JPH0465856B2 - - Google Patents

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JPH0465856B2
JPH0465856B2 JP59122067A JP12206784A JPH0465856B2 JP H0465856 B2 JPH0465856 B2 JP H0465856B2 JP 59122067 A JP59122067 A JP 59122067A JP 12206784 A JP12206784 A JP 12206784A JP H0465856 B2 JPH0465856 B2 JP H0465856B2
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Japan
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rubber
ethylene
halogenated
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butyl rubber
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JP59122067A
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JPS612744A (ja
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Tetsuo Tojo
Norihito Ueki
Akira Matsuda
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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  • Organic Insulating Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
発明の分野 本発明は、加硫可能ハロゲン化ブチルゴム組成
物、更に詳しくはハロゲン化ブチルゴムの耐熱老
化性、耐油性を改良した加硫可能ハロゲン化ブチ
ルゴム組成物に関する。 技術背景 ハロゲン化ブチルゴムは、その気体不透過性が
良好なことを生かしてチユーブレスタイヤのイン
ナーライナー、タイヤ・チユーブ、耐化学薬品性
が良好なことを生かしてゴム栓、耐候性、耐オゾ
ン性が良好なことを生かしてタイヤ用白色サイド
ウオール、防振特性を生かしてエンジンマウン
ト、ボデイマウントなどの各種防振ゴムに使用さ
れているが、耐油性、耐熱老化性が不十分である
という問題を有している。耐油性を改良するため
にNBR、クロロプレンゴムなどの耐油性ゴムと
のブレンドが推奨されている。しかし、これらの
ブレンドでは確かに耐油性は改良されるものの耐
オゾン性、耐候性等が損われるという欠点を持つ
ている。 一方、耐熱老化性を改良するために、チウラ
ム/チアゾール加硫を行うとか、樹脂加硫を行う
などが推奨されているがいずれも十分ではない。 発明の目的及び概要 本発明の目的は、ハロゲン化ブチルゴムの持つ
気体不透過性、耐化学薬品性、耐候・耐オゾン性
及び防振特性等を損うことなく、耐油性、耐熱老
化性を改良した加硫可能ゴム組成物を提供するこ
とにある。 本発明者らは、各種検討の結果、ハロゲン化ブ
チルゴムAに対しハロゲン化エチレン・α−オレ
フイン共重合ゴムBを重量比でA/B=95/5な
いし20/80、好ましくはA/B=80/20ないし
40/60で混合すると本目的を達成しうることを見
出し本発明を完成した。 発明の構成 本発明で用いられるハロゲン化ブチルゴムとは
塩素化ブチルゴム及び/又は臭素化ブチルゴムを
示し、そのハロゲン含量は通常0.5〜3重量%、
ムーニー粘度はML1+4(100℃)で20〜150である
ものをさしている。 本発明組成物のB成分であるハロゲン化エチレ
ン・α−オレフイン共重合ゴムの塩素または臭素
含量は15〜40重量%であり、好ましくは20〜35重
量%である。そのハロゲン含量があまりに小さい
と、所望の耐油性を得ることができず、一方あま
り大きいと、本発明組成物の耐寒性、加工性を損
うという欠点を生じる。 ハロゲン化エチレン・α−オレフイン共重合ゴ
ムのベースポリマーであるエチレン・α−オレフ
イン共重合ゴムとしてはエチレンとα−オレフイ
ン、例えばプロピレン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、
1−オクテン、1−デセン、などの共重合体であ
つて、エチレンとα−オレフインとのモル比が約
50/50〜95/5またはムーニー粘度ML1+4(100
℃)が約10〜150、好ましくは約20〜80のものが
用いられる。 上記塩素化ゴムは通常、以下のようにして製造
される。 まず、エチレン・α−オレフイン・共重合ゴム
の塩素化は共重合ゴムを例えば粉砕して細粒化
し、この細粒を水性分散状態にして、通常約70〜
90℃の温度で分子状塩素と接触させる方法、四塩
化炭素、テトラクロルエチレンのような塩素に対
して安定な溶媒中に共重合ゴムを溶解し、均一な
溶液状態として分子状塩素と接触させる方法など
によつて行われ得る。 なお、分子状塩素を使用して塩素化を行う場合
には、光の照射により塩素化反応速度を大幅に増
大し得るのも、従来の知見の如くである。 塩素化反応後の処理は通常次のように行われ
る。水性分散状態での塩素化の場合、塩素化ゴム
は水洗により分子状塩素から分離し、乾燥させ
る。溶液状態での塩素化の場合には、反応生成溶
液を過剰のメタノールなどの塩素化ゴムの貧溶媒
中に投入し、沈殿物をロ過し、この溶媒で洗浄し
て後、乾燥させる。 塩素化の程度を調節するには、分子状塩素及び
その他の塩素化剤の使用量、反応時間、反応温度
などを適宜選択すればよい。塩素含有量は、この
段階で通常約15〜40重量%、好ましくは約20〜35
重量%に調節するのがよい。 分子状塩素に代えて分子状臭素を使用すれば、
同様にして臭素化ゴムが生成することは当然であ
る。 これらのハロゲン化ゴムに塩酸吸収剤、酸化防
止剤、金属不活性化剤をそれぞれハロゲン化ゴム
100重量部に対し、約0.05〜2重量部添加するこ
とが好ましい。 有機吸収剤としては、周期律表第A族金属の
有機酸塩たとえば、ステアリン酸マグネシウム、
ステアリン酸カルシウム、マナセアソト、ハイド
ロタルサイト、エポキシ化大豆油、エポキシ系塩
酸吸収剤など、酸化防止剤としては、ジ−t−ブ
チルヒドロキシトルエン、テトラキス〔メチレン
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ)ヒ
ドロシンナメート〕メタン、d,l−α−トコフ
エロール、フエニル−β−ナフチルアミン、トリ
フエニルメタン、1,4−ベンゾキノンなど、金
属不活性化剤としては、トリス(ノニルフエニ
ル)ホスフアイト、イソプロピルサイトレート、
ペンタエリスリトール、テトラキス(2,4−ジ
−t−ブチルフエニル)−4,4′−ビフエニレン
−ジ−ホスフアイト、などが例示できる。 これらは、ハロゲン化ゴムの色相安定及びゲル
化防止に顕著な効果を示す。 本発明においては、ハロゲン化ブチルゴムAと
ハロゲン化エチレン・α−オレフイン共重合ゴム
Bとを併用することが目的の達成上最も重要であ
る。ハロゲン化ブチルゴムAは加硫物に対して気
体不透過性、防振特性を与え、ハロゲン化エチレ
ン・α−オレフイン共重合ゴムBは加硫物に対し
て耐油性、耐熱老化性を与える。 ハロゲン化ブチルゴムAとハロゲン化エチレ
ン・α−オレフイン共重合ゴムBとの配合割合は
本発明組成物の用途に応じて任意に選択しうる
が、重量比で通常A/B=95/5ないし20/80で
あり、好ましくは80/20ないし40/60である。ハ
ロゲン化エチレン・α−オレフイン共重合ゴムB
の比率があまりに小さいと、耐油性、耐熱老化性
の改良という当初の目的を達成できず、またあま
りに大きいとハロゲン化ブチルゴムの優れた特徴
である気体不透過性及び防振特性が損なわれると
いう問題を生じる。 本発明の組成物から加硫物を得るに当つては意
図する加硫物の用途、それに基づく性能に応じ
て、ハロゲン化ブチルゴムA及びハロゲン化エチ
レン・α−オレフイン共重合ゴムBの他にゴム用
補強剤、充填剤、軟化剤の種類及び配合量、更に
は加硫剤、加硫促進剤、加硫助剤などの加硫系を
構成する化合物の種類および量、そして加硫物を
製造する工程が適宜選択される。 本発明では、組成物中に占めるAとハロゲン化
エチレン・α−オレフイン共重合ゴムBとの総量
は意図する加硫物の性能、用途に応じて適宜選択
されるが、通常20重量%以上、好ましくは25重量
%以上である。 本発明で使用できる軟化剤は通常ゴムに使用さ
れる軟化剤で十分であるが、例えばプロセスオイ
ル、潤滑油、パラフイン、流動パラフイン、石油
アスフアイト、ワセリンなどの石油系軟化剤、コ
ールタール、コールタールピツチなどのコールタ
ール系軟化剤、ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、
ヤシ油などの脂肪油系軟化剤、トール油;サブ;
蜜ロウ、カルナウバロウ、ラノリンなどのロウ
類;リシノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸
バリウム、ステアリン酸カルシウム、ラウリン酸
亜鉛などの脂肪酸および脂肪酸塩;石油樹脂、ア
タクチツクポリプロピレン、クマロンインデン樹
脂、ポリエステル系樹脂などの合成高分子物質、
あるいはジオクチルアジペート、ジオクチルフタ
レートなどのエステル系可塑剤その他マイクロク
リスタリンワツクス、サブ(フアクチス)などを
挙げることができる。 これらの軟化剤の配合量は加硫物の用途に応じ
て適宜選択できるが、ハロゲン化ブチルゴムAと
ハロゲン化エチレン・α−オレフイン共重合ゴム
Bとの総量100重量部に対し、通常は最大100重量
部好ましくは最大70重量部配合される。 本発明ではSRF,GPF,FEF,HAF,ISAF,
SAF,FT,MTなどのカーボンブラツクおよび
微粉ケイ酸の如きゴム補強剤および軽質炭酸カル
シウム、重質炭酸カルシウム、タルク、クレーな
どの如き充填剤を使用してもよい。 これらのゴム補強剤および充填剤の種類及び量
はその用途に応じて適宜選択されるが、ゴムAと
ハロゲン化エチレン・α−オレフイン共重合ゴム
Bとの総量100重量部に対して通常は最大300重量
部、好ましくは最大200重量部の割合で配合され
る。 本発明の組成物から得られる加硫物は通常の場
合には一般のゴムを加硫するときと同様に、後述
する方法で未加硫の配合ゴムを一度調製し、次い
で該配合ゴムを意図する形状に成形した後、加硫
を行うことにより製造される。 加硫剤としては、金属塩、硫黄、加硫促進剤の
組合せ、金属塩とポリアミンの組合せ、金属塩と
サルフアードナーの組合せ、金属塩とポリメチロ
ール・フエノール樹脂や臭素化ポリメチロール・
フエノール樹脂の組合せ、金属塩、アルキルフエ
ノールジスルフイド、加硫促進剤の組合、金属
塩、トリアジン化合物、pkaが7.5以上の塩基性物
質の組合などを挙げることができる。 金属塩としては、マグネシア、亜鉛華、高級脂
肪酸亜鉛たとえばステアリン酸亜鉛、オレイン酸
亜鉛、鉛丹、リサージなどが使用される。金属塩
の配合量はハロゲン化ブチルゴムAとハロゲン化
エチレン・α−オレフイン共重合ゴムBとの総量
100重量部に対し、通常1〜15重量部使用される。
加硫促進剤としてはN−シクロヘキシル−2−ベ
ンゾチアゾール−スルフエンアミド、N−オキシ
ジエチレン−2−ベンゾチアゾール−スルフエン
アミド、N,N−ジイソプロピル−2−ベンゾチ
アゾールスルフエンアミド、2−メルカプトベン
ゾチアゾール、2−(2,4−ジニトロフエニル)
メルカプトベンゾチアゾール、2−(2,6−ジ
エチル−4−モルノリノチオ)ベンゾチアゾー
ル、ジベンゾチアジル−ジスルフイドなどのチア
ゾール系;ジフエニルグアニジン、トリフエニル
グアニジン、ジオルソトリルグアニジン、オルソ
トリル・パイ・グアナイド、ジフエニルグアニジ
ン・フタレートなどのグアニジン系;アセトアル
デヒド−アニリン反応物、ブチルアルデヒド−ア
ニリン縮合物、ヘキサメチレンテトラミン、アセ
トアルデヒドアンモニアなどのアルデヒドアミン
またはアルデヒド−アンモニア系;2−メルカプ
トイミダゾリンなどのイミダゾリン系:チオカル
バニリド、ジエチルチオユリア、ジブチルチオユ
リア、トリメチルチオユリア、ジオルソトリルチ
オユリアなどのチオユリア系;テトラメチルチウ
ラムモノスルフイド、テトラメチルチウラムジス
ルフイド、テトラエチルチウラムジスルフイド、
テトラブチルチウラムジスルフイド、ペンタメチ
レンチウラムテトラスルフイドなどのチウラム
系;ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチル
チオカルバミン酸亜鉛、ジ−n−ブチルジチオカ
ルバミン酸亜鉛、エチルフエニルジチオカルバミ
ン酸亜鉛、ブチルフエニルジチオカルバミン酸亜
鉛、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジ
メチルチオカルバミン酸セレン、ジエチルジチオ
カルバミン酸テルルなどのジチオ酸塩系;ジブチ
ルキサントゲン酸亜鉛などのザンテート系;など
を挙げることができる。 これらの加硫促進剤の使用量はハロゲン化ブチ
ルゴムA及びハロゲン化エチレン・α−オレフイ
ン共重合ゴムBの総量100重量部に対して通常0.1
〜10重量部用いられる。 更に、ジエチレントリアミン、ヘキサメチレン
テトラミンなどのポリアミン、チオウレア、2,
5−ジメルカプト−1,3,4−チアジアゾール
などのサルフアードナー、Amberol ST−137の
ようなフエノール樹脂、Vultac No.5のような
アルキルフエノールジスルフイド、2,4,6−
トリメリカプト−s−トリアジンのようなトリア
ジン化合物、ジシクロヘキシルアミン、アクチン
グSLのようなpka7.5以上の塩基性物質などが適
宜使用され、これらの使用量はハロゲン化ブチル
ゴムA及びハロゲン化エチレン・α−オレフイン
共重合ゴムBの総量100重量部に対して通常0.1〜
8重量部用いられる。 又、老化防止剤を使用すれば、本発明の組成物
から得られる加硫物の材料寿命を長くすることが
可能であることも通常のゴムにおけると同様であ
る。この場合に使用される老化防止剤としては、
例えばフエニルナフチルアミン、N,N′−ジ−
2−ナフチル−p−フエニレンジアミンなどの芳
香族二級アミン系、ジブチルヒドロキシトルエ
ン、テトラキス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシ)ヒドロシンナメート〕メ
タンなどの立体障害型フエノール系安定剤が使用
される。 このような老化防止の使用量はハロゲン化ブチ
ルゴムA及びハロゲン化エチレン・α−オレフイ
ン共重合ゴムBの総量100重量部に対して通常0.1
ないし5重量部、好ましくは0.5ないし3重量部
の割合に選ぶ。 未加硫の配合ゴムは通常次の方法で調製され
る。すなわちバンバリーミキサーの如きミキサー
類にハロゲン化ブチルゴムA、ハロゲン化エチレ
ン・α−オレフインゴムB、充填剤及び軟化剤を
80℃ないし150℃の温度で3ないし10分間混練し
た後、オープーンロールの如きロール類を使用し
て、加硫剤を追加混合しロール温度40ないし80℃
で5ないし30分間混練した後、分出し、リボン状
又はシート状の配合ゴムを調製する。 このように調製された配合ゴムを押出成形機、
カレンダーロール、又はプレス等により、意図す
る形状に成形し、成形と同時に又は成形物を加硫
槽内に導入し、通常130ないし230℃の温度で通常
1ないし30分間加熱することにより加硫物を得る
ことができる。 この加硫の段階は金型を用いて行なつてもよい
し、又金型を用いずに実施してもよい。 以上のごとくして製造された加硫物はそのもの
自体でも電気絶縁材、自動車工業部品、土木建材
用品として有用である。電気絶縁材としては、プ
ラグキヤツプ、イグニツシヨンキヤツプ、デイス
トリビユーターキヤツプなどの自動車エンジン周
辺のキヤツプ類、コンデンサーキヤツプ、舶用電
線、自動車用イグニツシヨンケーブルなどの電線
の通電部を円筒状に被覆した絶縁層、ケーブルジ
ヨイントカバーなどに具体的に使用される。 自動車工業部品としては、ラジエーターホー
ス、フユーエルホースなどのホース類、またバン
パー、バンパーフイラー、バンパーストリツプ、
バンパーサイドガード、オーバーライダー、サイ
ドプロテクシヨンモールなどの自動車外装部品、
各種ウエザーストリツプ類、ブーツ、ボールジヨ
イントシール、チユーブレスタイヤのインナーラ
イナー、タイヤのインナーチユーブ、タイヤ用白
色サイドウオール、各種防振材などに使用でき
る。 また土木建材用としてはルーフイングシート、
耐熱ベルト、建築用ガスケツト、ハイウエイジヨ
ントシールなどに使用される。 更に、加硫に先立つてゴム配合物中に発泡剤お
よび必要に応じて発泡助剤を配合し、断熱材、ク
ツシヨン材、シーリング材、防音材、電気絶縁材
などに使用し得る発泡加硫物とすることもでき
る。 発泡剤としては、例えば炭酸水素ナトリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸ア
ンモニウム、亜硝酸アンモニウムなどの無機発泡
剤;N,N′−ジメチル−N,N′−ジニトロソテ
レフタルアミド、N,N′−ジニトロソペンタメ
チレンテトラミンなどのニトロソ化合物;アゾジ
カルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、
アゾシクロヘキシルニトリル、アゾジアミノベン
ゼン、アゾジカルボキシレートなどのアゾ化合
物;ベンゼンスルホニルヒドラジド、トルエンス
ルホニルヒドラジド、p,p′−オキシビス(ベン
ゼンスルホニルヒドラジド)、ジフエニルスルホ
ン−3,3′−ジスルホニルヒドラジドなどのスル
ホニルヒドラジド化合物;カルシウムアジド、
4,4′−ジフエニルジスルホニルアジド、p−ト
ルエンスルホニルアジドなどのアジド化合物が挙
げられ、特にニトロソ化合物、アゾ化合物および
アジド化合物が好んで使用される。これらの発泡
剤は、ハロゲン化ブチルゴム100重量部当り通常
約0.3〜30重量部、好ましくは約1〜20重量部の
割合で配合され、一般に見掛比重約0.03〜0.7程
度の発泡体を形成させる。 次に実施例に基づいて本発明を説明する。 参考例 1 エチレン・1−ブテン共重合ゴム〔エチレン/
1−ブテンのモル比92/8,ML1+4(100℃)30〕
50gを2の四塩化炭素に溶解しこれを攪拌機お
よび温度計を備えた容量3のガラス製反応容器
に仕込み、温度を60℃に保ちながら、容器の外側
から20W昼光色蛍光灯を照射しつつ、反応容器内
に塩素ガスを2.0g/分の割合で導入し、70分間
塩素反応を行なつた。その後、窒素ガスを反応容
器に通じ、過剰の塩素ガスを除去した。 この溶液にジ−t−ブチルヒドロキシトルエン
0.3g、商品名サンドスタブP−EPQ(サンズ社
製)0.3g、商品名Marh273(アデカアーガス社
製)0.3gを添加した。 次にこれをエバポレーターで濃縮し、更に常温
の真空乾燥機で十分に脱溶媒を行つた。 このようにして得た塩素化ゴムの性状値を次の
ようにして測定した。 ML1+4(100℃):JIS K6300、島津MSV−
200型ムーニー粘度計 塩素含有量:ボンベ燃焼法 比 重:東洋精機製自動車比重計 測定結果を以下に示す。 ムーニー粘度 80 塩素含有量 30wt% 比 重 1.10g/c.c. 実施例 1〜6 臭素化ブチルゴム〔商品名ポリサーブロモブチ
ルX−2(ポリサー社製)ML1+4(125℃)52臭素
含量1.9wt%〕、塩素化エチレン・1−ブテン共重
合ゴム〔塩素含量30wt%、ML1+4(100℃)80、
比重1.10g/c.c.〕、充填剤を表1、表2の配合割
合とし、4.3のバンバリーミキサー〔OOC型
(神戸製鋼社製)〕を使用して6分間混練した。ダ
ンプアウト直後のゴム温度は130℃であつた。 引きつづき8×20インチのオーブンロールを用
いて、表1の配合割合で加硫剤および加硫促進剤
を追加混合し、ロール温度60℃で5分間混練し、
配合ゴムを得た。 混練されたゴム配合物を160℃で100Kg/cm2の加
圧下に30分間プレス加硫し厚さ2mm及び1mmの加
硫ゴムシート及び1/4inch厚の円柱状ブロツクを
作成した。 得られた2inchの加硫ゴムシート及び円柱状ブ
ロツクは25℃の恒温室に1日放置した後試験に供
した。先ず、JIS K6301に基づき引張強さ、伸
び、永久伸び、反撥弾性を測定するとともに、耐
熱老化性(135℃で70時間放置して加硫物性の保
持率を見る)、圧縮永久歪(圧縮状態にして100℃
で70時間放置し脱圧後変形の回復状態を見る)、
耐油性(100℃のJIS 1号 油中に70時間放置し、
膨潤率を見る)、を測定した。又1mm厚の加硫ゴ
ムシートはASTM D−1434に従い窒素透過率を
測定した。 実施例 7 実施例4において臭素化ブチルゴムのかわりに
塩素化ブチルゴム〔商品名:エツソブチルHTIO
−66(エツソ化学社製)ML1+4(100℃)55、塩素
含量1.2wt%〕を用いた他は実施例4と同様に操
作した。 比較例 1 実施例1においてゴム成分を臭素化ブチルゴム
〔商品名:ポリサーブロモブチルX2〕としたほか
は実施例1と同様に操作した。 比較例 2 実施例1においてゴム成分を塩素化エチレン・
1−ブテン共重合ゴム単独としたほかは実施例1
と同様に操作した。 比較例 3 実施例3において塩素化エチレン・1−ブテン
共重合ゴムのかわりにエチレン・1−ブテン共重
合ゴム〔エチレン/1−ブテン=92/8(モル
比)、ML1+4(100℃)30、比重0.89g/c.c.〕を用
いた他は実施例3と同様に操作した。 参考例 2 参考例1と全く同様に、エチレン・プロピレ
ン・エチリデンノルボルネン共重合ゴム[エチレ
ン/プロピレンのモル比70/30,ML1+4(100℃)
=35、ヨウ素価=10]を塩素化し、塩素化エチレ
ン・プロピレン・エチリデンノルボルネン共重合
ゴムを製造した。 このようにして製造した、塩素化エチレン・プ
ロピレン・エチリデンノルボルネン共重合ゴムの
性状値は以下の通りであつた。 ムーニー粘度 ML1+4(100℃)=75 塩素含有量 31wt% 比重 1.11 比較例 4 実施例4において、参考例1で製造した塩素化
エチレン・1−ブテン共重合ゴムの代わりに、参
考例2で製造した塩素化エチレン・プロピレン・
エチリデンノルボルネン共重合ゴムを用いた以外
は、実施例4と全く同様に行つた。結果は、以下
の通りである。 臭素化ブチルゴム 50 塩素化エチレン・プロピレン・エチリデンノル
ボルネン共重合ゴム 50 引張強さ TB(Kg/cm2) 190 伸び EB(%) 480 永久伸び PS(%) 7 耐油性 ΔV(%) 22 耐熱老化性 AR(TB) 71 圧縮永久歪 CS(%) 53 反撥弾性 R(%) 39 窒素透過率 (c.c.・cm/cm2・sec・cmHg) 0.44×10-10
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハロゲン化ブチルゴムAとハロゲン化エチレ
    ン−α−オレフイン共重合ゴムBとの重量比が
    A/B=95/5ないしA/B=20/80であること
    を特徴とする加硫可能ハロゲン化ブチルゴム組成
    物。 2 ハロゲン化エチレン−α−オレフイン共重合
    ゴムBのハロゲン含量が15〜40重量%であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の加硫可
    能ハロゲン化ブチルゴム組成物。 3 α−オレフインが3〜10個の炭素原子を含有
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項又は
    第2項記載の加硫可能ハロゲン化ブチルゴム組成
    物。
JP12206784A 1984-06-15 1984-06-15 加硫可能ハロゲン化ブチルゴム組成物 Granted JPS612744A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12206784A JPS612744A (ja) 1984-06-15 1984-06-15 加硫可能ハロゲン化ブチルゴム組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12206784A JPS612744A (ja) 1984-06-15 1984-06-15 加硫可能ハロゲン化ブチルゴム組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS612744A JPS612744A (ja) 1986-01-08
JPH0465856B2 true JPH0465856B2 (ja) 1992-10-21

Family

ID=14826813

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