JPH046565Y2 - - Google Patents

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JPH046565Y2
JPH046565Y2 JP1987056440U JP5644087U JPH046565Y2 JP H046565 Y2 JPH046565 Y2 JP H046565Y2 JP 1987056440 U JP1987056440 U JP 1987056440U JP 5644087 U JP5644087 U JP 5644087U JP H046565 Y2 JPH046565 Y2 JP H046565Y2
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JP
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sole
spike
soles
mounting
synthetic resin
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JP1987056440U
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JPS63161507U (ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスパイク取付金具の取付構造を改良し
たスパイク靴に関するものである。
〔従来の技術〕
ゴルフ靴、野球靴等のスパイク靴においては、
靴底にスパイク取付金具を埋設し、このスパイク
取付金具にスパイクを螺着する構成をとつてい
る。
従来のスパイク靴におけるスパクク取付金具の
取付構造を第5図および第6図によつて説明す
る。
Aは靴底で、ここでは靴底本体1のかかと部に
ヒール2が固着された構成のものを示している。
Bは甲皮である。
靴底本体1およびヒール2は、ともに、最下層
の下底(所謂本底)11、21と、中間底(所謂
芯底)12,22と、最上層の上底(所謂中底)
13,23とが積層され、接着、縫着等にて一体
化されてなつている。
3……はスパイク、4……はスパイク取付金具
で、このスパイク取付金具4は、スパイク3が螺
着される筒部(雌ねじ筒部)41と鍔部42とか
ら成り、鍔部42が下底11,21の上面に係止
し、筒部41が下底11,21を貫通して下底下
面に開口する状態で下底11,21に仮装着さ
れ、この状態で中間底12,22および上底1
3,23が積層固着されることにより、鍔部42
が中間底12,22と下底11,21との間に挟
み込まれて本固定される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、このように鍔部42を下底11,2
1と中間底12,22との間に挟み込んだだけの
状態でスパイク取付金具4を取付けているため、
金具固定力が弱く、使用中、同金具4にガタツキ
が生じ易い。とくに、スパイク3の突上げ力によ
り鍔部42が中間底12,22の下面に押しつけ
られた状態でのガタツキが起こり易いため、中間
底12,22が鍔部42のエツジに切られて破れ
てしまという問題が生じていた。
そこで本考案は、スパイク取付金具を下底およ
び中間底と一体状態で強固に固定でき、同金具に
よる中間底の損傷や、層内剥離のおそれのないス
パイク靴を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、筒部と鍔部とからなるスパイク取付
金具が、複数個一組として、合成樹脂製の金具担
持体中に、筒部のみが外部に突出する状態で所定
間隔置きにインサートされてスパイク取付体が構
成され、このスパイク取付体が、靴底における最
下層の下底に、上記筒部が下底を貫通して下底下
面に開口する状態で取付けられ、一方、この下底
上に積層される中間底には、上記下底におけるス
パイク取付体が取付けられた部分に対応する部分
にくり抜き部が設けられ、このくり抜き部に合成
樹脂材が充填されることにより、上記スパイク取
付体が靴底に装着されてなるものである。
〔作用〕
このように、スパイク取付金具を合成樹脂製の
金具担持体中にインサートした状態で樹脂モール
ドすることにより、同金具を下底および中間底に
確実に一体化することができる。
しかも、スパイク取付金具を、複数個一組とし
て金具担持体中にインサートするため、金具単独
での働きが止められ、またスパイクからの突上げ
力に対する反発弾性が高くなることにより、金具
固定状態が一層強固なものとなる。
また、スパイク取付金具を一個ずつ別個に担持
体中にインサートする場合と比較して、樹脂モー
ルド時の成形性が良いものとなる。
(実施例) 本考案の実施例を第1図乃至第4図に示してい
る。
Cは靴底、5は靴底本体、6はヒールである。
靴底本体5およびヒール6は、従来同様、下底5
1,61と、中間底52,62と、上底53,6
3とによつて構成される。
この靴底本体5の爪先部およびヒール6には、
それぞれスパイク取付金具(以下、単に取付金具
という)7……が設けられる。
この取付金具7……は、基本的には従来同様、
スパイク3が螺着される筒部(雌ねじ筒部)71
と鍔部72とから成り、筒部71が下底51,6
1を貫通して下底下面に開口し、鍔部72が下底
上面に係止する状態で、下底51,61に仮装着
される。
この場合、取付金具7……は、複数個一組とし
て合成樹脂からなる帯状の金具担持体7a中に、
筒部71のみが外部に突出する状態で所定間隔置
きにインサートされ、これによりスパイク取付体
Aが構成されている。
具体的にいうと、靴底本体5側については、す
べて(図では7個)の取付金具7……がスパイク
取付位置に対応する配置でほぼ馬締形の金具担持
体7aにインサート成形されてスパイク取付体A
が構成されている。
一方、ヒール2側については、取付金具7……
が、二組(図では2個ずつ二組)に分けられて金
具担持体7a,7aにインサートされてスパイク
取付体A,Aが構成されている。
従つて、各取付金具7は、鍔部72が金具担持
体7aを介して下底上面に係止する状態で下底5
1,61に仮装着される。
なお、靴底本体5側において、取付金具7……
を複数のグループに分けて複数の金具担持体中に
インサートしてもよい。
なお、各取付金具7の鍔部72には複数の貫通
孔72aが設けられ、この貫通孔72a内に金具
担持体7aの合成樹脂材料か入り込んで取付金具
7との一体状態が強化される。
一方、中間底52,62には、下底51におけ
るスパイク取付体A……の配置部分に対応する部
分にくり抜き部52a,62aが設けられてい
る。
従つて、下底51,61の上面に中間底52,
62を積層した状態で、各スパイク取付体A……
が上記くり抜き部52a,62a内に位置するこ
ととなる。
下底51,61と中間底52,62とは、この
状態で接着等にて結合され、この両底結合状態で
くり抜き部52a,62aに熱硬化性合成樹脂材
8が充填され、加熱硬化されて第4図の状態とな
る。
こうして、各取付金具7の鍔部72がくり抜き
部52a,62a内において、金具担持体7aを
介して合成樹脂材8によつて樹脂モールドされ、
これにより、各取付金具7が下底51,61およ
び中間底52,62と一体化される。
この構成によると、樹脂モールドによつて取付
金具7を下底51,61および中間底52,62
に固定するため、第5,6図に示すように、金具
鍔部42を下底11,21と中間底12,22と
の間に挟み込んだだけの従来構造と比較して、金
具鍔部72の固定力が格段に高くなる。
しかも、取付金具7……を直接樹脂モールドす
るのではなく、樹脂製の金具担持体7aで包んだ
状態で樹脂モールドしているため、この金具担持
体7aとモールド合成樹脂材8との融着性が高い
ことにより、同金具7の鍔部72とモールド樹脂
材8との融着性が悪くて両者が分離する所謂層内
剥離が生じるおそれがない。
また、各取付金具7……が複数個一組として担
持体7aによつて予め連結されているため、各取
付金具7……を別個に担持体で包んで場合と比較
して、 各取付金具単独での働きが完全に封じ込めら
れる。
スパイクからの突上げ力に対する反発弾性が
高くなる。
この後、上底53,63が積層され、この上底
53,63と中間底52,62とが接着等にて結
合され、あるいは全底一括して縫着等にて結合さ
れることにより、靴底本体5およびヒール6が構
成される。そして、ヒール6が靴底本体5のかか
と部に固着されて靴底Cが構成される。
ところで、ヒール6をもたないスパイク靴の場
合は、上記実施例における靴底本体5のかかと部
において上記ヒール6の場合と同様の構成をとれ
ばよい。
〔考案の効果〕
上記のように本考案によるときは、スパイク取
付金具を複数個一組とて合成樹脂製の金具担持体
中にインサートしてスパイク取付体を構成し、こ
のスパイク取付体を下底に取付け、かつ、中間底
を積層した状態で、中間底のくり抜き部に合成樹
脂材を充填することにより、各スパイク取付体
(スパイク取付金具の鍔部)を樹脂モールドして
各取付金具を靴底に固定する構成としたから、つ
ぎのような効果を得ることができる。
() 基本的に、スパイク取付金具の鍔部を下
底と中間底との間に挟み込んだだけの従来構造
と比較して、金具固定力を格段に高めることが
できる。
() 金具担持体とモールド合成樹脂材との融
着性が高いことにより、両者間に層内剥離が生
じるおそれがない。
() 各取付金具を複数個一組として担持体中
にインサートしているため、各取付金具を別個
に担持体で包んだ場合と比較して、各取付金具
単独での動きが止められ、またスパイクからの
突上げ力に対する反発弾性が高くなる。
以上により、取付金具が靴底に非常に強固に固
定され、使用中に取付金具にガタツキが生じるお
それがなくなる。
また、スパイク取付金具を複数個一組として所
定の配置で担持体中にインサートしてスパイク取
付体を構成しているため、金具1個ずつについて
スパイク取付体を構成した場合と比較して、樹脂
モールド時の成形性が良く、量産性が高められ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す靴底の分解裏面
斜視図、第2図は同実施例におけるスパイク取付
金具の拡大斜視図、第3図は同金具固定前の状態
の斜視図、第4図は同固定状態の部分拡大断面
図、第5図は従来例を示す裏面斜視図、第6図は
同部分拡大断面図である。 C……靴底、5……靴底本体、6……ヒール、
51,61……下底、52,62……中間底、5
2a,62a……くり抜き部、53,63……上
底、A……スパイク取付体、7……スパイク取付
金具、71……同金具の筒部、72……同鍔部、
7a……金具担持体、8……モールド合成樹脂
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒部と鍔部とからなるスパイク取付金具が、複
    数個一組として、合成樹脂製の金具担持体中に、
    筒部のみが外部に突出する状態で所定間隔置きに
    インサートされてスパイク取付体が構成され、こ
    のスパイク取付体が、靴底における最下層の下底
    に、上記筒部が下底を貫通して下底下面に開口す
    る状態で取付けられ、一方、この下底上に積層さ
    れる中間底には、上記下底におけるスパイク取付
    体が取付けられた部分に対応する部分にくり抜き
    部が設けられ、このくり抜き部に合成樹脂材が充
    填されることにより、上記スパイク取付体が靴底
    に装着されてなることを特徴とするスパイク靴。
JP1987056440U 1987-04-13 1987-04-13 Expired JPH046565Y2 (ja)

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JP1987056440U JPH046565Y2 (ja) 1987-04-13 1987-04-13

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JPH046565Y2 true JPH046565Y2 (ja) 1992-02-24

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS598569U (ja) * 1982-07-09 1984-01-20 タキロン株式会社 蔓性植物の露地栽培用マルチフイルム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54149445U (ja) * 1978-04-06 1979-10-17

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JPS598569U (ja) * 1982-07-09 1984-01-20 タキロン株式会社 蔓性植物の露地栽培用マルチフイルム

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JPS63161507U (ja) 1988-10-21

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