPH0466007 B2 JP H0466007B2 JP 58005593 A JP58005593 A JP 58005593A JP 559383 A JP559383 A JP 559383A JP H0466007 B2 JPH0466007 B2 JP H0466007B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B9/00—Exposure-making shutters; Diaphragms
- G03B9/02—Diaphragms
- G03B9/06—Two or more co-operating pivoted blades, e.g. iris type
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Diaphragms For Cameras (AREA)
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はカメラ、その他の光学機器のレンズに
使用される絞り装置に関するものであり、特にモ
ータ等を駆動源とし電気的に絞り口径を制御する
絞り装置の構造に関するものである。
使用される絞り装置に関するものであり、特にモ
ータ等を駆動源とし電気的に絞り口径を制御する
絞り装置の構造に関するものである。
撮影する場合の重要な条件である露出条件を決
定する制御方式として、絞り優先式とシヤツター
秒時優先式とがある。このどちらの制御方式も被
写体輝度・フイルム感度・シヤツター秒時・絞り
値等の露出条件となる諸因子に基づいて写真学的
演算処理システムによつて電気的制御処理が行わ
れている。
定する制御方式として、絞り優先式とシヤツター
秒時優先式とがある。このどちらの制御方式も被
写体輝度・フイルム感度・シヤツター秒時・絞り
値等の露出条件となる諸因子に基づいて写真学的
演算処理システムによつて電気的制御処理が行わ
れている。
このように現在及び今後のカメラの制御システ
ムは電気的制御を必須の要件として採り入れてそ
の制御の高速化・高精度化の要求に応えていくと
考えられている。カメラ側のこのような電気的制
御に応えるべく、撮影レンズにも自動合焦装置を
組み込んだり、モータ駆動によるズームレンズの
提案が行われているが、従来のこれらモータ組み
込みの撮影レンズは既有の単体のモータを撮影レ
ンズに載置し、撮影レンズの可動部材とモータ回
転軸を歯車列等を介して連結する構成のため撮影
レンズをコンパクトにすることができない。
ムは電気的制御を必須の要件として採り入れてそ
の制御の高速化・高精度化の要求に応えていくと
考えられている。カメラ側のこのような電気的制
御に応えるべく、撮影レンズにも自動合焦装置を
組み込んだり、モータ駆動によるズームレンズの
提案が行われているが、従来のこれらモータ組み
込みの撮影レンズは既有の単体のモータを撮影レ
ンズに載置し、撮影レンズの可動部材とモータ回
転軸を歯車列等を介して連結する構成のため撮影
レンズをコンパクトにすることができない。
又絞り装置に電磁駆動装置を組み込み電磁力に
よつて絞り羽根を駆動制御する装置も例えば米国
特許第3687042号明細書で提案されている。しか
し、これらの絞り装置は絞り装置の構成部品と電
磁機構の構成部品の共通化が図られてなく装置全
体が複雑、大型化する。
よつて絞り羽根を駆動制御する装置も例えば米国
特許第3687042号明細書で提案されている。しか
し、これらの絞り装置は絞り装置の構成部品と電
磁機構の構成部品の共通化が図られてなく装置全
体が複雑、大型化する。
又近年絞り本体と同様に中空状のモータにより
絞りを作動させるものが提案されている。これは
レンズ外径はコンパクトにできるものの、モータ
と絞り本体との連結部分が複雑化したりモータの
性能不足に起因する絞り羽根の応答性が悪かつた
り、あるいは価格の面からは、中空状のモータ自
体高価なものである等の欠点があつた。
絞りを作動させるものが提案されている。これは
レンズ外径はコンパクトにできるものの、モータ
と絞り本体との連結部分が複雑化したりモータの
性能不足に起因する絞り羽根の応答性が悪かつた
り、あるいは価格の面からは、中空状のモータ自
体高価なものである等の欠点があつた。
本発明は上記に鑑みて提案されたもので、絞り
駆動を振動波モータ機構で行うようにして絞り機
構部の簡素化・コンパクト化等を可能にし、且つ
応答性に優れた、低コストの、新規駆動方式の絞
り装置構成を提供することを目的とする。
駆動を振動波モータ機構で行うようにして絞り機
構部の簡素化・コンパクト化等を可能にし、且つ
応答性に優れた、低コストの、新規駆動方式の絞
り装置構成を提供することを目的とする。
即ち本発明の絞り装置は、作動することにより
絞り口径を可変する絞り羽根と、前記絞り羽根を
作動させる第1の可動部材と、第2の可動部材ま
たは固定部材に配設され、振動波を生じさせる電
気−機械エネルギー変換素子と、前記第2の可動
部材の移動に基づき動作し、前記第1の可動部材
を該第2の可動部材の移動速度より高速で移動さ
せる増速機構と、前記電気−機械エネルギー変換
素子に対する給電に基づき前記第2の可動部材ま
たは前記固定部材に生じる振動波により該第2の
可動部材を移動させ、前記増速機構を介して前記
第1の可動部材を移動させて前記絞り羽根を作動
させることを特徴とする。
絞り口径を可変する絞り羽根と、前記絞り羽根を
作動させる第1の可動部材と、第2の可動部材ま
たは固定部材に配設され、振動波を生じさせる電
気−機械エネルギー変換素子と、前記第2の可動
部材の移動に基づき動作し、前記第1の可動部材
を該第2の可動部材の移動速度より高速で移動さ
せる増速機構と、前記電気−機械エネルギー変換
素子に対する給電に基づき前記第2の可動部材ま
たは前記固定部材に生じる振動波により該第2の
可動部材を移動させ、前記増速機構を介して前記
第1の可動部材を移動させて前記絞り羽根を作動
させることを特徴とする。
以下図の一実施例に基づいて具体的に説明す
る。図に於て、1は羽根ケース裏板、2はその裏
板に形成した入射開口、3は羽根ケース表板、4
はその表板に形成した、開放絞り口径を決定する
開口である。上記の羽根ケース裏板1と同表板3
は両者間に適当な隙間を存して一体に結合され
る。
る。図に於て、1は羽根ケース裏板、2はその裏
板に形成した入射開口、3は羽根ケース表板、4
はその表板に形成した、開放絞り口径を決定する
開口である。上記の羽根ケース裏板1と同表板3
は両者間に適当な隙間を存して一体に結合され
る。
5は第1の可動部材たる絞り羽根作動環(風
車)であり、羽根ケース表板3の周壁内周に丁度
嵌入していて光軸0−0を中心に回転動自由であ
る。又該作動環5の面には環に沿つて略等間隔に
複数個の長孔7を形成してある。
車)であり、羽根ケース表板3の周壁内周に丁度
嵌入していて光軸0−0を中心に回転動自由であ
る。又該作動環5の面には環に沿つて略等間隔に
複数個の長孔7を形成してある。
6は上記絞り羽根作動環5と羽根ケース表板3
の裏面との間に、絞り羽根作動環5の開孔を囲む
ように略等間隔に配列した複数枚の絞り羽根であ
る。各羽根6は夫々羽根の表側基部に植設したピ
ン8が羽根ケース表板3側に形成した受孔3aに
嵌入していて、夫々ピン8を中心に回動自由であ
る。9は各絞り羽根6の裏面側に植設したピン
で、その各ピンの先端部は前記絞り羽根作動環5
の各対応長孔7に嵌入係合している。5aは絞り
羽根作動環5の外周部に略等間隔数個所に切込み
により形成した弾性舌片で、各弾性舌片の自由端
部を羽根ケース表板3の裏面に接触させることに
より、絞り羽根作動環5を常時羽根ケース表板3
から離れるスラスト方向に付勢させてある。而し
て第1の可動部材たる絞り羽根作動環5を第1図
に於て反時計方向に回動させると各絞り羽根6が
絞り口径縮径方向に駆動される。絞り口径縮径状
態時に作動環5を逆に時計方向へ回動させれば各
絞り羽根6は絞り口径拡径方向に駆動される。
の裏面との間に、絞り羽根作動環5の開孔を囲む
ように略等間隔に配列した複数枚の絞り羽根であ
る。各羽根6は夫々羽根の表側基部に植設したピ
ン8が羽根ケース表板3側に形成した受孔3aに
嵌入していて、夫々ピン8を中心に回動自由であ
る。9は各絞り羽根6の裏面側に植設したピン
で、その各ピンの先端部は前記絞り羽根作動環5
の各対応長孔7に嵌入係合している。5aは絞り
羽根作動環5の外周部に略等間隔数個所に切込み
により形成した弾性舌片で、各弾性舌片の自由端
部を羽根ケース表板3の裏面に接触させることに
より、絞り羽根作動環5を常時羽根ケース表板3
から離れるスラスト方向に付勢させてある。而し
て第1の可動部材たる絞り羽根作動環5を第1図
に於て反時計方向に回動させると各絞り羽根6が
絞り口径縮径方向に駆動される。絞り口径縮径状
態時に作動環5を逆に時計方向へ回動させれば各
絞り羽根6は絞り口径拡径方向に駆動される。
10は羽根ケース裏板1の内面に開口2と同心
に、振動吸収部材11を介して不動に配設した振
動部材としての振動リング(ステータ)で、この
リング10の裏面に対してリングに沿つて後述す
る作動原理に従う配列で電気−機械エネルギー変
換素子としての電歪素子12a,12bが接着し
て設けてある。
に、振動吸収部材11を介して不動に配設した振
動部材としての振動リング(ステータ)で、この
リング10の裏面に対してリングに沿つて後述す
る作動原理に従う配列で電気−機械エネルギー変
換素子としての電歪素子12a,12bが接着し
て設けてある。
13は第2の可動部材としての回動リング(ロ
ータ)で、該回動リングの裏面側にはゴム等の摩
擦部材13aを貼合せてある。14は羽根ケース
裏板3の周壁数個所に略等間隔に形成した切欠孔
3bからケース内方へ差し込んだ板ばね片で、該
板ばね片の先端部が前記回動リング13の表面に
接して回動リング13を振動リング10方向にス
ラスト付勢し、回動リング13に貼合せた摩擦部
材13aが常時振動リング10面に摩擦圧接状態
に保持される。
ータ)で、該回動リングの裏面側にはゴム等の摩
擦部材13aを貼合せてある。14は羽根ケース
裏板3の周壁数個所に略等間隔に形成した切欠孔
3bからケース内方へ差し込んだ板ばね片で、該
板ばね片の先端部が前記回動リング13の表面に
接して回動リング13を振動リング10方向にス
ラスト付勢し、回動リング13に貼合せた摩擦部
材13aが常時振動リング10面に摩擦圧接状態
に保持される。
15は回動リング13の内周に基部をカシメ等
により植設し、先端部をリング半径方向に向けて
設けた略等間隔複数本のピン軸、16はその各ピ
ン軸に夫々抜け止めして回動自由に保持させた軸
性小ローラである。この各弾性小ローラ16は
夫々羽根ケース裏板1の内周に開口2の周縁に沿
つて形成したリング状V型凹溝軌道1aに前記板
ばね片14による回動リング13のスライド方向
付勢力で常時圧接されている。又その各弾性小ロ
ーラ16の凹溝軌道圧接側と反対側の面に前記絞
り羽根作動環5の内面が弾性舌片5aにより付勢
力で常時圧接されている。
により植設し、先端部をリング半径方向に向けて
設けた略等間隔複数本のピン軸、16はその各ピ
ン軸に夫々抜け止めして回動自由に保持させた軸
性小ローラである。この各弾性小ローラ16は
夫々羽根ケース裏板1の内周に開口2の周縁に沿
つて形成したリング状V型凹溝軌道1aに前記板
ばね片14による回動リング13のスライド方向
付勢力で常時圧接されている。又その各弾性小ロ
ーラ16の凹溝軌道圧接側と反対側の面に前記絞
り羽根作動環5の内面が弾性舌片5aにより付勢
力で常時圧接されている。
17a,17bは電歪素子12a,12bに対
する給電端子17a′,17b′と、給電制御回路
(図に省略)とを結ぶリード線、18aは給電端
子17a′と電歪素子12a、及び電歪素子12
a,12a間を結ぶリード線、18bは給電端子
17b′と電歪素子12b及び電歪素子12b,1
2bを結ぶリード線である。
する給電端子17a′,17b′と、給電制御回路
(図に省略)とを結ぶリード線、18aは給電端
子17a′と電歪素子12a、及び電歪素子12
a,12a間を結ぶリード線、18bは給電端子
17b′と電歪素子12b及び電歪素子12b,1
2bを結ぶリード線である。
而して給電回路からリード線17a,17b→
給電端子17a′,17b′→配線18a,18bを
介して電歪素子12a,12bに夫々交流等の周
波電流を印加すると、位相をずらした状態で配列
された電歪素子12a,12bに位相のずれた歪
が次々に生じ、その結果振動リング10の表面に
進行性振動波を生じる。そしてその進行性振動波
エネルギが振動リング10と回動リング13側の
摩擦部材13aとの接触面部分に於て両者10,
13を相対的に摩擦移動させる力として働き、第
2の可動部材としての摩擦部材13aを含む回動
リング13が光軸0−0を中心に回動駆動され
る。振動リング10に生じる進行性振動波の方向
は電歪素子12aと12bに対する周波電圧の位
相切換えにより正方向・逆方向何れも制御でき
る。即ち回動リング13の回動方向を正・逆切換
え制御できる。
給電端子17a′,17b′→配線18a,18bを
介して電歪素子12a,12bに夫々交流等の周
波電流を印加すると、位相をずらした状態で配列
された電歪素子12a,12bに位相のずれた歪
が次々に生じ、その結果振動リング10の表面に
進行性振動波を生じる。そしてその進行性振動波
エネルギが振動リング10と回動リング13側の
摩擦部材13aとの接触面部分に於て両者10,
13を相対的に摩擦移動させる力として働き、第
2の可動部材としての摩擦部材13aを含む回動
リング13が光軸0−0を中心に回動駆動され
る。振動リング10に生じる進行性振動波の方向
は電歪素子12aと12bに対する周波電圧の位
相切換えにより正方向・逆方向何れも制御でき
る。即ち回動リング13の回動方向を正・逆切換
え制御できる。
回動リング13が回動駆動されると、その回動
に伴ない該回動リングに取付けた各弾性小ローラ
16がリング状V型凹溝軌道1a上を回転しなが
ら移動する。一方この各弾性小ローラ16には前
記したように第1の可動部材たる絞り羽根作動環
5が常時押圧接触しているから上記の各弾性小ロ
ーラ16の回転に伴ない作動環5が連動して回転
駆動される。この場合その作動環5の回転は第2
の可動部材たる回動リング13の振動リング10
による回転速度と各弾性小ローラ16の回転速度
を加えた速度で駆動される。即ち回動リング10
の2倍のスピードで絞り羽根作動環13が回転す
るため絞り羽根6は高速で開閉動作を行うことに
なる。
に伴ない該回動リングに取付けた各弾性小ローラ
16がリング状V型凹溝軌道1a上を回転しなが
ら移動する。一方この各弾性小ローラ16には前
記したように第1の可動部材たる絞り羽根作動環
5が常時押圧接触しているから上記の各弾性小ロ
ーラ16の回転に伴ない作動環5が連動して回転
駆動される。この場合その作動環5の回転は第2
の可動部材たる回動リング13の振動リング10
による回転速度と各弾性小ローラ16の回転速度
を加えた速度で駆動される。即ち回動リング10
の2倍のスピードで絞り羽根作動環13が回転す
るため絞り羽根6は高速で開閉動作を行うことに
なる。
上記の電歪素子を利用して発生させた進行性振
動波により物体の移動駆動原理について今少し説
明する。
動波により物体の移動駆動原理について今少し説
明する。
第4図に於て、100及び200は付勢部材或は自重
力で互いに摩擦圧接状態にした移動体(ロータ)
と振動子(ステータ)とする。x軸は振動子200
の表面上に起きる表面波の進行方向を示し、z軸
をその法線方向とする。
力で互いに摩擦圧接状態にした移動体(ロータ)
と振動子(ステータ)とする。x軸は振動子200
の表面上に起きる表面波の進行方向を示し、z軸
をその法線方向とする。
振動子200表面に電歪素子により振動を与える
と振動波が発生し振動子表面上を伝播していく。
この振動波は縦波と横波を伴つた表面波で、その
質点Aの運動は楕円軌道を画く振動となる。
と振動波が発生し振動子表面上を伝播していく。
この振動波は縦波と横波を伴つた表面波で、その
質点Aの運動は楕円軌道を画く振動となる。
質点Aについて着目すると、縦振巾u、横振巾
wの楕円運動を行つており、表面波の振動方向を
+x方向とすると楕円運動は反時計方向に回転し
ている。この表面波は一波長ごとに頂点A・
A′……を有しその頂点速度Vはx成分のみであ
つてV=2πfu(但しfは振動数)である。そこで
この表面に移動体100の表面を加圧接触させると、
移動体表面は頂点A・A′……のみに接触するの
であるから移動体100は振動子200との摩擦力によ
り矢印Nの方向に駆動することなる。
wの楕円運動を行つており、表面波の振動方向を
+x方向とすると楕円運動は反時計方向に回転し
ている。この表面波は一波長ごとに頂点A・
A′……を有しその頂点速度Vはx成分のみであ
つてV=2πfu(但しfは振動数)である。そこで
この表面に移動体100の表面を加圧接触させると、
移動体表面は頂点A・A′……のみに接触するの
であるから移動体100は振動子200との摩擦力によ
り矢印Nの方向に駆動することなる。
矢印N方向の移動体100の速度は振動数fに比
例する。又加圧接触による摩擦駆動を行うため縦
振巾uばかりでなく横振巾wにも依存する。即ち
移動体100の速度は楕円運動の大きさに比例し、
楕円運動の大きい方が速度が速い。従つて移動体
速度は電歪素子に加える電圧に比例する。
例する。又加圧接触による摩擦駆動を行うため縦
振巾uばかりでなく横振巾wにも依存する。即ち
移動体100の速度は楕円運動の大きさに比例し、
楕円運動の大きい方が速度が速い。従つて移動体
速度は電歪素子に加える電圧に比例する。
第5図は振動子200と、該振動子を振動させる
ために該振動子に接着等で固着した例えばPzT等
の電歪素子12a,12bの配列と、定在波およ
び進行性振動波の発生状態の相関関係を示すもの
である。
ために該振動子に接着等で固着した例えばPzT等
の電歪素子12a,12bの配列と、定在波およ
び進行性振動波の発生状態の相関関係を示すもの
である。
電歪素子12aと12bは振動体200の共振周
波数から最も効率よく弾性波を得ることのできる
様な間隔で振動体200の裏面に貼りつけてある。
即ち、電歪素子12a,12bは12a又は12
bだけを駆動すると振動子200が共振するような
状態、すなわち定在波が存在するような配置がと
られ、電歪素子12aによる定在波長と、電歪素
子12bによる定在波長は等しく、互いの安在波
に対して90°位相のずれるすなわちλ(波長)/4
の物理的位置(ピツチ)になるように配置されて
いる。
波数から最も効率よく弾性波を得ることのできる
様な間隔で振動体200の裏面に貼りつけてある。
即ち、電歪素子12a,12bは12a又は12
bだけを駆動すると振動子200が共振するような
状態、すなわち定在波が存在するような配置がと
られ、電歪素子12aによる定在波長と、電歪素
子12bによる定在波長は等しく、互いの安在波
に対して90°位相のずれるすなわちλ(波長)/4
の物理的位置(ピツチ)になるように配置されて
いる。
尚、説明の便宜上この第5図に於ける電歪素子
12a,12bは第3図の素子12aと素子12
bを群として分けて配列したものではなく、単位
素子12aと12bとを交互に配列してあるが、
両者は各素子群或は個々の素子の物理的位置関係
は上記の関係を満足させてあり、互いに等価であ
る。
12a,12bは第3図の素子12aと素子12
bを群として分けて配列したものではなく、単位
素子12aと12bとを交互に配列してあるが、
両者は各素子群或は個々の素子の物理的位置関係
は上記の関係を満足させてあり、互いに等価であ
る。
17はこのモータの駆動用電源(供電回路)で
あり、電歪素子12a,12bに対してV=
V0sinωtという電圧を供給する。駆動時は電歪素
子12aにリード線18aを介してV=V0sinωt
の電圧が加わる。又電歪素子12bには配線18
bを介して90°位相器19よりV=V0sin(ωt±
π/2)の電圧がリード線18bを介して加えら
れる。
あり、電歪素子12a,12bに対してV=
V0sinωtという電圧を供給する。駆動時は電歪素
子12aにリード線18aを介してV=V0sinωt
の電圧が加わる。又電歪素子12bには配線18
bを介して90°位相器19よりV=V0sin(ωt±
π/2)の電圧がリード線18bを介して加えら
れる。
+、−は移動体100の移動方向により切換る。即
ち90°位相器19によつて+90°位相をずらす場合
と、−90°位相をずらす場合によつて移動体進行方
向が異なる。
ち90°位相器19によつて+90°位相をずらす場合
と、−90°位相をずらす場合によつて移動体進行方
向が異なる。
第5図のグラフイは電歪素子12aだけにV=
V0sinωtの交流電圧を印加した場合、同ロは電歪
素子12bだけにV=V0sin(ωt−π/2)の交
流電圧を印加した場合に夫々振動子200に生じる
定在波による振動状態を示す。
V0sinωtの交流電圧を印加した場合、同ロは電歪
素子12bだけにV=V0sin(ωt−π/2)の交
流電圧を印加した場合に夫々振動子200に生じる
定在波による振動状態を示す。
グラフハ,ニ,ホ,ヘは電歪素子12a及び1
2bに対して夫々上記電圧V=V0sinωt及びV=
V0sin(ωt−π/2)を同時に印加した場合の振
動子200の振動状態(進行性振動波発生状態)を
示すもので、グラフハはt=2nπ/ω、同ニはt
=π/2ω+2nπ/ω、同ホはt=π/ω+2nπ/
ω、グラフヘはt=3π/2ω+2nπ/ωの時を示
す。進行性振動波は右方向に進むが、振動子200
の駆動面の任意の質点A(第4図)は反時計方向
の楕円運動を行う。したがつて振動子駆動面に圧
接される移動体100は左方向に移動する。
2bに対して夫々上記電圧V=V0sinωt及びV=
V0sin(ωt−π/2)を同時に印加した場合の振
動子200の振動状態(進行性振動波発生状態)を
示すもので、グラフハはt=2nπ/ω、同ニはt
=π/2ω+2nπ/ω、同ホはt=π/ω+2nπ/
ω、グラフヘはt=3π/2ω+2nπ/ωの時を示
す。進行性振動波は右方向に進むが、振動子200
の駆動面の任意の質点A(第4図)は反時計方向
の楕円運動を行う。したがつて振動子駆動面に圧
接される移動体100は左方向に移動する。
グラフイ,ロの定在波状態では、振動子200の
摩擦駆動伝達面上の節以外の質点では横振動、す
なわち第7図でいうと上下運動だけである。振動
子200に圧接された移動体100の間の摩擦面状態は
静止摩擦状態でなく、動摩擦状態であり、接触面
積を小さくする。
摩擦駆動伝達面上の節以外の質点では横振動、す
なわち第7図でいうと上下運動だけである。振動
子200に圧接された移動体100の間の摩擦面状態は
静止摩擦状態でなく、動摩擦状態であり、接触面
積を小さくする。
従つて移動体200を外力によて移動方向に動か
す際に、定在波を発生させることにより定在波が
ない場合に比べて小さい力で動かすことが可能で
ある。
す際に、定在波を発生させることにより定在波が
ない場合に比べて小さい力で動かすことが可能で
ある。
第1〜3図の実施例に於て振動リング10は上
記の原理に於ける振動子200に該当し、第2の可
動部材たる摩擦部材13aを含む回動リング13
は移動体100に該当する。
記の原理に於ける振動子200に該当し、第2の可
動部材たる摩擦部材13aを含む回動リング13
は移動体100に該当する。
又上記の原理に於て移動体100側に電歪素子を
配設して振動子兼移動体とし、振動子200を単な
る固定部材としても移動体100は移動運動する。
従つて第1〜3図の実施例に於て回動リング13
側に電歪素子12a,12bを配設して該リング
を振動子兼回動リングとし、振動リング10を単
なる固定のリング部材にしてもよい。
配設して振動子兼移動体とし、振動子200を単な
る固定部材としても移動体100は移動運動する。
従つて第1〜3図の実施例に於て回動リング13
側に電歪素子12a,12bを配設して該リング
を振動子兼回動リングとし、振動リング10を単
なる固定のリング部材にしてもよい。
第3図に於て電歪素子12a及び12bの群は
夫々複数並べずに単体の素子を部分的に分極処理
して構成したものにしてもよい。
夫々複数並べずに単体の素子を部分的に分極処理
して構成したものにしてもよい。
かくして実施例は絞り駆動、即ち絞り羽根を作
動させる可動部材の駆動を上記のように電歪素子
を利用した振動波モータ機構で行うようにしたか
ら、従来の電磁力を利用したモータ等を駆動源と
するものと比較すると、構造が簡単であり、巻線
もなく、効果も良くしかも減速機構も不要で、全
体の絞り装置構成を簡素・コンパクトなものにす
ることができる。そして振動波モータ機構の駆動
力を増速機構を介して絞り羽根作動部材に伝達す
るようにしたから高応答性を有するもので、コン
パクトで高性能の電気制御式絞り装置を安価に量
産することがで可能となり、所期の目的がよく達
成される。
動させる可動部材の駆動を上記のように電歪素子
を利用した振動波モータ機構で行うようにしたか
ら、従来の電磁力を利用したモータ等を駆動源と
するものと比較すると、構造が簡単であり、巻線
もなく、効果も良くしかも減速機構も不要で、全
体の絞り装置構成を簡素・コンパクトなものにす
ることができる。そして振動波モータ機構の駆動
力を増速機構を介して絞り羽根作動部材に伝達す
るようにしたから高応答性を有するもので、コン
パクトで高性能の電気制御式絞り装置を安価に量
産することがで可能となり、所期の目的がよく達
成される。
なお、振動波モータ機構は高トルクであるが、
カメラ等の動作を高速にしたい場合に駆動速度の
点で若干の問題が生じる。しかしながら、本実施
例では振動波モータが高トルクであることに着目
し、増速機構を介して絞り羽根を作動させるよう
にしたことにより、絞り羽根の高速駆動が達成さ
れ、単に振動波モータを用いた絞り装置の問題を
解決したものである。
カメラ等の動作を高速にしたい場合に駆動速度の
点で若干の問題が生じる。しかしながら、本実施
例では振動波モータが高トルクであることに着目
し、増速機構を介して絞り羽根を作動させるよう
にしたことにより、絞り羽根の高速駆動が達成さ
れ、単に振動波モータを用いた絞り装置の問題を
解決したものである。
第6図はTTL開放測光カメラの測光との関連
に於て前記絞り駆動用振動波モータを正逆駆動す
る制御回路の一例を示すものである。
に於て前記絞り駆動用振動波モータを正逆駆動す
る制御回路の一例を示すものである。
尚本例のものはカメラレリーズボタンを第2段
階のストロークに分け、第1ストロークで測光演
算および振動波モータの回転体5を定在波振動状
態にし、第2ストロークで投影シーケンススター
トをおよび進行性振動波による回転体駆動を行
う。又電源として直流電源を用い、その直流電圧
を周波電圧に変換して電歪素子に印加してモータ
駆動を行うようにしたものである。
階のストロークに分け、第1ストロークで測光演
算および振動波モータの回転体5を定在波振動状
態にし、第2ストロークで投影シーケンススター
トをおよび進行性振動波による回転体駆動を行
う。又電源として直流電源を用い、その直流電圧
を周波電圧に変換して電歪素子に印加してモータ
駆動を行うようにしたものである。
受光素子SPC・オペアンプ20等からなる回路
19は被写体輝度を電気信号に変化する測光回路
で、その出力端に輝度情報(Bv値)に相応した
電気信号を出力する。可変抵抗器21,22は投
影情報入力手段を形成し、不図示の投影装置の外
部から設定可能なフイルム感度情報(Sv値)と
設定露出情報(例えばシヤツター秒時値Tv)を
入力し、設定値に応じた電気信号を出力する。2
3は露出演算を行う増幅器であり、制御すべき絞
り値Av、開放絞り値Av0とすると開放位置から
の絞り込む絞り値△Avは △Av=Av−Av0 ……(1) となる。
19は被写体輝度を電気信号に変化する測光回路
で、その出力端に輝度情報(Bv値)に相応した
電気信号を出力する。可変抵抗器21,22は投
影情報入力手段を形成し、不図示の投影装置の外
部から設定可能なフイルム感度情報(Sv値)と
設定露出情報(例えばシヤツター秒時値Tv)を
入力し、設定値に応じた電気信号を出力する。2
3は露出演算を行う増幅器であり、制御すべき絞
り値Av、開放絞り値Av0とすると開放位置から
の絞り込む絞り値△Avは △Av=Av−Av0 ……(1) となる。
一方開放絞りで光Lを測光するため、受光素子
SPCに入射する光量即ちSPCの出力値Bv0は、被
写体輝度をBvとすると、 Bv0=Bv−Av0 ……(2) となる。ここでアペツクス演算式 Bv+Sv=Av+Tv を変形すると(1)・(2)式より (Bv−Av0)+Sv−Tv+Av−Av0=△Av となりオペアンプ23の出力値となる。この出力
値△Avによつて自動絞りユニツトの絞り込み段
数が設定される。24はアノログ−デジタル変換
器で、演算器23によつて演算された絞り段数信
号△Avをデジタル信号に変換する。
SPCに入射する光量即ちSPCの出力値Bv0は、被
写体輝度をBvとすると、 Bv0=Bv−Av0 ……(2) となる。ここでアペツクス演算式 Bv+Sv=Av+Tv を変形すると(1)・(2)式より (Bv−Av0)+Sv−Tv+Av−Av0=△Av となりオペアンプ23の出力値となる。この出力
値△Avによつて自動絞りユニツトの絞り込み段
数が設定される。24はアノログ−デジタル変換
器で、演算器23によつて演算された絞り段数信
号△Avをデジタル信号に変換する。
25はパルス発生回路を示し、電極25a上を
移動する摺動子25b及び抵抗26等で構成され
ている。摺動子25aは絞り羽根作動環5と一体
に回動しくし歯状の電極25aに対して摺動移動
する毎にパルスを発生する。27は抵抗26を介
して電源に接続される電極25aからの信号から
チヤタリング成分を除去するチヤタリング吸収回
路である。
移動する摺動子25b及び抵抗26等で構成され
ている。摺動子25aは絞り羽根作動環5と一体
に回動しくし歯状の電極25aに対して摺動移動
する毎にパルスを発生する。27は抵抗26を介
して電源に接続される電極25aからの信号から
チヤタリング成分を除去するチヤタリング吸収回
路である。
28は絞り作動信号により絞り動作を制御する
回路で、そのうち30はフリツプフロツプ回路か
らなり、シヤツタレリーズの第1段目のストロー
クに連動した電源信号Cに依つてセツトされ信号
Q2を出力し絞り制御信号Aに依つてリセツトさ
れ信号2を出力する。29もフリツプフロツプ
回路からなりレリーズの第2段目のストロークに
連動した絞りの制御開始信号Aに依つてセツトさ
れ信号Q1を出力し、露光制御完了信号Bによつ
てリセツトされ信号1を出力する。31は単安
定マルチバイブレータ回路で回路29のQ1出力
に応じて極めて短い単パルスを発生させるもので
ある。32はプリセツタブルダウンカウタで、回
路29の1出力によりリセツトされ、Q1出力に
よる単安定マルチ31の出力信号によつてアナロ
グデジタル変換器24の出力データーをプリセツ
トされ、チヤタリング吸収回路27の出力に基づ
きプリセツトされたデーターをダウンカウント
し、カウントが終了するとキヤリー出力を行う。
回路で、そのうち30はフリツプフロツプ回路か
らなり、シヤツタレリーズの第1段目のストロー
クに連動した電源信号Cに依つてセツトされ信号
Q2を出力し絞り制御信号Aに依つてリセツトさ
れ信号2を出力する。29もフリツプフロツプ
回路からなりレリーズの第2段目のストロークに
連動した絞りの制御開始信号Aに依つてセツトさ
れ信号Q1を出力し、露光制御完了信号Bによつ
てリセツトされ信号1を出力する。31は単安
定マルチバイブレータ回路で回路29のQ1出力
に応じて極めて短い単パルスを発生させるもので
ある。32はプリセツタブルダウンカウタで、回
路29の1出力によりリセツトされ、Q1出力に
よる単安定マルチ31の出力信号によつてアナロ
グデジタル変換器24の出力データーをプリセツ
トされ、チヤタリング吸収回路27の出力に基づ
きプリセツトされたデーターをダウンカウント
し、カウントが終了するとキヤリー出力を行う。
SWは絞り開放状態があるときは閉じられた絞
り羽根が少しでも絞られた時は開かれるスイツチ
である。
り羽根が少しでも絞られた時は開かれるスイツチ
である。
34はパルス発生回路であり、発振器37の出
力は分周器36のノツト回路43を介して分周器
35に入力される。パルス発生回路34は電源信
号Cによつて作動し、このような回路構成により
互いに90°位相の異なるパルス波を発生する。
力は分周器36のノツト回路43を介して分周器
35に入力される。パルス発生回路34は電源信
号Cによつて作動し、このような回路構成により
互いに90°位相の異なるパルス波を発生する。
38は電歪素子12a,12bを駆動するドラ
イバー回路であり複数のトランジスタ・抵抗・ノ
ツト回路等によつてプツシユプル回路を構成す
る。39はプツシユプル回路を経て電歪素子12
aに、40は12bに電圧を印加するための電源
S(直流)を開閉するスイツチングトランジスタ
である。
イバー回路であり複数のトランジスタ・抵抗・ノ
ツト回路等によつてプツシユプル回路を構成す
る。39はプツシユプル回路を経て電歪素子12
aに、40は12bに電圧を印加するための電源
S(直流)を開閉するスイツチングトランジスタ
である。
その他AND1・AND2・AND3は夫々アンド回
路、ORはオア回路、EXORはエクスクルーシブ
リイアオア回路で各々公知のものである。
路、ORはオア回路、EXORはエクスクルーシブ
リイアオア回路で各々公知のものである。
上記構成のカメラでの撮影は、次ずシヤツタレ
リーズの第1段ストロークで電源が投入され測光
およびパルス発生回路等各回路が作動する。
リーズの第1段ストロークで電源が投入され測光
およびパルス発生回路等各回路が作動する。
回路19に於て、被写体輝度と設定投影情報
Tv値・Sv値に基づいて演算器23で絞り制御段
数△Avが算出され、その△Avは変換器24によ
つてデイジタル値に変換される。
Tv値・Sv値に基づいて演算器23で絞り制御段
数△Avが算出され、その△Avは変換器24によ
つてデイジタル値に変換される。
回路30はレリーズ第1段の信号Cによりセツ
ト状態におかれ、Q2出力“H”信号によりオア
回路ORの出力を“H”にしトランジスタ40を
閉状態にする。また2出力の“L”信号によつ
てAND3は“L”信号を出しトランジスタ39を
開状態にする。従つて電歪素子12bには電圧が
印加されるが電歪素子12aには印加されない。
ト状態におかれ、Q2出力“H”信号によりオア
回路ORの出力を“H”にしトランジスタ40を
閉状態にする。また2出力の“L”信号によつ
てAND3は“L”信号を出しトランジスタ39を
開状態にする。従つて電歪素子12bには電圧が
印加されるが電歪素子12aには印加されない。
パルス発生回路34の信号Cによる作動によ
り、分周器36の出力パルスは電歪素子12bの
プツシユプル回路に入力するため、電歪素子12
bは振動するが、電歪素子12aは前記の如く電
圧が印加されないため振動しない。従つて振動リ
ング10は定在波を生じるだけで振動エネルギが
貯えられる。
り、分周器36の出力パルスは電歪素子12bの
プツシユプル回路に入力するため、電歪素子12
bは振動するが、電歪素子12aは前記の如く電
圧が印加されないため振動しない。従つて振動リ
ング10は定在波を生じるだけで振動エネルギが
貯えられる。
レリーズの第2段ストローク動作によつて発生
する絞り制御開始信号Aに基づき、回路30はリ
セツト状態におかれQ2出力は“L”信号に、Q2
は“H”信号になり、また回路29はセツト状態
におかれQ1出力“H”信号に、Q1出力は“L”
信号になる。1出力をリセツト端子に与えられ
ていたカウンタ32はリセツト解除され同時に
Q1出力によるバイブレータ回路31の出力信号
に基づき、プリセツトデーター入力により変換器
24の前記のデジタル値をプリセツトする。
する絞り制御開始信号Aに基づき、回路30はリ
セツト状態におかれQ2出力は“L”信号に、Q2
は“H”信号になり、また回路29はセツト状態
におかれQ1出力“H”信号に、Q1出力は“L”
信号になる。1出力をリセツト端子に与えられ
ていたカウンタ32はリセツト解除され同時に
Q1出力によるバイブレータ回路31の出力信号
に基づき、プリセツトデーター入力により変換器
24の前記のデジタル値をプリセツトする。
オア回路EXORには分周器35から信号が送
られており、そこにQ1出力が入力すると分周回
路36に対して90°位相が進むパルスを出力する。
また出力Q1がAND2にも入力する為AND2の出
力は“H”信号になりOR出力が“H”信号にな
りAND3に入力すると共にトランジスタ40を閉
状態に保つ。AND3の他入力もQ2出力が“H”
信号であるので、ANDの出力は“H”となりト
ランジスタ39も閉状態になる。
られており、そこにQ1出力が入力すると分周回
路36に対して90°位相が進むパルスを出力する。
また出力Q1がAND2にも入力する為AND2の出
力は“H”信号になりOR出力が“H”信号にな
りAND3に入力すると共にトランジスタ40を閉
状態に保つ。AND3の他入力もQ2出力が“H”
信号であるので、ANDの出力は“H”となりト
ランジスタ39も閉状態になる。
従つて電歪素子12a,12bに夫々90°位相
の異なつた駆動周波電圧が供給されそれぞれ振動
することによつて振動リング10に進行性振動波
が生じ、これにより回動リング13が回動駆動さ
れ、絞り羽根作動環5が羽根絞り込み方向に回動
して絞り羽根6を開放位置から絞り込む。
の異なつた駆動周波電圧が供給されそれぞれ振動
することによつて振動リング10に進行性振動波
が生じ、これにより回動リング13が回動駆動さ
れ、絞り羽根作動環5が羽根絞り込み方向に回動
して絞り羽根6を開放位置から絞り込む。
この絞り羽根作動環5の回転によつてスイツチ
SWは開状態になり、さらにくし歯スイツチ25
a,25bはオン・オフを繰り返し、チヤタリン
グ吸収回路27を通じて絞り羽根作動環5の回転
角に相応した数のパルスをカウンタ32によりプ
リセツトされた絞り制御段数まで順次ダウンカウ
ントを行う。カウンター32のカウントが“0”
になるとキヤリ出力“H”信号が出されAND2の
出力は“L”信号になりORに入力する。ORの
他端子の入力も“L”信号となつているための
ORの出力は“L”となり、AND3の出力も“L”
になる。従つてトランジスタ39,40が共に開
状態になり電源供給が止まる。
SWは開状態になり、さらにくし歯スイツチ25
a,25bはオン・オフを繰り返し、チヤタリン
グ吸収回路27を通じて絞り羽根作動環5の回転
角に相応した数のパルスをカウンタ32によりプ
リセツトされた絞り制御段数まで順次ダウンカウ
ントを行う。カウンター32のカウントが“0”
になるとキヤリ出力“H”信号が出されAND2の
出力は“L”信号になりORに入力する。ORの
他端子の入力も“L”信号となつているための
ORの出力は“L”となり、AND3の出力も“L”
になる。従つてトランジスタ39,40が共に開
状態になり電源供給が止まる。
このため絞り羽根作動環5はその位置で止まり
絞り羽根6は最適絞り口径まで絞り込まれること
になる。このときの絞り羽根6によつて制御され
る絞り値は開放絞り値Av0から絞り制御段数△
Avだけ絞り込まれた絞り値即ち Av0+△Av=Av となる。
絞り羽根6は最適絞り口径まで絞り込まれること
になる。このときの絞り羽根6によつて制御され
る絞り値は開放絞り値Av0から絞り制御段数△
Avだけ絞り込まれた絞り値即ち Av0+△Av=Av となる。
次いでシヤツターの作動によりフイルム面への
露光が終了すると露光制御完了信号Bによつて回
路29はリセツトされQ1出力は“L”信号にな
り、一方Q1出力は“H”信号になつてAND1に
入力する。またスイツチSWが開状態であるので
AND1出力は“H”信号になりORに入力する。
従つてORの出力は“H”になりAND3に入力す
ると共にトランジスタ40を閉じる。回路30の
Q2出力は“H”であるので前記ORの“H”出力
と共にAND3の出力を“H”にし、トランジスタ
39も閉じる。従つて電歪素子12a,12b共
に電源を供給する。回路29のQ1出力が“L”
のため分周器35の出力はEXORで反転する為
に分周器36のパルスに対して90°位相の遅れた
信号になり出力される。
露光が終了すると露光制御完了信号Bによつて回
路29はリセツトされQ1出力は“L”信号にな
り、一方Q1出力は“H”信号になつてAND1に
入力する。またスイツチSWが開状態であるので
AND1出力は“H”信号になりORに入力する。
従つてORの出力は“H”になりAND3に入力す
ると共にトランジスタ40を閉じる。回路30の
Q2出力は“H”であるので前記ORの“H”出力
と共にAND3の出力を“H”にし、トランジスタ
39も閉じる。従つて電歪素子12a,12b共
に電源を供給する。回路29のQ1出力が“L”
のため分周器35の出力はEXORで反転する為
に分周器36のパルスに対して90°位相の遅れた
信号になり出力される。
従つて電歪素子12a,12bの振動による前
記とは逆方向の進行性振動波による回動リング1
0・絞り作動環5の逆転によつて絞りが再び開放
される。開放位置まで回転するとスイツチSWは
閉じられAND1に“L”信号が入力される。する
とORの入力がすべて“L”信号になるため出力
が“L”になりトランジスタ39,40を開状態
にし電歪素子12a,12bへの給電を断ち、絞
り羽根6は開放位置で止まる。
記とは逆方向の進行性振動波による回動リング1
0・絞り作動環5の逆転によつて絞りが再び開放
される。開放位置まで回転するとスイツチSWは
閉じられAND1に“L”信号が入力される。する
とORの入力がすべて“L”信号になるため出力
が“L”になりトランジスタ39,40を開状態
にし電歪素子12a,12bへの給電を断ち、絞
り羽根6は開放位置で止まる。
以上、説明したように本発明は、振動波モータ
を駆動源として絞り羽根を作動させるものに関
し、振動波により移動される第2の可動部材と、
絞り羽根を作動させる第1の可動部材との間に、
増速機構を設けたので、該第1の可動部材を該第
2の可動部材より高速で移動させることができ、
振動波モータを用いたにもかかわらず高速動作で
きるカメラ等に於ける絞り装置を提供することが
できる。
を駆動源として絞り羽根を作動させるものに関
し、振動波により移動される第2の可動部材と、
絞り羽根を作動させる第1の可動部材との間に、
増速機構を設けたので、該第1の可動部材を該第
2の可動部材より高速で移動させることができ、
振動波モータを用いたにもかかわらず高速動作で
きるカメラ等に於ける絞り装置を提供することが
できる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は一部切欠き正面図、第2図は第1図−線に
添う拡大断面図、第3図は羽根ケース裏板及び振
動吸収部材を除いた状態の背面図、第4図は移動
原理模型図、第5図は振動子と、電歪素子の配列
と、定在波及び進行性振動波の発生状態の相関
図、第6図は制御回路の一例。 1は羽根ケース裏板、3は同表板、5は絞り羽
根作動環、6は絞り羽根、10は振動リング、1
2a,12bは電歪素子、13は回動リング、1
6は弾性小ローラ。
は一部切欠き正面図、第2図は第1図−線に
添う拡大断面図、第3図は羽根ケース裏板及び振
動吸収部材を除いた状態の背面図、第4図は移動
原理模型図、第5図は振動子と、電歪素子の配列
と、定在波及び進行性振動波の発生状態の相関
図、第6図は制御回路の一例。 1は羽根ケース裏板、3は同表板、5は絞り羽
根作動環、6は絞り羽根、10は振動リング、1
2a,12bは電歪素子、13は回動リング、1
6は弾性小ローラ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 作動することにより絞り口径を可変する絞り
羽根と、 前記絞り羽根を作動させる第1の可動部材と、 第2の可動部材または固定部材に配設され、振
動波を生じさせる電気−機械エネルギー変換素子
と、 前記第2の可動部材の移動に基づき動作し、前
記第1の可動部材を該第2の可動部材の移動速度
より高速で移動させる増速機構と、 前記電気−機械エネルギー変換素子に対する給
電に基づき前記第2の可動部材または前記固定部
材に生じる振動波により該第2の可動部材を移動
させ、前記増速機構を介して前記第1の可動部材
を移動させて前記絞り羽根を作動させるカメラ等
に於ける絞り装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58005593A JPS59129841A (ja) | 1983-01-17 | 1983-01-17 | カメラ等に於ける絞り装置 |
US06/570,352 US4491401A (en) | 1983-01-17 | 1984-01-13 | Diaphragm device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58005593A JPS59129841A (ja) | 1983-01-17 | 1983-01-17 | カメラ等に於ける絞り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59129841A JPS59129841A (ja) | 1984-07-26 |
JPH0466007B2 true JPH0466007B2 (ja) | 1992-10-21 |
Family
ID=11615527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58005593A Granted JPS59129841A (ja) | 1983-01-17 | 1983-01-17 | カメラ等に於ける絞り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59129841A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003029315A (ja) * | 2001-07-16 | 2003-01-29 | Sony Corp | 撮像装置に用いられる制御装置および方法 |
JP2003029316A (ja) * | 2001-07-16 | 2003-01-29 | Sony Corp | 撮像装置に用いられる位置制御装置および方法 |
EP1560066B1 (en) * | 2004-01-20 | 2008-03-19 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Motor-driven diaphragm for a camera |
JP5164466B2 (ja) * | 2007-07-30 | 2013-03-21 | 日本電産コパル株式会社 | カメラ用絞り装置 |
-
1983
- 1983-01-17 JP JP58005593A patent/JPS59129841A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59129841A (ja) | 1984-07-26 |
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